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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−86497(P2007−86497A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−276120(P2005−276120)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人 【識別番号】100082500
【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉
発明者 岩郷 利隆
要約 課題
画像形成装置の大型化を抑制しつつ、画像形成装置の使い勝手を向上させる。

解決手段
画像形成部100における記録媒体の搬送方向と画像読取部200のADF201における原稿の搬送方向を直交させるとともに、正面側に載置空間300の開口部310及び操作パネル500を配置する。さらに、画像形成部100の排出口107から開口部310までの寸法を画像形成部100に収納可能な記録媒体の最大寸法より大きくするとともに、スイッチバック用排出口240を給紙トレイ230より上方側に設け、かつ、スイッチバックローラと原稿との間に発生する摩擦力を原稿押さえ221aを挟んで搬送方向両側に設けられた搬送ローラと原稿との間に発生する摩擦力に比べて小さくする。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体の搬送方向を逆転させることにより、記録媒体の表裏両面に画像形成する画像形成部と、
前記画像形成部の上方側に設けられ、原稿載置部に載置された原稿を前記記録媒体の搬送方向と直交する方向に搬送するとともに、その搬送方向を逆転させることにより、前記原稿の表裏両面に記載された画像を読み取る自動搬送読取部と、
前記画像形成部の上方側に設けられ、静止載置された原稿に記載された画像を読み取る静止読取部と、
前記画像形成部の排出口から排出された記録媒体が載置され、かつ、前記記録媒体の搬送方向側に開口部を有する載置空間を構成するとともに、前記画像形成部と前記自動搬送読取部及び前記静止読取部からなる画像読取部との間に配設されて前記画像形成部と前記自動搬送読取部及び前記静止読取部とを連結するジョイント部と、
前記開口部と同一側に設けられ、前記自動搬送読取部、前記静止読取部及び前記画像形成部の設定操作を行うための操作パネルと備え、
前記排出口から前記開口部までの寸法は、前記画像形成部に収納可能な記録媒体の最大寸法より大きく、
さらに、前記自動搬送読取部のうち前記原稿載置部より上方側には、片面側の画像読み取りが終了して搬送方向が逆転させられる原稿の少なくとも一部を前記自動搬送読取部外に排出させるスイッチバック用排出口が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記自動搬送読取部は、
受光した光に基づいて電気信号を発する画像撮像素子と、
前記画像撮像素子側に原稿を押さえる原稿押さえと、
前記原稿押さえを挟んで搬送方向両側に設けられ、原稿に所定の張力を付与しながら原稿を搬送する搬送ローラ手段と、
前記スイッチバック用排出口の近傍に設けられ、片面側の画像読み取りが終了した原稿の搬送方向を逆転させるスイッチバックローラ手段とを備えて構成されており、
さらに、前記スイッチバックローラ手段と原稿との間に発生する摩擦力が、前記搬送ローラ手段と原稿との間に発生する摩擦力に比べて小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記スイッチバックローラ手段を原稿に押圧する押圧力が、前記搬送ローラ手段を原稿に押圧する押圧力よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記原稿載置部の下方側には、前記自動搬送読取部にて画像読み取りが終了した原稿が載置される排出載置部が設けられており、
さらに、前記原稿押さえ側を覆うカバー部材の側面には、切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記排出載置部の側壁部は、底面部から連なる傾斜面にて構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記開口部の下側外縁部には、前記載置空間の底面部より下方側に窪んだ窪み部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記開口部の開口方向と略直交する方向から見て、前記開口部の外縁部と前記画像形成部の外壁面とは、同一面上に位置していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体の表裏両面に画像を形成(印刷)する画像形成部、原稿の表裏両面に記載された文字等の画像を読み取る自動搬送読取部、及び静止載置された原稿に記載された画像を読み取る静止読取部が一体化された画像形成装置に関するもので、特に、画像形成部として、電子写真方式の画像形成方法を採用した画像形成装置に適用して有効である。
【背景技術】
【0002】
記録媒体の表裏両面に画像を形成(印刷)するには、例えば特許文献1に記載されているように、表面側の画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を逆転させることにより表裏を入れ替える必要がある。
【0003】
また、原稿の表裏両面に記載された文字等の画像を読み取るには、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されているように、表面側の画像読み取りが終了した原稿の搬送方向を逆転させることにより表裏を入れ替える必要がある。
【特許文献1】特開2002−182436号公報
【特許文献2】特開平7−175279号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、画像形成部、自動搬送読取部、及び静止読取部を単純に一体化すると、当然ながら、画像形成装置の大型化を招いてしまう。
また、表裏両面に記載された画像を読み取りためには、前述したように、表面側の画像読み取りが終了した原稿の搬送方向を逆転させることにより表裏を入れ替える必要があるが、特許文献2に記載の発明では、片面側の読み取りが完了した原稿を、一旦、表裏両面全ての読み取りが終了した原稿が載置される排出載置部に排出し、その後、再び、内部に引き込むようにして搬送方向を逆転(反転)させるので、仮に、ユーザが、排出載置部に排出される原稿の排出方向側で作業をしていると、原稿の搬送方向を逆転させるために原稿が排出載置部に排出された際に、原稿がユーザに向かって排出されるので、表裏両面全ての読み取りが完了したものとユーザが誤認し、排出載置部に排出された原稿を誤って回収してしまうおそれが高いという問題がある。以下、この問題を第1の問題点という。
【0005】
また、本来、片面のみを読み取れば十分である場合に、誤って両面読み取りを選択したときは、片面側の読み取りが完了して排出された時に強制的に原稿を回収すればよいが、特許文献2に記載の発明では、原稿載置部(原稿トレイ)の下方側に設けられた排出載置部に片面側の読み取りが完了した原稿が排出されるので、原稿載置部が障害となって排出された原稿を強制的に回収することが難しいという問題がある。以下、この問題を第2の問題点という。
【0006】
また、記録媒体の表裏両面に画像を形成(印刷)するには、前述したように、表面側の画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を逆転させる必要があるが、読取装置と同様に、一旦、画像形成装置外に排出した後、搬送方向を逆転させると、片面側の画像形成が終了した記録媒体が画像形成装置外に排出された時に、画像形成が全て終了したものとユーザが誤認し、その排出された記録媒体を誤って回収してしまうおそれが高いという問題がある。以下、この問題を第3の問題点という。
【0007】
本発明は、上記点に鑑み、画像形成装置の大型化を抑制しつつ、上記の第1〜3の問題点を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、記録媒体の搬送方向を逆転させることにより、記録媒体の表裏両面に画像形成する画像形成部(100)と、画像形成部(100)の上方側に設けられ、原稿載置部(230)に載置された原稿を記録媒体の搬送方向と直交する方向に搬送するとともに、その搬送方向を逆転させることにより、原稿の表裏両面に記載された画像を読み取る自動搬送読取部(201、221、222)と、画像形成部(100)の上方側に設けられ、静止載置された原稿に記載された画像を読み取る静止読取部(220、222)と、画像形成部(100)の排出口(107)から排出された記録媒体が載置され、かつ、記録媒体の搬送方向側に開口部(310)を有する載置空間(300)を構成するとともに、画像形成部(100)と自動搬送読取部(201、221、222)及び静止読取部(220、222)からなる画像読取部()との間に配設されて画像形成部(100)と自動搬送読取部(201、221、222)及び静止読取部(220、222)とを連結するジョイント部(400)と、開口部(310)と同一側に設けられ、自動搬送読取部(201、221、222)、静止読取部(220、222)及び画像形成部(100)の設定操作を行うための操作パネル(500)と備え、排出口(107)から開口部(310)までの寸法は、画像形成部(100)に収納可能な記録媒体の最大寸法より大きく、さらに、自動搬送読取部(201、221、222)のうち原稿載置部(230)より上方側には、片面側の画像読み取りが終了して搬送方向が逆転させられる原稿の少なくとも一部を自動搬送読取部(201、221、222)外に排出させるスイッチバック用排出口(240)が設けられていることを特徴とする。
【0009】
ところで、自動搬送読取部においては、特許文献2に記載されているように原稿の搬送方向を制御して表裏両面に記載された画像を読み取るので、自動搬送読取部の幅寸法、つまり原稿の搬送方向及び原稿の厚み方向の両方向と直交する方向の寸法は、原稿の幅寸法に原稿を搬送するために機構の大きさを加えた大きさで十分であるのに対して、静止読取部は、静止載置された原稿に記載された画像を読み取るので、その平面寸法は、原稿より大きくならざるを得ない。このため、静止読取部の平面寸法は、通常、自動搬送読取部の平面寸法よりも大きくなる。
【0010】
そして、静止読取部と自動搬送読取部とを有する画像読取装置の平面寸法のうち、原稿の長辺と平行な部位の寸法は、特許文献1に示されるように、読み取り可能な最大原稿の長辺寸法に自動搬送読取部の寸法を加えた寸法となり、この寸法が画像読取装置の最大平面寸法となり、かつ、この寸法は、その構造上、小型化することが難しい。
【0011】
一方、画像形成部では、記録媒体の幅方向に走査しながら記録媒体を搬送することより画像を形成していくので、画像形成部の幅寸法は、記録媒体の幅寸法に記録媒体を搬送するための機構の大きさを加えた大きさとなり、この幅寸法は、その構造上、小型化することが難しい。
【0012】
このため、仮に、静止読取部及び自動搬送読取部からなる画像読取部における原稿の搬送方向と画像形成部(100)における記録媒体の搬送方向とが平行であると、画像形成装置の平面寸法、つまり幅方向(X方向)寸法及び奥行き方向(Y方向)寸法のうち、いずれの方向の寸法も小型化を図ることが難しくなる。
【0013】
これに対して、本発明では、画像読取部における原稿の搬送方向と画像形成部(100)における記録媒体の搬送方向とが略直交するように、画像形成部(100)及び画像読取部(200)を配置しているので、画像形成部(100)の幅寸法に対応する部位が画像読取部(200)の最大平面寸法部位となる。
【0014】
したがって、画像形成部(100)において小型化が難しい部分と画像読取部(200)において小型化が難しい部分とが重なった状態となるので、画像形成装置の最大平面寸法方向の小型化は難しいものの、他の方向は、最大平面寸法方向に比べると小型化を図り易くなる。
【0015】
つまり、静止読取部及び自動搬送読取部からなる画像読取部(200)における原稿の搬送方向と画像形成部(100)における記録媒体の搬送方向とが平行であると、いずれの方向においても小型化を図ることが難しいが、本発明のごとく、画像読取部(200)における原稿の搬送方向と画像形成部(100)における記録媒体の搬送方向とが略直交するようにすれば、前記した他の方向は、最大平面寸法方向に比べると小型化を図り易くなるので、画像形成装置の大型化を抑制することができる。
【0016】
また、本発明では、載置空間(300)の開口部(310)及び操作パネル(500)が同一側に配置されているので、ユーザは必然的に開口部(310)及び操作パネル(500)側で作業することとなる。
【0017】
このとき、自動搬送読取部(201、221、222)における原稿の搬送方向と画像形成部(100)における記録媒体の搬送方向とは直交しているので、原稿の搬送方向を逆転させるために原稿が排出された際に、ユーザに向かって原稿が排出されない。
【0018】
したがって、表裏両面全ての読み取りが完了したものとユーザが誤認してしまうことを抑制できるので、排出された原稿を誤って回収してしまうことを抑制できる。
また、スイッチバック用排出口(240)が、自動搬送読取部(201、221、222)のうち原稿載置部(230)より上方側に設けられているので、逆転のために排出された原稿を回収する際に、原稿載置部(230)が障害となることはなく、容易に原稿を回収することができる。
【0019】
また、排出口(107)から開口部(310)までの寸法が画像形成部(100)に収納可能な記録媒体の最大寸法より大きいので、表面側の画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を逆転させる際に、記録媒体が画像形成装置外に排出されてしまうことがない。
【0020】
したがって、画像形成が全て終了したものとユーザが誤認してしまうことを抑制できるので、その排出された記録媒体を誤って回収してしまうことを抑制できる。
以上に説明したように、本発明によれば、画像形成装置の大型化を抑制しつつ、上記の第1〜3の問題点を解決して、画像形成装置の使い勝手を向上させることができる。
【0021】
請求項2に記載の発明では、自動搬送読取部(201、221、222)は、受光した光に基づいて電気信号を発する画像撮像素子(222)と、画像撮像素子(222)側に原稿を押さえる原稿押さえ(221a)と、原稿押さえ(221a)を挟んで搬送方向両側に設けられ、原稿に所定の張力を付与しながら原稿を搬送する搬送ローラ手段(235、237)と、スイッチバック用排出口(240)の近傍に設けられ、片面側の画像読み取りが終了した原稿の搬送方向を逆転させるスイッチバックローラ手段(242、243)とを備えて構成されており、さらに、スイッチバックローラ手段(242、243)と原稿との間に発生する摩擦力が、搬送ローラ手段(235、237)と原稿との間に発生する摩擦力に比べて小さくなるように構成されていることを特徴とする。
【0022】
これにより、本発明では、逆転のために排出された原稿を挟み込む力が小さくなるので、逆転のために排出された原稿を容易に回収することができる。
請求項3に記載の発明では、スイッチバックローラ手段(242、243)を原稿に押圧する押圧力が、搬送ローラ手段(235、237)を原稿に押圧する押圧力よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする。
【0023】
これにより、スイッチバックローラ手段(242、243)の摩擦係数と搬送ローラ手段(235、237)の摩擦係数とを同一としても、スイッチバックローラ手段(242、243)と原稿との間に発生する摩擦力を搬送ローラ手段(235、237)と原稿との間に発生する摩擦力より小さくできるので、例えばスイッチバックローラ手段(242、243)と搬送ローラ手段(235、237)とを共用化する、又は両ローラ(242、235)の材料を共用化すること等ができる。延いては、画像形成装置の製造原価を低減することができる。
【0024】
請求項4に記載の発明では、原稿載置部(230)の下方側には、自動搬送読取部(201、221、222)にて画像読み取りが終了した原稿が載置される排出載置部(231)が設けられており、さらに、原稿押さえ(221a)側を覆うカバー部材(203)の側面には、切り欠き部(260)が設けられていることを特徴とする。
【0025】
ところで、画像の読み取りが完了した原稿は、原稿載置部(230)の下方側に設けられた排出載置部(231)に排出されるが、原稿の大きさが小さい場合には、カバー部材及び原稿載置部(230)が障害となって排出載置部(231)に排出された原稿を回収することが難しい。
【0026】
これに対して、本発明では、カバー部材(203)の側面には切り欠き部(260)が設けられているので、この切り欠き部(260)を通して排出載置部(231)に排出された原稿を回収することができる。したがって、小さい原稿であっても、容易に回収することができる。
【0027】
また、請求項5に記載の発明では、排出載置部(231)の側壁部(231a)は、底面部(231b)から連なる傾斜面にて構成されていることを特徴としているので、排出載置部(231)に排出された原稿が小さいものであっても、底面部(231b)から連なる傾斜面に沿わせるように原稿を引き連れば、容易に原稿を回収することができる。
【0028】
請求項6に記載の発明では、開口部(310)の下側外縁部には、載置空間(300)の底面部(301)より下方側に窪んだ窪み部(302)が設けられていることを特徴とする。
【0029】
これにより、載置空間(300)に載置された記録媒体の下側に指を挿入することができるので、載置空間(300)に載置された記録媒体を容易に回収することができる。
請求項7に記載の発明では、開口部(310)の開口方向と略直交する方向から見て、開口部(310)の外縁部と画像形成部(100)の外壁面とは、同一面上に位置していることを特徴とする。
【0030】
これにより、画像形成装置の外観を意匠的に優れたものとすることができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本実施形態は、電子写真方式の画像形成部(レーザプリンタ)100及び画像読取部(スキャナ)200を兼ね備える画像形成装置に本発明を適用したものであり、以下に本実施形態を図面と共に説明する。
【0032】
なお、図1は本実施形態に係る画像形成装置1の正面側外観斜視図であり、図2は画像形成装置1の正面図であり、図3は図2の右側面図であり、図4は図2のA−A断面図であり、図5は前面側の手差用紙ドア109を開いた状態を示す断面図であり、図6は画像読取部200の断面図である。
【0033】
1.画像形成装置1の概略構成
図1に示すように、載置される載置空間300より下方側には、電子写真方式の画像形成部100が配置され、一方、載置空間300より上方側には、原稿に記載された文字等ぼ画像を読み取る画像読取部200が配置されている。なお、載置空間300は、画像形成部100にて画像形成が終了した紙等の記録媒体が載置される排紙トレイを構成するものである。
【0034】
そして、画像形成部100と画像読取部200とは、画像形成部100と画像読取部200との間に配設されたジョイント部材400にて連結されており、このジョイント部材400内に載置空間300が設けられている。
【0035】
また、載置空間300の開口部310側、つまり画像形成装置1の正面側のうち載置空間300の上方側には、画像形成部100及び画像画像読取部200等の設定操作を行うための操作パネル500が設けられ、一方、画像形成装置1の裏面(背面)側、つまり操作パネル500と反対側には、画像形成装置1をコンピュータネットワークに接続するネットワークケーブル(図示せず。)が装着されるコネクタ部(図示せず。)、及びネットワークケーブルを保持するためのケーブルフック620(図3参照)が設けられている。
【0036】
2.画像形成部100
2.1.画像形成部100の概要
画像形成部100は、図4に示すように、最下部に設けられた給紙トレイ21に載置されている記録媒体を、給紙トレイ21の上方側に配置された感光ドラム81等からなるプロセスカートリッジ80に搬送して画像を記録媒体に転写し、この画像が転写された記録媒体を定着ユニット90にて加熱してトナーを記録媒体に定着することにより記録媒体に画像を形成していく、周知の電子写真方式のプリンタである。
【0037】
そして、本実施形態に係る画像形成部100は、表裏両面に画像を形成(印刷)する機能を有しており、具体的には、定着ユニットから排出された記録媒体の搬送方向を逆転させる正逆切替機構50、及び搬送方向が逆転された記録媒体を、再び、プロセスカートリッジに搬送する搬送経路を構成する両面印刷ユニット60等から両面印刷機能が構成されている。
【0038】
このとき、給紙トレイ21に載置された記録媒体は、画像形成装置1の前後方向端部側でその搬送方向が略180°転向するように蛇行しながら上方側に搬送されて載置空間30に排出される。
【0039】
2.2.画像形成部100の詳細
図4又は図5に示すように、画像形成部100の筐体103の上面側、つまり載置空間300側には、印刷を終えて筐体103から排出される記録媒体が載置される排紙トレイ105が設けられている。そして、この排紙トレイ105は、後方側に向かうほど、筐体103の上面から下がるように傾斜した傾斜面105aにて構成されており、この傾斜面105aの後端側には、印刷が終了した記録媒体が排出される排出口107が設けられている。
【0040】
フィーダ部20は、画像転写部10に記録媒体を供給する搬送手段の一部を構成するものであり、第1排出シュート30及び第2排出シュート40は、画像転写部10にて画像形成が終了した記録媒体の搬送方向をUターンさせるように略180°転向させて、記録媒体を定着ユニット90の上方に設けられた排出口107に案内する案内部材を構成するものである。
【0041】
正逆切替機構50は、画像転写部10から排出された記録媒体の搬送方向を反転させるとともに、搬送方向が反転された記録媒体を再び画像転写部10側に搬送するものであり、両面印刷ユニット60は、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された記録媒体の搬送経路を構成するものである。そして、これらの機器10、20、30、40、50、60等は、骨格部材であるフレーム部材に組み付けられた状態で筐体103内に収納されている。
【0042】
また、本実施形態では、図3に示すように、給紙トレイ21の幅寸法Woは画像形成部100の筐体103の幅寸法W1と略等しく、かつ、開口部310の開口方向と略直交する方向(側面側)から見て、開口部310の外縁部と画像形成部100の外壁面とは、図3に示すように、同一面上に位置しているとともに、開口部310の下側外縁部には、載置空間300の底面部301より下方側に窪んだ窪み部302が設けられる。
【0043】
2.1.フィーダ部
フィーダ部20は、図4又は図5に示すように、筐体103の最下部に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられて画像転写部10に記録媒体を搬送する給紙ローラ22、並びに給紙ローラ22にて搬送される記録媒体を1枚毎に分離する分離ローラ23及び分離パッド24等を有して構成されている。そして、給紙トレイ21に載置されている記録媒体は、筐体103内前側にてUターンするようにして、筐体103内の略中央部に配設された画像転写部10に搬送される。
【0044】
なお、給紙トレイ21から画像転写部10に至る記録媒体の搬送経路のうち、略U字状に転向する部位の頂部外側には、記録媒体の画像形成面(印刷面)に付着した紙粉等を取り除く紙粉取りローラ25が配設され、その頂部内側には搬送される記録媒体を紙粉取りローラ25に押圧する対向ローラ26が配設されている。
【0045】
また、給紙トレイ21から画像転写部10に至る搬送経路のうち画像転写部10の入口には、記録媒体に搬送抵抗を付与して記録媒体の搬送状態を整える一対のローラからなるレジストローラ27が配設されている。
【0046】
2.2.画像転写部
画像転写部10は、図4又は図5に示すように、スキャナ部70、プロセスカートリッジ80及び定着ユニット90等を有して構成されている。なお、本実施形態では、手差用紙ドア109を開いた奥側にプロセスカートリッジ80を着脱するためのドア110が配置されている。
【0047】
2.2.1.スキャナ部
スキャナ部70は、筐体103内の上部に設けられて後述する感光ドラム81の表面に静電潜像を形成するものであり、具体的には、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射鏡、及び反射鏡等から構成されている。
【0048】
そして、レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返された後、反射鏡によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、感光ドラム81の表面上に照射され、静電潜像が形成される。
【0049】
2.2.2.プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ80は、図4又は図5に示すように、スキャナ部70の下方側において着脱可能に筐体103内に配設されており、このプロセスカートリッジ80は、感光ドラム81、帯電器82、転写ローラ83及び現像カートリッジ84等から構成されている。
【0050】
そして、感光ドラム81は、記録媒体に転写される画像を担持する画像担持手段をなすもので、最表層がポリカーボネート等からなる正帯電性の感光層により形成される円筒状のドラム本体81aと、このドラム本体81aの軸心において、ドラム本体81aの長手方向に沿って延びてドラム本体81aを回転可能に支持するドラム軸81bとを有して構成されている。
【0051】
帯電器82は、感光ドラム81の表面を帯電させる帯電手段をなすもので、感光ドラム81の後側斜め上方において、感光ドラム81と接触しないように所定間隔を有して感光ドラム81と対向配設されている。なお、本実施形態に係る帯電器82は、コロナ放電を利用して感光ドラム81の表面に略均一に正電荷を帯電させるスコロトロン型帯電器を採用している。
【0052】
転写ローラ83は、感光ドラム81と対向して配設されて感光ドラム81の回転と連動して回転し、記録媒体が感光ドラム81近傍を通過する際に、感光ドラム81に帯電した電荷と反対の電荷(本実施形態では、負電荷)を印刷面とは反対側から記録媒体に作用させることにより、感光ドラム81の表面に付着したトナーを記録媒体の印刷面に転写させる転写手段をなすものである。
【0053】
現像カートリッジ84は、トナーが収容されたトナー収容室84a、トナーを感光ドラム81に供給するトナー供給ローラ84b及び現像ローラ84c等を有して構成されている。
【0054】
そして、トナー収容室84aに収容されているトナーは、トナー供給ローラ84bの回転によって現像ローラ84c側に供給され、さらに、現像ローラ84c側に供給されたトナーは、現像ローラ84cの表面に担持されるとともに、層厚規制ブレード84dにより担持されたトナーの厚みが所定の厚みにて一定(均一)となる調整された後、スキャナ部70にて露光された感光ドラム81の表面に供給される。
【0055】
2.2.3.定着ユニット
定着ユニット90は、記録媒体の搬送方向において感光ドラム81より後流側に配設され、記録媒体に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるものである。具体的には、定着ユニット90は、記録媒体の印刷面側に配設されてトナーを加熱しながら記録媒体に搬送力を付与する加熱ローラ91、及び記録媒体を挟んで加熱ローラ91と反対側に配設されて記録媒体を加熱ローラ91側に押圧する加圧ローラ92等を有して構成されている。
【0056】
そして、以上に説明した画像転写部10においては、以下のようにして記録媒体に画像が形成される。
すなわち、感光ドラム81の表面は、その回転に伴って、帯電器82により一様に正帯電された後、スキャナ部70から照射されるレーザビームの高速走査により露光される。これにより、感光ドラム81の表面には、記録媒体に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
【0057】
次いで、現像ローラ84cの回転により、現像ローラ84c上に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光ドラム81に対向して接触するときに、感光ドラム81の表面上に形成されている静電潜像、つまり、一様に正帯電されている感光ドラム81の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム81の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム81の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
【0058】
その後、感光ドラム81の表面上に担持されたトナー像は、転写ローラ83に印加される転写バイアスによって記録媒体に転写される。そして、トナー像が転写された記録媒体は定着ユニット90に搬送されて加熱され、トナー像として転写されたトナーが記録媒体に定着して、画像形成が完了する。
【0059】
2.3.第1排出シュート及び第2排出シュート
第1排出シュート30は、記録媒体の搬送方向において定着ユニット90より搬送方向後流側に配設されているとともに、画像転写部10にて画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を略90°転向させて記録媒体を第2排出シュート40に案内する案内手段である。
【0060】
また、第2排出シュート40は、第1排出シュート30に対して所定の隙間40aを有して配置され、第1排出シュート30にて搬送方向が略90°転向された記録媒体を更に略90°転向させて排出口107に案内する案内手段である。
【0061】
そして、第1排出シュート30と第2排出シュート40との隙間40aは、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された記録媒体の搬送通路の一部を構成している。
また、図4及び図5から明らかなように、画像形成部100内を搬送される記録媒体は、画像形成装置1の前後方向端部にてその搬送方向が上下方向に略180°転向するようにして蛇行して搬送される。つまり、記録媒体は、画像形成部100において、上方から見て、画像形成装置1の前後方向に搬送されることとなる。
【0062】
3.画像読取部200
3.1.画像読取部200の概略構成
画像読取部200は、図6に示すように、自動原稿搬送機構であるオート・ドキュメント・フィーダ(ADF:AutoDocumentFeeder)201を備えた原稿押さえカバー203が、FBS(FlatbedScanner)として機能する原稿載置台202の背面側(紙面後方)に開閉(揺動)可能に組み付けられたものである。
【0063】
原稿載置台202の上面であって原稿押さえカバー203と対向する部位には、プラテン220、221が配設されている。そして、原稿押さえカバー203が開かれることにより、プラテン220、221が露出され、一方、原稿押さえカバー203が閉じられることにより、プラテン220、221を含めて原稿載置台202の上面全体が覆われる。
【0064】
なお、原稿押さえカバー203には、載置された原稿を後述する画像読取ユニット222側に押さえる原稿押さえ203aが設けられており、この原稿押さえ203aは、原稿押さえカバー203にて覆われているとともに、そのプラテン220側の面は、所定以上の光の反射率を有するような色(本実施形態では、白色)にて構成されている。
【0065】
プラテン220は、画像読取部200をFBSとして使用する場合に原稿が載置される静止原稿読取載置部であり、このプラテン220はガラスやアクリル等の透明な透光部材にて構成されている。そして、プラテン220により透光可能となっている領域がFBSにおける原稿読取領域(静止読取部)となる。
【0066】
プラテン221は、画像読取部200のADF201を使用する場合の読取位置であり、このプラテン221は、プラテン220と同様にガラスやアクリル等の透明な透光部材にて構成されている。そして、プラテン221により透光可能となっている領域、つまり画像読取ユニット222の主走査方向(紙面左右方向)に対して直交する方向に延びる領域がADF201における原稿読取領域(自動搬送読取部)となる。
【0067】
また、プラテン220とプラテン221との間には、位置決め部材223が配設されており、この位置決め部材223は、プラテン220上に原稿が載置される際に、原稿載置の位置決め基準として用いられるとともに、ADF201によりプラテン221上を搬送される原稿の搬送方向を上方側に転向させてADF201に戻す案内面を有している。
【0068】
そして、原稿載置台202の内部には、プラテン220、221に対向するようにして画像読取ユニット222が内蔵されており、この画像読取ユニット222は、光源からプラテン220、221を通じて原稿に光を照射し、原稿からの反射光をレンズにより受光素子に集光して電気信号に変換するいわゆるイメージセンサである。
【0069】
具体的には、密着型のCIS(Contact Image Sensor)イメージセンサや縮小光学系のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の画像撮像素子である。
なお、画像読取ユニット222は、キャリッジモータ(図示せず。)の駆動力を受けてプラテン220、221と平行に往復移動するように走査される。
【0070】
原稿押さえカバー203には、給紙トレイ230から搬送路232を経て排紙トレイ231(原稿排出部)へ原稿を連続搬送するADF201が備えられている。そして、ADF201による搬送過程において、原稿がプラテン221上を通過した際に、プラテン221の下方において待機する画像読取ユニット222にて原稿の画像が読み取られる。
【0071】
また、原稿押さえカバー203には、ADF201により画像読取りを行う原稿が載置される給紙トレイ230、及び画像読み取りが終了した原稿が載置される排紙トレイ231が設けられており、排紙トレイ231は給紙トレイ230の下方側に配置されている。
【0072】
そして、原稿押さえカバー203の側面のうち排紙トレイ231と連なる部位には、後述する排紙ローラ236側に切り欠かれた切り欠き部260(図1参照)が設けられている。
【0073】
また、図4及び図5に示すように、排紙トレイ231の側壁部231aのうち少なくとも切り欠き部260に対応する部位は、底面部231bから滑らかに連なる傾斜面にて構成されている。因みに、本実施形態では、側壁部231aの傾斜角度θは略45°であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】
ところで、ADF201の内部には、給紙トレイ230と排紙トレイ231とを連結するようにして、図6に示すように、略U字形状の搬送路232が形成されており、この搬送路232は、ADF本体を構成する部材やガイド板等により、原稿が通過可能な所定幅の通路として連続的に形成されている。
【0075】
すなわち、搬送路232は、大別すれば、U字形状において上下二段の直線部分をなす上側部分232a及び下側部分232cと、上側部分232aと下側部分232cとを連続するようにして湾曲する湾曲部分232bとの3つの部分からなる。なお、搬送路232は、ADF201によって原稿の片面に記載された画像のみを読み取り場合、及び両面に記載された画像を読み取る場合のいずれの場合においても原稿の搬送経路として用いられる。
【0076】
そして、搬送路232には、搬送方向上流側から順に、吸入ローラ233、分離ローラ234、搬送ローラ235及び排紙ローラ236が設けられており、これらのローラ233〜236及びこれらに圧接するピンチローラ237により給紙トレイ230に載置された原稿を排紙トレイ231に搬送する搬送手段が構成されている。因みに、分離ローラ234の対向位置には、分離ローラ234のローラ面と圧接して、摩擦により原稿を分離する分離パッドが配設されている。
【0077】
吸入ローラ233は、分離ローラ234の回転軸と同軸に設けられたアーム229の先端部に回転可能に保持されており、分離ローラ234は、吸入ローラ233から搬送方向にずれた位置に、搬送路232の対向面に接触するようにして回転可能に設けられている。
【0078】
そして、吸入ローラ233及び分離ローラ234は、搬送モータからの駆動力が伝達されて回転駆動され、アーム229も搬送モータからの駆動力が伝達されて揺動する。なお、吸入ローラ233及び分離ローラ234の直径は同一寸法であり、両ローラ233、234は同一の周速で回転駆動される。
【0079】
搬送ローラ235は、搬送路232の所定位置に複数配設されており、具体的には、分離ローラ234の直下流側、搬送路232の上側部分232a、並びに搬送路232の下側部分232cであって読取位置の直上流側及び直下流側の4箇所に搬送ローラ235が配置されている。なお、これら搬送ローラ235も、搬送モータからの駆動力が伝達されて回転駆動される。
【0080】
また、各ピンチローラ237の軸は、バネ237a等の押圧手段に弾性的に押圧されており、このバネ237aの弾性押圧力により各ピンチローラ237が各搬送ローラ235のローラ面に圧接されている。このため、搬送ローラ235が回転すれば、これに従動してピンチローラ237も回転する。
【0081】
なお、プラテン221の上方側には、搬送されてきた原稿を画像読取ユニット222側に押さえる原稿押さえ221aが配設されており、この原稿押さえ221aを挟んで搬送方向両側に設けられた搬送ローラ235及びピンチローラ237は、プラテン221上にある原稿に所定の張力を付与するように設定されている。
【0082】
また、搬送路232の上側部分232aには、両面読取りを行う場合に、表面側の読み取が完了した原稿を搬送路232へ再送するためのスイッチバックパス239が形成されており、このスイッチバックパス239は、読取位置に対して上流側となる搬送路232の上側部分232aの第1分岐位置238から分岐して、給紙トレイ230の方向へ斜め上方に分岐するように形成されている。
【0083】
また、スイッチバックパス239の終端は、ADF201のうち給紙トレイ230よりも上面側に開口してスイッチバック用排出口240を構成しており、このスイッチバック用排出口240は、表面側の画像読み取りが終了して搬送方向が逆転させられる原稿の少なくとも一部をADF201(自動搬送読取部)外に排出させる。
【0084】
なお、スイッチバックパス239により構成される搬送経路の距離は、少なくとも読取可能な最大サイズの原稿の搬送方向の長さより短く設定されている。
また、スイッチバックパス239には、スイッチバックローラ242が配設されており、このスイッチバックローラ242は、搬送モータからの駆動力が伝達されて正逆双方向に回転駆動される。
【0085】
そして、スイッチバックローラ242と対向する位置には、原稿をスイッチバックローラ242に押圧するピンチローラ243が設けられており、このピンチローラ243の軸は、ピンチローラ237を押圧するバネ237aより小さな押圧力を発生させるバネ243a等の押圧手段により弾性的に押圧付勢されている。このため、スイッチバックローラ242が回転すると、ピンチローラ243がスイッチバックローラ242の回転に従動して回転する。
【0086】
また、スイッチバック用排出口240から給紙トレイ230側には、スイッチバック用排出口240から連続するようにして原稿支持部241が形成されており、スイッチバック用排出口240から突出された原稿は、この原稿支持部241により支持される。
【0087】
また、搬送路232の下側部分232cであって読取位置の下流側には、両面読取りを行う場合に、読取位置において表面が読み取られた原稿をスイッチバックパス239へ導くためのバイパス244が形成されており、このバイパス244は、搬送路232の下側部分232cであって読取位置の下流側の第2分岐位置245から分岐して、第1分岐位置238へ連結するように斜め上方へ向かって形成されている。
【0088】
そして、第1分岐位置238には、図6及び図7に示すように、所望の搬送経路に原稿を案内するための案内フラップ246が配設されており、この案内フラップ246は、軸247を中心に揺動可能に配設されて、図7の実線で示された位置と図7の2点鎖線で示された位置とに切り替えられる。
【0089】
このとき、案内フラップ246が実線で示された位置にある場合には、搬送路232の上側部分232aの給紙トレイ230側(図7の右側)から読取位置側(図7の左側)への搬送経路が連続することとなるので、給紙トレイ230から給送された原稿は、搬送路232の上側部分232aの読取位置上流側へ向かって第1分岐位置238を案内される。
【0090】
一方、案内フラップ246が2点鎖線で示された位置にある場合には、バイパス244からスイッチバックパス239への搬送経路が連続することとなるので、バイパス244を上側へ向かって搬送される原稿は、スイッチバックパス239へ進入するように第1分岐位置238を案内される。
【0091】
ところで、案内フラップ246による搬送経路の切替えは、原稿が案内フラップ246に接触したか否かに基づいて行われる。すなわち、案内フラップ246は、図示しないバネ等の弾性付勢手段により、図7の実線で示されるように、常に搬送路232の給紙トレイ230側(図7の右側)から読取位置側(図7の左側)への搬送経路が連続する位置にある。
【0092】
そして、バイパス244を上側へ向かって搬送される原稿が案内フラップ246に接触(衝突)することにより、案内フラップ246が上側に押しやられるようにして、図7の2点鎖線で示された位置へ揺動し、原稿は搬送路232を横断するようにしてスイッチバックパス239へ進入する。
【0093】
また、スイッチバックパス239から第1分岐位置238に搬送された原稿は、案内フラップ246に接触するが、案内フラップ246は、図7の実線で示した位置から下方へは揺動しないので、原稿は案内フラップ246に案内されて搬送路232の上側部分232aを読取位置側(図7の左側)へ進入する。
【0094】
また、図6及び図8に示すように、第2分岐位置245には、所望の搬送経路に原稿を案内するための案内フラップ248が配設されており、この案内フラップ248は、軸249を中心に揺動可能に配設されて、図8の実線で示された位置と図8の2点鎖線で示された位置とに切り替えられる。
【0095】
そして、案内フラップ248が実線で示した位置にある場合には、搬送路232の読取位置側(図8の左側)から排紙トレイ231側(図8の右側)への搬送経路が連続することとなるので、読取位置を通過した原稿は、搬送路232の下側部分232cを排紙トレイ231へ向かって第2分岐位置245を案内される。
【0096】
一方、案内フラップ248が2点鎖線で示した位置にある場合には、搬送路232の下側部分232cの読取位置下流側からバイパス244への搬送経路が連続することとなるので、読取位置を通過した原稿は、バイパス244へ進入するように第2分岐位置245を案内される。
【0097】
また、図6に示すように、搬送路232及びバイパス244には、原稿の搬送を検知するための複数のセンサが設けられている。具体的には、搬送路232には、分離ローラ234の上流側及び下流側それぞれに第1フロントセンサ250及び第2フロントセンサ251が配設され、読取位置の直上流側にはリアセンサ252が配設され、バイパス244には、スイッチバックセンサ253が配設されている。
【0098】
3.2.画像読取部200の画像読取りの作動
2.2.1.画像読取り作動の概略
画像読取部200は、FBSとして使用することも、ADF201を使用することも可能であるが、FBSの使用は本発明に特に関連しないので詳細な説明は省略する。
【0099】
ADF201を使用する場合には、原稿押さえカバー203を原稿載置台202に対して閉じた状態として給紙トレイ230に読み取るべき原稿を載置する。このとき、本実施形態では、読取面(表面)が上側となるように原稿を給紙トレイ230に載置する必要がある。
【0100】
そして、画像読取部200に読取開始指令がされると、キャリッジモータや搬送モータが駆動されて、吸入ローラ233、分離ローラ234、搬送ローラ235、排紙ローラ236、及びスイッチバックローラ242が所定のタイミングで回転駆動されるとともに、アーム229が降下されて、吸入ローラ233が給紙トレイ230上の原稿と圧接する。
【0101】
これにより、吸入ローラ233及び分離ローラ234の回転力を直接受ける最上位置の原稿から1枚ずつ分離されて搬送路232へ搬送される。そして、給送された原稿は、搬送路232に案内されて読取位置へ搬送され、読取位置の下方で静止された画像読取ユニット222により原稿の画像読取りが行われ、画像読取りを終えた原稿は、排紙トレイ231へ排出される。
【0102】
2.2.2.片面読取り作動
図9に示すように、画像読取部200に読取開始指令がされると、案内フラップ248は、第2分岐位置245における搬送経路を、搬送路232の読取位置側から排紙トレイ231側へ連続するように切り替える。なお、案内フラップ246は、原稿Gが接触していない状態では、第1分岐位置238における搬送経路を搬送路232の給紙トレイ230側から読取位置側へ連続させる位置にある。
【0103】
続いて、第1フロントセンサ250により給紙トレイ230上に原稿Gが載置されているか否かが検知され、給紙トレイ230上に原稿Gが載置されていない場合には、画像読取部200の表示部に「原稿なし」のエラー表示が行われる。
【0104】
一方、給紙トレイ230に原稿Gが載置されていれば、搬送モータから駆動力が伝達されてアーム229が下方へ下がる。これにより、吸入ローラ233が給紙トレイ230上の原稿Gと圧接し、吸入ローラ233及び分離ローラ234が回転することにより、原稿Gは搬送路232へ搬送される。
【0105】
搬送路232では、搬送ローラ235及び排紙ローラ236に搬送モータからの駆動力が伝達されて、これらが搬送路232の上流側から下流側へ原稿Gを搬送するように回転される。
【0106】
給紙トレイ230から搬送路232へ給紙された原稿Gは、搬送ローラ235及びピンチローラ237に挟まれて回転力が伝達されることにより、搬送路232を搬送され、図10に示すように、第1分岐位置238を搬送路232の読取位置上流側へ向かって搬送される。
【0107】
このとき、搬送路232の給紙トレイ230側から読取位置側への搬送経路は略直線状であるのに対して、搬送路232の給紙トレイ230側からスイッチバックパス239への搬送経路は鋭角に折れ曲がっているので、給紙トレイ230から給紙された原稿Gがスイッチバックパス239へ進入することはない。
【0108】
また、第1分岐位置238からバイパス244への搬送経路は案内フラップ246により閉鎖されているので、原稿Gは案内フラップ246により第1分岐位置238を読取位置上流側へ案内される。
【0109】
そして、図11に示すように、原稿Gが搬送路232の湾曲部232bにより下側へ反転するように搬送され、その先端がリアセンサ252に検知される。原稿Gの先端は、リアセンサ252に検知されて所定時間経過した後に読取位置に到達するので、原稿Gの先端が読取位置へ到達すれば画像読取ユニット222は、原稿Gの画像読取りを開始する。
【0110】
その後、図12に示すように、原稿Gは表面を画像読取ユニット222に対向するようにして読取位置を通過し、画像読取ユニット222により原稿Gの表面の画像が読み取られる。そして、原稿Gの後端がリアセンサ252に検知されて所定時間経過した後に、画像読取ユニット222は原稿Gの画像読取りを終了する。
【0111】
また、原稿Gは、第2分岐位置245を案内フラップ248に案内されて、搬送路232の排紙トレイ231側へ向かって搬送される。そして、図13に示すように、原稿Gが排紙ローラ236及びピンチローラ237に挟まれ、搬送路232から排紙トレイ231へ排出される。
【0112】
なお、給紙トレイ230に、次の原稿Gがセットされている場合には、これらの動作を繰り返すことにより、給紙トレイ230上の原稿Gが1枚ずつ搬送され、画像読取りが行われる。
【0113】
2.2.3.両面読取りの作動
図14に示すように、案内フラップ246は、第1分岐位置238における搬送経路を、搬送路232の給紙トレイ230側から読取位置側へ連続する位置にある。なお、図14において原稿Gに「1」で示された面は、両面読取りにおいて先に読み取られる表面を示し、「2」で示された面は後に読み取られる裏面を示している。
【0114】
そして、片面読取りの場合と同様に、第1フロントセンサ250により給紙トレイ230上に原稿Gが載置されているか否かが検知され、アーム229が下方へ下がるとともに、吸入ローラ233及び分離ローラ234が回転されることにより、原稿Gは搬送路232へ搬送される。
【0115】
また、搬送路232では、搬送ローラ235が原稿Gを上流側から下流側へ原稿Gを搬送するように回転され、給紙トレイ230から搬送路232へ給紙された原稿Gは、第1分岐位置238を案内フラップ246に案内されて、搬送路232の読取位置側へ向かって搬送される。
【0116】
そして、図15に示すように、原稿Gが、搬送路232の第1分岐位置238と第2分岐位置245との間に至った後、案内フラップ248は、搬送経路を切り替える。
すなわち、原稿Gの後端が第2フロントセンサ251により検知された後、所定時間経過後に原稿Gの後端が第1分岐位置238を通過するので、第フロントセンサ51の検知信号と搬送ローラ235による搬送距離又は時間のカウントにより、原稿Gが搬送路232の第1分岐位置238と第2分岐位置245との間に至ったものと判断することができる。
【0117】
そこで、原稿Gが搬送路232の第1分岐位置238と第2分岐位置245との間に至ったものと判断されたときに、案内フラップ248は、第2分岐位置245の搬送経路を搬送路232の読取位置側からバイパス244へ通ずるように切り替えられる。
【0118】
そして、原稿Gが搬送路232の湾曲部232bにより下側へ反転するように搬送され、その先端がリアセンサ252に検知され、先端が読取位置に到達すれば、画像読取ユニット222により、原稿Gの表面の画像読取りが開始される。
【0119】
その後、図16に示すように、表面を読み取られた後の原稿Gは、案内フラップ248に案内されて、第2分岐位置245を搬送路232からバイパス244へ進入する。なお、原稿Gの後端がリアセンサ252に検知されて、後端が読取位置に到達すれば、画像読取ユニット222は原稿Gの画像読取りを終了する。
【0120】
バイパス244に進入した原稿Gは、図17に示すように、案内フラップ246に接触して案内フラップ246を上方へ押し上げて、第1分岐位置238をバイパス244からスイッチバックパス239に進入する。つまり、案内フラップ246は、第1分岐位置238においてバイパス244からスイッチバックパス239への原稿Gの直進を許容するように原稿Gを案内する。
【0121】
このとき、バイパス244からスイッチバックパス239への搬送経路は略直線状なので、第1分岐位置において原稿Gは搬送路232の給紙トレイ230側へ進入することなく、スイッチバックパス239に進入するように直進する。このとき、原稿Gは、スイッチバックローラ242及びピンチローラ243に挟まれ、スイッチバックローラ242の回転によりスイッチバックパス239をスイッチバック用排出口240側へ搬送される。
【0122】
そして、原稿Gがスイッチバックパス239に完全に進入した後、スイッチバックローラ242が停止される。
なお、原稿Gがスイッチバックパス239に完全に進入したか否かの判断は、図17に示すように、バイパス244を搬送される原稿Gの後端がスイッチバックセンサ253により検知された後、所定時間経過後に原稿Gの後端が第1分岐位置238を通過するので、スイッチバックセンサ253の検知信号と搬送ローラ235による搬送距離又は搬送時間のカウントにより判断する。
【0123】
その後、スイッチバックローラ242が停止されることにより、図18に示すように、原稿Gがスイッチバックローラ242とピンチローラ243に挟まれた状態で停止する。
この際、原稿Gの一部は、スイッチバックパス239のスイッチバック用排出口240からADF201の外側へ突出した状態となっているが、突出した原稿Gの一部分は原稿支持部241により支持される。
【0124】
また、原稿Gが第1分岐位置238を通過して案内フラップ246から離れることにより、案内フラップ246は下側へ回動して、第1分岐位置238における搬送経路を、スイッチバックパス239から搬送路232の読取位置上流側へ通ずる位置となる。そして、スイッチバックローラ242が逆方向に回転され、これを受けて、原稿Gは、スイッチバックパス239を搬送路232側へ戻るように搬送される。
【0125】
その後、図19に示すように、スイッチバックパス239から戻された原稿Gは、第1分岐位置238を直進しようとするが、バイパス244への搬送経路は案内フラップ246により閉鎖されているので、案内フラップ246に案内されて、スイッチバックパス239から搬送路232の読取位置上流側へ進入する。
【0126】
このとき、スイッチバックパス239から搬送路232の給紙トレイ230側への搬送経路は、スイッチバックパス239から搬送路232の読取位置上流側への搬送経路より鋭角に折れ曲がっているので、スイッチバックパス239から戻された原稿Gが、第1分岐位置238において搬送路232の給紙トレイ230側へ進入することはない。
【0127】
このように、原稿Gがスイッチバックパス239から搬送路232へ戻されることにより、原稿Gは、最初に搬送路232を搬送された状態から、先端と後端とが逆転した状態で搬送路232に再送され、原稿Gがスイッチバック搬送される。このため、原稿Gは、裏面を読取位置に対向させるようにして搬送路232を搬送される。
【0128】
そして、図20に示すように、原稿Gの先端がリアセンサ252に検知され、先端が読取位置に到達したとき、図21に示すように、画像読取ユニット222により、原稿Gの裏面の画像読取りが開始される。
【0129】
その後、裏面を読み取られた後の原稿Gは、案内フラップ248に案内されて、第2分岐位置245を搬送路232からバイパス244へ進入し、原稿Gの後端がリアセンサ252に検知されて、後端が読取位置に到達したときに画像読取ユニット222は原稿Gの画像読取りを終了する。
【0130】
また、バイパス244に進入した原稿Gは、案内フラップ246を押し上げて、第1分岐位置238をバイパス244からスイッチバックパス239に進入し、図22に示すように、原稿Gがスイッチバックパス239に完全に進入した後、スイッチバックローラ242が停止する。
【0131】
このとき、案内フラップ246は、原稿Gが通過することにより、第1分岐位置238における搬送経路を、スイッチバックパス239から搬送路232の読取位置側へ通ずる位置へ戻る。その後、スイッチバックローラ242が逆方向に回転され、これを受けて、原稿Gは、スイッチバックパス239を搬送路232側へ戻されて、先端と後端とが再び逆転される。
【0132】
そして、原稿Gが搬送路232の第1分岐位置238と第2分岐位置245との間に至った後、案内フラップ248は、第2分岐位置245における搬送経路を、搬送路232の読取位置側から排紙トレイ231側へ切り替えるので、、図23に示すように、原稿Gは第2分岐位置245を、案内フラップ248に案内されて搬送路232の排紙トレイ231側へ搬送され、表面を下にした状態で排紙トレイ231に排紙される。
【0133】
このとき、給紙トレイ230に、次の原稿がセットされている場合には、これらの動作を繰り返すことにより、給紙トレイ230上の原稿Gが1枚ずつ搬送され、画像読取りが行われる。そして、排紙トレイ231へは、表面を下にした状態で原稿Gが順次排紙されるので、給紙トレイ230に複数枚の原稿Gを積載した状態が維持される。
【0134】
以上の説明からも明らかなように、原稿Gは、画像形成装置1の左右方向、つまり画像形成部100における記録媒体の搬送方向と直交する方向に搬送される。
3.本実施形態に係る画像形成装置の特徴
ADF201等から構成された自動搬送読取部においては、特許文献2に記載されているように原稿の搬送方向を制御して表裏両面に記載された画像を読み取るので、自動搬送読取部の幅寸法、つまり原稿の搬送方向及び原稿の厚み方向の両方向と直交する方向の寸法は、原稿の幅寸法に原稿を搬送するために機構の大きさを加えた大きさで十分であるのに対して、プラテン220等にて構成された静止読取部は、プラテン220に静止載置された原稿に記載された画像を読み取るので、その平面寸法は、原稿より大きくならざるを得ない。このため、静止読取部の平面寸法は、通常、自動搬送読取部の平面寸法よりも大きくなる。
【0135】
そして、静止読取部と自動搬送読取部とを有する画像読取装置の平面寸法のうち、原稿の長辺と平行な部位の寸法は、特許文献1に示されるように、読み取り可能な最大原稿の長辺寸法に自動搬送読取部の寸法を加えた寸法となり、この寸法が画像読取装置の最大平面寸法となり、かつ、この寸法は、その構造上、小型化することが難しい。
【0136】
一方、画像形成部100では、記録媒体の幅方向、つまり記録媒体の搬送方向と直交する方向に走査しながら記録媒体を搬送することより画像を形成していくので、画像形成部の幅寸法は、記録媒体の幅寸法に記録媒体を搬送するための歯車等の駆動機構の大きさを加えた大きさとなり、この幅寸法は、その構造上、小型化することが難しい。
【0137】
このため、仮に、静止読取部及び自動搬送読取部からなる画像読取部における原稿の搬送方向と画像形成部100における記録媒体の搬送方向とが平行であると、画像形成装置の平面寸法、つまり幅方向(X方向)寸法及び奥行き方向(Y方向)寸法のうち、いずれの方向の寸法も小型化を図ることが難しくなる。
【0138】
これに対して、本実施形態では、図4及び図6からも明らかなように、画像読取部100における原稿の搬送方向と画像形成部100における記録媒体の搬送方向とが略直交するように、画像形成部100及び画像読取部200を配置しているので、画像形成部100の幅寸法に対応する部位が画像読取部200の最大平面寸法部位となる。
【0139】
したがって、画像形成部100において小型化が難しい部分と画像読取部200において小型化が難しい部分とが重なった状態となるので、画像形成装置1の最大平面寸法方向の小型化は難しいものの、他の方向は、最大平面寸法方向に比べると小型化を図り易くなる。
【0140】
つまり、静止読取部及び自動搬送読取部からなる画像読取部200における原稿の搬送方向と画像形成部100における記録媒体の搬送方向とが平行であると、いずれの方向においても小型化を図ることが難しいが、本実施形態のごとく、画像読取部200における原稿の搬送方向と画像形成部100における記録媒体の搬送方向とが略直交するようにすれば、前記した他の方向は、最大平面寸法方向に比べると小型化を図り易くなるので、画像形成装置1の大型化を抑制することができる。
【0141】
また、本実施形態では、載置空間300の開口部310及び操作パネル500が同一側に配置されているので、ユーザは必然的に開口部310及び操作パネル500側を正面側として作業することとなる。
【0142】
このとき、図4及び図6からも明らかなように画像形成装置1を上方から見ると、ADF201における原稿の搬送方向と画像形成部100における記録媒体の搬送方向とは直交しているので、原稿の搬送方向を逆転させるために原稿が排出された際に、ユーザに向かって原稿が排出されない。
【0143】
したがって、表裏両面全ての読み取りが完了したものとユーザが誤認してしまうことを抑制できるので、排紙トレイ231に排出された原稿を誤って回収してしまうことを抑制できる。
【0144】
また、スイッチバック用排出口240が、給紙トレイ230より上方側に設けられているので、逆転のために排出された原稿を回収する際に、給紙トレイ230が障害となることはなく、容易に原稿を回収することができる。
【0145】
また、図4及び図5に示すように、排出口107から開口部310までの寸法Lが画像形成部100(給紙トレイ21)に収納可能な記録媒体の最大寸法より大きいので、表面側の画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を逆転させる際に、記録媒体がユーザ側(開口部310側)に向かって排出されるものの、画像形成装置1外にはみ出して排出されてしまうことがない。
【0146】
したがって、搬送方向の逆転時に記録媒体がユーザ側に向かって排出されたとしても記録媒体が視覚的に遮られ、画像形成が全て終了したものとユーザが誤認してしまうことを抑制できるので、その排出された記録媒体を誤って回収してしまうことを抑制できる。
【0147】
また、ピンチローラ243をスイッチバックローラ242側に押圧するバネ243aは、ピンチローラ237を搬送ローラ235側に押圧するバネ237aより小さな押圧力を発生させるので、原稿押さえ221aを挟んで搬送方向両側に設けられた搬送ローラ235及びピンチローラ237は、プラテン221上にある原稿に所定の張力を付与することができるとともに、スイッチバックローラ242と原稿との間に発生する摩擦力を、原稿押さえ221aを挟んで搬送方向両側に設けられた搬送ローラ235と原稿との間に発生する摩擦力に比べて小さくすることができる。
【0148】
したがって、本実施形態では、逆転のために排出された原稿を挟み込む力が小さくなるので、仮に原稿読取中に裏面読取が不要であることに気付き原稿を強制的に回収したい場合が生じたとしてもユーザは逆転のために排出された原稿を掴めば容易に回収することができる。
【0149】
また、バネ243aによる押圧力を小さくすることにより、スイッチバックローラ242と原稿との間に発生する摩擦力を小さくしているので、スイッチバックローラ242の摩擦係数と搬送ローラ235の摩擦係数とを同一としても、スイッチバックローラ242と原稿との間に発生する摩擦力を搬送ローラ235と原稿との間に発生する摩擦力より小さくできる。
【0150】
したがって、例えばスイッチバックローラ242と搬送ローラ235とを共用化する、又は両ローラ242、235の材料を共用化すること等ができるので、画像形成装置1の製造原価を低減することができる。
【0151】
ところで、画像の読み取りが完了した原稿は、給紙トレイ230の下方側に設けられた排紙トレイ231に排出されるが、原稿の大きさが小さい場合には、原稿押さえサイドカバー203及び給紙トレイ230が障害となって排紙トレイ231に排出された原稿を回収することが難しい。
【0152】
これに対して、本実施形態では、原稿押さえサイドカバー203の側面に切り欠き部(260)を設けているので、この切り欠き部260を通して排紙トレイ231に排出された原稿を回収することができる。したがって、小さい原稿であっても、容易に回収することができる。
【0153】
また、排紙トレイ231の側壁部231aが、底面部231bから滑らかに連なる傾斜面にて構成されているので、排紙トレイ231に排出された原稿が小さいものであっても、底面部231bから連なる傾斜面に沿わせるように原稿を引き連れば、容易に原稿を回収することができる。
【0154】
また、載置空間300の開口部310の下側外縁部に、載置空間300の底面部301より下方側に窪んだ窪み部302を設けているので、載置空間300に載置された記録媒体の下側に指を挿入することができる。したがって、載置空間300に載置された記録媒体を容易に回収することができる。
【0155】
また、側面側から見て、開口部310の外縁部と画像形成部100の外壁面とが同一面上に位置しているので、画像形成装置の外観を意匠的に優れたものとすることができる。
4.本実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態では、ADF201、プラテン221及び画像読取ユニット222等により特許請求の範囲に記載された自動搬送読取部が構成され、プラテン220及び画像読取ユニット222等により特許請求の範囲に記載された静止読取部が構成されている。
【0156】
また、排紙トレイ230が特許請求の範囲に記載された原稿載置部に相当し、画像読取ユニット222が特許請求の範囲に記載された画像撮像素子に相当し、スイッチバックローラ242及びピンチローラ243が特許請求の範囲に記載されたスイッチバックローラ手段に相当し、搬送ローラ235及びピンチローラ237が特許請求の範囲に記載された搬送ローラ手段に相当し、原稿押さえサイドカバー203が特許請求の範囲に記載されたカバー部材に相当する。
【0157】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、画像形成部10は電子写真方式の画像形成装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクジェット方式の画像形成装置であってもよい。
【0158】
また、上述の実施形態では、バネ243aの弾性力をバネ237aの弾性力より小さくすることにより、スイッチバックローラ242と原稿との間に発生する摩擦力を、原稿押さえ221aを挟んで搬送方向両側に設けられた搬送ローラ235と原稿との間に発生する摩擦力に比べて小さくしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、スイッチバックローラ242の摩擦係数を搬送ローラ235の摩擦係数より小さくすることで、スイッチバックローラ242と原稿との間に発生する摩擦力を小さくしてもよい。
【0159】
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0160】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置1の正面側外観斜視図である。
【図2】画像形成装置1の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】前面側の手差用紙ドア109を開いた状態を示す断面図である。
【図6】画像読取部200の断面図である。
【図7】ADFの一部を拡大した図である。
【図8】ADFの一部を拡大した図である。
【図9】原稿の搬送状態を示す図有る。
【図10】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図11】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図12】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図13】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図14】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図15】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図16】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図17】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図18】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図19】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図20】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図21】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図22】原稿の搬送状態を示す図ある。
【図23】原稿の搬送状態を示す図ある。
【符号の説明】
【0161】
1…画像形成装置、110…画像形成部、10…画像転写部、
20…フィーダ部、21…給紙トレイ、22…給紙ローラ、25…紙粉取りローラ、
26…対向ローラ、27…レジストローラ、30…載置空間、
30…第1排出シュート、40…第2排出シュート、40a…隙間、
50…正逆切替機構、51…第フロントセンサ、60…両面印刷ユニット、
70…スキャナ部、80…プロセスカートリッジ、
81…感光ドラム、81a…ドラム本体、81b…ドラム軸、82…帯電器、
83…転写ローラ、84…現像カートリッジ、84a…トナー収容室、
84b…トナー供給ローラ、84c…現像ローラ、84d…層厚規制ブレード、
90…定着ユニット、91…加熱ローラ、100…画像形成部、
100…画像読取部、103…筐体、105…排紙トレイ、105a…傾斜面、
107…排出口、109…手差用紙ドア、110…ドア、
200…画像読取部、202…原稿載置台、203…原稿押さえカバー、
203…原稿押さえサイドカバー、203a…原稿押さえ、220…プラテン、
221…プラテン、221a…原稿押さえ、222…画像読取ユニット、
223…位置決め部材、229…アーム、230…給紙トレイ、
231…排紙トレイ、232…搬送路、232a…上側部分、232b…湾曲部、
232b…湾曲部分、232c…下側部分、233…吸入ローラ、
234…分離ローラ、235…搬送ローラ、236…排紙ローラ、
237…ピンチローラ、237a…バネ、238…第1分岐位置、
239…スイッチバックパス、240…スイッチバック用排出口、
241…原稿支持部、242…スイッチバックローラ、243…ピンチローラ、
243a…バネ、244…バイパス、245…第2分岐位置、
246…案内フラップ、247…軸、248…案内フラップ、249…軸、
250…第1フロントセンサ、251…第2フロントセンサ、252…リアセンサ、
253…スイッチバックセンサ、260…切り欠き部、300…載置空間、
301…底面部、302…窪み部、310…開口部、400…ジョイント部材、
500…操作パネル、620…ケーブルフック、G…原稿。




 

 


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