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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−65066(P2007−65066A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−247973(P2005−247973)
出願日 平成17年8月29日(2005.8.29)
代理人 【識別番号】100078134
【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎
発明者 橋本 晴央 / 池末 隆光 / 熊田 克己 / 森部 正人
要約 課題
画像読み取り部を開いた際に自動原稿送り部や周辺機器が破損することなく、使い勝手の良い画像形成装置を提供する。

解決手段
画像形成部1と、その画像形成部1の上方に開閉可能に設置された画像読み取り部2と、その画像読み取り部2の上方に開閉可能に設置された自動原稿送り部3を備えた画像形成装置において、画像読み取り部2が閉じた状態では自動原稿送り部3は開閉でき、画像読み取り部2を開く際には自動原稿送り部3は開閉できないように構成された開閉規制手段29が設けられていることを特徴とするものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録用紙上に画像を形成する画像形成部と、その画像形成部の上方に当該画像形成部に対して開閉可能に設けられた画像読み取り部と、その画像読み取り部の上方に当該画像読み取り部に対して開閉可能に設けられた自動原稿送り部とを備えた画像形成装置において、
前記画像形成部に対して前記画像読み取り部が閉じた状態では、前記自動原稿送り部は開閉できて、かつ前記画像形成部に対して前記画像読み取り部を開く際には前記自動原稿送り部は開閉できないように、自動原稿送り部の開閉の許可、禁止を行なう開閉規制手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像形成装置において、前記開閉規制手段は、前記画像読み取り部と前記自動原稿送り部との間にロック機構を有し、そのロック機構は前記画像読み取り部の開閉動作に連動して前記自動原稿送り部の開閉の許可、禁止を行なうように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2記載の画像形成装置において、前記ロック機構は、フックと、そのフックと係合するロックレバーと、そのロックレバーを前記フック側に弾性付勢するバネと、前記ロックレバーと一体に設けられた当接部と、そのロックレバーと当接部の一体物を回動可能に支持したレバー回動支持部とを備え、
前記フックは前記自動原稿送り部側に設けられ、前記ロックレバーとバネと当接部とレバー回動支持部は前記画像読み取り部側に設けられて、
前記画像読み取り部の開閉動作に伴って回動するアームを前記画像形成部と画像読み取り部の間に設けて、
前記画像読み取り部が閉成位置にあるときは、前記当接部は前記アームの一部に当接して、前記バネの弾性に抗して前記ロックレバーがフックから離れており、
前記画像読み取り部が開成位置にあるときは、前記当接部は前記アームと接しておらず、前記バネの弾性により前記ロックレバーがフックと係合していることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1記載の画像形成装置において、前記画像形成部に対して前記画像読み取り部を閉じる途中で一時的に閉じ方向に対する抵抗力が増大するダンパー効果をもたせる機構が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4記載の画像形成装置において、前記ダンパー効果をもたせる機構が、前記画像形成部と画像読み取り部の間に設けられて画像読み取り部の開閉動作に伴って回動するアームと、前記画像読み取り部側に設けられて前記アームの一部を乗り越える当接部とを有し、
その当接部が前記アームの一部を乗り越えるときに一時的に閉じ方向に対する抵抗力が増大するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1記載の画像形成装置において、前記画像形成部の前記画像読み取り部と対向する位置にカバー部材が設けられて、前記画像読み取り部を所定の位置まで開くとその画像読み取り部と干渉することなく前記カバー部材が開閉できるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、印刷機あるいは複写機能とファクシミリ機能とが複合された複合機などの画像形成装置に係り、特に画像形成部と、その画像形成部の上方に開閉可能に設けられた画像読み取り部と、その画像読み取り部の上方に開閉可能に設けられた自動原稿送り部とを備えた画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置の設置スペースを少なくして装置のコンパクト化を図るために、画像形成部の上方に画像を形成した記録用紙を排出してストックするトレイ部を設け、そのトレイ部の上方に画像読み取り部を開閉可能に設け、さらにその画像読み取り部の上方に自動原稿送り部を開閉可能に設けた画像形成装置が検討、開発されている。
【0003】
なおこの種の画像形成装置に関しては、例えば下記特許文献1〜3などを挙げることができる。
【特許文献1】特開2000−221746号公報
【特許文献2】特開2002−062705号公報
【特許文献3】特開2002−082590号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで従来検討、開発されている画像形成装置は、画像読み取り部を開ける状態で、自動原稿送り部が自由に開閉できる構造になっている。そのため画像形成部の消耗品の交換やジャム処理等で画像読み取り部を開閉する場合、その画像読み取り部の上方に設置されている自動原稿送り部も自由に開閉するため、自動原稿送り部が不用意に開いてしまい、周辺機器や側壁等に衝突し、自動原稿送り部それ自体または(ならびに)周辺機器が破損するなどの問題があった。
【0005】
また、自動原稿送り部が開くことにより画像読み取り部の画像読み取り面が露出するから、画像読み取り面に埃や傷が付く場合があり、印字画像へ影響するため、画像読み取り面の清掃や、コピーの取り直し等が発生し、ユーザーにとっては使い勝手が悪かった。
【0006】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、画像読み取り部を開いた際に自動原稿送り部や周辺機器が破損することがなく、使い勝手の良い画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明は、記録用紙上に画像を形成する画像形成部と、その画像形成部の上方に当該画像形成部に対して開閉可能に設けられた画像読み取り部と、その画像読み取り部の上方に当該画像読み取り部に対して開閉可能に設けられた自動原稿送り部とを備えた画像形成装置を対象とするものである。
【0008】
そして本発明の第1の手段は、前記画像形成部に対して前記画像読み取り部が閉じた状態では、前記自動原稿送り部は開閉できて、かつ前記画像形成部に対して前記画像読み取り部を開く際には前記自動原稿送り部は開閉できないように、自動原稿送り部の開閉の許可、禁止を行なう開閉規制手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記開閉規制手段は、前記画像読み取り部と前記自動原稿送り部との間にロック機構を有し、そのロック機構は前記画像読み取り部の開閉動作に連動して前記自動原稿送り部の開閉の許可、禁止を行なうように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の第3の手段は前記第2の手段において、前記ロック機構は、フックと、そのフックと係合するロックレバーと、そのロックレバーを前記フック側に弾性付勢するバネと、前記ロックレバーと一体に設けられた当接部と、そのロックレバーと当接部の一体物を回動可能に支持したレバー回動支持部とを備え、
前記フックは前記自動原稿送り部側に設けられ、前記ロックレバーとバネと当接部とレバー回動支持部は前記画像読み取り部側に設けられて、
前記画像読み取り部の開閉動作に伴って回動するアームを前記画像形成部と画像読み取り部の間に設けて、
前記画像読み取り部が閉成位置にあるときは、前記当接部は前記アームの一部に当接して、前記バネの弾性に抗して前記ロックレバーがフックから離れており、
前記画像読み取り部が開成位置にあるときは、前記当接部は前記アームと接しておらず、前記バネの弾性により前記ロックレバーがフックと係合していることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、前記画像形成部に対して前記画像読み取り部を閉じる途中で一時的に閉じ方向に対する抵抗力が増大するダンパー効果をもたせる機構が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の第5の手段は前記第4の手段において、前記ダンパー効果をもたせる機構が、前記画像形成部と画像読み取り部の間に設けられて画像読み取り部の開閉動作に伴って回動するアームと、前記画像読み取り部側に設けられて前記アームの一部を乗り越える当接部とを有し、
その当接部が前記アームの一部を乗り越えるときに一時的に閉じ方向に対する抵抗力が増大するように構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明の第6の手段は前記第1の手段において、前記画像形成部の前記画像読み取り部と対向する位置にカバー部材が設けられて、前記画像読み取り部を所定の位置まで開くとその画像読み取り部と干渉することなく前記カバー部材が開閉できるように構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明は前述のような構成になっており、画像読み取り部を開いた際に自動原稿送り部や周辺機器が破損することがなく、また画像読み取り部の画像読み取り面の露出が極力抑制されるので、埃や傷が付くことが防止でき、使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に本発明の実施形態を図と共に説明する。図1は実施形態に係る複写機能とファクシミリ機能とが複合された複合電子写真装置の通常の画像形成時での概略構成図、図2はその複合電子写真装置で画像読み取り部を完全に開いた状態を示す概略構成図、図3ならびに図4はその複合電子写真装置での画像読み取り部の一時停止機能を説明するための概略構成図、図5はその複合電子写真装置の通常状態での正面図、図6はその複合電子写真装置で画像読み取り部を完全に開いた状態を示す斜視図、図7はその複合電子写真装置でのアームと当接部の一部を示す拡大斜視図である。
【0016】
この複合電子写真装置は、画像形成部1と、その画像形成部1の上方に設けられた画像読み取り部2と、その画像読み取り部2の上方に設けられた自動原稿送り部3とから主に構成される。
【0017】
前記画像形成部1は、下部に記録用紙4を収納した給紙トレイ5が着脱可能に設置されている。この給紙トレイ5の上方には、ベルト状の感光体6と、そのベルト状感光体6を懸架して回転駆動する複数の懸架ローラ7と、1つの懸架ローラ7と対向して設けられた帯電器8とが一体になった感光体にニット9が着脱可能に設置されている。本実施形態では帯電器8が感光体ユニット9と一体になっているが、帯電器8を感光体ユニット9と別体にすることもできる。
【0018】
帯電器8の近傍でベルト状感光体6と対向する位置に、レーザ光源(図示せず)などを内蔵した光学ユニット10が設けられている。この光学ユニット10の上方でベルト状感光体6の垂直部分と対向する位置に、例えば黒用トナーを内蔵した現像器11、イエロー用トナーを内蔵した現像器12、マゼンタ用トナーを内蔵した現像器13、シアン用トナーを内蔵した現像器14が積層状に配置されている。
【0019】
ベルト状感光体6と近接して中間転写ベルト15が設けられ、中間転写ベルト15は転写器16と対向している。転写器16の上方には定着器17が配置され、定着器17の斜め上方に排紙口18が設けられ、排紙口18の下方には画像を形成した記録紙4を排紙してストックする排紙トレイ19が設けられている。この排紙トレイ19は画像形成部1のケーシングの一部で構成され、排紙トレイ19の前記感光体ユニット9と対向する部分は着脱可能なカバー部材19aとなっている。このカバー部材19aは図1に示すように、用紙取り出し用の空間部を介して前記画像読み取り部2とも対向している。
【0020】
画像形成部1は前述のような構成になっており、前記画像読み取り部2で光学的に読み取られた画像信号もしくはパソコンなどから取り込んだ電子データに基いて、周知の帯電―露光―現像―転写―定着の電子写真プロセスによって記録用紙4上にフルカラー画像が形成され、矢印Dの方向に排出されて、排紙トレイ19上にストックされる(図1参照)。
【0021】
画像形成部1の上部で前記排紙トレイ19から離れた位置に、画像読み取り部2を開閉可能に支持する開閉支持部20が設けられている。この開閉支持部20は支持軸と軸受けとからなり、この開閉支持部20を中心にして画像読み取り部2は画像形成部1に対して矢印A方向(図1参照)に開閉する。
【0022】
また画像形成部1の上部にはアーム支持部21が設けられ、アーム支持部21にはアーム22の基端部が回動可能に支持されている。アーム22は図7に示すように全体が角柱状をしており、その先端部に丸み23が付けられ、さらにその先端部の側面に円柱部24が一体に突設されている。
【0023】
一方、画像読み取り部2の下面には、直線状に延びた溝を有するガイド部材25が取り付けられ、そのガイド部材25の前記溝内にアーム22の先端部に設けられた円柱部24がスライド可能に挿入されている。アーム22とガイド部材25の対は図6に示すように、画像形成部1の両側に設置されており、アーム22とガイド部材25の共働により、図2に示すように画像読み取り部2を完全に開いた状態(開成位置)で保持される。
【0024】
図2は、感光体ユニット9を交換するときの状態を示している。同図に示すように画像読み取り部2を所定の位置まで開くと、それに連動してアーム22も回動して起立状態となり、画像読み取り部2の開成位置が保持される。この状態でカバー部材19aを開いて開口部26を形成し、矢印Eに示すように感光体ユニット9をこの開口部26から引き出して、新品の感光体ユニット9を開口部26から装着することにより、部品の交換が行なわれる。
【0025】
図2は部品交換する場合を示したが、ジャムした記録用紙を取り除く場合あるいは装置の保守、点検の場合などでも画像読み取り部2ならびに前記カバー部材19aを開いて、所定の作業が行なわれる。従って画像読み取り部2と干渉することなくカバー部材19aの開閉動作、部品交換、ジャム紙の取り出し、保守、点検などができるように、画像読み取り部2の開成位置が設定されている。
【0026】
画像読み取り部2上に載置されて原稿を1枚づつ画像読み取り部2側に送る自動原稿送り部3は、開閉支持部27を介して矢印B方向に開閉可能に連結されている。自動原稿送り部3には図5に示すように、原稿を載置する原稿トレイ28が設けられている。前記開閉支持部27と前記開閉支持部20は、例えば図1に示すように画像形成装置の同じ側に設けられている。
【0027】
画像読み取り部2と自動原稿送り部3の間に、自動原稿送り部3の開閉動作を規制する開閉規制手段29が設けられている。この開閉規制手段29は、画像読み取り部2側に設けられたレバー回動支持部30と、そのレバー回動支持部30に回動可能に支持されて自動原稿送り部3側に延びたロックレバー31と、そのロックレバー31と一体に形成されて前記ガイド部材25側に延びた当接部32と、前記ロックレバー31を常にロック方向に弾性付勢する押圧バネ33と、自動原稿送り部3の下面に設けられて前記ロックレバー31と係合可能なフック34とから構成されている。
【0028】
ロックレバー31と当接部32の一体物は、図1に示すようにレバー回動支持部30を中心にして矢印C方向に回動できるようになっており、前記押圧バネ33により時計回り方向に弾性付勢されている。
【0029】
画像形成時は図1に示すように、画像読み取り部2は画像形成部1に対して閉じた位置(閉成位置)にあり、そのためアーム22は横倒状態になっている。従ってアーム22の先端部に有る円柱部24はガイド部材25の先端部近くに位置しており、アーム22の先端部は図1ならびに図7に示すように開閉規制手段29の当接部32の下にもぐり込んだ状態、換言すれば当接部32がアーム22の先端部の平坦面上に乗り上げた状態になっている。
【0030】
この乗り上げにより、押圧バネ33の弾性に抗してロックレバー31はフック34から離れた位置に押しやられている。従ってロックレバー31とフック34は非係合状態にあり、自動原稿送り部3は画像読み取り部2に対して開閉することができ、例えば自動原稿送り部3を開けて紙詰まりした原稿を取り出したり、画像読み取り部2や自動原稿送り部3の保守、点検などの作業を行なうことができる。
【0031】
例えば前述した感光体ユニット9の交換などのために図1の状態から画像読み取り部2を開き始めると、その開き動作に伴ってアーム22の円柱部24が矢印F方向への移動を開始し、画像読み取り部2を少し開くと、当接部32がアーム22の先端部から外れる。すると押圧バネ33の弾性力によりロックレバー31がレバー回動支持部30を中心にしてフック34側に回動して、ロックレバー31がフック34と係合して自動的にロック状態となる。
【0032】
このようにして開閉規制手段29による画像読み取り部2上での自動原稿送り部3の開閉が禁止されるから、画像読み取り部2を開くときに自動原稿送り部3が不用意に開くことがない。従って自動原稿送り部3自体、または(ならびに)周辺機器の破損などが防止でき、また画像読み取り部2上の画像読み取り面の露出も抑止されるので、画像読み取り面へ埃や傷が付くのが防止できる。
【0033】
図2は自動原稿送り部3がロックされた状態で画像読み取り部2が所定の位置まで開いた状態を示した図で、アーム22によって画像読み取り部2の開成位置が保持され、この状態で例えば感光体ユニット9の交換などの作業が行なわれる。
【0034】
所定の作業が終了して画像読み取り部2を閉じると、その閉じ動作に伴ってアーム22の先端部にある円柱部24がガイド部材25に沿って矢印G方向に移動する。そして画像読み取り部2の閉じ動作終了近くになると、アーム22の先端部が当接部32の下に到達し、図7に示すようにアーム22の先端部の丸み23を利用して当接部32がアーム22の先端部の平坦面上に乗り上げる。
【0035】
この乗り上げにより、押圧バネ33の弾性に抗してロックレバー31はフック34から離れる方向に回動し、ロックレバー31とフック34は非係合状態になる。このようにして図1に示すように、開閉規制手段29による画像読み取り部2上での自動原稿送り部3の開閉操作が許可された状態になる。
【0036】
次に、開閉規制手段29のダンパー効果について図3ならびに図4を用いて説明する。
図3は、画像読み取り部2を閉じていき、画像読み取り部2と画像形成部1との隙間がδになったとき、開閉規制手段29の当接部32がアーム22に当接して、一時的に閉じ方向に対する抵抗力が増大したときの状態を示している。これは、以下の理由によるものである。
【0037】
画像読み取り部2を閉じる際、画像読み取り部2と自動原稿送り部3の合計の重量で自由落下すると、ユーザーが誤って画像読み取り部2と画像形成部1との間で手を挟む心配がある。このような事故を未然に防止するため、画像読み取り部2と画像形成部1との隙間がδになったときに、一時的に閉じ方向に対する抵抗力が増大して(ダンパー効果)、その抵抗力の変化にユーザーが気付き、手を挟まれることが未然に防止できるようになっている。従って隙間δは、ユーザーの手が挟まれない長さに設定されている。
【0038】
この間隙δで画像読み取り部2の閉じ方向に対する抵抗力が増大する仕組みについて、図4を用いて説明する。同図は、アーム22と開閉規制手段29に作用するモーメントおよび力の状態を示している。
【0039】
当接部32には、画像読み取り部2と自動原稿送り部3の自重Wと、ユーザーが画像読み取り部2を閉める力Pと、アーム22からの反力Rによって回転モーメントM2が作用する。一方、アーム22には、画像読み取り部2と自動原稿送り部3の自重Wと、ユーザーが画像読み取り部2を閉める力Pによって回転モーメントM1が作用する。
【0040】
従って、当接部32の回転モーメントM2とアーム15の回転モーメントM1がそれぞれ0になるように設計すれば、画像読み取り部2はある位置δで閉じ方向に対する抵抗力が増大する。これら力及びモーメントは、アーム22ならびに開閉規制手段29の寸法などによって決まり、自由に設計可能である。
【0041】
すなわち、画像読み取り部2と自動原稿送り部3の自重によって画像読み取り部2が閉まっても、当接部32がアーム22の先端部に当接して乗り越えるところで閉じ方向に対する抵抗力が一時的に増大し、さらに、ユーザーがある力以上を加えないと画像読み取り部2が画像形成部1に対して完全に閉まらないことになり、ユーザーにとって安全で使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
【0042】
本実施形態に係る電子写真装置は複写機能とファクシミリ機能とが複合されており、図5に示されているように画像読み取り部2の操作面35に、送信先の電話番号や部数などを入力するキー36ならびに液晶表示面37などが設置されている。
【0043】
なお、図6は画像読み取り部2を完全に開いた状態を示す斜視図であるが、画像読み取り部2に設けられているロックレバー31を表すため自動原稿送り部3を開いた状態で図示している。
【0044】
前記実施形態では複写機能とファクシミリ機能とが複合された複合電子写真装置の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、印刷機あるいは他の機能を複合した複合機などの各種の画像形成装置に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態に係る複合電子写真装置の通常の画像形成時での概略構成図である。
【図2】その複合電子写真装置で画像読み取り部を完全に開いた状態を示す概略構成図である。
【図3】その複合電子写真装置での画像読み取り部の閉じ方向に対する抵抗力が一時的に増大する機能を説明するための概略構成図である。
【図4】その複合電子写真装置での画像読み取り部の閉じ方向に対する抵抗力が一時的に増大する機能を説明するための概略構成図である。
【図5】その複合電子写真装置の通常状態での正面図である。
【図6】その複合電子写真装置で画像読み取り部を完全に開いた状態を示す斜視図である。
【図7】その複合電子写真装置でのアームと当接部の一部を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
1:画像形成部、2:画像読み取り部、3:自動原稿送り部、4:記録用紙、5:給紙トレイ、6:感光体、7:懸架ローラ、8:帯電器、9:感光体ユニット、10:光学ユニット、11〜14:現像器、15:中間転写ベルト、16:転写器、17:定着器、18:排紙口、19:排紙トレイ、19a:カバー部材、20:開閉支持部、21:アーム支持部、22:アーム、23:丸み、24:円柱部、25:ガイド部材、26:開口部、27:開閉支持部、28:原稿トレイ、29:開閉規制部、30:レバー回動支持部、31:ロックレバー、32:当接部、33:押圧バネ、34:フック、35:操作面、36:キー、37:液晶表示面。




 

 


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