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発明の名称 データ記録ディスク駆動装置及びデータ記録ディスク駆動方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4863(P2007−4863A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−181940(P2005−181940)
出願日 平成17年6月22日(2005.6.22)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 大坪 紹二 / 六日市 正弘 / 内海 慎久
要約 課題
HDDの消費電力を低減させるデータ記録ディスク駆動装置を提供すること。

解決手段
ヘッドを待避させるデータトラックを有さない非データ領域104を2箇所以上有し、ディスク制御部109は、全ての非データ領域104の位置を保持し、現在のヘッド位置から非データ領域104までの移動した場合の消費電力をそれぞれ計算した後、それらの中で最も消費電力が小さい非データ領域をヘッド105の移動先として決定し、アクチュエータ107によりヘッド105を移動させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
データを格納する複数のデータトラックを有する記録ディスクへのデータの読み書きを行なうデータ記録ディスク駆動装置であって、
前記ディスクへのデータの読み書きを行うヘッドを待避するための二箇所以上のヘッド待避領域と、
前記ヘッド待避領域へのヘッドの移動を制御するディスク制御手段を備え、
前記ディスク制御手段は、
前記ヘッド待避領域の位置を保持する領域情報保持手段と、
ヘッドの現在位置に基づいて、ヘッドを待避させるための前記ヘッド待避領域を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択した前記ヘッド待避領域へのヘッドの移動を制御する移動手段とを有することを特徴とするデータ記録ディスク駆動装置。
【請求項2】
前記選択手段は、現在のヘッド位置から最短距離にあるヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録ディスク駆動装置。
【請求項3】
前記選択手段は、現在のヘッド位置からヘッド待避領域へヘッドが移動するのに要するエネルギーが最小となるようにヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録ディスク駆動装置。
【請求項4】
前記データ記録ディスク駆動装置は、ホストからのコマンド要求を保持するコマンドキューと、
前記コマンドキューに保持されたコマンドから次のアクセス位置を決定するアクセス位置選択手段とを備え、
選択部は、現在のヘッド位置と前記決定したアクセス位置からヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録ディスク駆動装置。
【請求項5】
前記選択手段は、現在のヘッド位置からヘッド待避領域へ移動する距離と、ヘッド待避領域から前記選択したアクセス位置へ移動する距離の合計が最短となるようにヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項4に記載のデータ記録ディスク駆動装置。
【請求項6】
前記選択手段は、現在のヘッド位置からヘッド待避領域へ移動することにより前記装置が消費するエネルギーと、ヘッド待避領域から前記選択したアクセス位置へ移動することにより前記装置が消費するエネルギーの合計が最小となるようにヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項4に記載のデータ記録ディスク駆動装置。
【請求項7】
データを格納する複数のデータトラックを有する記録ディスクへのデータ読み書きを行なうデータ記録ディスク駆動装置の制御方法であって、
前記記録ディスクへのデータの読み書きを行うヘッドを待避するための二箇所以上のヘッド待避領域を、前記記録ディスクまたは前記データ記録ディスク駆動装置が有しており、
ヘッドの現在位置に基づいて、ヘッドを待避させるための前記ヘッド待避領域を選択するヘッド待避領域選択ステップと、
前記ヘッド待避領域選択ステップで選択した前記ヘッド待避領域にヘッドを移動する移動ステップを備えたデータ記録ディスク駆動方法。
【請求項8】
前記ヘッド待避領域選択ステップは、現在のヘッド位置から最短距離にあるヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項7に記載のデータ記録ディスク駆動方法。
【請求項9】
前記ヘッド待避領域選択ステップは、現在のヘッド位置からヘッド待避領域へヘッドが移動するのに要するエネルギーが最小となるようにヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項7に記載のデータ記録ディスク駆動方法。
【請求項10】
前記データ記録ディスク駆動装置は、ホストからのコマンド要求を保持するコマンドキューを有し、
前記コマンドキューに保持されたコマンドから次のアクセス位置を決定するアクセス位置選択ステップを更に備え、
前記ヘッド待避領域選択ステップは、現在のヘッド位置と前記アクセス位置選択ステップにより選択した位置からヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
【請求項11】
前記ヘッド待避領域選択ステップは、現在のヘッド位置からヘッド待避領域へ移動する距離と、ヘッド待避領域から前記アクセス位置選択ステップにより選択した位置へ移動する距離の合計が最短となるようにヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項10に記載の制御方法。
【請求項12】
前記ヘッド待避領域選択ステップは、現在のヘッド位置からヘッド待避領域へ移動することにより当該装置が消費するエネルギーと、ヘッド待避領域から前記アクセス位置選択ステップにより選択した位置へ移動することにより当該装置が消費するエネルギーの合計が最小となるようにヘッド待避領域を選択することを特徴とする請求項10に記載の制御方法。
【請求項13】
データを格納する複数のデータトラックを有する記録ディスクへのデータの読み書きを行なうデータ記録ディスク駆動制御の集積回路であって、
前記ディスクへのデータの読み書きを行うヘッドを待避するための二箇所以上のヘッド待避領域と、
前記ヘッド待避領域へのヘッドの移動を制御するディスク制御手段を備え、
前記記録ディスク制御手段は、
前記ヘッド待避領域の位置を保持する領域情報保持手段と、
ヘッドの現在位置に基づいて、ヘッドを待避させるための前記ヘッド待避領域を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択した前記ヘッド待避領域へのヘッドの移動を制御する移動手段とを有することを特徴とする集積回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスク・ドライブに関し、特に、バッテリーで給電されるディスク駆動の消費電力の低減に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、映像・音声データを記録再生することのできる家庭向けの映像音声記録再生装置のストレージとして、大容量で、ビット単価が低く、ランダムアクセス可能なハードディスク・ドライブ(以下、HDD)が採用されている。現在、メディアの径が3.5インチのHDDを使用した据え置きタイプの映像音声記録再生装置が普及している。これは、TV放送などを録画するHDDレコーダーとして知られるものである。HDDとしては、上記の3.5インチ径のメディアを用いたものの他、近年では2.5インチ径、1.8インチ径、0.85インチ径といったより小型で軽量なメディアを用いたものまで普及してきている。また、小型のHDDは、携帯型音楽プレーヤーや携帯電話などにも用いられている。
【0003】
このような携帯型音楽プレーヤーや携帯電話、携帯情報端末(PDA)などモバイルタイプの映像音声記録再生装置(以降、モバイル機器)は、バッテリー動作時間が長くなればなるほど、その利便性について飛躍的な向上を見込める。また、モバイル機器の電力は主としてハードディスクの駆動機構で消費される。
【0004】
ハードディスクの駆動に関する電力低減のための技術として、節電型動作モードを用いた電力管理方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、ヘッドが読取り、書込み、またはシークしない場合、ヘッドはヘッドパーキング位置に移動し、サーボ系回路への電源供給を停止する。さらに長時間、ヘッドが読取り、書込み、またはシークしない場合、ディスクは回転を停止する。また、節電型動作モードへの遷移を過去のアクセスパターンの確率から予測して決定することで、効率的な節電型モードへの遷移を行っていた。
【特許文献1】特開平9−17099号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の技術では、ヘッドのデータ領域からヘッドパーキング位置への移動や、ヘッドパーキング位置から次のアクセスデータ領域への移動に要する消費電力について考慮しておらず、ヘッドの移動(以下シーク)期間が長いほど、HDDはヘッドを移動させるためのアクチュエータ、及びアクチュエータに接続されたサーボ制御回路の電力消費量が増大するという課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、HDDの消費電力をより低減させるための方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明のデータ記録ディスク駆動装置は、データを格納する複数のデータトラックを有する記録ディスクへのデータの読み書きを行なうデータ記録ディスク駆動装置であって、前記ディスクへのデータの読み書きを行うヘッドを待避するための二箇所以上のヘッド待避領域と、前記ヘッド待避領域へのヘッドの移動を制御するディスク制御手段を備え、前記ディスク制御手段は、前記ヘッド待避領域の位置を保持する領域情報保持手段と、ヘッドの現在位置に基づいて、ヘッドを待避させるための前記ヘッド待避領域を選択する選択手段と、前記選択手段で選択した前記ヘッド待避領域へのヘッドの移動を制御する移動手段とを有し、ヘッドの待避領域を選択することで、消費電力を削減することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のデータ記録ディスク駆動装置によれば、ヘッドを待避させる際に必要な移動距離を減少させることが可能となり、それによってHDDの消費電力を低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
本発明は、節電モードにおけるヘッドのシーク距離を短くするため、ヘッドを待避させる非データ領域をディスク上に2箇所以上設けることにより、ヘッドを待避させる場合、複数のヘッド待避領域のうち、現在のヘッド位置から移動に伴う消費電力が最も小さいヘッド待避領域にヘッドを移動する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるデータ記録ディスク駆動装置の構成図である。
【0012】
データ記録ディスク駆動装置101は、データを格納する少なくとも一枚以上のディスク102、ディスク102を回転するためのスピンドルモータ106、ディスク102にデータの読み書きを行うヘッド105、ヘッド105をディスク102上のそれぞれのトラックへ移動させるアクチュエータ107、これらの制御を行うディスク制御部109、ホスト112から要求されたコマンドを受け付けるインターフェース108、インターフェース108で受け付けた複数のコマンドを保持するコマンドキュー111、読み書きするデータを一時的に保持するバッファ110を含み、更にディスク102はデータトラックを有するデータ領域103の他に、データトラックを有さない非データ領域104を2箇所以上有する。
【0013】
データ記録ディスク駆動装置101がCSS(接触開始/停止)方式である場合、ディスク102が回転していない場合にヘッド105を着地させておくためのCSSゾーンを有するが、本実施の形態では、非データ領域104の一部、または全てに、CSSゾーンを用いてもよい。
【0014】
ディスク制御部109は、領域情報保持部301と、選択部302と、移動部303を備え、領域情報保持部301は、全ての非データ領域104の位置を保持する。非データ領域104の位置は、トラック番号として保持していても良いし、半径方向の最内周からの距離として保持していても良い。選択部302は、ヘッドの現在位置に基づいて、前記領域情報保持部301に保持されている複数の非データ領域の中から、移動先の非データ領域を選択する。移動部303は、選択部302が選択した非データ領域へのヘッドの移動をアクチュエータ107に指示することで、移動を制御する。
【0015】
また、非データ領域104の一部を、IDゾーンと呼ばれるディスク内径の非データ領域としてもよいし、セーフゾーンと呼ばれるヘッド105とディスク面を高度に保つことを目的とした領域としてもよい。
【0016】
ディスク制御装置109は、具体的にはマイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を用いて実現される。
【0017】
また、データ記録ディスク駆動装置101はCSS方式としたが、ディスクが非回転時にヘッド205がディスク面ではなくランプ上にパーキングされるロード式であってもよい。この場合、例えば、ディスク外部とディスク内部に2個のランプを有するだけでなく、1個以上のランプに加え、ディスク上に1箇所以上の非データ領域を有する構成でもよい。更に、この非データ領域にCSSゾーン、IDゾーン、及びセーフゾーンを用いてもよい。
【0018】
本発明の実施の形態におけるディスク制御部109の動作を下記に説明する。なお、下記では、ランプも非データ領域として取り扱う。
【0019】
図3は、現在のヘッド位置から最も近くの非データ領域104にヘッド105を待避させる場合の処理フローである。
【0020】
まず、ディスク制御部109は、節電モードの処理を開始する(ステップS301)。
【0021】
選択部302は、領域情報保持部301に保持されている全ての非データ領域104の情報を用いて、ディスク現在のヘッド位置から全ての非データ領域104までヘッド105を移動した場合の消費電力をそれぞれ計算する(ステップS302)。図5は、ヘッドの移動距離に対する単位あたりの消費電力の特性を示したグラフである。一般にヘッド移動開始直後のヘッド移動距離に伴う単位距離あたりの消費電力は、平均的な移動消費電力よりも大きく、非線形な特徴を有する(非線形ゾーン)。そのため、ヘッドの移動距離から消費電力を線形に計算可能なa点より短い移動距離に対する消費電力を求めるため、ディスク制御部109は移動距離に対する非線形ゾーンの消費電力のテーブルを保有し、利用する。a点以降の消費電力については、距離から線形に計算する。もちろん、非線形ゾーンの消費電力をモデル化して計算しても良いし、a点以降の消費電力もテーブルを利用して計算しても良い。
【0022】
選択部302は、非データ領域104までの移動した場合の消費電力をそれぞれ計算した後、それらの中で最も消費電力が小さい非データ領域をヘッド105の移動先として決定し、移動部303は、アクチュエータ107に指示し、選択部302が決定した移動先へ、ヘッド105を移動させ(ステップS303)、処理を終了する(ステップS304)。
【0023】
ステップS302で、消費電力を計算する代わりにヘッド105と各非データ領域104までの距離を求め、ステップS303として最も距離が短い非データ領域にヘッド105を待避することとしても良い。この方法はヘッド105の移動に対する消費電力が線形に近い場合に、少ない計算量でヘッド105の待避先を決定することができる。
【0024】
以上により、ヘッドを待避させる際に必要な移動距離を減少させることが可能となり、それによってHDDの消費電力を低減させることができる。
【0025】
尚、図1において非データ領域104は最内周とディスクの中間位置に配置しているが、本発明における配置位置による効果は図1の例によらない。例えば、データ最内周とデータ最外周に非データ領域104を配置した場合は、ヘッドがデータ領域間を連続的に移動可能であり、シーク距離を減らすことができる。また、3箇所以上の非データ領域を配置した場合、ヘッドの待避に必要なシーク距離を更に減らすことできる。
【0026】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態におけるデータ記録ディスク駆動装置の構成図であり、図1との違いは、ディスク制御部209に、アクセス位置選択部404を備えることである。また、図1では、CSS方式の一例を示したが、図2では、ディスクが非回転時にヘッド205がディスク面ではなくランプ上にパーキングされるロード式の一例を示している。
【0027】
データ記録ディスク駆動装置201は、データを格納する少なくとも一枚以上のディスク202とディスク202を回転するためのスピンドルモータ206、ディスク202データの読み書きを行うヘッド205、ヘッド205をディスク上のそれぞれのトラックへ移動させるアクチュエータ207、これらの制御を行うディスク制御部209、ホスト212から要求されたコマンドを受け付けるインターフェース208、読み書きするデータを一時的に保持するバッファ210を含み、ディスク202外部とディスク202内部に2個のランプ204(非データ領域)を有する。
【0028】
ディスク制御部209は、領域情報保持部401と、選択部402と、移動部403と、アクセス位置選択部404を備え、領域情報保持部401は、全ての非データ領域204の位置を保持する。非データ領域204の位置は、トラック番号として保持していても良いし、半径方向の最内周からの距離として保持していても良い。アクセス位置選択部404は、コマンドキュー211に保持されているコマンドに基づいて、ディスク上の次のアクセス位置を決定する。選択部402は、ヘッドの現在位置に基づいて、前記領域情報保持部401に保持されている複数の非データ領域の中から、移動先の非データ領域を選択する。移動部403は、選択部402が選択した非データ領域またはアクセス位置選択部404が決定したアクセス位置へのヘッドの移動をアクチュエータ207に指示することで、移動を制御する。
【0029】
また、データ記録ディスク駆動装置201はロード式としたが、CSS方式でもよい。更に、1個以上のランプに加え、ディスク202上に1箇所以上の非データ領域を有してもよい。もちろん、この非データ領域にCSSゾーン、IDゾーン、及びセーフゾーンを用いてもよい。
【0030】
図4は、現在のヘッド位置と次にアクセスする位置を考慮し、より消費電力を低減させるようにヘッド205を非データ領域204に待避させる場合の処理フローである。
【0031】
まず、現在ヘッダは、あるデータトラックを読み出した直後であるとし、ディスク制御部209は、節電モードの処理を開始する(ステップS401)。
【0032】
アクセス位置選択部404は、ホスト212からのコマンドを保持するコマンドキュー211から、次に実行するアクセスを選択する(ステップS402)。このアクセス位置選択処理は、一般的にはホスト212からコマンドを要求された順番にFIFOで選択されるが、近年のHDDでは、エレベーターシークと呼ばれる、ヘッド205のシーク距離が短くなる順番にコマンド実行順序の入れ替えを行うことによりコマンド実行速度を向上させ、消費電力も低減させることが多い。アクセス位置選択処理は、本分野では一般的な処理方法であり、本発明ではどのような処理であってもよいため、詳細な説明は省略する。
【0033】
次に、アクセス位置選択部404は、ステップS402で選択したアクセスをすぐに実行する必要性があるかどうかを判別する。前述のエレベーターシークの原理からもわかるように、ホスト212のコマンド要求に対して逐次的にアクセスを行うよりも、ある程度コマンドをコマンドキュー211に保持した後、まとめて処理を行った方が効率がよい。コマンドを実行するタイミングは、保持したコマンド数やキャッシュしたデータ量などにより決定する。また、HDDレコーダーなどに用いられるAV用HDDでは、コマンドには実行完了期限情報が付加されてホスト212から要求される。これらの時間情報もコマンドを実行するタイミングを決定する要素の一つとなる。コマンド実行タイミングは、本分野では一般的な処理方法であり、本発明ではどのような処理であってもよいため、詳細な説明は省略する。
【0034】
ステップS403において、すぐにアクセスを行うことが決定された場合(ステップS403:Y)、移動部403は、アクチュエータ107に指示し、アクセス位置選択部404が決定したアクセス位置へ、ヘッド105を移動させ、アクセスが行われる(ステップS407)。
【0035】
アクセス実行後、選択部302は、コマンドキュー111にコマンドがあるかどうか判断され(ステップS408)、コマンドがない場合(ステップS408:Y)、処理は終了する(ステップS409)。コマンドキュー111にコマンドがある場合(ステップS408:N)は、S402に戻る。
【0036】
ステップS403において、すぐにアクセスを実行しないことが決定された場合(ステップS403:N)、選択部302は、現在のヘッド位置と次のアクセス位置から、ヘッド205を待避させる非データ領域を決定する(ステップS404)。
【0037】
非データ領域の決定は、現在のヘッド位置から非データ領域204までヘッド205を移動した場合の消費電力と、非データ領域204から次のアクセス位置までヘッド205を移動した場合の消費電力の合計値を、全ての非データ領域に対してそれぞれ計算する。計算した消費電力の中で、最も消費電力が小さい非データ領域をヘッド205の移動先として決定し、移動部403は、アクチュエータ207に指示し、選択部402が決定した移動先へ、ヘッド205を移動させる(ステップS405)。ステップS404の消費電力の計算において、ヘッド205の移動距離が短い場合に、ヘッド205の消費電力がヘッド205の移動距離に対して非線形となる非線形ゾーンに対して、ディスク制御部209は消費電力テーブルを用いて消費電力を求めることに関しては、ステップS302と同様であるため省略する。
【0038】
ステップS404において、ヘッド205の消費電力の代わりに、現在のヘッド位置から非データ領域までの距離と、非データ領域から次のアクセス位置までの距離の合計値を求め、ステップS405として最も距離が短い非データ領域にヘッド205を待避することとしても良い。この方法はヘッド205の移動に対する消費電力が線形に近い場合に、少ない計算量でヘッド205の待避先を決定することができる。
【0039】
ステップS405においてヘッド205を非データ領域に待避させた後、選択部302は、アクセスを実行するタイミングを判断する(ステップS406)。このタイミングはステップS403と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0040】
尚、以上の説明ではランプを非データ領域204として扱ったが、ランプの場合、消費電力の計算にランプへのロード/アンロードに伴う省電力を加味しても良い。
【0041】
以上により、ヘッドを待避させる際に必要な移動距離を減少させることが可能となり、それによってHDDの消費電力を低減させることができる。
【0042】
尚、インターフェース、ディスク制御装置、コマンドキューの各機能は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスク装置等を用いて実現されるコンピュータシステムであってもよい。
【0043】
また、ROM又はハードディスク装置は、コンピュータプログラムを記憶している。ディスク制御部の各機能は、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムを実行することにより実現されてもよい。
【0044】
さらには、ディスク制御装置における情報の記憶、コマンドキュー、バッファは、前記RAM及びハードディスク装置を用いて実現されてもよい。
【0045】
尚、インターフェース、ディスク制御装置、バッファ、コマンドキューの各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現されてもよい。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
【0046】
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0047】
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
【0048】
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明にかかるデータ記録ディスク駆動装置は、ヘッドを待避させる非データ領域をディスク上に2箇所以上有し、移動に伴う消費電力が最も小さいヘッド待避領域にヘッドを移動することが可能であり、ハードディスクを備えたモバイル機器などに有用である。また、家電機器や情報機器、AV機器などの用途にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータ記録ディスク駆動装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ記録ディスク駆動装置の構成図
【図3】本発明の実施の形態におけるデータ記録ディスク駆動装置の節電モードでのヘッド待避処理を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態におけるデータ記録ディスク駆動装置の節電モードでのヘッド待避処理を示すフローチャート
【図5】ヘッド105の移動距離に対する単位距離あたりの消費電力特性を示す図
【符号の説明】
【0051】
101,201 データ記録ディスク駆動装置
102,202 ディスク
103,203 データ領域
104 非データ領域
105,205 ヘッド
106,206 スピンドルモータ
107,207 アクチュエータ
108,208 インターフェース
109,209 ディスク制御部
110,210 バッファ
111,211 コマンドキュー
112,212 ホスト
204 ランプ




 

 


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