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発明の名称 情報処理装置の印刷処理方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−11573(P2007−11573A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−189927(P2005−189927)
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 金行 俊和
要約 課題
バンディング処理にて印刷を行う場合において、ホストコンピュータでの作業状況によってはメモリ不足やスラッシング状態になってしまう場合があった。

解決手段
印刷データの展開処理を行う情報処理装置において、情報処理装置の利用可能な領域情報を取得し、印刷データの分割領域を決定して、印刷データの展開を行う。情報処理装置における作業状況によって、印刷処理が停止してしまったり、作業効率を低下させてしまったりすることを防止する。
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷データを複数の領域に分割して展開処理を行う情報処理装置の印刷処理方法であって、
前記印刷データを展開する展開工程と、
前記情報処理装置の記憶手段の利用可能な領域情報を取得する第一取得工程と、
前記第一取得工程において取得した前記領域情報に基づいて、前記印刷データの分割領域を決定する決定工程とを含み、
前記決定工程において決定された分割領域において、前記展開工程は前記印刷データを展開することを特徴とする情報処理装置の印刷処理方法。
【請求項2】
前記印刷データの展開処理をおこなうために、印刷データ展開情報を取得する第二取得工程とを含み、
前記決定工程は、前記領域情報と、前記第二取得工程において取得した印刷データ展開情報とに基づいて、前記印刷データの分割領域を決定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置の印刷処理方法。
【請求項3】
前記領域情報は前記記憶手段の記憶容量であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置の印刷処理方法。
【請求項4】
前記印刷データ展開情報は前記印刷データのデータ量であることを特徴とする請求項2又は3記載の情報処理装置の印刷処理方法。
【請求項5】
前記印刷データのある分割領域において、前記展開工程の展開が終了するたびに、前記第一取得工程は、前記領域情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の情報処理装置の印刷処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホストコンピュータなどの情報処理装置において、印刷データを生成し、印刷処理を行う印刷システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタ等、いわゆるページプリンタに画像や文字、グラフィックオブジェクト等の印刷出力を行うDTPアプリケーションソフトが用いられている。前述のアプリケーションソフトがホストコンピュータからプリンタへ印刷データを送る処理として、一般的に次の2つの方法が用いられている。
【0003】
1つは、ページ記述言語に代表される高水準な描画命令をプリンタに送り、画像や文字、グラフィックオブジェクトの展開処理(ラスタライズ)をプリンタ側で行う方法である。もう1つは、ラスタライズ処理をホストコンピュータで行い、生成した画像データをプリンタに送る方法である。
【0004】
前者の方法はホストコンピュータ上での処理量が少なく、印刷指示発行からホストコンピュータ上のリソースが解放されるまでの時間も少ないことから、一般に広く用いられている。一方でも、近年におけるランダムアクセスメモリ等のコンピュータ資源の低価格化により、ホームユースのコンピュータの処理能力が飛躍的に向上していることや、ページデータの複雑化により、ホストコンピュータ上でラスタライズを行う方式もよく用いられている。
【0005】
また、フルカラーのページデータ全体を一度にラスタライズすると巨大なメモリ量が必要になることから、どちらの方法においてもページ領域を複数の領域に分割し、順次ラスタライズするいわゆるバンディング処理を行うのが一般的である。
【0006】
上述のバンディング処理に関して、従来そのバンド幅は予め決められた値であったり、描画内容に応じて動的に変更してラスタライズ処理を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−240073
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般にパーソナルコンピュータ等に代表される情報処理装置においては、DTPアプリケーションソフトによる印刷処理を行っている間に、同時に他のアプリケーションソフト等により文書作成やインターネットブラウジング等の作業を行うことが多く、ホストコンピュータ上で利用できる記憶領域等のコンピュータ資源は時々刻々変化するものである。
【0008】
しかしながら上記背景技術において、ホストコンピュータ上でラスタライズ処理を行う場合、バンディング処理のバンド幅は固定既定値であったり、可変であってもページ上の描画内容のみに依存するものであった。そのためホストコンピュータ上での作業状況によってはホストコンピュータ全体で必要なメモリ量が搭載物理メモリ量より大きくなってしまう場合がある。
【0009】
こうした状況ではメモリ不足で印刷処理が停止するか、仮想メモリシステムを採用するオペレーティングシステム上では仮想メモリに割り当てられた補助記憶領域と主記憶領域でメモリ内容の退避と書き戻し処理が継続して起こる、いわゆるスラッシング状態となってしまっていた。補助記憶装置のデータ読み出し、および書き込み速度は主記憶装置のそれと比較して非常に遅いのが通常であるから、仮想記憶システムにより印刷中断が起こらない場合でも、結果として作業効率が著しく低下するという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の印刷処理方法は、印刷データを複数の領域に分割して展開処理を行う情報処理装置の印刷処理方法であって、前記印刷データを展開する展開工程と、前記情報処理装置の記憶手段の利用可能な領域情報を取得する第一取得工程と、前記第一取得工程において取得した前記領域情報に基づいて、前記印刷データの分割領域を決定する決定工程とを含み、前記決定工程において決定された分割領域において、前記展開工程は前記印刷データを展開することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、印刷データの展開処理を行う情報処理装置において、利用可能な領域情報を取得することにより、印刷データの分割領域を決定して、印刷データを展開しているので、情報処理装置における作業状況によって、印刷処理が停止してしまったり、作業効率を低下させてしまったりすることを防止できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0013】
(第1実施形態)
図1は本実施形態における印刷システムのブロック図である。
【0014】
ホストコンピュータ101内において、中央演算処理装置(CPU)102、主記憶装置(RAM)104、補助記憶装置(HD)105、周辺機器制御装置106はそれぞれシステムバス103に代表される内部バスを介して接続されている。ホストコンピュータ101と、カラー印刷装置107はIEEE1394ケーブル等の有線、あるいは無線接続(106)にて接続されている。また、前記各々の構成要素はローカルエリアネットワーク等の種々のネットワークを介して接続されていても良い。
【0015】
カラー印刷装置107(以下単にプリンタとも称する)はレーザービームプリンタや、インクジェットプリンタ等、その記録方式は問わない。また本実施形態においてはカラー出力の印刷装置を例にあげるが、モノクロであっても本発明に適用可能である。また、ホストコンピュータ101は不図示のキーボード等に代表される入力装置、およびCRT等に代表される出力装置を備えるものである。
【0016】
ここで、ホストコンピュータ101に搭載されているRAM104の記憶容量は、128MBであるとする。またHD105に格納され、実行されるオペレーティングシステムは仮想記憶システムを実装しており、そのサイズは512MBとし、さらにHD105の記憶容量はそれに比べて十分に大きいものとする。
【0017】
初めにオペレータは入力装置を介して、HD105に予め格納されているDTPアプリケーションソフトプログラムの起動をCPU102に指示する。CPU102はHD105からプログラム実行コードをRAM104上にロードし、出力装置に初期画面を表示する。
【0018】
オペレータは上述のアプリケーションプログラム上で、ここでは詳述しないいわゆるDTPアプリケーションにおける一般的な操作により画像や文字等のグラフィックオブジェクトをページ領域上に配置する。ここではA4サイズ(210mm×297mm)のページ上に画像1枚を配したデータを作成するものとする。
【0019】
図2は、作成したデータのページイメージを示したものである。
【0020】
オペレータは、所望の配置を実現したあと、印刷指示を発行する。前記アプリケーションプログラムは印刷指示を受け、印刷処理を開始する。
【0021】
図3は印刷指示発行後のプログラムの処理ステップを表したフローである。以下、図3のフローにしたがって説明する。
【0022】
印刷指示を受けたプログラムはステップS301にて、出力先のプリンタの解像度情報を取得する。次にステップS302にてS301において取得した解像度情報、およびページサイズよりページデータ全体のラスタライズ処理に必要なメモリイメージサイズを決定し、メモリ容量を計算する。本実施形態ではステップS301にて300dpiが得られたものとする。メモリイメージの形式は実装に依存するが、本実施例ではRGB各色8bitとし、1画素あたり3byteの記憶領域を必要とする。ページ全体に必要な記憶容量は以下の計算式より得られる。
【0023】
210(mm)x297(mm)=8.2677(inch)x11.6929(inch)=2480(dot)x3508(dot)=8699840(画素数)
8699840*3(byte)=24.89(MB)
すなわち、およそ25MBのメモリ領域が必要である。
【0024】
次にステップS303にて現在利用可能な物理メモリ量を取得する。ここで20MBが得られたものとする。20MBの領域において、25MBのデータを処理するためには、最小2回に分ければ処理可能である。この結果よりステップS304の分割数・サイズ決定処理により、分割数2を得る。以降はページ領域を等分割してラスタライズを行うバンディング処理を行う。この分割イメージを図4に示す。
【0025】
図4において、401は分割バンド1、402は分割バンド2、403は分割線である。分割線403は実際には描画されるものではない。分割バンド1、分割バンド2のそれぞれにおいてバンディング処理を行う。
【0026】
なお、バンディング処理の分割方法は制限されるものではなく、また各々のバンドに対応するメモリイメージサイズは同一でなくてもよい。バンド分割方向も短冊状に縦方向に分割してもよいし、また縦横にタイル状に分割しても良いものである。
【0027】
次にステップS305に進み、メモリ上に分割バンド1に相当するメモリイメージを生成し、ステップS306にてプリンタにページ開始を通知する。ステップS307にて分割バンド1に対する画像データをラスタライズし、その結果をプリンタに送信する。
【0028】
ステップS308にて全てのバンドを処理したかをチェックする。ここでは否であるので、ステップS307に戻り、分割バンド2に対する画像データをラスタライズ処理して、プリンタ送信を行う。
【0029】
ステップ308において全てのバンドに対するラスタライズ処理を完了したので、ステップS309に進み、プリンタにページ終了指示を送る。最後にステップS310にてメモリ上のバンドイメージを削除し、印刷処理を終了する。
【0030】
(第2実施形態)
本実施形態における印刷システムのブロック構成は第1実施形態の場合(図1)と同様である。また、ホストコンピュータの記憶容量や諸性能も同一であり、印刷データも図2に示したものと同じであるとする。
【0031】
オペレータは第1実施形態の場合と同様にDTPアプリケーションプログラムを起動し、データを作成し、印刷指示を発行する。
【0032】
図5は印刷指示を受けた前記プログラムの処理ステップを示すものである。S501は図3のステップS301、S502じゃ図のステップS302と同様であるので説明を省略する。
【0033】
ステップS503にてプリンタにページ開始を通知した後、ステップS504にて現在利用可能な物理メモリ量を取得する。ここでは10MBが得られたものとする。この結果からステップS505の分割サイズ決定において、10MB分のメモリイメージサイズとして例えば2480(dot)×1409(dot)を算出し、これをステップS506にて生成する。
【0034】
ステップS507でこの領域に相当するページ領域をラスタライズし、プリンタへ送出する。ラスタライズ処理終了後、ステップS508にてバンドメモリイメージを削除し、ステップS509にて着目バンドが最終バンドであるかをチェックし、ここでは否であるので、ステップS504に戻る。
【0035】
ステップS504にて再びその時点で利用できる物理メモリ量を取得し、ここで20MBを得たものとする。ページの残りの領域2480(dot)×2099(dot)は、およそ14.89MBに相当し、メモリ内に格納できるため、このサイズのメモリイメージを生成し、ラスタライズを同様に行う。ここで最終バンドフラグをONにセットしておく。
【0036】
ステップS508のバンドメモリイメージ削除後、ステップS509にて全ての領域をラスタライズしたかチェックし、この場合はステップS510にてプリンタにページ終了指示を発行し、処理を終了する。
【0037】
上記処理の結果、ページイメージは図6に示すような2つのサイズの異なるバンドに分割され、処理されたことになる。図6において、601は分割バンド1(10MB分)、602は分割バンド2(14.89MB分)、603は分割線(実際には描画されない)である。
【0038】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0039】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0040】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0041】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0042】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0043】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0044】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0045】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態における印刷システムのブロック図
【図2】本実施形態における印刷データページイメージ
【図3】第1実施形態における印刷処理ステップ
【図4】第1実施形態におけるページ分割イメージ
【図5】第2実施形態における印刷処理ステップ
【図6】第2実施形態におけるページ分割イメージ
【符号の説明】
【0047】
101 ホストコンピュータ
102 中央演算処理装置(CPU)
103 システムバス
104 主記憶装置(RAM)
105 補助記憶装置(HD)
106 周辺機器制御装置
107 カラー印刷装置
401 第1実施形態における分割バンド1の例
402 第1実施形態における分割バンド2の例
403 第1実施形態における分割線の例
601 第2実施形態における分割バンド1の例
602 第2実施形態における分割バンド2の例
603 第2実施形態における分割線の例




 

 


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