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発明の名称 無線通信システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6079(P2007−6079A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−183157(P2005−183157)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 松尾 久美子 / 仁田 幸治 / 有村 稔
要約 課題
異なるサービスを提供する無線通信システムが共存する場合において、無線エラーによるシステム障害が発生しても、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行う無線通信システムの提供を目的とする。

解決手段
時分割多重通信を行い、制御局と従属局間で無線通信を行うコードレス電話システム3と無線ドアホンシステム2から成る無線通信システム1において、副制御局のドアホン親機2bは主制御局のコードレス電話親機3aと同期できない場合は、コードレス電話親機3aと同期するまで、ドアホン子機2cと無線子機4に対して主制御局としての動作とコードレス電話親機3aに対して従属局としての動作を繰り返すことにより、システム障害が発生した場合、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行うことができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成され、前記制御局として動作する無線通信装置が無線通信のための制御信号を送信し、前記従属局として動作する無線通信装置が前記制御信号を受信することにより相互の無線通信を行う無線通信システムであって、
前記制御局は、無線信号の送受信を行う無線部と、送信信号の時分割多重制御を行うフレーム処理部とを備え、
前記一方の制御局は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行い、
片方の制御局は、前記主制御局が送信する制御信号を受信し前記主制御局との時分割多重の時間同期する従属局として動作すると共に受信した制御信号のタイミングで制御信号を送信し自らの従属局との通信を行う制御局として動作する副制御局としての動作を行い、前記副制御局は、前記主制御局と同期できない場合は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行って自らの従属局と無線通信を行い、一定時間が経過すると制御信号を停止し、再び前記主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行うことを特徴とする無線通信システム。
【請求項2】
時分割多重通信を行い、時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する制御局と、前記制御信号を受信して制御局との時分割多重の時間同期して動作する従属局間で無線通信を行うコードレス電話システムと無線ドアホンシステムから成る無線通信システムにおいて、
前記コードレス電話システムと無線ドアホンシステムの制御局は、無線信号の送受信を行う無線部と、送信信号の時分割多重制御を行うフレーム処理部と、装置全体を制御する制御部を備え、
前記どちらか一方の制御局は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行い、
片方の制御局は、前記主制御局が送信する制御信号を受信し前記主制御局との時分割多重の時間同期する従属局として動作すると共に受信した制御信号のタイミングで制御信号を送信し自らの従属局との通信を行う制御局として動作する副制御局としての動作を行い、前記副制御局は、前記主制御局と同期できない場合は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行って自らの従属局と無線通信を行い、一定時間が経過すると制御信号を停止し、再び前記主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行うことを特徴とする無線通信システム。
【請求項3】
前記副制御局は前記主制御局と同期できない時に自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する動作を開始したあとは、一定時間が経過する毎に制御信号を停止して主制御局が送信する制御信号を受信するための受信動作を行い、前記主制御局と同期するまで主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴とする請求項1または2記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記副制御局は、前記主制御局と同期できない場合は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行い自らの従属局と無線通信を行う時間を次第に長くしていきながら、前記主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴とした請求項1から請求項3いずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記副制御局は、前記主制御局と同期できない場合は、前記主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行う時間を次第に短くしていきながら、前記主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴とし
た請求項1から請求項4記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記副制御局は、前記主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返した結果、最終的に前記主制御局と同期できなかった場合、主制御局としての動作を継続することを特徴とした請求項1から請求項5記載の無線通信システム。
【請求項7】
前記副制御局は、最終的に前記主制御局と同期できず主制御局としての動作を継続している状態で、再同期要求手段を備えた従属局により再同期要求を要求された場合、前記主制御局と同期するために制御信号を停止し、再び前記主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行い、前記主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴とした請求項1から請求項6いずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項8】
複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成され、前記制御局として動作する無線通信装置が無線通信のための制御信号を送信し、前記従属局として動作する無線通信装置が前記制御信号を受信することにより相互の無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信装置であって、
制御局として動作する無線通信装置の少なくとも1つは、
無線通信を行う無線部と、
送信信号の時分割多重制御を行うフレーム処理部と、
装置全体を制御する制御部を備え、
他の制御局が送信する制御信号を受信し前記制御局との時分割多重の時間同期する従属局として動作すると共に受信した制御信号のタイミングで制御信号を送信し自らの従属局との通信を行う制御局として動作し、
前記他の制御局と同期できない場合は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する動作を行なって自らの従属局と無線通信を行い、一定時間が経過すると再び前記主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行うことを特徴とする無線通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の制御局と従属局間で時分割多重通信を行う無線通信システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
1つの制御局と複数の従属局とが、時分割多重通信を行う無線通信システムがある。例えば、図8に示すように、コードレス電話システム3は、コードレス電話親機3aを制御局とし、複数のコードレス電話子機3bを従属局とすれば、電話着信があった場合、使用者はコードレス電話子機3bで通話でき、コードレス電話親機3aまで通話しに行かなくても良いので利便性が高い。
【0003】
一方、無線ドアホンシステム2は、玄関子機2aと接続されたドアホン親機2bを制御局とし、ドアホン子機2cを従属局とすれば、来訪者の玄関子機2aからの呼び出しがあった場合、ドアホン親機2bから離れた場所にいてもドアホン子機2cで応答できるので、コードレス電話システム3と同様に利便性が高い。
【0004】
又、更にコードレス電話システム3と無線ドアホンシステム2の利便性を高めるために、コードレス電話親機3aを無線通信システム全体の主制御局とし、ドアホン親機2bをその従属局として無線接続させることで、コードレス電話親機3aとドアホン親機2bが同期し、コードレス電話親機3aやコードレス電話子機3bでドアホンの応答等ができる無線通信システムが提案されている。
【0005】
なお、複数の親機で同一のコードレス電話システムを構成させる場合において、複数の親機の中の基準となる親機から送信される制御信号を他の親機で受信させ、この制御信号の受信タイミングに同期させて他の親機から制御信号を送信するようにしたものが知られている(特許文献1)。
【0006】
また、屋外で利用する携帯電話機能と、主に自宅周辺で利用するコードレス電話の機能を有するデジタル方式の無線電話装置親機において、公衆基地局のタイムスロットのタイミングを抽出するタイミング抽出部を設け、無線電話装置親機が公衆基地局のタイムスロットのタイミングを基に無線電話装置子機に対するタイムスロットのタイミングを設定するものが知られている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平8−251661号公報
【特許文献2】特開平7−87556号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のコードレス電話システムと無線ドアホンシステムを無線で接続した無線通信システムでは、ドアホン親機がコードレス電話親機の制御信号の受信ができなくなると、ドアホン親機はコードレス電話親機が送信する制御信号を受信するために制御信号の送信を停止し連続受信状態にして再捕捉を行うため、ドアホン親機とコードレス電話親機が同期確立するまでの間はドアホン子機はドアホン親機と同期確立できずに圏外になることから、無線干渉がしばらく続いてドアホン親機がコードレス電話親機の制御信号の受信できない時間が長い場合は、その間玄関子機からの呼び出しがあってもドアホン親機はドアホン子機へ報知できないという問題を有していた。
【0008】
そこで本発明は、異なるサービスを提供するコードレス電話システムと無線ドアホンシ
ステムを無線で接続する無線通信システムにおいて、無線エラーによるシステム障害が発生しても、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行う無線通信システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、副制御局が主制御局と同期できない場合は、主制御局と同期するまで、副制御局は自らの従属局に対して主制御局としての動作と主制御局に対して従属局としての動作を繰り返すことを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の無線通信システムは、副制御局が主制御局と同期できない場合は、主制御局と同期するまで、副制御局は自らの従属局に対して主制御局としての動作と主制御局に対して従属局としての動作を繰り返すことにより、異なるサービスを提供するコードレス電話システムと無線ドアホンシステムを無線で接続する無線通信システムにおいて、システム障害が発生した場合、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行う利点を有する。
【0011】
又、副制御局が一定時間繰り返しても最終的に主制御局と同期できなかった場合、副制御局は自らの従属局に対して主制御局としての動作を続けることにより、主制御局が故障などにより存在しなくなった場合でも、単独でのサービスは継続できるという利点を有する。
【0012】
更に、従属局からの再同期要求を受け付けることにより、副制御局側で操作を行うことなく従属局からの操作によって、システム障害からの復旧の再開を行う利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、異なるサービスを提供する無線通信システム間を無線で接続する無線通信システムにおいて、無線エラーによるシステム障害が発生しても、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行うという目的を、副制御局が主制御局と同期できない場合、主制御局と同期するまで、副制御局は自らの従属局に対して主制御局としての動作と主制御局に対して従属局としての動作を繰り返すことにより実現した。
【0014】
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、時分割多重通信を行い、時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する制御局と、制御信号を受信して制御局との時分割多重の時間同期して動作する従属局間で無線通信を行うシステムあるいはコードレス電話システムと無線ドアホンシステムから成る無線通信システムにおいて制御局は、無線信号の送受信を行う無線部と、送信信号の時分割多重制御を行うフレーム処理部と、装置全体を制御する制御部を備え、どちらか一方の制御局は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行い、片方の制御局は、主制御局が送信する制御信号を受信し主制御局との時分割多重の時間同期する従属局として動作すると共に受信した制御信号のタイミングで制御信号を送信し自らの従属局との通信を行う制御局として動作する副制御局としての動作を行い、副制御局は、主制御局と同期できない場合は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行い自らの従属局と無線通信を行うが、一定時間経過後、主制御局と同期するために制御信号を停止し、再び主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行い、主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴としたものであり、異なるサービスを提供するシステムあるいはコードレス電話システムと無線ドアホンシステムを無線で接続する無線通信システムにおいて、システム障害が発生した場合、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行う利点を有するものである。
【0015】
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、副制御局は、主制御局と同期できない場合は、自らのタイミングで時分割多重の時間の基準となる制御信号を送信する主制御局としての動作を行い自らの従属局と無線通信を行う時間を次第に長くしていきながら、主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴としたものであり、異なるサービスを提供するコードレス電話システムと無線ドアホンシステムを無線で接続する無線通信システムにおいて、システム障害が発生した場合、副制御局が主制御として動作する無線通信システム単独での動作を優先させることでサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行う利点を有するものである。
【0016】
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、副制御局は、主制御局と同期できない場合は、主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行う時間を次第に短くしていきながら、主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴としたものであり、異なるサービスを提供するコードレス電話システムと無線ドアホンシステムを無線で接続する無線通信システムにおいて、システム障害が発生した場合、副制御局が主制御として動作する無線通信システム単独での動作を優先させることでサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行う利点を有するものである。
【0017】
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、副制御局は、主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返した結果、最終的に主制御局と同期できなかった場合、主制御局としての動作を継続することを特徴としたものであり、主制御局が故障などにより存在しなくなった場合でも、単独でのサービスは継続できるという利点を有する。
【0018】
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、副制御局は、最終的に主制御局と同期できず主制御局としての動作を継続している状態で、再同期要求手段を備えた従属局により再同期要求を要求された場合、主制御局と同期するために制御信号を停止し、再び主制御局が送信する制御信号の受信を行う従属局としての動作を行い、主制御局と同期するまで、主制御局としての動作と従属局としての動作を繰り返すことを特徴としたものであり、副制御局側で操作を行うことなく従属局からの操作によって、システム障害からの復旧の再開を行う利点を有するものである。
【実施例】
【0019】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1から図5に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。
【0021】
図2は、本発明の実施の形態に係る無線ドアホンシステムの構成図である。
【0022】
図3から図5は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンス図である。
【0023】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る無線通信システムは、コードレス電話システム3と無線ドアホンシステム2から構成される。コードレス電話システム3は、コードレス電話システム3の制御局として動作する無線通信装置であるコードレス電話親機3aと、コードレス電話親機3aの従属局として動作する無線通信装置であるコードレス電話子機3bから構成される。また、無線ドアホンシステム2は、無線ドアホンシステム2の制御局として動作する無線通信装置であるドアホン親機2bと、ドアホン親機2bに有
線接続された通話部と呼出検知部を備えた玄関子機2aと、ドアホン親機2bの従属局として動作する無線通信装置であるドアホン子機2cから構成される。
【0024】
本実施の形態の無線通信システムでは、コードレス電話親機3aが主制御局、ドアホン親機2bが副制御局、無線子機4がコードレス電話親機3aかつドアホン親機2bの従属局、ドアホン子機2cがドアホン親機2bの従属局、コードレス電話子機3bがコードレス電話親機3aの従属局となり、無線による時分割多重で通信している。このような構成とすることにより、コードレス電話システム3と無線ドアホンシステム2の相互通信が可能となる。その結果、コードレス電話子機3bとドアホン子機2c間の通信等が可能となり、また無線子機4は1台で直接両システムの親機の子機となることができるため、さらに利便性が高くなる。
【0025】
図2に示すように、無線ドアホンシステム2の玄関子機2aとドアホン親機2bとは有線で接続されている。玄関子機2aは、ドアホン呼出検知部101と、ドアホン通話部102を備えている。ドアホン呼出検知部101は、来訪者が呼び出しボタンを押下したら、ドアホン呼び出しを検知してドアホン呼び出し通知としてドアホン親機2bへ出力する。ドアホン通話部102は、スピーカーとマイクを備えており、来訪者と通話する機能を持つ。
【0026】
ドアホン親機2bは、無線部201と、制御信号検出部202と、制御信号送信部203と、同期処理部204と、制御部205と、データ受信部206と、データ送信部207と、報知部208と、ドアホン親機操作部209と、ドアホン親機通話部210で構成される。
【0027】
無線部201は、時分割多重通信を行うために変復調を行って、アンテナを介して送受信する。制御信号検出部202は、無線部201を介して受信した受信信号の中から、コードレス電話親機3aから定期的に送信される制御信号の検出を行う。制御信号送信部203は、ドアホン親機2bの従属局であるドアホン子機2cや無線子機4に対して制御信号を送信する。同期処理部204は、制御信号検出部202で制御信号を検出させるために無線部201を連続受信状態にしたり、制御信号送信部203に制御信号を送信させたりして同期処理を行う。
【0028】
制御部205は、玄関子機2aおよびドアホン親機2bを総括制御するものである。
データ受信部206は、受信信号の中からドアホン親機2b宛ての受信データ処理を行い、制御部205に受信データを出力する。この受信データには、ドアホン子機2cで応答者が応答操作を行った場合に受信するドアホン呼出応答、ドアホン子機2cからの音声等が含まれる。
【0029】
データ送信部207は、玄関子機2aからのドアホン呼出及び音声を、制御部205を介して入力し、送信データ処理を行い、無線部201を介して送信する。報知部208は、玄関子機2aからのドアホン呼出を、制御部205を介して入力した場合、ドアホン親機通話部210が備えているスピーカーにより報知する。
【0030】
ドアホン親機操作部209は、応答ボタンを備え、報知部208でドアホン呼び出しが報知された際、応答者が応答ボタンを押すことにより、制御部205は玄関子機2aのドアホン通話部102とドアホン親機2bのドアホン親機通話部210間の通話を可能とする。
【0031】
ドアホン親機通話部210は、スピーカーとマイクを備えており、制御部205を介して、応答者が玄関子機2aのドアホン通話部102と通話を行う機能を持つ。
【0032】
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作の説明を行う。
【0033】
まず、ドアホン親機2b(副制御局)が電源投入直後の場合、またはコードレス電話親機3a(主制御局)の通信圏内であったが無線エラーによりコードレス電話親機3a(主制御局)からの制御信号を受信できなくなったため自装置を再起動した場合のドアホン親機2b(副制御局)の動作を説明する。
【0034】
図3に示すように、最初に同期処理部204は、同期捕捉タイマ(St1)を起動し、無線部201を連続受信状態にし、コードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉動作を開始する。無線部201を介して、制御信号検出部202が、コードレス電話親機3a(主制御局)からの制御信号を検出すると、同期処理部204へ制御信号検出成功通知を出力する。制御信号検出成功通知が入力された同期処理部204は、コードレス電話親機3a(主制御局)との同期を確立する。そして、制御信号送信部203は、コードレス電話親機3a(主制御局)から受信する制御信号が含まれるスロット以外のスロット上で、コードレス電話親機3aからの制御信号のタイミングに同期して制御信号を送信し、この制御信号はドアホン子機2aで受信される他、兼用子機である無線子機4でも受信可能となる。
【0035】
このように動作することで、ドアホン親機2b(副制御局)はコードレス電話親機3a(主制御局)に同期してコードレス電話親機3aの従属局としての動作するとともに、さらにドアホン子機2c(従属局)と無線子機4(従属局)はドアホン親機2b(副制御局)に同期するため、結果的に無線通信システム全体がコードレス電話親機3a(主制御局)に同期することになる。
【0036】
ある時、例えば来訪者が玄関子機2aのドアホン呼出検知部101を操作すると、その信号は有線によりドアホン親機2b(副制御局)の伝えられ、ドアホン親機2bはドアホン呼出情報を無線部201を介して送信する。このドアホン呼出情報はドアホン親機2bの従属局であるドアホン子機2cや兼用子機である無線子機4に送られる。またドアホン呼出情報はコードレス電話親機3aにも送られる。
【0037】
玄関子機2aからの信号により、ドアホン親機2bの報知部208は鳴動報知する。応答者がドアホン親機操作部209の応答ボタンを押すことにより、制御部205は玄関子機2aのドアホン通話部102とドアホン親機2bのドアホン親機通話部210間の通話を可能とする。
【0038】
また応答者がドアホン子機2cの応答ボタンを押すことにより、制御部205は無線部201を介してドアホン子機2cと通話路を張り、玄関子機2aとドアホン子機2c間の通話を可能とする。また応答者が無線子機4の応答ボタンを押した場合も同様に、制御部205は無線部201を介して無線子機4と通話路を張り、玄関子機2aとドアホン子機2c間の通話を可能とする。
【0039】
またドアホン親機2bから呼出情報の転送を受けたコードレス電話親機3aは、その従属局として動作するコードレス電話子機3bに呼出情報を送る。このコードレス電話子機3bにおいて応答者が応答ボタンを押した場合も、制御部205は無線部201を介してコードレス電話子機3bとの通話路を張り、玄関子機2aとコードレス電話子機3bとの間でも通話が可能になる。
【0040】
次に、ドアホン親機2b(副制御局)がコードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕
捉動作を開始したが、コードレス電話親機3a(主制御局)からの制御信号を検出できなかった場合の動作を説明する。
【0041】
図4に示すように、最初に同期処理部204は、同期捕捉タイマ(St1)を起動し、無線部201を連続受信状態にし、コードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉動作を開始する。コードレス電話親機3a(主制御局)からの制御信号を、無線部201を介して制御信号検出部202が検出できないまま同期捕捉タイマ(St1)が満了すると、同期処理部204は、再捕捉タイマ(Rt1)を起動し、自己のスロットタイミングで制御信号送信部203に、無線部201を介してドアホン子機2c(従属局)や無線子機4(従属局)に制御信号を送信開始させる。このように動作することで、ドアホン子機2c(従属局)と無線子機4(従属局)はドアホン親機2b(副制御局)に同期するため、コードレス電話親機3a(主制御局)と同期はしていないが、無線ドアホンシステムは単独で動作可能になる。
【0042】
そして、無線ドアホンシステムが単独で動作中に、再捕捉タイマ(Rt1)が満了すると、一旦単独動作を中止してコードレス電話親機3a(主制御局)が送信する制御信号を受信するための受信動作を行う。すなわち再捕捉タイマ(Rt1)が満了すると、ドアホン親機2bは制御信号の送信を停止し、再起動時や電源投入時と同様にコードレス電話親機3a(主制御局)が送信する制御信号を受信するための受信動作を行い、主制御局との同期捕捉の為の動作を再開する。
【0043】
このように、ドアホン親機2bはコードレス電話親機3a(主制御局)との同期を確立するとコードレス電話親機3aの従属局としての動作し、同期が確立しなければ 無線ドアホンシステムの制御局として単独動作の状態になり、再捕捉タイマ(Rt1)が満了すると再び主制御局との同期捕捉の為の動作を再開するという具合に無線システム全体のサービスを可能にするまで、コードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉とドアホンシステムの単独動作を繰り返す。
【0044】
なお、上記の動作で、再捕捉タイマ(Rt1)の値を次第に長くしてドアホン子機2cや無線子機4がドアホン圏内の時間を次第に長くしていくことにより、無線ドアホンシステムの単独動作時間を長くすることができる。
【0045】
また上記の動作で、同期捕捉タイマ(St1)の値を次第に短くしてコードレス電話親機3a(主制御局)を同期捕捉する時間、即ちドアホン子機2c(従属局)や無線子機4(従属局)がドアホン圏外の時間を次第に短くしていくことにより、無線ドアホンシステムの単独動作時間を長くすることができる。
【0046】
次に、ドアホン親機2b(副制御局)がコードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉動作を開始したが、最終的にコードレス電話親機3a(主制御局)からの制御信号を検出できなかった場合の動作を説明する。
【0047】
図5に示すように、最初に同期処理部204は、無線部201を連続受信状態にし、コードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉動作を開始する。このとき、同期捕捉タイマ(St1)を起動する。コードレス電話親機3a(主制御局)からの制御信号を、無線部201を介して制御信号検出部202が検出できないまま同期捕捉タイマ(St1)が満了すると、同期処理部204は、再捕捉カウンタ(Rcnt)が再捕捉最大値(MaxRcnt)に達しているかチェックする。
【0048】
再捕捉カウンタ(Rcnt)とは、再捕捉タイマ(Rt1)が満了したときに自装置を再起動する前に加算してEEPROMなどに記憶しておくカウンタであり、再捕捉最大値
(MaxRcnt)とは、最大何回再捕捉するかの値であり、再捕捉カウンタ(Rcnt)が再捕捉最大値(MaxRcnt)に達するまで、ドアホン親機2b(副制御局)はコードレス電話親機3a(主制御局)の再捕捉を行う。再捕捉カウンタ(Rcnt)が再捕捉最大値(MaxRcnt)に達していなかったら、同期処理部204は、再捕捉タイマ(Rt1)を起動し、自己のスロットタイミングで制御信号送信部203に、無線部201を介してドアホン子機2c(従属局)や無線子機4(従属局)に制御信号を送信開始させる。
【0049】
再捕捉カウンタ(Rcnt)が再捕捉最大値(MaxRcnt)に達していたら、同期処理部204は、再捕捉タイマ(Rt1)を起動せずに、自己のスロットタイミングで制御信号送信部203に、無線部201を介してドアホン子機2c(従属局)や無線子機4(従属局)に制御信号を送信開始させる。このように動作することで、ドアホン子機2c(従属局)と無線子機4(従属局)はドアホン親機2b(副制御局)に同期するため、コードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉は完全に停止するが、無線ドアホンシステムは単独で動作を継続する。
【0050】
次にドアホン親機2b(副制御局)はコードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉を完全に停止し、無線ドアホンシステムは単独で動作を継続している状態で、ドアホン子機2c(従属局)又は無線子機4(従属局)より再捕捉要求が要求された場合の動作を説明する。
【0051】
図5に示すように、ドアホン親機2b(副制御局)はコードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉を完全に停止し無線ドアホンシステムは単独で動作を継続している状態のとき、ドアホン子機2c(従属局)又は無線子機4(従属局)のユーザー操作により同期捕捉再開要求が入力されたら、ドアホン子機2c(従属局)又は無線子機4(従属局)は無線リンク接続要求を送信する。ドアホン親機2b(副制御局)のデータ受信部206は無線部201を介して無線リンク接続要求を受信したら、無線リンク接続要求を制御部205に出力する。制御部205は、データ受信部206から無線リンク接続要求が入力されたら、無線リンクを接続する。その後ドアホン子機2c(従属局)又は無線子機4(従属局)は無線リンクを使って再捕捉要求を送信する。
【0052】
ドアホン親機2b(副制御局)のデータ受信部206は無線部201を介して再捕捉要求を受信すると、再捕捉要求を制御部205に出力する。制御部205は、データ受信部206から再捕捉要求が入力されると、同期処理部204に再捕捉カウンタ(Rcnt)をクリアさせ、自装置の再起動処理を行う。このように動作することで、ドアホン親機2b(副制御局)の電源を入れ直すことなく、ドアホン子機2c(従属局)又は無線子機4(従属局)からの操作でドアホン親機2b(副制御局)はコードレス電話親機3a(主制御局)の同期捕捉を再開する。
【0053】
以上、本実施の形態では、コードレス電話親機を無線通信システム全体の主制御局、ドアホン親機を無線通信システム全体の副制御局とした場合の例を示したが、コードレス電話親機を副制御局、ドアホン親機を主制御局としても良い。
【0054】
又、本実施の形態では、従属局としてドアホン子機、コードレス電話子機、無線子機を各1台ずつ備えたものであったが、複数のドアホン子機、コードレス電話子機、無線子機を備えていてもよい。
【0055】
(実施の形態2)
副制御局であるドアホン親機2bを実現するハードウェア構成を図6に示す。
【0056】
玄関子機2aとドアホン親機2bは、玄関子機2aから受信した来訪者の映像信号、玄関子機2aを通じた来訪者との会話音声信号、玄関子機2aから受信した来訪者の通知信号を分離重畳をするトランジスタ等で構成されている電気的インターフェースである多重分離回路で接続されている。
【0057】
この多重分離回路のハードウェア構成は、ドアホンインターフェース1001と、ドアホンインターフェース1001から出力される玄関子機2aとドアホン親機2b間の映像信号をこの後段で使用するアナログ映像信号に変換する映像復調IC1002と、映像復調ICのアナログ信号をデジタル映像信号に変換するビデオキャプチャIC1003と、デジタル映像信号を記憶するSDRAM1006と、デジタルビデオ信号を録画再生などの管理を行うCPUであるV850CPU1005と、V850CPU1005のプログラムが記憶されているFRASH ROM1007と、V850CPU1005プログラムが動作する際に使用するメモリSRAM1008である。
【0058】
また、玄関子機2aの来訪者とドアホン親機2bの使用者との間で会話をするために、玄関子機2a側とのインターフェース信号として電話のような2線信号で通信されているアナログ信号と、ドアホン親機2bのドアホン親機通話部210を構成するボイススイッチIC1009と無線通信用のベースバンドIC1011とで使用する4線信号のアナログ信号との変換を、2−4変換回路1009で行っている。
【0059】
ドアホン親機通話部210はマイク1015とスピーカ1016から構成される。マイク1015からボイススイッチ1009へ親機側で発声した音声が出力される。玄関子機2aで発声した音声は、ボイススイッチ1009からスピーカアンプ回路1010で電力増幅し、スピーカ1016で再生される。音声回路206の一部を構成するボイススイッチ1009が、マイクからの音量とスピーカへの音量を比較し、送話と受話を切り替えるために実装されている。
【0060】
玄関子機2aから信号が入力されたことを制御部205をメインCPU1017で検知する。メインCPU1017は、呼び出しを検知した場合、報知部208でLED1017を点滅させ、来訪を知らせる。これに応答してドアホン親機側でドアホン親機操作部209を操作すると、メインCPU1017がそれを検知し、音声の通話ができるように全体を制御する。
【0061】
玄関子機2aからビデオキャプチャIC1003にアナログ画像信号が入力されると、ビデオキャプチャIC1003はSRAM1006を用いてアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
【0062】
さらに、V850CPU1005は、デジタル画像信号を録画する、時計タイマー1004の時刻情報を用いてデジタル画像信号に時刻情報を付加する、などの機能を実現している。FLASH ROM1007に蓄積されたプログラムをV850CPU1005がSRAM1008を用いて実行することによって実現される。
【0063】
V850CPU1005で生成された信号がコードレス電話子機3bへ出力するためにベースバンドIC1011へ出力される。
【0064】
また、玄関子機2aからの来訪者の画像を報知部208としてのLCDドライバIC1019を用いてLCDパネル1020に表示する。
【0065】
ベースバンドIC1011は、制御部205の一部と制御信号検出部202と制御信号送信部203と同期処理部204とデータ受信部207とデータ送信部208を実装して
いる。ベースバンドIC1011は音声情報、画像情報、制御信号等に、TDMA−TDD方式の通信に必要な同期信号とエラー検知用のエラー検出符号を付加し、TDMA方式のフレーム、タイムスロットに合わせて送信データ列を生成し、又、受信した受信データ列から、TDMA方式のフレーム、タイムスロットに合わせてエラー検知の処理を行い、エラーのなかったタイムスロットで受信された、音声情報、制御信号を出力する。
【0066】
ベースバンドIC1011が実行するプログラムの記憶をFLASH ROM1012が実現している。
【0067】
また、ベースバンドIC1011がプログラムを実行する際に使用するメモリを、SRAM1013で実現している。また、ドアホン親機と増設親機間の無線通信において、増設親機が親機の同定をするためのID情報をEEPROM1014に記憶している。
【0068】
送受信部201は、入力されたデータ列を変調、増幅し、又、受信した無線信号を増幅復調し受信データを出力する周波数ホッピングを用いたTDMA方式の無線の送受信を行う無線IC1015と複数のアンテナを切り替えるスイッチ1016で実現されている。
【0069】
ドアホン親機2bの外観図を図7に示す。
【0070】
ドアホン親機2bの前面には、玄関子機2aの来訪者の画像を映すLCDパネル1020とキーマトリクススイッチ1018と来訪を光で表示するLED1017がある。また、玄関子機2aの来訪者と通話するためのマイク1015とスピーカ1016を有している。
【0071】
この構成により、来訪者は、玄関子機2aを用いて、室内の使用者と会話ができる。また、コードレス電話子機3bに対して玄関子機2aと音声会話ができる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、異なるサービスを提供する無線通信システム間を無線で接続する無線通信システムにおいて、無線エラーによるシステム障害が発生した場合、それぞれのサービスの利便性を損なわず、システム障害からの復旧を行うことができるので、複数の制御局と従属局間で時分割多重通信を行う無線通信システムに好適である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図
【図2】本発明の実施の形態に係る無線ドアホンシステムの構成図
【図3】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンス図
【図4】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンス図
【図5】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンス図
【図6】本発明の実施の形態に係る無線通信システムのドアホン親機のハードウェア構成を示す図
【図7】本発明の実施の形態に係る無線通信システムのドアホン親機の外観図
【図8】コードレス電話システムと無線ドアホンシステムを備えた構成を示す図
【符号の説明】
【0074】
1 無線通信システム
2 無線ドアホンシステム
2a 玄関子機
2b ドアホン親機
2c ドアホン子機
3 コードレス電話システム
3a コードレス電話親機
3b コードレス電話子機
4 無線子機
101 ドアホン呼出検知部
102 ドアホン通話部
201 無線部
202 制御信号検出部
203 制御信号送信部
204 同期処理部
205 制御部
206 データ受信部
207 データ送信部
208 報知部
209 ドアホン親機操作部
210 ドアホン親機通話部




 

 


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