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発明の名称 圧縮オーディオ再生制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−141378(P2007−141378A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2005−334669(P2005−334669)
出願日 平成17年11月18日(2005.11.18)
代理人 【識別番号】100115107
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 猛
発明者 花嶋 正人
要約 課題
VBR方式の圧縮オーディオファイルの再生時に、正しい早送り/逆戻し時間表示と、ユーザからの時間指定に対する正確なタイムサーチを可能にする。

解決手段
MP3、WMA、AACなどのVBR方式の圧縮オーディオファイルの生成時に、圧縮レートの時間変化を記述したVBR圧縮レートテーブルをファイル終端にファイルCATさせる。圧縮オーディオファイルの再生時には、前記VBR圧縮レートテーブルを用いて目標位置へのシーク時間を算出する。圧縮レートが変化するそれぞれの時間間隔での圧縮ビットレート情報を求めることができるため、正しい早送り/逆戻し時間表示および正確な時間指定によるタイムサーチを行うことができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
VBR方式の圧縮オーディオファイルの生成時に付加される圧縮レートの時間変化を記述したVBR圧縮レートテーブルを前記圧縮オーディオファイルの再生時に参照して目標位置へのシーク時間を算出し、早送り/逆戻し時間表示および時間指定によるタイムサーチを行う圧縮オーディオ再生制御方法。
【請求項2】
前記VBR圧縮レートテーブルを、前記圧縮オーディオファイルのエンド・オブ・ファイルにファイルCATさせる請求項1記載の圧縮オーディオ再生制御方法。
【請求項3】
前記VBR圧縮レートテーブルのヘッダー部に前記圧縮オーディオファイルのファイル情報を記載する請求項1記載の圧縮オーディオ再生制御方法。
【請求項4】
VBR方式の圧縮オーディオファイルの生成時に付加される圧縮レートの時間変化を記述したVBR圧縮レートテーブルを前記圧縮オーディオファイルの再生時に参照して目標位置へのシーク時間を算出する手段、早送り/逆戻し時間表示および時間指定によるタイムサーチを行う手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、VBR方式の圧縮オーディオファイルの再生時に、正しい早送り/逆戻し時間表示および正確なタイムサーチを可能にする圧縮オーディオ再生制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
圧縮方式は異なるが、MP3、WMA、AACなどはCDオーディオなどのPCMデータ(44.1kHz、16ビット、2ch)を圧縮エンコードした圧縮オーディオファイルである。圧縮オーディオファイルを生成する際の圧縮レートについては、固定レートで圧縮するCBR(Constant Bit Rate)方式と可変レートで圧縮するVBR(Variable Bit Rate)方式がある。
【0003】
図2、図3はそれぞれの方式による時間当たりの圧縮レート変化を示すグラフである。図2ではCBR方式で128kbpsの固定レートで、図3ではVBR方式で96〜192kbpsの可変レートで、それぞれ5分間の曲が圧縮エンコードされている。CBR方式の圧縮オーディオファイルでは固定圧縮レートがファイルフォーマット内のヘッダー情報に記述されており、再生機で再生する際にはヘッダー情報を取得し、再生時の早送り/逆戻しの時間表示やユーザからの時間指定によるタイムサーチ時の再生位置を求めることができる。
【0004】
しかし、圧縮オーディオファイルではファイルサイズと音質とのトレードオフによりVBR方式が用いられることも多い。VBR方式の圧縮オーディオファイルでは、ヘッダー情報だけでは、再生時に早送り/逆戻しの時間表示が大きくずれたり、ユーザからの時間指定による正確なタイムサーチができなかったりする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、MP3、WMA、AACなどの圧縮オーディオファイルにおいて、圧縮方式がCBR方式の場合は、ファイルのセクター情報とファイル内部ヘッダーの圧縮ビットレート情報により、再生時の早送り/逆戻し時の時間表示、およびユーザからの時間指定によるタイムサーチ時の再生位置を求めることができる。しかしながら、圧縮方式がVBR方式の場合は、圧縮ビットレートがセクター毎に異なるため、再生時に早送り/逆戻し時の時間表示が大きくずれたり、あるいはユーザからの時間指定によるタイムサーチが正確にできないという問題がある。
【0006】
本発明はVBR方式の圧縮オーディオファイルの再生時に、正しい早送り/逆戻し時間表示と、ユーザからの時間指定に対する正確なタイムサーチを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、VBR方式の圧縮オーディオファイルの生成時に付加される圧縮レートの時間変化を記述したVBR圧縮レートテーブルを前記圧縮オーディオファイルの再生時に参照して目標位置へのシーク時間を算出し、早送り/逆戻し時間表示および時間指定によるタイムサーチを行う。この構成によれば、VBR圧縮レートテーブルを参照することにより、圧縮レートが異なるそれぞれの時間間隔での圧縮ビットレート情報を求めることができるため、正確に目標位置へのシーク時間を算出することができ、正しい早送り/逆戻し時間表示および時間指定による正確なタイムサーチを行うことが可能になる。
【0008】
さらに、前記VBR圧縮レートテーブルを圧縮オーディオファイルのエンド・オブ・ファイルにファイルCATさせるものである。これにより、フォルダ内の同じ名前のファイル検索などの処理が不要となり、ファイル管理が容易となる。
【0009】
さらに、前記VBR圧縮レートテーブルのヘッダー部に圧縮オーディオファイルのファイル情報を記載するものである。これにより、圧縮オーディオファイルとVBR圧縮レートテーブルとの整合性を認識することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、MP3、WMA、AACなどのVBR方式の圧縮オーディオファイルを生成する際に、圧縮レートの時間変化を記述したVBR圧縮レートテーブルを作成し、再生時にこれを用いて目標位置へのシーク時間を算出することにより、正しい早送り/逆戻し時間表示および正確な時間指定によるタイムサーチを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は本発明の圧縮オーディオ再生制御方法に係るVBR圧縮レートテーブルの構成例を示す図であり、具体的に図3に示したVBR方式の圧縮レート変化グラフをテーブル化したものである。図1において、1はVBR圧縮レートテーブル、2はこのVBR圧縮レートテーブルをCATした圧縮オーディオファイルの情報を記述するヘッダー情報部、3は各時間間隔での圧縮レートを記述する圧縮レートテーブル部である。
【0012】
次に、このVBR圧縮レートテーブルを使用した圧縮オーディオ再生制御方法を、早送り/逆戻し時の時間表示およびユーザ時間指定によるタイムサーチの場合について説明する。非圧縮のCDオーディオであれば、例えば、順方向の早送り再生にて、倍率n=4/8/16の場合、n倍の秒単位(4秒/8秒/16秒単位)で目標アドレス付近へシークを行い、シークに成功したその場所より約0.5秒間のPCMデータを再生させる。このシークと再生動作を繰り返すことで、指定倍速での早送り/逆戻し動作およびn倍相当の時間表示を実現している。
【0013】
圧縮オーディオで圧縮方式がCBR方式の場合は、CDオーディオ規格の1秒:75フレームに対して、圧縮ビットレート情報を128Kbpsとすると、(44.1kHz×16ビット×2ch)/128kbpsで約11倍の圧縮比率となり、目標アドレス付近へシークさせるには、75フレーム/11倍にて1秒:6.8フレームと換算して、シークを実現させる。
【0014】
圧縮オーディオで圧縮方式がVBR方式の場合は、目標アドレス付近のシークが成功する度に、VBR圧縮レートテーブルを用いて時間間隔での圧縮ビットレート情報を求める。例えば96kbpsであれば、1秒:5.1フレームとなり、192kbpsであれば、1秒:10.2フレームと再計算して、シーク動作を継続させる。この可変圧縮レートに応じたシークと再生動作を繰り返すことで、指定倍速での早送り/逆戻し動作およびn倍相当の時間表示を実現する。
【0015】
次に、圧縮オーディオのタイムサーチにて、圧縮方式がCBR方式の場合は、例えばユーザが指定した時間が1分30秒であれば、90秒×75フレームとなり、圧縮ビットレート情報を128kbpsとすると、90秒×6.8フレームと換算して目標アドレス付近へシークさせることができる。
【0016】
これに対して、圧縮方式がVBR方式の場合は、VBR圧縮レートテーブルの時間間隔から、例えば指定時間の1分30秒は、1分まで192kbps、1分20秒まで128kbps、2分まで96kbpsの圧縮ビットレート構成となることから、(60秒×10.2フレーム)+(20秒×6.8フレーム)+(10秒×5.1フレーム)として、目標アドレス付近へ正確にシークさせることができる。
【0017】
VBR圧縮レートテーブルは、図4に示すように、圧縮オーディオファイルのファイル終端EOF(エンド オブ ファイル)の直後にファイルCATされる。これにより、一般的にあるフォルダ内の同じ名前のファイル検索(拡張子は異なる)などの処理が不要となり、ファイル管理が容易となっている。
【0018】
また、図5に示すように、圧縮オーディオファイルとVBR圧縮レートテーブルとのデータ一致確認を目的に、圧縮オーディオファイルとVBR圧縮レートテーブルとの整合性確認用の代表的な項目として、ファイル名、チェックサムの情報を付加する。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明の圧縮オーディオ再生制御方法は、MP3、WMA、AACなどのVBR方式の圧縮オーディオファイルを生成する際に、圧縮レートの時間変化を記述したVBR圧縮レートテーブルを作成し、再生時にこれを用いて目標位置へのシーク時間を算出することにより、正しい早送り/逆戻し時間表示および正確な時間指定によるタイムサーチを行うことができるという効果を有し、VBR方式の圧縮オーディオファイルの再生時に、正しい早送り/逆戻し時間表示および正確なタイムサーチを可能にする圧縮オーディオ再生制御方法等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の圧縮オーディオ再生制御方法に係るVBR圧縮レートテーブルの構成例を示す図。
【図2】CBR方式の時間当たりの圧縮レート変化を示すグラフ。
【図3】VBR方式の時間当たりの圧縮レート変化を示すグラフ。
【図4】圧縮オーディオファイルにファイルCATされたVBR圧縮レートテーブルを示す図。
【図5】圧縮オーディオファイルとVBR圧縮レートテーブルの整合性確認を示す図。
【符号の説明】
【0021】
1 VBR圧縮レートテーブル
2 ヘッダー情報部
3 圧縮レートテーブル部




 

 


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