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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4053(P2007−4053A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−186897(P2005−186897)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100096840
【弁理士】
【氏名又は名称】後呂 和男
発明者 岡本 禎也 / 吉田 康成
要約 課題
ユーザの要望に応じて消費電力の抑制やコピー時間の短縮を行うことが可能な画像形成装置を提供する。

解決手段
原稿を読み取って画像形成を行うコピーモードと、コピーモード以外のFAXモードと、を含む複数のモードを有し、スリープモードにあるときにモード選択スイッチの操作によりコピーモードが選択されると、予めユーザの設定したスリープモード移行時間Txが出荷時から設定されているデフォルト時間Taよりも長い場合には、スリープモードからスタンバイモードに移行させる一方、スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Taよりも短い場合には、スリープモードのままとし、他のモードに移行させない。
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿を読み取り可能な読取手段と、
前記読取手段により読み取られた画像データに基づくトナー像をシート材に形成する画像形成手段と、
前記シート材に形成されたトナー像に熱定着処理を施す定着手段と、を備えた画像形成装置であって、
前記読取手段により原稿を読み取って前記画像形成手段による画像形成を行うコピーモードと、前記コピーモード以外の他のモードと、を少なくとも含む複数のモードのうちから前記コピーモードを選択可能なモード選択手段と、
前記定着手段が熱定着処理可能な温度とされる定着状態と、前記定着状態よりも低い温度とされるスタンバイ状態と、前記スタンバイ状態よりも低い温度とされるスリープ状態と、に前記定着手段の温度を制御可能な温度制御手段と、
前記定着手段による熱定着処理の終了からスリープ移行時間経過後に、前記定着状態又は前記スタンバイ状態から前記スリープ状態に移行させるスリープ移行手段と、
前記モード選択手段によりコピーモードが選択された場合に、前記スリープ状態にある前記定着手段について前記スタンバイ状態へ移行させるか否かを切換可能な切換手段と、を備え、
前記温度制御手段は、
前記切換手段により前記スタンバイ状態へ移行させるように切換えられた場合には、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行するように前記定着手段の温度を制御するとともに、前記切換手段により前記スタンバイ状態へ移行させないように切換えられた場合には、コピー開始の命令を受けるまで前記スリープ状態となるように前記定着手段の温度を制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記スリープ移行時間を設定可能なスリープ移行時間設定手段と、
前記スリープ移行時間が、予め設定されているデフォルト時間よりも長いかどうかを判断する判断手段と、を備え、
前記切換手段は、
前記判断手段により前記スリープ移行時間が予め設定されているデフォルト時間よりも長いと判断された場合には、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行させるように切換を行う一方、前記スリープ移行時間が前記デフォルト時間よりも短いと判断された場合には、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行させるように切換を行わないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記スリープ移行時間が経過したか否かを判定するスリープ判定手段と、
前記スリープ判定手段により前記スリープ移行時間が経過したと判定された場合に、現在コピーモードにあるかどうかを判断するコピーモード判断手段と、
前記コピーモード判断手段により現在コピーモードにあると判断された場合に、他のモードに変更するモード変更手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
ユーザが主に使用するモードを設定可能なデフォルトモード設定手段を備え、
前記モード変更手段は、前記デフォルトモード設定手段により設定されているモードがコピーモードである場合には、コピーモードから他のモードへの変更を禁止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記温度制御手段は、スリープ状態のときには、定着手段の加熱を停止させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記他のモードには、少なくともファックス送信時の読取が可能なファックスモードが含まれることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザプリンタ等の画像形成装置には、画像データをトナー像としてシート材に形成し、熱定着処理が可能な温度まで加熱された定着手段により当該トナー像をシート材に定着させるようになっている。
【0003】
ここで、定着手段を常時熱定着処理が可能な温度に加熱しておけば、常時コピー時等の画像形成が可能になるものの、消費電力を抑制したいユーザにとっては定着手段の加熱により消費電力が大きくなってしまい望ましくない。
【0004】
そこで、特許文献1に示すように、定着手段が低温となる節電モード時にファックス受信等があったときには、出力することなく一旦メモリに記憶しておき、コピーの出力等、他の画像形成時に合わせてファックスを出力する構成が考えられた。このようにすれば、定着手段の加熱を少なくすることができるから、消費電力を抑制することが可能になる。
【特許文献1】特開2002−305614公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記構成では、消費電力を抑制することができるものの、コピー等の際に、早期にコピーを完了させたい場合であっても、コピーボタン等の操作により印刷が指示されてから定着手段の加熱が開始されるため、定着手段が熱定着処理可能な温度まで加熱されるのを待たなければならず、迅速にコピーを行いたいというユーザの要望を満たしていなかった。
【0006】
本発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ユーザの要望に応じて消費電力の抑制やコピー時間の短縮を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、原稿を読み取り可能な読取手段と、前記読取手段により読み取られた画像データに基づくトナー像をシート材に形成する画像形成手段と、前記シート材に形成されたトナー像に熱定着処理を施す定着手段と、を備えた画像形成装置であって、前記読取手段により原稿を読み取って前記画像形成手段による画像形成を行うコピーモードと、前記コピーモード以外の他のモードと、を少なくとも含む複数のモードのうちから前記コピーモードを選択可能なモード選択手段と、前記定着手段が熱定着処理可能な温度とされる定着状態と、前記定着状態よりも低い温度とされるスタンバイ状態と、前記スタンバイ状態よりも低い温度とされるスリープ状態と、に前記定着手段の温度を制御可能な温度制御手段と、前記定着手段による熱定着処理の終了からスリープ移行時間経過後に前記定着状態から前記スリープ状態に移行させるスリープ移行手段と、前記モード選択手段によりコピーモードが選択された場合に、前記スリープ状態にある前記定着手段について前記スタンバイ状態へ移行させるか否かを切換可能な切換手段と、を備え、前記温度制御手段は、前記切換手段により前記スタンバイ状態へ移行させるように切換えられた場合には、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行するように前記定着手段の温度を制御するとともに、前記切換手段により前記スタンバイ状態へ移行させないように切換えられた場合には、コピー開始の命令を受けるまで前記スリープ状態となるように前記定着手段の温度を制御する構成としたところに特徴を有する。
【0008】
なお、「コピーモード以外の他のモード」には、例えば、ファックス送信が可能なファックスモードや、原稿の読取が可能なスキャナーモードなどがある。また、「スリープ移行時間」とは、例えば、印刷(画像形成)処理終了後であって、再びコピー開始の命令を受けない場合に、スリープ状態に移行するまでの時間である。さらに、「コピー開始の命令」は、例えば、ユーザにより操作部にコピー開始操作がされることにより、当該命令が温度制御手段に与えられるようにする構成や、原稿台等に原稿がセットされたことを検出センサ等からなる検出部が検出したときに、当該命令が温度制御手段に与えられるようにする構成としてもよい。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スリープ移行時間を設定可能なスリープ移行時間設定手段と、前記スリープ移行時間が、予め設定されているデフォルト時間よりも長いかどうかを判断する判断手段と、を備え、前記切換手段は、前記判断手段により前記スリープ移行時間が予め設定されているデフォルト時間よりも長いと判断された場合には、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行させるように切換を行う一方、前記スリープ移行時間が前記デフォルト時間よりも短いと判断された場合には、前記スリープ状態から前記スタンバイ状態へ移行させるように切換を行わないところに特徴を有する。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記スリープ移行時間が経過したか否かを判定するスリープ判定手段と、前記スリープ判定手段により前記スリープ移行時間が経過したと判定された場合に、現在コピーモードにあるかどうかを判断するコピーモード判断手段と、前記コピーモード判断手段により現在コピーモードにあると判断された場合に、他のモードに変更するモード変更手段と、を備えるところに特徴を有する。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、ユーザが主に使用するモードを設定可能なデフォルトモード設定手段を備え、前記モード変更手段は、前記デフォルトモード設定手段により設定されているモードがコピーモードである場合には、コピーモードから他のモードへの変更を禁止するところに特徴を有する。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記温度制御手段は、スリープ状態のときには、定着手段の加熱を停止させるところに特徴を有する。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記他のモードには、少なくともファックス送信時の読取が可能なファックスモードが含まれるところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0014】
<請求項1の発明>
本構成によれば、コピーモードが選択された場合に、ユーザの要望に応じて、定着手段をスリープ状態からスタンバイ状態へ移行させるか否かを切換えることができる。したがって、例えば、スリープ状態の温度からスタンバイ状態の温度に到達するまでの間に、ユーザによる原稿のセット、コピー枚数の設定等を完了すれば、ユーザによりコピー開始の操作がされてからは、スタンバイ状態から定着状態まで加熱するだけで熱定着処理が可能となり、早期にコピーを行う(完了する)ことができる。また、ユーザが早期にコピーを行うことを欲していないときには、コピーモードが選択された場合であっても、定着手段をスリープ状態からスタンバイ状態へ移行させない(スリープ状態に維持する)ように切換えることにより、消費電力の抑制を行うことができる。
【0015】
<請求項2の発明>
一般に、コピーを頻繁に行うユーザはスリープ状態に移行する時間を長い時間に設定することで、早期にコピーが行えるようにする一方、コピーを頻繁に行わず消費電力を抑制したいユーザはスリープ状態に移行する時間を短い時間に設定することが多い。
そこで、本構成によれば、スリープ移行時間が予め設定されているデフォルト時間よりも長いと判断された場合にはスタンバイ状態への移行が自動的に行われるように切換えられるから、ユーザの要望に応じた移行が行われるとともに、当該移行が自動的に行われることでユーザが切換操作を行う手間をなくすことができる。一方、スリープ移行時間がデフォルト時間よりも短いと判断された場合にはスタンバイ状態への移行が行われないから、ユーザの要望に応じて消費電力を抑制することができる。
【0016】
<請求項3の発明>
スリープ状態に移行するときにコピーモードであれば、コピーモードのままスリープ状態となる。
ここで、印刷する際に、一般に、ユーザは、用紙をセットし、枚数をセットしたのち、印刷開始の操作を行う。したがって、コピーモードのままスリープ状態となっていると、モード選択手段によりコピーモードの選択をする必要がないため、直接コピー開始の操作を行うことにより定着手段が加熱されることになり、定着手段が定着状態まで加熱されるのを待つ分だけコピー完了までの時間が長くなってしまう。
一方、本構成によれば、スリープ状態へ移行したときに、現在のモードがコピーモードにあるときには、他のモードに変更されるようになっている。ここで、当該他のモードになった場合には、コピーしようとするユーザは必ずモード選択手段によりコピーモードの選択を行う必要がある。そして、かかる選択が行われることにより定着手段の加熱が開始されるため、ユーザによる原稿等のセットやコピー枚数の設定等が終了するまでに、定着手段をスタンバイ状態まで加熱することができる。即ち、コピー開始の操作があったときには、定着手段をスタンバイ状態から定着状態まで加熱するだけでよいから、コピー完了までの時間を早めることができる。
【0017】
<請求項4の発明>
スリープ状態に移行するときに、コピーモードから他のモードに変更される場合には、コピーモードを主に使用したいユーザにとっては、変更された他のモードからコピーモードに戻すという煩雑な作業が必要になる。
そこで、本構成によれば、ユーザがコピーモードを主に使用したい場合には、コピーモードから他のモードへの変更が禁止されるから、作業性を向上させることができる。
【0018】
<請求項5の発明>
本構成によれば、スリープ状態のときの電力消費を抑制することができる。
【0019】
<請求項6の発明>
ファックスモードのときには、熱定着処理が行われないため、当該モードのときに定着手段の加熱を行う場合には、それだけ無駄に電力が消費されてしまう。一方、本構成によれば、ファックスモードが選択されても、温度制御手段によるスリープ状態からスタンバイ状態への移行が行われないから、消費電力を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の実施形態1を図1〜図9を参照しつつ説明する。
1.全体構成
本実施形態に係る画像形成装置は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能等を備えた複合機1であり、図1はその外観を示す斜視図である。この複合機1は、フィーダ部21及び画像形成部22等を内蔵する画像形成ユニット2と、自動搬送原稿読取ユニット(以下「読取ユニット3」という)とを備えている。読取ユニット3は、上面に矩形状の原稿台4aが設けられた画像読取装置4と、その原稿台4aを覆うように配される自動原稿搬送装置(以下「ADF5」という)とを備えて構成されている。
【0021】
画像読取装置4の一端側(図1で紙面右下方向)には、ユーザによる各種の操作が可能な操作部6が設けられている。
操作部6は、モード選択スイッチ96、スタートキー97、各種の操作ボタン98、液晶表示のタッチパネル99、が設けられている。
【0022】
モード選択スイッチ96は、3種類の機能モード(プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能のそれぞれの動作を可能とするモード)のうちからいずれかのモードを選択可能となっている。具体的には、コピーモードを選択するためのコピーモードキー96a、FAX(ファックス)モードを選択するためのFAXモードキー96b、スキャナモードを選択するためのスキャナモードキー96cの3つのモードキーが左右に並んで設けられている。
【0023】
スタートキー97は、機能モードに応じた動作を開始させるためのスイッチであり、コピーモードのときに押される(オンされる)と原稿台4a上に配(載置)された原稿のコピーを開始する。また、FAXモード、スキャナモードのときに、スタートキー97が押されると、FAX送信原稿読取や、スキャナ原稿読取等の動作が行われる。
【0024】
タッチパネル99は、所定の操作で設定メニューボタン(図示しない)が表示されるようになっており、設定メニューボタンに触れると、各種の設定に関する表示がされるようになっている。
【0025】
また、この操作部6の下側の位置には上記排紙トレイ2aに連なって開口した用紙取り出し孔7が形成されている。その用紙取り出し孔7の下側には水平方向に伸びるスリット状の開口した手差給紙口8が形成されており、更にその下側には、給紙カセット9が設けられ、操作部6等が配された面と同じ面側から着脱可能に取り外せるようになっている。
なお、以下の説明では、複合機1について、操作部6が設けられた面側(図1で紙面右下方向)を「前方」、その反対側(図1で紙面左上方向)を「後方」とする。
【0026】
図2は、読取ユニット3を開けた状態を示す複合機1の斜視図である。同図に示すように、読取ユニット3は、上記操作部6とは反対側の後端部が画像形成ユニット2の上面後端側において回動可能に軸支されている。
【0027】
2.各部の構成
(1)画像形成ユニット
画像形成ユニット2の各構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、複合機1を給紙ローラ25等の軸方向から見た要部側断面図であり、同図において紙面右側が複合機1の前方であり、紙面左側が複合機1の後方となる。
【0028】
画像形成ユニット2のケーシング20内には、用紙Wを給紙するためのフィーダ部21や、給紙された用紙Wに所定の画像を形成するための画像形成部22などが備えられている。また、画像形成部22の上部には、画像形成部22により画像形成され、排出された用紙Wを保持するために用いられる排紙トレイ2aが配されている。
【0029】
(a)フィーダ部
フィーダ部21は、給紙カセット9と、給紙カセット9内に設けられた用紙押圧板23と、給紙カセット9の前端側端部の上方に設けられる送出ローラ24、給紙ローラ25および分離パッド26と、給紙ローラ25に対向する対向ローラ27と、紙粉取りローラ28と、紙粉取りローラ28に対し用紙Wの搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ29とを備えている。
【0030】
給紙カセット9は、ケーシング20内の底部に着脱可能に装着されており、この中に用紙Wを積層して収納するために用いられる。
用紙押圧板23は、給紙ローラ25に対して遠い方の端部(後端部)において揺動可能に支持されることによって、給紙ローラ25に対して近い方の端部(前端部)が上下方向に移動可能に構成されており、図示しないバネにより上方向に付勢されている。
【0031】
送出ローラ24は、用紙押圧板23により給紙カセット9内の最上位に積層された用紙Wに当接するよう設定されており、給紙ローラ25により用紙Wを搬送可能な位置(給紙ローラ25と分離パッド26の間の位置)まで送る。
分離パッド26は、給紙ローラ25に対向する位置に配設されている。そして分離パッド26の裏側に配設されるバネ31によって、給紙ローラ25に向かって押圧されている。また、この分離パッド26は、複数の用紙Wが重なった状態で搬送経路(図3で二点鎖線L)内に供給されることを防止するための機能を備えている。
そして、用紙Wは、給紙ローラ25によって約180度方向転換されつつ、紙粉取りローラ28によって紙粉が取り除かれた後、レジストローラ29に送られる。
【0032】
また、レジストローラ29は、1対のローラから構成されており、給紙ローラ25の近傍に配置された位置センサ(図示せず)による検知タイミングに基づいて、駆動および停止の動作が制御装置(図示せず)により制御される。そして、この制御により用紙Wの斜行が修正される。
【0033】
(b)画像形成部
次に、画像形成部22は、スキャナユニット40(本発明の「読取手段」に相当)、プロセスユニット41(本発明の「画像形成手段」に相当)、定着ユニット42(本発明の「定着手段」に相当)などを備えている。
【0034】
(スキャナユニット)
図3に示すように、スキャナユニット40は、ケーシング20内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、ポリゴンモータ43により回転駆動されるポリゴンミラー44、レンズ45および46、反射鏡47および48などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー44、レンズ45、反射鏡47、レンズ46、反射鏡48の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット41における感光体ドラム52の表面上に高速走査にて照射させている。
【0035】
(プロセスユニット)
複合機1には、画像形成ユニット2の本体部に対して着脱可能なプロセスユニット41が設けられている。
プロセスユニット41は、ドラムカートリッジ50と、現像カートリッジ51とから構成されている。
プロセスユニット41のうち、ドラムカートリッジ50には、感光体ドラム52、スコロトロン型帯電器53、転写ローラ54を備えている。また、現像カートリッジ51には、現像ローラ55、現像ローラ55上に圧接される層厚規制ブレード56、トナー供給ローラ57およびトナー(現像剤)が充填されるトナーボックス58などを備えている。
【0036】
感光体ドラム52は、現像ローラ55の側方位置において、その現像ローラ55と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。
スコロトロン型帯電器53は、正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム52に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。
そして、感光体ドラム52の表面は、その感光体ドラム52の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器53により一様に正帯電された後、スキャナユニット40からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0037】
次いで、現像ローラ55の回転により、現像ローラ55上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム52に対向して接触する時に、感光体ドラム52の表面上に形成される静電潜像に供給される。
【0038】
転写ローラ54は、感光体ドラム52の下方において、この感光体ドラム52に対向するように配置され、ドラムカートリッジ50に反時計方向に回転可能に支持されている。そして、感光体ドラム52の表面上に担持された可視像は、用紙Wが感光体ドラム52と転写ローラ54との間を通る間に用紙Wに転写される。
【0039】
(定着ユニット)
定着ユニット42(本発明の「定着手段」に相当する)は、プロセスユニット41よりも用紙搬送方向下流側(後方側)に配設され、定着ユニット42は転写された用紙上のトナーを加熱溶融させるための加熱ローラ63と、加熱ローラ63に対向して配置され、給送される用紙を加熱ローラ63に向けて押圧する押圧ローラ45と、サーモスタット65とを備えている。
【0040】
加熱ローラ63は、円筒状部材としての金属素管を備え、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。このハロゲンランプにより、加熱ローラ63の表面を、トナーが用紙に定着される定着温度(例えば、200℃)まで加熱可能となっている。
【0041】
定着ユニット42(加熱ローラ63)は、詳しくは後述するが、電力モードが、非加熱とされるスリープモード(スリープ状態)にあるときに画像形成開始の指令(スタートキー97のオン)があると熱定着処理が可能な温度となる定着温度まで加熱(定着モードに移行)され、画像形成(印刷)終了後には、後述するスリープモード移行時間経過後、加熱が停止される(スリープモードに移行する)ようになっている。
【0042】
押圧ローラ64は、金属製のローラ軸と、この押圧ローラ軸の周りを被覆する、ゴム材料からなるゴムローラとを備えている。この押圧ローラのゴムローラにより、加熱ローラ63の金属素管に弾性的に押圧され、加熱ローラ63の回転に従動される。
サーモスタット65は、例えばバイメタルからなり、加熱ローラ63から発生される熱に応じて、加熱ローラ63を加熱するためのヒータの電源をON・OFFし、加熱ローラ63が異常な高温に加熱されないようにしている。
【0043】
このような定着ユニット42において、加熱ローラ63は、プロセスユニット41において用紙W上に転写されたトナーを、用紙Wが加熱ローラ63と押圧ローラ64との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させる。
さらに、加熱ローラ63は、画像定着後の用紙Wを、ガイド部材67,68により形成される排紙パスを介して、排出ローラ69まで搬送する。そして、排出ローラ69は、送られてきた用紙Wを排紙トレイ2a上に排紙する。
【0044】
(2)読取ユニット
読取ユニット3は、画像読取装置4とADF5とを備え、画像読取装置4は、画像形成ユニット2の排紙トレイ2aの上方において、その下面4bが当該排紙トレイ2aと対向し、この排紙トレイ2aを覆うように配されている。
【0045】
読取ユニット3は、フラットベッド方式のスキャナとして構成されており、このフラットベッド方式の構成では、ADF5が後方に開くと、原稿台4aが露出するようになっており(図2参照)、その原稿台4a上に本やその他の各種原稿を載置した状態でコピー時等における読み取りができるように構成されている。
【0046】
なお、原稿Mの読取りは、原稿台4a上に原稿Mを載置して行う場合と、ADF5を利用する場合とがある。原稿台4a上に原稿Mを載置して行う場合には、原稿Mの搬送方向に沿って延びる軸79に沿って、かつ、原稿台4aに沿ってCIS(コンタクトイメージセンサ)71が移動され、その際に1ラインずつ、原稿台4a上に載置された原稿Mの読取りが行われる。また、一方、ADF5を利用する場合には、CIS71が原稿台4aの左端部側に移動され、その位置で保持されて、ADF5により搬送される原稿Mの読取りが1ラインずつ行われるようになっている。
【0047】
3.電気的構成
複合機1の電気的構成については図4に簡略化して示されている。
複合機1は、各種の入力操作を受け付ける操作部6と、画像データの読取や印刷及び定着ユニット42により加熱定着を行う画像形成部22と、ROM91と、RAM92と、NVRAM93(不揮発性メモリ)と、CPU90と、電話回線等の通信回線に接続されるファクシミリI/F94とを備えて構成されている。
【0048】
NVRAM93には、スリープモード移行時間Tx(本発明の「スリープ移行時間」に相当)が、予め出荷時から所定のデフォルト時間Taとして記憶されている。
このスリープモード移行時間Txとは、印刷(画像形成)処理終了後であって、再び印刷の命令(スタートキー97のオン)を受けない場合に、スリープモードに移行するまでの時間である。
【0049】
デフォルト時間Taは、具体的には、例えば、製造時に、モノクロレーザ複合機では5分と設定され、カラーレーザ複合機では30分と設定されている。
【0050】
操作部6は、タッチパネル99の設定メニューボタン(図示しない)に触れることにより、種々の設定が可能となっている。
具体的には、タッチパネル99の設定メニューのうちスリープモード移行時間の設定ボタンに触れると、図5に示すスリープモード移行時間設定画面が表示される。このスリープモード移行時間設定画面は、操作ボタン98等の操作により、例えば、1分単位でスリープモード移行時間Txを切り替えられるようになっている。したがって、操作部6のタッチパネル99が本発明のスリープ移行時間設定手段に相当する。
【0051】
即ち、消費電力を抑制したいユーザは、スリープモード移行時間Txをデフォルト時間Taよりも短い時間に設定することにより、早期に定着ユニット42の加熱が停止されるようになり、消費電力を抑制することができる。
【0052】
一方、頻繁にコピーを行いたいユーザにとっては、コピー終了後に、早期に定着ユニット42の加熱が停止されると、再びコピーを開始するときに、スリープ温度(室温等)から定着温度(200℃)まで加熱されるのを待たなくてはならない。したがって、頻繁にコピーを行いたいユーザは、スリープモード移行時間Txをデフォルト時間Taよりも長い時間に設定することにより、スリープ温度から定着温度まで加熱されるのを待つことなく、早期に印刷を行うことができる。
【0053】
そして、CPU90は、印刷(画像形成)処理終了後、スリープモード移行時間Txが経過したことを検出すると、現在の電力モード(スタンバイモード)をスリープモードに移行させ、定着ユニット42の加熱を停止させる。このとき、機能モードがコピーモードであり、かつ、後述するモード切替の無効化が設定されていない(モード切替が有効化されている)場合には、CPU90は、機能モードをFAXモード(又はスキャナモード)に移行する。
【0054】
また、タッチパネル99の設定メニューのうちモード切替無効化設定ボタンに触れると、図6に示すモード切替無効化選択画面が表示される。
このモード切替無効化選択画面により、モード切替の無効化を設定(図6の「はい」を選択。操作部6のタッチパネル99が本発明の「デフォルトモード設定手段」に相当)すると、かかる設定がNVRAM93に記憶されるようになっている。そして、モード切替の無効化の設定がされていると、スリープモードへの移行時に、コピーモードからFAXモード(スキャナモード)への移行が行われないようになっている。なお、スリープモードへの移行時以外についても、モード切替の無効化の設定時には、モード選択スイッチ96を押しても機能モードの切替が行われないようにしてもよい。
【0055】
CPU90は、定着ユニット42(加熱ローラ63の表面)が用紙にトナーを熱定着処理可能な定着温度(200℃)とされる定着モード(定着状態)と、定着温度よりも低いスタンバイ温度(170℃)とされるスタンバイモード(スタンバイ状態)と、定着ユニット42の加熱を停止させる(スタンバイ状態よりも低いスリープ温度にする)スリープモード(スリープ状態)と、からなる3種類の電力モードの切り替えを行うようになっている。即ち、CPU90が本発明の「温度制御手段」に相当する。
【0056】
また、CPU90は、機能モードがコピーモードである場合にスタートキー97が押されたことを検出すると、電力モードを定着モードに移行させるようになっており、定着ユニット42が定着温度まで加熱された後に印刷を開始させるようになっている。
【0057】
さらに、CPU90は、スリープモード時に、モード選択スイッチ96のうちのコピーモードキー96aが押されたことを検出すると、電力モードをスタンバイモードに移行させるようになっている。これにより、コピー時(スタンバイ温度まで加熱後)にスタートキー97が押されると、スタンバイモードから、定着モードに移行されるようになっている。
【0058】
具体的には、図7に示すように、スリープモード時にコピーを行うときには、まずコピーモードキー96aが押されて(時刻t0)、スタンバイモードとなり、スリープ温度(室温等)からスタンバイ温度(170℃)まで定着ユニット42の加熱が行われる(t0→t1)。このスタンバイ温度に達するまでの時間(t1−t0)は、ユーザによる原稿のセット、コピー枚数の設定等を完了することができる程度の時間となるように設定される。そして、ユーザによる原稿のセット、コピー枚数の設定等を完了し、スタートキー97が押されると(時刻t1)、定着モードとなり定着温度(200℃)まで定着ユニット42の加熱が行われる(t1→t2)。
【0059】
一方、上記と異なり、例えば、スリープモード時にコピーモードキー96aが押されても電力モードをスタンバイモードに移行させない(スリープモードのままとする)場合には、ユーザによる原稿のセット等の後、スタートキー97が押されることにより(時刻t1)、スリープ温度から定着温度まで定着ユニット42の加熱が行われる(t1→t2’)。したがって、かかる場合には、スタートキー97が押されるまでは定着ユニット42の加熱が行われないから、その分だけ消費電力を抑制できるものの、実際にコピーが可能となる時間にt2→t2’までの遅れが生じてしまい、かかる遅れの分だけ、コピーの終了(印刷開始)が遅れてしまう。
【0060】
そこで、本実施形態では、ユーザが設定したスリープモード移行時間Txが予め出荷時から設定されているデフォルト時間Taよりも長い場合には、かかるユーザは、早期にコピーを行うことを欲している可能性が高いから、スリープモード時にコピーモードキー96aが押されると、CPU90は、スリープモードからスタンバイモードに移行させる。一方、ユーザが設定したスリープモード移行時間Txがデフォルト時間Taよりも短い場合には、かかるユーザは、早期にコピーを行うよりも消費電力を抑制したい可能性が高いから、CPU90は、スリープモード時にコピーモードキー96aが押されてもスタンバイモードに移行させず、スリープモードを維持するようになっている。
【0061】
具体的には、CPU90は、ユーザにより設定されNVRAM93に記憶されたスリープモード移行時間Txが予めNVRAM93に記憶されているデフォルト時間Taよりも長いかどうか比較する。
【0062】
スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Taよりも長い場合には、上記したように、一般に、頻繁にコピーを行いたいユーザであるから、比較的早期に印刷が開始できるように、電力モードをスタンバイモードに移行させるようになっている。一方、スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Taよりも短い場合には、一般に、消費電力を抑制したいユーザであるから、電力モードをそのままスリープモードに維持するようになっている。
【0063】
4.CPUの処理
次に、コピー操作時及び画像形成終了後のモード切替処理におけるCPUの処理について図8,図9のフローチャートを参照して説明する。
<コピー操作時の処理>
図8に示すように、CPU90は、コピーモードキー96aが押されたことを検出すると(S11で「Y」)、現在の電力モードがスリープモードにあるかどうかを判定し(S12)、現在スリープモードにないと判定したときには(S12で「N」)、そのままスタートキー97が押されたことを検出するまで待つ(S16)。
一方、現在スリープモードにあると判定したときには(S12で「Y」)、NVRAM93から、スリープモード移行時間Txとデフォルト時間Taとを取得する。
【0064】
そして、スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Ta以上であるかどうかを判定し(S14。本発明の「判断手段」に相当)、スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Taよりも短い場合には(S14で「N」)、かかる短いスリープモード移行時間Txを設定したユーザは、消費電力を抑制したいユーザである可能性が高いから、消費電力の少ないスリープモードのままスタートキー97が押されたことを検出するまで待つ(S16)。
一方、スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Ta以上である場合には(S14で「Y」)、かかる長いスリープモード移行時間Txを設定したユーザは、頻繁にコピーを行うユーザや、早期にコピーを行うユーザである可能性が高いから、コピー時に早期に定着ユニット42を定着温度まで加熱することができるように、スタンバイモードに移行させる(S15。本発明の「切換手段」に相当)。これにより、スタンバイ温度となるまで定着ユニット42の加熱が行われる。
【0065】
次に、スタートキー97が押されたことを検出すると(S16で「Y」)、スリープモード又はスタンバイモードから定着モードに移行させる(S17)。これにより、スリープ温度又はスタンバイ温度(又はスタンバイ温度までの加熱途中)にある定着ユニット42について定着温度まで加熱が行われた後、用紙の印刷が行われる。
【0066】
<画像形成終了後のモード切替処理>
図9に示すように、CPU90は、印刷(画像形成)が完了(終了)したことを検出すると(S21)、時間の計測を開始する(S22)。
【0067】
ここで、再び印刷開始の命令があった場合には(S23で「Y」)、モード切替処理を終了する。
印刷開始の命令がないまま、画像形成終了時(定着終了)から経過した時間(計測した時間)がNVRAM92に記憶されているスリープモード移行時間Txに達した場合には(S23で「N」,S24で「Y」。本発明の「スリープ判定手段」に相当)、NVRAM92に記憶されているモード切替設定が有効になっているかどうかを判定する。
【0068】
ここで、モード切替設定が無効(S25で「N」)に設定されている場合には、かかるユーザは、スリープモード移行時にモード切替を行わせたくないユーザであるから、モード切替処理を終了する。
【0069】
一方、モード切替設定が有効(S25で「Y」)に設定されている場合には、CPU90は、現在の機能モードがコピーモードであるかどうかを判断する(S26。本発明の「コピーモード判断手段」に相当)。
【0070】
現在の機能モードがコピーモードである場合には(S26で「Y」)、機能モードをFAXモードに移行させる(S27。本発明の「モード変更手段」に相当)。これにより、コピーを行う場合には、ユーザは、まずコピーモードキー96aをオンして、機能モードをコピーモードに変更する必要があるため、コピーモードキー96aのオンにより電力モードがスタンバイモードに移行され、早期に印刷を行うことが可能になる。
一方、現在の機能モードがコピーモード以外(FAXモードやスキャナモード)である場合には(S26で「N」)、ユーザは、コピーを行う場合に、必ずコピーモードキー96aをオンする必要があるから、当該モード(FAXモードやスキャナモード)のままとする。
【0071】
そして、電力モードをスリープモードに移行させた後(S28。本発明の「スリープ移行手段」に相当)、モード切替処理を終了する。これにより、定着ユニット42の加熱が停止されるとともに、タッチパネル99にスリープモードに移行したという表示が行われる。
【0072】
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態によれば、コピーモードが選択された場合に、ユーザの要望に応じて、定着ユニット42(定着手段)をスリープ状態からスタンバイ状態へ移行させるか否かを切換えることができる。したがって、例えば、スリープ状態の温度(室温等)からスタンバイ状態の温度(170℃)に到達するまでの間に、ユーザによる原稿のセット、コピー枚数の設定等を完了すれば、ユーザによりスタートキー97のオン(コピー開始の操作)がされてからは、スタンバイ温度から定着温度(200℃)まで加熱するだけで熱定着処理が可能となり、早期にコピーを行う(完了する)ことができる。また、ユーザが早期にコピーを行うことを欲していないときには、コピーモードが選択された場合であっても、定着ユニット42(定着手段)をスリープ状態からスタンバイ状態へ移行させない(スリープ状態に維持する)ように切換えることにより、消費電力の抑制を行うことができる。
【0073】
(2)一般に、コピーを頻繁に行うユーザはスリープモードに移行するまでの時間(スリープ状態に移行する時間)を長い時間に設定することで、早期にコピーが行えるようにする一方、コピーを頻繁に行わず消費電力を抑制したいユーザはスリープモードに移行するまでの時間を短い時間に設定することが多い。
そこで、本実施形態によれば、スリープモード移行時間Tx(スリープ移行時間)が予め(出荷時から)設定されているデフォルト時間Taよりも長い場合にはスタンバイ状態への移行が自動的に行われるように切換えられるから、ユーザの要望に応じた移行が行われるとともに、当該移行が自動的に行われることでユーザが切換操作を行う手間をなくすことができる。一方、スリープモード移行時間Txがデフォルト時間Taよりも短いと判断された場合にはスタンバイ状態への移行が行われないから、ユーザの要望に応じて消費電力を抑制することができる。
【0074】
(3)電力モードがスリープモード(スリープ状態)に移行するときに機能モードがコピーモードであれば、コピーモードのままスリープモード(スリープ状態)となる。
ここで、印刷する際に、一般に、ユーザは、用紙をセットし、枚数をセットしたのち、印刷開始の操作を行う。したがって、コピーモードのままスリープモード(スリープ状態)となっていると、コピーモードキー96a(モード選択手段)によりコピーモードの選択をする必要がないため、直接スタートキー97を押す(コピー開始の操作を行う)ことにより定着ユニット42(定着手段)が加熱されることになり、定着ユニット42(定着手段)が定着状態まで加熱されるのを待つ分だけコピー完了までの時間が長くなってしまう。
【0075】
一方、本実施形態によれば、スリープモード(スリープ状態)へ移行したときに、現在のモードがコピーモードにあるときには、FAXモード(他のモード)に変更されるようになっている。ここで、FAXモード(他のモード)になった場合には、コピーしようとするユーザは必ずコピーモードキー96a(モード選択手段)によりコピーモードの選択を行う必要がある。そして、本実施形態では、かかる選択が行われることにより定着ユニット42(定着手段)の加熱が開始されるため、ユーザによる原稿等のセットやコピー枚数の設定等が終了するまでに、定着ユニット42(定着手段)をスタンバイ温度まで加熱することができる。即ち、コピー開始の操作があったときには、定着ユニット42(定着手段)をスタンバイ温度から定着温度まで加熱するだけでよいから、コピー完了までの時間を早めることができる。
【0076】
(4)スリープモード(スリープ状態)に移行するときに、常に、コピーモードからFAXモード(他のモード)に変更される場合には、コピーモードを主に使用したいユーザにとっては、変更された他のモードからコピーモードに戻すという煩雑な作業が必要になる。
そこで、本実施形態によれば、ユーザがコピーモードを主に使用したい場合には、モード切替無効化選択画面(図6)によりモード切替の無効化を設定すると、スリープモードへの移行時に、コピーモードからFAXモード(他のモード)への変更が禁止されるから、作業性を向上させることができる。
【0077】
(5)FAXモードのときには、熱定着処理が行われないため、当該モードのときに定着ユニット42(定着手段)の加熱を行う場合には、それだけ無駄に電力が消費されてしまう。一方、本実施形態によれば、FAXモードが選択されても、CPU90(温度制御手段)によるスリープ状態からスタンバイ状態への移行が行われないから、消費電力を抑制することができる。
【0078】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、スリープモード移行時間Txが、予め設定されているデフォルト時間Taよりも大きい場合に、コピーモードキー96aをオンすると自動的にスタンバイモードに移行させる構成としたが、これに限られない。例えば、スタンバイモードに移行させるかどうかを予め操作部6にて設定可能とし、当該設定がされているときにコピーモードキー96aがオンされるとスタンバイモードに移行させる構成や、コピーモードキー96aをオンすると、その都度スタンバイモードに移行させるかどうかを操作部6にて設定する構成であってもよい。
【0079】
(2)本実施形態では、ユーザによりスタートキー97のオン(コピー開始の操作)がされたときに、コピー開始の命令がCPU90(温度制御手段)に与えられる構成としたが、原稿台等に原稿がセットされたことを検出センサ等からなる検出部(図示しない)が検出したときに、コピー開始の命令がCPU90(温度制御手段)に与えられるように構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の一実施形態に係る複合機の外観を示す斜視図
【図2】読取ユニットを開いた状態を示す複合機の斜視図
【図3】複合機の要部側断面図
【図4】複合機の電気的構成を示すブロック図
【図5】スリープモード移行時間設定画面の表示を示す図
【図6】モード切り替え設定画面の表示を示す図
【図7】コピーが開始されるまでの時間を比較する図
【図8】コピーモード選択時に、電力モードを移行させる処理を示すフローチャート
【図9】スリープモード移行時に機能モードを切り替える処理を示すフローチャート
【符号の説明】
【0081】
1…複合機
2…画像形成ユニット
3…読取ユニット
4…画像読取装置
4a…原稿台
6…操作部(スリープ移行時間設定手段、デフォルトモード設定手段)
22…画像形成部
40…スキャナユニット(読取手段)
41…プロセスユニット(画像形成手段)
42…定着ユニット42(定着手段)
63…加熱ローラ
90…CPU(温度制御手段、スリープ移行手段、スリープ判定手段、切換手段、判断手段、コピーモード判断手段、モード変更手段)
96…モード選択スイッチ(モード選択手段)
97…スタートキー
98…操作ボタン
99…タッチパネル




 

 


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