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発明の名称 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−3856(P2007−3856A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−184467(P2005−184467)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
発明者 小澤 亨 / 大越 竹士
要約 課題
簡易な構成でプロセスカートリッジを着脱しやすくする。

解決手段
カートリッジガイド70の挿入部に空間を形成する凹部72を設ける。これにより、凹部72に手をいれて、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58を把持することができる。このため、装置本体12の奥に、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを装着するような場合でも、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱がしやすい。このように、特許文献1のような移動機構を設けることなく、凹部72を設けるという簡易な構成で、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱がしやすくなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
横方向へ着脱可能に装置本体に設けられると共に、縦列配置された複数のプロセスカートリッジと、
前記装置本体に形成され、前記プロセスカートリッジを装着位置へ案内するカートリッジガイドと、
前記プロセスカートリッジの端部に設けられ、前記プロセスカートリッジを着脱する際に把持する把手と、
前記カートリッジガイドの挿入部に設けられ、前記把手を把持する空間を形成する凹部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記カートリッジガイドの上側のガイド面は、前記凹部側へ下側のガイド面より長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記凹部は、前記カートリッジガイドに対し、下方側が上方側より大きくなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記凹部の奥行きは、下方側が上方側より大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
最下の前記プロセスカートリッジが載置可能であって、載置した前記プロセスカートリッジを前記装着位置へ案内する案内部が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記カートリッジガイドは、前記装置本体のフレームと一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記カートリッジガイドにガイドされる前記プロセスカートリッジの部位は、前記プロセスカートリッジに備えられた像担持体と同軸状に設けられた凸部であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記凹部の形状は、前記複数のプロセスカートリッジの装着位置に応じて異なっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
下方側に形成された前記凹部は、上方側に形成された前記凹部よりも、大きいことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記凹部は、下面から上面までの高さ、横方向の凹み深さ、奥行きの少なくともいずれかが大きいことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記把手は、前記凹部の大きさに応じて形状が異なることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項12】
大きい前記凹部に配置された前記把手は、小さい前記凹部に配置された前記把手よりも、長いことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記凹部は、前記カートリッジガイドへ傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項14】
請求項1に記載の画像形成装置に用いられることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項15】
前記把手は、像担持体を支持する筐体と一体成形されていることを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項16】
前記把手は、配置された位置に応じてそれぞれ長さが異なることを特徴とする請求項14又は15に記載のプロセスカートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体へ画像を形成する画像形成装置及びその画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
記録媒体へ画像を形成する画像形成装置としては、装置本体に縦列配置されたプロセスカートリッジの横方向にある静電転写ユニットを退避させて、プロセスカートリッジを横方向へ着脱する画像形成装置が公知である(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1の画像形成装置では、連動機構およびカートリッジ移動機構を設けることにより、静電転写ユニットを退避させる動作に連動させて、トナーがなくなったプロセスカートリッジを横方向へ移動させ、ユーザーが迷うことなく交換すべきプロセスカートリッジを認識できるようにしている。
【0004】
また、特許文献1の画像形成装置では、交換すべきプロセスカートリッジが横方向へ移動するので、ユーザーはプロセスカートリッジの中央部を掴め、プロセスカートリッジを片手で交換できる。
【0005】
また、特許文献1の画像形成装置では、プロセスカートリッジの交換の際、ユーザーの指が入るスペースを考慮する必要がなく、プロセスカートリッジの距離を最小限につめた配置が可能になり、装置本体の小型化ができる。
【0006】
また、プロセスカートリッジの両端部にある把手を両手で掴んで、プロセスカートリッジを取り外す際は、装置本体の正面側に立って、プロセスカートリッジを手前へ取り外す必要があったが、特許文献1の画像形成装置では、プロセスカートリッジの中央部を片手で掴んで取り外しができるので、装置本体の正面側だけでなく、装置本体の側面側に立って手を伸ばしてプロセスカートリッジを取り外すことができ、プロセスカートリッジの交換の自由度を向上させることができる。
【特許文献1】特開2005−43594号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、連動機構およびカートリッジ移動機構が必要なため、装置の機構が複雑になり、また部品点数が増え、コスト高になる。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮し、簡易な構成でプロセスカートリッジを着脱しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、横方向へ着脱可能に装置本体に設けられると共に、縦列配置された複数のプロセスカートリッジと、前記装置本体に形成され、前記プロセスカートリッジを装着位置へ案内するカートリッジガイドと、前記プロセスカートリッジの端部に設けられ、前記プロセスカートリッジを着脱する際に把持する把手と、前記カートリッジガイドの挿入部に設けられ、前記把手を把持する空間を形成する凹部と、を備えたことを特徴とする。
尚、ここで云う横方向とは、画像形成装置の正面に対して両側であることは勿論、画像形成装置の正面側や背面側も含み、画像形成装置の上方向、下方向に対する横方向である。
【0010】
この構成では、カートリッジガイドの挿入部に空間を形成する凹部に、手をいれて、プロセスカートリッジの把手を把持することができる。
【0011】
このため、装置本体の奥に、プロセスカートリッジを装着するような場合でも、プロセスカートリッジの着脱がしやすい。このように、請求項1の発明によれば、プロセスカートリッジを移動させる特許文献1のような移動機構を設けることなく、凹部を設けるという簡易な構成で、プロセスカートリッジの着脱がしやすい。
【0012】
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記カートリッジガイドの上側のガイド面が、前記凹部側へ下側のガイド面より長く形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2の構成において、前記凹部が、前記カートリッジガイドに対し、下方側が上方側より大きくなっていることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3のいずれか1項の構成において、前記凹部の奥行きが、下方側が上方側より大きいことを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1〜4のいずれか1項の構成において、最下の前記プロセスカートリッジが載置可能であって、載置した前記プロセスカートリッジを前記装着位置へ案内する案内部が設けられたことを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1〜5のいずれか1項の構成において、前記カートリッジガイドは、前記装置本体のフレームと一体に形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項1〜6のいずれか1項の構成において、前記カートリッジガイドにガイドされる前記プロセスカートリッジの部位が、前記プロセスカートリッジに備えられた像担持体と同軸状に設けられた凸部であることを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、請求項1〜7のいずれか1項の構成において、前記凹部の形状が、前記複数のプロセスカートリッジの装着位置に応じて異なっていることを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項9に係る画像形成装置は、請求項8の構成において、下方側に形成された前記凹部が、上方側に形成された前記凹部よりも、大きいことを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項10に係る画像形成装置は、請求項9の構成において、前記凹部は、下面から上面までの高さ、横方向の凹み深さ、奥行きの少なくともいずれかが大きいことを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項11に係る画像形成装置は、請求項1〜10のいずれか1項の構成において、前記把手は、前記凹部の大きさに応じて形状が異なることを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項12に係る画像形成装置は、請求項11の構成において、大きい前記凹部に配置された前記把手が、小さい前記凹部に配置された前記把手よりも、長いことを特徴とする。
【0023】
本発明の請求項13に係る画像形成装置は、請求項1〜12のいずれか1項の構成において、前記凹部は、前記カートリッジガイドへ傾斜する傾斜面を有することを特徴とする。
【0024】
本発明の請求項14に係るプロセスカートリッジは、請求項1に記載の画像形成装置に用いられることを特徴とする。
【0025】
本発明の請求項15に係るプロセスカートリッジは、請求項14の構成において、前記把手は、像担持体を支持する筐体と一体成形されていることを特徴とする。
【0026】
本発明の請求項16に係るプロセスカートリッジは、請求項14又は請求項15の構成において、前記把手は、配置された位置に応じてそれぞれ長さが異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、上記構成としたので、上記事実を考慮し、簡易な構成でプロセスカートリッジを着脱しやすくできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下に、本発明の画像形成装置に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
【0029】
まず、本実施形態の画像形成装置10の全体構成について説明する。
【0030】
図1、図2に示すように、本実施形態の画像形成装置10は、装置本体12を備え、装置本体12の下部には、画像形成部(後述するプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kと搬送ベルト26の間)へ用紙Pを供給する給紙部64(図2において、斜線部分)が設けられている。
【0031】
この給紙部64は、箱状に形成され、D方向へ着脱可能な給紙カセットである。また、この給紙部64には、用紙(記録媒体)Pが束状に積載される用紙トレイ14が配置されている。
【0032】
この用紙トレイ14の先端側(図1において右端側)の上部には、用紙Pの上面の先端側に圧接して用紙トレイ14内から用紙Pを取り出すフィードロール16が配置されている。
【0033】
また、用紙トレイ14の先端部から延出して、緩やかに湾曲し、装置前方側(図1において右側)で上方へ向かって略垂直に延びる第1搬送路22が設けられている。
【0034】
この第1搬送路22に沿って、用紙搬送方向の上流側から順に、用紙Pを挟持搬送する複数(例えば、2つ)の搬送ロール対24、画像が形成される用紙Pを静電吸着して搬送する無端状の搬送ベルト26が配置されている。搬送ベルト26は、第1搬送路22に沿って配置されることにより、第1搬送路22の一方側の路面の一部を形成している。
【0035】
搬送ベルト26は、上方に配置された張架ローラ27と、下方に配置された張架ローラ29に張架されており、張架ローラ27及び張架ローラ29の一方が回転駆動することにより、搬送ベルト26がA方向へ回転する。
【0036】
この搬送ベルト26の用紙搬送方向上流側には、搬送ベルト26の表面上を帯電させると共に、搬送ベルト26へ静電吸着される用紙Pを搬送ベルト26へ押し当てる帯電ロール31が搬送ベルト26に隣接して設けられている。
【0037】
また、第1搬送路22を間に挟んで、搬送ベルト26に対向する横方向には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した複数のプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが、第1搬送路22に沿って、装置本体12に略垂直方向へ縦列配置されている。
【0038】
各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、それぞれ、所定方向(図1において反時計回り)へ回転する感光体ドラム(像担持体)30を備えている。
【0039】
感光体ドラム30の周囲には、感光体ドラム30の回転方向上流側から順に、それぞれ、感光体ドラム30の表面を帯電させる帯電ローラ32と、感光体ドラム30へ露光して感光体ドラム30上に潜像を形成する露光装置34と、感光体ドラム30上に形成された潜像へ各色のトナーを付着させて現像する現像ローラ36と、が設けられている。
【0040】
また、搬送ベルト26の内周側には、感光体ドラム30に対向する横方向に、それぞれ、感光体ドラム30上に形成されたトナー像を用紙Pへ所定の転写位置で転写する転写装置38が設けられている。
【0041】
搬送ベルト26より用紙搬送方向下流側には、転写されたトナー像を用紙Pへ定着させる定着装置40、用紙Pを挟持搬送する搬送ロール対42、用紙Pを排出トレイ20へ排出する排出ロール対44が配置されている。
【0042】
また、片面に画像が形成された用紙Pを反転させて、再び第1搬送路22へ送り戻すための第2搬送路46が、搬送ベルト26を挟んで第1搬送路22と対向して設けられている。
【0043】
この第2搬送路46には、用紙Pを下方へ挟持搬送する複数(例えば、3つ)の搬送ロール対48が配置されており、両面に画像を形成する際には、片面に画像が形成された用紙Pは、排出ロール対44によりスイッチバックされて第2搬送路46に導かれ、複数の搬送ロール対48によって下方へ搬送され、第1搬送路22へ送り戻される。
【0044】
次に、用紙Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
【0045】
本実施形態の画像形成装置では、用紙Pの片面へ画像を形成する場合は、用紙トレイ14から取り出された用紙Pは、複数の搬送ロール対24によって搬送路22を上方へ搬送され、搬送ベルト26へ送り込まれる。搬送ベルト26へ送り込まれた用紙Pは、帯電ロール31によって搬送ベルト26へ押し当てられると共に、帯電する搬送ベルト26に静電吸着されて、上方へ搬送され、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した所定の転写位置へ順次送り込まれる。
【0046】
所定の転写位置へ送り込まれた用紙Pは、感光体ドラム30上に形成された各色のトナー像が転写装置38によって転写され、用紙P上にフルカラー画像が形成される。さらに定着装置40へ搬送され、転写されたトナー像が定着装置40により定着されて、排出ロール対44により排出トレイ20へ排出される。
【0047】
また、用紙Pの両面へ画像を形成する場合は、トナー像が定着装置40により定着されて、片面に画像が形成された後、排出ロール対44でスイッチバックし、片面に画像が形成された用紙Pは、反転して第2搬送路46へ送り込まれる。第2搬送路46から再び第1搬送路22へ送り込まれ、もう片面側に上記と同様に画像が形成され、用紙Pの両面へ画像が形成される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
【0048】
次に、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを着脱するための構成について説明する。
【0049】
プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、図2に示すように、横方向(矢印B方向)へ着脱可能とされている。この各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kには、着脱される横方向に直交する方向の両端部に、着脱の際に把持する把手58が設けられている。この把手58は、感光体ドラム30を支持する筐体28Aと一体成形されている。なお、図1では、把手58を省略して図示している。
また、各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、装置本体12に形成されたカートリッジガイド70によって、装着位置へ案内される。装着位置へ案内されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、カートリッジガイド70の終端面に当接して、位置決めされる。
【0050】
このカートリッジガイド70の挿入部には、把手58を把持する空間を形成する凹部72が設けられている。
【0051】
また、図2に示すように、給紙部64の下部に、支軸51によって回動可能に軸支され、装置本体12側から装置外側へ(図2において矢印C方向へ)回動して傾倒することにより、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側を開放可能なL字状のカバー体50が設けられている。このカバー体50によって、開放されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側から、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが着脱されることになる。
【0052】
カバー体50の内面側には、第2搬送路46の一方の路面46Aが形成されると共に、搬送ロール対48の一方が設けられている。一方、カバー体50の外面側には、カバー体50を回動させる際に把持する把手60が設けられている。
【0053】
また、カバー体50の下部には、図3に示すように、開口部62が設けられ、カバー体50はゲート状に形成されている。この開口部62から、給紙カセットである給紙部64(図2の斜線部分)が矢印D方向に着脱可能とされている。
【0054】
この給紙部64の上面には、最下のプロセスカートリッジ28Yが載置可能であって、載置したプロセスカートリッジ28Yを装置本体12の装着位置へ案内する案内部66が形成されている。
【0055】
また、カバー体50の開口部62の上側には、搬送ベルト26を含む搬送ベルトユニット52が支軸53によって取り付けられ、カバー体50と一体に回動するように構成されている。
【0056】
搬送ベルトユニット52は、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対向する側(図2において上側)に搬送ベルト26を備えると共に、搬送ベルトユニット52のカバー体50に対向する側(図2において下側)に、第2搬送路46の他方の路面46Bが形成されると共に、搬送ロール対48の他方が設けられている。
【0057】
この搬送ロール対48の他方及び搬送ベルト26を張架する張架ローラ27、29は、その軸方向両端部に設けられた搬送ベルトユニット52の一対の側板68に軸支されている。また、帯電ロール31は、搬送ベルト26と一体に設けられ、カバー体50と一体に回動するように構成されている。
【0058】
この帯電ロール31及び搬送ベルト26は、カバー体50が回動してプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側を開放したとき、給紙部64の横方向の位置まで移動するように構成されている。
【0059】
次に、カートリッジガイド70の形状及び凹部72の形状等について、図4に基づき説明する。
【0060】
カートリッジガイド70の上側のガイド面70Aは、凹部72側へ下側のガイド面70Bより長く形成されている。また、カートリッジガイド70は、装置本体12のフレーム12Aと一体に形成されている。
【0061】
カートリッジガイド70の挿入部に設けられた凹部72は、カートリッジガイド70にカートリッジガイド70に対し、下方側の部位72Bが上方側の部位72Aより大きくなっている。また、凹部72の奥行きは、下方側の部位72Bが上方側の部位72Aより大きくなっている。
【0062】
カートリッジガイド70にガイドされるプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの部位は、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの感光体ドラム30と同軸上に設けられた凸部74である。
【0063】
また、凹部72は、カートリッジガイド70へ傾斜する傾斜面80を有しており、凹部72の断面が、カートリッジガイド70へ向けて先細りになるテーパ形状に構成されている。
【0064】
また、凹部72の形状は、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの装着位置の高さに応じて異なっている構成でもよい。この構成の具体例としては、下方側に形成された凹部72は、上方側に形成された凹部72よりも、下面から上面までの高さ、横方向の凹み深さ、奥行きの少なくともいずれかを大きく形成する構成とすることができる。
【0065】
このようにすることにより、操作性の不利な下側のプロセスカートリッジ(特に、プロセスカートリッジ28Y)の操作性を向上することができる。
【0066】
また、把手58は、凹部72の大きさに応じて形状が異なる構成でもよい。この構成の具体例としては、大きい凹部72に配置された把手58は、小さい凹部72に配置された把手58よりも長い構成とすることができる。
【0067】
このようにすることにより、凹部72の大きさが違っても、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱操作性を一定にすることができる。
【0068】
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
【0069】
上記実施形態では、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの交換が必要となった場合、まず、把手60を掴んで、カバー体50を回動させることで、搬送ベルトユニット52を退避させ、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側を開放する。
【0070】
開放されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側から、把手58を把持するための空間を形成する凹部72に、手をいれて、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58を把持して、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを取り外し、新しいプロセスカートリッジを装着することができる。
【0071】
このように、本実施形態では、把手58を把持するための空間を形成する凹部72が設けられているので、装置本体12の奥に、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを装着するような場合でも、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱がしやすい。
【0072】
従って、本実施形態の構成によれば、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを移動させる移動機構を設けることなく、凹部72を設けるという簡易な構成で、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱がしやすくなる。
【0073】
また、本実施形態では、カートリッジガイド70の上側のガイド面70Aは、凹部72側へ下側のガイド面70Bより長く形成されているので、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの装着時、上側のガイド面70Aに凸部74を沿わせて挿入することができ、着脱の操作性がよい。
【0074】
また、本実施形態では、カートリッジガイド70の挿入部に設けられた凹部72は、カートリッジガイド70に対し、下方側の部位72Bが上方側の部位72Aより大きくなっており、また、凹部72の奥行きは、下方側の部位72Bが上方側の部位72Aより大きくなっている。
【0075】
このため、親指と人指し指で把手58を把持する際に、手の甲、中指、薬指、小指が凹部72におさまりやすく、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱がしやすい。
【0076】
また、本実施形態では、給紙部64の上面には、最下のプロセスカートリッジ28Yが載置可能であって、載置されたプロセスカートリッジ28Yを装置本体12の装着位置へ案内する案内部66が形成されているので、装置本体12へ装着する位置が視認しにくい最下のプロセスカートリッジ28Yでも、容易に着脱できる。
【0077】
また、本実施形態では、カートリッジガイド70は、装置本体12のフレーム12Aと一体に形成されているので、部品点数を減らすことができる。
【0078】
また、本実施形態では、感光体ドラム30と同軸上に設けられた凸部74によって、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを位置決めするので、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの感光体ドラム30を装置本体12に正確に位置決めできる。
【0079】
また、本実施形態では、凹部72は、カートリッジガイド70へ傾斜する傾斜面80を有しているので、凹部72に手をいれるときに角部に手をぶつけることがない。
【0080】
また、本実施形態では、把手58は、感光体ドラム30を支持する筐体28Aと一体成形されているので、把手58の剛性が高く、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを装置本体12へ装着したときに把手58がぐらつかない。
【0081】
なお、上記の実施の形態では、凹部72の断面形状が、テーパ形状と説明したが、本発明の凹部は、これに限られず、例えば、断面が矩形状であってもよく、凹部としては、把手を把持する空間を形成する凹部であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
【図2】図2は、本実施形態に係るプロセスカートリッジを取り外したときを示す図である。
【図3】図3は、本実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【図4】図4は、本実施形態に係る凹部を示す図である。
【符号の説明】
【0083】
10 画像形成装置
12A フレーム
12 装置本体
28Y、28M、28C、28K プロセスカートリッジ
28A 筐体
30 感光体ドラム(像担持体)
58 把手
66 案内部
70 カートリッジガイド
70A ガイド面
70B ガイド面
72 凹部
74 凸部
80 傾斜面




 

 


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