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発明の名称 階調補正方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−5977(P2007−5977A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−181788(P2005−181788)
出願日 平成17年6月22日(2005.6.22)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 梶原 理恵 / 鷲見 尚紀
要約 課題
色再現域外の色を明度と色相が同じで、彩度が最大の色に修正する、またはガマットを圧縮する等の階調補正方法は、階調の喪失や測色的な色の違い(色差)等の発生により、色再現域を有効に利用することや、視覚的に影響の大きい記憶色領域の色味の保持が困難である。

解決手段
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、それぞれの色再現域の最低明度・最高明度点における明度や色味が異なっている時、ある一定の明度以下或いはある一定の明度以上の明度差を求め、その差分を前記ある一定明度以下或いはある一定の明度以上のみの階調処理に適用する。
特許請求の範囲
【請求項1】
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、
それぞれの色再現域のグレーラインの最低明度が異なっている時、ある一定の明度以下のグレーラインの明度差を求め、その差分を前記ある一定明度以下で第2の色再現域における階調処理に適用することを特徴とする階調補正方法。
【請求項2】
前記ある一定の明度は、第1の色再現域と第2の色再現域のもつそれぞれのグレーラインの最低明度の差分により決定することを特徴とする請求項1記載の階調補正方法。
【請求項3】
前記明度差は、第1の色再現域と第2の色再現域のそれぞれのグレーラインの最低明度と、第1の色再現域での、ある一定の明度値とを結ぶ直線から、階調格子毎に決定する請求項1または2記載の階調補正方法。
【請求項4】
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、
それぞれの色再現域のグレーラインの最高明度が異なっている時、ある一定の明度以上のグレーラインの明度差を求め、その差分を前記ある一定明度以上で第2の色再現域における階調処理に適用することを特徴とする階調補正方法。
【請求項5】
前記ある一定の明度は、第1の色再現域と第2の色再現域のもつそれぞれのグレーラインの最高明度の差分により決定することを特徴とする請求項4記載の階調補正方法。
【請求項6】
前記明度差は、第1の色再現域と第2の色再現域のそれぞれのグレーラインの最低明度と、第1の色再現域での、ある一定の明度値とを結ぶ直線から、階調格子毎に決定する事を特徴とする請求項4または5記載の階調補正方法。
【請求項7】
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、
それぞれの色再現域のグレーラインの最低明度が異なっている時、ある一定の明度以下のグレーラインの明度比を求め、その割合を前記ある一定明度以下で第2の色再現域における階調処理に適用することを特徴とする階調補正方法。
【請求項8】
前記ある一定の明度は、第1の色再現域と第2の色再現域のもつそれぞれのグレーラインの最低明度の比により決定することを特徴とする請求項7記載の階調補正方法。
【請求項9】
前記明度比は、第1の色再現域と第2の色再現域のそれぞれのグレーラインの最低明度と、第1の色再現域での、ある一定の明度値とを結ぶ直線から、階調格子毎に決定することを特徴とする請求項7または8記載の階調補正方法。
【請求項10】
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、
それぞれの色再現域のグレーラインの最高明度が異なっている時、ある一定の明度以上のグレーラインの明度比を求め、その割合を前記ある一定明度以上で第2の色再現域における階調処理に適用することを特徴とする階調補正方法。
【請求項11】
前記ある一定の明度は、第1の色再現域と第2の色再現域のもつそれぞれのグレーラインの最高明度の比により決定することを特徴とする請求項10記載の階調補正方法。
【請求項12】
前記明度比は、第1の色再現域と第2の色再現域のそれぞれのグレーラインの最低明度と、第1の色再現域での、ある一定の明度値とを結ぶ直線から、階調格子毎に決定する請求項10または11記載の階調補正方法。
【請求項13】
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、
それぞれの色再現域のグレーラインの最低明度における色度点が異なっている時、第1の色再現域のグレーラインにおける、ある一定の明度以下での階調特性を、前記ある一定明度以下の色調処理に適用することを特徴とする階調補正方法。
【請求項14】
前記ある一定の明度は、第1の色再現域と第2の色再現域のもつそれぞれのグレーラインの最低明度の差分により決定することを特徴とする請求項13記載の階調補正方法。
【請求項15】
異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、
それぞれの色再現域のグレーラインの最高明度における色度点が異なっている時、第1の色再現域のグレーラインにおける、ある一定の明度以上での階調特性を、前記ある一定明度以上の色調処理に適用することを特徴とする階調補正方法。
【請求項16】
前記ある一定の明度は、第1の色再現域と第2の色再現域のもつそれぞれのグレーラインの最高明度の差分により決定することを特徴とする請求項15記載の階調補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明階調補正方法に関し、特に、カラーマッチングおよびその階調圧縮方法、例えば、カラー処理装置におけるルックアップテーブルの作成やカラーマッチング手法に関する。
【背景技術】
【0002】
カラープリンタの色再現域は記録媒体やインク特性によって異なり、各記録媒体に印刷されるカラー画像の色を測色的な意味において完全に一致させることは不可能である。従って、各記録媒体に形成されたカラー画像を人間が視覚する際、各画像間の色味に大きな差異が感じられる。
【0003】
従来は色再現域が異なっている場合、明度や彩度に関わらず、個々の色再現域に応じた階調補正を行い、色補正ルックアップテーブルを作成していた。
【0004】
このように、色再現域が異なる記録媒体間において、形成されるカラー画像の知覚上の色味の違いを吸収し、色味の知覚的一致を図るための画像技術として、ガマット圧縮あるいはカラーマッチングが存在する。これらの技術について種々の提案がなされている。
【0005】
例えば、均等色空間やHVC色空間(明度、色相、彩度に関する情報からなる色空間)上で、対象デバイス・記録媒体の色再現域の外であるか否かを判定し、色再現域外の色を、明度と色相が同じで、彩度が最大の色に修正する方法がある。また、階調性をできるだけ失わないという条件の下、色再現域全体を圧縮する方法で、色空間の領域に応じて圧縮率を変更する方法もある。また、例えば、下記特許文献1においては、第一の色再現域を、より狭い第二の色再現域にマッピングする場合、前記第一および第二の色再現域の共通領域を抽出し、前記第一の色再現域から前記共通領域を除いた領域を、前記第二の色再現域から前記共通領域を除いた領域へマッピングすることを示している。
【特許文献1】特開2003−153020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の、色再現域外の色を明度と色相が同じで、彩度が最大の色に修正する方法は、色再現域内においては良好な結果が得られるものの、色再現域外の色については階調の喪失などの発生により、画像情報が著しく損なわれてしまう。
【0007】
また、階調性をできるだけ失わないように色再現域全体を圧縮する方法は、すべての色について測色的な色の違い(色差)が発生するため、各記録媒体に形成されるカラー画像の色が著しく異なって観察される。
【0008】
また、色空間の領域によって圧縮率を変更する方法は、各領域の圧縮率の設定方法が複雑という問題がある。
【0009】
更に、特許文献1においては、色再現域の広狭が限定されており、また、明度に依らず色再現域の共通部分はそのままマッピングを行うため、低明度領域の色再現域が有効に使いきれない。
【0010】
本発明は、色再現域の広狭や形状に関わらず、特に低明度領域に着目し、且つ視覚的に好適な肌色や空の青などの記憶色等が再現可能な階調圧縮によるカラーマッチングを実現する階調補正方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の階調補正方法では、異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、それぞれの色再現域の最低明度L*が異なっている時、ある一定の明度以下の明度差を求め、その差分を前記ある一定明度以下の階調処理に適用することを特徴とする。
【0012】
また、異なる2つの色再現域において、第1の色再現域をターゲットとして第2の色再現域の色補正を行う場合、それぞれの色再現域の最低明度における色味a*b*が異なっている時、ある一定の明度以下の色味差を求め、その差分を前記ある一定明度以下の色味処理に適用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明を実現することによって、視覚的に違いの大きさを感知し易い記憶色等の部分は変更することなく、低明度領域または高明度領域のみの階調を調整して色再現域の違いを吸収するカラーマッチングを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、図式を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、色空間は限定されないが、以下では既存の色補正済みの第1の色再現域をターゲットとして、第2の色再現域の最低明度のもつ明度が第1の色再現域の最低明度のもつ明度より高い場合の明度の調整方法を例に説明する。
【0015】
図1に色再現域の一例を示す。図中の実線101がターゲットとなる第1の色再現域の階調カーブで、その最低明度点が102である。今、第2の色再現域の最低明度点が103にある時、102と103の差分から、ある一定の明度104を決定する。例えば、102及び103が共に20以下の場合には、104をL=30とするのが好ましいことが、経験的に分かっている。ここで、104の明度における101上の点105と102及び103とを結んだ直線106及び107は、階調格子(横軸)をxとすると、
【0016】


と求まる。この差分108を102に加算することによって、104の明度に近い箇所では変化量が小さく、自然な階調補正が実現できる。
【0017】
また108を差分ではなく、比として
【0018】


求め、それを101の階調カーブに掛け合わせても良い。
【0019】
更に、最高明度の違いも、上記過程のように算出して階調補正を行う。
【実施例】
【0020】
以下に、図式を参照して、本発明の実施の一例である、グレーラインの最低明度点の色度点の違いの補正方法を説明する。
【0021】
図2にグレーラインの最低明度におけるa色調bの違いの一例を示す。ここで第1の色再現域におけるグレーラインの最低明度点の色調が201、第2の色再現域におけるグレーラインの最低明度点の色調が202であるとき、この差
【0022】


をある一定明度以下で補正する処理方法を図3に示す。
【0023】
図中の実線301がターゲットとなる第1の色再現域の階調カーブで、その最低明度点が302である。ここで、第2の色再現域のグレーラインの最低明度点の明度は、同じであるか、図1の方法によって補正された後であるとする。
【0024】
図1同様、ある一定の明度303を決定し、303と302の差、
【0025】


を求める。
【0026】


を次式(5)、(6)のように補正する。
【0027】


【0028】
これによって、低明度部の色調の違いを、階調特性を利用することにより、滑らかに補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】低明度領域の階調調整方法の一例を示す図である。
【図2】グレーラインの最低明度における色調a*b*の違いの一例を示す図である。
【図3】低明度領域の色調補正方法の一例を示す図である。




 

 


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