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発明の名称 電子文書印刷装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4454(P2007−4454A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−183462(P2005−183462)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 黒島 真砂司
要約 課題
再印刷時に再印刷時の分散印刷方法等を自由に変更でき、且つ電子文書の内容自体は改竄を防止することが容易にできる電子文書印刷装置を提供する。

解決手段
電子文書ファイル作成時に印刷処理手順記述ファイル以外を暗号化して電子文書ファイルを作成することを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、
1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、
前記画像データを印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、
前記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、
印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容にしたがって印刷処理を行う印刷手段と、
前記ファイルアーカイブ手段に少なくとも前記印刷手段で印刷する画像データと前記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを所有することを特徴とする電子文書印刷装置。
【請求項2】
前記電子文書ファイルを前記アーカイブ手段で元のファイルに復元して前記印刷処理手順記述ファイルを取り出し、
取り出した印刷処理手順記述ファイルを、前記印刷処理手順記述ファイル解析手段によって解析された結果によって分散印刷と判断されたならば、分散数分の印刷処理手順記述ファイルを新たに作成する第2の印刷処理手順記述ファイル作成手段と、
前記第2の印刷処理手順記述ファイル作成手段によって作成された印刷処理手順記述ファイルを前記ファイルアーカイブ手段に与えて、分散数分の電子文書ファイルを作成する第2の電子文書作成手段とを所有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
【請求項3】
前記第2の電子文書作成手段で作成された複数の電子文書ファイルを用いて、複数のプリンタへ分散印刷処理を行う第2の印刷手段を所有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
【請求項4】
前記電子文書ファイル作成手段と第2の電子文書ファイル作成手段で作成された電子文書を保存する電子文書ファイル保存手段を所有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
【請求項5】
前記電子文書ファイル保存手段で保存した電子文書ファイルを選択する電子文書選択手段と、
前記電子文書選択手段で選択された電子文書ファイルを前記印刷手段を用いて再印刷を行うことを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
【請求項6】
前記印刷処理手順記述ファイルに記述されている印刷処理に必要な全ファイルを前記アーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
【請求項7】
前記印刷処理手順記述ファイル以外のファイルは変更不可にしてファイルを1つのファイルに結合する第3のファイルアーカイブ手段で電子文書ファイルを作成することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電子文書を印刷する電子文書印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来この種の電子文書印刷システムにおいては、作成した電子文書全体を更新不可にするか更新可にするかの設定を行っていた。その為、印刷指示等の印刷に関係したデータが含まれている電子文書の場合、一度印刷を実行したような電子文書の再印刷を行う時には、再印刷の設定を変更するには電子文書全体が更新可でなければならなかった。また、更新不可にした電子文書の再印刷時には印刷の設定を変更できなかった。
【特許文献1】特開平07−036768号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、従来の電子文書印刷システムでは、電子文書が変更されることを防ぐ為に更新不可に設定した電子文書を再印刷する場合には、電子文書内に記録されている印刷設定情報を変更できないという問題点があった。
【0004】
また、再印刷時に印刷設定情報を変更できるように電子文書を更新可に設定しておくと、他のユーザによって電子文書の本文自体が変更されてしまう危険があるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、再印刷時に再印刷時の分散印刷方法等を自由に変更でき、且つ電子文書の内容自体は改竄を防止することが容易にできる電子文書印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はかかる従来技術に鑑みなされたものであり、少なくとも一つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、前記画像データを印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、前記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容にしたがって印刷処理を行う印刷手段と、前記ファイルアーカイブ手段に少なくとも前記印刷手段で印刷する画像データと前記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを所有することを特徴とする電子文書印刷装置。
【0007】
前記電子文書ファイルを前記アーカイブ手段で元のファイルに復元して前記印刷処理手順記述ファイルを取り出し、取り出した印刷処理手順記述ファイルを、前記印刷処理手順記述ファイル解析手段によって解析された結果によって分散印刷と判断されたならば、分散数分の印刷処理手順記述ファイルを新たに作成する第2の印刷処理手順記述ファイル作成手段と、前記第2の印刷処理手順記述ファイル作成手段によって作成された印刷処理手順記述ファイルを前記ファイルアーカイブ手段に与えて、分散数分の電子文書ファイルを作成する第2の電子文書作成手段とを所有することを特徴とする電子文書印刷装置。
【0008】
前記第2の電子文書作成手段で作成された複数の電子文書ファイルを用いて、複数のプリンタへ分散印刷処理を行う第2の印刷手段を所有することを特徴とする電子文書印刷装置。
【0009】
前記電子文書ファイル作成手段と第2の電子文書ファイル作成手段で作成された電子文書を保存する電子文書ファイル保存手段を所有することを特徴とする電子文書印刷装置。
【0010】
前記電子文書ファイル保存手段で保存した電子文書ファイルを選択する電子文書選択手段と、前記電子文書選択手段で選択された電子文書ファイルを前記印刷手段を用いて再印刷を行うことを特徴とする電子文書印刷装置。
【0011】
前記印刷処理手順記述ファイルに記述されている印刷処理に必要な全ファイルを前記アーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成することを特徴とする電子文書印刷装置。
【0012】
前記印刷処理手順記述ファイル以外のファイルは変更不可にしてファイルを1つのファイルに結合する第3のファイルアーカイブ手段で電子文書ファイルを作成することを特徴とする電子文書印刷装置を有することにより、電子データの本文に関係する箇所は更新が不可で印刷設定に関する箇所だけが更新可能な電子文書印刷装置を提供しようとするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、電子文書ファイル作成時に印刷処理手順記述ファイル以外を暗号化して電子文書ファイルを作成するだけでいいので、ユーザは再印刷時に再印刷時の分散印刷方法等を自由に変更でき、且つ電子文書の内容自体は改竄を防止することが容易にできるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面に従って本発明に係わる実施例を詳細に説明する。
【実施例】
【0015】
図1は本発明の一実施例を説明する電子文書印刷装置のシステム・ブロック図である。1はシステム・バスであり、これから説明する各構成ブロックはこのシステム・バスに接続されている。2はCPU(Central Processing Unit)である。3はプログラム・メモリ(以下PMEMと称す)で、編集・読み取り機器制御・印刷処理手順記述ファイルの解析・その解析に基いた印刷処理など各種処理のためのプログラムを適宜ハード・ディスク15から選択/読み込みし、2のCPUにて実行する。又、作成されたデータや印刷処理用のデータはデータ格納用メモリでもあるPMEMに格納されるし、ユーザがキーボード9より入力したテキストデータや各種指示情報の一時格納用としてもPMEMが用いられる。4は、通信制御部であり、18の通信ポートに於ける入出力データの制御を行う。通信ポート18から出力された信号は、通信回線19を経由して、ネットワーク上の他の装置の通信ポートに伝えられる。20は通信回線19を介してつながっている他の電子文書印刷装置を示す。ネットワーク上で共有されているプリンタや、他の電子文書印刷装置との電子文書ファイルの送受信処理は、この通信制御部4を介して行われる。
【0016】
また、本実施例ではLANなどのネットワークに関して記述するが、この通信制御部に接続される通信ポート及び通信回線が一般の公衆回線など他の通信手段であっても本発明が適応されることは言うまでもない。
【0017】
5はデジタルカメラ、6は画像入出力制御部、7と17はプリンタであり、デジタルカメラ5から読み込まれた画像データは、3のPMEMに展開されたのちVRAM11上に展開され、CRT13に表示される。8は入力制御部であり、9のキーボード、10のPD(ポインティングデバイスのこと。以下PDと称す。)等の入力装置が接続される。操作者はこのキーボード9を操作することによりシステムの動作指令等を行う。またPD10は13のCRT上で画像情報や文字データや数値データを選択、加工指示したり、電子文書ファイルの印刷パラメータの設定をするためのもので本実施例ではマウスを使用している。これによりCRT13上のマウスカーソルをX,Y方向に任意に移動して、メニューの選択、画像データ、図形データ、文字データ、数値データ、印刷パラメータの選択、編集を行なう。
【0018】
11はビデオ・イメージ・メモリ(以下VRAMと称す)、12は表示出力制御部、13はCRTである。13のCRTに表示されるデータは11のVRAM上にビットマップデータとして展開されている。例えば図形データであれば、その位置、描画属性情報に対応した図形パターンがVRAM上に展開されており、また、ソフト制御によりVRAMの表示エリアに直接カーソルを発生し表示が可能である。14は外部記憶装置制御部、15、16は電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データなどを記録しておくデータファイル用のディスクで、例えば15はハード・ディスク(以下HDと称す)であり、16は、フロッピー(登録商標)・ディスク(以下FDと称す)である。本実施例ではHD15に複数のファイルを一つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルの印刷機能などのプログラムが記録されるが、これらのプログラムを格納する記録媒体としては、ROMや、フロッピー(登録商標)ディスク16や、CD−ROM、メモリカード、光磁気ディスクなどのデバイスを用いることができる。
【0019】
図2は本発明の電子文書印刷装置の外観図である。23はシステム・バス1やCPU2やPMEM3や通信制御部4を内蔵した電子文書印刷装置の本体部である。13はCRTで、9はキーボード、10はPD、21はFDドライブでありFD22がセットされて電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データをFD22に書き込んだり、またFD22に記録されている電子文書ファイルや図形データや文字データや数値データを読み込んだりする。
【0020】
また本発明は各種プログラムをHD15に記録した電子文書印刷装置において実現されるのはもちろんである。が、本発明を実現可能なプログラムを記録された記録媒体を他のシステムあるいは電子文書印刷装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが、記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明は達成される。例えば複数ファイルを一つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルを印刷する機能プログラムが記録されたFD22を他の電子文書印刷装置のFDドライブ21にセットし、そのプログラムをハードディスク15へロードし、そのロードしたプログラムを実行する。こうすることによって本発明は他の電子文書印刷装置においても実現可能である。
【0021】
以下図3から図13までは、従来電子文書ファイルをどのように分散印刷処理していたかを各種の図を用いながら詳細に説明していく。
【0022】
まず本従来例では、電子文書ファイルは各情報を記録した複数のファイルから構成されているとする。
【0023】
また、電子文書ファイルは複数のファイルを一つのファイルに統合したアーカイブファイルであるとする。
【0024】
図3に、本従来例の電子文書ファイルを構成するファイル一覧の例を示す。
【0025】
30は、電子文書管理ファイルであり電子文書ファイル内にどのようなファイルが記録されているかを管理する情報が記録されている。31は、印刷処理手順記録ファイルであり、電子文書ファイルを、どのプリンタに、XページからYページまでを、原稿のどの位置に、等倍か変倍するのか、回転するのかしないのか、どのように配置して、何部印刷し、印刷された用紙をステイプルするかどうか等の電子文書ファイルの印刷に関する全指示が記録されている。32は、印刷元ファイルであり印刷処理手順記録ファイルに記録されている指示に従って印刷を行う画像ファイルそのものである。本画像ファイルのフォーマットは、一般に知られているBMPフォーマットやPDF(登録商標)フォーマット(PDFはAdobe社の商標です)であっても構わないし、独自の画像フォーマットであっても構わず、本発明を実現できる。33は、プリンタ情報ファイルでありプリンタ個々に固有の情報を記録している。例えばWindows(登録商標)におけるDEVMODE構造体情報である。電子文書ファイルを前回の印刷時にプリンタドライバに設定したDEVMODE情報を記録しておくことによって、再印刷時に前回においてプリンタドライバに設定した同じ内容を設定することができる。
【0026】
34は、編集情報ファイルであり、電子文書ファイルを編集時に必要な情報が記録される。例えば、前回の編集時に電子文書ファイルを表示していた倍率やページ番号などである。電子文書ファイルの編集に関しては本発明に関係しない為に、本従来例では省略する。35は、バリアブル編集情報ファイルであり、電子文書ファイルをバリアブル印刷する為の情報が記録されている(バリアブル印刷とは、ある原稿の一部を顧客名称等に変更して複数部数印刷するような印刷部単位で変更されるような領域を持った印刷)。電子文書ファイルのどのページをどのように変更しながら印刷していくか等の情報が記録されている。バリアブル印刷に関しても本発明に関係しない為に、本従来例ではその詳細な説明までは省略する。36は、バリアブルデータベースファイルであり、バリアブル印刷にて使用する印刷データである。各印刷部ごとに印刷内容を変えるためのデータとしては、テキストでも構わないし画像でも構わないしその他のデータでも構わない。37は、検索キーワード情報ファイルであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時にどのようなキーワードをデータベースに登録し検索可能にするかを記録している。電子文書ファイルを記録するデータベースは何でも構わない。電子文書ファイルのデータベースへの登録に関しては本発明に関係しない為に、本従来例では省略する。
【0027】
図4に各種ファイルが一つの文書に統合されて電子文書ファイルがアーカイブされた場合の構成例を示す。
【0028】
40は電子文書ファイルのヘッダ情報であり、一つの文書に統合した場合にアーカイブされた電子文書ファイルを管理する為の情報が記録されている。この電子文書ファイルヘッダ情報を用いることによって、統合されたアーカイブ電子文書ファイルを元のファイルの状態に復元することができる。30から37までは電子文書ファイルを構成する各種ファイルを示し、41は電子文書ファイルヘッダ情報と各種ファイルが統合されたアーカイブ電子文書ファイルを示す。
【0029】
図5に41の電子文書ファイルヘッダ情報の詳細な構成例を示す。
【0030】
50は、トータルファイル数であり、電子文書ファイルに記録されているファイルの総数を示す。このファイル数をみれば、41の電子文書ファイルヘッダ情報内に、幾つのファイルに関する情報が記録されているかも判断することができる。51は、電子文書ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイルのサイズを示す。52は、第一番目のファイル情報領域へのファイルの先頭からのオフセット値であり、53のデータ領域がアーカイブ電子文書ファイル内でどの領域に存在するかを示す。53から59まではアーカイブ電子文書ファイル内に記録されている、それぞれのファイルの情報を示す。53は、ファイル名であり、アーカイブ電子文書ファイルから個々のファイルが取り出された時に付けられるファイル名を示す。54は、ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイル内でどれだけの領域を占有しているかを示す。具体的には、ファイルが圧縮されているかいないかによってそのサイズは変わってくる。
【0031】
55は、ファイルの実体へのオフセット値であり、このファイルがアーカイブ電子文書ファイル内で占める領域のファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。56は、圧縮フラグであり、このファイルが圧縮されてアーカイブ電子文書ファイルに記録されているのか、圧縮されていないのかを示す。57は、圧縮方式であり、56の圧縮フラグで圧縮されていると記録されていた場合のみ意味を持ち、MMR等の圧縮方式が記録されている。圧縮方式の詳細に関しては、本発明と関係しないのでその説明を省略する。58は、ファイル属性であり、このファイルが元々所有していたRead Only等のファイル属性を記録し、アンアーカイブ機能によってファイルが復元された時にどのような属性を持たせるかを記録する。59は、次のファイル情報領域へのオフセット値であり、アーカイブ電子文書ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。以降のファイルに関しては図では省略されているが、53から59の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
【0032】
図6に、電子文書管理ファイル30の構成例を示す。
【0033】
電子文書管理ファイルは、アーカイブ電子文書ファイルがアンアーカイブ機能によって個別のファイルに復元された時に、電子文書ファイルを構成する個々のファイルを管理する為の情報を記録している。
【0034】
60は、トータルファイル数であり、電子文書ファイルを構成する各要素であるところのファイル数を示す。本従来例では図3における31の印刷処理手順記述ファイルから37の検索キーワード情報ファイルまでがそれにあたり、ファイル数は7である。61は、第一番目のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭から第一番目のファイル情報が記録されている領域までのオフセット値である。本従来例では、62の項目までの電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。62から66までは、電子文書ファイルを構成する個々のファイルの情報が記録されている。62は、ファイル名であり、電子文書ファイルを構成する要素としてのファイルの名称を示す。31の印刷処理手順記述ファイルの名称等がそれに当たる。
【0035】
63は、ファイルサイズであり、例えば31の印刷処理手順記述ファイルのサイズが記録されている。64は、ファイルへのPathであり、ファイルがどのディレクトリに作成されているかを示す。65は、ファイルグループ種であり、31の印刷処理手順記述ファイルから37の検索キーワード情報ファイルまでの種類を記録することが可能で、例えば31の印刷処理手順記述ファイルが複数存在した場合には、それらのファイルが同一種類のファイルであることをこれで判定できる。66は、次のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値を示す。以降のファイルに関しては図では省略されているが、62から66の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
【0036】
図7に、印刷処理手順記述ファイル31の構成例を示す。
【0037】
印刷処理手順記述ファイルは、先にも述べたように電子文書ファイルをどのように印刷するかの処理内容と手順を記述している。このように印刷処理手順を記述する方式にJDF(trademark of CIP4)が知られている。本実施例ではこのJDFを用いた例を記述する。図7には、「JDF Specification Spiral 6.0 Candidate for Release Version 1.0」より抜粋したJDFによる記述例です。本発明には、印刷処理手順記述ファイルのフォーマットやその記述方法は関係ない。JDF等の表現で、印刷に使用する複数のプリンタが選択でき、それぞれのプリンタにどのように印刷するかを表現できる。更に、その印刷処理手順記述ファイルを作成し解析する機能が存在するものとして従来の実施例を進める。
【0038】
図8に、編集情報ファイル34の構成例を示す。
【0039】
編集情報ファイルとは、電子文書ファイルを作成・編集処理を行う上での編集に必要な情報を記録しておく領域である。本従来の実施例では以下のような情報を記録することとする。
【0040】
80は、前回の表示倍率であり、電子文書ファイルを前回の編集処理時にウインドウ上に表示していた時の倍率を示している。81は、前回の表示ページ番号であり、電子文書ファイルの表示していたページ数を示す。82は、前回のウインドウ表示位置であり、電子文書ファイルの編集用のウインドウを表示していたポジションを示す。83は、前回のウインドウ表示サイズであり、電子文書ファイルの編集用のウインドウサイズを示す。
【0041】
図9に、バリアブル編集情報ファイル35の構成例を示す。
【0042】
90は、ページ番号であり、電子文書ファイルの印刷時の何ページ目にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。91は、ポジションであり、90で示されたページのどの位置にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。92は、領域サイズであり、91で示されたポジションを領域の左上側の原点として、どれだけの矩形サイズ領域を占めているかを示す。93は、バリアブルデータ数であり、36のバリアブルデータベースファイルにどれだけのデータが記録されているかを示す。
【0043】
本従来の実施例では、一つの電子文書ファイル内に一つのバリアブル印刷用のフィールドしか設定できないように記述されているが、バリアブル編集情報ファイル35内に複数のフィールドを記録できてもいいことは言うまでもない。
【0044】
図10に、検索キーワード情報ファイル37の構成例を示す。
【0045】
100から103は検索キーワードであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時に、そのデータベース上で検索する為のキーワード文字列である。この検索用のキーワードをデータベースに検索用のキーとして登録するわけである。
【0046】
本従来の実施例では、検索キーワードの項目数を4つとして記述したが、4つ以上でも以下でも、またキーワード数を可変にしてもいいことは言うまでもない。
【0047】
図11に、本従来の実施例における電子文書ファイルと印刷処理手順記述ファイルがどのように変更されて処理なされるかを示す。
【0048】
110はユーザが電子文書ファイルを作成し、分散印刷の設定かつ実行を指示した直後の電子文書ファイルと印刷処理手順記述ファイル内の内容を示している。本従来の実施例では、ユーザがキーボード9等を使用して電子文書ファイルを選択し、電子文書ファイルをAプリンタへページ1からページ10までを、Bプリンタへページ11からページ20までを、Cプリンタへページ21からページ30までを1部ずつ分散印刷するように指示したとする。その分散印刷指示情報が印刷処理手順記述ファイルに記録されている状態を示している。111は電子文書ファイルの印刷を実行するプリントサーバである。分散印刷を実行するように指示された電子文書ファイル110が、プリントサーバ111に転送される。プリントサーバ111上では、アンアーカイブ機能を用いて転送された電子文書ファイルを個々のファイルに復元し、復元された印刷処理手順記述ファイルの内容を解析し、分散印刷指定がなされていることを解釈する。そして個々のプリンタ用の分散印刷指示だけを残した新たな印刷処理手順記述ファイルを作成し、その印刷処理手順記述ファイルを元に新規の電子文書ファイルを分散数分だけ作成する。この時に作成された電子文書ファイルが112から114である。112は印刷処理手順記述ファイルからAプリンタへの印刷処理手順を記述した箇所だけを抽出して、印刷処理手順記述ファイルを作り直してある。
【0049】
113と114に関しても同様にBプリンタとCプリンタに関する印刷処理手順を記述した箇所を抽出して、印刷処理手順記述ファイルを作り直した電子文書ファイルである。そしてプリントサーバ111上で作成された電子文書ファイル112・113・114をプリントサーバ上で3つの印刷プロセスを作成することによって、同時に印刷処理される。
【0050】
プリントサーバ111は、電子文書ファイル110の分散印刷処理を指示したコンピュータと同じであっても構わない。本従来の実施例では、クライアントコンピュータ上で電子文書ファイルを作成し、分散印刷の実行を指定し、その電子文書ファイルがプリントサーバコンピュータである111にLAN等のネットワークを介して転送され、プリントサーバ上で分散印刷処理がなされるように記述したが、一台のコンピュータ上で実行されても構わない。つまり、プリントサーバ111の印刷機能を持ったコンピュータ上で電子文書ファイルを作成し、分散印刷処理を行ったとしても構わない。
【0051】
図12は本従来例における電子文書ファイルに分散印刷の指示を印刷処理手順記述ファイルに記述し電子文書ファイルを作成するまでの一例を説明するフローチャートである。
【0052】
ステップS1では、電子文書ファイルを作成する。ユーザは印刷元ファイル32として何らかの画像ファイルをコンピュータ上からキーボード9等を用いて選択し、電子文書ファイルを作成する。その際に図3で説明したバリアブル編集情報ファイル35等を追加していっても構わない。そしてステップS2でキーボード9より分散印刷の指示がなされたかどうかを判定し、もし指示がなされたならばステップS3へ進み、指示がないならばステップS2を繰り返す。ステップS3では分散印刷の方法をキーボード9やPD10を用いて設定する。分散印刷の指示内容としてはこれまでに説明したように、使用するプリンタ・そのプリンタに印刷するページ範囲・印刷する部数等がある。そしてステップS4では、分散印刷の設定が終了し、印刷開始が指示されたかどうかを判定する。印刷開始が指示されたならばステップS5へ進み、指示されていないならばステップS4を繰り返す。ステップS5では、ステップS3で設定された分散印刷の方法を印刷処理手順記述ファイルに書き込む。そしてステップS6でステップS5で更新された印刷処理手順記述ファイルを元に、ステップS2で作成した電子文書ファイルをアーカイブ機能を用いて一つのファイルに統合する。この時作成されたファイルが図11の分散処理前の電子文書ファイル110である。その作成された電子文書ファイルはコンピュータ上に保存される。そしてステップS7にて作成された電子文書ファイルがプリントサーバ111へLAN等のネットワークを介して転送される。
【0053】
図13は本従来例におけるプリントサーバ上での分散印刷の指示が印刷処理手順記述ファイルに記述された電子文書ファイルを分散印刷するまでの一例を説明するフローチャートである。
【0054】
ステップS21にて、プリントサーバ111はステップS7にて送信された電子文書ファイルを受信する。そしてステップS22に進み、受信したアーカイブ電子文書ファイルをアンアーカイブ機能を用いて元のファイルに復元し、復元された印刷処理手順記述ファイルを解析して分散印刷の指示がなされているかどうかを判断する。もし、分散印刷の指示がなされていなければステップS23に進み、通常の電子文書印刷処理を実行する。もし分散印刷が指示されていたならば、ステップS24に進み、分散印刷指示の詳細を解析する。本従来の実施例では、ページ毎に分散印刷を行う設定を行っているので、ページ分散の指示詳細を解析する。そしてステップS25にて、ステップS24で解析した結果に基いて分散数分の印刷処理手順記述ファイルを作成し、その印刷処理手順記述ファイルをもとに、分散数分のアーカイブ機能で一つに統合される前の電子文書ファイルを作成する。そしてステップS26にて、ステップS25で作成された電子文書ファイルのそれぞれに対してアーカイブ機能を用いてアーカイブ電子文書ファイルを作成し、コンピュータに記録しておく。この時に作成された電子文書ファイルが図11の電子文書ファイル112から114である。本従来の実施例では、3つに分散印刷する例を記している。そしてステップS27にて、アーカイブ機能で統合されていない個々のファイルがバラバラに分かれた状態の電子文書ファイルを用いて、印刷処理を行う。
【0055】
そして、印刷の出力結果を見て、再度印刷し直す必要があったならば、全体を再度印刷し直す場合にはステップS6で保存された電子文書ファイルを選択して印刷の実行を指示すればよい。Aプリンタへの印刷処理だけが失敗して再度印刷したいならば、ステップS26で保存したAプリンタ用の電子文書ファイルだけを選択して印刷の実行を指示する。印刷を行うプリンタ名やその部数などの情報はそれぞれの電子文書ファイルに記録されている印刷処理手順記述ファイルに記録されているので、電子文書ファイル自体に変更は必要なく、印刷の実行を指示するだけでよい。
【0056】
また、ステップS6やステップS26では、電子文書ファイルの印刷に必要な全データを記録しているので,本実施例のようにプリントサーバ上に電子文書ファイルが転送されてもデータを取得できないことによる印刷処理の失敗を防止できる。
【0057】
以下では、上記従来例を元にして、本発明の実施例を各種の図を用いながら詳細に説明していく。
【0058】
第14図に、本実施例の電子文書ファイルを保存する際に、印刷処理手順記述ファイル以外を暗号化して後から変更できないようにするかどうかを指定する画面を示す。
【0059】
140は電子文書ファイル保存を指示する電子文書ファイル保存ダイアログであり、141は電子文書ファイルの保存先とその名称を指示するためのエディットボックスであり、キーボード9より入力することによって指定する。142は印刷処理手順記述ファイル以外を暗号化して後から変更できないようにするかどうかを指定する文書保護指定チェックボックスでありPD10に連動して動作するマウスポインタをその上に移動させ、PD10のボタンをクリックすることによって指定を行う。暗号化の方法はRC4等の方式が一般に知られている。本発明では暗号化の方式自体は直接関係しないので、すでにその技術はあるものとして説明を省略する。143は本電子文書ファイル保存ダイアログでの指定を確定させ、保存処理の実行開始を指示するOKボタンであり、144は本電子文書ファイル保存ダイアログでの指定をキャンセルするキャンセルボタンである。
【0060】
図15は本発明においては、図12の従来例における電子文書ファイルに分散印刷の指示を印刷処理手順記述ファイルに記述し電子文書ファイルを作成するまでの一例がどのように変わるかを説明するフローチャートである。
【0061】
ステップS1からS5までは図12の場合と同様である。印刷実行が指示され印刷処理手順記述ファイルの作成がステップS5で終了すると、ステップS30にて電子文書ファイル保存ダイアログ140が表示される。この時の画面を説明したのが図14である。そして印刷処理手順記述ファイル以外は暗号化して保存するかどうかと、作成した電子文書をこのPC上のどこに保存するかを指定する。本実施例では、文書保護チェックボックス142がONされたものとして説明を続ける。そして図12で説明したフローチャートの場合と同様に、ステップS7にて作成された電子文書ファイルがプリントサーバ111へLAN等のネットワークを介して転送される。
【0062】
図16は本発明においては、図13の従来例におけるプリントサーバ上での分散印刷の指示が印刷処理手順記述ファイルに記述された電子文書ファイルを分散印刷するまでの一例がどのように変わるかを説明するフローチャートである。
【0063】
ステップS21からS24までは図13の場合と同様である。ステップS24で印刷処理手順記述ファイルに記述されているページ分散印刷指示の解析が終了すると、ステップS40にて電子文書ファイル中の印刷処理手順記述ファイルだけを変更することにより、ステップS25の場合と同様に、ステップS24で解析した結果に基いて分散数分の印刷処理手順記述ファイルを作成し、その印刷処理手順記述ファイルをもとに、分散数分のアーカイブ機能で一つに統合される前の電子文書ファイルを作成する。印刷処理手順記述ファイル以外が暗号化されていて変更できないこと以外は、ステップS25とS40で行っている処理内容は同じである。そして図13で説明したフローチャートの場合と同様に、ステップS26・S27と分散印刷処理を続ける。
【0064】
図17では図15のステップ30または図16のステップS26で保存された電子ファイルを再印刷する一例を説明するフローチャートです。
【0065】
ステップS50で再印刷を行う電子文書ファイルをキーボード9より選択する。そしてステップS51で再印刷がキーボード9より指示されたかどうかを判断し、指示されていなければステップS51を繰り返し、指示されたならばステップS52へ進む。ステップS52では印刷部数や分散印刷の方法等の再印刷の方法を指定し、ステップS53では再印刷の実行が指示されたかどうかを判定し、指示されていなければステップS53を繰り返し、指示されたならばステップS54へ進む。ステップS54では電子文書ファイル内で唯一暗号化されていなくて更新が可能な印刷処理手順記述ファイルをステップS52で指定されたし印刷方法に従って変更し、ステップS55にて電子文書ファイルをPC上に保存する。そしてステップS56にて、作成された再印刷用の電子文書ファイルをプリントサーバに送信する。
【0066】
以上のように印刷処理手順記述ファイル以外を暗号化することによって、分散印刷などの再印刷の利便性を損なわないで、電子文書ファイルの内容の改竄を防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】実施例におけるプログラムを起動する電子文書印刷装置のシステムブロック図
【図2】実施例におけるプログラムを起動する電子文書印刷装置の外観図
【図3】電子文書ファイルを構成するファイルの一覧図
【図4】電子文書ファイルのフォーマットを説明する図
【図5】電子文書ファイルヘッダ情報のフォーマットを説明する図
【図6】電子文書管理ファイルのフォーマットを説明する図
【図7】印刷処理手順記述ファイルのフォーマットを説明する図
【図8】編集情報ファイルのフォーマットを説明する図
【図9】バリアブル編集情報ファイルのフォーマットを説明する図
【図10】検索キーワード情報ファイルのフォーマットを説明する図
【図11】分散印刷処理のフローを説明する図
【図12】従来例を説明する第一のフローチャート
【図13】従来例を説明する第二のフローチャート
【図14】電子文書ファイルの保護設定を説明する図
【図15】本発明を説明する第一のフローチャート
【図16】本発明を説明する第二のフローチャート
【図17】本発明を説明する第三のフローチャート
【符号の説明】
【0068】
1 システム・バス
2 CPU
3 PMEM
4 通信制御部
5 デジタルカメラ
6 画像入出力制御部
7、17 プリンタ
8 入力制御部
9 キーボード
10 マウス
11 VRAM
12 表示出力制御部
13 CRT
14 外部記憶制御部
15 ハード・ディスク
16 フロッピ(登録商標)・ディスク




 

 


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