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発明の名称 画面表示制御方法、電子会議システム、プログラム及び記憶媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4611(P2007−4611A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−185475(P2005−185475)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
発明者 門田 茂宏
要約 課題
電子会議システムにおいて、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報とを、同時に自コンピュータの画面に表示する。

解決手段
複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全てのコンピュータに同期して表示する電子会議システムにおける画面表示制御方法において、自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報とを、同時に自コンピュータの画面に表示する
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全ての前記コンピュータに同期して表示する電子会議システムにおける画面表示制御方法において、
自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報とを、同時に前記自コンピュータの画面に表示することを特徴とする電子会議システムにおける画面表示制御方法。
【請求項2】
複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全ての前記コンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、
自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータのディスプレイに表示する共有情報表示領域の表示手段と、
発表者が表示しているページ以外の任意のページ情報を前記自コンピュータのディスプレイの情報編集領域に表示する手段と、
前記自コンピュータの情報編集領域で編集中のページ情報を発表者が前記ディスプレイに表示したときに、前記自コンピュータでの編集結果が反映されたページ情報を前記発表者の前記ディスプレイに表示するとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示する手段と
を有することを特徴とする電子会議システム。
【請求項3】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者の前記ディスプレイに表示されるページが切り替えられて、前記自コンピュータの情報編集領域で編集中のページ情報が発表者の前記ディスプレイに表示され、該ページの切り替えに同期して他の全てのコンピュータの前記ディスプレイで表示されるページが切り替えられる場合であって、前記自コンピュータでの編集が反映されたページ情報が発表者の前記ディスプレイに表示されるとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示されているときに、
さらに発表者が前記ディスプレイに表示するページを切り替え、該ページの切り替えに同期して他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイで表示されるページ情報が切り替えられたときに、前記自コンピュータの情報編集領域のページ情報に影響を受けない手段を有することを特徴とする請求項2に記載の電子会議システム。
【請求項4】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示されている共有情報表示領域において発表者が前記ディスプレイに表示しているページ情報を編集する手段と、
前記編集したページ情報を、他の全ての前記コンピュータに同期して表示する手段と
を有することを特徴とする、請求項2に記載の電子会議システム。
【請求項5】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示されている共有情報表示領域において発表者が前記ディスプレイに表示しているページ情報を編集している場合であって、発表者が表示しているページ情報を切り替え、ページ切り替えと同期して他の前記コンピュータのページ情報が切り替えられたときに、前記自コンピュータの編集作業を継続するとともに、共有情報表示領域と情報編集領域とが入れ替わる手段を有することを特徴とする請求項4に記載の電子会議システム。
【請求項6】
他の前記コンピュータに発表者権限が無いときに、ページ切り替え操作等全ての前記コンピュータの表示状態に影響を及ぼす発表者権限を必要とする操作を行なったときに、該コンピュータに発表者権限を与える手段と、
所定時間が経過するまで発表者権限での操作を行なわなかったときに発表者権限を放棄する手段と
を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子会議システム。
【請求項7】
複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全ての前記コンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、前記各コンピュータに設けられる画面表示制御方法であって、
自コンピュータが発表者であるかどうかを判定する工程と、
前記自コンピュータが発表者である場合にページ切り替えを行い、切り替えたページ情報を他の全ての前記コンピュータに知らせることを前記自コンピュータが発表権を放棄するまで繰り返す工程と、
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示している情報と同じ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示する共有情報表示領域の表示する工程と、
前記自コンピュータが発表者でない場合に、前記自コンピュータの前記ディスプレイに、発表者が表示しているページ以外の任意のページ情報を前記自コンピュータの前記ディスプレイの情報編集領域に表示する工程と、
前記自コンピュータの前記情報編集領域で編集中のページを発表者が前記ディスプレイに表示したときに、前記自コンピュータでの編集結果が反映されたページ情報を発表者の前記ディスプレイに表示するとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示する工程と
を有することを特徴とする画面表示制御方法。
【請求項8】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示されている前記共有情報表示領域において発表者が前記ディスプレイに表示しているページ情報を編集する工程と、
前記編集したページ情報を、他の全ての前記コンピュータに同期して表示する工程と
をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の画面表示制御方法。
【請求項9】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示されている前記共有情報表示領域において発表者が前記ディスプレイに表示しているページ情報を編集している場合において、発表者が表示しているページ情報を切り替え、ページ切り替えと同期して他の前記コンピュータのページ情報が切り替えられたときに、前記自コンピュータの編集作業を継続する工程と、
さらに前記共有情報表示領域と前記情報編集領域とが入れ替わる工程と
をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の画面表示制御方法。
【請求項10】
他の前記コンピュータに発表者権限が無いときに、ページ切り替え操作等全ての前記コンピュータの表示状態に影響を及ぼす発表者権限を必要とする操作を行なったときに、該コンピュータに発表者権限を与える工程と、
所定時間が経過するまで発表者権限での操作を行なわなかったときに発表者権限を放棄する工程と
をさらに有することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の画面表示制御方法。
【請求項11】
複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全てのコンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、前記各コンピュータに設けられる画面表示制御プログラムであって、
自コンピュータが発表者であるかどうかを判定する判定モジュールと、
前記自コンピュータが発表者である場合にページ切り替えを行い、切り替えたページ情報を他の全ての前記コンピュータに知らせることを前記自コンピュータが発表権を放棄するまで繰り返すページ切り替えモジュールと、
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示している情報と同じ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示する共有情報表示領域の表示する共有情報表示モジュールと、
前記自コンピュータが発表者でない場合に自コンピュータのディスプレイに、発表者が表示しているページ以外の任意のページ情報を自コンピュータのディスプレイの情報編集領域に表示する情報編集モジュールと、
前記自コンピュータの情報編集領域で編集中のページ情報を発表者が前記ディスプレイに表示したときに、前記自コンピュータでの編集結果が反映されたページ情報が発表者の前記ディスプレイに表示されるとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示する編集情報配信モジュールと
を備えることを特徴とするプログラム。
【請求項12】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示されている前記共有情報表示領域において発表者が前記ディスプレイに表示しているページ情報を編集するページ情報編集モジュールと、
前記編集したページ情報を、他の全てのコンピュータに同期して表示するページ同期モジュールと
をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示されている前記共有情報表示領域において発表者が前記ディスプレイに表示しているページ情報を編集している場合において、発表者が表示しているページ情報を切り替え、ページ切り替えと同期して他の前記コンピュータのページ情報が切り替えられたときに、前記自コンピュータの編集作業を継続する編集モジュールと、
さらに前記共有情報表示領域と前記情報編集領域とが入れ替わる領域入れ替えモジュールと
をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
【請求項14】
他の前記コンピュータに発表者権限が無いときに、ページ切り替え操作等全ての前記コンピュータの表示状態に影響を及ぼす発表者権限を必要とする操作を行なったときに、該コンピュータに発表者権限を与える発表者権限付与モジュールと、
所定時間が経過するまで発表者権限での操作を行なわなかったときに発表者権限を放棄する発表者権限放棄モジュールと
をさらに有することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項15】
請求項11〜14のいずれか1項に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全てのコンピュータに同期して表示する電子会議システム、画面表示制御方法、プログラム、および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
パワーポイント(登録商標)等で作成された電子的プレゼン資料を利用し、全会議参加者に1台ずつのコンピュータを設置し、発表者がコンピュータの画面に表示された資料を基に発表するときに、他の参加者は自分のコンピュータの画面に表示された発表者と同一の資料を見ながらその発表に対して質疑応答を行なう電子会議システムが実用化されている。
【0003】
電子会議システムには、ネットワークを介して、相互に同一のソフトウェアを共有する形式で画面を同一にするデスクトップ会議システムや、Webサーバーに資料を配置し、会議参加者がWebブラウザを使用して同一の資料を共有するWeb会議システムなどがある。
これらのシステムでは会議参加者は発表者と同一の画面しか見ることができず、自分で自由に資料の別の箇所を見たりすることができないという問題点があった。
【0004】
特許文献1ではこの点を解決する手段が開示されている。特許文献1で開示されている手段は、全会議参加者の状態として、(1)発表モード(発表者となっている状態)、(2)共有モード(発表者以外で、発表者と同一資料同一位置で見ている状態)、(3)独立モード(発表者以外で、発表者とは異なった場所(資料、位置)を見ている状態)を設け、各会議参加者はこの3つの状態のいずれかに属し、各参加者の状態はそれぞれのコンピュータで管理する。
【0005】
会議資料は予め配布するか、直ちにダウンロードできるようにしておき、会議中は、発表者がどのページを説明しているのかの情報を全会議参加者に通知する。
【0006】
会議中は、会議参加者のコンピュータが、それ自身の状態に従って、資料の情報を発信したり(発表モード)、受信処理したり(共有モード)、受信内容を無視する(独立モード)。このような環境設定と、参加者のコンピュータによるそれ自身の状態管理により、会議の効率を落とすことなく会議参加者が自由に資料を見ることが可能になった。
【0007】
【特許文献1】特開2000−92217号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した従来の会議システムでは、会議中は発表者と同一の画面しか見ることができず、会議資料の他のページを見ることができなかった。
【0009】
特許文献1で開示された方法では、会議参加者が独立モードになっている場合には、会議中に会議資料の発表者が表示しているページとは別のページを見ることはできるが、会議の進行状況が見えなくなるという欠点があった。
【0010】
本発明は、会議参加者が会議中に会議資料と同時に、自由に資料を閲覧することができるので、従来の一方的に資料を見せられる場合に比べて、発表内容の理解を深めることができ、さらに閲覧モードをもたないため、資料閲覧中であっても進行中の会議の内容を理解することができる画面表示制御方法、電子会議システム、画面表示制御プログラム、および記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の電子会議システムにおける画面表示制御方法は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全ての前記コンピュータに同期して表示する電子会議システムにおける画面表示制御方法において、自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報とを、同時に前記自コンピュータの画面に表示する。
【0012】
本発明の電子会議システムは、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全ての前記コンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示しているページと同じページ情報を受信し、前記自コンピュータのディスプレイに表示する共有情報表示領域の表示手段と、発表者が表示しているページ以外の任意のページ情報を前記自コンピュータのディスプレイの情報編集領域に表示する手段と、前記自コンピュータの情報編集領域で編集中のページ情報を発表者が前記ディスプレイに表示したときに、前記自コンピュータでの編集結果が反映されたページ情報を前記発表者の前記ディスプレイに表示するとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示する手段とを有する。
【0013】
本発明の画面表示制御方法は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全ての前記コンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、前記各コンピュータに設けられる画面表示制御方法であって、自コンピュータが発表者であるかどうかを判定する工程と、前記自コンピュータが発表者である場合にページ切り替えを行い、切り替えたページ情報を他の全ての前記コンピュータに知らせることを前記自コンピュータが発表権を放棄するまで繰り返す工程と、前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示している情報と同じ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示する共有情報表示領域の表示する工程と、前記自コンピュータが発表者でない場合に、前記自コンピュータの前記ディスプレイに、発表者が表示しているページ以外の任意のページ情報を前記自コンピュータの前記ディスプレイの情報編集領域に表示する工程と、前記自コンピュータの前記情報編集領域で編集中のページを発表者が前記ディスプレイに表示したときに、前記自コンピュータでの編集結果が反映されたページ情報を発表者の前記ディスプレイに表示するとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示する工程とを有する。
【0014】
本発明の画面表示制御プログラムは、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全てのコンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、前記各コンピュータに設けられる画面表示制御プログラムであって、自コンピュータが発表者であるかどうかを判定する判定モジュールと、前記自コンピュータが発表者である場合にページ切り替えを行い、切り替えたページ情報を他の全ての前記コンピュータに知らせることを前記自コンピュータが発表権を放棄するまで繰り返すページ切り替えモジュールと、前記自コンピュータが発表者でないときに、発表者が前記ディスプレイに表示している情報と同じ情報を受信し、前記自コンピュータの前記ディスプレイに表示する共有情報表示領域の表示する共有情報表示モジュールと、前記自コンピュータが発表者でない場合に自コンピュータのディスプレイに、発表者が表示しているページ以外の任意のページ情報を自コンピュータのディスプレイの情報編集領域に表示する情報編集モジュールと、前記自コンピュータの情報編集領域で編集中のページ情報を発表者が前記ディスプレイに表示したときに、前記自コンピュータでの編集結果が反映されたページ情報が発表者の前記ディスプレイに表示されるとともに、他の全ての前記コンピュータの前記ディスプレイに表示する編集情報配信モジュールとを備える。
【0015】
本発明の記憶媒体は、前記プログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明では、会議参加者が会議中に会議資料と同時に、自由に資料を閲覧することができるので、従来の一方的に資料を見せられる場合に比べて、発表内容の理解を深めることができ、さらに閲覧モードをもたないため、資料閲覧中であっても進行中の会議の内容を理解することができる。
【0017】
また、共通画面で表示の同期を取ることで会議の進行が分かるようになっている状態で、別のページの編集を行なうことができるようになるため、例えば、会議の途中で発表者が交代するような場合に、前発表者が発表中に次の発表者が資料の準備で編集を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の各実施形態に適用できる電子会議システムの構成を示す概念図である。
図1において、1はLAN等のネットワークである。2は本発明を実現する電子会議サーバー(サーバーコンピュータ)である。3〜6は会議参加者が電子会議システムサーバーに接続して電子会議に参加する電子会議システムクライアント(パーソナルコンピュータ)である。電子会議システムでは、発表者(この場合電子会議クライアント3)のページ情報が電子会議システムサーバー2を通して他の電子会議システムクライアント4〜6に送信される。電子会議システムクライアント4〜6は受信した発表者のページ情報をディスプレイに表示する。
【0019】
尚、図1では、詳細には示していないが、電子会議システムサーバー2と電子会議クライアント3〜6はそれぞれ、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。また、各コンピュータには、例えば、固有のIPアドレスが割り当てられているとする。
【0020】
図2は本発明の各実施形態で実現される電子会議システムクライアントのディスプレイに表示される会議資料参照ウインドウの概念図である。10は会議資料参照ウインドウである。11〜14は会議資料のページタブで、ページタブをクリック操作等で選択することで会議資料のページを切り替えることができる。11は現在表示されている会議資料が1ページ目であることを示すように色が付けられている。ページタブの数はいくつでも良く、ページタブをスクロールするようにして多数のページタブを用意することもできるし、ページ送り・ページ戻しといったタブを用意しても良い。15は共有情報表示領域であり、各電子会議システムクライアントで発表者のページ情報に同期した同一のページ情報が表示される領域である。16は共有情報表示領域に表示されている会議資料にアノテーションの描画、テキストや図などのオブジェクトを挿入するためのツールが用意されている描画パレットである。用意されるツールの詳細は省略する。
【0021】
尚、図2の会議資料参照ウインドウ10は、クライアントで実行されるアプリケーションであっても良いし、WebアプリケーションとしてWebブラウザ上で実行しても良い。また、マクロメディアフラッシュ(登録商標)やJ2EE(登録商標)といったミドルウェアを利用して実行してもよい。また、タブに色を付けて現在のページを表すようにしているが、他の表現方法でも良いし、表示の変更をしなくても良い。
【0022】
図3は、図2で発表者が会議資料の2ページ目のページタブをクリック操作等で選択した状態を示しており、ページタブに対してクリック操作等がなされ、タブが反転表示されている状態を示している。ここではタブを反転しているが、他の表現方法でも良いし、表示の変更をしなくても良い。
【0023】
図4は、図3で発表者がページ2を選択した後、ページが切り替わった状態を示している。ページタブ11に付けられていた色がなくなり、現在表示されている会議資料が2ページ目であることを示すようにページタブ12に色が付けられている。
【0024】
図5は、編集者(電子会議システムクライアント4)のディスプレイに表示される会議資料参照ウインドウの概念図である。18は編集者用会議資料参照ウインドウの概念図である。15は共有情報表示領域であり、各電子会議システムクライアントで発表者のページ情報に同期して同一のページ情報が表示される領域である。17は情報編集領域で、発表者が表示している会議資料とは関係なく編集者が会議資料を編集するための領域である。
【0025】
図5では共有情報表示領域15に発表者のページと同じ1ページ目のページ情報が表示され、情報編集領域17には編集者が編集中の3ページ目のページ情報が表示されている状態を示している。
【0026】
図6は電子会議中の各電子会議システムクライアントのディスプレイに表示される会議資料参照ウインドウの状態を示す概念図である。10はコンピュータAのディスプレイ上に表示される会議資料参照ウインドウである。19はコンピュータBのディスプレイ上に表示される会議資料参照ウインドウである。18はコンピュータCのディスプレイ上に表示される会議資料参照ウインドウである。ここではコンピュータAが発表者、コンピュータCが編集者であり、コンピュータBは参加者である。それぞれの電子会議システムクライアントの会議参照ウインドウの共有情報表示領域15には会議資料の1ページ目のページ情報が表示されており、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17には会議資料の3ページ目のページ情報が表示されている。
【0027】
17は編集者が会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域にアノテーションの描画を行なっている様子を表している。
発表者の会議資料参照ウインドウ10で2ページ目を表示するためにページタブ12を選択している状態を示している。
【0028】
図7は図6の発表者が2ページ目に切り替えた後の状態を示す図である。各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料が2ページ目になり、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17にアノテーションの描画が継続されている状態を示している。ここではコンピュータAの電子会議システムクライアントが所定時間を経過するまで発表者の操作を行なわなかったために発表者権限を失っており、コンピュータBの会議資料参照ウインドウ19によるページ切り替え操作によって発表者権限がコンピュータBの会議資料参照ウインドウ19に与えられ、3ページ目のページタブ13が選択された状態を示している。
【0029】
図8は図7の発表者が3ページ目に切り替えた後の状態を示す図である。各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料が3ページ目になり、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17にアノテーションの描画が継続されている状態を示している。電子会議進行中に編集者が会議資料の3ページ目に描画していたアノテーションが会議資料に反映されており、共有情報表示領域15に表示された会議資料にも表示されている状態を示している。編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17ではアノテーションの描画が継続して行なわれている。
【0030】
図9は図8の各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料が3ページ目で、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17に表示されている会議資料も3ページ目であり、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17でアノテーションの描画が継続されている状態を示している。図8の状態から比べると、各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料に描画されているアノテーションが、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17でのアノテーションの描画に連動して行なわれる。
【0031】
コンピュータBの会議資料参照ウインドウ19によるページ切り替え操作によって4ページ目のページタブ13が選択された状態を示している。
【0032】
図10は図9の発表者が4ページ目に切り替えた後の状態を示す図である。各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料が4ページ目になり、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17にアノテーションの描画が継続されている状態を示している。コンピュータBの会議資料参照ウインドウ19によるページ切り替え操作があっても編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17にアノテーションの描画には影響が無い状態を示している。
【0033】
このように、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全てのコンピュータに同期して表示する電子会議システムにおいて、自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報とを同時に自コンピュータの画面に表示することができる。
【0034】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図11ないし図13を参照しながら説明する。
図11は、第1の実施の形態の図8の状態において、編集者が会議資料参照ウインドウ18の共有情報表示領域15にアノテーションの描画を行なっている状態を示している。本発明の電子会議システムでは、このように共有情報表示領域15に表示されている会議資料にアノテーションの描画、テキストや図などのオブジェクトを挿入することができる。
編集者が会議資料参照ウインドウ18の共有情報表示領域15にアノテーションの描画を行なうと、他の電子会議クライアントの会議資料参照ウインドウ10および19の共有情報表示領域15にその結果が反映される。さらに編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17に表示されている会議資料にも反映される。
【0035】
図12は図11の各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料が3ページ目で、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17に表示されている会議資料も3ページ目であり、編集者の会議資料参照ウインドウ18の共有情報表示領域15でアノテーションの描画が継続されている状態を示している。図11の状態から比べると、各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15と編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17に表示されている会議資料に描画されているアノテーションが、編集者の会議資料参照ウインドウ18の共有情報表示領域15でのアノテーションの描画に連動して行なわれる。
【0036】
コンピュータBの会議資料参照ウインドウ19によるページ切り替え操作によって4ページ目のページタブ13が選択された状態を示している。
図13は図10の発表者が4ページ目に切り替えた後の状態を示す図である。各電子会議システムクライアントの会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域15に表示されている会議資料が4ページ目になっており、さらに編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17と共有情報表示領域15の位置が入れ替わり、編集者の会議資料参照ウインドウ18の情報編集領域17にアノテーションの描画が継続されている状態を示している。コンピュータBの会議資料参照ウインドウ19によるページ切り替え操作があっても、編集者の会議資料参照ウインドウ18におけるアノテーションの描画は共有情報表示領域15と情報編集領域17を入れ替えることで、情報編集領域17にアノテーションの描画を継続し、アノテーションの描画には影響が無い状態を示している。
【0037】
このように、複数のコンピュータがネットワークを介して接続され、これらのコンピュータのうち1台のコンピュータのディスプレイに表示された内容と全く同じ内容を全てのコンピュータに同期して表示する電子会議システムであって、自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報とを、同時に自コンピュータの画面に表示することができるシステムにおいて、自コンピュータが発表者でないときに、発表者がディスプレイに表示している情報が自コンピュータに表示されている画面にアノテーションの描画などを行なうことができ、発表者がページを切り替えたときであっても、発表者がディスプレイに表示している情報と、発表者がディスプレイに表示していない情報の表示を入れ替えることにより、自コンピュータでの描画を継続することができる。
【0038】
上記の第1および第2の実施形態では電子会議の参加者が3名であったが、何名であっても良い。
【0039】
尚、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0040】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0041】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、HD−DVD、Blu−ray Disc、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0042】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0043】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子会議システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る会議資料参照ウインドウのページ1を表示している構成図である。
【図3】図2でページ2に切り替えるためにP2タグを選択した図である。
【図4】図3からページ2に切り替わった図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る編集者用の会議資料参照ウインドウの共有情報表示領域にページ1を、情報編集領域にページ3を表示している構成図である。
【図6】電子会議実行中の発表者、参加者、編集者の会議資料参照ウインドウを表す図である。発表者10が表示ページを2に切り替えようとしている図である。
【図7】図6から表示ページが2に切り替わり、発表者が10から19に変わり、発表者19が表示ページを3に切り替えようとしている図である。
【図8】図7から表示ページが3に切り替わり、編集者の描画が各会議資料参照ウインドウに表示されている図である。
【図9】図8から発表者19が表示ページを4に切り替えようとしている図である。
【図10】図9から表示ページが4に切り替わり、編集者は情報編集領域でページ3に描画を継続している図である。
【図11】図8において編集者が共有情報表示領域に描画を始めた図である。
【図12】図11から発表者19が表示ページを4に切り替えようとしている図である。
【図13】図12から表示ページが4に切り替わり、編集者の共有情報表示領域と情報編集領域が入れ替わっている図である。
【符号の説明】
【0045】
1 会議システムのサーバーと各コンピュータを接続するLAN等のネットワーク
2 電子会議システムサーバー
3 電子会議システムクライアント(発表者)
4 電子会議システムクライアント(編集者)
5 電子会議システムクライアント(参加者)
6 電子会議システムクライアント(参加者)
10 電子会議システムクライアント(発表者/参加者)の会議資料参照ウインドウ
11 会議資料のページ1への切り替えタブ(選択ステータスを含む)
12 会議資料のページ2への切り替えタブ(選択ステータスを含む)
13 会議資料のページ3への切り替えタブ(選択ステータスを含む)
14 会議資料のページ4への切り替えタブ(選択ステータスを含む)
15 共有情報表示領域
16 編集用描画パレット
17 情報編集領域
18 電子会議システムクライアント(参加者/発表者)の会議資料参照ウインドウ
19 電子会議システムクライアント(編集者)の会議資料参照ウインドウ




 

 


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