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発明の名称 画像形成装置及び定着装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17747(P2007−17747A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−199902(P2005−199902)
出願日 平成17年7月8日(2005.7.8)
代理人 【識別番号】110000213
【氏名又は名称】特許業務法人プロスペック特許事務所
発明者 藤原 靖史 / 松野 卓士
要約 課題
画像形成装置の本体部に定着装置を装着する装着工程の際に、定着装置に給電するための電気的接続作業が簡易且つ確実に行われ得るような、画像形成装置及び定着装置の構成を提供する。

解決手段
本体フレーム110aの背面側には、定着ユニット160を挿入するための定着ユニット挿入開口部110cが形成されていて、背面側から前面側へ定着ユニット160を定着ユニット挿入開口部110c挿入することで、本体フレーム110aに定着ユニット160が装着されるようになっている。定着ユニット160の幅方向における端部には、ヒータに給電するための電極部材である第1接続部材168a及び第2接続部材168bが配置されている。この第1接続部材168a及び第2接続部材168bは、定着ユニット160の挿入方向における手前側である背面側に向かって露出するように配置されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
現像剤による像をシート状の記録媒体に定着することで、当該記録媒体に画像を形成し得るように構成された画像形成装置において、
前記記録媒体に付着した前記現像剤による像を、当該記録媒体に定着し得るように構成された定着ユニットと、
その定着ユニットが装着された本体部と、
を備え、
前記本体部には、前記定着ユニットを所定の挿入方向に沿って挿入することで当該定着ユニットが装着される定着ユニット装着部が形成されていて、
その定着ユニット装着部の、前記挿入方向における手前側には、前記定着ユニットに給電するための給電部が配置され、
前記定着ユニットの、前記挿入方向における手前側には、前記給電部と電気的接続を行うための接続部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記接続部は、前記挿入方向と直交する方向における前記定着ユニットの一方の端部に集約して形成されていて、
前記給電部は、前記接続部と対向する位置に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
前記本体部には、前記定着ユニットを装着するための定着ユニット挿入開口が形成されていて、
前記定着ユニット装着部は、前記定着ユニット挿入開口の内側の空間における、前記挿入方向側の部分からなり、
前記給電部は、前記接続部と近接する位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記定着ユニット挿入開口は、前記記録媒体の搬送方向に向かって開口するように形成されていて、
前記接続部は、前記定着ユニットから前記搬送方向側に向けて露出するように形成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前記定着ユニットは、
前記搬送方向及び前記記録媒体の厚さ方向と垂直な、前記記録媒体の幅方向に沿って配置されていて、前記現像剤を加熱するための熱を発生するヒータを収容する中空円筒形状の加熱ローラと、
その加熱ローラとの間で前記記録媒体を挟持しつつ回転することで、当該記録媒体を前記搬送方向に送り得るように、前記加熱ローラと対向して前記記録媒体の前記幅方向に沿って配置された対向ローラと、
前記加熱ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持するとともに、当該加熱ローラを覆うように構成された定着ユニットケースと、
その定着ユニットケースの前記幅方向における両端部にて支持されていて、前記対向ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持する対向ローラ支持部材と、
を備えていて、
前記接続部は、前記ヒータに給電し得るように、前記定着ユニットケースに形成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記定着ユニットケース及び前記対向ローラ支持部材は、前記対向ローラを当該定着ユニットの外部に露出するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項5または6に記載の画像形成装置であって、
前記加熱ローラ又は前記対向ローラの、前記幅方向における端部には、前記本体部からの回転駆動力が伝達され得るように構成された駆動ギヤが装着されていて、
前記接続部は、前記定着ユニットケースの前記幅方向における端部であって、前記駆動ギヤが配置された側と異なる側に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項5ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記ヒータと前記接続部とを電気的に接続する導電部材をさらに備えていて、
その導電部材は、前記定着ユニットケースにおける、前記加熱ローラと対向する面に沿って配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項8に記載の画像形成装置であって、
前記導電部材は、筒状の絶縁被覆部材によって被覆されていない金属部材からなることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の画像形成装置であって、
前記導電部材は、平板状部材と、その平板状部材に接続された線状部材とからなることを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記接続部を覆う接続部カバーをさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項12】
請求項11に記載の画像形成装置であって、
前記接続部カバーが前記挿入方向の手前側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項13】
請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前記本体部は、前記挿入方向に開閉自在な開閉カバーを備えていて、
前記開閉カバーには、前記給電部が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項14】
請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前記給電部は、前記接続部と嵌め合わされるコネクタと、そのコネクタに接続された配線部と、を備えていて、
前記本体部は、前記配線部をガイドするガイド部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】
請求項14に記載の画像形成装置であって、
前記本体部は、前記定着ユニットを支持し得るように、前記記録媒体の前記幅方向に沿って配置された一対のサイドフレームを備えていて、
前記ガイド部材は、前記サイドフレームに配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項16】
現像剤による像をシート状の記録媒体に定着し得るように構成されていて、画像形成装置の本体部に対して所定の挿入方向に挿入することで当該本体部に装着され得る定着装置において、
前記記録媒体の搬送方向及び厚さ方向と垂直な、前記記録媒体の幅方向に沿って配置されていて、前記現像剤を加熱するための熱を発生するヒータを収容する中空円筒形状の加熱ローラと、
その加熱ローラとの間で前記記録媒体を挟持しつつ回転することで、当該記録媒体を前記搬送方向に送り得るように、前記加熱ローラと対向して前記記録媒体の前記幅方向に沿って配置された対向ローラと、
前記加熱ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持するとともに、当該加熱ローラを覆うように構成された定着ユニットケースと、
その定着ユニットケースの前記幅方向における両端部にて支持されていて、前記対向ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持する対向ローラ支持部材と、
を備え、
前記定着ユニットケースにおける、前記挿入方向における手前側には、前記ヒータに給電するために前記本体部から延出された給電部と電気的に接続され得るように構成された接続部が形成されていることを特徴とする定着装置。
【請求項17】
請求項16に記載の定着装置であって、
前記接続部は、前記幅方向における前記定着ユニットの一方の端部に集約して形成されていることを特徴とする定着装置。
【請求項18】
請求項16または17に記載の定着装置であって、
前記接続部は、前記搬送方向側に向けて露出するように形成されていることを特徴とする定着装置。
【請求項19】
請求項16ないし18のいずれかに記載の定着装置であって、
前記定着ユニットケース及び前記対向ローラ支持部材は、前記対向ローラを外部に露出するように構成されていることを特徴とする定着装置。
【請求項20】
請求項16ないし19のいずれかに記載の定着装置であって、
前記加熱ローラ又は前記対向ローラの、前記幅方向における端部には、前記本体部からの回転駆動力が伝達され得るように構成された駆動ギヤが装着されていて、
前記接続部は、前記定着ユニットケースの前記幅方向における端部であって、前記駆動ギヤが配置された側と異なる側に形成されていることを特徴とする定着装置。
【請求項21】
請求項16ないし20のいずれかに記載の定着装置において、
前記ヒータと前記接続部とを電気的に接続する導電部材をさらに備えていて、
その導電部材は、前記定着ユニットケースにおける、前記加熱ローラと対向する面に沿って配置されていることを特徴とする定着装置。
【請求項22】
請求項21に記載の定着装置であって、
前記導電部材は、筒状の絶縁被覆部材によって被覆されていない金属部材からなることを特徴とする定着装置。
【請求項23】
請求項21又は22に記載の定着装置であって、
前記導電部材は、平板状部材と、その平板状部材に接続された線状部材とからなることを特徴とする定着装置。
【請求項24】
請求項16ないし23のいずれかに記載の定着装置において、
前記接続部を覆う接続部カバーをさらに備えたことを特徴とする定着装置。
【請求項25】
請求項24に記載の定着装置であって、
前記接続部カバーが前記挿入方向の手前側に配置されていることを特徴とする定着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像剤による像をシート状の記録媒体に定着することで、当該記録媒体に画像を形成し得るように構成された画像形成装置に関する。また、本発明は、上述の画像形成装置の本体部に装着されていて、前記現像剤による像を前記記録媒体に定着し得るように構成された定着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の画像形成装置においては、当該画像形成装置の本体ケース内に、ユニット化された前記定着装置が収容されている。この定着装置は、加熱ローラと、その加熱ローラと対向して配置された押圧ローラ(対向ローラ)とを備えている。このような画像形成装置及び定着装置の構成として、特開平8−6416号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。
【0003】
かかる定着装置においては、筒状の加熱ローラ及び押圧ローラの左右両端の軸受け部が、下ケースの左右に設けられた支持側板にて支持されている。なお、ここにいう「左右」方向とは、用紙の搬送方向及び用紙の厚さ方向と垂直な、用紙の幅方向をいうものとする。また、前記加熱ローラの上方を覆う上ケースの天板の下面には、金属ばね板製の左右一対のホルダが固着されている。これらのホルダは、前記上ケースの左右の端部に配置されている。
【0004】
この左右一対のホルダの下端には、それぞれ接合部が形成されている。この接合部にて、前記加熱ローラの内側に挿入された棒状のヒータの左右両側に形成された電極端子を支持しつつ、当該電極端子に給電するように、上述のホルダが構成されている。
【0005】
上述の左右一対のホルダは、ネジによって前記上ケースの前記天板に固定されていて、当該ネジが当該ホルダ及び上述の電極端子に給電するための給電部を構成する。この給電部は、配線を介して、制御基板に設けられた電力回路と接続されている。
【0006】
その他、画像形成装置における定着装置への給電のための装置構成として、下記特許文献2ないし5に記載のものが知られている。
【特許文献1】特開平8−6416号公報
【特許文献2】特開平8−63038号公報
【特許文献3】特開平10−319756号公報
【特許文献4】特開平11−133774号公報
【特許文献5】特開2002−258715号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この種の画像形成装置を製造する際に、当該画像形成装置の本体部に対して、前記定着装置が装着される。この装着工程の際に、前記画像形成装置の前記本体部と前記定着装置との電気的接続を行う必要がある。この電気的接続作業は、従来、非常に煩雑であった。
【0008】
よって、前記画像形成装置の前記本体部に前記定着装置を装着する装着工程の際に、前記定着装置に給電するための電気的接続作業が簡易且つ確実に行われ得るような、当該画像形成装置及び当該定着装置の構成を提供することが重要な課題となっている。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0009】
(1)本発明の対象となる画像形成装置は、記録媒体に付着した前記現像剤による像を当該記録媒体に定着し得るように構成された定着ユニットと、その定着ユニットが装着された本体部と、を備えている。
【0010】
(1−1)そして、本発明の特徴は、上述の画像形成装置が、さらに、以下のように構成されていることにある。
【0011】
本発明の画像形成装置においては、前記本体部には、前記定着ユニットを所定の挿入方向に沿って挿入することで当該定着ユニットが装着される定着ユニット装着部が形成されている。また、その定着ユニット装着部の、前記挿入方向における手前側には、前記定着ユニットに給電するための給電部が配置されている。また、前記定着ユニットの、前記挿入方向における手前側には、前記給電部と電気的接続を行うための接続部が形成されている。
【0012】
かかる構成を有する本発明の画像形成装置を組み立てる際においては、前記定着ユニットが、前記本体部に対して上述の所定の挿入方向に沿って挿入され、前記定着ユニット装着部に装着される。このとき、前記定着ユニット装着部の、前記挿入方向における手前側には、前記定着ユニットに給電するための給電部が配置されている。また、前記定着ユニットの、前記挿入方向における手前側には、前記給電部と電気的接続を行うための接続部が形成されている。よって、前記定着ユニットに給電するための電気的接続作業を行う際には、当該定着ユニットを上述の定着ユニット装着部に装着した後、前記挿入方向における手前側から、前記給電部と前記接続部との電気的接続を行うことができる。
【0013】
このように、本発明の画像形成装置によれば、上述の電気的接続作業が、当該画像形成装置の前記本体部へ前記定着ユニットを挿入する前記挿入方向における手前側から行うことができる。よって、当該電気的接続作業が容易かつ確実に行われ得る。また、例えば、当該電気的接続作業が確実に行われているか否かを確認するための確認作業が、前記挿入方向における手前側から視認することで容易に行われ得る。
【0014】
なお、当該画像形成装置のメンテナンスのために、前記本体部から前記定着ユニットを脱着する場合や、前記本体部に前記定着ユニットを装着する場合において、上述の電気的接続作業、又は上述の電気的接続の解除のための作業が必要である。本発明によれば、これらの場合においても、これらの作業が容易且つ確実に行われ得る。
【0015】
(1−2)前記(1−1)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記接続部が、前記挿入方向と直交する方向における前記定着ユニットの一方の端部に集約して形成されていて、前記給電部が、前記接続部と対向する位置に形成されていてもよい。
【0016】
かかる構成によれば、上述の電気的接続作業を行う際に、前記給電部及び前記接続部が、前記定着ユニットの前記一方の端部に集約して形成されているので、前記給電部と前記接続部との電気的接続がより簡易に行われ得る。
【0017】
また、かかる構成によれば、前記給電部が、前記接続部と嵌め合わされるコネクタと、そのコネクタに接続された配線部と、を備えている場合、前記定着ユニットと前記本体部との間で架け渡される前記配線部が、まとまった状態(前記定着ユニットの前記一方の端部側に集約した状態)となり得る。よって、例えば、当該画像形成装置のメンテナンスの際に、前記給電部と前記接続部との電気的接続状態を維持したまま、前記本体部から前記定着ユニットが容易に脱着され得る。
【0018】
(1−3)前記(1−1)及び(1−2)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記本体部には、前記定着ユニットを装着するための定着ユニット挿入開口が形成されていて、前記定着ユニット装着部が、前記定着ユニット挿入開口の内側の空間における前記挿入方向側の部分からなり、前記給電部が、前記接続部と近接する位置に配置されていてもよい。
【0019】
かかる構成を有する本発明の画像形成装置を組み立てる際においては、前記定着ユニットが、前記本体部に形成された前記定着ユニット挿入開口内へ、前記挿入方向に沿って挿入される。そして、当該定着ユニット挿入開口の内側の空間における、前記挿入方向側(挿入方向先)に形成された前記定着ユニット装着部に、前記定着ユニットが装着される。このとき、前記定着ユニット装着部の、前記挿入方向における手前側には、前記定着ユニットに給電するための給電部が配置されている。さらに、この給電部は、前記接続部と近接する位置に配置されている。例えば、当該給電部は、前記本体部における、前記定着ユニット挿入開口の内側であって、前記定着ユニットにおける前記接続部に対応する位置に形成され得る。
【0020】
かかる構成によれば、前記給電部と前記接続部との電気的接続が、より容易かつ確実に行われ得る。なお、上述のような、当該画像形成装置のメンテナンスの場合の、当該電気的接続及びその解除の作業の際も同様である。
【0021】
(1−4)前記(1−3)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記定着ユニット挿入開口が、前記記録媒体の搬送方向に向かって開口するように形成されていて、前記接続部が、前記定着ユニットから前記搬送方向側に向けて露出するように形成されていてもよい。
【0022】
かかる構成においては、前記定着ユニットが、前記搬送方向と反対の方向である前記挿入方向に沿って前記本体部の前記定着ユニット挿入開口内に挿入され、前記定着ユニット装着部に装着される。また、当該定着ユニット挿入開口は、前記定着ユニットが前記定着ユニット装着部に装着された状態で、当該定着ユニットが前記搬送方向に向かって外部に露出され得るように開口する。
【0023】
かかる構成によれば、前記定着ユニットの前記本体部に対する装着時及び電気的接続時の作業性、及び当該画像形成装置のメンテナンス性がさらに向上する。
【0024】
(1−5)前記(1−1)ないし(1−4)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記定着ユニットが、加熱ローラと、対向ローラと、定着ユニットケースと、対向ローラ支持部材と、を備えていて、前記接続部が、前記ヒータに給電し得るように、前記定着ユニットケースに形成されていてもよい。
【0025】
ここで、前記加熱ローラは、中空円筒形状に形成されていて、前記現像剤を加熱するための熱を発生するヒータを収容し得るように構成されている。この加熱ローラは、前記搬送方向及び前記記録媒体の厚さ方向と垂直な、前記記録媒体の幅方向に沿って配置されている。
【0026】
また、前記対向ローラは、前記加熱ローラと対向して前記記録媒体の前記幅方向に沿って配置されている。この対向ローラは、前記加熱ローラとの間で前記記録媒体を挟持しつつ回転することで、当該記録媒体を前記搬送方向に送り得るように構成されている。
【0027】
また、前記定着ユニットケースは、前記加熱ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持するとともに、当該加熱ローラを覆うように構成されている。
【0028】
また、前記対向ローラ支持部材は、前記対向ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持するように構成されていて、前記定着ユニットケースの前記幅方向における両端部にて支持されている。
【0029】
かかる構成において、前記本体部に前記定着ユニットを装着する際には、前記定着ユニットが、前記本体部に対して前記挿入方向に沿って挿入され、前記定着ユニット装着部に装着される。このとき、前記定着ユニット装着部の、前記挿入方向における手前側には、前記定着ユニットに備えられた前記ヒータに給電するための給電部が配置されている。また、前記定着ユニットケースの、前記挿入方向における手前側には、前記給電部と電気的接続を行うための接続部が形成されている。よって、前記挿入方向における手前側から、前記本体部側の前記給電部と、前記定着ユニットケースの前記挿入方向における手前側に形成された前記接続部との電気的接続が行われる。
【0030】
かかる構成によれば、前記ヒータに給電するための、前記定着ユニットと前記本体部との電気的接続が、より簡易且つ確実に行われ得る。
【0031】
(1−6)前記(1−5)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記定着ユニットケース及び前記対向ローラ支持部材が、前記対向ローラを当該定着ユニットの外部に露出するように構成されていてもよい。
【0032】
かかる構成によれば、当該画像形成装置のメンテナンス性がさらに向上する。
【0033】
また、かかる構成によれば、前記対向ローラを覆うカバー部材を省略することで、前記定着ユニットの外形寸法を小さくすることができる。これにより、前記本体部における前記定着ユニット装着部を小さくすることができる。したがって、当該画像形成装置のさらなる小型化が可能になる。
【0034】
(1−7)前記(1−5)及び(1−6)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記加熱ローラ又は前記対向ローラの、前記幅方向における端部には、前記本体部からの回転駆動力が伝達され得るように構成された駆動ギヤが装着されていて、前記接続部が、前記定着ユニットケースの前記幅方向における端部であって、前記駆動ギヤが配置された側と異なる側に形成されていてもよい。
【0035】
かかる構成においては、前記定着ユニットケースの前記幅方向における一方の端部に、前記駆動ギヤが配置される。また、前記定着ユニットケースの前記幅方向における他方の端部に(前記駆動ギヤがない側の端部)に、前記接続部が形成される。
【0036】
かかる構成によれば、当該定着ユニットにおける前記駆動ギヤがない側の端部にて、前記給電部との電気的接続が行われる。よって、当該電気的接続の作業性がよりいっそう向上する。
【0037】
(1−8)前記(1−5)ないし(1−7)に記載の構成を有する画像形成装置が、前記ヒータと前記接続部とを電気的に接続する導電部材をさらに備えていて、その導電部材が、前記定着ユニットケースにおける、前記加熱ローラと対向する面に沿って配置されていてもよい。
【0038】
かかる構成によれば、前記導電部材は、前記定着ユニットケースの外部に露出することなく、当該定着ユニットケースの内側に配置される。また、当該導電部材は、前記加熱ローラと接触しないように、当該定着ユニットケースの内側に配置される。よって、当該画像形成装置及び定着ユニットの動作の確実性が向上する。
【0039】
(1−9)前記(1−8)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記導電部材は、筒状の絶縁被覆部材によって被覆されていない金属部材から構成されていてもよい。すなわち、当該導電部材は、配線用コードに用いられている合成樹脂製の絶縁被覆材や、ワイヤの絶縁用スリーブ等によって被覆されていない「剥き出し」の状態で、前記定着ユニットケースにおける、前記加熱ローラと対向する面に沿って配置されている。
【0040】
かかる構成によれば、当該画像形成装置を製造する際に、当該導電部材を被覆処理する必要がなくなる。よって、当該導電部材に関する当該画像形成装置及び定着ユニットの製造コストが軽減され得る。なお、当該導電部材は、その表面に薄膜状のコーティング(例えばエナメル線の表皮層のようなもの)が予め形成されているものであってもよい。
【0041】
(1−10)前記(1−8)及び(1−9)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記導電部材は、平板状部材と、その平板状部材に接続された線状部材とから構成されていてもよい。すなわち、前記定着ユニットケースにおける、前記加熱ローラと対向する面には、前記平板状部材と前記線状部材とが配置されている。
【0042】
かかる構成によれば、前記導電部材の全体が前記平板状部材によって構成されている場合と比較した場合に、前記加熱ローラからの輻射熱に起因する熱変形によって当該導電部材の表面が前記加熱ローラの表面に接近することが抑制され得る。よって、当該画像形成装置及び定着ユニットの動作の確実性が向上する。
【0043】
(1−11)前記(1−1)ないし(1−10)に記載の構成を有する画像形成装置が、前記接続部を覆う接続部カバーをさらに備えていてもよい。
【0044】
かかる構成においては、前記接続部カバーによって、前記接続部(及び前記給電部)が外部に露出しないように覆われ得る。
【0045】
(1−12)前記(1−11)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記接続部カバーが前記挿入方向の手前側に配置されていてもよい。
【0046】
かかる構成によれば、当該接続部カバーの着脱が容易に行われ得る。
【0047】
(1−13)前記(1−1)ないし(1−12)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記本体部が、前記挿入方向に沿って開閉自在な開閉カバーを備えていて、前記開閉カバーには、前記給電部が配置されていてもよい。
【0048】
かかる構成によれば、前記接続部と前記給電部との電気的接続が、当該給電部を備えた前記開閉カバーの開閉と同期して行われる。特に、当該開閉カバーの開放によって前記定着ユニットが外部に露出した状態にて、当該定着ユニットに給電するための電気的接続が解除され得る。
【0049】
(1−14)前記(1−1)ないし(1−13)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記給電部が、前記接続部と嵌め合わされるコネクタと、そのコネクタに接続された配線部と、を備えていて、前記本体部が、前記配線部をガイドするガイド部材を備えていてもよい。
【0050】
かかる構成を有する本発明の画像形成装置を組み立てる際において、前記定着ユニットに給電するための電気的接続作業を行う際には、当該定着ユニットを前記本体部における前記定着ユニット装着部に装着した後、前記挿入方向における手前側から、前記コネクタと前記接続部とを嵌め合わせることで、前記給電部と前記接続部との電気的接続が行われる。ここで、前記コネクタに接続された配線部は、前記本体部に形成された前記ガイド部材によってガイドされている。よって、当該配線部が当該画像形成装置内の可動部に巻き込まれることが防止され得る。
【0051】
(1−15)前記(1−14)に記載の構成を有する画像形成装置において、前記本体部が、前記定着ユニットを支持し得るように、前記記録媒体の前記幅方向に沿って配置された一対のサイドフレームを備えていて、前記ガイド部材が、前記サイドフレームに配置されていてもよい。
【0052】
(2)本発明の定着装置は、前記(1−1)ないし(1−14)の構成における前記定着ユニットに相当するものである。
【0053】
特に、本発明の定着装置は、以下のように構成されていることが好適である。
【0054】
(2−1)本発明の対象となる定着装置は、加熱ローラと、対向ローラと、定着ユニットケースと、を備えている。
【0055】
前記加熱ローラは、中空円筒形状に形成されていて、前記現像剤を加熱するための熱を発生するヒータを収容し得るように構成されている。この加熱ローラは、記録媒体の搬送方向及び厚さ方向と垂直な、前記記録媒体の幅方向に沿って配置されている。
【0056】
前記対向ローラは、前記加熱ローラと対向して前記記録媒体の前記幅方向に沿って配置されている。この対向ローラは、前記加熱ローラとの間で前記記録媒体を挟持しつつ回転することで、当該記録媒体を前記搬送方向に送り得るように構成されている。
【0057】
前記定着ユニットケースは、前記加熱ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持するとともに、当該加熱ローラを覆うように構成されている。
【0058】
本発明の特徴は、当該定着装置が、さらに、以下のように構成されていることにある。
【0059】
本定着装置は、前記定着ユニットケースの前記幅方向における両端部にて支持されていて、前記対向ローラの前記幅方向における両端部を回転可能に支持する対向ローラ支持部材をさらに備えている。そして、前記定着ユニットケースにおける、前記挿入方向における手前側には、前記ヒータに給電するために前記本体部から延出された給電部と電気的に接続され得るように構成された接続部が形成されている。
【0060】
かかる構成を有する本発明の定着装置を、画像形成装置の本体部に組み付ける際においては、当該定着装置が、前記本体部に対して所定の挿入方向に沿って挿入され、当該本体部における当該定着装置を装着するための部位である定着装置装着部に装着される。このとき、前記定着装置装着部の、前記挿入方向における手前側には、当該定着装置に備えられた前記ヒータに給電するための給電部が配置されている。また、前記定着ユニットケースの、前記挿入方向における手前側には、前記給電部と電気的接続を行うための接続部が形成されている。よって、前記挿入方向における手前側から、前記画像形成装置における前記本体部側に備えられた前記給電部と、前記定着ユニットケースの前記挿入方向における手前側に形成された前記接続部との電気的接続が行われる。
【0061】
このように、本発明の定着装置によれば、前記ヒータと前記画像形成装置における前記本体部との電気的接続作業が、当該本体部へ当該定着装置を挿入する前記挿入方向における手前側から行うことができる。よって、当該電気的接続作業がより容易かつ確実に行われ得る。また、例えば、当該電気的接続作業が確実に行われているか否かを確認するための確認作業が、前記挿入方向における手前側から視認することで容易に行われ得る。
【0062】
(2−2)前記(2−1)に記載の構成を有する定着装置における、前記接続部が、前記幅方向における前記定着ユニットの一方の端部に集約して形成されていてもよい。
【0063】
かかる構成によれば、前記画像形成装置における前記本体部との電気的接続作業が、よりいっそう簡易に行われ得る。
【0064】
(2−3)前記(2−1)及び(2−2)に記載の構成を有する定着装置における、前記接続部が、前記搬送方向側に向けて露出するように形成されていてもよい。
【0065】
かかる構成においては、当該定着装置が前記画像形成装置における前記本体部に装着された状態で、前記接続部が、前記搬送方向側(当該定着装置を前記本体部に装着する装着工程の際の手前側)に向けて露出する。よって、前記画像形成装置における前記本体部との電気的接続作業が、よりいっそう簡易且つ確実に行われ得る。また、当該定着装置、及びこれを備えた前記画像形成装置のメンテナンス性がさらに向上する。
【0066】
(2−4)前記(2−1)ないし(2−3)に記載の構成を有する定着装置における、前記定着ユニットケース及び前記対向ローラ支持部材が、前記対向ローラを外部に露出するように構成されていてもよい。
【0067】
かかる構成によれば、当該定着装置及び当該定着装置を備えた前記画像形成装置のメンテナンス性がさらに向上する。
【0068】
また、かかる構成によれば、前記対向ローラを覆うカバー部材を省略することで、前記定着装置の外形寸法を小さくすることができる。これにより、当該定着装置、及びこれを備えた前記画像形成装置のさらなる小型化が可能になる。
【0069】
(2−5)前記(2−1)ないし(2−4)に記載の構成を有する定着装置において、前記加熱ローラ又は前記対向ローラの、前記幅方向における端部には、前記本体部からの回転駆動力が伝達され得るように構成された駆動ギヤが装着されていて、前記接続部が、前記定着ユニットケースの前記幅方向における端部であって、前記駆動ギヤが配置された側と異なる側に形成されていてもよい。
【0070】
かかる構成においては、前記定着ユニットケースの前記幅方向における一方の端部に、前記駆動ギヤが配置される。また、前記定着ユニットケースの前記幅方向における他方の端部に(前記駆動ギヤがない側の端部)に、前記接続部が形成される。
【0071】
かかる構成によれば、当該定着ユニットにおける前記駆動ギヤがない側の端部にて、前記画像形成装置における前記本体部に備えられた前記給電部との電気的接続が行われる。よって、当該電気的接続の作業性がよりいっそう向上する。
【0072】
(2−6)前記(2−1)ないし(2−5)に記載の構成を有する定着装置が、前記ヒータと前記接続部とを電気的に接続する導電部材をさらに備えていて、その導電部材が、前記定着ユニットケースにおける、前記加熱ローラと対向する面に沿って配置されていてもよい。
【0073】
かかる構成によれば、前記導電部材は、前記定着ユニットケースの外部に露出することなく、当該定着ユニットケースの内側に配置される。また、当該導電部材は、前記加熱ローラと接触しないように、当該定着ユニットケースの内側に配置される。よって、当該定着装置の動作の確実性が向上する。
【0074】
(2−7)前記(2−6)に記載の構成を有する定着装置における、前記導電部材が、筒状の絶縁被覆部材によって被覆されていない金属部材から構成されていてもよい。
【0075】
かかる構成によれば、当該定着装置を製造する際に、当該導電部材を被覆処理する必要がなくなる。よって、当該導電部材に関する当該定着装置の製造コストが軽減され得る。なお、当該導電部材は、その表面に薄膜状のコーティング(例えばエナメル線の表皮層のようなもの)が予め形成されているものであってもよい。
【0076】
(2−8)前記(2−6)及び(2−7)に記載の構成を有する定着装置における、前記導電部材が、平板状部材と、その平板状部材に接続された線状部材とから構成されていてもよい。
【0077】
かかる構成によれば、前記導電部材の全体が前記平板状部材によって構成されている場合と比較した場合に、前記加熱ローラからの輻射熱に起因する熱変形によって当該導電部材の表面が前記加熱ローラの表面に接近することが抑制され得る。当該定着装置、及びこれを備えた前記画像形成装置の動作の確実性が向上する。
【0078】
(2−9)前記(2−1)ないし(2−8)に記載の構成を有する定着装置が、前記接続部を覆う接続部カバーをさらに備えていてもよい。
【0079】
かかる構成においては、前記接続部カバーによって、前記接続部が外部に露出しないように覆われ得る。
【0080】
(2−10)前記(2−9)に記載の構成を有する定着装置における、前記接続部カバーが、前記挿入方向の手前側に配置されていてもよい。
【0081】
かかる構成によれば、当該接続部カバーの着脱が容易に行われ得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0082】
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について、図面を参照しつつ説明する。
【0083】
<レーザープリンタの全体構成>
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるレーザープリンタ100の側断面図である。
【0084】
レーザープリンタ100は、本体部110と、その本体部110に記録媒体(用紙)を供給するためのフィーダユニット120とを備えている。本体部110内には、用紙上に現像剤(トナー)による像を形成するためのプロセスカートリッジ130が脱着自在に装着されている。また、本体部110内には、プロセスカートリッジ130に備えられた感光体ドラム133にレーザービームを照射するスキャナユニット140が配置されている。また、本体部110内には、プロセスカートリッジ130に向けて用紙を供給するための給紙部150と、プロセスカートリッジ130によって用紙上に形成されたトナーによる像を用紙上に定着させるための定着ユニット160と、その定着ユニット160を経た用紙をレーザープリンタ100の外部に排出する排紙部170とが配置されている。
【0085】
<<「用紙搬送方向」・「用紙幅方向」・「前面」・「背面」の用語説明>>
当該レーザープリンタ100は、用紙が用紙搬送経路PP(paper path:図中2点鎖線で示されている)に沿って搬送されるように構成されている。よって、以下の説明では、図1における用紙搬送経路PPに沿ってフィーダユニット120から排紙部170に向かう方向を「用紙搬送方向」と称する。
【0086】
また、レーザープリンタ100における図中右側の端部を、レーザープリンタ100の「前面」と称し、レーザープリンタ100における図中左側の端部を、レーザープリンタ100の「背面」と称する。そして、図1における左右方向が、レーザープリンタ100の長さ方向となる。
【0087】
さらに、図1における左右方向(レーザープリンタ100の長さ方向)及び上下方向(レーザープリンタ100の高さ方向)と垂直な方向(すなわち図1の紙面の法線方向:レーザープリンタ100の幅方向)を「用紙幅方向」と称する。
【0088】
<<本体部のケーシングの構成>>
外側カバー111は、本体部110のケーシングを構成する略直方体形状の部材であり、合成樹脂板により一体に形成されている。この外側カバー111は、当該本体部110内に収容される各種の部材を支持するための本体フレーム(後述する本体フレーム110a:図6参照)を覆うように設けられている。
【0089】
外側カバー111の上面を構成するトップカバー112における、前記背面側(図中左側)には、前記前面側(図中右側)に向かうにつれて浅くなるような形状の凹部が形成されている。この凹部の底面によって、画像が形成された用紙を載置するための排紙トレイ112aが構成されている。具体的には、この排紙トレイ112aは、トップカバー112の前記前面側(図中右側)から前記背面側(図中左側)に向かって斜め下方に延びるように形成された斜面から構成されている。外側カバー111における、排紙トレイ112aの下端部(図中左下側の端部)の上方には、開口部からなる排紙口112bが形成されている。すなわち、上述の排紙トレイ112aは、当該排紙口112bから排出された画像形成済みの用紙を受け止め、当該画像形成済みの用紙を100枚程度積載し得るように構成されている。
【0090】
外側カバー111の前記前面側には、フロントカバー113が装着されている。このフロントカバー113は、その下端部であるヒンジ部113aを中心として回動することで開閉し得るように、外側カバー111によって支持されている。本実施形態のレーザープリンタ100は、フロントカバー113が前記前面側(図中右側)に開かれることで、プロセスカートリッジ130が当該レーザープリンタ100の前記前面側から装着・脱着され得るように構成されている。
【0091】
また、外側カバー111の前記背面側には、リアカバー114が配置されている。このリアカバー114は、本体部110内における前記背面側の位置にある定着ユニット装着部110bに対して定着ユニット160が装着される際に取り外され得るように、外側カバー111に対して脱着可能に装着されている。すなわち、定着ユニット160を本体部110内へ所定の挿入方向(図中右方向)に沿って挿入する場合に、リアカバー114が外側カバー111から脱着され得るように、外側カバー111及びリアカバー114が構成されている。
【0092】
<<フィーダユニットの構成>>
フィーダユニット120のケーシングを構成するフィーダケース121は、その内側にシート状の用紙を積層状態にて多数枚収容し得るように構成されている。このフィーダケース121内には、用紙押圧板123と、用紙押圧バネ124と、分離パッドホルダ125と、分離パッド付勢バネ126と、が配置されている。
【0093】
用紙押圧板123は、前記背面側(分離パッドホルダ125から遠い方)の端部を中心に揺動可能に支持されている。用紙押圧板123の前記前面側(分離パッドホルダ125に近い方)の端部は、用紙押圧バネ124によって上方に付勢されている。分離パッドホルダ125は、フィーダケース121における前記前面側の端部近傍であって、用紙押圧板123よりも前記用紙搬送方向における下流側に配置されている。分離パッドホルダ125の上部であって、用紙搬送経路PPと対向する位置には、ゴム等の、用紙よりも摩擦係数が高い材質によって構成された分離パッド125aが配置されている。この分離パッドホルダ125の下方には、分離パッド125aを上方に付勢するための分離パッド付勢バネ126が配置されている。
【0094】
<<プロセスカートリッジの構成>>
プロセスカートリッジ130のケーシング及びフレームを構成するプロセスケース131には、現像カートリッジ132が脱着自在に装着されている。現像カートリッジ132は、プロセスケース131内に収容された感光体ドラム133の前記背面側に配置されている。感光体ドラム133は、その外周部に感光体層が形成された円筒形状の部材である。この感光体ドラム133は、画像形成時に用紙の搬送と同期して、図中矢印方向に回転され得るように、プロセスケース131によって支持されている。また、感光体ドラム133は、その回転中心軸が前記用紙幅方向と平行となるように配置されている。現像カートリッジ132は、静電潜像が形成された感光体ドラム133の周面にトナーを供給することで、当該周面上にトナーを画像状に配列させつつ担持させる(当該静電潜像をトナーにより現像する)ように、以下のように構成されている。
【0095】
<<<現像カートリッジの構成>>>
現像カートリッジ132のケーシングを構成する現像カートリッジケース132aにおける前記前面側には、トナーを収容するトナー収容室132bが形成されている。このトナー収容室132b内には、当該トナー収容室132b内に収容されているトナーを撹拌するためのアジテータ132cが収容されている。このアジテータ132cは、羽根車状の部材であって、現像カートリッジケース132aによって、前記用紙幅方向と平行な回転軸を中心として図中矢印方向に回転可能に支持されている。
【0096】
現像カートリッジケース132a内の空間であって、トナー収容室132bよりも前記背面側には、供給ローラ132d及び現像ローラ132eが配置されている。トナー収容室132bにおける、前記背面側の壁には、トナーが通過し得る開口部が形成されていて、アジテータ132cの回転によって当該開口部を通過したトナーが供給ローラ132dに達し得るようになっている。
【0097】
供給ローラ132dは、金属製の回転中心軸の外周部にスポンジ層を形成することにより構成されている。供給ローラ132dは、現像ローラ132eの周面と接触するように配置されていて、現像カートリッジケース132aによって回転可能に支持されている。この供給ローラ132dは、図中矢印方向に回転駆動されることで、帯電したトナーを現像ローラ132eの周面上に担持させ得るように構成されている。
【0098】
現像ローラ132eは、金属製の回転中心軸の外周部に、合成ゴムにカーボンブラックを混入してなる半導電性ゴム層を形成することにより構成されている。この現像ローラ132eは、供給ローラ132dと接触しつつ、図中矢印方向(すなわち供給ローラ132dと同じ方向)に回転駆動されることで、帯電したトナーを当該現像ローラ132eの周面上に担持し得るように構成されている。
【0099】
現像ローラ132eは、現像カートリッジ132がプロセスケース131に装着された状態で、現像ローラ132eが感光体ドラム133の周面と所定のクリアランスをもって平行に配置されるように、現像カートリッジケース132aによって回転可能に支持されている。すなわち、現像カートリッジケース132aの外側に向かって露出する現像ローラ132eの周面が、当該現像ローラ132eの周面上に担持されているトナーの薄層を介して、感光体ドラム133の周面と対向するように、プロセスケース131及び現像カートリッジケース132aが構成されている。
【0100】
現像ローラ132eと供給ローラ132dとの接触部よりも前記背面側(現像ローラ132eの回転方向先)には、層厚規制ブレード132fが配置されている。この層厚規制ブレード132fは、その先端が現像ローラ132eの周面と接触することで、現像ローラ132eの周面上のトナー層の厚さ、トナーの密度、及び帯電量を調整し得るように配置されている。
【0101】
<<<プロセスケース内の他の部材の構成及び配置>>>
感光体ドラム133の上方には、当該感光体ドラム133の周面を一様に帯電させるための帯電器134が配置されている。この帯電器134は、プロセスケース131によって支持されている。プロセスケース131の上部には、感光体ドラム133の周面にレーザービームを照射するための当該レーザービームの通り道である開口が形成されている。すなわち、一様に帯電された感光体ドラム133の周面に対して、当該開口を通して画像情報に応じて変調されたレーザービームが照射されることで、感光体ドラム133の周面上に静電潜像が形成され得るように、当該開口が形成されている。
【0102】
プロセスケース131内には、感光体ドラム133の周面上に担持されたトナーを用紙に転写するための転写ローラ135が収容されている。この転写ローラ135は、その周面の上部が感光体ドラム133と対向するように、感光体ドラム133の下方で且つプロセスカートリッジ130の底部に配置されている。転写ローラ135は、プロセスケース131によって回転可能に支持されている。この転写ローラ135は、画像形成時に感光体ドラム133の図中矢印方向(時計回り)の回転と同期して、当該感光体ドラム133と反対方向(図中矢印方向:反時計回り)に回転駆動されつつ、当該感光体ドラム133との間に所定の電圧が印加されることで、感光体ドラム133の周面上に担持されたトナーを用紙に転写させ得るように構成されている。
【0103】
プロセスケース131の底部であって、感光体ドラム133と転写ローラ135とが対向している位置(転写位置)よりも前記用紙搬送方向における上流側には、用紙を当該プロセスケース131内(上述の転写位置)に導入するための開口部である用紙入口開口131aが形成されている。また、プロセスケース131の底部であって、上述の転写位置よりも前記用紙搬送方向における下流側には、用紙を当該プロセスケース131内から排出するための開口部である用紙出口開口131bが形成されている。
【0104】
プロセスケース131の外側であって、用紙入口開口131aよりも前記用紙搬送方向における上流側には、用紙の向き及び搬送タイミングを調整するための上側レジストローラ136が、回転可能に支持されている。
【0105】
<<スキャナユニットの構成>>
スキャナユニット140は、プロセスケース131の上方に配置されている。スキャナユニット140は、スキャナケース141と、ポリゴンミラー142と、ポリゴンモータ143と、f−θレンズ144と、反射鏡145と、シリンドリカルレンズ146と、反射鏡147と、を備えている。
【0106】
ポリゴンミラー142は、所定の回転数で回転駆動され得るように、スキャナケース141に固定されたポリゴンモータ143の回転駆動軸によって支持されている。このポリゴンミラー142は、上述のポリゴンモータ143によって回転駆動されつつ、図示しないレーザー発光部にて画像データに基づいて生成されたレーザービームを反射することで、当該レーザービームを前記用紙幅方向に沿って走査し得るように構成されている。
【0107】
f−θレンズ144は、ポリゴンミラー142により反射されたレーザービーム(図中一点鎖線で示されている)の走査間隔を補正するためのレンズであり、当該ポリゴンミラー142の回転方向に沿った長手方向を有するように構成されている。このf−θレンズ144は、ポリゴンミラー142と反射鏡145との間に配置されている。
【0108】
シリンドリカルレンズ146は、面倒れ補正用のレンズであり、f−θレンズ144を経て反射鏡145により反射されたレーザービームの進行先に配置されている。反射鏡147は、シリンドリカルレンズ146を経たレーザービームが感光体ドラム133の周面に向けて照射され得るように配置されている。
【0109】
これらのf−θレンズ144と、反射鏡145と、シリンドリカルレンズ146と、反射鏡147とは、スキャナケース141内にて支持されている。
【0110】
<<給紙部の構成>>
給紙部150は、ピックアップローラ151と、分離ローラ152と、下側レジストローラ153と、を備えていて、用紙をフィーダユニット120から1枚ずつピックアップしてプロセスカートリッジ130における上述の転写位置(感光体ドラム133と転写ローラ135とが対向している位置)に向けて供給し得るように構成されている。
【0111】
ピックアップローラ151は、本体部110(上述の本体フレーム:後述する図6における本体フレーム110a参照)によって回転可能に支持されている。このピックアップローラ151は、フィーダケース121内にて積層状態に収容された用紙の先端部と当接し得るように、フィーダユニット120における用紙押圧板123の前記前面側の端部と対向するように配置されている。
【0112】
分離ローラ152は、本体部110によって回転可能に支持されている。この分離ローラ152は、分離パッド125aと対向する位置に配置されている。すなわち、分離ローラ152は、分離パッド付勢バネ126によって、分離パッド125aと所定の圧力をもって接触し得るように配置されている。
【0113】
下側レジストローラ153は、上述の上側レジストローラ136と協働することで用紙の向き及び搬送タイミングを調整するためのローラであって、当該上側レジストローラ136と接触するように、感光体ドラム133と転写ローラ135とが対向する位置よりも前記用紙搬送方向における上流側に配置されている。
【0114】
また、給紙部150においては、分離ローラ152と下側レジストローラ153との間、下側レジストローラ153とプロセスケース131の底部の用紙入口開口131aとの間、及びプロセスケース131の底部の用紙出口開口131bと定着ユニット160との間の位置にて、用紙の搬送をガイドするためのガイド部材やローラ等が適宜配置されている。
【0115】
<<定着ユニットの概略構成>>
定着ユニット160は、上述の転写位置(感光体ドラム133と転写ローラ135とが対向する位置)よりも前記用紙搬送方向における下流側に配置されている。この定着ユニット160は、定着ユニットケース161と、ヒートローラ162と、加圧ローラ163と、加圧ローラ支持部材164と、を備えている。
【0116】
定着ユニットケース161は、ヒートローラ162からの輻射熱によってプロセスカートリッジ130が加熱されることを可及的に抑制し得るように、当該プロセスカートリッジ130とヒートローラ162との間に介在して当該ヒートローラ162を覆うように配置されている。
【0117】
ヒートローラ162は、表面が離型処理された金属製の薄肉中空円筒状の部材であるローラ本体162a内に、用紙上に付着したトナーを加熱して溶融させるためのヒータ162bを収容することによって構成されている。このヒートローラ162の、前記用紙幅方向における両端部は、定着ユニットケース161によって回転可能に支持されている。このヒートローラ162は、上述の前記用紙搬送方向及び用紙の厚さ方向と垂直な、前記用紙幅方向に沿って配置されている。
【0118】
加圧ローラ163は、シリコンゴム製のローラであり、ヒートローラ162に対して所定の圧力をもって押圧されるように、当該ヒートローラ162と平行に、且つ当該ヒートローラ162と対向して配置されている。加圧ローラ163の、前記用紙幅方向における両端部は、加圧ローラ支持部材164によって回転可能に支持されている。
【0119】
加圧ローラ支持部材164は、加圧ローラ163を回転可能に支持する部材であって、定着ユニットケース161の下方に配置されている。すなわち、加圧ローラ支持部材164は、定着ユニットケース161の前記用紙幅方向における両端部にて、図中上下方向に揺動可能に支持されている。
【0120】
この定着ユニット160は、本体部110(上述の本体フレーム:後述する図6における本体フレーム110a参照)に装着されていて、当該本体部110に備えられた動力伝達機構を介してヒートローラ162が図中矢印方向に回転駆動されることで、加圧ローラ163が図中矢印方向に連れまわるように構成されている。そして、この定着ユニット160は、図中矢印方向に回転するヒートローラ162と加圧ローラ163との間で用紙を挟持することで、用紙の表面(図中上側の表面)上に付着したトナーを当該用紙に定着させつつ、当該用紙を前記用紙搬送方向に送り得るように構成されている。かかる定着ユニット160の詳細な構成については後述する。
【0121】
<<排紙部の構成>>
排紙部170は、第1排紙ガイド171と、第2排紙ガイド172と、第1排紙ローラ173と、第2排紙ローラ174と、から構成されている。
【0122】
第1排紙ガイド171は、定着ユニット160を経た用紙を用紙搬送経路PPに沿ってガイドするための部材であり、当該定着ユニット160よりも前記用紙搬送方向における下流側に配置されている。第2排紙ガイド172は、第1排紙ガイド171を経た用紙を排紙口112bに向けてガイドするための部材であって、排紙口112bよりも前記用紙搬送方向における上流側に配置されている。
【0123】
第1排紙ローラ173と、第2排紙ローラ174とは、用紙搬送経路PPを挟んで互いに対向するように配置されている。第1排紙ローラ173は、用紙搬送経路PPよりも下方に配置されていて、本体部110(上述の本体フレーム:後述する図6における本体フレーム110a参照)によって回転可能に支持されている。この第1排紙ローラ173は、当該本体部110に備えられた動力伝達機構を介して回転駆動され得るように構成されている。第2排紙ローラ174は、トップカバー112によって回転可能に支持されていて、第1排紙ローラ173の回転駆動に連れ回るようになっている。
【0124】
また、排紙部170においては、定着ユニット160と排紙口112bとの間、用紙搬送経路PPに沿った適宜の位置に、ローラ部材が配置されている。
【0125】
<定着ユニットの詳細な構成>
図2は、定着ユニット160を斜め下方から見た斜視図である。
【0126】
図2に示されているように、定着ユニットケース161及び加圧ローラ支持部材164は、加圧ローラ163を外部(前記用紙搬送方向下流側の側方、及び下方)に向けて露出するように構成されている(後述する図7及び図8も参照)。
【0127】
加圧ローラ支持部材164は、上述の通り、定着ユニットケース161によって揺動可能に支持されている。この加圧ローラ支持部材164の自由端には、当該加圧ローラ支持部材164を手動にて揺動させるための把手部164aが形成されている。定着ユニットケース161と加圧ローラ支持部材164との間には、引っ張りバネとしての加圧バネ165が架け渡されている。この加圧バネ165は、当該加圧ローラ支持部材164を定着ユニットケース161の方に向けて付勢することで、加圧ローラ163をヒートローラ162に対して圧接させ得るように構成されている。
【0128】
加圧ローラ支持部材164における、上述の把手部164aよりも揺動中心寄りの位置には、スペーサ部材166が装着されている。このスペーサ部材166は、定着ユニットケース161と加圧ローラ支持部材164との間の位置関係を調整することで、ヒートローラ162と加圧ローラ163との圧接状態を変更するための部材である。このスペーサ部材166は、加圧ローラ支持部材164から水平方向に立設された揺動ピン167aを中心として揺動可能に支持されている。
【0129】
具体的には、スペーサ部材166は、スペーサ部166aと、スペーサ支持部166bと、スペーサ操作部166cと、から構成されている。このスペーサ部166aは、合成樹脂を射出成型することにより一体に成形されている。
【0130】
スペーサ部166aは、スペーサ支持部166bの上端から水平方向に延びるように形成された突起であって、スペーサ支持部166bが図中右方向に揺動されることで定着ユニットケース161の下側の端面と加圧ローラ支持部材164の上側の端面との間で挟持され得るように構成されている。
【0131】
スペーサ支持部166bは、スペーサ部166aを支持する部材であって、揺動ピン167aを挟んでスペーサ操作部166cと反対側に配置されている。
【0132】
スペーサ操作部166cは、加圧ローラ支持部材164における把手部164aと近接した位置に配置されている。このスペーサ操作部166cの自由端側であって、前記用紙搬送方向側には、手指で操作するための操作リブ166c1が、前記用紙幅方向に沿って内側に向けて立設されている。また、スペーサ操作部166cの下端部から、前記用紙幅方向に沿って外側に、板状(リブ状)のバネ当接部166c2が立設されている。このバネ当接部166c2と、加圧ローラ支持部材164における把手部164aの近傍の部分との間には、圧縮バネであるスペーサ付勢バネ167bが配置されている。このスペーサ付勢バネ167bは、スペーサ支持部166bを図中右側に付勢し得るように構成されている。
【0133】
<<ヒータと本体部との電気的接続のための構成>>
定着ユニット160には、ヒータ162bと本体部110(図1参照)との電気的接続を行うためのヒータ通電部168が備えられている。このヒータ通電部168は、第1接続部材168aと、第2接続部材168bとを備えている。これらの第1接続部材168a及び第2接続部材168bは、本体部110(図1参照)に備えられた電源基板と電気的接続を行うための、金属板からなる電極部材であって、定着ユニットケース161に装着されている。
【0134】
図2から明らかなように、これらの第1接続部材168a及び第2接続部材168bは、定着ユニットケース161の、前記用紙幅方向における一端部に集約して設けられている。また、これらの第1接続部材168a及び第2接続部材168bは、定着ユニットケース161の、前記用紙搬送方向側の端部に設けられている。
【0135】
定着ユニットケース161内の、前記用紙幅方向における前記一端部と反対側の他端部には、ヒートローラ162に対して回転駆動力を与えるための回転駆動力伝達部169が配置されている。この回転駆動力伝達部169は、伝達ギヤ169aと、ヒートローラ駆動ギヤ169bとからなる。
【0136】
伝達ギヤ169aは、定着ユニットケース161における上述の他端部にて回転可能に支持されている。この伝達ギヤ169aは、本体部110(図1参照)に備えられた駆動源からの回転駆動力の伝達を受けるため、その下方を定着ユニットケース161の外部に露出するように配置されている(後述する図7及び図8も参照)。
【0137】
ヒートローラ駆動ギヤ169bは、ヒートローラ162の前記用紙幅方向における端部に装着されている。このヒートローラ駆動ギヤ169bは、上述の伝達ギヤ169aとほぼ同一平面上にて噛み合うことで、当該伝達ギヤ169aを介して、本体部110(図1参照)に備えられた上述の駆動源からの回転駆動力が伝達され得るように構成されている。
【0138】
<<ヒータ通電部の詳細な構成>>
図3は、定着ユニット160を上方から見た断面図である。また、図4は、ヒートローラ162を取り外した状態の定着ユニットケース161を下方から見た図である。さらに、図5は、図4に示されている定着ユニットケース161と、ヒータ162bと、の位置関係を示す図である。なお、図5の下方には、ヒータ162bにおける配光プロファイル(ハロゲンランプの発光強度のプロファイル)が示されている。
【0139】
図3に示されているように、ヒートローラ162は、定着ユニットケース161の内部に装着された一対のヒートローラ軸受161aを介して、回転可能に支持されている。
【0140】
ヒータ162bは、ハロゲンランプから構成されていて、その前記用紙幅方向における両端部には、第1端子162c及び第2端子162dが設けられている。このヒータ162bは、第1端子162c及び第2端子162dを介して給電されることで発熱するように構成されている。
【0141】
図4及び図5を参照すると、ヒータ通電部168は、第1接続部材168a、第2接続部材168b、第2端子支持部材168c、第1平板状部材168d、第2平板状部材168e、及びワイヤ部材168fを備えている。
【0142】
第1接続部材168aには、ヒータ162bにおける第1端子162cを固定し得るように構成された端子固定部168a1が形成されている。この端子固定部168a1は、定着ユニットケース161の底面(図1におけるヒートローラ162と対向する面)であるヒートローラ対向面161bに固定された平板状の基部168a2の端部からリブ状に立設された部分であって、上述のヒータ162bにおける第1端子162cを嵌め込むためのスリットが形成されている。また、上述の基部168a2から立設するように、当該定着ユニット160(図2、図3参照)と外部(図1における本体部110)との電気的接続を行うための平板状の接続端子部168a3が形成されている。この接続端子部168a3は、用紙搬送方向(図4における上方)に沿って突出するように形成されている(図2参照)。
【0143】
第2接続部材168bは、定着ユニットケース161に固定された平板状の基部168b1と、その基部168b1から延びるように形成された接続端子部168b2とから構成されている。この接続端子部168b2も、用紙搬送方向に沿って突出するように形成されている(図2参照)。
【0144】
第2端子支持部材168cは、金属製の平板状の部材であって、上述の第1接続部材168aにおける端子固定部168a1と同様の構成を有する端子固定部168c1が形成されている。この第2端子支持部材168cは、端子固定部168c1に対して上述のヒータ162bにおける第2端子162dが嵌め込まれることで、当該第2端子162dを固定し得るように構成されている。
【0145】
第1平板状部材168dは、金属製の平板状の部材であって、ヒートローラ対向面161bに固定されている。この第1平板状部材168dと、上述の第2端子支持部材168cとの間には、サーモスタット168gが接続されている。このサーモスタット168gは、ヒートローラ162のローラ本体162a(図3参照)の、前記用紙幅方向(図3ないし図5における横方向)における一端部と接触し得るように配置されている。このサーモスタット168gは、当該ローラ本体162aにおける前記一端部の温度が所定温度よりも高くなった場合に、第1平板状部材168dと第2端子支持部材168cとの間の電気的接続を遮断することで、ヒータ162bへの通電を遮断し得るように構成されている。
【0146】
第2平板状部材168eは、金属製の平板状の部材であって、ヒートローラ対向面161bに固定されている。この第2平板状部材168eと、上述の第1平板状部材168dとの間には、サーモスタット168hが接続されている。このサーモスタット168hは、ヒートローラ162のローラ本体162a(図3参照)の、前記用紙幅方向(図3ないし図5における横方向)における略中央部と接触し得るように配置されている。このサーモスタット168hは、当該ローラ本体162aにおける前記略中央部の温度が所定温度よりも高くなった場合に、第1平板状部材168dと第2平板状部材168eとの間の電気的接続を遮断することで、ヒータ162bへの通電を遮断し得るように構成されている。
【0147】
第2平板状部材168eと、第2接続部材168bにおける基部168b1とは、金属製のワイヤ部材168fによって電気的に接続されている。このワイヤ部材168fは、定着ユニットケース161の底面であるヒートローラ対向面161bから立設するように設けられたワイヤ支持リブ161cによって、ヒートローラ162のローラ本体162a(図3参照)との間に所定のギャップが維持されるように支持されている。
【0148】
上述の通り、ヒータ162bの第2端子162dと、第2接続部材168bとの間は、互いに独立して定着ユニットケース161に固定された複数の金属部材(第2端子支持部材168c、第1平板状部材168d、第2平板状部材168e、及びワイヤ部材168f)によって、電気的に接続されている。
【0149】
なお、第1接続部材168a、第2接続部材168b、第2端子支持部材168c、第1平板状部材168d、第2平板状部材168e、及びワイヤ部材168fは、配線用コードに用いられている合成樹脂(例えば塩化ビニール等)製の絶縁被覆材や、ワイヤの絶縁用スリーブ等によって被覆されていない「剥き出し」の状態の金属部材からなる。
【0150】
定着ユニットケース161には、ヒートローラ162のローラ本体162a(図3参照)の温度を検知するためのサーミスタを装着し得るように構成されたサーミスタ装着部161dが形成されている。このサーミスタ装着部161dは、図5に示されているように、用紙中心よりも前記用紙幅方向にオフセットした位置であって、ヒータ162bにおける配光プロファイルのピークよりも用紙中心寄りの位置(かかる位置は、上述のサーミスタを用いて定着温度を制御するために好適な位置である。)に形成されている。なお、ここでいう「用紙中心」とは、使用可能な最大サイズの定型用紙が当該定着ユニット160(図2及び図3参照)を通過する際の当該定型用紙の前記用紙幅方向における中心をいうものとする。
【0151】
<<給電部の構成>>
図6は、定着ユニット160が装着された状態の本体フレーム110aの内側を斜め上方から見た斜視図である。また、図7は、本体フレーム110aを内側から見た側面図である。
【0152】
図6を参照すると、本体フレーム110aは、前記用紙幅方向に沿って配置された一対のサイドフレーム110a1を備えている。このサイドフレーム110a1は、定着ユニット160の前記用紙幅方向における両端部にて当該定着ユニット160を支持し得るように構成されている。そして、本体フレーム110aの前記背面側には、定着ユニット160を挿入するための開口部である定着ユニット挿入開口部110cが形成されている。
【0153】
定着ユニット挿入開口部110cは、定着ユニット160に対して用紙搬送方向における下流側に向かって開口するように形成されている。そして、本体フレーム110aに定着ユニット160が装着された状態において、定着ユニットケース161に固定された第1接続部材168a及び第2接続部材168bは、当該定着ユニットケース161から、上述の用紙搬送方向における下流側に向けて露出するように配置されている。
【0154】
定着ユニット装着部110bは、この定着ユニット挿入開口部110cにおける、前記前面側(定着ユニット160の挿入方向側)の端部に形成されている。すなわち、定着ユニット160を、定着ユニット挿入開口部110cに対して前記前面側に向かって挿入することで、当該定着ユニット160が上述の定着ユニット装着部110bに装着され得るように、当該本体フレーム110aが構成されている。
【0155】
図7を参照すると、サイドフレーム110a1の内側であって、前記背面側(図中左側)には、定着ユニット給電部180が配置されている。この定着ユニット給電部180は、定着ユニット160に給電するための部材であって、コネクタ181と、ハーネス182とからなる。
【0156】
コネクタ181は、定着ユニット装着部110bに装着された状態の定着ユニット160における第1接続部材168a及び第2接続部材168b(図6参照)と対向する位置に配置されている。すなわち、コネクタ181は、定着ユニット装着部110bに装着された状態の定着ユニット160における当該第1接続部材168a及び第2接続部材168bと近接する位置に配置されている。そして、コネクタ181は、定着ユニット装着部110b(図6参照)の背面側(定着ユニット160の挿入方向における手前側)に配置されている。
【0157】
コネクタ181は、ハーネス182によって、本体フレーム110aの外側面における底部に支持された上述の電源基板と電気的に接続されている。このハーネス182は、サイドフレーム110a1から略水平に立設するように形成されたリブ状部材であるハーネスガイド110d、及びサイドフレーム110a1に形成されたハーネス貫通開口110eによって、定着ユニット160(図6参照)の下方を通るようにガイドされている。
【0158】
<<接続部カバー>>
図8は、図6と同様に、定着ユニット160が装着された状態の本体フレーム110aの内側を斜め上方から見た斜視図である。
【0159】
本体フレーム110aには、接続部カバー115が装着されている。この接続部カバー115は、合成樹脂からなる箱状の部材であって、定着ユニット160が本体フレーム110aに装着された状態において、第1接続部材168a及び第2接続部材168b(図6参照)を覆うように配置されている。この接続部カバー115は、定着ユニット160が本体フレーム110aに装着された状態において、第1接続部材168a及び第2接続部材168b(図6参照)の背面側(定着ユニット160の挿入方向における手前側)に配置されている。
【0160】
<レーザープリンタによる画像形成動作の概略>
以下、上述の構成を備えたレーザープリンタ100による画像形成動作の概略について、図1を参照しつつ説明する。
【0161】
<<給紙動作>>
フィーダケース121内にて積載状態で収容された用紙が、用紙押圧板123によって、ピックアップローラ151に向かって上方に付勢される。これにより、最上位から数枚分の用紙が、ピックアップローラ151の周面と接触する。ピックアップローラ151が図中反時計回りに回転駆動されると、当該数枚分の用紙の先端部が、図中右方に移動して分離ローラ152と分離パッド125aとの間で挟まれる。そして、分離ローラ152が図中反時計回りに回転駆動されると、分離ローラ152の周面と接触している最上位の用紙のみが、分離ローラ152の回転に伴って、上側レジストローラ136と下側レジストローラ155とが接触している位置(レジスト位置)に向けて搬送される。
【0162】
このレジスト位置に用紙の先端が突き当てられることにより、用紙の斜行が補正される。その後、所定のタイミングで下側レジストローラ155が回転駆動される。すると、当該下側レジストローラ155の回転に連れ回るように上側レジストローラ136が回転しつつ、感光体ドラム133と転写ローラ135とが対向する位置である前記転写位置に向けて用紙が搬送される。このようにして、用紙の斜行の補正及び搬送タイミング調整が行われる。
【0163】
<<感光体ドラムの周面上へのトナー像の担持>>
上述のように、用紙が前記転写位置に向けて搬送されている間に、感光体ドラム133の周面上に、以下のようにしてトナーによる像が担持される。
【0164】
感光体ドラム133の周面は、まず、帯電器134によって一様に帯電される。帯電器134によって帯電された感光体ドラム133の周面には、図中矢印方向(時計回り)に回転しつつ、スキャナユニット140によって前記用紙幅方向に沿って走査されたレーザービームが照射される。このレーザービームは、上述の通り、画像データに基づいて生成されている。すなわち、レーザービームの発光状態(ON/OFFのパルス形状)が、画像データに応じて変調されている。このように変調されたレーザービームが感光体ドラム133の周面上で走査されることにより、当該周面上に静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された感光体ドラム133の周面は、図中矢印方向(時計回り)に回転し、現像ローラ132eの周面と接触又は近接する。この現像ローラ132eの周面上には、以下のようにして、帯電したトナーがほぼ均一に担持されている。
【0165】
供給ローラ132dが図中矢印方向(反時計回り)に回転することで、現像ローラ132eの周面にトナーが付着する。このように供給ローラ132dによってトナーが付着された現像ローラ132eの周面は、図中矢印方向(反時計回り:すなわち供給ローラ132dと同一の回転方向)に回転して、層厚規制ブレード132fとの接触位置に達する。そして、層厚規制ブレード132fによって当該周面上のトナーの付着量や帯電量が調整される。このようにしてトナーの付着量や帯電量が調整された当該周面は、図中矢印方向(反時計回り)に回転することで、感光体ドラム133と対向する位置に達する。
【0166】
そして、静電潜像が形成された感光体ドラム133の周面と、帯電したトナーが担持された現像ローラ132eの周面とが接触又は近接することで、感光体ドラム133の周面上に形成された静電潜像に対応するパターンで、当該周面上にトナーが付着する。すなわち、感光体ドラム133の周面上の静電潜像がトナーにより現像され、トナーによる像が当該周面上に担持される。
【0167】
<<感光体ドラムの周面上から用紙へのトナー像の転写>>
上述のようにして感光体ドラム133の周面上に担持されたトナーによる像は、当該周面が図中時計回りに回転することにより、上述の転写位置に向けて搬送される。そして、この転写位置にて、トナーによる像が、感光体ドラム133の周面から用紙上に転写される。
【0168】
<<定着・排紙>>
このトナーによる像を転写された用紙は、用紙搬送経路PPに沿って定着ユニット160に送られる。そして、この用紙は、ヒートローラ162と加圧ローラ163との間で挟まれることで、加圧されつつ加熱される。これにより、用紙の表面上に、トナーによる像が定着される。その後、用紙は、ヒートローラ162及び加圧ローラ163の図中矢印方向の回転によって、排紙部170を介して排紙口112bに送られ、当該排紙口112bを介して排紙トレイ112a上に排出される。
【0169】
<実施形態の構成による作用・効果>
次に、上述の実施形態の構成による作用・効果について、各図面を参照しつつ以下に説明する。
【0170】
・図1、図6、及び図7を参照すると、本実施形態のレーザープリンタ100においては、本体フレーム110aに、定着ユニット装着部110bが形成されている。この定着ユニット装着部110bに対して、定着ユニット160を前記挿入方向(図1及びにおける右方向)に沿って挿入することで、当該定着ユニット160が本体フレーム110aに装着される。
【0171】
ここで、定着ユニット装着部110bの、前記挿入方向における手前側には、定着ユニット160に給電するための定着ユニット給電部180(コネクタ181)が配置されている。また、定着ユニット160の、前記挿入方向における手前側には、定着ユニット給電部180(コネクタ181)と電気的接続を行うための第1接続部材168a及び第2接続部材168bが形成されている。
【0172】
かかる構成を有するレーザープリンタ100を組み立てる際においては、定着ユニット160が、本体フレーム110aに対して上述の所定の前記挿入方向に沿って挿入され、定着ユニット装着部110bに装着される。その後、前記挿入方向における手前側から、定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続が行われる。
【0173】
このように、本実施形態のレーザープリンタ100によれば、上述の定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続が、本体フレーム110aへ定着ユニット160を挿入する上述の挿入方向における手前側から行うことができる。よって、当該電気的接続作業が容易かつ確実に行われ得る。また、例えば、当該定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続が確実に行われているか否かを確認するための確認が、前記挿入方向における手前側から視認することで容易に行われ得る。
【0174】
なお、当該レーザープリンタ100のメンテナンスのために、本体フレーム110aから定着ユニット160を脱着する場合や、本体フレーム110aに定着ユニット160を装着する場合において、定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続、及び当該電気的接続の解除のための作業が必要である。本実施形態のレーザープリンタ100によれば、これらの作業もまた、容易且つ確実に行われ得る。
【0175】
・図2、図6、及び図7を参照すると、本実施形態の構成においては、第1接続部材168a及び第2接続部材168bが、前記挿入方向と直交する方向(図4における左右方向)における定着ユニット160の一方の端部に集約して形成されていて、定着ユニット給電部180(コネクタ181)が、第1接続部材168a及び第2接続部材168bと対向する位置に形成されている。
【0176】
したがって、上述の定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続を行う際に、定着ユニット給電部180及び第1接続部材168a及び第2接続部材168bが、定着ユニット160の一方の端部に集約して形成されているので、定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続がより簡易に行われ得る。
【0177】
また、図7に示されているように、定着ユニット160と本体フレーム110aとの間で架け渡されるハーネス182が、定着ユニット160の一方の端部側(一対のサイドフレーム110a1のうちの一方側)にまとまった状態となる。よって、ヒートローラ162と加圧ローラ163との間にハーネス182が巻き込まれることを抑制することができる。さらに、例えば、本実施形態のレーザープリンタ100のメンテナンスの際に、コネクタ181を第1接続部材168a及び第2接続部材168bから脱着することなく、本体フレーム110aから定着ユニット160を容易に脱着することができる。
【0178】
・図6及び図7を参照すると、本実施形態の構成においては、本体フレーム110aには、定着ユニット160を装着するための定着ユニット挿入開口部110cが形成されていて、定着ユニット装着部110bが、定着ユニット挿入開口部110cの内側の空間における前記挿入方向側の部分からなり、定着ユニット給電部180が、第1接続部材168a及び第2接続部材168bと近接する位置に配置されている。
【0179】
よって、本実施形態のレーザープリンタ100を組み立てる際においては、定着ユニット160が、本体フレーム110aに形成された定着ユニット挿入開口部110c内へ、前記挿入方向(図6における、サイドフレーム110a1の長手方向である右斜め上方向/図7における右方向)に沿って挿入される。そして、当該定着ユニット挿入開口部110cの内側の空間における、前記挿入方向側の端部に形成された定着ユニット装着部110bに、定着ユニット160が装着される。このとき、上述したように、定着ユニット装着部110bの、前記挿入方向における手前側には、定着ユニット160に給電するための定着ユニット給電部180が配置されている。さらに、この定着ユニット給電部180は、第1接続部材168a及び第2接続部材168bと近接する位置に配置されている。すなわち、当該定着ユニット給電部180は、本体フレーム110aにおける、定着ユニット挿入開口部110cの内側であって、定着ユニット160における第1接続部材168a及び第2接続部材168bに対応する位置に形成されている。
【0180】
したがって、定着ユニット給電部180と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続が、より容易かつ確実に行われ得る。なお、上述のような、当該レーザープリンタ100のメンテナンスの場合も同様である。
【0181】
・図6を参照すると、本実施形態の構成においては、定着ユニット挿入開口部110cが、前記用紙搬送方向に向かって開口するように形成されていて、第1接続部材168a及び第2接続部材168bが、定着ユニット160から前記用紙搬送方向側に向けて露出するように形成されている。
【0182】
したがって、定着ユニット160の本体フレーム110aに対する装着時及び電気的接続時の作業性、及び当該レーザープリンタ100のメンテナンス性がさらに向上する。
【0183】
・図6を参照すると、本実施形態の構成においては、定着ユニットケース161及び加圧ローラ支持部材164が、加圧ローラ163を当該定着ユニット160の外部に露出するように構成されている。したがって、用紙ジャムの除去等のメンテナンス作業を行う際の作業性がさらに向上する。
【0184】
また、加圧ローラ163を覆うカバー部材が省略されているので、定着ユニット160の外形寸法が小さくなっている。よって、本体フレーム110aにおける定着ユニット装着部110bもまた最小限の大きさとなっている。したがって、本実施形態のレーザープリンタ100においては、当該定着ユニット160の周りの構成のさらなる小型化が達成されており、これにより、当該レーザープリンタ100のさらなる小型化が達成されている。
【0185】
・図2、図6、及び図7を参照すると、本実施形態の構成においては、ヒートローラ162又は加圧ローラ163の、幅方向における端部には、本体フレーム110aからの回転駆動力が伝達され得るように構成されたヒートローラ駆動ギヤ169bが装着されていて、定着ユニットケース161には、当該ヒートローラ駆動ギヤ169bとほぼ同一平面上にて噛み合うように伝達ギヤ169aが装着されている。そして、第1接続部材168a及び第2接続部材168bは、定着ユニットケース161の幅方向における端部であって、伝達ギヤ169a及びヒートローラ駆動ギヤ169bが配置された側と異なる側に形成されている。
【0186】
したがって、伝達ギヤ169a及びヒートローラ駆動ギヤ169bがない側の、定着ユニット160の端部にて、定着ユニット給電部180(コネクタ181)と第1接続部材168a及び第2接続部材168bとの電気的接続が行われる。よって、当該電気的接続の作業性がよりいっそう向上する。さらに、伝達ギヤ169aとヒートローラ駆動ギヤ169bとが噛み合っている部分にハーネス182が巻き込まれることが抑制される。
【0187】
・図4及び図5を参照すると、本実施形態の構成においては、定着ユニット160には、ヒータ162bと第1接続部材168a及び第2接続部材168bとを電気的に接続するための金属部材である、金属板からなる第2端子支持部材168c、第1平板状部材168d、及び第2平板状部材168eと、金属ワイヤからなるワイヤ部材168fとが備えられている。これらの各金属部材は、定着ユニットケース161における、ヒートローラ162と対向する面であるヒートローラ対向面161bに固定されている。
【0188】
すなわち、これらの各金属部材は、前記用紙幅方向(図4及び図5における左右方向)について複数に(細かく)分割されていて、互いに独立して定着ユニットケース161に固定されている。また、これらの各金属部材は、定着ユニットケース161の外部に露出することなく、当該定着ユニットケース161の内側に配置されている。さらに、これらの各金属部材は、ヒートローラ162と接触しないように、当該定着ユニットケース161の底面であるヒートローラ対向面161bに沿って、当該定着ユニットケース161の内側に配置されている。
【0189】
よって、ヒータ162bから発せられる熱(図3におけるヒートローラ162のローラ本体162aの表面からの輻射熱)が、上述の各金属部材に伝わって、当該各金属部材に熱変形が発生しても、当該熱変形はそれほど大きなものにはならず、当該各金属部材が定着ユニットケース161のヒートローラ対向面161bの近傍位置から大きく離脱することはない。これにより、当該各金属部材の表面がヒートローラ162の表面に接近して漏電が発生することが抑制されている。したがって、当該レーザープリンタ100及び定着ユニット160の動作の確実性が向上する。
【0190】
また、これらの各金属部材は、合成樹脂製の絶縁被覆材等によって被覆されていない「剥き出し」の状態で、上述のヒートローラ対向面161bに沿って配置されている。よって、当該レーザープリンタ100及び定着ユニット160の製造コストが軽減され得る。
【0191】
・図6及び図8を参照すると、本実施形態の構成においては、第1接続部材168a及び第2接続部材168bを覆う接続部カバー115が設けられている。すなわち、当該接続部カバー115によって、第1接続部材168a及び第2接続部材168b(及び図7におけるコネクタ181)が外部に露出しないように覆われている。よって、当該レーザープリンタ100の安全性がさらに向上する。
【0192】
この接続部カバー115は、前記挿入方向の手前側に配置されている。よって、当該接続部カバー115の着脱が容易に行われ得る。
【0193】
・図7を参照すると、本実施形態の構成においては、ハーネス182が、サイドフレーム110a1に形成されたハーネスガイド110dによってガイドされている。よって、当該ハーネス182が当該レーザープリンタ100内の可動部(例えば、図2における、ヒートローラ162と加圧ローラ163との間や、伝達ギヤ169aとヒートローラ駆動ギヤ169bとの間)に巻き込まれることを防止することができる。
【0194】
<変形例の示唆>
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態を単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において種々の変形を施すことができることは当然である。
【0195】
以下、先願主義の下で本願の出願の際に追記し得る程度(時間の許す限り)で、変形例について幾つか例示するが、変形例とてこれらに限定されるものではないことはいうまでもない。本願発明を、上述の実施形態及び下記変形例の記載に基づき限定解釈すること(特に、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素を、実施形態等の記載に基づき限定解釈すること)は、先願主義の下で出願を急ぐ出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、発明の保護及び利用を目的とする特許法の目的に反し、許されない。
【0196】
(i)本発明の適用対象たる画像形成装置は、レーザープリンタに限定されない。また、フィーダユニット120、プロセスカートリッジ130、スキャナユニット140等、本発明の要旨と関係のない構成は、上述の実施形態にて開示された構成以外の様々な構成を採り得る。例えば、フィーダユニット120を省略して、用紙を手差しでのみ供給し得るように構成された場合であっても、本発明は好適に適用され得る。
【0197】
(ii)伝達ギヤ169aは、ヒートローラ162の端部に装着されたヒートローラ駆動ギヤ169bと噛み合うことでヒートローラ162を回転駆動させるように配置されていた。もっとも、このような構成に代えて、加圧ローラ163の端部に加圧ローラ駆動ギヤを装着し、当該加圧ローラ駆動ギヤと伝達ギヤ169aとが噛み合うことで伝達ギヤ169aが加圧ローラ163を回転駆動させるようにしてもよい。あるいは、ヒートローラ駆動ギヤ169bと、上述の加圧ローラ駆動ギヤとが互いに噛み合うように構成し、当該ヒートローラ駆動ギヤ169b又は加圧ローラ駆動ギヤと伝達ギヤ169aとが噛み合うことで伝達ギヤ169aがヒートローラ162及び加圧ローラ163を回転駆動させるようにしてもよい。
【0198】
(iii)図9(A)及び(B)に示されているように、接続部カバー115は、回動中心軸116を中心として回動(揺動)可能に配置されていてもよい。
【0199】
すなわち、本変形例の接続部カバー115は、定着ユニット160の前記挿入方向(図中右方向)に沿って開閉自在に構成されている。この回動中心軸116は、サイドフレーム110a1(図6ないし図8参照)から用紙幅方向に向けて立設するように配置されている。そして、コネクタ181は、当該接続部カバー115に固定されていて、当該接続部カバー115に伴って回動(揺動)するようになっている。
【0200】
かかる構成によれば、図9(A)に示されているように、接続部カバー115を開放することで、定着ユニット160に対する給電が遮断される。一方、図9(B)に示されているように、接続部カバー115を閉鎖することで、定着ユニット160に対して給電可能な状態が形成される。
【0201】
なお、この場合、接続部カバー115の開閉がリアカバー114の開閉と連動するように構成されていてもよい。例えば、接続部カバー115がリアカバー114と一体に形成されていてもよい。
【0202】
(iv)その他、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。
【図面の簡単な説明】
【0203】
【図1】本発明の実施形態に係るレーザープリンタの概略的な構成を示す側断面図である。
【図2】図1に示されている定着ユニットを斜め下方から見た斜視図である。
【図3】図2に示されている定着ユニットを上方から見た断面図である。
【図4】図2に示されているヒートローラを取り外した状態の定着ユニットケースの底面図である。
【図5】図4に示されている定着ユニットケースと、図3に示されているヒータとの位置関係、及び当該ヒータにおける配光プロファイルを示す図である。
【図6】図1に示されている本体部に図2に示されている定着ユニットが装着されている状態における、当該本体部を構成する本体フレームの内側を、斜め上方から見た斜視図である。
【図7】図6に示されている本体フレームを内側から見た側面図である。
【図8】図6に示されている本体フレーム及び定着ユニットに、接続部カバーが装着されている状態を示す斜視図である。
【図9】図8に示されている接続部カバーの変形例の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
【0204】
100…レーザープリンタ、 110…本体部、
110a…本体フレーム、 110a1…サイドフレーム、
110b…定着ユニット装着部、 110c…定着ユニット挿入開口部、
110d…ハーネスガイド、 110e…ハーネス貫通開口、
114…リアカバー、 115…接続部カバー、
120…フィーダユニット、 130…プロセスカートリッジ、
140…スキャナユニット、 150…給紙部、
160…定着ユニット、 161…定着ユニットケース、
161b…ヒートローラ対向面、 161c…ワイヤ支持リブ、
161d…サーミスタ装着部、 162…ヒートローラ、
162a…ローラ本体、 162b…ヒータ、
162c…第1端子、 162d…第2端子、
163…加圧ローラ、 164…加圧ローラ支持部材、
168…ヒータ通電部、 168a…第1接続部材、
168b…第2接続部材、 168c…第2端子支持部材、
168c1…端子固定部、 168d…第1平板状部材、
168e…第2平板状部材、 168f…ワイヤ部材、
169…回転駆動力伝達部、 169a…伝達ギヤ、
169b…ヒートローラ駆動ギヤ、 170…排紙部、
180…定着ユニット給電部、 181…コネクタ、
182…ハーネス、 PP…用紙搬送経路




 

 


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