米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 スピーカ用磁気回路の生産設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−5993(P2007−5993A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−181943(P2005−181943)
出願日 平成17年6月22日(2005.6.22)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 西本 達哉
要約 課題
本発明は各種音響機器に使用される、2つ以上のマグネットを有するスピーカ用磁気回路の生産設備に関するもので、高い生産性と安定した高品質の生産設備の実現が可能となる。

解決手段
本発明のスピーカ用磁気回路の生産設備は、第1の磁気回路を生産する第1の生産ブロック101と、第2の磁気回路を生産する第2の生産ブロック102とを対称配置するとともに、第1の磁気回路と第2の磁気回路を結合する第3の生産ブロック103をさらに備えた自動化設備とすることにより、一貫生産できるスピーカ用磁気回路の生産設備を提供することができるものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
2つ以上のマグネットを有するスピーカ用磁気回路の生産設備であって、少なくともヨークと、このヨークに結合された第1のマグネットと、この第1のマグネットに結合された第1のプレートとで構成される第1の磁気回路を生産する第1の生産ブロックと、第2のマグネットと、この第2のマグネットに結合された第2のプレートとで構成される第2の磁気回路を生産する第2の生産ブロックとを有するスピーカ用磁気回路の生産設備。
【請求項2】
第1の生産ブロックで生産された第1の磁気回路と、第2の生産ブロックで生産された第2の磁気回路とを結合する第3の生産ブロックを、さらに設けた請求項1記載のスピーカ用磁気回路の生産設備。
【請求項3】
第1の生産ブロックと第2の生産ブロックを、対称配置した構成の請求項1または請求項2記載のスピーカ用磁気回路の生産設備。
【請求項4】
ヨークとプレートとのギャップ形成を、磁気回路組立搬送治具とギャップ形成治具とを兼用させた治具により実施するようにした請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のスピーカ用磁気回路の生産設備。
【請求項5】
第1の生産ブロックと第2の生産ブロックに、それぞれ着磁手段を備えた請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のスピーカ用磁気回路の生産設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は各種音響機器に使用されるスピーカ用磁気回路を製造する生産設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図6に、従来の特にマグネットを2つ以上有するスピーカ用磁気回路の生産設備のレイアウト図を示す。
【0003】
図6に示すように、従来のこの種のスピーカ用磁気回路を製造する生産設備は、第1の磁気回路を生産する生産設備100と、第2の磁気回路を生産する生産設備200に分かれていた。
【0004】
そして、さらに第1の磁気回路と第2の磁気回路とを結合する生産設備300に分かれ、合計3つの生産設備を必要とするものであった。
【0005】
上述のマグネットを2つ以上有する磁気回路の生産設備の構成は、ヨークと、第1のマグネットと、第1のプレートとで構成された第1の磁気回路を生産する生産設備100は、通常のスピーカの磁気回路の生産設備であるコンベアラインを用いて生産し、第2の磁気回路を生産する生産設備200や、第1と第2の磁気回路を結合する生産設備300は、オフライン状態で生産されるのが主流であった。
【0006】
すなわち、従来では、その製品構成として、マグネットを2つ以上有する磁気回路を構成したスピーカの数量が極端に少なかったために、余計な設備投資をせず、第2の磁気回路や、第1と第2の磁気回路の結合については、コンベアラインを用いることなくオフライン状態で手作業により生産されているのが現状であった。
【0007】
しかしながら、小型化や軽量化さらには音圧レベルの向上が市場から強く要求されつつある昨今では、マグネットを2つ以上設けて磁気回路を構成させて市場要求を満足させるスピーカの構成が必要となってきている。
【0008】
しかも、この種のスピーカの数量は、近年、地球環境対応化への追い風を受けて爆発的に多くなってきている。
【0009】
尚、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2004−15502号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述のスピーカ用磁気回路の生産設備では、マグネットを2つ以上有する磁気回路を構成したスピーカを生産する場合には、オンライン状態で生産している第1の磁気回路を生産する生産設備100のみ生産を良好に実施することができるが、第2の磁気回路や、第1と第2の磁気回路を結合する生産設備200および300については、オフライン状態で生産しているため、非常に多くの人員を必要とし生産性が低いという課題を有するものであった。
【0011】
さらに、生産工程内において、乾燥工程ごとに仕掛り品をためる必要があり、その都度、仕掛り品の出し入れや乾燥品の運搬を伴うことにより、ゴミ等の異物付着の発生や、仕掛り品の滞留によりリードタイムを要し、生産性が妨げられるという課題を有するものであった。
【0012】
また、介在している人員の人的能力に頼っているため、ばらつきや安定性に劣るという課題を有するものであった。
【0013】
本発明は、上記課題を解決するもので、高い生産性で安定した品質を確保できるスピーカ用磁気回路の生産設備を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために本発明は、マグネットを2つ以上有する磁気回路を構成したスピーカ用磁気回路の生産設備に関して、第1の磁気回路を生産する生産設備と第2の磁気回路を生産する生産設備をオンライン状態で一貫生産できる構成としたものである。
【0015】
さらに、第1の磁気回路と第2の磁気回路とを結合する生産設備をも、一貫生産できる構成としたものである。
【0016】
この構成とすることにより、マグネットを2つ以上有するスピーカ用磁気回路の生産を、高い生産性で、安定した品質を確保しながら実現することができる生産設備を提供することができる。
【発明の効果】
【0017】
以上のように本発明は、第1の磁気回路と第2の磁気回路を生産する生産設備をオンライン状態で一貫生産できる構成としているため、磁気回路の生産性を高め、安定した品質を確保することができる。
【0018】
さらに、第1の磁気回路と第2の磁気回路とを結合する生産設備をも一貫生産できる構成としているため、磁気回路の生産性を、より一層高め、安定した品質を確保することができる。
【0019】
よって、その工業的価値は非常に大なるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて本発明の請求項1から請求項5に記載の発明について説明する。
【0022】
本発明の請求項1から請求項5に記載のスピーカ用磁気回路の生産設備の一実施の形態について図1から図5により説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態におけるスピーカ用磁気回路の生産設備のレイアウト図を示したものである。
【0024】
図1に示すように、第1の磁気回路を製造する工程をブロック化して第1の磁気回路を生産する第1の生産ブロック101とし、さらに第2の磁気回路を製造する工程もブロック化して第2の磁気回路を生産する第2の生産ブロック102とし、さらに各々生産された第1の磁気回路と第2の磁気回路とをドッキングする第3の生産ブロック103をさらに設けて、3つのオンライン化された自動化生産設備を一体化して、マグネットを2つ以上有する磁気回路の生産工程を、オンライン状態で一貫生産できる生産設備としたものである。
【0025】
もちろん、請求項1に記載したように、第1の磁気回路と第2の磁気回路の生産工程をブロック化し、オンライン状態で一貫生産できる生産設備の構成としても良い。
【0026】
ここで、生産設備全体のレイアウトは、第1の磁気回路を生産する生産ブロック101と、第2の磁気回路を生産する生産ブロック102とを対称配置させて構成している。
【0027】
この構成とすることにより、生産設備全体を小型化し、コンパクト化することができるとともに、第1の磁気回路の生産と第2の磁気回路の生産とを並行して実施することができるため、生産効率の向上と人員削減を図ることができる。
【0028】
以下、この生産設備により、マグネットを2つ以上有する磁気回路を生産するときの詳細について説明する。
【0029】
図2は、本発明の一実施の形態におけるスピーカ用磁気回路の生産設備の平面図を示したものである。
【0030】
以下、生産設備の構成についてまず説明する。
【0031】
図2に示すように、第1の磁気回路の生産設備をブロック化し、材料供給装置、接着剤塗布装置、加圧装置及び乾燥装置を設け、さらに接着確認チェック工程と着磁装置を備えた自動化設備による生産ブロックとしている。
【0032】
そして、ヨークとプレートとのギャップ形成は、第1の磁気回路組立の搬送治具と兼用させた治具により安定した品質を確保できる設備構成としている。
【0033】
この構成とすることにより、ギャップゲージ単体が不要となり、低コスト化を図ることができるとともに、ギャップ形成工程と搬送工程とを兼ねた工程としているため、生産効率を向上させることができる。
【0034】
さらに、第2の磁気回路の生産設備についても、第1の磁気回路の生産設備と対称配置してブロック化し、同様に材料供給装置、接着剤塗布装置、加圧装置及び乾燥装置と着磁装置を備えた自動化設備による生産ブロックとしている。
【0035】
そして、第3のブロックとして、接着剤塗布装置、第1の磁気回路と第2の磁気回路の組合せ装置及び乾燥装置と接着確認チェック装置を備えた自動化設備による生産ブロックとしている。
【0036】
前記の3つのブロックをドッキングする構成とすることにより一貫した生産が行えるとともに、対称配置としたレイアウトとすることで材料投入を先頭に集中させ、さらに完成品の取り出しを後方に集中させることにより最小の人員で、極めて生産効率の良い安定した生産設備を提供することができる。
【0037】
さらに、着磁装置を生産設備中に備えることにより、全てオンラインで自動生産が可能となり、生産性を大きく向上させることができる。
【0038】
以下、生産プロセスの詳細を説明する。
【0039】
なお、図3、図4、図5については、第1、第2、第3それぞれの生産ブロックにおける組立てプロセス図を示したものである。
【0040】
まず、作業者48により第1の磁気回路と第2の磁気回路の材料を、第1、第2の生産ブロックのそれぞれの各材料供給コンベアー24,25,26,27,46,47に材料を投入する。
【0041】
第1の生産ブロック101では、組立兼搬送治具洗浄工程1で毎回エアー洗浄後、次工程に送り、銅キャップ投入コンベアー24より投入された銅キャップ50を、銅キャップ供給工程2で組立兼搬送治具56に供給し次工程に送る。
【0042】
次に接着剤塗布工程3で銅キャップ50に接着剤を塗布し、次工程に送り、プレート投入コンベアー25より投入されたプレート51を、プレート供給工程4で組立兼搬送治具56に供給し次工程に送る。
【0043】
次に接着剤塗布工程5でプレート51に接着剤を塗布し次工程に送り、マグネットズレ防止ガイド挿入工程6でマグネットズレ防止ガイド52により、組立兼搬送治具56に挿入し次工程に送る。
【0044】
そして、マグネット投入コンベアー26より投入されたマグネット53を、マグネット供給工程7で組立兼搬送治具56に供給し、次工程に送り、加圧工程8で加圧する。その後、次工程の乾燥装置9に送り、約9分の乾燥後取り出す。
【0045】
乾燥装置9より取り出された組立兼搬送治具56は、マグネットズレ防止ガイド取出し工程10で取り出し、次工程に送り、マグネット53とプレート51の接着確認工程11でチェックし次工程に送る。
【0046】
次に、接着剤塗布工程12でマグネット53に接着剤を塗布し、次工程に送り、ヨーク投入コンベアー27より投入されたヨーク54を、ヨーク供給工程13で組立兼搬送治具56に供給し、次工程に送り、加圧工程14で加圧する。その後、次工程の乾燥装置15に送り、約9分の乾燥後取り出す。
【0047】
乾燥装置15より取り出された組立兼搬送治具56は、ヨークとマグネットの接着確認工程16でチェックし、次工程に送り、着磁装置17で着磁し、その後、着磁有無確認工程19で確認し、第1の磁気回路完成品55が得られる。この工程までが第1の生産ブロック101になる。
【0048】
次に、第2の生産ブロック102でも、組立兼搬送治具洗浄工程28で毎回エアー洗浄後、次工程に送り、マグネット投入コンベアー47より投入されたマグネット57を、マグネット供給工程29で組立兼搬送治具61に供給し次工程に送る。
【0049】
次に接着剤塗布工程30でマグネット57に接着剤を塗布し次工程に送り、プレート投入コンベアー46より投入されたプレート58を、プレート供給工程31で組立兼搬送治具61に供給し次工程に送り、加圧工程32で加圧する。その後、次工程の乾燥装置33に送り、約9分の乾燥後取り出す。
【0050】
乾燥装置33より取り出された組立兼搬送治具61は、着磁装置34で着磁し、その後着磁有無確認工程35で確認し、第2の磁気回路完成品59が得られる。この工程までが第2の生産ブロック102になる。
【0051】
第3の生産ブロック103では、第1の生産ブロック101で生産された第1の磁気回路を作業者49により取出し工程21より取り出し、第1の磁気回路投入工程22の搬送治具に供給する。
【0052】
また、第2の生産ブロック102で生産された第2の磁気回路も作業者49により取出し工程39より取り出し、第2の磁気回路投入工程40の搬送治具に供給する。
【0053】
そして、第1の磁気回路投入工程22で投入された第1の磁気回路は、搬送治具により搬送され、接着剤塗布工程41で第1の磁気回路に塗布後、次工程に送る。
【0054】
さらに、第1の磁気回路と第2の磁気回路の結合工程42で、作業者49により供給された第2の磁気回路と接着剤塗布された第1の磁気回路を結合し、次工程の乾燥装置43に送り、約9分の乾燥後取り出す。
【0055】
乾燥装置43より取り出された搬送治具は、第1の磁気回路と第2の磁気回路の接着確認工程44でチェックし、完成品取出し工程45で最終完成品60が作業者49により取り出される。
【0056】
以上の工程により、マグネットを2つ以上有するスピーカ用磁気回路を製造するための生産設備を、オンライン状態で一貫生産できる生産設備の構成としているため、生産性を高め、安定した品質を確保することができる。
【0057】
さらにこの生産設備により、多くの人員削減が実現でき、多大なコストダウンが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明にかかるスピーカ用磁気回路の生産設備は、各種音響機器に使用されるスピーカ用磁気回路の生産設備への適用に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施の形態におけるスピーカ用磁気回路の生産設備のレイアウト図
【図2】本発明の一実施の形態におけるスピーカ用磁気回路の生産設備の平面図
【図3】本発明の一実施の形態における第1の生産ブロック組立てプロセス図
【図4】本発明の一実施の形態における第2の生産ブロック組立てプロセス図
【図5】本発明の一実施の形態における第3の生産ブロック組立てプロセス図
【図6】従来のスピーカ用磁気回路の生産設備のレイアウト図
【符号の説明】
【0060】
1 組立兼搬送治具洗浄工程
2 銅キャップ供給工程
3 接着剤塗布工程
4 プレート供給工程
5 接着剤塗布工程
6 マグネットズレ防止ガイド挿入工程
7 マグネット供給工程
8 加圧工程
9 乾燥装置
10 マグネットズレ防止ガイド取出し工程
11 接着確認工程
12 接着剤塗布工程
13 ヨーク供給工程
14 加圧工程
15 乾燥装置
16 マグネットとヨーク接着確認工程
17 着磁装置
18 着磁コイル冷却装置
19 着磁有無確認工程
20 着磁電源装置
21 取出し工程
22 第1の磁気回路投入工程
23 第1の組立兼搬送治具返却コンベアー
24 銅キャップ投入コンベアー
25 プレート投入コンベアー
26 マグネット投入コンベアー
27 ヨーク投入コンベアー
28 組立兼搬送治具洗浄工程
29 マグネット供給工程
30 接着剤塗布工程
31 プレート供給工程
32 加圧工程
33 乾燥装置
34 着磁装置
35 着磁有無確認工程
36 第2の組立兼搬送治具返却コンベアー
37 着磁電源装置
38 着磁コイル冷却装置
39 取出し工程
40 第2の磁気回路投入工程
41 接着剤塗布工程
42 第1の磁気回路と第2の磁気回路の結合工程
43 乾燥装置
44 第1の磁気回路と第2の磁気回路の接着確認工程
45 完成品取出し工程
46 プレート投入コンベアー
47 マグネット投入コンベアー
48 作業者
49 作業者
50 銅キャップ
51 プレート
52 マグネットズレ防止ガイド
53 マグネット
54 ヨーク
55 第1の磁気回路完成品
56 組立兼搬送治具
57 マグネット
58 プレート
59 第2の磁気回路完成品
60 最終完成品
61 組立兼搬送治具
101 第1の生産ブロック
102 第2の生産ブロック
103 第3の生産ブロック




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013