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発明の名称 画像形成装置の管理装置および方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−3900(P2007−3900A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−185040(P2005−185040)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久
発明者 前島 貴志
要約 課題

本発明は、画像形成装置の管理情報の保守作業を行う際に特定の保守作業員のみが保守作業を実施可能とするセキュリティーが強化された画像形成装置の管理装置および方法を提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成装置に接続され、認証手段による利用者の認証に基づき該画像形成装置の利用を可能にする画像形成装置の管理装置において、
前記利用者の識別情報を入力する入力手段と、
前記利用者に対応して操作可能な動作モードを登録する登録手段と、
前記認証手段により認証した利用者と前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が一致した場合に前記登録手段に登録された前記利用者に対応する前記操作可能な動作モードを起動する制御手段と
を具備することを特徴とする画像形成装置の管理装置。
【請求項2】
前記認証手段は、
前記利用者が携帯する認証カードから該認証カードに記録された認証情報を読み取るカードリーダと、
該カードリーダで読み取った認証情報に基づき前記利用者の認証を行う利用者認証手段と
を具備し、
前記入力手段は、
前記利用者の識別コードおよびパスワードを前記利用者の識別情報として入力する端末装置
を具備することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項3】
前記登録手段は、
保守を行う権限を有する保守員に対応して利用可能な動作モードとして保守モードを登録し、
前記制御手段は、
前記認証手段により認証された利用者が前記保守員であり、かつ、前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が前記保守員に一致した場合に前記保守モードを起動する
ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項4】
前記保守モードの起動に前記認証手段による認証を条件とするか否かを該保守モードにおいて設定する設定手段
を有し、
前記制御手段は、
前記設定手段により前記認証手段による認証を条件としていないと設定されている場合は、前記入力手段による前記識別情報の入力のみに基づいて前記保守モードを起動する
ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記認証手段による前記利用者の認証ができなくなった場合は、前記保守モードの解除指示を行う解除指示手段
を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項6】
前記解除指示手段は、
前記保守モードにおいて特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行う
ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項7】
前記制御手段は、
前記保守モードにおいて前記利用者の操作が一定時間以上継続してなかった場合は、該保守モードの解除指示を行う解除指示手段
を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項8】
前記解除指示手段は、
前記保守モード特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行う
ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の管理装置。
【請求項9】
画像形成装置に接続され、認証手段による利用者の認証に基づき該画像形成装置の利用を可能にする画像形成装置の管理方法において、
前記利用者に対応して操作可能な動作モードを登録手段により登録し、
前記利用者の識別情報を入力手段により入力させ、
前記認証手段により認証した利用者と前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が一致した場合に前記登録手段に登録された前記利用者に対応する前記操作可能な動作モードを制御手段により起動させる
ことを特徴とする画像形成装置の管理方法。
【請求項10】
前記認証手段は、
前記利用者が携帯する認証カードから該認証カードに記録された認証情報をカードリーダにより読み取り、
前記カードリーダで読み取った認証情報に基づき前記利用者の認証を利用者認証手段により行い、
前記入力手段は、
前記利用者の識別コードおよびパスワードを前記利用者の識別情報として端末装置により入力させる
ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の管理方法。
【請求項11】
前記登録手段は、
保守を行う権限を有する保守員に対応して利用可能な動作モードとして保守モードを登録し、
前記制御手段は、
前記認証手段により認証された利用者が前記保守員であり、かつ、前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が前記保守員に一致した場合に前記保守モードを起動する
ことを特徴とする請求項9または10記載の画像形成装置の管理方法。
【請求項12】
前記保守モードの起動に前記認証手段による認証を条件とするか否かを該保守モードにおいて設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、
前記設定手段により前記認証手段による認証を条件としていないと設定されている場合は、前記入力手段による前記識別情報の入力のみに基づいて前記保守モードを起動する
ことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置の管理方法。
【請求項13】
前記制御手段は、
前記認証手段による前記利用者の認証ができなくなった場合は、前記保守モードの解除指示を解除指示手段により行う
ことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置の管理方法。
【請求項14】
前記解除指示手段は、
前記保守モードにおいて特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行う
ことを特徴とする請求項13記載の画像形成装置の管理方法。
【請求項15】
前記制御手段は、
前記保守モードにおいて前記利用者の操作が一定時間以上継続してなかった場合は、該保守モードの解除指示を行う解除指示手段
を有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の画像形成装置の管理方法。
【請求項16】
前記解除指示手段は、
前記保守モードにおける特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行う
ことを特徴とする請求項15記載の画像形成装置の管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の管理装置および方法に関し、特に、画像形成装置の管理情報の保守作業を行う際に特定の保守作業員のみが保守作業を実施可能とするセキュリティーが強化された画像形成装置の管理装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワーク技術の発展に伴いプリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置がネットワーク接続され、ネットワーク資源の一つとして共有利用されている。
【0003】
また、電子的な情報ソースの増加に伴う印刷量の増大や画像形成装置の不正使用等の問題も顕在化しており、利用者の私的な目的による使用の防止、利用者のコスト意識の改善、さらには画像形成装置の資源の有効利用等を目的として、例えばネットワーク上に設置された管理サーバ等により週単位、月単位、年単位といった任意の期間における利用者毎の画像形成装置の使用状況の集計や利用者毎または各装置毎に印刷上限枚数等の管理を行う方法が提案されている。
【0004】
また、画像形成装置に管理装置を直接接続するもしくは埋め込むとともに利用者に各装置の利用を許可する情報が記録された磁気カードを配布し、利用者がプリンタ等の装置を利用する場合は、磁気カードを管理装置に挿入して認証させることでプリンタ等の利用を可能とし、利用者毎の使用状況の集計、利用者毎の印刷上限枚数等の管理を行う方法も提案されている。
【0005】
管理装置の保守作業は、一般利用者の利用制限情報(例えば、利用者が利用可能な度数情報等)の設定や既に設定された設定情報の更新作業等、専門知識を必要とする作業が多く、また設定内容によっては装置がお客様の意図しない動作をしてしまう場合があり、管理装置に保持された内部データを壊すことなく簡易に保守作業が行えることが望ましい。
例えば特許文献1には、管理装置のメンテナンス、機械の入れ替えを、管理装置の内部データを壊すことなく簡易に行うことが可能な画像形成管理装置が提案されている。
【0006】
上記特許文献1に提案される画像形成管理装置は、画像形成管理装置にノート型パソコン等のデータ保持装置を接続し、メンテナンス用のカードを画像形成管理装置に挿入して画像形成管理装置に保持された内部データをデータ保持装置に一時退避させることで安心して画像形成管理装置の保守作業を行えるように構成されたものである。
【0007】
また、ディスプレイ等の表示装置を備えていない管理装置においては、管理装置の設定情報の確認、更新等の保守作業は、管理装置とノート型パソコン等の携帯用コンピュータとをRS232C等のシリアルケーブルで接続し、携帯用コンピュータで管理装置の保守専用のプログラムを起動させることで携帯用コンピュータ上に表示される専用画面での操作により管理装置の設定情報の確認、更新等の保守作業を可能としている。
【0008】
保守専用のプログラムは、特定の保守作業員以外の者が使用できないように、正しいユーザ名やパスワードが入力された場合のみ起動するように構成されており、また許可された特定の保守作業員にのみ配布されるため特定の保守作業員以外の者が管理装置の設定情報の参照や更新等を行うことが困難であり問題となることはなかった。
【0009】
しかし最近では、ソフトウェア技術の進歩、開発サポートツールの進化により、管理装置にEmbedded Web Server機能を搭載することでHTTPにて携帯用コンピュータのWeb Browserから設定情報の参照、更新等を行う方法が採用されている。
【特許文献1】特開2002−244837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、携帯用コンピュータのWeb Browserは、汎用ソフトであり、誰でも入手することが可能であるため、保守作業画面のURLが判れば保守作業員以外の者でも管理装置にアクセスすることが可能となる場合がある。
【0011】
また、正しいユーザ名及びパスワードが入力された時のみアクセスを許可するように制限した場合であっても、悪意を持った第三者により正しいユーザ名及びパスワードが解読されてしまう可能性がある。
【0012】
これにより許可された保守作業員以外の者が、管理装置の設定情報を書換え、結果として画像形成装置の誤動作や利用制限度数を超えて利用されるという問題や管理装置に記憶された利用者の個人情報等が漏洩するという問題が発生する可能性がある。
【0013】
そこで、本発明は、画像形成装置の管理情報の保守作業を行う際に特定の保守作業員のみが保守作業を実施可能とするセキュリティーが強化された画像形成装置の管理装置および方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像形成装置に接続され、認証手段による利用者の認証に基づき該画像形成装置の利用を可能にする画像形成装置の管理装置において、前記利用者の識別情報を入力する入力手段と、前記利用者に対応して操作可能な動作モードを登録する登録手段と、前記認証手段により認証した利用者と前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が一致した場合に前記登録手段に登録された前記利用者に対応する前記操作可能な動作モードを起動する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記認証手段は、前記利用者が携帯する認証カードから該認証カードに記録された認証情報を読み取るカードリーダと、該カードリーダで読み取った認証情報に基づき前記利用者の認証を行う利用者認証手段とを具備し、前記入力手段は、前記利用者の識別コードおよびパスワードを前記利用者の識別情報として入力する端末装置を具備することを特徴とする。
【0016】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記登録手段は、保守を行う権限を有する保守員に対応して利用可能な動作モードとして保守モードを登録し、前記制御手段は、前記認証手段により認証された利用者が前記保守員であり、かつ、前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が前記保守員に一致した場合に前記保守モードを起動することを特徴とする。
【0017】
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記保守モードの起動に前記認証手段による認証を条件とするか否かを該保守モードにおいて設定する設定手段を有し、前記制御手段は、前記設定手段により前記認証手段による認証を条件としていないと設定されている場合は、前記入力手段による前記識別情報の入力のみに基づいて前記保守モードを起動することを特徴とする。
【0018】
また、請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記制御手段は、前記認証手段による前記利用者の認証ができなくなった場合は、前記保守モードの解除指示を行う解除指示手段を有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記解除指示手段は、前記保守モードにおいて特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行うことを特徴とする。
【0020】
また、請求項7の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記制御手段は、前記保守モードにおいて前記利用者の操作が一定時間以上継続してなかった場合は、該保守モードの解除指示を行う解除指示手段を有することを特徴とする。
【0021】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記解除指示手段は、前記保守モード特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行うことを特徴とする。
【0022】
また、請求項9の発明は、画像形成装置に接続され、認証手段による利用者の認証に基づき該画像形成装置の利用を可能にする画像形成装置の管理方法において、前記利用者に対応して操作可能な動作モードを登録手段により登録し、前記利用者の識別情報を入力手段により入力させ、前記認証手段により認証した利用者と前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が一致した場合に前記登録手段に登録された前記利用者に対応する前記操作可能な動作モードを制御手段により起動させることを特徴とする。
【0023】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記認証手段は、前記利用者が携帯する認証カードから該認証カードに記録された認証情報をカードリーダにより読み取り、前記カードリーダで読み取った認証情報に基づき前記利用者の認証を利用者認証手段により行い、前記入力手段は、前記利用者の識別コードおよびパスワードを前記利用者の識別情報として端末装置により入力させることを特徴とする。
【0024】
また、請求項11の発明は、請求項9または10の発明において、前記登録手段は、保守を行う権限を有する保守員に対応して利用可能な動作モードとして保守モードを登録し、前記制御手段は、前記認証手段により認証された利用者が前記保守員であり、かつ、前記入力手段で入力された識別情報に対応する利用者が前記保守員に一致した場合に前記保守モードを起動することを特徴とする。
【0025】
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記保守モードの起動に前記認証手段による認証を条件とするか否かを該保守モードにおいて設定する設定手段を有し、前記制御手段は、前記設定手段により前記認証手段による認証を条件としていないと設定されている場合は、前記入力手段による前記識別情報の入力のみに基づいて前記保守モードを起動することを特徴とする。
【0026】
また、請求項13の発明は、請求項11の発明において、前記制御手段は、前記認証手段による前記利用者の認証ができなくなった場合は、前記保守モードの解除指示を解除指示手段により行うことを特徴とする。
【0027】
また、請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記解除指示手段は、前記保守モードにおいて特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行うことを特徴とする。
【0028】
また、請求項15の発明は、請求項9乃至12のいずれかの発明において、前記制御手段は、前記保守モードにおいて前記利用者の操作が一定時間以上継続してなかった場合は、該保守モードの解除指示を行う解除指示手段を有することを特徴とする。
【0029】
また、請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記解除指示手段は、前記保守モードにおける特定処理が継続中である場合は、該特定の処理が終了した後に該保守モードの解除指示を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
本発明の画像形成装置の管理装置および方法によれば、保守作業画面が表示されても許可された保守作業員であることが認証されない限り保守モードが起動されないので許可された保守作業員以外の者による保守モードの操作を禁止することができる。
【0031】
また、保守作業画面が表示されても許可された保守作業員の識別媒体が無ければ保守モードが起動されないので許可された保守作業員以外の者による保守モードの操作を禁止することができる。
【0032】
また、管理装置が設定された環境において、例えば店舗等の不特定多数の者が出入りする環境では、識別媒体による認証を必要とする設定とし、オフィス等の特定の社員のみが入出できる環境では識別媒体による認証を不要とする設定とすることで装置が設置された環境に応じたセキュリティーレベルの変更が可能となる。
【0033】
識別媒体が無ければ保守モードが解除されるので許可された保守作業員以外の者による保守モードの操作を確実に防止することができる。
【0034】
また、保守作業員が認証され、保守モードにて保守作業終了後、保守モードの解除忘れがあった場合でも確実に保守モードが解除されるので許可された保守作業員以外の者による保守モードの操作を確実に防止することができる。
【0035】
また、保守作業員が認証され、保守モードにて保守作業中の保守作業員が工具の取り出しまたはマニュアル参照等による一定時間の超えて装置を操作しない場合でも予め設定された時間内は保守モードが自動的に解除されないので保守作業員の保守作業の利便性が良くなるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、本発明に係わる画像形成装置の管理装置および方法の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0037】
図1は、本発明に係わる画像形成装置の管理装置および方法の全体構成の一例を概略的に示した構成図である。
【0038】
本実施例では、画像形成装置の一つである複合機20と、複合機20の利用者の識別や利用制限情報(例えば、利用者が複合機20で利用可能な度数情報等)等を管理し、複合機20の利用が許可された利用者のみに正しく利用されるように管理する管理装置10と、複合機20を管理するために管理装置10に設定された設定情報等の設定や更新等の保守作業を行うためのノート型パソコン30と、複合機20の利用が許可された利用者や管理装置10の保守を行うことが許可された保守作業員を識別するための識別情報が記録された識別媒体の一つである非接触型ICカード40とで構成した一例を示し説明する。
【0039】
図1に示すように、本発明に係わる管理装置10は、複合機20と接続されており、非接触型ICカード40に記録された識別情報を非接触で読み取る手段を備えている。
【0040】
複合機20を使用する場合は、利用者が携帯する非接触型ICカード40を管理装置10のカード検知部1021の検知領域にかざすか、もしくは載置して非接触型ICカード40に記録された識別情報を管理装置10に読み取らせ、非接触型ICカード40から読み取った識別情報が複合機20の使用が許可された識別情報であると管理装置10が認証した場合に複合機20の使用が可能となる。
【0041】
非接触型ICカード40には、利用者固有の識別情報、例えば会社内で使用する場合では社員番号、学校内で使用する場合では学生番号等の利用者固有が特定できる情報が使用される。
【0042】
複合機20の動作を管理するために管理装置10に設定される設定情報の設定や既に設定された設定情報の更新等、所謂、保守作業を実施する場合には、保守作業員が携帯するノート型パソコン30をEthernet(登録商標)用ケーブルを介して管理装置10と接続し、ノート型パソコン30にインストールされているWeb Browserを起動することで保守作業が実施可能なように構成されている。
【0043】
また、管理装置10には、非接触型ICカード40の読み取りが可能な状態を示すLED(=Light Emitting Diode)110と、非接触型ICカード40から読み取った識別情報に基づき複合機20の使用が許可された、もしくは保守作業を実施する保守モードの動作が許可された旨の許可状態を示すLED109とを有する表示部101を備えている。
【0044】
また、管理装置10には、複合機20の利用を許可する、または保守モードの動作を許可する許可状態を解除する解除ボタン104を備えており、利用者が複合機20の利用終了後もしくは保守作業員が保守作業終了後、解除ボタン104を押下すことで複合機20の使用許可状態や管理装置10の保守モード状態の動作が解除される。
【0045】
なお、図1において、管理装置10は説明の便宜上、斜視図で大きく示してある。
【0046】
また、識別媒体として非接触型ICカード40の他に利用者や保守作業員の指紋や手のひら静脈、目の網膜等の生体識別手段を用いる構成としてもよく、この場合は、管理装置10の識別媒体の検知手段である後述する非接触型ICカード通信部102を生体識別手段に置き換えることで非接触型ICカード40を用いた管理装置10と同様な管理装置を提供することが可能である。
【0047】
図2は、前述の管理装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
【0048】
図2に示すように管理装置10は、LED109、110を有する表示部101と、非接触型ICカード通信部102と、タイマ部103と、解除ボタン104と、Ethernet(登録商標)通信部105と、管理装置制御部106と、複合機制御部107と、記憶部108とを備えている。
【0049】
表示部101は、管理装置制御部106の指令信号に基づきLED109やLED110の点灯制御を行い、管理装置10が非接触型ICカード40の読み取りが可能な状態であることや複合機20が使用許可状態でること、管理装置10が保守モード状態であることなどの状態情報を利用者や保守作業員に通知する。
【0050】
非接触型ICカード通信部102は、管理装置10のICカード検知部1021の表面を含む所定の空間領域に非接触型ICカード40がかざされる、もしくは載置かれることで非接触型ICカード40に記録された識別情報を読み取り、読み取った識別情報を管理装置制御部106へ転送する。
【0051】
タイマ部103は、タイマで時間を計測するとともに予め設定された一定の時間(以下、「設定時間」という。)に基づき複合機20の使用許可状態もしくは管理装置10の保守モード状態において設定時間内で複合機20の利用に伴う操作もしくは保守作業に伴う操作が行われない場合は、複合機20の使用許可状態または管理装置10の保守モード状態を自動的に解除するための時間管理や各種時間の管理を行う。
【0052】
解除ボタン104は、前述で示したように複合機20の利用許可状態または管理装置10の保守モード状態の動作を解除するためのボタンであり、ボタンが押下されると押下された旨の信号を管理装置制御部106へ通知する。
【0053】
Ethernet(登録商標)通信部105は、管理装置10とEthernet(登録商標)用ケーブルを介して接続される外部の装置、本実施例では管理装置10の保守作業を実施する際にEthernet(登録商標)用のケーブルを介して接続されるノート型パソコン30とのデータや制御信号の授受の制御を行う。
【0054】
複合機制御部107は、管理装置制御部106の指令信号に基づき複合機20に対して複合機20の動作または動作禁止等の指令信号を送信し、複合機20の動作制御を行う。
【0055】
記憶部108は、記憶装置であり、非接触型ICカード40に記録された識別情報に基づき利用者や保守作業員を識別するために必要な情報やタイマ部103が時間管理するために必要な時間情報(例えば設定時間等)、管理装置10が複合機20を管理するために必要な各種設定情報や各種プログラム等のソフトウェア、各種管理情報を記憶保持する。
【0056】
管理装置制御部106は、各部の制御及び解除ボタン104の操作情報に基づく制御を行うとともに管理装置10全体を統括制御する。
【0057】
このように構成された複合機20の管理装置10において保守作業を実施する場合の保守作業員の操作やノート型パソコン30及び管理装置10の各動作について図3の流れ図を参照しながら説明する。
【0058】
図3に示すように、保守作業を行う場合は、保守作業員が既にWeb Browserがインストールされたノート型パソコン30とEthernet(登録商標)用ケーブルを持参し、管理装置10とノート型パソコン30とをEthernet(登録商標)用ケーブルで接続して行う(ステップS301)。
【0059】
管理装置10には、予めWeb Server機能が組み込まれており、管理装置10に接続されたノート型パソコン30のWeb Browserを起動することで管理装置10のWeb Server機能を介して管理装置10にアクセスできるように構成されている。
【0060】
保守作業員が管理装置10に接続されたノート型パソコン30のWeb Browserを起動し、管理装置10に対応付けされたURL(=Uniform Resource Locator)を入力すると(ステップS302)、図4に示すようなユーザ名及びパスワード入力画面400がノート型パソコン30の画面上に表示される(ステップS303)。
【0061】
図4に示すように、ユーザ名及びパスワード入力画面400は、ユーザ名、パスワードの入力を促すメッセージと、ユーザ名及びパスワードをそれぞれ入力するユーザ名入力部401、パスワード入力部402及びログインボタン403とで構成されている。
【0062】
保守作業員がユーザ名及びパスワード入力画面400上でユーザ名及びパスワードの各データをそれぞれ入力し、ログインボタン403をマウスでクリックすると(ステップS304)、入力されたユーザ名及びパスワードの各データ(以下、「入力ユーザ名及びパスワード」という。)はノート型パソコン30から管理装置10のEthernet(登録商標)通信部105を介して管理装置制御部106へ転送され、管理装置制御部106がノート型パソコン30から入力された入力ユーザ名及びパスワードと記憶部108に予め登録された保守を行う権限を有する保守作業員のユーザ名及びパスワード(以下、「登録ユーザ名及びパスワード」という。)と一致するか否かを照合して確認する(ステップS305)。 ステップS305において、入力ユーザ名及びパスワードと登録ユーザ名及びパスワードとが一致しない場合は(ステップS306でNO)、図7に示すようなユーザ名、パスワードのエラーを示すユーザ名認証エラー画面430をノート型パソコン30の画面上に一定時間(例えば5秒程度)表示後(ステップS308)、前述の図4で示したユーザ名及びパスワード入力画面400を表示してステップS303からの動作を繰り返す。
【0063】
また、ステップS305において、入力ユーザ名及びパスワードと登録ユーザ名及びパスワードとが一致した場合は(ステップS306でYES)、入力ユーザ名及びパスワードを記憶部108に記憶保持するとともに図5に示すような識別媒体読取操作指示画面410をノート型パソコン30の画面上に表示させ、保守作業員用専用ICカードである非接触型ICカード40を管理装置10のICカード検知部1021にかざすか、もしくは載置する操作を促す。
【0064】
保守作業員が携帯する非接触型ICカード40を管理装置10のICカード検知部1021にかざすか、もしくは載置する操作を行うと、管理装置10の非接触型ICカード通信部102がICカード検知部1021を介して非接触型ICカード40に記録されたユーザ名及びパスワードの識別情報を読み取り、当該読み取った識別情報を管理装置制御部106へ転送する。
【0065】
管理装置制御部106は、非接触型ICカードから読み取ったユーザ名及びパスワード(以下、「読取ユーザ名及びパスワード」という。)が記憶部108に予め登録された登録ユーザ名及びパスワードと一致するか否かを照合して確認する(ステップS307)。
【0066】
ステップS307において、読取ユーザ名及びパスワードと登録ユーザ名及びパスワードとが一致しなかった場合は(ステップS309でNO)、図6に示すような識別媒体の認証エラー画面420を一定時間(例えば5秒程度)表示後(ステップS311)、前述の図4で示したユーザ名及びパスワード入力画面400を表示してステップS303からの動作を繰り返す。
【0067】
ステップS307において、読取ユーザ名及びパスワードと登録ユーザ名及びパスワードとが一致した場合は(ステップS309でYES)、更に、非接触型ICカードから読み取った読取ユーザ名及びパスワードとノート型パソコン30から入力された入力ユーザ名及びパスワードとが一致しているか否かを比較し確認する(ステップS310)。
【0068】
読取ユーザ名及びパスワードと入力ユーザ名及びパスワードとが一致している場合は(ステップS312でYES)、管理装置制御部106が管理装置10を複合機20の利用を管理する管理モードから管理装置10の保守作業を行う保守モードへ移行する。
【0069】
具体的には、管理装置制御部106が複合機20の利用を管理する管理モードの動作を中断し、管理装置10が複合機20を管理するために必要な各種設定情報の更新や設定等の保守作業が実施できる保守モードを起動し動作させる(ステップS313)。
【0070】
ステップ310において、非接触型ICカードから読み取った読取ユーザ名及びパスワードとノート型パソコン30から入力された入力ユーザ名及びパスワードとが一致していない場合は(ステップS312でNO)、図7に示すようなユーザ名、パスワードのエラーを示すユーザ名認証エラー画面430をノート型パソコン30の画面上に一定時間(例えば5秒程度)表示後(ステップS314)、前述の図4で示したユーザ名及びパスワード入力画面400を表示してステップS303からの動作を繰り返す。
【0071】
なお、ユーザ名認証エラー画面430では、図7に示すように、ユーザ名が正しくない旨及びユーザ名を再入力する操作を促す旨のメッセージが表示される。
【0072】
また、保守作業員を識別する識別情報の一例として保守作業員の作業レベル(例えば高度な技術が要求される保守作業が許可された上級保守作業レベルや基本的な技術が要求される保守作業が許可された一般保守作業レベル)に応じたユーザ名及びパスワードの対応付けを行い、保守作業員に各作業レベルに応じたユーザ名及びパスワードが記録された非接触型ICカードを携帯させることで管理装置10が非接触型ICカードから読み取ったユーザ名及びパスワードに対応付けされた作業レベルに応じた保守モードを動作させるような構成としてもよく、この場合には保守作業の利便性をより向上させることができる。
【0073】
また、識別媒体の識別方法については、前述したように保守作業員の指紋や手のひら静脈、目の網膜等の生体識別手段を用いる構成としてもよい。
【0074】
次に前述の図3で示した保守作業の各動作におけるステップS313の保守モードの動作について図8の流れ図を参照し説明する。
【0075】
前述で示したように非接触型ICカードから読み取った読取ユーザ名及びパスワードとノート型パソコン30から入力された入力ユーザ名及びパスワードとが一致している場合は、管理装置制御部106が管理装置10の管理モードの動作を中断し、保守モードを起動して動作させる。
【0076】
図8に示すように、管理装置10の保守モードが動作すると、ノート型パソコン30の画面上に図9に示すような保守モードのメニュー画面440が表示される(ステップS801)。
【0077】
保守モードのメニュー画面440には、図9に示すように、管理装置10の設定情報の参照や変更等を行う「設定参照・更新」と、識別媒体である非接触型ICカード40の認証の有無の参照や変更、保守作業員のユーザ名、パスワードの登録、変更、削除等を行う「カード情報設定の参照・更新」と、ログ情報の参照等を行う「ログデータ参照」と、管理装置10の故障診断等を行う「診断」と、管理装置10にインストールされているソフトウェアのバージョンアップ等を行う「ソフトウェア更新」と、保守モードを終了する「QUIT」等の各種保守作業を実施するために選択される機能一覧が表示されており、保守作業員は、所望の保守作業に対応した機能をマウスでクリックして選択することで当該選択された機能が起動され動作する(ステップS802)。
【0078】
ステップS802において、「設定参照・更新」が選択されると(ステップS803でYES)、管理装置10の設定情報の参照や変更等の保守作業が可能な「設定参照・更新モード」が起動され動作する(ステップS804)。
【0079】
ステップS802において、「カード情報設定の参照・更新」が選択されると(ステップS803でNO、ステップS805でYES)、非接触型ICカードの認証の有無の参照や変更、保守作業員のユーザ名、パスワードの登録、変更、削除等の保守作業が可能な「カード情報設定の参照・更新モード」が起動され動作する(ステップS806)。
【0080】
ステップS802において、「ログデータ参照」が選択されると(ステップS803、ステップS805でそれぞれNO、ステップS807でYES)、ログ情報の参照等の保守作業が可能な「ログデータ参照モード」が起動され動作する(ステップS808)。
【0081】
ステップS802において、「診断」が選択されると(ステップS803、ステップS805、ステップS807でそれぞれNO、ステップS809でYES)、管理装置10の故障診断等の保守作業が可能な「診断モード」が起動され動作する(ステップS810)。
【0082】
ステップS802において、「ソフトウェア更新」が選択されると(ステップS803、ステップS805、ステップS807、ステップS809でそれぞれNO、ステップS811でYES)、管理装置10にインストールされているソフトウェアのバージョンアップ等の保守作業が可能な「ソフトウェア更新モード」が起動され動作する(ステップS812)。
【0083】
ステップS802において、「QUIT」が選択されると(ステップS803、ステップS805、ステップS807、ステップS809、ステップS811でそれぞれNO、ステップS813でYES)、保守モードを終了する。
【0084】
保守モード起動中に保守作業員用専用カードの非接触型ICカード40が管理装置10のカード検知部1021の検知領域から外れて検知されなくなった場合は(ステップS814、ステップS815でYES)、もしくは管理装置10の保守モードが起動され一定時間経過しても保守作業に伴う操作がなされなかった場合は(ステップS815でNO、ステップS816でYES)、図10に示すような保守モード終了画面450をノート型パソコン30の画面上に一定時間(例えば5秒程度)表示後、前述の図3で示した管理装置10の保守作業の動作におけるステップS303からの動作を繰り返す。
【0085】
なお、ステップS804、ステップS806、ステップS808、ステップS810、ステップS812の各モードにおける動作は、各保守作業に必要な公知の保守作業の動作が実現されるものであり、各モードの詳細説明は、説明の便宜上、省略する。
【0086】
また、ステップS804、ステップS806、ステップS808の各モードの動作中に保守作業員用専用カードである非接触型ICカード40が管理装置10のカード検知部1021の検知領域から外れて検知されなくなった場合、もしくは各モードの動作中に一定時間経過しても各モードの保守作業に伴う操作がなされなかった場合は、図10に示すような保守モード終了画面450をノート型パソコン30の画面上に一定時間(例えば5秒程度)表示後、保守モードを終了する。
【0087】
また、ステップS810、ステップS812の各モードの動作中に保守作業員用専用カードである非接触型ICカード40が管理装置10のカード検知部1021の検知領域から外れて検知されなくなった場合、もしくは各モードの動作中に一定時間経過しても各モードの保守作業に伴う操作がなされなかった場合は、各モードでのイベントを記憶した後、各モードの処理が終了した時点で自動的に図10に示すような保守モード終了画面450をノート型パソコン30の画面上に一定時間(例えば5秒程度)表示後、保守モードを終了する。
【0088】
これまでの説明では、管理装置10が複合機20に接続された場合を例に説明したが、管理装置10が複合機10に予め組み込まれた構成としてもよい。
【0089】
以上説明したように、本発明に係わる画像形成装置の管理装置および方法によれば、保守作業を行うために画像形成装置に接続されたノート型パソコンから入力された識別情報と、認証カードから読み取られた認証情報とが一致し、かつ保守を行う権限を有する保守作業員であると認証されない限り保守モードが起動されないので許可された保守作業員以外の者により保守モードが動作され操作されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の管理装置および方法の全体構成図
【図2】管理装置10の機能的な構成を示すブロック図
【図3】保守作業を実施する場合の保守作業員の操作やノート型パソコン及び管理装置の各動作の流れ図
【図4】ユーザ名及びパスワード入力画面400の一例を示す図
【図5】識別媒体読取操作指示画面410の一例を示す図
【図6】識別媒体の認証エラー画面420の一例を示す図
【図7】ユーザ名認証エラー画面430の一例を示す図
【図8】保守モードの動作の流れ図
【図9】保守モードのメニュー画面440の一例を示す図
【図10】保守モード終了画面450の一例を示す図
【符号の説明】
【0091】
10 管理装置
101 表示部
102 非接触型ICカード通信部
103 タイマ部
104 解除ボタン
105 Ethernet(登録商標)通信部
106 管理装置制御部
107 複合機制御部
108 記憶部
109 識別媒体が正しく読み取られた状態を示すLED
110 識別媒体の読み取り可の状態を示すLED
1021 カード検知部
20 複合機
30 ノート型パソコン
40 非接触型ICカード(識別媒体)




 

 


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