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発明の名称 無線通信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−5852(P2007−5852A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−180112(P2005−180112)
出願日 平成17年6月21日(2005.6.21)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 冨永 英雄 / 香田 英之
要約 課題
無線制御部の状態が他の制御局からの制御信号を検索している状態にある時、無線通信を必要とするイベントが発生しても、前記イベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことが可能となることを目的とする。

解決手段
無線制御部の状態が他の制御局からの制御信号を検索している状態にある時、無線通信を必要とするイベントが発生しても、制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化した場合、前記無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行う。また、予め決められた時間内に、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合でも、前記無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行う。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成され、前記制御局として動作する無線通信装置が無線通信のための制御信号を送信し、前記従属局として動作する無線通信装置が前記制御信号を受信することにより相互の無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信装置であって、
制御局として動作する無線通信装置の少なくとも1つは、
無線通信を行う無線部と、
他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索及び継続的に受信するように前記無線部を制御する制御局通信制御と、前記従属局として動作する無線通信装置との送受信を行うように前記無線部を制御する従属局通信制御を行う無線制御部と、
イベントを入力する入力手段と、
前記入力手段にて入力されたイベントに応じて前記無線制御部に従属局通信制御の指示と装置全体を制御する主制御部とを備え、
前記主制御部は、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、前記入力手段において無線通信を必要とするイベントが発生した場合は前記無線制御部への従属局通信制御の指示を控えることを特徴とする無線通信装置。
【請求項2】
前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、前記入力手段において無線通信を必要とするイベントが発生し、前記無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を除いて装置全体を制御し、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化した場合は前記無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、前記入力手段において無線通信を必要とするイベントが発生し、前記無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を除いて装置全体を制御し、予め決められた時間内に前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合、前記無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の無線通信装置。
【請求項4】
複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成され、前記制御局として動作する無線通信装置が無線通信のための制御信号を送信し、前記従属局として動作する無線通信装置が前記制御信号を受信することにより相互の無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信装置であって、
制御局として動作する無線通信装置の少なくとも1つは、
無線通信を行う無線部と、
他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索するように前記無線部を制御する制御局通信制御と、前記従属局として動作する無線通信装置との送受信を行うように前記無線部を制御する従属局通信制御を行う無線制御部と、
イベントを入力する入力手段と、
前記入力手段にて入力されたイベントに応じて前記無線制御部に従属局通信制御の指示と装置全体を制御する主制御部とを備え、
前記主制御部は、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時に無線通信を必要とするイベントが発生した場合は、前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号が検出されてから前記イベントに対応した制御を行うことを特徴とする無線通信装置。
【請求項5】
前記無線制御が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号の検索を開始してから予め決められた時間内に制御信号を継続的に受信している状態に変化しなかった場合、前記無線通信を必要とするイベントに対応した従属局通信制御の指示を行うことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
【請求項6】
制御局として動作する第1の無線通信装置と、制御局として動作する第2の無線通信装置と、従属局として動作する第3の無線通信装置とで構成され、制御局として動作する第1および第2無線通信装置が無線通信のための制御信号を送信し、第3の無線通信装置が前記制御信号を受信することにより相互の無線通信を行う無線通信システムであって、
第1の無線通信装置は、
イベントを入力する入力手段と、
第2の無線通信装置が発する制御信号を検索し、第3の無線通信装置との送受信を行うように制御を行う無線制御部と、
前記入力手段にて入力されたイベントに応じて第3の無線通信装置と通信する主制御部とを備え、
前記主制御部は、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時に無線通信を必要とするイベントが発生した場合は、前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号が検出されてから前記イベントに対応した制御を行うことを特徴とする無線通信装置。
【請求項7】
前記無線制御が前記第2の無線通信装置が発する制御信号の検索を開始してから予め決められた時間内に制御信号を継続的に受信している状態に変化しなかった場合、前記無線通信を必要とするイベントに対応した従属局通信制御の指示を行うことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
【請求項8】
制御局として動作するコードレス電話親機を有すコードレス電話システムと、
制御局として動作するドアホン親機を有す無線ドアホンシステムとで構成された無線通信システムであって、
前記ドアホン親機は前記コードレス電話親機の制御信号を受信すると共に、無線ドアホンシステムの制御局として無線ドアホンシステムの従属局との無線通信を行わない、
前記ドアホン親機は、
呼出の報知を行う報知部と、
来客者の音声を入力及び応答者の音声を出力する第1の通話部と、
応答者の音声を入力及び来客者の音声を出力する第2の通話部と、
前記イベントを入力する入力手段であって、呼出開始のイベントを入力するための第1の操作部と、
呼出に対し応答者が応答操作を入力するための第2の操作部とを備え、
前記主制御部は、前記無線制御部が前記コードレス電話親機の制御信号を継続的に受信している状態で、前記第1の操作部より呼出開始のイベントが入力されると、前記無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する来客報知の呼出開始を指示すると共に、前記報知部で来客の報知を開始し、
前記無線制御部が前記コードレス電話親機の制御信号を検索している状態で、前記第1の操作部より呼出開始のイベントが入力されると、前記無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する来客報知の呼出開始を指示せずに、前記報知部で来客の報知を開始し、前記無線制御部が前記コードレス電話親機の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化した場合、前記無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する呼出開始を指示し、
前記無線制御部が前記コードレス電話親機の制御信号を検索している状態で、前記第1の操作部より呼出開始のイベントが入力されると、前記無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する来客報知の呼出開始を指示せずに、前記報知部で来客の報知を開始し、予め決められた時間内に前記無線制御部が前記コードレス電話親機の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合、前記ドアホン親機は単独で無線ドアホンシステムの従属局に対して制御信号を送信開始し、前記無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する呼出開始を指示するように動作することを特徴とする無線通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成される無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成される無線通信システムがある。例えば、図5に示すようにコードレス電話親機501を制御局とし、その従属局とするコードレス電話子機502から構成されるコ−ドレス電話システムと、ドアホン504と接続されたドアホン親機503を制御局とし、ドアホン親機503の従属局としてドアホン子機505から構成される無線ドアホンシステムにおいて、コ−ドレス電話システムの一部として無線ドアホンシステムを動作させる目的で、コードレス電話親機501を無線通信システム全体の制御局とし、コードレス電話親機501の従属局としてドアホン親機503を動作させることで、コードレス電話子機502とドアホン子機505はコードレス電話親機501とドアホン親機503を経由して互いに通信可能となる。このような無線通信システムを構成した場合、コードレス電話子機502とドアホン子機505間の通信等が可能となり、その利便性が高まる。
【0003】
従属局は制御局から定期的に送信される制御信号を検索し、さらに継続的に受信することにより同期が維持され、無線通信可能となる。したがって、前記無線通信システムにおいても、ドアホン親機503はコードレス電話親機501が定期的に送信する制御信号を検索し、さらに継続的に受信することにより無線通信可能となる。
【0004】
なお、複数の親機で同一のコードレス電話システムを構成させる場合において、複数の親機の中の基準となる親機から送信される制御信号を他の親機で受信させ、この制御信号の受信タイミングに同期させて他の親機から制御信号を送信するようにしたものが知られている(特許文献1)。
【0005】
また、屋外で利用する携帯電話機能と、主に自宅周辺で利用するコードレス電話の機能を有するデジタル方式の無線電話装置親機において、公衆基地局のタイムスロットのタイミングを抽出するタイミング抽出部を設け、無線電話装置親機が公衆基地局のタイムスロットのタイミングを基に無線電話装置子機に対するタイムスロットのタイミングを設定するものが知られている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平8−251661号公報
【特許文献2】特開平7−87556号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
無線通信システム全体の制御局として動作するコードレス電話親機、コードレス電話親機の従属局として動作するコードレス電話子機及び無線ドアホン親機、さらに無線ドアホンシステム内においては制御局として動作する無線ドアホン親機、無線ドアホン親機の従属局として動作するドアホン子機から構成される無線通信システムにおいて、解決しようとする問題点は、無線ドアホン親機がコードレス電話親機からの制御信号を検索している状態にある時、ドアホン呼出が発生してしまうと、ドアホン子機に対してドアホン呼出を送信できなくなってしまうという点である。これは、無線ドアホンシステム単体では不自由なく利用できた機能が、コ−ドレス電話システムと無線ドアホンシステムを連携させたことで、利用できない場合が発生してしまうことになる。
【0007】
そこで本発明は、無線制御部の状態が他の制御局からの制御信号を検索している状態にある時、無線通信を必要とするイベントが発生しても、制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化する又はしないに関わらず、前記イベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことが可能となることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、無線部を制御し、他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索及び継続的に受信する制御局通信制御と、従属局として動作する無線通信装置との送受信を行う従属局通信制御を行う無線制御部と、入力手段にて入力されたイベントに応じて前記無線制御部に従属局通信制御の指示と装置全体を制御する主制御部とを備え、前記主制御部は、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、前記入力手段において無線通信を必要とするイベントが発生した場合、前記無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を除いて装置全体の制御を行うよう動作することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、無線制御部の状態が他の制御局からの制御信号を検索している状態にある時、無線通信を必要とするイベントが発生しても、制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化した場合、前記無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことが可能となる。
【0010】
また、予め決められた時間内に、前記無線制御部の状態が前記他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合でも、前記無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことが可能となる。
【0011】
よって、従属局に対して前記イベントを通知できるようになるため、前記イベント通知を受信した従属局が応答することにより、前記イベントに対応したサービスを利用することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、無線制御部の状態が他の制御局からの制御信号を検索している状態にある時、無線通信を必要とするイベントが発生した場合でも、そのイベントに対応した制御を行うようにした。
【0013】
本願の第1の発明は、複数の制御局として動作する無線通信装置と従属局として動作する無線通信装置とで構成された無線通信システムにおける無線通信装置であって、他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索及び継続的に受信するように無線部を制御し、無線部に従属局通信制御を行う無線制御部と、イベントを入力する入力手段と、入力手段にて入力されたイベントに応じて無線制御部に従属局通信制御の指示と装置全体を制御する主制御部とを備え、主制御部は無線制御部の状態が他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、入力手段において無線通信を必要とするイベントが発生した場合は無線制御部への従属局通信制御の指示を控えるようにしたものである。
【0014】
したがって、無線制御部の状態が他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時にイベントが発生した場合、他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号が検出されて同期が取れてからイベントに対応した制御を行うことになり、極力無線通信システム内の同期が保たれた状態でイベントに対応した制御を行うことができる。
【0015】
本願の第2の発明は、無線制御部の状態が他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、入力手段において無線通信を必要とするイベントが発生し、無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を除いて装置全体を制御し、予め決められた時間内に無線制御部の状態が他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合、無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことを特徴としたものである。
【0016】
したがって、無線制御部の状態が他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態にある時、無線通信を必要とするイベントが発生した場合でも、制御信号検索の状態が継続する限り装置全体の制御のみを行ない、その後、予め決められた時間内に無線制御部の状態が他の制御局として動作する無線通信装置の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合、いったん制御信号の検索を止め、無線通信を必要とするイベントに対応した無線制御部に従属局通信制御の指示を行う制御を行うことができる。これを無線ドアホンに応用した場合、制御信号を検索している状態でドアホン呼出が発生すると、制御信号の継続的な受信が出来るか又は所定時間が経過するまで待つ場合があるが、何れにしろドアホン子機にドアホン呼出報知を送信することができる。
【0017】
本願の第3の発明は、制御局として動作するコードレス電話親機を有すコードレス電話システムと、制御局として動作する無線ドアホン親機を有す無線ドアホンシステムとで構成された無線通信システムであって、無線ドアホン親機はコードレス電話親機の制御信号を受信すると共に、無線ドアホンシステムの制御局として無線ドアホンシステムの従属局との無線通信を行う無線ドアホン親機として動作する無線通信装置であって、ドアホン呼出の報知を行う報知部と、来客者の音声を入力及び応答者の音声を出力する第1の通話部と、応答者の音声を入力及び来客者の音声を出力する第2の通話部と、イベントを入力する入力手段であって、ドアホン呼出開始のイベントを入力するための第1の操作部と、ドアホン呼出に対し応答者が応答操作を入力するための第2の操作部とを備え、主制御部は無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を継続的に受信している状態で、第1の操作部よりドアホン呼出開始のイベントが入力されると、無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する来客報知のドアホン呼出開始を指示すると共に、報知部で来客の報知を開始し、無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態で、第1の操作部よりドアホン呼出開始のイベントが入力されると、無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する来客報知のドアホン呼出開始を指示せずに、報知部で来客の報知を開始し、無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化した場合、無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対するドアホン呼出開始を指示し、無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態で、第1の操作部よりドアホン呼出開始のイベントが入力されると、無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対する来客報知のドアホン呼出開始を指示せずに、報知部で来客の報知を開始し、予め決められた時間内に無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合、無線ドアホン親機は単独で無線ドアホンシステムの従属局に対して制御信号を送信開始し、無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対するドアホン呼出開始を指示するように動作することを特徴としたものである。
【0018】
したがって、無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態で、第1の操作部よりドアホン呼出開始のイベントが入力されると、報知部で来客の報知を開始し、無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化する場合、または予め決められた時間内に無線制御部がコードレス電話親機の制御信号を検索している状態から継続的に受信している状態に変化しなかった場合でも、無線制御部に無線ドアホンシステムの従属局に対するドアホン呼出開始を指示することができる。
【0019】
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成を説明する図である。図2は、本発明の実施の形態に係る無線ドアホン親機とドアホンの構成を説明する図である。図3及び図4は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンスチャートである。
【0020】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る無線通信システムは、コードレス電話システムと無線ドアホンシステムから構成される。コードレス電話システムは、コードレス電話システムの制御局として動作する無線通信装置であるコードレス電話親機101と、コードレス電話親機101の従属局として動作する無線通信装置であるコードレス電話子機102から構成される。コードレス電話親機101は、制御信号を定期的に送信する。
【0021】
また、無線ドアホンシステムは、無線ドアホンシステムの制御局として動作する無線通信装置である無線ドアホン親機103と、無線ドアホン親機103に有線接続された通話部と操作部を備えたドアホン104と、無線ドアホン親機103の従属局として動作する無線通信装置であるドアホン子機105から構成される。コードレス電話親機101とコードレス電話子機102との間、無線ドアホン親機103とドアホン子機105との間、コードレス電話親機101と無線ドアホン親機103との間はTDMA(時分割多重)方式により通信を行なう。
【0022】
さらに、コードレス電話親機101は無線通信システム全体の制御局として動作し、無線ドアホン親機103はコードレス電話親機101の従属局として動作する。このような構成とすることにより、コードレス電話システムと無線ドアホンシステムの相互通信が可能となる。その結果、コードレス電話子機102とドアホン子機105間の通信等が可能となり、コードレス電話親機101の従属局、かつ無線ドアホン親機103の従属局となることが可能な兼用子機106があれば、1台で直接両システムの親機の子機となることができるため、さらに利便性が高くなる。
【0023】
図2に示すように、無線ドアホン親機103は、ドアホン104と有線接続されている。例えばドアホン104は、通常は玄関の外壁や門柱に取り付けられ、屋内または屋外の配線を介して家屋内の無線ドアホン親機103に接続される。無線ドアホン親機103は、制御信号検出部202と、制御信号検索タイマ部203と、ドアホン呼出イベント記憶部204と、データ受信部205と、制御信号送信部207と、データ送信部208とを備える無線制御部と、無線部201と、主制御部206と、報知部209と、ドアホン親機操作部210と、ドアホン親機通話部211で構成される。ドアホン104はドアホン操作部212とドアホン通話部213で構成される。無線部201は、TDMA(時分割多重)通信を行うために変復調を行って、アンテナを介して送受信する。主制御部206は、無線ドアホン親機全体の制御を行ものであり、ドアホン104と無線ドアホン親機103間、またはドアホン104と無線ドアホン親機103を介したドアホン子機105間の報知、ドアホン呼出、応答及び通話等の制御を行う。
【0024】
制御信号検索タイマ部203は、制御信号検索タイマが未動作中に制御信号検出部202から制御信号検索タイマ起動通知を入力すると制御信号検索タイマを起動し、制御信号検索タイマが動作中に制御信号検索タイマ停止通知を入力すると制御信号検索タイマを停止する。例えば無線ドアホン親機103が起動すると、制御信号検索タイマ部203は無線部201を制御信号検索処理を開始させ、それと同時に制御信号検索タイマ部203は、制御信号検索タイマ(以下、検索タイマと呼ぶ)を起動させる。
【0025】
制御信号検出部202は、無線部201を介して受信した受信信号の中からコードレス電話親機101が送信した制御信号を検出した場合、制御信号検索タイマ部203に検索タイマ停止通知を出力し、さらに制御信号送信部207に制御信号検出成功通知を出力する。また、無線部201を介して受信した受信信号の中から制御信号が検出されない間は検索タイマはカウントを続ける。この制御信号検索タイマが起動中(カウント中)の間は、無線部201を制御信号検索処理を続ける。
【0026】
制御信号検索タイマが動作中に制御信号検索タイマ停止通知を入力した場合、制御信号検索タイマ部203はドアホン呼出イベント記憶部204へ制御信号検索成功通知を出力する。制御信号検索タイマ停止通知がこないまま制御信号検索タイマ値が予め決められた制御信号検索タイマ満了値に到達すると、制御信号検索タイマ部203はドアホン呼出イベント記憶部204へ制御信号検索失敗通知を出力する。
【0027】
ドアホン104でのドアホン操作部212を操作することによりドアホン呼出信号が発せられると、ドアホン呼出イベント記憶部204に主制御部206を介してドアホン呼出イベントが入力され、このドアホン呼出イベント記憶部204にドアホン呼出イベントの情報が格納される。
【0028】
ある時、例えば来訪者がドアホン104のドアホン操作部212を操作し、ドアホン呼出イベント記憶部204にドアホン呼出イベントの情報が格納されている時に制御信号検索タイマ部203から制御信号検索成功通知、または制御信号検索失敗通知を入力すると、ドアホン呼出イベント記憶部204に格納されているドアホン呼出イベントの情報がデータ送信部208に対して出力される。それに従ってデータ送信部208は、ドアホン104からのドアホン呼出情報を無線部201を介して送信する。
【0029】
制御信号送信部207は、無線ドアホン親機103の従属局であるドアホン子機105や兼用子機106に対して制御信号を送信する。近くのコードレス電話親機101が送信する制御信号が継続的に受信できる状態であれば、コードレス電話親機101の制御信号送信周期と同じ周期で制御信号検出部202から制御信号検出成功通知が発せられ、それが制御信号送信部207へ入力される。制御信号送信部207はこの制御信号検出成功通知に同期してドアホン子機105等に対する制御信号を送信する。したがって制御信号送信部207が送信する制御信号は、コードレス電話親機101から受信する制御信号に同期することになる。この制御信号はドアホン子機105等で受信される他、兼用子機106やコードレス電話子機102でも受信可能となる。
【0030】
例えばコードレス電話親機101が送信する制御信号が受信できない状態では、制御信号送信部207へ制御信号検出成功通知は入力されず、この状態では制御信号送信部207は制御信号の送信と中止する。
【0031】
また、制御信号検索タイマ部203から制御信号検索失敗通知を入力した場合、無線ドアホン親機103独自のタイミングで制御信号を送信開始する。すなわちコードレス電話親機101の制御信号が受信されないまま(制御信号検索タイマ停止通知がこないまま)検索タイマの値が予め決められた制御信号検索タイマ満了値に到達すると、制御信号検索タイマ部203から制御信号検索失敗通知が発せられ、それにしたがって制御信号送信部207は無線ドアホン親機103独自のタイミングで制御信号の送信を開始する。
【0032】
データ受信部205は、受信信号の中から無線ドアホン親機103宛ての受信データ処理を行い、主制御部206に受信データを出力する。この受信データには、ドアホン子機105で応答者が応答操作を行った場合に受信するドアホン呼出応答、以降に続くドアホン子機105からの音声等が含まれる。
【0033】
データ送信部208は、ドアホン104からのドアホン呼出及び音声を、主制御部206を介して入力し、送信データ処理を行い、無線部201を介して送信する。また、ドアホン呼出イベント記憶部204からドアホン呼出イベントを入力した場合も、同様に送信データ処理を行い、無線部201を介して送信する。
【0034】
報知部209は、ドアホン104からのドアホン呼出を、主制御部206を介して入力した場合、ドアホン親機通話部211が備えているスピーカーにより報知する。
【0035】
ドアホン親機操作部210は、応答ボタンを備え、報知部209でドアホン呼出が報知された際、応答者が応答ボタンを押すことにより、主制御部206はドアホン104のドアホン通話部213と無線ドアホン親機103のドアホン親機通話部211間の通話を可能とする。
【0036】
ドアホン親機通話部211は、スピーカーとマイクを備えており、主制御部206を介して、応答者がドアホン104のドアホン通話部213と通話を行う機能を持つ。
【0037】
ドアホン操作部212は、呼出ボタンを備え、来客者が呼出ボタンを押すことにより、無線ドアホン親機103に対してドアホン呼出を出力する。
【0038】
ドアホン通話部213は、スピーカーとマイクを備えており、主制御部206を介して、来客者が応答と通話を行う機能を持つ。
【0039】
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作の説明を行う。
【0040】
まず、無線ドアホン親機103あるいはコードレス電話親機101の電源投入直後の場合、無線ドアホン親機103がコードレス電話親機101の通信圏外に一時的になってしまった場合、または干渉源やフェージング等の無線環境の変化によってコードレス電話親機101からの制御信号を受信できなくなった場合、無線ドアホン親機103は以下のような動作を行う。
【0041】
無線ドアホン親機103の電源投入直後、制御信号検出部202は制御信号タイマ起動通知を発行し、制御信号検出部202から制御信号タイマ起動通知を入力した制御信号検索タイマ部203は、制御信号検索タイマを起動し、無線部201を制御信号検索状態にする。無線部201が制御信号検索状態の場合、無線部201は連続受信を行い、制御信号検出部202から制御信号検索タイマ停止通知を入力するまで、制御信号検索タイマ部203は無線部201を制御信号検索状態のまま維持させる。
【0042】
制御信号検索状態の無線部201を介して、制御信号検出部202がコードレス電話親機101からの制御信号を検出すると、制御信号検索タイマ部203に対して制御信号検索タイマ停止通知を出力し、制御信号送信部207に対して制御信号検出成功通知を出力する。制御信号検索タイマ動作中に制御信号検索タイマ停止通知を入力した制御信号検索タイマ部203は、制御信号検索タイマを停止するとともに、連続受信を行っている無線部201の制御信号検索状態を、コードレス電話親機101が定期的に送信する制御信号に同期して制御信号を受信できる同期維持状態に変更する。制御信号検出成功通知を入力した制御信号送信部207は、コードレス電話親機101から受信する制御信号が含まれるTDMAスロット以外のTDMAスロット上で、ドアホン子機105や兼用子機106に無線部201を介して制御信号を送信する。このように動作することで、無線ドアホン親機103はコードレス電話親機101に同期することになる。またこの状態では、ドアホン子機105と兼用子機106は無線ドアホン親機103に同期するため、結果的に無線通信システム全体がコードレス電話親機101に同期することになる。
【0043】
次に、無線通信システム全体がコードレス電話親機101に同期した状態にある時、以下のような無線通信が可能となる。
【0044】
来客者がドアホン104のドアホン操作部212の呼出ボタンを押し、主制御部206にドアホン呼出を出力する。ドアホン呼出を入力した主制御部206は、報知部209及びデータ送信部208にドアホン呼出を出力する。ドアホン呼出を入力した報知部209は、報知を開始する。同時に、ドアホン呼出を入力したデータ送信部208は、空きTDMAスロット上で無線部201を介して、無線ドアホンシステム下の全子機に対してドアホン呼出報知を送信する。たとえばドアホン呼出報知を受信したドアホン子機105は、スピーカーやベルで呼出音を鳴らす。応答者がドアホン子機105の応答ボタンを押すことにより、ドアホン子機105はまず空きTDMAスロット上で無線ドアホン親機103と通話するための通信スロットを確立する。
【0045】
通信スロットが確立すると、ドアホン子機105は無線ドアホン親機103にドアホン子機応答を送信する。無線部201を介して、ドアホン子機応答を受信したデータ受信部205は、主制御部206にドアホン子機呼出応答を出力する。ドアホン子機呼出応答を入力した主制御部206は、ドアホン104のドアホン通話部213とデータ受信部205を接続することで、無線ドアホン親機103を経由して、ドアホン子機105とドアホン104間で通話できるようになる。
【0046】
次に、無線ドアホン親機103がコードレス電話親機101から送信される制御信号を検索している状態であって無線ドアホン親機103とコードレス電話親機101との同期が確立されていない時に来客者がドアホン104のドアホン操作部212の呼出ボタンを押した場合の動作について、以下の二つの場合に分けて説明する。
【0047】
[制御信号検索タイマ満了前に制御信号を受信]
まず、図3のように、制御信号検索タイマ満了前にコードレス電話親機101からの制御信号を受信できた場合の説明を行う。
【0048】
無線ドアホン親機103の同期が外れたとき、すなわち同期維持状態であった無線部201を介してコードレス電話親機101から送られていた制御信号が制御信号検出部202で検出できなくなった場合、制御信号検出部202は制御信号検索タイマ部203に制御信号検索タイマ起動通知を出力する。
【0049】
この場合、制御信号検出部202は制御信号送信部207に対して制御信号検出成功通知を出力しなくなるため、制御信号送信部207はドアホン子機105や兼用子機106に対して制御信号を送信しなくなる。その結果、無線ドアホンシステムの同期維持ができなくなってしまう。このように、制御信号検索タイマ未動作中に制御信号検索タイマ起動通知を入力した制御信号検索タイマ部203は、制御信号検索タイマを起動し、無線部201を制御信号検索状態にする。この制御信号検索状態では無線部201は連続受信を行い、制御信号検索タイマ部203から同期維持状態になるよう指示されるまで、制御信号検索状態を維持する。
【0050】
この制御信号検索状態(無線ドアホン親機103と非同期、かつ制御信号検索タイマ満了前)で、来客者がドアホン104のドアホン操作部212の呼出ボタンを押した場合、主制御部206はドアホン呼出を入力し、報知部209にドアホン呼出を出力するとともに、ドアホン呼出イベント記憶部204にドアホン呼出イベントを記憶させる。そして無線ドアホン親機103自体においては、ドアホン呼出を入力した報知部209が報知を開始する。
【0051】
コードレス電話親機101からの制御信号を無線部201を介して制御信号検出部202が検出すると、それが制御信号検索タイマ満了前(タイマ動作中)であれば制御信号を検出した制御信号検出部202は、制御信号検索タイマ部203に制御信号検索タイマ停止通知を出力し、さらに制御信号送信部207に制御信号検出成功通知を出力する。このタイマ動作中に制御信号検索タイマ停止通知を入力した制御信号検索タイマ部203は、制御信号検索タイマを停止し、ドアホン呼出イベント記憶部204に制御信号検索成功通知を出力し、連続受信を行っている無線部201の制御信号検索状態を、コードレス電話親機101が定期的に送信する制御信号に同期して、制御信号を受信できる同期維持状態に変更する。
【0052】
制御信号検出成功通知を入力した制御信号送信部207は、コードレス電話親機101から受信する制御信号が含まれるTDMAスロット以外のTDMAスロット上で、ドアホン子機105や兼用子機106に無線部201を介して制御信号を送信する。その後、制御信号検索成功通知を入力したドアホン呼出イベント記憶部204は、事前に記憶していたドアホン呼出イベントをデータ送信部208に出力する。ドアホン呼出イベントを入力したデータ送信部208は、空きTDMAスロット上で無線部201を介して、無線ドアホンシステム下の全子機に対してドアホン呼出報知を送信する。
【0053】
このようにコードレス電話親機101から制御信号が受信できた後は、無線ドアホン親機103はコードレス電話親機101に同期し、さらにドアホン子機105と兼用子機106は無線ドアホン親機103に同期するため、結果的に無線通信システム全体がコードレス電話親機101に同期することになり、空きTDMAスロット上で無線ドアホンシステム下の全子機に対してドアホン呼出報知を送信することができる。
【0054】
例えばドアホン呼出報知を受信したドアホン子機105(図3に示す)は、スピーカーやベルで呼出音を鳴らす。応答者がドアホン子機105の応答ボタンを押すことにより、ドアホン子機105はまず空きTDMAスロット上で無線ドアホン親機103と通話するための通信スロットを確立する。通信スロットが確立すると、ドアホン子機105は無線ドアホン親機103にドアホン子機応答を送信する。
【0055】
無線ドアホン親機103において、無線部201を介して、ドアホン子機応答を受信したデータ受信部205は、主制御部206にドアホン子機呼出応答を出力する。ドアホン子機呼出応答を入力した主制御部206は、ドアホン104のドアホン通話部213とデータ受信部205を接続することで、無線ドアホン親機103を経由して、ドアホン子機105とドアホン104間で通話できるようになる。
【0056】
[制御信号を受信できないまま検索タイマ満了]
次に、図4のように、コードレス電話親機101からの制御信号を受信できない状態で、制御信号検索タイマが満了してしまった場合の説明を行う。
【0057】
無線ドアホン親機103は、コードレス電話親機101が定期的に送信する制御信号を同期維持状態である無線部201を介して、制御信号検出部202で検出できなかった場合、制御信号検出部202は制御信号検索タイマ部203に制御信号検索タイマ起動通知を出力する。この場合、制御信号検出部202は制御信号送信部207に対して制御信号検出成功通知を出力しなくなるため、制御信号送信部207はドアホン子機105や兼用子機106に対して制御信号を送信しなくなる。その結果、無線ドアホンシステムの同期維持ができなくなってしまう。無線ドアホンシステムの同期が外れると、制御信号検索タイマ部203は制御信号検索タイマ起動通知に従って検索タイマを起動し、無線部201を制御信号検索状態にする。それにより無線部201は連続受信を開始し、制御信号検索タイマ部203から同期維持状態になるよう指示されるまで、制御信号検索状態を維持する。
【0058】
この制御信号検索状態で、来客者がドアホン104のドアホン操作部212の呼出ボタンを押した場合、主制御部206はドアホン呼出を入力し、報知部209にドアホン呼出を出力するとともに、ドアホン呼出イベント記憶部204にドアホン呼出イベントを記憶させる。ドアホン呼出を入力した報知部209は報知を開始する。
【0059】
コードレス電話親機101からの制御信号を、無線部201を介して制御信号検出部202が検出できないまま制御信号検索タイマが満了すると、制御信号検索タイマを停止し、制御信号検索タイマ部203はドアホン呼出イベント記憶部204に制御信号検索失敗通知を、制御信号送信部207に制御信号検索失敗通知を出力し、連続受信を行っている無線部201の制御信号検索状態を、単独制御信号送信状態に変更する。
【0060】
制御信号検索失敗通知を入力した制御信号送信部207は、無線部201を介して無線ドアホン親機103独自のTDMAスロットタイミングで、ドアホン子機105や兼用子機106に制御信号を送信開始する。このように動作することで、ドアホン子機105と兼用子機106は無線ドアホン親機103に同期するため、結果的に無線ドアホンシステムが単独で同期することになる。
【0061】
制御信号検索失敗通知を入力したドアホン呼出イベント記憶部204は、事前に記憶していたドアホン呼出イベントをデータ送信部208に出力する。ドアホン呼出イベントを入力したデータ送信部208は、空きTDMAスロット上で無線部201を介して、無線ドアホンシステム下の全子機に対してドアホン呼出報知を送信する。
【0062】
例えばドアホン呼出報知を受信したドアホン子機105は、スピーカーやベルで呼出音を鳴らす。応答者がドアホン子機105の応答ボタンを押すことにより、ドアホン子機105はまず空きTDMAスロット上で無線ドアホン親機103と通話するための通信スロットを確立する。通信スロットが確立すると、ドアホン子機105は無線ドアホン親機103にドアホン子機応答を送信する。
【0063】
無線ドアホン親機103において、無線部201を介してドアホン子機応答を受信したデータ受信部205は、主制御部206にドアホン子機呼出応答を出力する。ドアホン子機呼出応答を入力した主制御部206は、ドアホン104のドアホン通話部213とデータ受信部205を接続することで、無線ドアホン親機103を経由して、ドアホン子機105とドアホン104間で通話できるようになる。さらに、通話終了を検出した無線部201は、単独制御信号送信状態から制御信号検索状態へ移行する。その結果、コードレス電話親機101からの制御信号を受信するまで制御信号検索状態を繰返し、最終的にコードレス電話親機101からの制御信号を受信すると、同期維持状態となり、通常動作が可能となる。
【0064】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
【0065】
本実施の形態では、無線ドアホン親機1台、コードレス電話親機1台だけ備えたものであったが、複数台の無線ドアホン親機とコードレス電話親機を備えていてもよい。その場合には1台のコードレス電話親機aを無線通信システム全体の制御局とし、その他の無線ドアホン親機とコードレス電話親機をコードレス電話親機aの従属局として動作させることとなる。
【0066】
又、本実施の形態ではコードレス電話親機を無線通信システム全体の制御局、無線ドアホン親機を無線通信システム全体の従属局とした例を示したが、実施の形態と逆の構成、即ち、コードレス電話親機を無線通信システム全体の従属局、ドアホン親機を無線通信システム全体の制御局としてもよい。
【0067】
又、本発明は2つの制御局が存在する無線通信システムに広く応用が可能で有り、例えば、2台のコードレス電話親機の一方が制御局、他方が従属局となるような同一の無線設備が複数ある構成やコードレス電話、無線ドアホン以外の無線LAN等の無線通信装置への適用も可能である。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、複数の制御局が存在する無線通信システムにおいて、無線通信システム全体の同期が維持できなくなった場合でも、必要に応じて個別の無線通信システムが単独で同期することで、元来持っている個別の固有サービスを提供できるので、制御局と従属局とが時分割多重で通信を行う無線通信システムに好適である。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成を説明する図
【図2】本発明の実施の形態に係る無線ドアホン親機とドアホンの構成を説明する図
【図3】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンスチャート
【図4】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を説明するシーケンスチャート
【図5】コードレス電話システムと無線ドアホンシステムを備えた無線通信システムの構成を示す図
【符号の説明】
【0070】
101 コードレス電話親機
102 コードレス電話子機
103 無線ドアホン親機
104 ドアホン
105 ドアホン子機
106 兼用子機
201 無線部
202 制御信号検出部
203 制御信号検索タイマ部
204 ドアホン呼出イベント記憶部
205 データ受信部
206 主制御部
207 制御信号送信部
208 データ送信部
209 報知部
210 ドアホン親機操作部
211 ドアホン親機通話部
212 ドアホン操作部
213 ドアホン通話部




 

 


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