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画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム - キヤノン株式会社
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発明の名称 画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4715(P2007−4715A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−187085(P2005−187085)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
発明者 今福 和也 / 加藤 真夫 / 山田 顕季 / 大沼 宣雄
要約 課題
プリンタのCapabilityで許容されないファイルフォーマットの画像ファイルは印刷不可能となる。

解決手段
DSCとプリンタとの間の通信接続により、プリンタのcapabilityを取得し(S3)、そのcapabilityに基づいてUIを構築し(S4)、メモリカードに記憶している複数の画像ファイルから、そのプリンタで印刷可能な画像ファイルを抽出し(S5)、その抽出された画像ファイルの中から印刷対象の画像ファイルを選択する(S6)。そしてUIに基づいて設定された印刷仕様と、選択された画像ファイルとcapabilityとに応じて、その画像ファイルの画像データを変換して(S11)プリンタに送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】
データ供給デバイスと印刷装置とを有し、前記データ供給デバイスから供給される印刷データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
前記データ供給デバイスは、
データファイルを記憶する記憶手段と、
前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、
印刷仕様設定のためのUIを表示する手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のデータファイルから前記印刷装置で印刷可能なデータファイルを抽出するデータ抽出手段と、
前記データ抽出手段により抽出されたデータファイルの中から印刷対象のデータファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたデータファイルと前記機能情報とに応じて前記データファイルを、前記印刷装置が処理可能な印刷データに変換する変換手段と、
前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有し、
前記印刷装置は前記データ要求に応じて前記送信手段により送信された前記処理データに基づいて画像を印刷することを特徴とする印刷システム。
【請求項2】
前記機能情報は、前記印刷装置が印刷可能なデータのフォーマット情報を含み、
前記抽出手段は、前記機能情報に含まれる前記印刷装置が印刷可能なフォーマットを有するデータファイルを抽出することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記機能情報は、前記印刷装置が印刷可能なデータファイルのフォーマットを含み、
前記データ抽出手段は、前記機能情報に含まれる前記印刷装置が印刷可能なフォーマットに変換可能データファイルを抽出することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記変換手段による変換は、データファイルのフォーマット変換、変倍、色変換、回転の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記変換手段は、前記印刷装置から印刷対象のデータファイルに関する情報の取得要求に応じて、前記印刷対象のデータファイルのデータ変換処理を開始することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記変換手段は、前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に前記データファイルをページ単位で分割し、前記印刷装置からのファイル情報の取得要求に応じて各ページ分の画像データに変換することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記変換手段は、前記印刷対象のデータファイルに他のデータファイルへのリンクが貼られているかを検索するリンク検索部を有し、リンクが貼られたデータが存在した場合に当該リンク先のデータファイルを、前記印刷対象のデータファイルと同様に変換することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項8】
前記変換手段は、
前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に、各ページの印刷サイズを、印刷するシートのサイズに基づいて決定するサイズ決定手段と、
前記シートのアスペクト比に合わせて前記各ページを変倍する変倍手段と、
前記変倍手段により変倍した画像に余白部分を付加する余白付加手段と、
を具備することを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷システム。
【請求項9】
前記印刷対象のデータの印刷が複数ページに亘る場合に、ページ分割数分のハンドルを生成する手段を更に有し、
前記印刷装置からのデータ要求は、前記ハンドルに応じて発行されることを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
【請求項10】
前記変換手段により変換された前記印刷データは、圧縮された画像データであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項にに記載の印刷システム。
【請求項11】
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に印刷データを供給するデータ供給デバイスであって、
データファイルを記憶する記憶手段と、
前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、
印刷仕様設定のためのUI表示する手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のデータファイルから前記印刷装置で印刷可能なデータファイルを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたデータファイルの中から印刷対象のデータファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたデータファイルと、前記機能情報とに応じて前記データファイルを、前記印刷装置が処理可能な印刷データに変換する変換手段と、
前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有し、
前記印刷装置は前記データ要求に応じて前記送信手段により送信された前記印刷データに基づいて印刷することを特徴とするデータ供給デバイス。
【請求項12】
前記機能情報は、前記印刷装置が印刷可能なデータファイルのフォーマットを含み、
前記抽出手段は、前記機能情報に含まれる前記印刷装置が印刷可能なフォーマットのデータファイルを抽出することを特徴とする請求項11に記載のデータ供給デバイス。
【請求項13】
前記機能情報は、前記印刷装置が印刷可能なデータファイルのフォーマットを含み、
前記抽出手段は、前記機能情報に含まれる前記印刷装置が印刷可能フォーマットに変換可能なフォーマットのデータファイルを抽出することを特徴とする請求項11に記載のデータ供給デバイス。
【請求項14】
前記変換手段による変換は、データファイルのフォーマット変換、変倍、色変換、回転の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載のデータ供給デバイス。
【請求項15】
前記変換手段は、前記印刷装置からの印刷対象のデータファイルに関する情報の取得要求に応じて、前記印刷対象のデータファイルから印刷データへの変換を開始することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のデータ供給デバイス。
【請求項16】
前記変換手段は、前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に前記データファイルをページ単位で分割し、前記印刷装置からの印刷対象のデータファイルに関する情報の取得要求に応じて、データファイルを各ページ分の印刷データに変換することを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載のデータ供給デバイス。
【請求項17】
前記変換手段は、前記印刷対象のデータファイルに他のデータファイルへのリンクが貼られているかを検索するリンク検索部を有し、リンクが貼られたデータが存在した場合に当該リンク先のデータファイルを、前記印刷対象のデータファイルと同様に変換することを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載のデータ供給デバイス。
【請求項18】
前記変換手段は、
前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に、各ページの画像サイズを印刷するシートのサイズに基づいて決定するサイズ決定手段と、
前記シートのアスペクト比に合わせて前記各ページのデータを変倍する変倍手段と、
前記変倍手段により変倍した画像に余白部分を付加する余白付加手段と、
を具備することを特徴とする請求項16又は17に記載のデータ供給デバイス。
【請求項19】
前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に、前記データファイルのページ分割数分のハンドルを生成する手段を更に有し、
前記印刷装置からの印刷データ要求は、前記ハンドルに応じて発行されることを特徴とする請求項18に記載のデータ供給デバイス。
【請求項20】
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
前記印刷装置の機能情報を取得する工程と、
印刷仕様設定のためのUIを表示する工程と、
データファイルを記憶するメモリに記憶されている複数のデータファイルから前記印刷装置で印刷可能なデータファイルを抽出するデータ抽出工程と、
前記データ抽出工程で抽出されたデータファイルの中から印刷対象のデータファイルを選択する選択工程と、
前記選択工程で選択されたデータファイルと前記機能情報とに応じて前記データファイルを、前記印刷装置が処理可能な印刷データに変換する変換工程と、
前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換工程で変換した印刷データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする画像供給デバイスの制御方法。
【請求項21】
前記機能情報は、前記印刷装置が印刷可能なデータのフォーマット情報を含み、
前記抽出工程は、前記機能情報に含まれる前記印刷装置が印刷可能なフォーマットを有するデータファイルを抽出することを特徴とする請求項20に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項22】
前記機能情報は、前記印刷装置が印刷可能なデータファイルのフォーマットを含み、
前記データ抽出工程では、前記機能情報に含まれる前記印刷装置が印刷可能なフォーマットに変換可能データファイルを抽出することを特徴とする請求項20に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項23】
前記変換工程での変換は、画像ファイルのフォーマット変換、変倍、色変換、回転の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項24】
前記変換工程では、前記印刷装置から印刷対象のデータファイルに関する情報の取得要求に応じて、前記印刷対象のデータファイルのデータ変換処理を開始することを特徴とする請求項20乃至23のいずれか1項に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項25】
前記変換工程では、前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に前記データファイルをページ単位で分割し、前記印刷装置からのファイル情報の取得要求に応じて各ページ分の画像データに変換することを特徴とする請求項20乃至24のいずれか1項に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項26】
前記変換工程では、前記印刷対象のデータファイルに他のデータファイルへのリンクが貼られているかを検索するリンク検索部を有し、リンクが貼られたデータが存在した場合に当該リンク先のデータファイルを、前記印刷対象のデータファイルと同様に変換することを特徴とする請求項20乃至25のいずれか1項に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項27】
前記変換工程は、
前記印刷対象のデータファイルの印刷が複数ページに亘る場合に、各ページの印刷サイズを、印刷するシートのサイズに基づいて決定するサイズ決定工程と、
前記シートのアスペクト比に合わせて前記各ページを変倍する変倍工程と、
前記変倍工程で変倍した画像に余白部分を付加する余白付加工程と、
を具備することを特徴とする請求項25又は26に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項28】
前記印刷対象のデータの印刷が複数ページに亘る場合に、ページ分割数分のハンドルを生成する工程を更に有し、
前記印刷装置からのデータ要求は、前記ハンドルに応じて発行されることを特徴とする請求項27に記載の画像供給デバイスの制御方法。
【請求項29】
請求項20乃至28のいずれか1項に記載の制御方法を実行することを特徴とするプログラム。
【請求項30】
請求項29に記載のプログラムを記憶することを特徴とする、コンピュータにより読取可能な記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像供給デバイスと印刷装置とを有し、前記画像供給デバイスから供給される画像データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システム、及びその画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンタとデジタルスチルカメラ(以下DSC)をUSB等のインタフェースを介して直接接続し、DSCの記憶媒体(メモリカード)に記憶されている写真画像をプリンタに送信して印刷する、カメラダイレクトプリントシステムが一般的となってきている。このようなプリントシステムでは、一般的にはDSCから、印刷対象となるJPEG画像ファイルをプリンタに送信し、プリンタ側で、そのJPEG画像ファイルの解凍、色変換、リサイズ等を行い、印刷可能なデータ形式に変換して印刷を行っている。
【0003】
またDSCで、撮影画像をプリント専用に処理した後プリンタに送信して印刷するシステムが提案されている(特許文献1〜4)。特許文献1には、一般的でない固有のプロトコルを用いて、DSCからの画像と、プリンタ側の用紙サイズ等の印刷態様に応じた画像の印刷を可能にしている。具体的には、DSCからの画像とプリンタの印刷能力、例えば解像度、サイズ、紙の方向の対応を適切に行えるデジタルカメラダイレクトプリントシステムが提案されている。
【0004】
特許文献2には、プリンタでの処理負荷の低減を目的とし、DSCでJPEGファイルの解凍、色変換、リサイズ等を行ってプリント可能なデータ形式へ変換してプリンタに送信し、プリンタにおける画像処理負荷の低減を図る技術が記載されている。
【0005】
更に特許文献3では、プリンタ毎の色再現特性のばらつきをDSCで補正し、JPEG等の一般的な画像ファイルに変換してプリンタに送信している。これによりプリンタ毎の印刷特性に依存しない安定した画像を得ることが記載されている。
【0006】
更に特許文献4では、HTMLなどのページの概念がない文書を印刷する際に、各種パーザによる描画判定を行わずに、各々の文書描画オブジェクトを描画する時点で描画判定を行っている。これにより、オリジナルの配置イメージを崩さず、かつ文書描画オブジェクトの分断を抑制できる印刷装置が記載されている。
【特許文献1】特開平8−32911号公報
【特許文献2】特開平10−290470号公報
【特許文献3】特開2003−134457号公報
【特許文献4】特開平10−74265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような背景に伴い、上述のダイレクトプリントシステムにおいて、本願発明者は以下のような新たな課題を見つけるに至った。
(1)上述の公知例には、DSCがプリンタからプリンタの印刷態様や印刷特性を取得する旨の記載があるが、そのプリンタの印刷特性に関する情報をプリンタとDSCとの間で通信する方法について具体的な記載が無い。例えば、印刷指定可能な画像ファイルは、そのプリンタのCapabilityで許容されるファイルフォーマットの範囲内であればDSCでユーザが任意に設定及び選択できる。逆にこのようなシステムでは、プリンタのCapabilityで許容されないファイルフォーマットの画像ファイルは印刷不可能となる。
(2)プリンタのCapabilityで許容されるファイルフォーマットの候補として、HTMLやXHTML等が挙げられている。しかしHTMLやXHTMLは、内部に他の画像ファイル等へのリンクが存在し得るフォーマットであるため、そのリンク先の画像データは、プリンタの許容範囲でなければ印刷不可能となる。そのため、HTMLやXHTMLの画像ファイルを受信して印刷可能なプリンタに、単純にHTMLファイル等を送信したのでは、満足のいかない印刷結果が得られる可能性がある。
(3)ダイレクトプリントでは、様々なサイズの画像データを様々なサイズの用紙に割り付けて印刷する。この際に、DSCから送信された画像データをどのような向きで、どのような大きさで用紙に割り付けるのかまでは指定できず、各プリンタが何かしらの規則に従って画像を展開する向きや変倍率を決定している。この際、良好な印刷結果を得るために、通常はDSCから送信された画像サイズを基に画像の向きや変倍率を決定している。このため、HTML文書などを複数ページに分割して印刷する際に、ページごとにプリンタに送信される画像のサイズやアスペクト比が異なってしまうと、ページごとに画像データを展開する向きや方向がばらばらになり、満足な印刷結果が得られなくなる。
【0008】
特許文献1では、プリンタが印刷可能な印刷態様をDSCに通知し、DSCではそれに従って印刷態様を変更している。このため、前述の課題に対応できない。また特許文献2及び3には、DSCがプリンタの印刷特性をプリンタから取得する旨の記載があるが、その取得した印刷特性だけに基づいてプリンタに送信する画像データの変換を実行しているため、やはりこれらの件も前述の課題に対応できない。また特許文献4は、ページ概念のない文書のページ分割を良好に行うための発明であり、これだけでは前述の課題に対応できない。
【0009】
本発明は、上記従来技術の欠点を解決することにある。
【0010】
また本願発明の特徴は、印刷装置からの機能情報に対応する画像ファイル、及び画像供給デバイスでフォーマット変換して印刷可能となる画像ファイルも含めた印刷可能な画像ファイルを抽出する。そして設定された印刷条件に従って画像データを画像供給デバイスで処理して印刷装置に送信する画像供給デバイス及びその制御方法及び、印刷システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
データ供給デバイスと印刷装置とを有し、前記データ供給デバイスから供給される印刷データに基づいて前記印刷装置により画像を印刷する印刷システムであって、
前記データ供給デバイスは、
データファイルを記憶する記憶手段と、
前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、
印刷仕様設定のためのUIを表示する手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のデータファイルから前記印刷装置で印刷可能なデータファイルを抽出するデータ抽出手段と、
前記データ抽出手段により抽出されたデータファイルの中から印刷対象のデータファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたデータファイルと前記機能情報とに応じて前記データファイルを、前記印刷装置が処理可能な印刷データに変換する変換手段と、
前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有し、
前記印刷装置は前記データ要求に応じて前記送信手段により送信された前記処理データに基づいて画像を印刷することを特徴とする。
【0012】
本発明の一態様に係る画像供給デバイスは以下のような構成を備える。即ち、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスであって、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に印刷データを供給するデータ供給デバイスであって、
データファイルを記憶する記憶手段と、
前記印刷装置の機能情報を取得する手段と、
印刷仕様設定のためのUI表示する手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のデータファイルから前記印刷装置で印刷可能なデータファイルを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたデータファイルの中から印刷対象のデータファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたデータファイルと、前記機能情報とに応じて前記データファイルを、前記印刷装置が処理可能な印刷データに変換する変換手段と、
前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換手段により変換した印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段とを有し、
前記印刷装置は前記データ要求に応じて前記送信手段により送信された前記印刷データに基づいて印刷することを特徴とする。
【0013】
又本発明の一態様に係る画像供給デバイスの制御方法は以下のような工程を有する。即ち、
印刷装置と直接通信し、当該印刷装置に画像データを供給する画像供給デバイスの制御方法であって、
前記印刷装置の機能情報を取得する工程と、
印刷仕様設定のためのUIを表示する工程と、
データファイルを記憶するメモリに記憶されている複数のデータファイルから前記印刷装置で印刷可能なデータファイルを抽出するデータ抽出工程と、
前記データ抽出工程で抽出されたデータファイルの中から印刷対象のデータファイルを選択する選択工程と、
前記選択工程で選択されたデータファイルと前記機能情報とに応じて前記データファイルを、前記印刷装置が処理可能な印刷データに変換する変換工程と、
前記印刷装置からのデータ要求に応じて、前記変換工程で変換した印刷データを前記印刷装置に送信する送信工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、印刷装置の印刷仕様に含まれないフォーマットの画像データでも、その印刷装置により印刷させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。また本実施の形態では、デジタルカメラ(DSC)とプリンタとの間でダイレクトプリントを実現する場合で説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ)1000の概観斜視図である。このPDプリンタ1000は、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する通常のPCプリンタとしての機能を有している。更に、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データ等のデータを直接読取って印刷したり、或いはデジタルカメラやPDAなどからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
【0017】
図1において、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリンタ1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造を有している。そして、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部がされている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録されたシート(普通紙、専用紙、樹脂シート等を含む。以下単にシートとする)が排出可能となる。さらに、排出されたシートを順次積載し得るようになっている。また排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、シートの支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0018】
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっている。そして、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)或いはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。尚、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっている。そして、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバー1003の開閉状態を検出し得るようになっている。
【0019】
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図2を参照して詳しく後述する。1007は自動給送部で、シートを装置本体内へと自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、プリントヘッドとシートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データやHTMLファイル等のデータを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカード(PC)としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。1011はビューワ(液晶表示部)で、このPDプリンタ1000の本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。1012は後述するデジタルカメラを接続するためのUSB端子である。また、このPD装置1000の後面には、パーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBコネクタが設けられている。
【0020】
図2は、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の操作パネル1010の概観図である。
【0021】
図において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここに表示される項目としては、例えば、複数ある写真画像ファイルの内、印刷したい写真画像の先頭番号、指定コマ番号(開始コマ指定/印刷コマ指定)、印刷を終了したい最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用するシートの種類(用紙種類)、1枚のシートに印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要なシートの枚数表示(用紙枚数)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキーを押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷、指定コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。2004はメンテナンスキーで、プリントヘッドのクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
【0022】
次に図3を参照して、本実施の形態に係るPDプリンタ1000の制御に係る主要部の構成を説明する。尚、この図3において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0023】
図3は、本実施の形態に係るPDプリンタの制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
【0024】
図3において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(専用カスタムLSI)を示している。3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。3005はデジタルカメラ(DSC)3012を接続するためのポートとしてのUSBコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBハブ(USBHUB)で、このPDプリンタ1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USB3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3019により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラ(DSC:DigitalStillCamera)である。尚、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSB3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
【0025】
図4は、本実施の形態に係るDSC(デジタルカメラ)3012の構成を示すブロック図である。
【0026】
同図において、3100はDSC3012全体の制御を司るCPUであり、3101はCPU3100による処理手順を記憶しているROMである。3102はCPU3100のワークエリアとして使用されるRAMであり、3103は各種操作を行うスイッチ群で、シャッター、モード切替スイッチ、選択スイッチやカーソルキー等が含まれている。2700は液晶表示部であり、現時点で撮影している映像や、撮像されてメモリカードに記憶されている画像を表示したり、各種設定を行う際のメニューを表示するために使用される。3105は光学ユニットであり、主としてレンズ及びその駆動系で構成される。3106はCCD素子であり、3107はCPU3100の制御下において光学ユニット3105を駆動制御するドライバである。3108は記憶媒体3109(コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、スマートメディア等)を接続するためのコネクタであり、3110はPC或いは実施の形態におけるPDプリンタ1000と接続するためのUSBインターフェース(USBのスレーブ側)である。
【0027】
図5は、本実施の形態に係る印刷システムにおいて、DSC3012からPDプリンタ1000に対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。
【0028】
この処理手順は、PDプリンタ1000とDSC3012とがUSBケーブルを介して接続された後、或は無線により通信を行うことにより互いにDPS仕様に準拠していることを確認した後に実行される。まずDSC3012は「ConfigurePrintService」をPDプリンタ1000に送信して、PDプリンタ1000の状態をチェックする(600)。これに対してPDプリンタ1000から、その時点でのPDプリンタ1000の状態(ここでは「アイドル」状態)が通知される(601)。ここでは「アイドル」状態であるため、DSC3012はPDプリンタ1000のCapabilityを問合せ(602)、そのCapabilityに応じたプリント開始要求(StartJob)を発行する(603)。尚、このプリント開始要求は、601で、後述するPDプリンタ1000からのステータス情報の中の「newJobOK」が「True(真)」になっていることを条件に、DSC3012からPDプリンタ1000に発行される。
【0029】
このプリント開始要求に対してPDプリンタ1000は、印刷が指示された画像データのファイルIDに基づいてファイル情報をDSC3012に要求する(GetFileInfo)(604)。これに応答してDSC3012から、そのファイル情報(FileInfo)が送信される。このファイル情報にはファイルフォーマット、ファイル容量等の情報が含まれる。そしてPDプリンタ1000がそのファイル情報を受信して処理可能であると判断すると、そのファイル情報をDSC3012に要求する(GetFile)(605)。これにより、その要求されたファイルの画像データ(ImageFile)が、DSC3012からPDプリンタ1000に送られる。こうしてPDプリンタ1000が画像データを取得し、画像処理を実行して印刷用の画像データを作成して印刷を開始すると、606で「印刷中(Printing)」を示すステータス情報が、PDプリンタ1000からDSC3012に「NotifyDeviceStatus」によって送られる。そして1頁のプリント処理が終了すると、次のページの処理開始時にPDプリンタ1000から「NotifyJobStatus」607により、それが通知される。そして1頁だけの印刷であれば、そのプリントを要求した1頁の印刷が終了すると、次に「NotifyDviceStatus」608によりPDプリンタ1000が「アイドル」状態になったことが通知される(NotifyDeviceStatus(Idle))。
【0030】
尚、例えば、1頁に複数(N枚)の画像をレイアウトして印刷するN−up印刷の場合には、N枚の画像を印刷する度に、「NotifyJobStatus」607がPDプリンタ1000からDSC3012に送られる。本実施の形態での「NotifyJobStatus」及び「NotifyDeviceStatus」の発行タイミングと画像データの取得の順番は一例であり、製品の実装によっては様々なケースが起こりうる。
【0031】
図6は、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラ(DSC)3012とPDプリンタ1000との間で通信を行って、DSC3012からPDプリンタ1000に画像データを供給して印刷を行う場合の処理を説明する図である。図において、ステップS1〜ステップS16はDSC3012における処理を示し、ステップS21〜ステップS31はPDプリンタ1000における処理を示している。
【0032】
ステップS1及びステップS21では、DSC3012とPDプリンタ1000との間で、互いにDPS(Direct Print System)仕様に準拠していることを確認する。この状態でDSC3012は、PDプリンタ1000に対して、プリンタの状態やデバイス情報を問合せる。これに対してPDプリンタ1000から、その時点でのPDプリンタ1000の状態やデバイス情報が通知される。このデバイス情報には、例えば接続プロトコルのバージョンや、プリンタのベンダー名や機種名等が通知される。こうしてステップS2で、DSC3012は、プリンタの状態及びデバイス情報の中で必要とする「情報1」をRAM3102に記憶する。この「情報1」には、後にDSC3012で画像ファイルを変換する際に必要となる情報が含まれている。次にDSC3012は、図5の602で示すように、PDプリンタ1000に対して、そのCapabilityを要求する。
【0033】
これによりPDプリンタ1000は、ステップS22で、PDプリンタ1000の印刷機能に関する能力情報(Capability)を作成してDSC3012に送信し、DSC3012はこのCapabilityを受信する(ステップS3)。そしてステップS4で、このCapabilityを基にUIを構築して表示部2700に表示する。ここでは、例えば、PDプリンタ1000に装填されている用紙のサイズがA4判とB5判で、普通紙と写真用用紙を装着しており、1−up、2−up,4−upのレイアウト印刷が「縁なし」或は「縁あり」で可能で、更に日付印刷が可能な場合は、これらの項目を任意に選択可能で、それ以外の項目は選択できないようなUI画面が作成されて表示部2700に表示される。
【0034】
次にステップS5で、DSC3012はメモリカード3109に記憶されているファイルの中から、PDプリンタ1000で印刷可能なファイルを抽出する。このステップS5の印刷可能な画像ファイル抽出処理の詳細は後に記述する。
【0035】
次にステップS6で、DSC3012のユーザは、その構築されたUI画面を参照して、ステップS5で抽出された画像の中から、印刷したい画像を選択し、それら画像の印刷形式を設定する。この画像の印刷形式の設定とは、印刷枚数や、用紙サイズ、レイアウト、日付印刷の有無等といった、ステップS3で受信したPDプリンタ1000のCapabilityに基づいたものとなる。次にステップS7で、こうしてユーザにより設定された「情報2」をRAM3102に記憶する。この「情報2」は、DSC3012の表示部2700を使用したUIによりユーザにより設定された画像、用紙サイズ、レイアウト等の情報が含まれる。
【0036】
そして、このUIを使用してユーザにより印刷開始が指示されるとステップS8に進み、その印刷を指示するための印刷ジョブファイル(JOBファイル)を作成し、ステップS9で、その作成した印刷ジョブファイルをPDプリンタ1000に送信する。この印刷ジョブファイルはステップS23でPDプリンタ1000により受信される。次にステップS24で、PDプリンタ1000は、その受信した印刷ジョブファイルを解析して印刷の準備を行う。そして、その印刷ジョブファイルに記載されている印刷対象の「画像ファイル情報の取得要求」(画像ファイル名や画像サイズ等の各種属性情報を要求する)をDSC3012に対して発行する。
【0037】
尚、この「画像ファイル情報の取得要求」は、例えばUSB上のPTP(Pictutre Transfer Protocol)で動作するサービスでは、そのPTPで規定されている「GetObjectInfo」に相当している。しかしながら、この実施の形態における「画像ファイル情報の取得要求」の役割は、画像ファイルの作成タイミングをPDプリンタ1000からDSC3012に伝えることにある。本実施の形態では、この作成タイミングを伝える一つの手段として「画像ファイル情報の取得要求」を用いたが、このような手段はこれに限定されるものでなく、他の専用のコマンドや既存の通信コマンドを利用しても良い。この実施の形態では、「印刷用の画像ファイル作成」のタイミングをPDプリンタ1000からDSC3012に対して通知することを特徴としている。
【0038】
そしてステップS10で、この「画像ファイル情報の取得要求」がDSC3012により受信されるとステップS11に進み、本実施の形態の特徴である、PDプリンタ1000に対して送信する印刷用の画像ファイルを作成する処理を実行する。このステップS11の処理は詳しく後述する。次にステップS12で、その作成した印刷用の画像ファイルに関する各種の属性情報(ObjectInfo Dataset:画像フォーマット、画像ファイル名、データサイズ、ディレクトリ、日付などを含む)を、ステップS12でPDプリンタ1000に送信する。
【0039】
次にPDプリンタ1000はステップS25で、その印刷用の画像ファイルの情報を受信すると、その指定された印刷用の画像ファイルそのものの取得要求をDSC3012に送信する(ステップS26)。DSC3012は、この画像ファイルの取得要求を受信すると(ステップS13)、ステップS14で、その要求された印刷用の画像ファイルをPDプリンタ1000に送信する。
【0040】
これによりPDプリンタ1000は、ステップS27で、その印刷用の画像ファイルを受信し、その画像ファイルの画像データを復号して画像処理を行い、PDプリンタ1000が印刷できる形式の画像に変換する(ステップS28)。そしてステップS29で、その変換した画像データに基づいて印刷を行う。ステップS30では、その画像データの最後まで印刷が完了しているかを判定する。ここで印刷が完成していない場合は、例えばPDプリンタ1000で、受信した画像データを格納するためのバッファ領域が十分に確保できず、ステップS27で、その画像ファイルの画像データを分割して受信して処理している場合等が考えられる。その場合はステップS24に戻り、再び「画像ファイル情報の取得要求」をDSC3012に送信し、前述と同様の手順で、ステップS27で、画像ファイルの画像データの部分データを受信して印刷する。こうしてステップS30で、その画像ファイルの画像データの印刷が完了するとステップS31に進み、その画像ファイルの印刷が完了した旨をDSC3012に通知する。
【0041】
この印刷終了通知を受信したDSC3012は、ステップS11で作成した印刷用の画像ファイルをRAM3102から削除して(ステップS16)処理を終了する。但し、メモリカード3109に記憶されている元の画像ファイルはそのまま保存される。
【0042】
尚、前述のステップS29で、PDプリンタ1000が取得した画像データの量が十分でない状況、例えば記録ヘッドの一走査で記録するデータ量よりも少ない場合には、ステップS28での画像処理が可能であってもステップS29での印刷処理ができない。この場合は、ステップS29での印刷動作を行わずに、ステップS30の判定を行ってステップS24へ戻り、前述の処理を繰り返すことになる。
【0043】
尚、ステップS11で画像ファイルの作成が終了した後、ステップS12で、「画像ファイル情報」をDSC3012からPDプリンタ1000に送信しているが、これは前述のステップS24で、PDプリンタ1000からの「画像ファイル情報の取得要求」(GetObjectInfo)(ステップS24)に対する返答である。この「画像ファイル情報」も前述の「画像ファイル情報の取得要求」と同様に、DSC3012で画像ファイルの変換及び作成処理が完了したことをPDプリンタ1000に伝える役割がある。従って本実施の形態のステップS12の「画像ファイル情報」の送信は、これに限定されるものでなく、他の専用コマンドや既存の通信コマンドを利用しても良い。
【0044】
図7は、本実施の形態1に係るDSC3012における、印刷可能な画像ファイルの抽出の処理(ステップS5)を説明するフローチャートである。
【0045】
まずステップS500で、DSC3012のメモリカード3109に記憶されている1つの画像ファイルを取得する。次にステップS501で、メモリカード3109のある1つの画像ファイルに対して、その画像ファイルのフォーマットを判断し、その情報をステップS502の印刷可能判断処理に渡す。これによりステップS502では、その画像ファイルのフォーマットと、図6のステップS3で取得したCapabilityと、後述する変換可能判断リストとを用いて、その画像ファイルがPDプリンタ1000で印刷可能か否かを判断する。
【0046】
この変換可能判断リストは、以下のようなものであればよい。
(1)図8に示すように、入力画像フォーマット、出力画像フォーマット、フォーマット変換処理フローを特定する情報を備えている。
【0047】
図8では、入力画像フォーマットとして「BMP」「PNG」が設定されており、それに対応する出力画像フォーマットとして、それぞれ「JPEG」が設定されている。この場合の各フォーマット変換フローはそれぞれ「BMPデコード→RGBからYCCへの変換→JPEG符号化」、「PNGデコード→RGBからYCCへの変換→JPEG符号化」となっている。
(2)また図9に示すような形式で、入力画像フォーマット、出力画像フォーマット、エンコーダ入力色空間、デコーダ出力色空間からなるテーブルと、入力色空間と出力色空間の組み合わせから、実行すべき変換処理フローを特定するための情報を備えていても良い。
【0048】
図9では、入力画像フォーマットとして「BMP」「PNG」が設定されており、それに対応するデコーダ出力色空間として「RGB」が設定され、出力画像フォーマットとしてそれぞれ「JPEG」「TIFF」が設定されている。更に、この出力画像フォーマットに対応してエンコーダ入力色空間がそれぞれ「YCC」「RGB」に設定されている。更に、入出力色空間の組み合わせとして「RGB/YCC」が、変換処理フローとして「RGBからYCCへの変換」が設定されている。
【0049】
このような変換可能判断リストは、DSC3012のROM3101に記憶されている。DSC3012で変換可能な画像ファイルフォーマットの組み合わせが多い場合、(2)の形式(図9)の方が冗長なデータ保持を避けられるため、ROM3101のメモリ容量を抑えることができる。
【0050】
ここではいくつかのリスト形式例を示したが、DSC3012が復号可能な入力フォーマットと、プリンタ1000のcapabilityを満たし、かつDSC3012で符号化可能な出力フォーマットと、変換のために必要となる色処理が適切に選択できるようなものであればどのようなものでも良い。
【0051】
そしてステップS503では、ステップS502の判断結果を基に、印刷可能か否かを判断し、印刷可能と判断するとステップS504に進み、現在印刷可能か否かを判断している画像ファイルを印刷可能画像ファイルリストに登録する。この印刷可能画像ファイルリストは、DSC3012のRAM3102に記憶される。このリスト形式については、メモリカード3109のどの画像ファイルが印刷可能であるかが分かる形式であれば、どのようなものでも良い。しかし、メモリサイズが小さくなるような形式にするのが望ましい。ステップS503で、印刷可能でないと判断した場合、或はステップS504の実行後にステップS505に進み、メモリカード3109に記憶されている全ての画像ファイルに対して行ったかどうかを調べ、全てに対して実行済でないときはステップS500に戻って、前述の印刷可能な画像ファイルの抽出処理が実行される。尚、ここではステップS5の処理において、メモリカード3109の全ての画像ファイルに対して印刷可能否かを判断する例を示したが、その対象ファイルをファイルの識別子等で絞り込んでも良いことは言うまでもない。
【0052】
図10は、本実施の形態1に係るDSC3012における画像ファイルの作成処理(ステップS11)を説明するフローチャートである。
【0053】
まずステップS41で、メモリカード3109に記憶されている処理対象の画像ファイルの画像データを読み取る。次にステップS42で、その画像データに対して、画像フォーマット変換、リサイズ、回転、色変換などの処理が必要かどうかを判定する。例えば、ここではステップS6で記憶された「情報2」に基づいて、実際に印刷する画像のフォーマットを取得し、その印刷対象の画像データに対する処理が必要かどうかを判定する。
【0054】
以下では例として、元の画像ファイルの画像データがPNG形式であり、PDプリンタ1000が印刷をサポートしている画像フォーマットがEXIF,JPEGである場合で説明する。
【0055】
この場合には、元の画像データをそのまま転送せずに、DSC3012でその画像データをPNG形式からJPEG形式にフォーマット変換してからPDプリンタ1000に送信するためにステップS43に進む。尚、これ以外にも、PDプリンタ1000における印刷モードにより、画像データの回転、リサイズ等が必要かどうかを判定する。この判定は、「情報1」に含まれるプリンタ機種名やベンダー名によって、そのプリンタがどの程度のサイズの画像データまでサポートしているかを判断可能なようなリストをDSC3012が保持している場合に実現可能となる。そしてPDプリンタ1000がサポートしているサイズに収まるように画像のリサイズや、回転を行うことで、更に適切に画像変換が行うことができるようになる。
【0056】
こうしてステップS42で、元の画像データに対して何らかの変換が必要であると判定するとステップS43に進むが、そうでない時は何もせずにこの処理を終了する。
【0057】
ステップS43では、元の画像ファイルは、例えばPNGにより符号化されているので、まずそれを復号して生の画像データに変換する。ステップS44では、画像のリサイズが必要かを判定し、必要であればステップS45に進み、その画像データを縮小する。このステップS45の実行後、或はステップS44で画像のリサイズが必要でなければステップS46に進み、画像の回転が必要かどうかを判定する。必要であればステップS47で、画像データの回転を実行してステップS48に進むが、そうでない時はそのままステップS48に進む。ステップS48では、画像の色変換が必要かどうかを判定し、必要でなければステップS50に進むが、必要であればステップS49で、画像データの色変換を実行してステップS50に進む。
【0058】
ステップS50では、処理済みの画像データをJPEGで符号化する。次にステップS51に進み、その画像データが「EXIF」タグ付きの画像データかどうかを調べ、そうであればステップS52で、その「EXIF」タグを、ステップS45,S47,S49などで変換した内容に従って更新する。一方、ステップS51で、その画像データが「EXIF」タグ付きの画像データでないときはステップS53に進み、その画像データに、例えば画像方向などを示すオリエンテーション情報を付加する。
【0059】
例えばステップS52では、EXIFで用いるTIFFRev.6.0の付属情報として、画像方向(タグ番号「274」:Orientation)が規定されており、それによれば「1」(デフォルト)は、「0番目の行が画像の上、0番目の列が画像の右側となる」と規定されている。この「1」で画像方向が規定された画像を左に90°回転させると、その画像のEXIFタグの画像方向は「8」、即ち「0番目の行が画像の左側、0番目の列が画像の下側となる」に変更される。尚、このEXIFタグの詳細については、JEIDA規格の「デジタルカメラスチルカメラ用画像フォーマット規格(Exif)」を参照されたい。
【0060】
尚、以上の説明において、DSC3012は、PDプリンタ1000のデバイス情報などの「情報1」を取得し、そのPDプリンタ1000の有する機能に応じたUIに基づいてDSC3012のユーザが設定した情報として「情報2」を取得してRAM3102に記憶しておき、これら情報に基づいて、印刷するべき画像データを作成してPDプリンタ1000に送信することができる。これにより、DSC3012からPDプリンタ1000に送信する画像データの量や画像データのフォーマットを、PDプリンタ1000における印刷条件に合致したものとすることができる。
【0061】
図11は、本実施の形態に係るPDプリンタ1000における画像データの処理(ステップS28)を説明するフローチャートである。
【0062】
まずステップS61で、DSC3012から受信した画像データを復号する。次にステップS62で、その復号したデータを、プリンタエンジン3004の記録ヘッド(インクジェットヘッド)に出力するために、画像データを並び替える。そしてステップS63で、その並び替えたデータをプリントバッファに展開する。
【0063】
このように本実施の形態によれば、以下のような効果がある。
(1)PDプリンタ1000のCapabilityに基づいて画像ファイルの再変換ができるため、元々印刷可能な画像ファイルも含めて全ての印刷可能な画像ファイルをDSC3012のメモリカード3019から抽出できる。
(2)それらの画像を、PDプリンタ1000のCapabilityで許容される形式に適切に変換して印刷できる。
(3)PDプリンタ1000からDSC3012に対して画像ファイルの作成開始タイミングを知らせ、画像ファイルの作成が完了するとDSC3012からPDプリンタ1000に通知して画像ファイルの送信及び印刷を行うことにより、互いの処理の同期を取った信頼性の高い印刷が可能となる。
(4)メモリカード3109に記憶された画像ファイルから作成した印刷用画像ファイルは、その画像ファイルのPDプリンタ1000への転送が終了すると消去されるため、印刷済みの印刷用画像ファイルがDSC3012のメモリに残存してメモリ残量を低減するのを防止できる。
【0064】
[実施の形態2]
次に本発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、図12に示すように、1枚の用紙中に複数の画像データをレイアウト(n−up)して印刷する場合について説明する。尚、この実施の形態2に係るDSC3012及びPDプリンタ1000のハードウェア構成は前述の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
【0065】
図12は、本発明の実施の形態2に係る画像の印刷結果の一例を示す図である。
【0066】
この例では、一枚の用紙に行方向(N=4)×列方向(M=4)の計16枚の画像を印刷した例(16−up印刷)を示している。各画像の(N,M)(N=1〜4,M=1〜4)は、各画像の位置を示している。
【0067】
図13は、本発明の実施の形態2に係るデジタルカメラ(DSC)3012とPDプリンタ1000との間で通信を行って、DSC3012からPDプリンタ1000に画像データを供給して、レイアウトn−up印刷を行う場合の処理を説明する図である。図において、前述の図6と共通する処理には同じ記号を付して、その説明を省略する。但し、ステップS4で作成されるUIには、レイアウトとして16−up機能が含まれており、ステップS7で記憶される「情報2」には、ユーザにより16−upが指定され、ステップS8で作成される印刷ジョブファイルには、この16−upのレイアウト印刷が含まれている。
【0068】
以下、PDプリンタ1000における処理を中心に説明する。
【0069】
ステップS23で、DSC3012からのn−up印刷を含む印刷ジョブファイルを受信するとステップS71で、用紙上の画像位置を管理する行方向変数N、列方向Mを共に「1」に初期化する。尚、これら変数はメモリ3003に記憶される。次にステップS72で、ステップS23で受信した印刷ジョブファイルに記載されたレイアウト指定情報より、行方向の最大画像個数Nmax、列方向最大画像個数Mmaxを求めてメモリ3003に設定する。図12の例では、Nmax=Mmax=4となる。
【0070】
次にステップS73で、N行M列(最初は1行1列)の「画像ファイル情報の取得要求」をDSC3012の送信する。これによりDSC3012は、ステップS10で、この「画像ファイル情報の取得要求」を受信するとステップS11に進み、その要求された画像ファイルから、印刷用の画像ファイルを作成する。この印刷用画像ファイルの作成に際しては、前述の「情報1」及び「情報2」が参照されることは前述の図6の場合と同様である。そしてステップS12で、その作成した印刷用の画像ファイルの情報をPDプリンタ1000に送信する。
【0071】
PDプリンタ1000は、ステップS74で、この印刷用の画像ファイル(N行M列目の画像ファイル)の情報を受信し、次にステップS75で、そのN行M列目の印刷用の画像ファイルを取得するように、前述の実施形態1の場合と同様に「画像ファイルの取得要求」をDSC3012に発行する。これを受信したDSC3012(ステップS13)は、ステップS11で作成した印刷用の画像ファイルをPDプリンタ1000に送信する(ステップS14)。この実施の形態2においても、ステップS75で送信する「画像ファイルの取得要求」は、PDプリンタ1000からDSC3012に対する画像転送要求であり、これにより、DSC3012で作成された印刷用の画像ファイルと、PDプリンタ1000で受信される画像ファイルとの同期が取られることになる。PDプリンタ1000はステップS76で、その印刷用の画像ファイルを受信するとステップS77に進み、その画像がMmax(図12の例では「4」)列目の画像かどうかを判定する。
【0072】
これは図12の例でも明らかなように、プリンタエンジン3004で記録ヘッドによる印刷を行う際、少なくとも記録ヘッドの一走査分の画像データが揃っている必要があるため、4列目の画像の画像データを受信している必要があるためである。Mmax以下であればステップS81に進み、変数Mを+1してステップS73に進み、今度は1行2列の画像の画像データを取得するための処理を開始する。こうしてステップS77でMmax列分の画像データが揃うとステップS78に進み、N行目に位置している画像の画像データの処理を行って、記録ヘッドに出力するデータに変換し、ステップS79で、N行目の画像を印刷する。これにより図11の例では、画像(1,1),画像(1,2),画像(1,3),画像(1,4)が印刷される。そしてステップS80で、N=Nmaxであるかを判定し、そうでない時はステップS82で、変数M=1、変数N=N+1としてステップS73に進み、次の行の画像データの取得処理に進む。
【0073】
尚、ここで記録ヘッドの長さと画像の幅とが整数倍の関係に無い場合は、これら画像(1,1),画像(1,2),画像(1,3),画像(1,4)の最下行を含む画像の印刷中に、次の行の画像、即ち、画像(2,1),画像(2,2),画像(2,3),画像(2,4)も並行して印刷する事態が発生する。その場合はステップS78の後にステップS80、S82を実行して、次の画像の画像データを取得する必要がある。
【0074】
こうしてステップS80で、N行M列の画像を全て印刷するとステップS83に進み、「印刷終了通知」をDSC3012に送信して終了する。これによりステップS14で、PDプリンタ1000からの「印刷終了通知」を受信したDSC3012は、ステップS15で、それまでに作成した印刷用の画像ファイルを全て削除して処理を終了する。
【0075】
以上説明したように本実施の形態2によれば、n−up印刷時、DSC3012は、PDプリンタ1000からの要求に応じて、各画像の画像データの印刷用画像ファイルを作成する。このとき、これらn−up画像中に、n画像分の画像ファイルが保存されているので、同じ画像があれば、その保存されている印刷用の画像ファイルをそのまま使用できる。
【0076】
一方、DSC3012のコストの観点等で、DSC3012のメモリ容量に制限がある場合には、これらn画像分の印刷用画像ファイルを同時に保持できない場合がある。このような場合には、PDプリンタ1000からの「N行M列の画像ファイル情報の取得要求」を受信した時点(ステップS9)で、それ以前に作成した印刷用の画像ファイルを消去し、ステップS11で、新たに次の新規な印刷用の画像ファイルを作成すればよい。
【0077】
また上記説明において、PDプリンタ1000の受信バッファやプリントバッファのメモリ容量が少ない場合には、受信が終了したデータのみでステップS79での印刷処理を途中まで実行し、その後、足りない画像の「印刷用の画像ファイル」の画像データを取得して印刷動作を行えば良い。
【0078】
[実施の形態3]
次に本発明の実施の形態3について説明する。前述の実施の形態1及び2では、1つの画像データを1ページもしくは1つの矩形内に展開する例について説明した。しかし印刷用の画像データの代わりに、HTMLやXHTML、テキスト、それからその他のドキュメント類等が指定された場合には、そのデータを1ページ或は1つの矩形内に展開したのでは良好な印刷結果が得られなくなる可能性がある。例えば、本来、複数ページに跨っているドキュメントを1つの画像のように、1ページに収めるように展開すると、そのドキュメントに含まれる文字や画像が極端に縮小されてしまい文字が認識できなくなるなどの弊害が発生する。
【0079】
また画像データやドキュメントデータを複数ページに分割して印刷する場合、PDプリンタ1000に送信する、各ページ単位に分割された画像データのサイズやアスペクト比が、各ページごとにバラバラであると、画像データを展開する向きや変倍率がバラバラになってしまい適切な印刷結果が得られなくなる。またカメラダイレクト印刷のような、PCを介さない印刷システムでは、複数ページ分の画像データを同時に生成するだけのメモリがない。従って、印刷する際にデータをページごとに分割して、複数ページに亘る画像データを生成し、各ページごとにJPEG等の画像データに変換して印刷を行う必要が生じる。
【0080】
そこで以下に説明する実施形態3及び4では、印刷指示されたデータファイルを印刷すると、複数ページに亘るデータであり、かつそのデータファイルのフォーマットがPDプリンタ1000のCapabilityでサポートされていないとする。この場合、前述の実施形態1及び2と同様にして、DSC3012でフォーマット変換することで印刷可能とする。こうしてデータファイルを分割して、複数ページに亘る画像データをページ単位で生成し、各ページごとにJPEG等の画像データに変換して印刷を行う例で説明する。
【0081】
まず初めに、本実施形態3及び4に共通して用いられるNページ印刷のための印刷ジョブの生成方法及び、印刷ジョブの制御方法について説明する。
【0082】
まず前提として、本実施の形態に係るダイレクトプリントシステムで、データファイルをNページに割り付けて印刷を行う場合の処理について説明する。
【0083】
図14と図15はともに、ダイレクトプリントシステムにおいて、DSC3012からPDプリンタ1000に対してプリント要求を発行し、複数(N)の画像をNページに割り付けての印刷する処理における信号フローを説明する図である。尚、これら図において、前述の図5と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
【0084】
図14は、印刷システムにおいて、DSC3012からPDプリンタ1000に対してプリント要求を発行して画像を印刷する場合の大まかな信号のやり取りを説明する図である。ここでは600〜607の処理に従い、1ページ目の印刷が行われる。次に2ページ目の印刷が指定された画像データのファイルIDに基づいて、ファイル情報をDSC3012に要求する(GetFileInfo)(609)。これに応答してDSC3012から、そのファイル情報(FileInfo)が送信される。このファイル情報には、ファイルフォーマット、ファイル容量等の情報が含まれる。そしてPDプリンタ1000が、そのファイル情報を受信して処理可能であると判断すると、そのファイル情報をDSC3012に要求する(GetFile)(610)。これによりその要求されたファイルの画像データ(ImageFile)がDSC3012からPDプリンタ1000に送られる。これによりPDプリンタ1000がプリント処理を開始し、該当ページのプリント処理が終了すると、PDプリンタ1000から(NotifyJobStatus)611により、プリント処理の終了が通知される。そして609〜611の処理を繰り返し、印刷指定された全てのページの印刷が終了すると、最後に(NotifyDeviceStatus)612により、PDプリンタ1000が「アイドル」状態になったことが通知される(NotifyDeviceStatus(IDLE))。
【0085】
次に図15について説明する。
【0086】
613でPDプリンタ1000は、印刷が指示されたファイルIDに基づいてデータファイルに関する情報をDSC3012に要求する(GetFileInfo)。このファイル情報にはファイルフォーマット、ファイル容量等の情報が含まれる。そしてPDプリンタ1000がそのファイル情報を受信して印刷可能と判断すると、そのファイル情報をDSC3012に要求する(GetFile)(614)。これにより要求されたファイル、この場合はDPOFの設定ファイルである「AUTPRINT.MRK」ファイルがDSC3012からPDプリンタ1000に送られる。
【0087】
PDプリンタ1000はそのファイルを受信して解析し、DPOFファイル「AUTPRINT.MRK」に記述されているファイルパス名を利用して、印刷が指定された画像ファイルのファイルIDを取得する(GetFileID)(615)。そしてその取得したファイルIDを用いて、PDプリンタ1000は、その画像ファイルのファイル情報をDSC3012に要求する(GetFileInfo)(616)。これに応答してDSC3012から送信されるファイル情報(FileInfo)により、PDプリンタ1000は、そのファイルが印刷可能かを判断する。そして印刷可能であればDSC3012にファイル情報を要求する(GetFile)(617)。
【0088】
こうしてPDプリンタ1000が画像ファイルを取得して印刷を開始すると、618で「印刷中(Printing)」を示すステータス情報を、DSC3012に「NotifyDeviceStatus」によって通知する。そして1ページの印刷が終了すると、次のページの印刷処理開始時に、PDプリンタ1000からDSC3012に「NotifyJobStatus」(619)が通知される。
【0089】
この後、2ページ目以降は620〜623を繰り返し、印刷指定された全てのページの印刷が終了すると、最後に「NotifyDeviceStatus」(624)により、PDプリンタ1000が「アイドル」状態になったことをDSC3012に通知する(NotifyDeviceStatus(IDLE))。
【0090】
以上が複数(N)の画像データをNページに割り付けて印刷する処理の流れを説明するフローである。
【0091】
本実施の形態3での大まかな処理フローも、このフローに沿った形で実現される。複数ページに亘る画像データをページ単位で分割し、各ページの画像データを上述のフローでいう複数の画像データとして扱うことで実現される。
【0092】
本実施の形態3,4における特徴的な事柄は、図14及び図15のStartJob(603)で、DSC3012からPDプリンタ1000に渡されるジョブ設定情報の生成方法と、印刷指示されたデータを複数ページに分割し、各ページの画像データをどのようにファイル化するか、また、そのファイルをどのように破棄するかといった点にある。
【0093】
以下にこれらの内容について説明する。
【0094】
まず、ジョブ設定情報の生成方法について説明する。
【0095】
以下の処理は図6及び図13のJOBファイル作成(ステップS8)でなされる。その処理の流れは以下の通りである。ここでは説明を簡単にするために、図6及び図13のステップS6で、画像ファイルが3ページに亘る画像データであり、かつそのフォーマットがPDプリンタ1000のCapabilityでサポートされていないものとする。但し、この場合の前述の実施の形態1及び2と同様に、その画像ファイルのフォーマットをDSC3012でPDプリンタ1000のCapabilityに対応するフォーマットに変換する。尚、ここでは一つの画像ファイルだけが印刷するように指示された場合を例に説明する。
【0096】
まず図14のフローに沿った形態を説明する。
(1)DSC3012は、図6及び図13のステップS6で印刷が指示された画像ファイルが何ページに分割されるかを判断する。このページ分割に関しては特にどのような分割方法でも構わない。また、本実施の形態で特徴的となる事柄でもないため、ここでは説明を割愛する。
(2)(1)で判断されたページ数分(ここでは3ページ)だけファイルID(ファイルハンドル)を生成する。
(3)(2)で生成されたファイルID(ファイルハンドル)を用いて、図16のような印刷ジョブファイルを生成する。
【0097】
図16は、本実施の形態3に係る印刷ジョブファイルの一例を示す図である。
【0098】
図16から明らかなように、<fileID>タグの内容として(2)で生成された3ページ分のファイルID(ファイルハンドル)(「0000001」〜「00000003」)が設定される。今回の例では3ページ分の画像データに分割される例を示しているため、<fileID>タグが3つ設定されている。
【0099】
次に図15のフローに沿った形態を説明する。
(1)DSC3012は、図6及び図13のステップS6で印刷指示された画像ファイルが何ページに分割されるかを判断する。ページ分割に関しては特にどのような分割方法でも良い。この分割方法は本実施の形態で特徴的となる事柄でもないため、ここでは説明を割愛する。
(2)「AUTPRINT.MRK」ファイル用のファイルID(ファイルハンドル)と、それから(1)で判断されたページ数分のファイルID(ファイルハンドル)、ファイルパスを生成する。
(3)(2)で生成されたファイルパスを用いて、図17のような印刷ジョブファイルと、図18のような「AUTPRINT.MRK」ファイルを生成する。
【0100】
図17は、本実施の形態3に係る印刷ジョブファイルの一例を示す図である。
【0101】
図17の<fileID>タグの内容として(2)で生成された「AUTPRINT.MRK」ファイルのファイルID(ファイルハンドル)(「0000001」)が設定される。また、<fileType>タグに「53180000」が設定されているが、これはDPOFの印刷時に設定される値である。
【0102】
図18は、本実施の形態3に係る「AUTPRINT.MRK」ファイルの一例を示す図である。
【0103】
図18の<IMG SRC>タグには、ステップ(2)で生成された3ページ分のページ分割画像用のファイルパスが設定されている。前述のように、このファイルバスを利用してPDプリンタ1000は、DSC3012に対してファイルIDを要求する(GetFileID)(図15の615,620)。DSC3012は、この要求に対して、ステップ(2)で生成したページ分割画像用のファイルID(ファイルハンドル)をPDプリンタ1000に通知する。
【0104】
以上、ジョブ設定情報の生成方法について説明したが、これらの処理によって生成されたファイルID(ファイルハンドル)、ファイルパスは印刷処理が終了するまでDSC3012に保持される。また「AUTPRINT.MRK」ファイル、印刷ジョブファイルはDSC3012からPDプリンタ1000に送信され、DSC3012側で保持する必要がなくなったタイミングで破棄される。
【0105】
次に具体的にどのようにして印刷指示された画像データを複数ページに分割し、各ページ画像をファイル化するか、また、そのファイルをどのように破棄するかといった点について説明する。
【0106】
以下の処理は、図6及び図13における画像ファイル作成(ステップS11)及び、画像ファイル情報送信(ステップS12)でなされる。これは図14及び図15では、ページ分割画像に対するGetFileInfo(604,609,616,621)に該当する。そのフローは以下のとおりである。
(1)印刷用の画像ファイル作成(ステップS11)で、DSC3012はこれから印刷を行うページに必要なページ分割画像だけを印刷指示データから切り出し、PDプリンタ1000のCapabilityでサポートされているフォーマットに従ってファイル化する。
(2)DSC3012は、(1)で生成したファイルのフォーマット情報とファイルサイズ情報をRAM3102に記憶しておく。
(3)画像ファイル情報送信(ステップS12)で、DSC3012は、(2)で生成したファイルフォーマット情報とファイルサイズ情報をPDプリンタ1000に対して送信する。
【0107】
上記の処理は特に図14と図15のフローで異ならず、PDプリンタ1000がDSC3012に対してページ分割画像データを要求するタイミングでなされる。
【0108】
以上のように生成された各ページの画像データは、いずれも図14及び図15におけるNotifyJobStatus(607,611,616,621)のタイミングで破棄される。
【0109】
以上が実施の形態3及び4に共通して用いられるNページ印刷のためのジョブ生成方法及び、ジョブの制御方法である。
【0110】
以上、1つの画像ファイルからNページ分の画像データを生成し、またそれらの画像データを破棄する大まかな制御方法について説明した。以下では、Nページ分の画像データを生成する際の、より詳細な処理内容について説明する。尚、以下の説明では、実施の形態3及び4のそれぞれで個別に説明する。
【0111】
まず実施の形態3において、1つの画像ファイルからNページ分の画像データを生成する形態について説明する。ここではHTMLファイルが印刷指定された場合を例に説明する。
【0112】
複数のページに亘る画像データの印刷が指示された場合は、図6及び図13のフローにおける印刷画像ファイル作成(ステップS11)に対して、図19で示されるようにいくつかの処理が追加される。尚、図19において、前述の図10の処理と同じ処理のステップには同じ記号を付して、それらの説明を省略する。
【0113】
図19は、本実施の形態3,4に係る印刷画像ファイル作成処理を説明するフローチャートで、前述の図10と共通する処理は同じ符号で示し、その説明を省略する。
【0114】
ここでHTMLファイルがPDプリンタ1000のCapabilityで許容されている場合、即ち、PDプリンタ1000がHTMLファイルを受信して印刷可能な場合は、PDプリンタ1000にHTMLファイルのパーザやページ分割印刷制御のための機能が搭載されているため、DSC3012での処理は不要である。そのためステップS42で変換不要と判断され、この処理を終了する。一方ステップS42で、HTMLファイルがCapabilityで許容されていない場合にはステップS43以降の処理に移る。
【0115】
ステップS43でその画像ファイルを復号した後、ステップS701で、今回作成する画像データが1ページ目かどうかを判断する。1ページ目の画像データを作成する場合はステップS702に進み、その画像データの本来の画像のサイズを基に、その画像の横方向の画素数を取得する。次にステップS703で、ステップS702で取得した横方向の画素数と、「情報2」に含まれる印刷が指定されている用紙サイズとから、PDプリンタ1000に送信するための画像のサイズを縦横それぞれ何画素にするかを決定する。また1ページ分のデータとして何ラスタ分元の画像データを切り出し、ステップS44以降の処理に引き渡すかを決定する。この決定方法は例えば、横方向の画素数は元の画像データの横方向の画素数とし、縦方向の画素数を、横方向の画素数と印刷指定されている用紙サイズのアスペクト比から、その画像のアスペクト比が用紙サイズのアスペクト比とほぼ同じになるように決定すればよい。
【0116】
次にステップS44で、ステップS703で決定された、1ページ目の画像の横方向の画素数が、元の画像の横方向の画素数と異なっているかを基にリサイズが必要かどうかを判断し、異なっている場合はリサイズが必要と判断してステップS45で、それらの比率から求められる変倍率に従ってリサイズを行う。
【0117】
このステップS44で、画像データを単純にPDプリンタ1000が許容するものへ変換したのでは、ページ毎に画像のサイズがバラバラになってしまう。そこで、ステップS44からステップS47にかけて、これから印刷するページ用に切り出された画像データに対してリサイズや回転を行った後の画像のサイズを、ステップS703で決定した、そのページにおける画像のサイズと比較する。そして、それらが一致しない場合には、オーバー或は不足分だけリサイズや回転を行った後の画像のサイズが、ステップS703で決定した画像のサイズと一致するように余白データを付加する。ここで重要なのは画像のサイズが一致するように余白を付け加えることであって、これを満たすのであれば、切り出された画像データをセンタリングしても、或は単純に、その画像の右側と下側に余白を付け加えるようにしても良く、どのように余白を付与しても良い。
【0118】
以上説明したように、印刷用の画像ファイルの作成処理(ステップS11)で、印刷指定されたデータファイルから1ページ分の画像データを切り出し、PDプリンタ1000が許容するファイルフォーマット等に従って1ページ分の画像データに変換し、JPEG圧縮などの所定の圧縮方法で圧縮してPDプリンタ1000に送信する。こうして良好な印刷結果が得ることができる。
【0119】
尚、ここでは、1ページ分の画像データの切り出し方の例として、ステップS703では、1ページ当たり何ラスタ分の画像データを切り出すかを設定する例を示したが、これ以外にもいくつもの切り出し方が存在する。この切り出し方は、印刷が指定された画像データのフォーマット等にもよるが、例えば画像データに改ページ用コードが埋め込まれているようなものであれば、そのコードに従って切り出せば良い。また、そのようなコード等が存在しない場合には、今回印刷指定された印刷設定情報から用紙サイズを判断して、その用紙サイズのアスペクト比に合うような長さ単位で切り出せばよい。もしくは前述の特許文献4に記載されているような方式に従って切り出してもよい。
【0120】
ここで画像の切り出し方は、データファイルのフォーマット等によって非常に多岐に亘るため詳細は割愛するが、本実施の形態に係る重要な点はこの切り出し方ではなく、以下の3点である。
(1)図6及び図13の印刷画像ファイル作成(ステップS11)のタイミングで、これから印刷するページの画像データを切り出し、PDプリンタ1000に送信する画像データに変換する。
(2)印刷用の画像ファイル作成(ステップS11)で作成された画像データは、実施の形態1及び2と同様のタイミングで破棄する。
(3)PDプリンタ1000に送信する全ページの画像データを、全てのページで送信される画像サイズを同じ、或はほぼ同じにする。
【0121】
これにより以下の効果が得られる。
(A)画像データを複数ページに亘る画像に分割して印刷する場合に、PDプリンタ1000に送信する分割後の画像のサイズを適切なサイズ、アスペクト比にできる。これにより画像データの極端な変倍を避けることができ、適切な印刷結果が得られる。
(B)画像データを複数ページに亘る画像に分割して印刷する場合に、PDプリンタ1000に送信する分割後の画像のサイズを、各ページ間でほぼ同じに統一できる。これにより、画像データを展開する向きや変倍率もほぼ同じに統一でき適切な印刷結果が得られる。
(C)前述の通りパソコンを介さないダイレクト印刷システムでは、メモリ等の制約が厳しいため、プリンタに送信する画像データを何ページ分も同時に保持することは困難であるが、上述の(1)、(2)により、同時に保持する画像数を制御でき、使用するメモリ容量を削減できる。
【0122】
[実施の形態4]
次に本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4についても実施の形態1及び2,3がベースとなる形態である。前述の実施の形態3で説明したNページ印刷のためのジョブ生成方法及び、ジョブの制御方法についても同様に実施する。本実施の形態4において、画像データからNページ分の画像データを生成する処理は以下のようにして実現される。
【0123】
PDプリンタ1000のCapabilityでHTMLファイルが許容されていて、PNGファイルが許容されていなかった場合を例に説明する。このような場合は、PNGファイルへのリンクを含むようなHTMLファイルを印刷指定すると、通常であればPNGファイルは正常に印刷されなくなる。これを回避するには、以下の2通りの形態がある。
(a)印刷指定されたHTMLファイルや、その中でリンクされている画像データを全てをまとめてPDプリンタ1000が印刷できる一つの画像データに変換して、それをPDプリンタ1000に送信する方法である。この場合の画像データの変換は、印刷画像ファイル作成(ステップS11)でなされ、印刷が終了した変換後の画像データは前述の実施の形態1乃至3と同様にして破棄される。
(b)HTMLファイルの変換を行わず、リンク先の画像等のデータをPDプリンタ1000から要求されたタイミングで、印刷可能な画像データへ変換する形態である。この場合もやはり画像データの変換は、印刷画像ファイル作成(ステップS11)で実施され、印刷が終了した変換後の画像データは前述の実施の形態1乃至3と同様にして破棄するようにしている。
【0124】
本実施形態4における顕著な特徴は次の3点である。
(1)図6及び図13の印刷画像ファイル作成(ステップS11)のタイミングで、これから印刷を行おうとしている必要最低限の画像データのみを変換して用意する。
(2)印刷時にDSCでHTMLファイルの中身を参照し、リンクを見つける度に、そのリンク先のデータがプリンタのCapabilityで許容されるかどうかを判断する。ここで許容されていない場合は、印刷可能なデータファイルの抽出(ステップS5)で生成された印刷可能ファイルリストに登録されているかを参照して、登録されていれば画像データを変換して印刷する。一方、登録されていなければ印刷しないようにする。
(3)前述の実施の形態3と同様に、PDプリンタ1000に送信するためにページ分割される全ての画像データを、全てのページで送信される画像のサイズを同じ、或はほぼ同じにする。ここで、ページ分割される全ての画像データと記述したのは、HTML等の内部でリンクされている画像データなどに対しても同じように画像サイズの変換を行うと、不適切な印刷結果を招いてしまうためである。
【0125】
尚、本実施の形態4では、画像ファイルのフォーマットの変換は特に重要ではないため、その説明を割愛する。
【0126】
以上説明したように本実施の形態4によれば、以下の効果が得られる。
(A)印刷が指定されたデータの中でリンクされているデータに関しても、プリンタのCapabilityに許容されている画像データへ変換して印刷できる。
(B)データを複数ページの画像データに分割して印刷する場合に、プリンタに送信する分割後の画像のサイズを適切なサイズ、アスペクト比にできる。これにより、画像データの極端な変倍を避けることができ、適切な印刷結果が得られる。
(C)データを複数ページに分割して印刷する場合に、プリンタに送信する分割後の画像のサイズをページ間でほぼ同じに統一できる。これにより、画像データを展開する向きや変倍率も統一され、適切な印刷結果が得られる。
(D)パソコンを介さないダイレクト印刷システムでは、メモリ等の制約が厳しいため、プリンタに送信する画像データを何ページ分も同時に保持することは困難である。しかし本実施の形態では、同時に保持する画像数を制御でき、使用メモリ量の削減を実現できる。
【0127】
[その他の実施形態]
上述の実施の形態1乃至4において、同一の画像ファイルの画像データを、同じ印刷仕様で繰り返し印刷する場合には、DSC3012は、ステップS10で受信した「画像ファイル情報の取得要求」で同じ画像ファイルが要求されてることになる。ここで同じ画像ファイルが指定されている場合には、DSC3012のRAM3102に既に展開されている画像をデータを読み出してステップS14で、PDプリンタ1000に送信すれば良い。これにより印刷用の画像ファイル作成処理の回数を減らすことができ、より高速な印刷が可能となる。
【0128】
また或は、DSC3012からPDプリンタ1000に対して、前回と同じ画像の印刷であることを示すコマンド或はデータを送信することにより、PDプリンタ1000が前回と同じ印刷データを用いて同じ画像を印刷するようにしてもよい。これにより、DSC3012とPDプリンタ1000との間の通信回数を減らして画像を印刷することができる。
【0129】
[他の実施の形態]
本発明の目的は前述したように、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0130】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0131】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
【0132】
以上説明したように本実施の形態によれば、プリンタのCapability情報を利用することで、プリンタに送信すべきファイルフォーマット等を把握し、適切な画像変換を行なえる。また、HTML等のようなファイル内に他の画像データへのリンクを含むようなものが印刷指定された場合に、リンク先の画像データに対しても同様の適切な画像変換が行える。
【0133】
更に、HTML等のような複数ページに跨る画像データに対しても、全てのページ画像の大きさを統一することで、ページ間で画像データの展開する向きや変倍率が統一でき、良好な印刷結果が得られる。
【0134】
更に、複数ページに亘る画像データをページ分割して印刷する場合に、プリンタとデジタルカメラとで同期を取りながら、現在印刷しているページに割り付ける画像データのみを適切に生成することで、メモリを節約した良好な印刷制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0135】
【図1】本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の概観斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るPDプリンタの操作パネルの概観図である。
【図3】本実施の形態に係るPDプリンタの制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係るDSCの構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態に係る印刷システムにおいて、DSCからPDプリンタに対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るDSCとPDプリンタとの間で通信を行って、DSCからPDプリンタに画像データを供給して印刷を行う場合の処理を説明するフローチャートである。
【図7】本実施の形態1に係るDSCにおける、印刷可能な画像ファイルの抽出の処理(ステップS5)を説明するフローチャートである。
【図8】本実施の形態に係る印刷可能画像ファイル抽出の処理の印刷可能判断(ステップS502)で参照する変換可能判断リストの一例を示す図である。
【図9】本実施の形態に係る印刷可能画像ファイル抽出の処理の印刷可能判断(ステップS502)で参照する変換可能判断リストの一例を示す図である。
【図10】本実施の形態1に係るDSCにおける画像ファイルの作成処理(ステップS11)を説明するフローチャートである。
【図11】本実施の形態に係るPDプリンタにおける画像データの処理(ステップS28)を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態2に係る画像の印刷結果の一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るDSCとPDプリンタとの間で通信を行って、DSCからPDプリンタに画像データを供給して、n−upのレイアウト印刷を行う場合の処理を説明するフローチャートである。
【図14】印刷システムにおいて、DSCからPDプリンタに対してプリント要求を発行して画像を印刷する場合の大まかな信号のやり取りを説明する図である。
【図15】本発明の実施の形態3乃至4に係る印刷システムにおいて、デジタルカメラ(DSC)からPDプリンタに対してプリント要求を発行して、DPOF設定ファイルで指定された複数の画像をNページに割り付けての印刷を行う場合の大まかな信号フローを説明する図である。
【図16】本実施の形態3,4に係る印刷ジョブファイルの一例を示す図である。
【図17】本実施の形態3,4に係る印刷ジョブファイルの一例を示す図である。
【図18】本実施の形態3,4に係る「AUTPRINT.MRK」ファイルの一例を示す図である。
【図19】本実施の形態3,4に係る印刷画像ファイル作成処理を説明するフローチャートである。




 

 


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