米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> ブラザー工業株式会社

発明の名称 画像形成装置およびタンデム型感光体ユニット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−72421(P2007−72421A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−376111(P2005−376111)
出願日 平成17年12月27日(2005.12.27)
代理人 【識別番号】100103517
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 寛之
発明者 岡部 靖
要約 課題
タンデム型感光体ユニットの着脱作業を容易とすべく、最適に構成された把持部を備えたタンデム型感光体ユニット、およびタンデム型感光体ユニットが着脱可能となる画像形成装置を提供すること。

解決手段
本体ケーシング2に着脱自在に装着されるドラムユニット21の幅方向中央、すなわちドラムユニット21の重心を通る直線X1上の、引き出し方向手前側および奥側に、手前側把持部104および奥側把持部116をそれぞれ設けて、本体ケーシング2からドラムユニット21を引き出す場合には、手前側把持部104を取手とし、ドラムユニット21の離脱後において持ち上げる場合には、手前側把持部104および奥側把持部116を把持すれば、容易に持ち上げることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成装置本体と、
各色に対応する複数の感光体を保持し、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱されるタンデム型感光体ユニットとを備え、
前記タンデム型感光体ユニットは、
引き出し方向上流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを持ち上げるための奥側把持部と、
引き出し方向下流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを引き出すため、かつ、持ち上げるための手前側把持部と
を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
【請求項2】
前記手前側把持部および前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成装置本体には、前記奥側把持部の引き出し方向上流側に、装置本体内の空気を排気するためのダクトが設けられ、
前記奥側把持部には、前記ダクトに吸引される空気流の流れ方向に沿って貫通される通気孔が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記タンデム型感光体ユニットには、複数の前記感光体に対応して、現像剤を収容および供給する複数の現像剤供給ユニットが着脱可能に装着されており、
各前記現像剤供給ユニットには、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置される把持部が設けられていることを特徴とする、請求項2または3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記把持部には、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において、隣接する前記現像剤供給ユニットに向かって開放される凹部が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記手前側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態および離脱状態において、ともに操作可能であり、
前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において操作不能であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する離脱状態において操作可能であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記手前側把持部は、基端部を支点として遊端部が回動する取手を備えていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成装置本体には、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向下流側に形成された前記タンデム型感光体ユニットの着脱口を開閉する扉が備えられており、
前記扉は、前記着脱口を閉鎖する閉鎖位置と、前記着脱口を開放する開放位置とに移動可能であり、
前記取手は、前記手前側把持部が操作可能となる操作位置と、前記手前側把持部が操作不能となる収納位置とに回動自在であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記閉鎖位置まで移動するのに連動して前記収納位置まで回動することを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記取手は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記開放位置まで移動するのに連動して前記操作位置まで回動することを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記扉には、前記扉の開閉時に前記取手と接触して、前記取手を前記操作位置と前記収納位置とに案内するガイド部材が設けられていることを特徴とする、請求項8または9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記画像形成装置本体は、記録媒体を収容し、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向と同方向に引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱される記録媒体収容部材を備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記タンデム型感光体ユニットは、前記画像形成装置本体に対する離脱状態において、前記タンデム型感光体ユニットが載置される載置面の前記感光体に対する干渉を防止するための干渉防止手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記干渉防止手段は、前記載置面に当接され、前記感光体よりも下方へ突出する脚部であることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記現像剤供給ユニットは、前記現像剤を担持し、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記タンデム型感光体ユニットは、前記現像剤を担持し、前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
【請求項16】
各色に対応する複数の感光体を保持し、画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより画像形成装置本体から離脱されるタンデム型感光体ユニットにおいて、
引き出し方向上流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを持ち上げるための奥側把持部と、
引き出し方向下流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを引き出すため、かつ、持ち上げるための手前側把持部と
を備えていることを特徴とする、タンデム型感光体ユニット。
【請求項17】
前記手前側把持部および前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置されていることを特徴とする、請求項16に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項18】
前記画像形成装置本体には、前記奥側把持部の引き出し方向上流側に、装置本体内の空気を排気するためのダクトが設けられ、
前記奥側把持部には、前記ダクトに吸引される空気流の流れ方向に沿って貫通される通気孔が形成されていることを特徴とする、請求項16または17に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項19】
複数の前記感光体に対応して、現像剤を収容および供給する複数の現像剤供給ユニットが着脱可能に装着されており、
各前記現像剤供給ユニットには、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置される把持部が設けられていることを特徴とする、請求項17または18に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項20】
前記把持部には、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において、隣接する前記現像剤供給ユニットに向かって開放される凹部が形成されていることを特徴とする、請求項19に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項21】
前記手前側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態および離脱状態において、ともに操作可能であり、
前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において操作不能であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する離脱状態において操作可能であることを特徴とする、請求項16ないし20のいずれかに記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項22】
前記手前側把持部は、基端部を支点として遊端部が回動する取手を備えていることを特徴とする、請求項16ないし21のいずれかに記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項23】
前記画像形成装置本体には、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向下流側に形成された前記タンデム型感光体ユニットの着脱口を開閉する扉が備えられており、
前記扉は、前記着脱口を閉鎖する閉鎖位置と、前記着脱口を開放する開放位置とに移動可能であり、
前記取手は、前記手前側把持部が操作可能となる操作位置と、前記手前側把持部が操作不能となる収納位置とに回動自在であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記閉鎖位置まで移動するのに連動して前記収納位置まで回動することを特徴とする、請求項22に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項24】
前記取手は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記開放位置まで移動するのに連動して前記操作位置まで回動することを特徴とする、請求項23に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項25】
前記扉には、前記扉の開閉時に前記取手と接触して、前記取手を前記操作位置と前記収納位置とに案内するガイド部材が設けられていることを特徴とする、請求項23または24に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項26】
前記画像形成装置本体は、記録媒体を収容し、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱される記録媒体収容部材を備えており、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向が前記記録媒体収容部材の引き出し方向と同方向であることを特徴とする、請求項16ないし25のいずれかに記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項27】
前記画像形成装置本体に対する離脱状態において、前記タンデム型感光体ユニットが載置される載置面の前記感光体に対する干渉を防止するための干渉防止手段を備えていることを特徴とする、請求項16ないし26のいずれかに記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項28】
前記干渉防止手段は、前記載置面に当接され、前記感光体よりも下方へ突出する脚部であることを特徴とする、請求項27に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項29】
前記現像剤供給ユニットは、前記現像剤を担持し、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴とする、請求項19または20に記載のタンデム型感光体ユニット。
【請求項30】
前記現像剤を担持し、前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴とする、請求項19または20に記載のタンデム型感光体ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置およびその画像形成装置に着脱自在に装着されるタンデム型感光体ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
カラープリンタ等の画像形成装置においては、現像ユニットおよび感光ドラムを複数備え、複数の感光ドラムの上に各色のトナー像を連続して形成し、これら各色のトナー像を、用紙上に多重に転写することにより、カラー画像を形成する所謂タンデム型のものが普及している。
従来のタンデム型の画像形成装置では、複数の現像ユニットおよび感光ドラムの交換を、ユーザにより各色に応じて実施しなければならず、ユーザの負担が多大である。
【0003】
そのため、これら複数の現像ユニットおよび感光ドラムを、一体的な画像形成ユニットとし、画像形成ユニットを画像形成装置本体の上側から着脱させることにより、複数の現像ユニットおよび感光ドラムをまとめて交換するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特許第2003−50531号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画像形成装置本体から画像形成ユニットを着脱させる場合、着脱を完了するまで、単体の現像ユニットおよび感光ドラムに比べて重量および容量の大きい画像形成ユニットをユーザが支持しなければならないため、画像形成ユニットを落下させてしまう危険性がある。
本発明の目的は、タンデム型感光体ユニットの着脱作業を容易とすべく、最適に構成された把持部を備えたタンデム型感光体ユニット、およびタンデム型感光体ユニットが着脱可能となる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、画像形成装置本体と、各色に対応する複数の感光体を保持し、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱されるタンデム型感光体ユニットとを備え、前記タンデム型感光体ユニットは、引き出し方向上流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを持ち上げるための奥側把持部と、引き出し方向下流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを引き出すため、かつ、持ち上げるための手前側把持部とを備えていることを特徴としている。
【0006】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットは、画像形成装置本体に対する引き出し方向の上流側に奥側把持部を備え、下流側に手前側把持部を備えている。そのため、手前側把持部は、タンデム型感光体ユニットを画像形成装置本体から引き出すときには取手となり、また、手前側把持部および奥側把持部を把持して、タンデム型感光体ユニットを持ち上げることができる。その結果、タンデム型感光体ユニットを引き出す段階から持ち上げて取り外す段階まで、タンデム型感光体ユニットの手前側把持部から手を放さずに済み、また、逆にタンデム型感光体ユニットを装着する場合においても同様に手を放さずに済むため、タンデム型感光体ユニットを落下させる危険性を低減することができ、タンデム型感光体ユニットの容易な着脱が可能となる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記手前側把持部および前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、手前側把持部および奥側把持部がともに、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上、すなわちタンデム型感光体ユニットの重心を通る線上にある。そのため、手前側把持部および奥側把持部を把持して、タンデム型感光体ユニットを持ったときの安定性が良くなるため、タンデム型感光体ユニットのさらに容易な着脱が可能となる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像形成装置本体には、前記奥側把持部の引き出し方向上流側に、装置本体内の空気を排気するためのダクトが設けられ、前記奥側把持部には、前記ダクトに吸引される空気流の流れ方向に沿って貫通される通気孔が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、奥側把持部には、ダクトに吸引される空気流の流れ方向に沿って貫通される通気孔が形成されている。そのため、装置本体内の熱気や帯電手段から発生するオゾンがダクトに流れ込む場合に、それらの流れに対する、奥側把持部による流動抵抗は抑制され、その結果、それらの流れが乱れることなく、円滑にダクトへ吸込ませることができる。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記タンデム型感光体ユニットには、複数の前記感光体に対応して、現像剤を収容および供給する複数の現像剤供給ユニットが着脱可能に装着されており、各前記現像剤供給ユニットには、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置される把持部が設けられていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、各前記現像剤供給ユニットには、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置される把持部が設けられている。そのため、現像剤供給ユニットを把持する場合において、ユーザは、戸惑うことなく現像剤供給ユニットの把持部を見つけて把持することができる。
【0011】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記把持部には、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において、隣接する前記現像剤供給ユニットに向かって開放される凹部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、把持部において、隣接する現像剤供給ユニットに向かって開放される凹部が、把持部を掴むときに指の入るスペースとなるため、隣接する現像剤供給ユニット間における空間的な無駄をなくしつつ、その取り扱いを容易にすることができる。
【0012】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記手前側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態および離脱状態において、ともに操作可能であり、前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において操作不能であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する離脱状態において操作可能であることを特徴としている。
【0013】
このような構成によると、手前側把持部は、タンデム型感光体ユニットの画像形成装置本体に対する装着状態および離脱状態において、ともに操作可能であるのに対し、奥側把持部は、タンデム型感光体ユニットの画像形成装置本体に対する装着状態において操作不能であり、タンデム型感光体ユニットの画像形成装置本体に対する離脱状態において初めて操作可能となる。そのため、タンデム型感光体ユニットの、画像形成装置本体に対する、装着状態および離脱状態に至るまでの途中における取り外しが規制される。その結果、画像形成装置の不用意な抜き出しを防止できる。
【0014】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記手前側把持部は、基端部を支点として遊端部が回動する取手を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、手前側把持部の遊端部を把持してタンデム型感光体ユニットを引き出すときは、遊端部をタンデム型感光体ユニットの引き出し方向と同方向に配置することができ、また、持ち上げるときは遊端部を上方向に配置することができる。そのため、ユーザの、引き出しまたは持ち上げる力を、手前側把持部を介してタンデム型感光体ユニットに効率良く伝達することができる。また、タンデム型感光体ユニットを、引き出す際には手前側把持部が邪魔にならず、持ち上げる際には容易に持ち上げることが可能となる。
【0015】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記画像形成装置本体には、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向下流側に形成された前記タンデム型感光体ユニットの着脱口を開閉する扉が備えられており、前記扉は、前記着脱口を閉鎖する閉鎖位置と、前記着脱口を開放する開放位置とに移動可能であり、前記取手は、前記手前側把持部が操作可能となる操作位置と、前記手前側把持部が操作不能となる収納位置とに回動自在であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記閉鎖位置まで移動するのに連動して前記収納位置まで回動することを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットが画像形成装置本体に対して装着状態にある場合に、扉を閉鎖位置まで移動させると、取手が、扉の移動に連動して収納位置まで回動するので、扉の移動と取手の回動とを個別に行う労力を省くことができる。
その結果、タンデム型感光体ユニットおよび画像形成装置の操作性を向上することができる。
【0017】
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記取手は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記開放位置まで移動するのに連動して前記操作位置まで回動することを特徴としている。
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットが画像形成装置本体に対して装着状態にある場合に、扉を開放位置まで移動させると、取手が、扉の移動に連動して操作位置まで回動するので、扉の移動と取手の回動とを個別に行う労力を省くことができる。
【0018】
その結果、タンデム型感光体ユニットおよび画像形成装置の操作性をさらに向上することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載の発明において、前記扉には、前記扉の開閉時に前記取手と接触して、前記取手を前記操作位置と前記収納位置とに案内するガイド部材が設けられていることを特徴としている。
【0019】
このような構成によると、ガイド部材により、前記扉の開閉時における移動と前記取手の操作位置から収納位置までの回動とが円滑に連動される。
その結果、タンデム型感光体ユニットおよび画像形成装置の操作性をさらに向上することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、前記画像形成装置本体は、記録媒体を収容し、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向と同方向に引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱される記録媒体収容部材を備えていることを特徴としている。
【0020】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットおよび記録媒体収容部材を、画像形成装置本体から同じ方向にて引き出すことができ、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記タンデム型感光体ユニットは、前記画像形成装置本体に対する離脱状態において、前記タンデム型感光体ユニットが載置される載置面の前記感光体に対する干渉を防止するための干渉防止手段を備えていることを特徴としている。
【0021】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットを画像形成装置本体から離脱した状態において、干渉防止手段によって載置面の感光体に対する干渉を防止することができる。そのため、感光体の損傷を防止することができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記干渉防止手段は、前記載置面に当接され、前記感光体よりも下方へ突出する脚部であることを特徴としている。
【0022】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットを画像形成装置から離脱した状態において、脚部によって、感光体と載置面との間には隙間が設けられ、画像形成装置本体から取り外したタンデム型感光体ユニットを机上等に置いて作業することが可能となる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記現像剤供給ユニットは、前記現像剤を担持し、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴としている。
【0023】
このような構成によると、現像剤供給ユニットは、現像剤を担持し、タンデム型感光体ユニットに対して装着された状態において、感光体に対向配置される現像剤担持体を備えている。そのため、現像剤供給ユニットが交換時期に達した場合には、現像剤供給ユニットのみを交換することが可能となる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記タンデム型感光体ユニットは、前記現像剤を担持し、前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴としている。
【0024】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットには、現像剤、現像剤担持体および感光体が備えられているので、現像剤、現像剤担持体および感光体を一度に交換することが可能となる。
また、請求項16に記載の発明は、タンデム型感光体ユニットであって、各色に対応する複数の感光体を保持し、画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより画像形成装置本体から離脱されるタンデム型感光体ユニットにおいて、引き出し方向上流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを持ち上げるための奥側把持部と、引き出し方向下流側に設けられ、前記タンデム型感光体ユニットを引き出すため、かつ、持ち上げるための手前側把持部とを備えていることを特徴としている。
【0025】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットは、画像形成装置本体に対する引き出し方向の上流側に奥側把持部を備え、下流側に手前側把持部を備えている。そのため、手前側把持部は、タンデム型感光体ユニットを画像形成装置本体から引き出すときには取手となり、また、手前側把持部および奥側把持部を把持して、タンデム型感光体ユニットを持ち上げることができる。その結果、タンデム型感光体ユニットを引き出す段階から持ち上げて取り外す段階まで、タンデム型感光体ユニットの手前側把持部から手を放さずに済み、また、逆にタンデム型感光体ユニットを装着する場合においても同様に手を放さずに済むため、タンデム型感光体ユニットを落下させる危険性を低減することができ、タンデム型感光体ユニットの容易な着脱が可能となる。
【0026】
また、請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、前記手前側把持部および前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、手前側把持部および奥側把持部がともに、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上、すなわちタンデム型感光体ユニットの重心を通る線上にある。そのため、手前側把持部および奥側把持部を把持して、タンデム型感光体ユニットを持ったときの安定性が良くなるため、タンデム型感光体ユニットのさらに容易な着脱が可能となる。
【0027】
また、請求項18に記載の発明は、請求項16または17に記載の発明において、前記画像形成装置本体には、前記奥側把持部の引き出し方向上流側に、装置本体内の空気を排気するためのダクトが設けられ、前記奥側把持部には、前記ダクトに吸引される空気流の流れ方向に沿って貫通される通気孔が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、奥側把持部には、ダクトに吸引される空気流の流れ方向に沿って貫通される通気孔が形成されている。そのため、装置本体内の熱気や帯電手段から発生するオゾンがダクトに流れ込む場合に、それらの流れに対する、奥側把持部による流動抵抗は抑制され、その結果、それらの流れが乱れることなく、円滑にダクトへ吸込ませることができる。
【0028】
また、請求項19に記載の発明は、請求項17または18に記載の発明において、複数の前記感光体に対応して、現像剤を収容および供給する複数の現像剤供給ユニットが着脱可能に装着されており、各前記現像剤供給ユニットには、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置される把持部が設けられていることを特徴としている。
【0029】
このような構成によると、各前記現像剤供給ユニットには、前記タンデム型感光体ユニットにおける引き出し方向と直交する方向の中央を、引き出し方向に沿って通過する直線上に配置される把持部が設けられている。そのため、現像剤供給ユニットを把持する場合において、ユーザは、戸惑うことなく現像剤供給ユニットの把持部を見つけて把持することができる。
【0030】
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記把持部には、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において、隣接する前記現像剤供給ユニットに向かって開放される凹部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、把持部において、隣接する現像剤供給ユニットに向かって開放される凹部が、把持部を掴むときに指の入るスペースとなるため、隣接する現像剤供給ユニット間における空間的な無駄をなくしつつ、その取り扱いを容易にすることができる。
【0031】
また、請求項21に記載の発明は、請求項16ないし20のいずれかに記載の発明において、前記手前側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態および離脱状態において、ともに操作可能であり、前記奥側把持部は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において操作不能であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する離脱状態において操作可能であることを特徴としている。
【0032】
このような構成によると、手前側把持部は、タンデム型感光体ユニットの画像形成装置本体に対する装着状態および離脱状態において、ともに操作可能であるのに対し、奥側把持部は、タンデム型感光体ユニットの画像形成装置本体に対する装着状態において操作不能であり、タンデム型感光体ユニットの画像形成装置本体に対する離脱状態において初めて操作可能となる。そのため、タンデム型感光体ユニットの、画像形成装置本体に対する、装着状態および離脱状態に至るまでの途中における取り外しが規制される。その結果、画像形成装置の不用意な抜き出しを防止できる。
【0033】
また、請求項22に記載の発明は、請求項16ないし21のいずれかに記載の発明において、前記手前側把持部は、基端部を支点として遊端部が回動する取手を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、手前側把持部の遊端部を把持してタンデム型感光体ユニットを引き出すときは、遊端部をタンデム型感光体ユニットの引き出し方向と同方向に配置することができ、また、持ち上げるときは遊端部を上方向に配置することができる。そのため、ユーザの、引き出しまたは持ち上げる力を、手前側把持部を介してタンデム型感光体ユニットに効率良く伝達することができる。また、タンデム型感光体ユニットを、引き出す際には手前側把持部が邪魔にならず、持ち上げる際には容易に持ち上げることが可能となる。
【0034】
また、請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、前記画像形成装置本体には、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向下流側に形成された前記タンデム型感光体ユニットの着脱口を開閉する扉が備えられており、前記扉は、前記着脱口を閉鎖する閉鎖位置と、前記着脱口を開放する開放位置とに移動可能であり、前記取手は、前記手前側把持部が操作可能となる操作位置と、前記手前側把持部が操作不能となる収納位置とに回動自在であり、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記閉鎖位置まで移動するのに連動して前記収納位置まで回動することを特徴としている。
【0035】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットが画像形成装置本体に対して装着状態にある場合に、扉を閉鎖位置まで移動させると、取手が、扉の移動に連動して収納位置まで回動するので、扉の移動と取手の回動とを個別に行う労力を省くことができる。
その結果、タンデム型感光体ユニットの操作性を向上することができる。
また、請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の発明において、前記取手は、前記タンデム型感光体ユニットの前記画像形成装置本体に対する装着状態において、前記扉が前記開放位置まで移動するのに連動して前記操作位置まで回動することを特徴としている。
【0036】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットが画像形成装置本体に対して装着状態にある場合に、扉を開放位置まで移動させると、取手が、扉の移動に連動して操作位置まで回動するので、扉の移動と取手の回動とを個別に行う労力を省くことができる。
その結果、タンデム型感光体ユニットの操作性をさらに向上することができる。
また、請求項25に記載の発明は、請求項23または24に記載の発明において、前記扉には、前記扉の開閉時に前記取手と接触して、前記取手を前記操作位置と前記収納位置とに案内するガイド部材が設けられていることを特徴としている。
【0037】
このような構成によると、ガイド部材により、前記扉の開閉時における移動と前記取手の操作位置から収納位置までの回動とが円滑に連動される。
その結果、タンデム型感光体ユニットの操作性をさらに向上することができる。
また、請求項26に記載の発明は、請求項16ないし25のいずれかに記載の発明において、前記画像形成装置本体は、記録媒体を収容し、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱される記録媒体収容部材を備えており、前記タンデム型感光体ユニットの引き出し方向が前記記録媒体収容部材の引き出し方向と同方向であることを特徴としている。
【0038】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットおよび記録媒体収容部材を、画像形成装置本体から同じ方向にて引き出すことができ、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
また、請求項27に記載の発明は、請求項16ないし26のいずれかに記載の発明において、前記画像形成装置本体に対する離脱状態において、前記タンデム型感光体ユニットが載置される載置面の前記感光体に対する干渉を防止するための干渉防止手段を備えていることを特徴としている。
【0039】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットを画像形成装置本体から離脱した状態において、干渉防止手段によって載置面の感光体に対する干渉を防止することができる。そのため、感光体の損傷を防止することができる。
また、請求項28に記載の発明は、請求項27に記載の発明において、前記干渉防止手段は、前記載置面に当接され、前記感光体よりも下方へ突出する脚部であることを特徴している。
【0040】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットを画像形成装置から離脱した状態において、脚部によって、感光体と載置面との間には隙間が設けられ、画像形成装置本体から取り外したタンデム型感光体ユニットを机上等に置いて作業することが可能となる。
また、請求項29に記載の発明は、請求項19または20に記載の発明において、前記現像剤供給ユニットは、前記現像剤を担持し、前記現像剤供給ユニットの前記タンデム型感光体ユニットに対する装着状態において前記感光体と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴としている。
【0041】
このような構成によると、現像剤供給ユニットは、現像剤を担持し、タンデム型感光体ユニットに対して装着された状態において、感光体に対向配置される現像剤担持体を備えている。そのため、現像剤供給ユニットが交換時期に達した場合には、現像剤供給ユニットのみを交換することが可能となる。
また、請求項30に記載の発明は、請求項19または20に記載の発明において、前記現像剤を担持し、前記現像剤と対向配置され、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像剤担持体を備えていることを特徴としている。
【0042】
このような構成によると、タンデム型感光体ユニットには、現像剤、現像剤担持体および感光体が備えられているので、現像剤、現像剤担持体および感光体を一度に交換することが可能となる。
【発明の効果】
【0043】
請求項1に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの容易な着脱が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットのさらに容易な着脱が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、装置本体内の熱気や帯電手段から発生するオゾンの流れが乱れることなく、円滑にダクトへ吸込ませることができる。
【0044】
請求項4に記載の発明によれば、カートリッジを把持する場合において、ユーザは、戸惑うことなく現像剤供給ユニットの把持部を見つけることができる。
請求項5に記載の発明によれば、現像剤供給ユニットにおける空間的な無駄がなくなり、また、その取り扱いも容易になる。
請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置の不用意な抜き出しを防止できる。
【0045】
請求項7に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットを、引き出す際には把持部が邪魔にならず、持ち上げる際には容易に持ち上げることが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットおよび画像形成装置の操作性を向上することができる。
請求項9に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットおよび画像形成装置の操作性をさらに向上することができる。
【0046】
請求項10に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットおよび画像形成装置の操作性をさらに向上することができる。
請求項11に記載の発明によれば、画像形成装置の使い勝手が向上し、扱いやすくなる。
請求項12に記載の発明によれば、画像形成装置本体から取り外したタンデム型感光体ユニットを机上等に置いて作業することが可能となる。
【0047】
請求項13に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットを机上等に載置したときに、感光体を机面等に干渉しない高さ位置に支持することができる。
請求項14に記載の発明によれば、現像剤供給ユニットが交換時期に達した場合には、現像剤供給ユニットのみを交換することが可能となる。
請求項15に記載の発明によれば、現像剤、現像剤担持体および感光体を一度に交換することが可能となる。
【0048】
請求項16に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの容易な着脱が可能となる。
請求項17に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットのさらに容易な着脱が可能となる。
請求項18に記載の発明によれば、装置本体内の熱気や帯電手段から発生するオゾンの流れが乱れることなく、円滑にダクトへ吸込ませることができる。
【0049】
請求項19に記載の発明によれば、カートリッジを把持する場合において、ユーザは、戸惑うことなく現像剤供給ユニットの把持部を見つけることができる。
請求項20に記載の発明によれば、現像剤供給ユニットにおける空間的な無駄がなくなり、また、その取り扱いも容易になる。
請求項21に記載の発明によれば、画像形成装置の不用意な抜き出しを防止できる。
【0050】
請求項22に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットを、引き出す際には把持部が邪魔にならず、持ち上げる際には容易に持ち上げることが可能となる。
請求項23に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの操作性を向上することができる。
請求項24に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの操作性をさらに向上することができる。
【0051】
請求項25に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットの操作性をさらに向上することができる。
請求項26に記載の発明によれば、画像形成装置の使い勝手が向上し、扱いやすくなる。
請求項27に記載の発明によれば、画像形成装置本体から取り外したタンデム型感光体ユニットを机上等に置いて作業することが可能となる。
【0052】
請求項28に記載の発明によれば、タンデム型感光体ユニットを机上等に載置したときに、感光体を机面等に干渉しない高さ位置に支持することができる。
請求項29に記載の発明によれば、現像剤供給ユニットが交換時期に達した場合には、現像剤供給ユニットのみを交換することが可能となる。
請求項30に記載の発明によれば、現像剤、現像剤担持体および感光体を一度に交換することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0053】
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図、図2は、図1に示すカラーレーザプリンタの、現像カートリッジが装着されたドラムサブユニットの要部側断面図、図3は、図2に示す現像カートリッジの要部側断面図である。
【0054】
図1において、このカラーレーザプリンタ1は、複数のドラムサブユニット23が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体としての本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
【0055】
なお、以下の説明において、図1の紙面右側(本体ケーシング2におけるドラム着脱口162が形成されている側)を前側とし、図1の紙面左側を後側とする。また、図1の紙厚方向手前側を、左側とし、図1の紙厚方向手奥側を、右側とする。
また、以下に示す方向は、特に言及がない限り、ドラムユニット21および現像カートリッジ22が本体ケーシング2に装着されている状態での方向である。
(1)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部において、本体ケーシング2の後述するトレイ収容部171に対して、前側から前後方向にスライド自在に着脱され、用紙3を収容する記録媒体収容部材としての給紙トレイ7と、その給紙トレイ7の前端部上方に設けられ、互いに対向配置される分離ローラ8および分離パッド9と、分離ローラ8の後側に設けられる給紙ローラ10とを備えている。
【0056】
また、給紙部4において、用紙3の給紙側搬送経路11は、その上流側端部が、下方において分離ローラ8に隣接し、その下流側端部が、上方において後述する搬送ベルト53に隣接しており、用紙3が前側に向かって給紙され、反転後、後側に向かって排紙される、側面視略U字形状に形成されている。
給紙側搬送経路11の途中には、分離ローラ8の前側上方に設けられ、互いに対向配置される紙粉取りローラ12およびピンチローラ13と、それらの上方に設けられる1対のレジストローラ14とが設けられている。
【0057】
給紙トレイ7の内部には、用紙3が積層状に載置される用紙押圧板15が設けられている。この用紙押圧板15は、後端部において揺動自在に支持されることによって、前端部が下方に配置され、給紙トレイ7の底板に沿う載置位置と、前端部が上方に配置され、傾斜する給紙位置との間で移動自在とされている。
また、給紙トレイ7の前端部下方には、用紙押圧板15の前端部を上方に持ち上げるレバー16が設けられている。このレバー16は、用紙押圧板15の前端部下方において、上下方向に揺動自在に支持されている。
【0058】
そして、レバー16の揺動により、用紙押圧板15の前端部が、レバー16によって持ち上げられ、用紙押圧板15が給紙位置に位置される。
用紙押圧板15が給紙位置に位置されると、用紙押圧板15上の最上位の用紙3は、給紙ローラ10に押圧され、給紙ローラ10の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に向けて給紙される。
【0059】
なお、給紙トレイ7を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板15が載置位置に位置される。用紙押圧板15が載置位置に位置されると、用紙押圧板15上に用紙3を積層状に載置することができる。
給紙された用紙3は、分離ローラ8の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に挟まれ、1枚ごとに捌かれて搬送される。搬送された用紙3は、紙粉取りローラ12とピンチローラ13との間を通過し、紙粉が除去された後、給紙側搬送経路11に沿ってレジストローラ14に向けて搬送される。
【0060】
レジストローラ14は、用紙3を、レジスト後に、搬送ベルト53に搬送する。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部17、プロセス部18、転写部19および定着部20を備えている。
(2−1)スキャナ部
スキャナ部17は、本体ケーシング2の上部に1つ設けられており、図示しないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部17では、レーザ発光部から発光される各色に対応する画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラーで走査して、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後、各感光ドラム24に対応して、各色に対応して、それぞれ出射している。
(2−2)プロセス部
プロセス部18は、スキャナ部17の下方であって、給紙部4の上方に配置されており、後で詳述するが、タンデム型感光体ユニットとしての1つのドラムユニット21と、各色に対応して、現像ユニットおよび現像剤供給ユニットとしての4つの現像カートリッジ22とを備えている。
(2−2−1)ドラムユニット
ドラムユニット21は、後で詳述するが、本体ケーシング2のドラム収容部161に対して、前側から前後方向に着脱自在に装着される。このドラムユニット21は、各色に対応して、タンデム型感光体ユニットとしての4つのドラムサブユニット23を備えている。すなわち、ドラムサブユニット23は、イエロードラムサブユニット23Y、マゼンタドラムサブユニット23M、シアンドラムサブユニット23Cおよびブラックドラムサブユニット23Kの4つからなる。
【0061】
各ドラムサブユニット23は、互いに前後方向に間隔を隔てて並列的に配置されており、より具体的には、前側から後側に向かって、イエロードラムサブユニット23Y、マゼンタドラムサブユニット23M、シアンドラムサブユニット23Cおよびブラックドラムサブユニット23Kが、順次配置されている。
各ドラムサブユニット23は、後述するように、1対のサイドフレーム71と、1対のサイドフレーム71間に架設されるセンターフレーム72とを備えている(図9および図10参照)。
【0062】
各ドラムサブユニット21は、図2に示すように、感光体としての感光ドラム24、帯電手段としてのスコロトロン型帯電器25およびクリーニングブラシ68を保持している。
感光ドラム24は、幅方向(前後方向および上下方向に直交する左右方向、以下同じ。)に沿って配置され、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体26と、このドラム本体26の軸線方向に沿って配置されるドラム軸27とを備えている。
【0063】
ドラム軸27は、軸方向両端部が、後で詳述するが、サイドフレーム71(図10参照)に挿通され、後述する側板121(図7参照)によって位置決めされている。
ドラム本体26の軸方向両端部には、回動支持部材30(図12参照)が相対回転不能に嵌入されており、その回動支持部材30が、ドラム軸27の周りにおいて、相対回転可能に支持されている。これによって、ドラム本体26がドラム軸27に対して回転自在に支持される。画像形成時において、感光ドラム24には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が伝達され、感光ドラム24が回転される。
【0064】
スコロトロン型帯電器25は、感光ドラム24の斜め上側後方に、感光ドラム24と間隔を隔てて対向配置され、後述するセンターフレーム72に保持されている。このスコロトロン型帯電器25は、感光ドラム24と間隔を隔てて対向配置された放電ワイヤ28と、放電ワイヤ28と感光ドラム24との間に設けられるグリッド29とを備えている。
放電ワイヤ28には、後述するワイヤ電極80(図12参照)が接続されており、グリッド29には、後述するグリッド電極81(図12参照)が接続されている。
【0065】
スコロトロン型帯電器25では、画像形成時において、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からワイヤ電極80を介して放電ワイヤ28に高電圧を印加して、放電ワイヤ28をコロナ放電させるとともに、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からグリッド電極81を介してグリッド29を印加して、感光ドラム24に供給される電荷量を制御しつつ、感光ドラム24の表面を一様に正極性に帯電させる。
【0066】
クリーニングブラシ68は、感光ドラム24の後方において、感光ドラム24と対向して接触するように配置され、後述するセンターフレーム72に保持されている。クリーニングブラシ68には、画像形成時において、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板から後述するクリーニング電極83(図12参照)を介してクリーニングバイアスが印加される。
(2−2−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ22は、図1に示すように、各色に対応するドラムサブユニット23に対応して、それぞれ着脱自在に設けられている。すなわち、現像カートリッジ22は、イエロードラムサブユニット23Yに着脱自在に装着されるイエロー現像カートリッジ22Y、マゼンタドラムサブユニット23Mに着脱自在に装着されるマゼンタ現像カートリッジ22M、シアンドラムサブユニット23Cに着脱自在に装着されるシアン現像カートリッジ22C、および、ブラックドラムサブユニット23Kに着脱自在に装着されるブラック現像カートリッジ22Kの4つからなる。
【0067】
各現像カートリッジ22は、図3に示すように、現像フレーム31と、その現像フレーム31内に設けられる、アジテータ32、供給ローラ33、現像剤担持体としての現像ローラ34および層厚規制ブレード35とを備えている。
現像フレーム31は、下端部に開口部36が開口されるボックス形状に形成されており(図16参照)、上下方向途中に形成される隔壁39によって、トナー収容室37と現像室38とに区画されている。また、隔壁39には、トナー収容室37と現像室38とを連通する連通口40が形成されている。
【0068】
トナー収容室37には、各色に対応するトナーが収容されている。より具体的には、各現像カートリッジ22に対応して、イエロー現像カートリッジ22Yにはイエロー、マゼンタ現像カートリッジ22Mにはマゼンタ、シアン現像カートリッジ22Cにはシアン、ブラック現像カートリッジ22Kにはブラックのトナーが、それぞれ収容されている。
各色に対応するトナーは、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが用いられる。重合トナーは、略球形であり、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる、結着樹脂を主成分とし、これに、各色に対応する着色剤や、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなる。
【0069】
着色剤としては、上記した、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が、各色に対応して配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
【0070】
また、トナー収容室37には、トナー収容室37内に収容されているトナーの残量を検出するための窓142が設けられている。窓142は、現像フレーム31の両側壁141に埋設され、トナー収容室37を挟んで対向配置されている(図18参照)。
アジテータ32は、トナー収容室37内に設けられている。アジテータ32は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持される回転軸41と、その回転軸41の軸方向にわたって設けられ、回転軸から径方向外方に延びる攪拌部材42とを備えている。画像形成時において、回転軸41には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が、カップリング受動ギヤ144(図17参照)を介して伝達され、攪拌部材42がトナー収容室37内を周回移動する。
【0071】
供給ローラ33は、現像室38内において、連通口40の下方に設けられている。この供給ローラ33は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持される金属製の供給ローラ軸43と、その供給ローラ軸43の周りを被覆する導電性のスポンジからなるスポンジローラ44とを備えている。画像形成時において、供給ローラ軸43には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が、カップリング受動ギヤ144(図17参照)を介して伝達され、供給ローラ33が回転される。
【0072】
現像ローラ34は、現像室38内において、供給ローラ33に対して斜め後側下方に設けられている。この現像ローラ34は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持される金属製の現像ローラ軸45と、その現像ローラ軸45の周りを被覆する導電性のゴムからなるゴムローラ46とを備えている。
より具体的には、ゴムローラ46は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなるゴムローラ層と、そのゴムローラ層の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などを主成分とするコート層との2層構造からなる。また、現像ローラ軸45には、後述する現像ローラ電極82(図12参照)が接続されている。
【0073】
また、現像ローラ34は、供給ローラ33に対して、ゴムローラ46とスポンジローラ44とが互いに圧接するように、配置されている。また、現像ローラ34は、現像室38の開口部36から下方に向けて露出するように、配置されている(図16参照)。
現像ローラ34では、画像形成時において、現像ローラ軸45には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が、カップリング受動ギヤ144(図17参照)を介して伝達され、現像ローラ34が回転される。また、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板から現像ローラ電極82を介して現像バイアスが印加される。
【0074】
層厚規制ブレード35は、現像室38内において、現像ローラ34に上方から圧接するように設けられている。層厚規制ブレード35は、金属製の板ばね部材からなるブレード48と、ブレード48の遊端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部49とを備えている。
ブレード48の基端部が、固定部材47によって隔壁39に固定されており、ブレード48の弾性力により、ブレード48の遊端部に設けられる押圧部49が、現像ローラ34のゴムローラ46に対して上方から圧接される。
(2−2−3)プロセス部での現像動作
そして、各現像カートリッジ22では、トナー収容室37に収容されている各色に対応するトナーが、自重によって連通口40に移動し、アジテータ32によって攪拌されながら、連通口40から現像室38へ放出される。
【0075】
連通口40から現像室38へ放出されたトナーは、供給ローラ33に供給される。供給ローラ33に供給されたトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ34に供給され、このとき、供給ローラ33と、現像バイアスが印加されている現像ローラ34との間で正極性に摩擦帯電される。
現像ローラ34に供給されたトナーは、現像ローラ34の回転に伴って、層厚規制ブレード35の押圧部49と、現像ローラ34のゴムローラ46との間に進入して、一定厚さの薄層としてゴムローラ46の表面に担持される。
【0076】
一方、図2に示すように、各現像カートリッジ22に対応するドラムサブユニット23では、スコロトロン型帯電器25が、コロナ放電を発生させて、感光ドラム24の表面を一様に正帯電させる。
感光ドラム24の表面は、感光ドラム24の回転に伴って、スコロトロン型帯電器25により一様に正帯電された後、スキャナ部17からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
【0077】
さらに感光ドラム24が回転すると、次いで、現像ローラ34の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ34の回転により、感光ドラム24に対向して接触するときに、感光ドラム24の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム24の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム24の静電潜像は、現像により可視像化され、感光ドラム24の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
【0078】
なお、転写後に感光ドラム24上に残存する転写残トナーは、現像ローラ34に回収される。また、転写後に感光ドラム24上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ68によって回収される。
(2−3)転写部
転写部19は、図1に示すように、本体ケーシング2内において、給紙部4の上方であって、プロセス部18の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部19は、駆動ローラ51、従動ローラ52、搬送ベルト53、転写ローラ54およびクリーニング部55を備えている。
【0079】
駆動ローラ51および従動ローラ52は、前後方向に間隔を隔てて対向配置されており、駆動ローラ51は、ブラックドラムサブユニット23Kよりも後方に配置され、従動ローラ52は、イエロードラムサブユニット23Yよりも前方に配置されている。
搬送ベルト53は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂フィルムから形成されている。この搬送ベルト53は、駆動ローラ51と従動ローラ52との間に巻回されている。
【0080】
画像形成時において、駆動ローラ51には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が伝達され、駆動ローラ51が回転される。すると、搬送ベルト53が、駆動ローラ51および従動ローラ52の間を、各ドラムサブユニット23の感光ドラム24と対向して接触する転写位置において、感光ドラム24と同方向に回転するように周回移動されるとともに、従動ローラ52が従動される。
【0081】
転写ローラ54は、駆動ローラ51および従動ローラ52の間に巻回されている搬送ベルト53内において、各感光ドラム24と、搬送ベルト53を挟んで対向するように、それぞれ設けられている。各転写ローラ54は、金属製のローラ軸に、導電性のゴムからなるゴムローラが被覆されている。また、各転写ローラ54は、搬送ベルト53と対向して接触する転写位置において、搬送ベルト53の周回移動方向と同方向に回転するように設けられており、画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの転写バイアスが印加される。
【0082】
クリーニング部55は、駆動ローラ51および従動ローラ52の間に巻回されている搬送ベルト53の下方に配置され、1次クリーニングローラ56、2次クリーニングローラ57、掻取ブレード58およびトナー貯留部59を備えている。
1次クリーニングローラ56は、感光ドラム24および転写ローラ54が接触する上側の搬送ベルト53と反対側の、下側の搬送ベルト53と接触するように配置され、その接触位置において、搬送ベルト53の周回移動方向と同方向に回転するように設けられている。1次クリーニングローラ56には、画像形成時に、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの1次クリーニングバイアスが印加される。
【0083】
2次クリーニングローラ57は、1次クリーニングローラ56に対して下方から接触するように配置され、その接触位置において、1次クリーニングローラ56の回転方向と同方向に回転するように設けられている。2次クリーニングローラ57には、画像形成時に、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの2次クリーニングバイアスが印加される。
【0084】
掻取ブレード58は、2次クリーニングローラ57に対して下方から接触するように設けられている。
トナー貯留部59は、1次クリーニングローラ56および2次クリーニングローラ57の下方において、2次クリーニングローラ57から落下するトナーを貯留できるように設けられている。
【0085】
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ51の駆動および従動ローラ52の従動により周回移動される搬送ベルト53によって、前側から後側に向かって、各ドラムサブユニット23に対応する転写位置を、順次通過するように搬送され、その搬送中に、各ドラムサブユニット23の感光ドラム24に担持されている各色のトナー像が、順次転写され、これにより、用紙3にカラー像が形成される。
【0086】
すなわち、たとえば、イエロードラムサブユニット23Yの感光ドラム24の表面に担持されたイエローのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、マゼンタドラムサブユニット23Mの感光ドラム24の表面に担持されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、以下同様の動作によって、シアンドラムサブユニット23Cの感光ドラム24の表面に担持されたシアンのトナー像、ブラックドラムサブユニット23Kの感光ドラム24の表面に担持されたブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー像が形成される。
【0087】
一方、上記の転写動作において、搬送ベルト53の表面に付着したトナーは、クリーニング部55において、まず、搬送ベルト53の表面から、1次クリーニングバイアスにより1次クリーニングローラ56に転写され、さらに、2次クリーニングバイアスにより2次クリーニングローラ57に転写される。その後、2次クリーニングローラ57に転写されたトナーは、掻取ブレード58によって、掻き取られ、2次クリーニングローラ57から落下して、トナー貯留部59に貯留される。
(2−4)定着部
定着部20は、本体ケーシング2におけるブラックドラムサブユニット23Kよりも後側であって、感光ドラム24と搬送ベルト53とが接触する転写位置と、前後方向において対向するように配置されている。この定着部20は、加熱ローラ61および加圧ローラ62を備えている。
【0088】
加熱ローラ61は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。加熱ローラ61は、ハロゲンランプにより、その表面が定着温度に加熱される。
加圧ローラ62は、加熱ローラ61の下方において、加熱ローラ61と対向配置されている。この加圧ローラ62は、加熱ローラ61を下方から押圧する。
【0089】
そして、用紙3上に転写されたカラー像は、次いで、定着部20に搬送され、用紙3が加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を通過する間に、熱定着される。
(3)排紙部
排紙部6において、用紙3の排紙側搬送経路63は、その上流側端部が、下方において定着部20に隣接し、その下流側端部が、上方において排紙トレイ64に隣接しており、用紙3が後側に向かって給紙され、反転後、前側に向かって排紙される、側面視略U字形状に形成されている。
【0090】
排紙側搬送経路63の途中には、互いに対向する搬送ローラ65およびピンチローラ66が設けられている。また、排紙側搬送経路63の下流側端部には、1対の排紙ローラ67が設けられている。
また、排紙部6には、排紙トレイ64が設けられている。排紙トレイ64は、本体ケーシング2の上壁を、前側から後側に向かって次第に窪むように形成して、排紙される用紙3を積層状に載置できるように、形成されている。
【0091】
定着部20から搬送される用紙は、排紙側搬送経路63に沿って、搬送ローラ65およびピンチローラ66により搬送され、排紙ローラ67によって、排紙トレイ64上に排紙される。
2.ドラムユニット
図4は、ドラムユニット(現像カートリッジ装着状態)の左側斜視図、図5は、ドラムユニット(1つの現像カートリッジが離脱状態)の左側斜視図、図6は、図4に示すドラムユニットの平面図、図7は、図4に示すドラムユニットの左側面図、図8は、図7のB−B線断面図、図9は、ドラムサブユニットの分解斜視図、図10は、ドラムサブユニットの斜視図、図11は、フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付ける状態を示す左側斜視図、図12は、フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付ける状態を示す右側斜視図、図13は、側板においてドラム軸の位置決めを説明するための側面図、図14は、フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付けた後の状態を示す左側斜視図、図15は、フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付けた後の状態を示す右側斜視図である。
【0092】
次に、これら図4〜図15を参照して、ドラムユニットについて詳述する。
ドラムユニット21は、図4に示すように、各色に対応する4つのドラムサブユニット23と、前後方向に沿って並列に配設される4つのドラムサブユニット23の前後方向両側に配置されるビーム部材としてのフロントビーム96およびリヤビーム111と、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111を、幅方向の両方から挟む1対の側板121とを備えている。
【0093】
ドラムユニット21は、これら4つのドラムサブユニット23、フロントビーム96、リヤビーム111および1対の側板121が、一体的に、本体ケーシング2のドラム収容部162に対してスライド自在に着脱される。
(1)ドラムサブユニット
ドラムサブユニット23は、図9および図10に示すように、幅方向において間隔を隔てて対向配置される1対のサイドフレーム71と、各サイドフレーム71間に架設されるセンターフレーム72とを備えている。
(1−1)サイドフレーム
各サイドフレーム71は、樹脂材料から側面視略矩形板状に成形され、より具体的には、前側上方から後側下方に向かって傾斜する側面視略平行四辺形に形成されている。
【0094】
各サイドフレーム71には、幅方向において互いに対向する内壁面に、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する着脱を案内するための案内部としてのガイド溝73が形成されている。
ガイド溝73は、サイドフレーム71の内壁面において、サイドフレーム71の後側上端縁から、サイドフレーム71の前側下端近傍まで、略上下方向に沿って形成されている。ガイド溝73の上流側端部は、上方に向かって開放され、幅広に形成されている。ガイド溝73の下流側端部(最深部)は、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、現像ローラ34が感光ドラム24に接触する位置における現像ローラ軸45の位置に、対応して配置されている。ガイド溝73は、サイドフレーム71の内壁面から幅方向外側に向かって断面コ字状に窪むように形成されている。このガイド溝73には、図16に示す現像カートリッジ22において、現像ローラ34の現像ローラ軸45の軸方向両端部を被覆する導電性のカラー部材50が、スライド自在に受け入れられる。
【0095】
また、各サイドフレーム71には、ガイド溝73よりも前方の上側に、回動規制部としてのボス75が形成されている。このボス75は、サイドフレーム71の外壁面から幅方向外方へ突出する筒状に形成され、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、図17に示す現像カートリッジ22の窓142が、幅方向において対向するように配置されている。
【0096】
また、各サイドフレーム71には、感光ドラム24を支持するためのドラム支持部76が形成されている。ドラム支持部76には、サイドフレーム71の下端部に配置され、サイドフレーム71の内壁面から幅方向外側に向かって筒状に窪み、次に述べるセンターフレーム72の軸挿通筒部90を受ける受け部77を備えている。また、受け部77の中心には、サイドフレーム71の厚さ方向を貫通する軸挿通孔78が形成されている。
【0097】
また、各サイドフレーム71には、その後端部に、各サイドフレーム71をセンターフレーム72に組み付けるためのねじ92を挿通するねじ挿通孔79が、厚さ方向を貫通するように2つ形成されている。一方のねじ挿通孔79は、サイドフレーム71の後端部の下端に形成され、他方のねじ挿通孔79は、サイドフレーム71の後端部の上下方向途中に形成されている。
【0098】
また、各サイドフレーム71には、ボス75の上方に、前後方向に沿って延びる凸条84が形成されている。この凸条84は、サイドフレーム71の外壁面から幅方向外方に突出し、前後方向に沿って細長く筋状に形成されている。
また、左側のサイドフレーム71において、ガイド溝73の途中には、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、図17に示す現像カートリッジ22のカップリング受動ギヤ144が幅方向において対向する第2挿通孔としてのカップリング内側挿通孔74が形成されている。このカップリング内側挿通孔74は、左側のサイドフレーム71の厚さ方向を貫通する丸穴として形成されている。
【0099】
また、左側のサイドフレーム71には、カップリング内側挿通孔74と軸挿通孔78との間に、各側板121をドラムサブユニット23に組み付けるためのねじ136(図11参照)を螺着させるねじ螺着部85が設けられている。このねじ螺着部85は、サイドフレーム71の外壁面から幅方向外方に突出する筒状に形成されている。
また、右側のサイドフレーム71には、図12に示すように、被給電部としてのワイヤ電極80、被給電部としてのグリッド電極81、現像ローラ電極82およびクリーニング電極83が、右側のサイドフレーム71の厚さ方向を貫通するように支持され、外壁面から幅方向外側に向かって突出するように設けられている。
【0100】
ワイヤ電極80は、サイドフレーム71の前後方向および上下方向のほぼ中央であって、軸挿通部78に対して上方に配置されている。
グリッド電極81は、サイドフレーム71の後端部の上下方向途中であって、軸挿通孔78に対して斜め後側上方に配置されている。
現像ローラ電極82は、サイドフレーム71の前端部の上下方向途中であって、軸挿通孔78に対して斜め前側上方に配置されている。
【0101】
クリーニング電極83は、サイドフレーム71の後端部の上下方向途中であって、グリッド電極81の上方であって、軸挿通孔78に対して斜め後側上方に配置されている。
また、右側のサイドフレーム71の外壁面には、ワイヤ電極80を囲んで、半円弧状に幅方向外側へ突出する嵌合周壁94が、各ワイヤ電極80に対応して、4つ形成されている。
(1−2)センターフレーム
センターフレーム72は、図9および図10に示すように、各サイドフレーム71とは独立して、樹脂材料から成形されている。このセンターフレーム72は、幅方向に延びるセンタープレート86と、センタープレート86の幅方向両端部に設けられるサイドインナプレート87とを一体的に備えている。
【0102】
センタープレート86には、平面視略細長板状をなし、上下方向途中には、幅方向に沿って、スコロトロン型帯電器25を保持するための帯電器保持部88が設けられている。
帯電器保持部88には、幅方向にわたって放電ワイヤ28が張設されるとともに、そのワイヤ28の下方にグリッド29が保持されている(図2参照)。また、この帯電器保持部88には、放電ワイヤ28を挟持するワイヤクリーナ89が、幅方向においてスライド自在に保持されている。
【0103】
また、センタープレート86には、帯電器保持部88の下方に、クリーニングブラシ68を保持するためのブラシ保持部93が設けられている。
ブラシ保持部93には、幅方向にわたってクリーニングブラシ68が保持されている(図2参照)。
サイドインナプレート87は、センタープレート86の幅方向両端部において、センタープレート86から屈曲して前方に向かって延びるように形成されている。各サイドインナプレート87は、側面視において、前方が幅狭となる略三角形状に形成されており、その前端部には、ドラム軸27を挿通する軸挿通筒部90が設けられている。
【0104】
また、各サイドインナプレート87の後端部の上下方向両端には、各サイドフレーム71をセンターフレーム72に組み付けるためのねじ92を螺着させるねじ螺着部91が各サイドインナプレート87の外壁面から幅方向内側のセンタープレート86に沿って形成されている。
(1−3)ドラムサブユニットの組立
図9に示すように、センターフレーム72の幅方向両側に、サイドフレーム71をそれぞれ配置する。そして、センターフレーム72の軸挿通筒部90を、サイドフレーム71のドラム支持部76において、幅方向において軸挿通孔78と重なるように、受け部77に受け入れさせるとともに、センターフレーム72のねじ螺着部91が、サイドフレーム71のねじ挿通孔79に幅方向において重なるように、各サイドフレーム71でセンターフレーム72を挟持し、その後、ねじ92を、各ねじ挿通孔79に挿通した後、各ねじ螺着部91に螺着する。これによって、図10に示すように、センターフレーム72の幅方向両側に、サイドフレーム71がそれぞれ組み付けられ、ドラムサブユニット23が組み立てられる。
【0105】
センターフレーム72の幅方向両側にサイドフレーム71が組み付けられると、センターフレーム72のセンタープレート86は、各サイドフレーム71の後端部における下端から上下方向途中までの部分に当接され、それらの間に架設される。
また、センターフレーム72の幅方向両側にサイドフレーム71が組み付けられると、センターフレーム72の放電ワイヤ28およびグリッド29には、右側のサイドフレーム71に設けられるワイヤ電極80およびグリッド電極81が、それぞれ接続される。また、クリーニングブラシ68には、クリーニング電極83が接続される。
【0106】
また、このドラムサブユニット21には、感光ドラム24が保持される。すなわち、まず、回動支持部材30(図12参照)が相対回転不能に嵌入されるドラム本体26を、スコロトロン型帯電器25と間隔を隔てて並行するように、各サイドインナプレート87の間に配置する。次いで、このドラム本体26の軸線に沿って、センターフレーム72の各軸挿通筒部90およびサイドフレーム71の各軸挿通孔78に、ドラム軸27を挿通して、相対回転不能に固定する。そして、このドラム軸27によって、ドラム本体26を相対回転不能に支持する回動支持部材30を、相対回転可能に支持することにより、感光ドラム24が、ドラムサブユニット23に保持される。
【0107】
このように、各サイドフレーム71によってドラム軸27の両軸端部を支持することで、各サイドフレーム71は、ドラム軸27を介して互いの相対配置が位置決めされる。
(2)フロントビーム
フロントビーム96は、図11および図12に示すように、前後方向に沿って並列に配設される4つのドラムサブユニット23の前側に配置され、1対の側板121間に架設される。
【0108】
このフロントビーム96は、幅方向に対向配置される1対のフロント側壁97と、1対のフロント側壁97の間に架設されるフロント前壁98およびフロント後壁99とを備え、樹脂材料から一体的に成形されている。
各フロント側壁97は、側面視略平行四辺形板状のフロント側壁基部100と、フロント側壁基部100の下端から、斜め後側下方に延びるフロント側壁脚部101とを備えている。フロント側壁基部100の外壁面には、側板121を組み付けるためのねじ136が螺着されるフロントねじ螺着部103が設けられている。
【0109】
フロント側壁97では、フロント側壁基部100からフロント側壁脚部101に連続する後端面が、前側上方から後側下方に向かって傾斜する前側傾斜面102として形成されている。
フロント前壁98は、幅方向に沿って延びる正面視略矩形細長板状をなし、1対のフロント側壁97間において、上下方向に沿って配置されている。
【0110】
このフロント前壁98には、幅方向中央において、把持部としての手前側把持部104が設けられている。この手前側把持部104は、幅方向において間隔を隔てて対向配置される1対の把持側板105と、把持側板105間に架設される把持中央板106とを備えている。
各把時側板105は、上方から斜め前側下方に向かって突出する側面視略三角形板状をなし、フロント前壁98の前壁面から前方に向かって突出するように形成されている。
【0111】
把持中央板106は、前端部が上方に屈曲する断面L字形状をなし、各把時側板105の下端部間に架設されている。
この手前側把持部104は、その幅方向の中央が、フロントビーム96の幅方向中央と一致するように配置されており、つまり、ドラムユニット21の組み立て後において、図6に示すように、ドラムサブユニット23の幅方向中央を前後方向に通過する直線X1上に配置されている。
【0112】
フロント後壁99は、図11に示すように、幅方向に延びる背面視細長矩形板状をなし、フロント前壁98の後方に配置されている。このフロント後壁99は、各フロント側壁97の前側傾斜面102に沿って、前側上方から後側下方に向かって傾斜するように、各フロント側壁97間に架設されている。
(3)リヤビーム
リヤビーム111は、図11および図12に示すように、前後方向に沿って並列に配設される4つのドラムサブユニット23の後側に配置され、1対の側板121間に架設される。
【0113】
このフロントビーム96は、幅方向に対向配置される1対のリヤ側壁112と、1対のリヤ側壁112の間に架設されるリヤ架設壁113とを備え、樹脂材料から一体的に成形されている。
リヤ側壁112は、下方に向かって幅狭となる側面視略三角形板状をなし、その外壁面には、側板121を組み付けるためのねじ136が螺着されるリヤねじ螺着部114が設けられている。また、リヤ側壁112の前端面が、前側上方から後側下方に向かって傾斜する後側傾斜面115として形成されている。
【0114】
リヤ架設壁113は、幅方向に沿って延びる正面視略矩形細長板状をなし、1対のリヤ側壁112間において、上下方向に沿って配置されている。
このリヤ架設壁113には、幅方向中央において、把持部としての奥側把持部116が設けられている。この奥側把持部116は、リヤ架設壁113の上端部が下方に向かって背面視略凹状に窪む把持凹部117と、把持凹部117を幅方向に跨ぐように、リヤ架設壁113の上端部に連結される背面視略コ字状のリヤ取手118とを備えている。
【0115】
なお、把持凹部117とリヤ取手118との間には、後述するように、空気の流れ方向(前後方向)に沿って貫通する背面視略細長矩形状の通気孔119が形成されている。
この奥側把持部116は、その幅方向の中央が、リヤビーム111の幅方向中央と一致するように配置されており、つまり、ドラムユニット21の組み立て後において、図6に示すように、ドラムサブユニット23の幅方向中央を前後方向に通過する直線X1上に配置されている。
【0116】
また、リヤ架設壁113の前壁面は、各リヤ側壁112の後側傾斜面115に沿って、前側上方から後側下方に向かって傾斜する平面として形成されている。
(4)側板
側板121は、図11および図12に示すように、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111を、幅方向の両方から挟むことができるように1対として設けられている。
【0117】
各側板121は、ドラムサブユニット23を形成する樹脂材料の線膨張係数よりも、線膨張係数の低い材料、たとえば、金属または繊維強化樹脂から形成されており、好ましくは、金属から形成されている。
各側板121は、前後方向に延びる側面視略細長矩形板状をなし、後述するドラムユニット21の組み立てにおいて、前後方向に沿って並列に配設されるフロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111に対して、前端部がフロントビーム96に対向し、後端部がリヤビーム111に対向するように形成されている。また、上端部がサイドフレーム71の凸条84に対向し、下端部がサイドフレーム71の下端部に対向するように形成されている。
【0118】
また、各側板121の上端部は、断面L字形状となるように、幅方向外側に屈曲され、前後方向にわたって幅方向外側に延びる嵌合部としての鍔部122が形成されている。この鍔部122は、後述するドラム収容部161の案内部としてのレール164にスライド自在に嵌合される。
また、各側板121には、上端部において、各サイドフレーム71がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、各ドラムサブユニット23のボス75を受け入れる4つの光透過孔123が形成されている。
【0119】
各光透過孔123は、側板121の上端部において、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。この光透過孔123は、各サイドフレーム71がドラムサブユニット23に組み付けられ、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、図17に示す現像カートリッジ22の各窓142と、各ボス75とが、幅方向に対向する位置において、厚さ方向を貫通する丸孔として形成されている。
【0120】
また、各側板121には、下端部において、各サイドフレーム71がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、各ドラム軸27の軸方向端部を挿通する軸孔124が形成されている。
各軸孔124は、側板121の下端部において、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。この軸孔124は、各サイドフレーム71がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、各ドラム軸27の軸方向端部と幅方向に対向する位置において、厚さ方向を貫通する角孔として形成されている。より具体的には、各軸孔124は、図13に示すように、前後方向に平行しかつ上下方向に平行する側面視略矩形状に形成されており、その下側後方の角部には、対角方向外側に向かって略凹状に窪む遊嵌部125が連続して形成されている。また、この軸孔124において、上側および前側の周縁部は、互いに略直角に交差する2つの直線に沿って配置されており、後述するように、ドラム軸27が、それぞれ点接触する、軸位置決め手段としての当接面131とされている。
【0121】
また、各側板121には、軸孔124を前後方向に挟んで、軸孔124よりもやや上方に、1対の係止孔126が、各軸孔124に対応してそれぞれ形成されている。なお、右側の側板121の一方の係止孔126は、後述する中央開口部133から連続して形成されている。
1対の係止孔126には、軸位置決め手段の付勢手段としての針金ばね127が係止されている。針金ばね127は、側面視略V字状の針金からなり、その上側両端部が幅方向外側に屈曲されている。
【0122】
各針金ばね127は、側板121の内壁面に沿って配置され、その上側両端部が1対の係止孔126にそれぞれ係止されている。これによって、針金ばね127は、1対の係止孔126間において、その中央が下方に窪む側面視略V字状に、側板121に保持されている。また、針金ばね127の後側は、軸孔124と遊嵌部125との間を、前側下方から後側上方に斜めに横切るように、配置されている。
【0123】
また、各側板121には、図11および図12に示すように、前端部において、各側板121がフロントビーム96に組み付けられた状態で、フロント側壁基部100のフロントねじ螺着部103に対向し、ねじ136を挿通するための前側ねじ挿通孔128が形成されている。
また、各側板121には、後端部において、各側板121がリヤビーム111に組み付けられた状態で、リヤ側壁112のリヤねじ螺着部114に対向し、ねじ136を挿通するための後側ねじ挿通孔129が形成されている。
【0124】
また、左側の側板121には、図5および図14に示すように、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられ、さらに、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、各現像カートリッジ22のカップリング受動ギヤ144が幅方向において対向する第1挿通孔としてのカップリング外側挿通孔130が、それぞれ形成されている。
【0125】
各カップリング外側挿通孔130は、側板121の上下方向中央において、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。このカップリング外側挿通孔130は、各サイドフレーム71がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、左側のサイドフレーム71のカップリング内側挿通部74と幅方向において対向する位置において、厚さ方向を貫通する丸穴として形成されている。
【0126】
また、左側の側板121には、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、左側の各サイドフレーム71のねじ螺着部85に対向し、ねじ136を挿通するための中間ねじ挿通孔132が、それぞれ形成されている。
各中間ねじ挿通孔132は、各カップリング外側挿通孔130と各軸孔124との間において、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。
【0127】
また、右側の側板121には、図12および図15に示すように、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、右側の各サイドフレーム71に設けられるワイヤ電極80およびグリッド電極81を、右側の側板121に対して幅方向外側へ露出させるための開口部としての中央開口部133が形成されている。
各中央開口部133は、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。この中央開口部133は、ワイヤ電極80を含む嵌合周壁94を嵌合させ、かつ、グリッド電極81を挿通させることができる大きな開口部として形成されている。
【0128】
また、右側の側板121には、各中央開口部133の前方に、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、現像ローラ電極82を、右側の側板121に対して幅方向外側へ露出させるための開口部としての前側開口部134が形成されている。各前側開口部134は、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、現像ローラ電極82と幅方向において対向し、各中央開口部133に対応して、4つ形成されている。
【0129】
また、右側の側板121には、各中央開口部133の後方に、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、クリーニング電極83を、右側の側板121に対して幅方向外側へ露出させるための開口部としての後側開口部135が形成されている。各後開口部135は、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、クリーニング電極83と幅方向において対向し、各中央開口部133に対応して、4つ形成されている。
(5)ドラムユニットの組立
まず、4つのドラムサブユニット23を前後方向において隣接して配設する。4つのドラムサブユニット23を前後方向において隣接して配設するには、図11および図12に示すように、互いに隣接するドラムサブユニット23において、前側のドラムサブユニット23の各サイドフレーム71の後端面に、後側のドラムサブユニット23の各サイドフレーム71の前端面を当接させる。これによって、各ドラムサブユニット23が、前側上方から後側下方に向かって傾斜する状態で、前後方向に沿って隣接配置される。
【0130】
次いで、最前端位置のドラムサブユニット23に、フロントビーム96を隣接して配設するとともに、最後端位置のドラムサブユニット23にリヤビーム111を隣接して配設する。最前端位置のドラムサブユニット23に、フロントビーム96を隣接して配設するには、フロントビーム96の前側傾斜面102に、最前端位置のドラムサブユニット23の各サイドフレーム71の前端面を当接させる。また、最後端位置のドラムサブユニット23にリヤビーム111を隣接して配設するには、リヤビーム111の後側傾斜面115に、最後端位置のドラムサブユニット23の各サイドフレーム71の後端面を当接させる。
【0131】
そして、前後方向に沿って配設された、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111の幅方向両側に、各側板121を配置して、ねじ136を介して、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111に、各側板121を組み付ける。
左側の側板121を、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111の幅方向左側に組み付けるには、図11に示すように、左側の側板121の前側ねじ挿通孔128を、フロントビーム96の左側のフロントねじ螺着部103と幅方向において対向配置し、左側の側板121の後側ねじ挿通孔129を、リヤビーム111の左側のリヤねじ螺着部114と幅方向において対向配置し、左側の側板121の中間ねじ挿通孔132を、各ドラムサブユニット23の左側のねじ螺着部85と幅方向において対向配置する。
【0132】
次いで、左側の側板121の内壁面を、各ドラムサブユニット23の左側のサイドフレーム71の凸条84に当接させて、左側の側板121の各軸孔124に、ドラム軸27の軸方向左側端部を挿通するとともに、左側の側板121の各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23の左側のサイドフレーム71のボス75を、ボス75が幅方向外方へ露出するように嵌合させる。左側の側板121の各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23の左側のサイドフレーム71のボス75を嵌合させることにより、各ドラムサブユニット23の左側の側板121に対するドラム軸27を中心とする回動が規制される。
【0133】
そして、図11に示すように、ねじ136を、前側ねじ挿通孔128に挿通し、フロントねじ螺着部103に螺着させ、後側ねじ挿通孔129に挿通し、リヤねじ螺着部114に螺着させ、各中間ねじ挿通孔132に挿通し、各ねじ螺着部85に螺着させる。これによって、図14に示すように、左側の側板121が、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111の左側に組み付けられる。
【0134】
右側の側板121を、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111の幅方向右側に組み付けるには、図12に示すように、右側の側板121の前側ねじ挿通孔128を、フロントビーム96の右側のフロントねじ螺着部103と幅方向において対向配置し、右側の側板121の後側ねじ挿通孔129を、リヤビーム111の右側のリヤねじ螺着部114と幅方向において対向配置する。
【0135】
次いで、右側の側板121の内壁面を、各ドラムサブユニット23の右側のサイドフレーム71の凸条84に当接させて、右側の側板121の各軸孔124に、ドラム軸27の軸方向右側端部を挿通するとともに、右側の側板121の各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23の右側のサイドフレーム71のボス75を、ボス75が幅方向外方へ露出するように嵌合させる。また、右側の側板121の中央開口部133に、各ドラムサブユニット23の嵌合周壁94を嵌合させる。右側の側板121の各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23の右側のサイドフレーム71のボス75を嵌合させることにより、各ドラムサブユニット23の右側の側板121に対するドラム軸27を中心とする回動が規制される。
【0136】
そして、図12に示すように、ねじ136を、前側ねじ挿通孔128に挿通し、フロントねじ螺着部103に螺着させ、後側ねじ挿通孔129に挿通し、リヤねじ螺着部114に螺着させる。これによって、図15に示すように、右側の側板121が、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111の右側に組み付けられる。
【0137】
このようにして組み立てられたドラムユニット21では、図14および図15に示すように、各ドラムサブユニット23において1対のサイドフレーム71間に支持されるドラム軸27は、その軸方向両端部が、各側板121の軸孔124に挿通される。ドラム軸27の軸方向端部は、軸孔124に挿通された状態において、図13に示すように、軸孔124と遊嵌部125との間を、前側下方から後側上方に斜めに横切る針金ばね127によって、ドラム軸27を挟んで対向する上側および前側の当接面131に向かって、斜め上側前方に付勢される。これによって、ドラム軸27は、その軸方向両端部が、針金ばね127によって点接触で押圧されるとともに、上側および前側の当接面131に点接触で当接する。これによって、ドラム軸27の軸方向両端部は、3点接触により、1対の側板121間において、精度よく位置決めされる。
【0138】
また、このようにして組み立てられたドラムユニット21では、図14に示すように、左側の側板121に形成された各カップリング外側挿通孔130が、各ドラムサブユニット23の左側のサイドフレーム71のカップリング内側挿通部74と幅方向において対向する。
また、このようにして組み立てられたドラムユニット21では、図15に示すように、右側の側板121に形成された各中央開口部133から、グリッド電極81およびワイヤ電極80が幅方向外側へ露出されるとともに、各前側開口部134から、現像ローラ電極82が幅方向外側へ露出され、後側開口部135から、クリーニング電極83が幅方向外側へ露出される。
3.現像カートリッジ
図16は、現像カートリッジの背面図、図17は、現像カートリッジの左側面図である。次に、図2ないし図6、図16および図17を参照して、現像カートリッジについて詳述する。
(1)現像カートリッジ
上記したように、現像カートリッジ22は、図16に示すように、現像フレーム31の開口部36から、現像ローラ34が下方に向けて露出するように配置されている。また、現像ローラ34の現像ローラ軸45は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持されており、現像フレーム31の両側壁141から、軸方向両端部が幅方向両側へ突出するように設けられている。また、現像ローラ軸45の軸方向両端部には、導電性のカラー部材50が被覆されている。
【0139】
また、図3および図17に示すように、トナー収容室37を区画する現像フレーム31の両側壁141には、トナーの残量を検出するための窓142が埋設されている。この窓142は、トナー収容室37内のトナーの残量を、後述する発光素子174および受光素子175からなる光センサ173(図8参照)によって光学的に検知させるための検知光を、幅方向に沿って通過させる。
【0140】
また、現像カートリッジ22には、左側の側壁141に、ギヤカバー143によって被覆されるギヤ機構部(図示せず)が設けられている。このギヤ機構部は、ギヤカバー143から露出するカップリング受動ギヤ144と、このカップリング受動ギヤ144に噛合するギヤトレイン(図示せず)とを備えている。
カップリング受動ギヤ144には、後述するように、本体ケーシング2内に設けられる駆動伝達手段としてのカップリング入力軸145(図5参照)が、進退自在かつ相対回転不能に結合される。このカップリング入力軸145には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達されている。
【0141】
ギヤトレイン(図示せず)は、アジテータ32の回転軸41と噛合するアジテータ駆動ギヤ、供給ローラ33の供給ローラ軸43と噛合する供給ローラ駆動ギヤ、現像ローラ34の現像ローラ軸45と噛合する現像ローラ駆動ギヤなどを備えており、これらが中間ギヤなどを介してカップリング受動ギヤ144に噛合している。
また、現像フレーム31には、図5および図17に示すように、把持部としての現像カートリッジ把持部146が設けられている。この現像カートリッジ把持部146は、現像フレーム31の上壁147において、幅方向中央に設けられており、現像フレーム31の上壁147が下方に向かって窪む凹部148と、凹部148の後端部に設けられる取手149とを備えている。
【0142】
凹部148は、図6に示すように、各現像カートリッジ22がドラムユニット21に装着された状態で、隣接する前方の現像カートリッジ22に向かって開放されるように、その前端部が切り欠かれる平面視略矩形凹状に形成されている。
取手149は、凹部148の後端部において、幅方向に沿って延びるように設けられている。この取手149は、凹部148を幅方向において挟む把持側壁150と、把持側壁150間に架設される把持中央壁151とを備えている。
【0143】
把持側壁150は、後側に向かって幅狭となる側面視三角形状をなし、凹部148の幅方向両端部から、上方に向かって延びるように形成されている。また、把持中央壁151は、把持側壁150の上端縁間に架設されている。
これによって、取手149は、凹部148に沿って前方から把持中央壁151の内壁面に指を入れて、上方に引き出せるように、形成されている。
【0144】
また、この現像カートリッジ把持部146は、その幅方向の中央が、現像フレーム31の幅方向中央と一致するように配置されており、つまり、ドラムユニット21へ装着後において、図6に示すように、ドラムサブユニット23の幅方向中央を前後方向に通過する直線X1上に配置されている。
(2)現像カートリッジのドラムユニットへの装着
各色に対応する現像カートリッジ22を、ドラムユニット21の各色に対応するドラムサブユニット23へ装着するには、まず、図5に示すように、ドラムユニット21の上方から、現像カートリッジ22を、その現像カートリッジ22に対応するドラムサブユニット23へ装着する。
【0145】
より具体的には、現像カートリッジ22の現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50を、対応するドラムサブユニット23の各サイドフレーム71に形成されるガイド溝73に挿入して、そのガイド溝73に沿って、現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50がスライドするように、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して下方へ押し込む。現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50が、ガイド溝73の最深部に当接すると、それ以上の現像カートリッジ22の押し込みが規制され、現像ローラ34が感光ドラム24に接触し、これによって、図4に示すように、現像カートリッジ22が、対応するドラムサブユニット23へ装着される。
【0146】
現像カートリッジ22が、対応するドラムサブユニット23へ装着されると、現像ローラ軸45の右側の軸方向端部のカラー部材50が、右側のサイドフレーム71に設けられている現像ローラ電極82に接続される。
また、現像カートリッジ22が、対応するドラムサブユニット23へ装着されると、図7および図8に示すように、現像フレーム31の左側の側壁141に埋設される左側の窓142が、左側のサイドフレーム71に形成されるボス75、および、左側の側板121に形成される光透過孔123と、検知光が通過できるように、幅方向において対向する。また、現像フレーム31の右側の側壁141に埋設される右側の窓142が、右側のサイドフレーム71に形成されるボス75、および、右側の側板121に形成される光透過孔123と、検知光が通過できるように、幅方向において対向する。
【0147】
また、現像フレーム31の左側の側壁141に設けられるギヤカバー143から露出するカップリング受動ギヤ144が、左側のサイドフレーム71に形成されるカップリング内側挿通孔74、および、左側の側板121に形成されるカップリング外側挿通孔130と、カップリング入力軸145が進退自在に通過できるように、幅方向において対向する。
【0148】
そして、すべての現像カートリッジ22がドラムサブユニット23へ装着されると、図6に示すように、フロントビーム96の手前側把持部104と、各現像カートリッジ22の現像カートリッジ把持部146と、リヤビーム111の奥側把持部116とが、前後方向に沿って重なるように配置され、より具体的には、ドラムサブユニット23の幅方向中央を前後方向に通過する直線X1上に配置される。
【0149】
また、すべての現像カートリッジ22がドラムサブユニット23へ装着された状態において、各現像カートリッジ22は、凹部148に沿って前方から把持中央壁151の内壁面に指を入れて、取手149を引っ掛けて、上方に持ち上げれば、上方へ引き出すことができる。
そして、このように、すべての現像カートリッジ22をドラムサブユニット23へ装着した後、図1に示すように、ドラムユニット21を、本体ケーシング2の後述するドラム収容部161へ装着すれば、上記した画像形成動作により、用紙3にカラー画像を形成することができる。
4.本体ケーシング
図18は、ドラムユニットの本体ケーシングに対する装着状態を示す斜視図、図19は、図18の一部切欠斜視図、図20は、ドラムユニットの本体ケーシングに対する引き出し途中状態を示す斜視図、図21は、ドラムユニットの本体ケーシングに対する離脱状態を示す斜視図である。
【0150】
次に、図18ないし図21を参照して、本体ケーシング2について説明する。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、図18に示すように、前側が開放される側面視略矩形状のボックス形状をなし、その内部には、ドラムユニット21を収容するドラム収容部161が形成されている。また、本体ケーシング2の前壁170には、ドラム収容部161に連通するドラム着脱口162が形成されている。
【0151】
また、本体ケーシング2の前壁170には、図1に示すように、ドラム着脱口162を開閉するための扉としてのフロントカバー163が設けられている。このフロントカバー163は、本体ケーシング2のドラム着脱口162の下端部に設けられるヒンジ(図示せず)を介して回動自在に支持されており、本体ケーシング2に対して開閉自在に設けられている。これによって、フロントカバー163を、ヒンジを支点として閉じると、フロントカバー163によってドラム着脱口162が閉鎖(このときのフロントカバー163の位置を閉鎖位置と呼ぶ。)され、逆に、フロントカバー163を、ヒンジを支点として開くと、ドラム着脱口162が開放(このときのフロントカバー163の位置を開放位置と呼ぶ。)され、このドラム着脱口162を介して、ドラムユニット21をドラム収容部161に対して前方から着脱させることができる。
【0152】
また、ドラム収容部161には、図19に示すように、ドラムユニット21の各側板121の鍔部122をスライド自在に嵌合する案内部としてのレール164が設けられている。
レール164は、本体ケーシング2の幅方向に対向する両側壁165の内壁面において、前後方向に沿って延び、互いに幅方向に対向するように設けられている。各レール164は、上レール166と下レール167とを備え、それら上レール166および下レール167が、鍔部122を挟持可能な間隔を隔てて上下方向において対向配置されている。
【0153】
また、この本体ケーシング2は、ドラム収容部161の下方に、給紙トレイ7を収容するトレイ収容部171が形成されている。また、本体ケーシング2の前壁170には、トレイ収容部171に連通するトレイ着脱口172が形成されている。
トレイ収容部171には、上記した給紙トレイ7が、前後方向に沿ってスライド自在に装着されており、給紙トレイ7は、トレイ収容部171に対する装着状態から、前方に引き出せば、トレイ収容部171から離脱させることができる。
【0154】
また、本体ケーシング2内には、図1および図19に示すように、本体ケーシング2内の熱気を排気して、スコロトロン型帯電器25から発生するオゾンを吸引するためのダクト168が設けられている。このダクト168は、ドラムユニット21がドラム収容部161に装着された状態で、そのドラムユニット21の後方に配置されている。また、このダクト168には、吸引口169が、前側に臨むように形成されている。
【0155】
ドラムユニット21のドラム収容部161に対する装着状態において、画像形成時に、ダクト168の吸引口169から本体ケーシング2内の空気が吸引されると、図1および図19の矢印に示すように、スキャナ部17とドラムユニット21との間において、前側から後側に向かう空気流が形成される。本体ケーシング2内の熱気や各スコロトロン型帯電器25から発生するオゾンは、一旦、スキャナ部17とドラムユニット21との間まで上昇した後、その空気流に従って、ダクト168の吸引口169へと吸引される。
【0156】
また、リヤビーム111に設けられる奥側把持部116には、把持凹部117とリヤ取手118との間に、空気流の流れ方向に沿って貫通する通気孔119が形成されているので、空気流は、この通気孔119内を流通して吸引口169へと吸引される。
また、ドラムユニット21がドラム収容部161に装着された状態では、図5に示すように、各カップリング受動ギヤ144に対応する各カップリング入力軸145が、左側の側板121に形成される各カップリング外側挿通孔130と、その幅方向内側に配置される左側のサイドフレーム73に形成される各カップリング内側挿通孔74とに挿通され、各現像カーリッジ22のカップリング受動ギヤ144に、相対回転不能に連結される。
【0157】
これによって、各現像カートリッジ22では、図示しないモータからの駆動力が、カップリング入力軸145からカップリング受動ギヤ144へと伝達され、図示しないギヤトレインを介して、アジテータ32、供給ローラ33および現像ローラ34が回転駆動される。
なお、カップリング入力軸145は、各カップリング受動ギヤ144に対応して本体ケーシング2に設けられている。各カップリング入力軸145は、フロントカバー163の開閉に連続して、カップリング受動ギヤ144に対して進退され、つまり、フロントカバー163が開放されると、カップリング受動ギヤ144に対して退避して連結解除され、フロントカバー163が閉鎖されると、カップリング受動ギヤ144に対して進出して連結される。
【0158】
また、本体ケーシング2には、図8に示すように、各現像カートリッジ22に対応して、トナー収容室37内のトナーの残量を検知するための光センサ173が、それぞれ設けられている。
各光センサ173は、発光素子174および受光素子175を備え、これら発光素子174および受光素子175は、ドラムユニット21を挟んで対向配置(発光素子174が右側、受光素子175が左側)されている。
【0159】
発光素子174および受光素子175は、対応する現像カートリッジ22がドラムユニット21に装着され、かつ、ドラムユニット21がドラム収容部171に装着されている状態において、1対の光透過孔123の幅方向外側において、これら1対の光透過孔123と幅方向において対向するように配置されている。
これによって、発光素子174から出射される検知光は、右側の光透過孔123に嵌合されているボス75内を通過した後、右側の窓142を介してトナー収容室37に入射され、トナー収容室37内を通過した後、左側の窓142を介して出射され、左側の光透過孔123に嵌合されているボス75内を通過した後、受光素子175にて検知される。
【0160】
この光センサ173では、検知光の検知の頻度に対応して、トナー収容室37内のトナーの残量を判別するようにしており、トナー収容室37内のトナーの残量がわずかになると、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、右側の側板121に形成された各中央開口部133から露出するワイヤ電極80およびグリッド電極81、また、各前側開口部134から露出する現像ローラ電極82、さらには、後側開口部135から露出するクリーニング電極83には、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板に接続されている各端子が、それぞれ接続される。
(2)ドラムユニットの本体ケーシングからの離脱
本体ケーシング2のドラム収容部161に対して装着状態にあるドラムユニット21を、そのドラム収容部161から離脱させるには、まず、図1に示すフロントカバー163を、ヒンジを支点として開いて、ドラム着脱口162を開放する。すると、図18に示すように、フロントビーム96に設けられた手前側把持部104が、ドラムユニット21の引き出し方向(後側から前側に向かう方向)において手前側(引き出し方向下流側:前側)に配置されているため、ドラム着脱口162から露出して操作可能となる。
【0161】
なお、ドラムユニット21のドラム収容部161に対する装着状態では、リヤビーム111に設けられている奥側把持部116は、ドラムユニット21の引き出し方向において奥側(引き出し方向上流側:後側)に配置されているため、フロントカバー163を開いても、ドラム着脱口162からは露出せず、操作不能である。
そして、手前側把持部104を把持して前方に引っ張ると、図20に示すように、鍔部122が、レール164によって案内され、上レール166と下レール167との間を前方に向かってスライド移動して、ドラムユニット21が前方に引き出される。
【0162】
その後、さらに、ドラムユニット21を前方に引き出すと、図21に示すように、鍔部122がレール164から外れ、ドラムユニット21がドラム収容部161から離脱される。ドラム収容部161から離脱するまでドラムユニット21を前方に引き出すと、ドラムユニット21の引き出し方向において奥側に配置されていた奥側把持部116が、ドラム着脱口162から露出して操作可能となる。
【0163】
そのため、ドラムユニット21をドラム収容部161から離脱させたときには、奥側把持部116と手前側把持部104との両方を把持して、上方に持ち上げれば、そのまま、ドラムユニット21を搬送することができる。
5.ドラムユニットの組立等の作用効果
このカラーレーザプリンタ1では、4つのサブドラムユニット23を備えるドラムユニット21を、本体ケーシング2に対して一体的に着脱させることができる。そのため、ユーザが、各色に対応するサブドラムユニット23を取り違えるなどの混乱を防止することができる。また、このサブドラムユニット23では、各サブドラムユニット23を1対の側板121で挟むように組み立てるので、構成が簡易であり、製造工程の簡略およびコストの低減を図ることができる。また、修理においても、修理が必要なサブドラムユニット23のみを交換することができ、コストの低減を図ることができる。しかも、容易に分解できるので、リサイクルにも便利である。
【0164】
さらには、互いに隣接するサブドラムユニット23同士を連結していくと、各感光ドラム24間の位置決めに誤差が累積されるが、このように、独立したサブドラムユニット23を1対の側板121で連結すれば、各感光ドラム24間の位置決めに誤差の累積がなく、各感光ドラム24間を精度よく位置決めすることができる。
また、各サブドラムユニット23に保持される感光ドラム24のドラム軸27の軸方向両端部が、各側板121において、軸孔124に挿通された状態において、軸孔124と遊嵌部125との間を、前側下方から後側上方に斜めに横切る針金ばね125によって、ドラム軸27を挟んで対向する上側および前側の当接面131に向かって、斜め上側前方に付勢される。これによって、ドラム軸27は、その軸方向両端部が、針金ばね125によって点接触で押圧されるとともに、上側および前側の当接面131に点接触で当接する。これによって、ドラム軸27の軸方向両端部は、3点接触により、1対の側板121間において、精度よく位置決めされる。そのため、より一層、各感光ドラム24間を精度よく位置決めすることができる。また、このように位置決めすれば、簡易な構成により精度のよい位置決めを達成することができる。
【0165】
また、各側板121は、ドラムサブユニット23を形成する樹脂材料の線膨張係数よりも、線膨張係数の低い材料、たとえば、金属または繊維強化樹脂から形成されており、好ましくは、金属から形成されている。そのため、ドラムユニット21の剛性を確保することができ、かつ、各感光ドラム24間のより一層精度のよい位置決めを達成することができる。また、側板121を、金属または繊維強化樹脂から形成すれば、加工が容易であり、コストの低減を図ることができる。とりわけ、側板121を、金属から形成すれば、ドラム軸27の軸方向端部は、側板121の軸孔124に挿通され、その軸孔124において、側板121に接触するように位置決めされるので、側板121を感光ドラム24のアースとして用いることができる。そのため、別途、アースのための部材を必要とせず、部品点数の低減を図ることができる。
【0166】
また、このカラーレーザプリンタ1では、ドラムユニット21を本体ケーシング2のドラム装着部161に対して着脱させるときには、各側板121の鍔部122を、レール164の上レール166と下レール167との間に嵌合させ、そのレール164によって鍔部122を案内させて、上レール166と下レール167との間を前後方向に沿ってスライド移動させることができる。そのため、ジャム処理や部品交換などのメンテナンス作業の容易化を図ることができる。
【0167】
また、ドラムユニット21には、前後方向両側において、フロントビーム96およびリヤビーム111が、1対の側板121間にそれぞれ架設されている。そのため、ドラムユニット21の剛性を補強することができる。
また、フロントビーム96およびリヤビーム111には、手前側把持部104および奥側把持部116が、それぞれ設けられている。そのため、これら手前側把持部104および奥側把持部116を把持して、ドラムユニット21を操作することができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
【0168】
また、このドラムユニット21では、各色に対応した各ドラムサブユニット23に、各色に対応した現像カートリッジ22が着脱自在に装着される。そのため、各ドラムサブユニット23に対して、対応する現像カートリッジ22のみを交換することができ、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、このドラムユニット21は、本体ケーシング2のドラム収容部161に装着されると、各カップリング受動ギヤ144に対応する各カップリング入力軸145が、左側の側板121に形成される各カップリング外側挿通孔130と、その幅方向内側に配置される左側のサイドフレームに形成される各カップリング内側挿通孔74とに挿通され、各現像カーリッジ22のカップリング受動ギヤ144に、相対回転不能に連結される。そのため、本体ケーシング2に設けられる図示しないモータからの駆動力を、カップリング入力軸145からカップリング受動ギヤ144へと伝達することにより、各現像カートリッジ22のアジテータ32、供給ローラ33および現像ローラ34を確実に回転駆動させることができる。
【0169】
また、各ドラムサブユニット23では、感光ドラム24を支持する1対のサイドフレーム71間に、スコロトロン型帯電器25を支持するセンターフレーム72が架設されている。そのため、スコロトロン型帯電器25を、感光ドラム24の軸方向に沿って、感光ドラム24に対して間隔を隔てて確実に対向配置することができる。そのため、感光ドラム24の精度のよい帯電を達成することができる。
【0170】
また、各ドラムサブユニット23では、現像カートリッジ22の現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50を、サイドフレーム71に形成されるガイド溝73と嵌合させて、そのガイド溝73に沿って、現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50がスライドするように、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して着脱させれば、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して確実に着脱させることができる。
【0171】
また、このドラムユニット21では、右側の側板121において、ワイヤ電極80およびグリッド電極81が中央開口部133から露出し、現像ローラ電極82が前側開口部134から露出し、クリーニング電極83が後側開口部135から露出する。そのため、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板に接続されている各端子を、それぞれ確実に接続することができる。
【0172】
また、各ドラムサブユニット23では、1対のサイドフレーム71と、センターフレーム72とは、それぞれ別体で形成されている。
たとえば、1対のサイドフレーム71とセンターフレーム72とを、一体で成形しようとすると、型抜きの関係上、成形型が複雑になり、成形作業も煩雑となって、コストの上昇が不可避となる。
【0173】
しかし、このように、1対のサイドフレーム71とセンターフレーム72とを、それぞれ別体として形成した後、それらを組み立てることにより、ドラムサブユニット23を形成すれば、成形型を簡易な構成として、成形作業の効率化を図ることができる。その結果、コストの低減を図ることができる。
また、各ドラムサブユニット23では、感光ドラム24のドラム軸27を介して、1対のサイドフレーム71の相対配置が位置決めされる。そのため、感光ドラム24のドラム軸27を中心として、1対のサイドフレーム71とセンターフレーム72とが組み付けられるので、ドラムサブユニット23に対する感光ドラム24のドラム軸27の位置決め精度の向上を図ることができる。
【0174】
また、ドラムユニット21の組み立てにおいては、1対の側板121の各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23のサイドフレーム71のボス75を嵌合させることにより、各ドラムサブユニット23の1対の側板121に対するドラム軸27を中心とする回動が規制される。そのため、各ドラムサブユニット23の1対の側板121に対する精度のよい位置決めを達成することができる。
【0175】
また、1対の側板121の各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23のサイドフレーム71のボス75を嵌合させれば、発光素子174から出射される検知光を、右側の光透過孔123に嵌合されているボス75内を通過させた後、右側の窓142を介してトナー収容室37に入射させ、トナー収容室37内を通過した後、左側の窓142を介して出射させ、左側の光透過孔123に嵌合されているボス75内を通過させた後、受光素子175にて検知させることができる。そのため、トナー収容室37内のトナーの残量を精度よく検知することができる。
6.ドラムユニットの着脱等の作用効果
このカラーレーザプリンタ1では、4つのサブドラムユニット23を備えるドラムユニット21を、本体ケーシング2に対して一体的に着脱させることができる。詳しくは、ドラムユニット21の引き出し方向手前側となるフロントビーム96のフロント前壁98に設けられた手前側把持部104を取手として把持することにより、ドラムユニット21を本体ケーシング2から、レール164に沿って前後方向にスライドさせて引き出すことができる。その後、手前側把持部104と、ドラムユニット21の引き出し方向奥側となるリヤビーム111のリヤ架設壁113に設けられた奥側把持部116とを把持することにより、ドラムユニット21を持ち上げることができる。そのため、ドラムユニット21を引き出す段階から持ち上げて取り外す段階まで、ドラムユニット21の手前側把持部104から手を放さずに済み、また、逆にドラムユニット21を本体ケーシング2に装着する場合においても同様に手を放さずに済むため、ドラムユニット21を落下させる危険性を低減することができ、ドラムユニット21の容易な着脱が可能となる。
【0176】
また、手前側把持部104は、前述したフロント前壁98の幅方向中央に設けられており、奥側把持部116も同様に、リヤ架設壁113の幅方向中央に設けられており、手前側把持部104と奥側把持部116とは、幅方向における位置が等しく配置されている。すなわち、手前側把持部104と奥側把持部116との幅方向における位置は、ドラムユニット21の幅方向における中央位置、すなわちドラムユニット21の重心を通る直線X1上にある。そのため、手前側把持部104および奥側把持部116を把持して、ドラムユニット21を持ったときの安定性が良くなるため、ドラムユニット21のさらに容易な着脱が可能となる。
【0177】
また、本体ケーシング2内には、ドラムユニット21がドラム収容部161に装着された状態で、ダクト168がドラムユニット21の後方に配置されており、そのダクト168においては、吸引口169が前側に臨むように形成されている。そのダクト168の吸引口169に前後方向で対向するように、奥側把持部116には、把持凹部117とリヤ取手118との間に通気孔119が形成されている。この通気孔119は、ダクト168の吸込口169から本体ケーシング2内の空気が吸引されたときに形成される空気流(図1および図19の矢印方向)の流れ方向に沿って貫通するように形成されているので、その空気流に対する、奥側把持部116の流動抵抗は抑制される。そのため、本体ケーシング2内の熱気や各スコロトロン型帯電器25から発生するオゾンを、その空気流に従って円滑にダクト168へ吸込ませることができる。
【0178】
また、このドラムユニット21では、各色に対応した各ドラムサブユニット23に、各色に対応した現像カートリッジ22が着脱自在に装着される。そのため、各ドラムサブユニット23に対して、対応する現像カートリッジ22が交換時期に達した場合には、その現像カートリッジ22のみを交換することができる。
また、各現像カートリッジ22の幅方向中央には、現像カートリッジ把持部146が設けられており、ドラムユニット21の引き出し方向手前側に設けられた手前側把持部104および奥側に設けられた奥側把持部116に対して、現像カートリッジ把持部146の幅方向における位置は等しく配置されている。すなわち、現像カートリッジ把持部146は、ドラムユニット21の重心を通る直線X1上にある。そのため、現像カートリッジ22を把持する場合において、ユーザは戸惑うことなく現像カートリッジ把持部146を見つけて把持することができる。
【0179】
また、現像カートリッジ把持部146には、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着状態において、凹部148が、隣接する前方の現像カートリッジ22に向かって開放されるように、その前端部が切り欠かれる平面視略矩形凹状に形成されている。そのため、凹部148が、現像カートリッジ把持部146を掴むときに指の入るスペースとなり、隣接する現像カートリッジ22間における空間的な無駄をなくしつつ、その取り扱いを容易にすることができる。
【0180】
また、ドラムユニット21の、本体ケーシング2のドラム収容部161に対する装着状態では、フロントビーム96に設けられた手前側把持部104が、ドラムユニット21の引き出し方向において手前側に配置されているため、ドラム着脱口162から露出して操作可能である。それに対し、リヤビーム111に設けられている奥側把持部116は、ドラムユニット21のドラム収容部161に対する装着状態では、ドラムユニット21の引き出し方向において奥側に配置されているため、フロントカバー163を開いても、ドラム着脱口162からは露出せず、操作不能である。一方、手前側把持部104を把持してドラムユニット21を手前側(前側)に引っ張り、ドラムユニット21の側板121の顎部122が本体ケーシング2のレール164から外れた、ドラムユニット21のドラム収容部161からの離脱状態では、装着状態から露出している手前側把持部104は操作可能である。そして、ドラムユニット21の引き出し方向において奥側に配置されていた奥側把持部116は、ドラムユニット21のドラム収容部161に対する離脱状態では、ドラム着脱口162から露出して操作可能となる。そのため、ドラムユニット21の、本体ケーシング2のドラム収容部161に対する、装着状態および離脱状態に至るまでの途中における取り外しが規制され、不用意な抜き出しを防止できる。
【0181】
また、このカラーレーザプリンタ1において、本体ケーシング2の前壁170には、給紙トレイ7を収容するトレイ収容部171に連通するトレイ着脱口172と、ドラムユニット21を収容するドラム収容部161に連通するドラム着脱口162とが設けられている。そのため、給紙トレイ7およびドラムユニット21を、本体ケーシング2から同じ方向にて引き出すことができ、カラーレーザプリンタ1の操作性の向上を図ることができる。
7.ドラムユニットの変形例
図22は、ドラムユニットの左側斜視図(手前側把持部が回動する態様)、図23は、ドラムユニット(手前側把持部が回動する態様)の本体ケーシングに対する装着状態を示す斜視図、図24は、ドラムユニット(手前側把持部が回動する態様)の本体ケーシングに対する離脱状態を示す斜視図、図25は、ドラムユニット(フロント脚部およびリヤ脚部を備える態様)の下方からの左側斜視図、図26は、図25に示すドラムユニットの左側面図である。図27(a)〜(c)は、フロントカバーが閉鎖位置まで移動する態様および取手が収納状態まで回動する態様を説明するための動作図であって、(a)〜(c)までの各態様におけるフロントカバーおよび取手周辺の要部側断面図である。
次に、図22ないし図27を参照して、ドラムユニットの変形例を説明する。なお、図22ないし図27において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
(1)変形例1
手前側把持部104の変形例として、図22に示すように、フロントビーム96のフロント前壁98に固定された取付板109と、支点としてのヒンジ108と、取付板109にヒンジ108を介して回動自在に支持された取手107とを備えることができる。
【0182】
取付板109は、正面視略L字形状の薄板であり、正面視略L字形状を構成する2片のうち、上下方向に延びる一片は、側面視が上方に向かって幅狭となる略三角形状の薄板であり、その略三角板の下部には、厚さ方向(左右方向)に貫通する孔が形成されている。また、取付板109の他片は、一片の下端から略直角に屈曲して幅方向外側に延びている。
【0183】
取手107は、互いに間隔を隔てて対向配置される基端部と、それらの間に架設される遊端部とを備える平面視略U字形状であり、基端部の各内側表面には、ヒンジ108が互いに対向して設けられている。
2つの取付板109は、フロントビーム96の幅方向中央を基準として、左右方向に対称となるように、かつ、正面視略L字形状となるように、さらに、各取付板109の略三角板の下部に形成された孔が左右方向に互いに対向するように、フロントビーム96に固定されている。そして、これらの孔にヒンジ108が嵌合され、このヒンジ108を介して、取手107が取付板109に取り付けられている。これによって、取手107の遊端部は、取付板109(すなわち、フロントビーム96を含むドラムユニット21)に対して、基端部のヒンジ108を支点として回動自在に支持される。ただし、取手107の基端部は、正面視略L字形状の取付板109の他片に当接するため、取手107の水平方向より下方への回動が規制される。そのため、取手107の、ヒンジ108回りの回動が、図22に示す矢印の範囲(左側面視において、上方を0°とした場合(以降、直立位置と呼ぶ)、時計回りに0°から90°(以降、操作位置と呼ぶ)まで)に規制される。
【0184】
これにより、図23に示すように、ドラムユニット21を本体ケーシング2のドラム収容部161から引き出す場合、把持する取手107が操作位置にあるので、ユーザのドラムユニット21を引く力が、効率良くドラムユニット21に伝達され、ドラムユニット21を円滑に本体ケーシング2から引き出すことができる。
また、図24に示すように、本体ケーシング2から引き出したドラムユニット21を持ち上げる場合、それまで操作位置にあった取手107が、ヒンジ108を中心に回動して直立位置に移動するので、ユーザのドラムユニット21を持ち上げる力が、効率良くドラムユニット21に伝達され、奥側把持部116のリヤ取手118とともに取手107を把持することで、ドラムユニット21を容易に持ち上げることができる。
【0185】
また、本体ケーシング2から、ドラムユニット21を引き出す場合には、取手107、ヒンジ108および取付板109を備えた手前側把持部104が邪魔にならず、持ち上げる場合には容易に持ち上げることが可能となる。
(2)変形例2
上述したように、変形例1では、取手107の、ヒンジ108回りの回動を、図22の矢印の範囲に示した、0°の位置における直立位置から、左側面視で時計回りに90°の位置における操作位置までに規制したが、直立位置の代わりに、次に述べる収納位置を設定してもよい。
【0186】
詳しくは、取手107の、直立位置における0°の位置から時計回りに幾らか(たとえば、20°程度)回動させた位置(図22の破線参照)を収納位置とし、取手107の、ヒンジ108回りの回動を、収納位置から、上述した操作位置までに規制する。収納位置において、取手107には、その自重の回動方向への成分により、操作位置へ回動するように常に付勢されている。そのため、収納位置にある取手107は、手で支えない限り、すぐに操作位置へ向けて回動する。
【0187】
また、図23に示すように、フロントカバー163の、ドラム収容部161に収容されたドラムユニット21の取手107に対向する位置には、ガイド部材としての収納ガイド190が備えられている。
収納ガイド190は、フロントカバー163の幅方向中央を基準に幅方向に互いに間隔を隔てて対向するように配置され、かつ幅方向と直交する方向に沿って凸条に延設された1対のリブからなる。各収納ガイド190は、フロントカバー163が閉鎖位置にあるときに、上方から下方へ向かってフロントカバー163の表面に対して略平行に延びる平行部199と、平行部199の下端部から連続し、ドラムユニット21に向かって緩やかに突出する突出部200とを一体的に設けている。
【0188】
そのため、フロントカバー163を開放位置から閉鎖位置まで移動させると、その途中において、図27(a)に示すように、フロントカバー163の収納ガイド190は、その突出部200が、操作位置にある取手107の遊端部に当接する。このとき、取手107の遊端部には、収納ガイド190の押圧力が付与される。そして、この収納ガイド190から付与される押圧力の、取手107の回動方向への成分により、取手107は、上述した付勢力に抗して操作位置から収納位置へ向けて回動を開始する。
【0189】
そして、フロントカバー163を閉鎖位置に向けてさらに移動させると、図27(b)に示すように、取手107の遊端部は、収納ガイド190の平行部199に摺動しながら当接し、取手107の遊端部には、引き続き、収納位置への回動方向に収納ガイド190の押圧力が付与される。
図27(c)に示すように、フロントカバー163が、閉鎖位置までの移動を完了させると、取手107も収納位置への回動が完了する。なお、収納位置にある取手107には、常に収納ガイド190からの押圧力が付与されている。
【0190】
また、取手107が収納位置にあり、フロントカバー163が閉鎖位置にあるときに、フロントカバー163を開放位置に向けて移動させると、取手107に付与されていた収納ガイド190からの押圧力が解除されるので、取手107は、上述した自重による付勢力により、速やかに操作位置へ向けて回動する。
以上により、ドラムユニット21がドラム収容部161に対して装着状態にある場合に、フロントカバー163を閉鎖位置まで移動させると、取手107が、フロントカバー163の移動に連動して収納位置まで回動するので、フロントカバー163の移動と取手107の回動とを個別に行う労力を省くことができ、ドラムユニット21およびカラーレーザプリンタ1の操作性を向上することができる。
【0191】
また、ドラムユニット21がドラム収容部161に対して装着状態にある場合に、フロントカバー163を開放位置まで移動させると、取手107が、フロントカバー163の移動に連動して操作位置まで回動するので、フロントカバー163の移動と取手107の回動とを個別に行う労力を省くことができ、ドラムユニット21およびカラーレーザプリンタ1の操作性をさらに向上することができる。
【0192】
また、収納ガイド190により、フロントカバー163の開閉時における移動と取手107の操作位置から収納位置までの回動とが円滑に連動され、ドラムユニット21およびカラーレーザプリンタ1の操作性をさらに向上することができる。
(3)変形例3
変形例として、図25に示すように、ドラムユニット21のフロントビーム96の各フロント側壁97のフロント側壁脚部101の下端に、干渉防止手段および脚部としてのフロント脚部110を設ける。また、リヤビーム111の各リヤ側壁112の下端に、干渉防止手段および脚部としてのリヤ脚部120を設ける。
【0193】
フロント脚部110は、各フロント側壁脚部101と連続して、フロント側壁脚部101からさらに斜め下方後方に突出するように形成されている。また、リヤ脚部120は、各リヤ側壁112と連続して、リヤ側壁112の後側下端部からさらに下方に向かって突出するように形成されている。
そのため、図26に示すように、ドラムユニット21を本体ケーシング2から引き出して離脱し、上方に持ち上げて搬送した後に、机上等に載置した場合、フロント脚部110およびリヤ脚部120が載置面に接触するので、感光ドラム24と載置面との間には隙間が設けられるので、感光ドラム24が載置面に接触することはなく、感光ドラム24の損傷を防止することができる。そのため、ドラムユニット21を机上等に置いて作業することが可能となる。
(4)変形例4
上記各実施形態におけるドラムユニット21では、各色に対応した現像カートリッジ22が、各色に対応した各ドラムサブユニット23に着脱自在に装着されるように、ドラムサブユニット23とは別体として設けられているが、現像カートリッジ22とドラムサブユニット23とを一体的に形成してもよい。その場合には、ドラムユニット21の交換により、各色に対応するトナー、現像ローラ34および感光ドラム24を一度に交換することが可能となる。
8.カラーレーザプリンタの変形例
上記各実施形態においては、各感光ドラム24から、直接、用紙3に転写するタンデム型のカラーレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、各色毎のトナー像を、各感光体から一旦中間転写体に転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写タイプのカラーレーザプリンタとして構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0194】
【図1】本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すカラーレーザプリンタの、現像カートリッジが装着されたドラムサブユニットの要部側断面図である。
【図3】図2に示す現像カートリッジの要部側断面図である。
【図4】ドラムユニット(現像カートリッジ装着状態)の左側斜視図である。
【図5】ドラムユニット(1つの現像カートリッジが離脱状態)の左側斜視図である。
【図6】図4に示すドラムユニットの平面図である。
【図7】図4に示すドラムユニットの左側面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】ドラムサブユニットの分解斜視図である。
【図10】ドラムサブユニットの斜視図である。
【図11】フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付ける状態を示す左側斜視図である。
【図12】フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付ける状態を示す右側斜視図である。
【図13】側板においてドラム軸の位置決めを説明するための側面図である。
【図14】フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付けた後の状態を示す左側斜視図である。
【図15】フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付けた後の状態を示す右側斜視図である。
【図16】現像カートリッジの背面図である。
【図17】現像カートリッジの左側面図である。
【図18】ドラムユニットの本体ケーシングに対する装着状態を示す斜視図である。
【図19】図18の一部切欠斜視図である。
【図20】ドラムユニットの本体ケーシングに対する引き出し途中状態を示す斜視図である。
【図21】ドラムユニットの本体ケーシングに対する離脱状態を示す斜視図である。
【図22】ドラムユニットの左側斜視図(手前側把持部が回動する態様)である。
【図23】ドラムユニット(手前側把持部が回動する態様)の本体ケーシングに対する装着状態を示す斜視図である。
【図24】ドラムユニット(手前側把持部が回動する態様)の本体ケーシングに対する離脱状態を示す斜視図である。
【図25】ドラムユニット(フロント脚部およびリヤ脚部を備える態様)の下方からの左側斜視図である。
【図26】図25に示すドラムユニットの左側面図である。
【図27】フロントカバーが閉鎖位置まで移動する態様および取手が収納状態まで回動する態様を説明するための動作図であって、(a)は、フロントカバーの収容ガイドの突出部が取手の遊端部に当接している態様、(b)は、フロントカバーの収容ガイドの平行部が取手の遊端部に当接している態様、(c)は、フロントカバーの閉鎖位置までの移動および取手の収納状態までの回動が完了された態様における、変形例2を説明するための、フロントカバーおよび取手周辺の要部側断面図である。
【符号の説明】
【0195】
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 用紙
7 給紙トレイ
21 ドラムユニット
22 現像カートリッジ
24 感光ドラム
34 現像ローラ
104 手前側把持部
107 取手
108 ヒンジ
110 フロント脚部
116 奥側把持部
119 通気孔
120 リヤ脚部
146 現像カートリッジ把持部
148 凹部
168 ダクト




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013