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データサーバシステム - 松下電器産業株式会社
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発明の名称 データサーバシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−11505(P2007−11505A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−188817(P2005−188817)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100098291
【弁理士】
【氏名又は名称】小笠原 史朗
発明者 田川 潤一
要約 課題
データサーバ装置から記録媒体への楽曲データの転送作業が利用者にとって簡易なものとなる音楽データ転送システムを提供する。

解決手段
記録媒体11には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されている。音楽データ格納部112は、複数の楽曲について音楽データを格納する。関連付け情報格納部115は、記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体11への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を格納する。読取部13は、装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る。指示決定部116は、読み取られたIDに関連付けられた指示情報を関連付け情報を参照して決定する。転送部117は、決定された指示情報により示される指示に従って音楽データを記録媒体11へ転送する。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体を装着可能な装着部を有するデータサーバシステムであって、
前記記録媒体には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されており、
複数の楽曲について音楽データを格納する音楽データ格納手段と、
記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を格納する関連付け情報格納手段と、
前記装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る読取手段と、
前記読み取られたIDに関連付けられた指示情報を前記関連付け情報を参照して決定する指示決定手段と、
前記決定された指示情報により示される指示に従って前記音楽データを前記記録媒体へ転送する転送手段とを備える、データサーバシステム。
【請求項2】
前記関連付け情報格納手段は、記録媒体に付与されたIDと当該記録媒体の利用者を示す利用者情報とを関連付ける第1テーブル、および、利用者情報と当該利用者情報により示される利用者の記録媒体への音楽データの転送に関する指示情報とを関連付けた第2テーブルを関連付け情報として格納し、
前記指示決定手段は、前記読み取られたIDに関連付けられた利用者情報を前記第1テーブルを参照して決定するとともに、決定された利用者情報に関連付けられた指示情報を前記第2テーブルを参照して決定する、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項3】
前記指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲に関する指示を示す、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項4】
前記音楽データ格納手段に音楽データが格納されている楽曲が有する属性を示す属性情報を格納する属性格納部をさらに備え、
前記指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲が有する属性を示し、
前記転送手段は、
前記決定された指示情報により示される属性と、前記属性格納部に格納されている前記属性情報により示される属性とに基づいて、前記音楽データ格納手段に音楽データが格納されている楽曲の中から転送すべき楽曲を選出する選曲手段と、
前記選出された楽曲の音楽データを前記記録媒体へ転送する転送実行手段とを含む、請求項3に記載のデータサーバシステム。
【請求項5】
前記属性情報により示される属性は、楽曲に対する聴者の印象を数値化した印象値であり、
前記指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲の印象値を示し、
前記選曲手段は、前記決定された指示情報により示される印象値と一致または類似する印象値を有する楽曲を選出する、請求項4に記載のデータサーバシステム。
【請求項6】
前記属性情報により示される属性は、楽曲のジャンルであり、
前記指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲のジャンルを示し、
前記選曲手段は、前記決定された指示情報により示されるジャンルの楽曲を選出する、請求項4に記載のデータサーバシステム。
【請求項7】
前記指示は、記録媒体へ音楽データを書き込む方法を指定する指示である、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項8】
前記指示は、記録媒体へ音楽データを転送するデータ量を指定する指示である、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項9】
前記転送手段によって行われた転送の履歴を示す履歴情報を前記記録媒体毎に保存する履歴保存手段をさらに備え、
前記転送手段は、前記履歴情報に基づいて音楽データを前記記録媒体へ転送する、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項10】
前記履歴保存手段は、記録媒体へ音楽データが前回転送された楽曲を示す情報を前記履歴情報として保存し、
前記転送手段は、前記履歴情報により示される楽曲を除いて音楽データを記録媒体へ転送する、請求項9に記載のデータサーバシステム。
【請求項11】
前記読取手段は、楽曲の音楽データと当該音楽データの前記音楽再生装置における再生状況を示す再生情報とが記録媒体に記録されている場合、当該再生情報を当該記録媒体から読み取り、
前記転送手段は、前記読み取られた再生情報に基づいて音楽データを前記記録媒体へ転送する、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項12】
前記記録媒体は、前記音楽再生装置がその内部に備える記憶媒体であり、
前記IDは、前記音楽再生装置に付与されたIDである、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項13】
前記テーブルはユーザによって作成および修正が可能である、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項14】
前記データサーバシステムは、端末装置と、当該端末装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたIDを前記サーバ装置へ送信する端末側送信手段と、
前記サーバ装置から送信されてくる音楽データを前記記録媒体へ書き込む書込手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記音楽データ格納手段と、
前記関連付け情報格納手段と、
前記指示決定手段と、
前記転送手段と、
前記転送手段によって転送される音楽データを前記端末装置へ送信するサーバ側送信手段とを備え、
前記転送手段は、前記音楽データを前記サーバ側送信手段および前記書込手段を介して前記記録媒体へ転送する、請求項1に記載のデータサーバシステム。
【請求項15】
記録媒体を装着可能な装着部を有するデータサーバ装置において用いられる回路であって、
前記記録媒体には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されており、
前記データサーバ装置には、複数の楽曲について音楽データが格納されており、
記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を格納する関連付け情報格納手段と、
前記装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る読取手段と、
前記読み取られたIDに関連付けられた指示情報を前記関連付け情報を参照して決定する指示決定手段と、
前記決定された指示情報により示される指示に従って前記音楽データを前記記録媒体へ転送する転送手段とを備える、音楽データ転送用回路。
【請求項16】
記録媒体と、当該記録媒体を装着可能な装着部を有するデータサーバシステムとを含む音楽データ転送システムであって、
前記記録媒体には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されており、
前記データサーバシステムは、
複数の楽曲について音楽データを格納する音楽データ格納手段と、
記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を格納する関連付け情報格納手段と、
前記装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る読取手段と、
前記読み取られたIDに関連付けられた指示情報を前記関連付け情報を参照して決定する指示決定手段と、
前記決定された指示情報により示される指示に従って前記音楽データを前記記録媒体へ転送する転送手段とを備える、音楽データ転送システム。
【請求項17】
記録媒体を装着可能な装着部を有するデータサーバシステムにおいて用いられる方法であって、
前記記録媒体には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されており、
複数の楽曲についての音楽データ、および、記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を前記データサーバシステムに予め格納しておき、
前記装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る読取ステップと、
前記読み取られたIDに関連付けられた指示情報を前記関連付け情報を参照して決定する指示決定ステップと、
前記決定された指示情報により示される指示に従って前記音楽データを前記記録媒体へ転送する転送ステップとを備える、音楽データ転送方法。
【請求項18】
記録媒体を装着可能な装着部を有するデータサーバ装置のコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、
前記記録媒体には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されており、
前記データサーバ装置は、複数の楽曲についての音楽データ、および、記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を格納しており、
前記プログラムは、
前記装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る読取ステップと、
前記読み取られたIDに関連付けられた指示情報を前記関連付け情報を参照して決定する指示決定ステップと、
前記決定された指示情報により示される指示に従って前記音楽データを前記記録媒体へ転送する転送ステップとを前記コンピュータに実行させる、音楽データ転送プログラム。
【請求項19】
請求項18に記載の音楽データ転送プログラムを記録した、前記記録媒体とは異なるコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の音楽データを記録したデータサーバシステムと携帯型の音楽再生装置等に装着可能な記録媒体との間で、音楽データを転送するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型の音楽再生装置で音楽を再生する際には、パーソナルコンピュータ等のデータサーバ装置から音楽再生装置へ音楽データを取得する方法が一般的である。具体的には、楽曲の音楽データ(楽曲データ)をデータサーバ装置に複数蓄えておき、データサーバ装置から半導体メモリカード等の記録媒体へ楽曲データを転送し、その記録媒体を音楽再生装置に装着して楽曲を再生するのである。
【0003】
従来、データサーバ装置から記録媒体への楽曲データの転送操作は、データサーバ装置に記録されている楽曲の中から利用者が所望の楽曲を個別に選択することによって行われていた。つまり、記録媒体へ転送される楽曲データは、利用者が適宜選択することによって決定されていた。
【0004】
また、特許文献1に記載の音楽コンテンツ転送システムでは、記録媒体へ転送される楽曲を、いわゆるお気に入りリストを用いて決定している。すなわち、楽曲を指定するお気に入りリストをデータサーバ装置で作成しておき、利用者がお気に入りリストを選択すると、データサーバ装置は、選択されたお気に入りリストにおいて指定される楽曲のデータを半導体メモリカードへ転送する。これによって、利用者は、楽曲データを転送する際にお気に入りリストを選択することによって好みの楽曲データを記録媒体へ転送することができる。
【特許文献1】特開2003−29795号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来における楽曲データの転送方法では、データサーバ装置から記録媒体へ楽曲データを転送する作業が利用者に負担となっていた。すなわち、従来の転送方法では、転送する楽曲を利用者が個別に選択する必要があり、利用者は、楽曲を個別に選択する作業を転送を行う度に行わなければならなかった。また、上記特許文献1に記載のシステムにおいても、利用者は、複数のリストがある場合には、お気に入りリストの内容を確認し、複数のリストから自分の好みのリストを選択しなければならなかった。いずれにしても従来の方法では、転送すべき楽曲を利用者が自ら指定しなければならなかった。特に、携帯型の音楽再生装置で音楽を聴く目的で記録媒体を利用する場合には、転送を頻繁に行うのが一般的な利用形態であるので、転送作業が利用者に大きな負担となっていた。
【0006】
それ故、本発明の目的は、データサーバ装置から記録媒体への楽曲データの転送作業が利用者にとって簡易なものとなる音楽データ転送システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく、本発明は次の構成を採用した。
すなわち、第1の発明は、記録媒体を装着可能な装着部を有するデータサーバシステムである。記録媒体には、その記録媒体のIDまたはその記録媒体に接続される音楽再生装置のIDが付与されている。データサーバシステムは、複数の楽曲について音楽データを格納する音楽データ格納手段と、記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けた関連付け情報を格納する関連付け情報格納手段と、装着部に装着されている記録媒体に付与されているIDを読み取る読取手段と、読み取られたIDに関連付けられた指示情報を関連付け情報を参照して決定する指示決定手段と、決定された指示情報により示される指示に従って音楽データを記録媒体へ転送する転送手段とを備える。
【0008】
第2の発明においては、関連付け情報格納手段は、記録媒体に付与されたIDと当該記録媒体の利用者を示す利用者情報とを関連付ける第1テーブル、および、利用者情報と当該利用者情報により示される利用者の記録媒体への音楽データの転送に関する指示情報とを関連付けた第2テーブルを関連付け情報として格納してもよい。指示決定手段は、読み取られたIDに関連付けられた利用者情報を第1テーブルを参照して決定するとともに、決定された利用者情報に関連付けられた指示情報を第2テーブルを参照して決定する。
【0009】
第3の発明においては、指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲に関する指示を示すものであってもよい。
【0010】
第4の発明においては、音楽データ格納手段に音楽データが格納されている楽曲が有する属性を示す属性情報を格納する属性格納部をさらに備えていてもよい。このとき、指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲が有する属性を示す。転送手段は、決定された指示情報により示される属性と、属性格納部に格納されている属性情報により示される属性とに基づいて、音楽データ格納手段に音楽データが格納されている楽曲の中から転送すべき楽曲を選出する選曲手段と、選出された楽曲の音楽データを記録媒体へ転送する転送実行手段とを含む。
【0011】
第5の発明においては、属性情報により示される属性は、楽曲に対する聴者の印象を数値化した印象値であってもよい。指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲の印象値を示す。選曲手段は、決定された指示情報により示される印象値と一致または類似する印象値を有する楽曲を選出する。
【0012】
第6の発明においては、属性情報により示される属性は、楽曲のジャンルであってもよい。指示情報は、記録媒体へ音楽データを転送すべき楽曲のジャンルを示す。選曲手段は、決定された指示情報により示されるジャンルの楽曲を選出する。
【0013】
第7の発明においては、指示は、記録媒体へ音楽データを書き込む方法を指定する指示であってもよい。
【0014】
第8の発明においては、指示は、記録媒体へ音楽データを転送するデータ量を指定する指示であってもよい。
【0015】
第9の発明においては、転送手段によって行われた転送の履歴を示す履歴情報を記録媒体毎に保存する履歴保存手段をさらに備えていてもよい。このとき、転送手段は、履歴情報に基づいて音楽データを記録媒体へ転送する。
【0016】
第10の発明においては、履歴保存手段は、記録媒体へ音楽データが前回転送された楽曲を示す情報を履歴情報として保存する。転送手段は、履歴情報により示される楽曲を除いて音楽データを記録媒体へ転送する。
【0017】
第11の発明においては、読取手段は、楽曲の音楽データと当該音楽データの音楽再生装置における再生状況を示す再生情報とが記録媒体に記録されている場合、当該再生情報を当該記録媒体から読み取るようにしてもよい。このとき、転送手段は、読み取られた再生情報に基づいて音楽データを記録媒体へ転送する。
【0018】
第12の発明においては、記録媒体は、音楽再生装置がその内部に備える記憶媒体であってもよい。このとき、IDは、音楽再生装置に付与されたIDである。
【0019】
第13の発明においては、テーブルはユーザによって作成および修正が可能であるようにしてもよい。
【0020】
第14の発明においては、データサーバシステムは、端末装置と、当該端末装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置とを備えていてもよい。このとき、端末装置は、読取手段と、読取手段によって読み取られたIDをサーバ装置へ送信する端末側送信手段と、サーバ装置から送信されてくる音楽データを記録媒体へ書き込む書込手段とを備える。サーバ装置は、音楽データ格納手段と、関連付け情報格納手段と、指示決定手段と、転送手段と、転送手段によって転送される音楽データを端末装置へ送信するサーバ側送信手段とを備えている。転送手段は、音楽データをサーバ側送信手段および書込手段を介して記録媒体へ転送する。
【0021】
なお、本発明は、上記記録媒体と上記データサーバシステムとを備える音楽データ転送システムの形態で提供されてもよい。また、音楽データ転送システムにおいて用いられる方法の形態で提供されてもよいし、データサーバシステムにおいて実行されるプログラムまたはそれを記録した記録媒体の形態で提供されてもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、記録媒体のIDから転送に関する指示を決定し、当該指示に従って転送が行われるので、装着される記録媒体に応じた方法で音楽データを転送したり、装着される記録媒体に応じた楽曲の音楽データを転送したりすることができる。また、転送方法や転送内容は自動的に決定されるので、音楽データを転送する際に利用者は楽曲を指定する操作等を行う必要がないので、データサーバシステムから記録媒体への音楽データの転送を簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る音楽データ転送システムの構成を示すブロック図である。図1に示す音楽データ転送システムは、データサーバシステム114および記録媒体11を備える。データサーバシステム114は、読取部13、第1テーブル格納部14、第2テーブル格納部15、利用者判別部16、決定実行部17、ユーザインターフェース部18、属性格納部19、履歴保存部110、選曲部111、音楽データ格納部112、および転送実行部113を備える。データサーバシステム114は、複数の楽曲について音楽データを格納し、音楽データを記録媒体11に転送するものである。一方、記録媒体11は、図示しない音楽再生装置に着脱可能に装着することが可能である。音楽データが記録された状態で音楽再生装置に装着されることによって、音楽再生装置において当該音楽データを再生することができる。
【0024】
図1において、記録媒体11は、データサーバシステム114と着脱可能に接続されている。なお、本実施形態では、複数個の記録媒体がデータサーバシステム114に接続される可能性がある状態であるとする。本実施形態に係る音楽データ転送システムにおいては、データサーバシステム114から転送される楽曲は、データサーバシステム114に接続される記録媒体(換言すれば、記録媒体の利用者)に応じて自動的に決定される。これによって、本実施形態によれば、記録媒体への音楽データの転送作業を利用者にとって簡易なものとすることができる。以下、図1に示す各部の構成について説明する。
【0025】
記録媒体11は、本実施形態ではSD(SecureDigital)カード等の半導体メモリとする。なお、記録媒体11は、データサーバシステム114に格納されている音楽データを記録することが可能であればどのようなものであってもよい。
【0026】
ID記憶部12は、記録媒体に対して固有に付与されたID(固有ID)を記憶している。ID記憶部12は、音楽データを記録するための記録装置とは別の記録装置によって実現されてもよいし、音楽データを記録するための記録装置の記録領域の一部として実現されてもよい。固有IDは記録媒体に固有に付与される情報であるので、ID記憶部12は、不揮発かつ書き換え不可に固有IDを記憶することが好ましい。固有IDは、一般的には、数字および文字列の組み合わせで表現される。
【0027】
読取部13は、記録媒体11の固有IDを識別する。すなわち、読取部13は、データサーバシステム114に接続された記録媒体11(ID記憶部12を含む)に記録されたデータを読み取り、固有IDを取得する。取得された固有IDは、利用者判別部16に渡される。
【0028】
第1テーブル格納部14は、データサーバシステム114に接続され得る記録媒体の固有IDと、その記録媒体の利用者を示す利用者情報との対応を示す第1テーブルを格納する。第2テーブル格納部15は、上記利用者情報と、その利用者情報により示される利用者の記録媒体へ音楽データを転送する場合における指示情報との対応を示す第2テーブルを格納する。指示情報とは、記録媒体への音楽データの転送に関する指示(転送指示)を示す情報である。第1および第2テーブルは、記録媒体に付与されたIDと、当該記録媒体への音楽データの転送に関する指示を示す指示情報とを関連付けるためのテーブルである。本実施形態では、請求項1に記載の関連付け情報は上記第1および第2テーブルに相当する。なお、以下では、第1および第2テーブル格納部14および15を関連付け情報格納部115とする。
【0029】
利用者判別部16は、読取部13で識別した記録媒体11の固有IDを入力とし、第1テーブルを参照して記録媒体11の利用者を判別する。決定実行部17は、利用者判別部16によって判別された利用者に対応する転送指示を第2テーブルを参照して決定する。利用者判別部16および決定実行部17によって、読取部13によって読み取られた固有IDに対応する指示情報が決定される。本実施形態では、請求項1に記載の指示決定手段は利用者判別部16および決定実行部17に相当する。
【0030】
本実施形態では、上記第1および第2テーブルは、利用者によって追加または変更が可能である。ユーザインターフェース部18は、利用者が第1および第2テーブルの追加または変更を行うためのインターフェースである。具体的には、ユーザインターフェース部18は、第1および第2テーブルを追加または変更するための情報を表示したり、利用者から入力を受け付けたりする。
【0031】
音楽データ格納部112は、複数の楽曲について音楽データを格納する。なお、本実施形態では、楽曲の音楽データを楽曲データと呼ぶことがある。属性格納部19は、音楽データ格納部112に音楽データが格納されている各楽曲の属性情報を格納する。ここで、属性情報とは、楽曲が有する属性を示す情報であり、楽曲が有する属性とは、例えば、楽曲のジャンル、アーティスト、楽曲が収録されているアルバム名、楽曲の印象値(詳細は後述する)等を含む概念である。
【0032】
選曲部111は、決定実行部17で決定された転送指示に従って、音楽データ格納部112に音楽データが格納されている楽曲の中から、記録媒体11へ転送すべき楽曲を選出する。なお、本実施形態においては、選曲部111は、上記属性情報を用いて選曲を行う。また、選曲部111は、後述する履歴情報に基づいて選曲を行う。転送実行部113は、選曲部111で選曲された楽曲の音楽データを音楽データ格納部112から記録媒体11へ転送する。上記選曲部111および転送実行部113によって、指示情報により示される指示に従った、記録媒体11への音楽データの転送処理が実行される。
【0033】
履歴保存部110は、記録媒体11への転送に関する履歴を示す履歴情報が保存される。本実施形態では、履歴情報は、記録媒体11へ音楽データが転送された楽曲を示す情報である。
【0034】
本実施形態においては、データサーバシステム114はパーソナルコンピュータによって1台のデータサーバ装置として実現される。図2は、データサーバシステム114のハードウェア構成を示す図である。図2において、データサーバ装置であるパーソナルコンピュータは、カードリーダライタ21、CPU22、メモリ23、ハードディスクドライブ(HDD)24、ディスプレイ25、入力装置26、およびCDドライブ27を備えている。
【0035】
カードリーダライタ21は、記録媒体11に記録されたデータの読み取りおよび記録媒体11へのデータの書き込みを行う装置である。カードリーダライタ21は、読取部13および転送実行部113の一部の機能を実現する。
【0036】
CPU22は、データサーバシステム114に格納されるプログラムを実行することによって、読取部13、指示決定部116、および転送部117の機能を実現する。メモリ23は、CPU22が読取部13、指示決定部116、および転送部117における処理を実行する際に用いられるデータを記憶する。本実施形態では、関連付け情報格納部115、属性格納部19、および履歴保存部110の機能がメモリ23によって実現される。HDD24は、音楽データ格納部112の機能を実現する。すなわち、音楽データを格納する。
【0037】
ディスプレイ25および入力装置26は、ユーザインターフェース部18の機能を実現する。すなわち、ディスプレイ25は、上記第1および第2テーブルを追加または変更するための情報を表示する。入力装置26は、キーボードやマウスであり、利用者からの入力を受け付ける。なお、CDドライブ27は、データサーバ装置に音楽データを取り込むための手段の一例である。音楽データを取り込む際、データサーバ装置は、CDドライブ27によってCDから音楽データを読み込み、CPU22で圧縮符号化等の処理を施し、HDD24に音楽データとして格納する。
【0038】
なお、本実施形態では、読取部13、指示決定部116、および転送部117の機能は、CPU22が所定のプログラムを実行することによって実現されるものとしたが、これらの機能はLSIなどの集積回路や専用の信号処理回路によって実現されてもよい。また、これらの各部の機能に相当する回路をそれぞれチップ化してもよい。LSIがテンポラリメモリを有する場合には、関連付け情報格納部115、属性格納部19、および履歴保存部110はLSIに含まれてもよい。なお、ここではLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
【0039】
図3は、本実施形態に係るデータサーバシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。以下、データサーバシステム114に格納されている音楽データを記録媒体11に転送する手順を図3を用いて説明する。なお、ここでは具体例として、記録媒体11は、固有IDが“1922075”であるメモリカードM1であるとし、メモリカードM1の利用者を利用者Aであるとする。
【0040】
図3に示すフローチャートは、カードリーダライタ21にメモリカードM1が挿入されることによって開始される。まずステップS11において、読取部13が記録媒体11の固有IDを識別する。すなわち、読取部13は、メモリカードM1のID記憶部12に記憶されている固有IDを読み取り、読み取った固有IDを利用者判別部16へ出力する。具体例では固有ID“1922075”が出力される。
【0041】
次に、ステップS12において、利用者判別部16は第1テーブルを参照し、続くステップS13において、読取部13から出力された固有IDが第1テーブルに登録済みか否かを判定する。ステップS13において未登録と判定された場合にはステップS14に進み、後述する固有IDの登録処理が実行される。一方、登録済みと判定された場合、処理はステップS15に進み、利用者判別部16は、第1テーブルにおいて上記固有IDに対応する利用者情報を決定実行部17へ出力する。これによって、利用者判別部16によって利用者が判別されたこととなる。図4は、第1テーブルの一例を示す図である。第1テーブルは、図4に示すように、記録媒体の固有IDと利用者情報とを対応付けるものである。具体例では、メモリカードM1の固有IDは“1922075”であるので、ステップS15においては、“利用者A”を示す利用者情報が決定実行部17へ出力される。
【0042】
次に、ステップS16において、利用者判別部16は第1テーブルを参照し、利用者判別部16から出力された利用者情報が第2テーブルに登録済みか否かを判定する。ステップS16において未登録と判定された場合にはステップS18に進み、後述する転送指示の登録処理が実行される。一方、登録済みと判定された場合、処理はステップS17に進み、決定実行部17は、第2テーブルにおいて利用者情報に対応する指示情報を選曲部111へ出力する。
【0043】
図5は、第2テーブルの一例を示す図である。第2テーブルは、図5に示すように、利用者情報と指示情報とを対応付けるものである。ここでは、指示情報は、選曲方法、選曲要件、転送曲数または転送時間、および書き込み方法という4つの項目からなる。選曲方法は、楽曲の属性のうちでどの属性を用いて選曲を行うかを指定する項目である。すなわち、印象選曲とは、後述する印象値を用いて選曲を行うことを意味し、書誌情報選曲とは、ジャンル等の書誌情報を用いて選曲を行うことを意味する。また、選曲要件は、選曲される楽曲が満たすべき要件を指定する項目である。例えば、「ノリノリ系」とは、予め定められた印象値に対応しており、選曲要件が「ノリノリ系」である場合、当該印象値に近い印象値を持つ楽曲が選曲される。「癒し系」については、「ノリノリ系」とは異なる値の印象値に対応している。選曲要件が「ランダム」である場合、楽曲はランダムに選曲される。選曲要件が「Jazz」である場合、ジャンルが「Jazz」である楽曲が選曲される。転送曲数は、転送すべき楽曲の曲数を示す。転送時間は、転送すべき楽曲の時間の合計を示す。データサーバシステム114は、転送時間を超えない範囲で楽曲を選曲する。書き込み方法の項目は、記録媒体へ音楽データを書き込む方法を指定する項目である。書き込み方法が「置換」である場合、記録媒体に記録されている音楽データが消去され、選曲された楽曲の音楽データが新たに記録される。また、書き込み方法が「追加」である場合、記録媒体に記録されている音楽データは消去されず、選曲された楽曲の音楽データが追加して記録される。
【0044】
上記具体例では、利用者判別部16から“利用者A”を示す利用者情報が出力されるので、図5に示す第2テーブルによれば、選曲方法が“印象選曲”であり、選曲要件が“ノリノリ系”であり、転送曲数または転送時間が“10曲”であり、書き込み方法が“置換”である転送指示を示す指示情報が選曲部111へ出力される。
【0045】
ステップS19においては、選曲部111は、決定実行部17が出力した指示情報に従って選曲を行う。選曲は、属性格納部19に格納されている属性情報を参照して行われる。図6は、属性情報の一例を示す図である。図6においては、属性情報には、曲ID、曲タイトル、アーティスト、アルバム、ジャンル、時間、印象値X、および印象値Yを示す情報が楽曲毎に含まれている。曲IDは、楽曲毎に固有のIDである。アルバムとは、楽曲が収録されているアルバムのタイトルである。時間は、楽曲の再生時間である。印象値XおよびYは、楽曲に対する聴者の印象を数値化したものである。具体的には、印象値Xは、“情動因子”を表し、印象値Xの値が大きいほど情動的(感情的)な楽曲となる。印象値Yは、“躍動因子”を表し、印象値Yの値が大きいほど躍動的な楽曲となる。図6に示す属性情報は、楽曲毎に予め設定されているものとする。
【0046】
ステップS19においてはまず、選曲部111は、楽曲の選曲方法を決定する。すなわち、選曲方法は、指示情報に含まれている選曲方法に決定される。本実施形態では、選曲方法には書誌情報選曲および印象選曲があり、書誌情報選曲の場合、属性情報の内の、曲タイトル、アーティスト、アルバム、またはジャンルが参照され、印象選曲の場合、属性情報の内の印象値Xおよび印象値Yが参照される。
【0047】
ここでは選曲動作の例として、印象選曲によって選曲が行われる場合について説明する。印象選曲は楽曲の印象値を用いて選曲を行う選曲方法であり、例えば、特開2002−278547に記載の楽曲検索方法および楽曲検索用データ登録方法を用いる。図7は、印象選曲の選曲方法を説明するためのXY平面を示す図である。図7において、XY平面上にプロットされた各点は、各楽曲に対応し、各楽曲の印象(印象値XおよびY)を表している。
【0048】
ここで、指示情報に含まれている“ノリノリ系”という楽曲要件に対しては、XY平面上の所定の一点(すなわち印象値XおよびY)が予め設定されている。ここでは、“ノリノリ系”という楽曲要件に対して、印象値X=−1.124、印象値Y=0.735の位置(図7に示す×印)が設定されている。したがって、この位置付近に存在する楽曲は、類似した印象(ここでは「ノリノリ系」)を聴者が受ける楽曲である。
【0049】
選曲方法が決定されると、選曲部111は、指示情報に含まれている選曲要件で選曲を行う。例えば、“ノリノリ系”という楽曲要件で印象選曲を行う場合、選曲部111は、印象値X=−1.124、印象値Y=0.735の位置から近い順に楽曲を選出していく。
【0050】
また、本実施形態においては、選曲部111は、履歴保存部110に保存されている履歴情報に基づいて選曲を行う。図8は、履歴情報の一例を示す図である。本実施形態では、履歴情報は、利用者の記録媒体に転送した楽曲の履歴を利用者毎に示す情報である。この履歴情報は、記録媒体に前回転送された楽曲を示すものであってもよいし、以前に転送された楽曲のうち、最近に転送されたものから順に所定曲数を格納するものであってもよい。選曲部111は、利用者判別部16から利用者情報を取得することによって、記録媒体(具体例では、メモリカードM1)の利用者を特定する。そして、特定した利用者についての履歴情報を参照し、当該履歴情報に含まれている楽曲を選曲対象から除外する。
【0051】
選曲部111は、指示情報に含まれている転送曲数または転送時間の範囲内で、選曲要件を満たす楽曲で、かつ、履歴情報に含まれていない楽曲を選曲していく。具体例では、転送曲数が“10曲”となっているので、上記XY平面において印象値X=−1.124、印象値Y=0.735の位置から近い順に10曲(ただし、履歴情報に含まれている楽曲を除く)が選曲される。選曲部111は、選曲した楽曲の曲IDを転送実行部113へ出力する。以上のステップS19の次にステップS20の処理が実行される。
【0052】
ステップS20においては、転送実行部113は、選曲部111から出力された曲IDにより示される楽曲の音楽データを音楽データ格納部112から記録媒体11へ転送する。すなわち、転送実行部113は、当該曲IDにより示される音楽データを音楽データ格納部112から取得し、取得した音楽データを記録媒体11へ転送する。本実施形態では、HDD24に格納された音楽データのうち、利用者Aの転送指示に従って選曲された10曲の楽曲の音楽データが、カードリーダライタ21によって半導体メモリカードM1に書き込まれる。
【0053】
以上のように、本実施形態によれば、メモリカードをデータサーバシステムに挿入するという操作のみで、利用者に応じた転送指示によって利用者の好みに応じた楽曲の音楽データがメモリカードへ転送される。利用者は、好みの楽曲を1曲ずつ指定しなくとも、自分の好みの楽曲をメモリカードへ簡単に転送することができる。
【0054】
次に、記録媒体または転送指示が本データサーバシステムにおいて未登録であった場合の処理、すなわち、図3に示すステップS15およびS18の処理について説明する。図9は、ユーザインターフェース部18に表示される画面の一例を示す図である。ステップS15およびS18においては、図9に示す画面が表示される。
【0055】
まず、記録媒体が未登録、すなわち、その記録媒体がデータサーバシステム114に初めて挿入された場合の処理を説明する。この場合、前述のように、ステップS13において未登録の記録媒体であると判定され、ステップS15の処理が実行される。ステップS15においては、利用者判別部16は、ユーザインターフェース部18を用いて、記録媒体に関する登録を利用者に対して促す。具体的には、図9に示す画面が表示される。画面には、すでに登録済みの利用者の名称が表示部91に表示される。また、新規利用者が名称を入力するための入力テキストボックス92が強調表示される。利用者は、入力テキストボックス92に利用者を識別する名称を入力する(図9では、「利用者D」と記載する)。入力が終了すると、利用者は、登録ボタン93を押下(指定)する。これによって、利用者情報の入力が確定するので、ユーザインターフェース部18は、現在装着されている記録媒体の固有IDと、当該利用者情報とを対応付けて第1テーブルに追加する。以上により記録媒体の登録が完了し、次のステップS15に進む。
【0056】
また、転送指示が未登録の場合、前述のように、ステップS16において転送指示が未登録と判定され、ステップS18の処理が実行される。ステップS18においては、決定実行部17は、ユーザインターフェース部18を用いて、転送指示に関する登録を利用者に対して促す。具体的には、図9に示す画面が表示され、利用者に対して転送指示の入力を促す文章97が表示される。利用者は、希望する転送指示を選曲要件入力部95に入力する。具体的には、書誌情報選曲を行う場合には、入力テキストボックス94a〜94cのいずれかに書誌情報を入力し、印象選曲を行う場合には、選曲要件を表すボタン95a〜95dのいずれかを指定する。なお、いずれの入力も行われない場合、選曲要件として「ランダム」が指定されたと判断される。さらに、利用者は、入力テキストボックス96aに転送曲数を入力するか、または、入力テキストボックス96bに転送時間を入力する。以上の入力が完了すると、利用者は、登録ボタン98を押下(指定)する。これによって、転送指示を示す指示情報が確定するので、ユーザインターフェース部18は、利用者情報と指示情報とを対応付けて第2テーブルに追加する。以上により転送指示の登録が完了し、次のステップS19に進む。
【0057】
以上のように、本実施形態に係る音楽データ転送システムによれば、利用者はデータサーバからメモリカードへ転送する楽曲を都度指定する必要なく、メモリカードをデータサーバに挿入するだけで、利用者の転送指示に従った楽曲の音楽データをメモリカードに転送することが可能となる。また、メモリカードや利用者の転送指示が未登録な場合でも、簡単な操作により一度登録を行えば、その後は上記と同様、メモリカードをデータサーバに挿入するだけで音楽データの転送が可能となる。
【0058】
なお、本実施形態では記録媒体として半導体メモリカードを例にあげて説明したが、それに限定する必要はなく、DVD−RAM、HDD等の磁気記録媒体でもよい。また、記録媒体は音楽再生装置と一体型になった形態でもよい。すなわち、データサーバシステム114に音楽再生装置を接続する形態であってもよい。
【0059】
なお、上記実施形態において、音楽再生装置における楽曲の再生状況(再生されたか否か)を示す再生情報が記録媒体11に記録されている場合、選曲部111は、再生情報に基づいて選曲を行うようにしてもよい。図10は、再生情報の一例を示す図である。図10に示すように、再生情報は、音楽再生装置において楽曲が再生されたか再生されていないかを各楽曲について示す情報である。再生情報が記録媒体11に記録されている場合、読取部13は再生情報を読み取り、再生情報を選曲部111に出力する。選曲部111は、再生情報を参照し、再生された楽曲については選曲対象から除外する。これによれば、何度も同じ楽曲が転送されることがないので、利用者に飽きさせない選曲が可能となる。なお、他の実施形態においては、選曲部111は、再生情報に基づいて履歴情報を更新し、更新した履歴情報に基づいて選曲を行うようにしてもよい。例えば、履歴情報に含まれている楽曲のうち、記録媒体において再生されていない楽曲については、履歴情報から外すようにしてもよい。
【0060】
また、本実施形態では、記録媒体の固有IDと利用者情報とを関連付けた第1テーブル、および、利用者情報と指示情報とを関連付けた第2テーブルを用意したが、他の実施形態においては、記録媒体の固有IDと指示情報とを関連付けたテーブルを用意するようにしてもよい。このとき、利用者情報は不要であり、指示決定部116は、記録媒体の固有IDから指示情報を直接決定することができる。
【0061】
また、本実施形態では、指示情報は、(1)記録媒体へ転送する楽曲に関する指示(選曲要件)、(2)記録媒体へ音楽データを転送するデータ量を指定する指示(転送曲数または転送時間)、および(3)記録媒体へ音楽データを書き込む方法を指定する指示(書き込み方法)という3つの指示を含むものであった。ここで、他の実施形態においては、指示情報は、上記(1)〜(3)のいずれか1つを少なくとも含んでいればよい。なお、指示情報が上記(1)を含む場合には、記録媒体に応じた楽曲の音楽データを自動的に転送することができる。指示情報が上記(2)を含む場合には、記録媒体に応じたデータ量で音楽データを自動的に転送することができる。指示情報が上記(3)を含む場合には、記録媒体に応じた書き込み方法で音楽データを自動的に転送することができる。
【0062】
また、本実施形態では、印象選曲を行うことによって、楽曲の印象に基づいた選曲を行うことができる。例えば、「明るい」印象を受ける楽曲を選曲して転送することができたり、「静かな」印象を受ける楽曲を選曲して転送することができる。
【0063】
また、本実施形態では、履歴情報に基づいて選曲を行うことによって、同じ記録媒体を装着した場合であっても、毎回履歴が異なることとなるので、毎回異なる楽曲が選曲されるようにすることができる。
【0064】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態においては、データサーバシステム114は、1台のパーソナルコンピュータによって実現されるデータサーバ装置の形態であったが、第2の実施形態においては、データサーバシステム114は、端末とサーバとからなる構成である点で第1の実施形態と異なる。
【0065】
図11および図12は、第2実施形態に係る音楽データ転送システムの構成を示すブロック図である。なお、図11および図12において、図1と同じ構成要素には図1と同じ参照符号を付す。図11において、音楽データ転送システムは、記録媒体11およびデータサーバシステム114とを備える。ここで、データサーバシステム114は、端末31、ネットワーク32、およびサーバ33を備える。端末31は、記録媒体11を着脱可能に接続する。ネットワーク32は、例えばインターネットを用いたネットワークである。
【0066】
図12において、端末31は、読取部13、ユーザインターフェース部18、書込部42、および端末側通信部41を備えている。端末31は、利用者が記録媒体11を装着する端末装置である。一方、サーバ33は、第1テーブル格納部14、第2テーブル格納部15、利用者判別部16、決定実行部17、属性格納部19、履歴保存部110、選曲部111、音楽データ格納部112、転送実行部113、およびサーバ側通信部43を備える。サーバ33は、転送する音楽データの蓄積および選曲を行う装置である。なお、図12においてはネットワーク32を図示していないが、端末側通信部41とサーバ側通信部43とはネットワーク32を介して接続される。
【0067】
第2の実施形態におけるデータサーバシステム114の主な処理は第1の実施形態と同様であるが、第2の実施形態においては、端末31とサーバ33とに処理が分割される点で異なる。すなわち、読取部13で識別された記録媒体の固有IDは、端末側通信部41からサーバ側通信部43に送信され、サーバ側通信部43から利用者判別部16に出力される。また、転送実行部113から出力される音楽データは、サーバ側通信部43から端末側通信部41に送信され、端末側通信部41から書込部42に出力される。書込部42は、端末側通信部41から出力された音楽データを記録媒体11に書き込む。
【0068】
以上のように、第2の実施形態に係る音楽データ転送システムによって、データサーバが物理的に異なる場所で稼動する状況においても、煩雑な操作なく利用者の転送指示に合致した音楽データをデータサーバから半導体メモリー等の媒体に転送することが可能となる。また、サーバ33に対して複数の端末31を接続するようにすれば、音楽データ格納部112に格納された音楽データを、物理的に異なる複数の場所で記録媒体へ転送することが可能となる。
【0069】
なお、第2の実施形態では、端末31およびサーバ33の構成を図12のように示したが、端末およびサーバが備える機能は他の構成であってもよい。例えば、他の実施形態においては、関連付け情報格納部115および指示決定部116を端末31側に備えるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明は、例えばHDD搭載型のミニコンポ等の据え置き型音楽再生装置に適用することによって、メモリカード等の記録媒体を音楽再生装置に挿入するだけで利用者の好みの楽曲を転送することができ、据え置き型音楽再生装置と携帯型音楽再生装置との連携を強化することができる。また、サーバと端末とをネットワークを介して接続する構成とすることにより、遠隔地にあるデータセンターから手元の半導体メモリカードに簡単な操作で音楽データを転送することができ、音楽配信システムやデータキオスク等の装置をより簡単に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】第1の実施形態に係る音楽データ転送システムの構成を示すブロック図
【図2】データサーバシステム114のハードウェア構成を示す図
【図3】本実施形態に係るデータサーバシステムにおける処理の流れを示すフローチャート
【図4】第1テーブルの一例を示す図
【図5】第2テーブルの一例を示す図
【図6】属性情報の一例を示す図
【図7】印象選曲の選曲方法を説明するためのXY平面を示す図
【図8】履歴情報の一例を示す図
【図9】ユーザインターフェース部18に表示される画面の一例を示す図
【図10】再生情報の一例を示す図
【図11】第2実施形態に係る音楽データ転送システムの構成を示すブロック図
【図12】第2実施形態に係る音楽データ転送システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
【0072】
11 記録媒体
12 ID記憶部
13 読取部
14 第1テーブル格納部
15 第2テーブル格納部
16 利用者判別部
17 決定実行部
18 ユーザインターフェース部
19 属性格納部
110 履歴保存部
111 選曲部
112 音楽データ格納部
113 転送実行部
21 カードリーダライタ
22 CPU
23 メモリ
24 HDD
25 ディスプレイ
26 入力装置
27 CDドライブ





 

 


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