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発明の名称 静止画水平補正装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−134764(P2007−134764A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−323212(P2005−323212)
出願日 平成17年11月8日(2005.11.8)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 小山田 雅之
要約 課題
従来の水平補正方法では、表示領域以上のメモリを用いるため、撮像素子の性能を十分に発揮できなかった。

解決手段
撮影時に水平または垂直のいずれかの基準に対しての角度誤差を水平検出装置9で検出する。撮影されたメモリ2上の画像データに対して、水平補正機能10により、角度誤差に基づく補正対象範囲を設定し、補正対象範囲の画像データから角度誤差を補正した画像データを生成する。そして、リサイズ機能11により、中心部に対して周辺部の変換係数を大として、水平補正した画像データをリサイズし、元の画像サイズにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
撮影時に水平または垂直のいずれかの基準に対しての角度誤差を検出し、
撮影された画像データに対して、前記角度誤差に基づく補正対象範囲を設定し、
前記補正対象範囲の画像データから前記角度誤差を補正した画像データを生成し、
中心部に対して周辺部の変換係数を大として、前記補正した画像データをリサイズする静止画水平補正装置。
【請求項2】
前記補正対象範囲は、前記角度誤差が所定値以下の場合に設定される請求項1記載の静止画水平補正装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影された静止画の傾きを補正する静止画水平補正装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラの普及が目覚しい。デジタルスチルカメラは、撮影した静止画をデジタルデータとして取り扱うので処理・加工を行いやすい。この特性を活かした手ぶれ補正、ノイズ除去などが施される場合がある。そのような処理の一つに、傾いて撮影された画像を補正する方法が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1では、静止画データをメモリに格納し、傾き角度に応じた読み出し制御を行うことで、水平補正を行なう。
【特許文献1】特開平6−178190号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の方法では、撮影する画素数に対して、メモリから読み出す画素数が少なくなり、近年の多画素化のニーズに対応できない。また、出力画像領域を大きくすればするほど補正できる範囲が減少してしまう。
【0005】
本発明は、傾きの補正範囲と出力画像の画質とのバランスを適切に設定可能な静止画水平補正装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明の静止画水平補正装置は、撮影時に水平または垂直のいずれかの基準に対しての角度誤差を検出し、撮影された画像データに対して、前記角度誤差に基づく補正対象範囲を設定し、前記補正対象範囲の画像データから前記角度誤差を補正した画像データを生成し、中心部に対して周辺部の変換係数を大として、前記補正した画像データをリサイズする。
【0007】
ここで、前記補正対象範囲は、前記角度誤差が所定値以下の場合に設定されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、水平補正対象となる補正対象範囲を設定して、水平補正が必要な場合のみ水平補正し、この際、中心部に対して周辺部の変換係数を大として消失したデータを補完するため、中心部の画質を損なわずに傾き補正を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の静止画水平補正装置について、図面を用いて説明する。本発明の静止画水平補正装置は、静止画を水平補正するという目的を、制限角度範囲付き水平補正機能とリサイズ機能を組み合わせて、表示領域と同等のメモリで実現した。
【0010】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による静止画水平補正装置を備えた静止画撮影装置の構成を示すブロック図である。
【0011】
同図において、100が水平補正装置の主要部分であり、ここでは、CPU7と演算制御手段8とにより、水平補正機能10、リサイズ機能11、JPEG圧縮機能12をソフトウェアとして実行処理する。
【0012】
まず、被写体像はレンズ13を介し撮像素子1で受け、撮像素子1から静止画データとして出力する。入力制御手段2に入力された静止画データは、メモリ制御手段4でメモリ2へ静止画データを取り込む。
【0013】
水平検出装置9は、静止画データ取得時の水平方向の角度のずれを検出する。この際に、静止画撮像装置において横長の画像を撮影する場合(横向き撮影)は、0度からのズレを検出し、縦長の画像を撮影する場合(縦向き撮影)は、90度または−90度からのズレを検出する。
【0014】
演算制御手段8で検出した水平方向の角度のズレ(角度誤差)が補正対象範囲内に収まっているか否かを判断する。これは、角度誤差が大きくなればなるほど、元の画像から切り出す領域が狭まり、その結果、画質が劣化する。これを避けるために、補正可能な範囲(角度範囲)を設定しておく。この角度誤差が補正対象範囲内の場合に水平補正機能10を用いて、メモリ2に取り込んだ静止画データに対して、静止画データのスキャン方向を水平方向の角度のずれに連動して水平補正を行い、メモリ2へ書き戻す。これにより、メモリ2には、水平補正された静止画データが記憶される。この時、水平補正された静止画データは、角度誤差が0以外では、元の静止画データより画素数が減少する。
【0015】
続いて、水平補正を行ったメモリ2上の静止画データに対してリサイズ機能11を用いて、元の静止画データの画素数と同じになるように、補間処理を伴うリサイズ処理を行なう。ここで行なわれるリサイズ処理は、静止画データの中心部分のデータと中心から離れたデータ(周辺部分のデータ)とで、変換係数に比重を持たせてリサイズ処理を行なう。具体的には、中心部分はほぼ1対1の変換処理を行ない、周辺部に行くに従い徐々に変化させて、元の静止画データと同じ画素数(データサイズ)となるように変換する。このリサイズ処理後の静止画データをメモリ2へ格納する。
【0016】
水平補正処理、リサイズ処理を行った静止画データに対して、JPEG圧縮機能12を用いて、JPEG形式に圧縮を行い、出力制御手段5により記録メディア6に水平補正処理、リサイズ処理、JPEG圧縮処理を行ったJPEGデータを記録する。
【0017】
図2は、本実施の形態での静止画データの処理イメージを示した模式図である。図2(a)で角度誤差に基づき補正対象範囲を求める様子を示し、図2(b)が水平補正後の静止画データの様子を示す、図2(c)がリサイズ処理の様子を示す。図2(a)において、入力制御手段3によりメモリ2に書込まれた静止画データ21から角度誤差θに基づき補正対象範囲22を求める。この補正対象範囲22のデータの再配置処理や補間処理により水平補正後の静止画データ23を得る。図2(c)において、元の静止画データ同じサイズになるようにリサイズ処理が行なわれる。
【0018】
図3は、リサイズ処理における変換特性を示す概念図である。同図において、x軸が中心部から周辺部への変位を示し、y軸が変換後の変位を示す。つまり、元の周辺部の位置1.0が変換後1.2となり、1.2倍に拡大され場合を示している。つまり画素数が1.2倍になる場合を示している。但し、1.2倍は一例であり、水平補正後の静止画データのサイズに基づき、横方向、縦方向それぞれにリサイズの倍数を求める必要がある。本実施の形態では、図3に示すとおり、中心部分では、1:1の変換に近い特性を有するが、周辺部分に行くに従い変換率が上がる非線形な特性を有する。この特性により、中心部分では略1:1の変換なのでリサイズ処理によるボケなどの画質劣化が防止できる。また、周辺部分にかけて徐々に変換係数を上げるので、画像の歪も認知しにくい。
【0019】
以上のように本実施の形態によれば、検出された角度誤差θに基づき補正対象範囲を設定して水平補正処理を施し、次に、中心部に対して周辺部の変換係数を大としたリサイズ処理を行なうため、中心部の画質を損なわずに傾き補正を行なうことができる。
【0020】
なお、本実施の形態における水平検出装置9は、静止画撮影装置の状態を検出するものとしたが、撮影された静止画データの特徴を抽出し、そこから角度誤差を検出するものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明にかかる静止画水平補正装置は、撮影された画像の中心部の画質劣化を抑えながら水平方向のズレを補正可能になるので、静止画を記録する機器、あるいは静止画を補正する機器等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態による静止画水平補正装置の構成を示すブロック図
【図2】同静止画水平補正装置の水平補正処理およびリサイズ処理の動作を示す概念図
【図3】同静止画水平補正装置のリサイズ処理の変換特性を示す概念図
【符号の説明】
【0023】
1 撮像素子
2 メモリ
3 入力制御手段
4 メモリ制御手段
5 出力制御手段
6 記録メディア
7 CPU
8 演算制御手段
9 水平検出装置
10 水平補正機能
11 リサイズ機能
12 JPEG圧縮機能




 

 


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