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発明の名称 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−3855(P2007−3855A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−184466(P2005−184466)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
発明者 小澤 亨 / 大越 竹士
要約 課題
簡易な構成でプロセスカートリッジを着脱しやすくする。

解決手段
プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58を、内フレーム70と外フレーム72との間から突出させる。これにより、把手58の長さを長く確保でき、把手58が把持しやすく、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが着脱しやすい。
特許請求の範囲
【請求項1】
横方向へ着脱可能に装置本体に設けられ、縦列配置された複数のプロセスカートリッジと、
前記プロセスカートリッジに対面して配置され、前記プロセスカートリッジの着脱進路から退避可能なベルト体と、
前記ベルト体が巻き掛けられる巻掛けロールの両端を支持する内フレームと、
前記内フレームの外側に設けられ、前記内フレームを支持する外フレームと、
前記プロセスカートリッジの端部に設けられ、前記内フレームと前記外フレームとの間から突出し、前記プロセスカートリッジの着脱の際に把持する把手と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記内フレームと前記外フレームの間に、前記内フレームを補強する補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記補強部材に給電部材が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記補強部材にアース線が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記補強部材は、前記把手と干渉しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記内フレームと前記外フレームとの間から突出する前記把手の突出部分に、傾斜がつけられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
前記ベルト体は、二つの巻掛けロールに巻き掛けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記把手は、前記プロセスカートリッジの筐体と一体成形されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記把手は、前記プロセスカートリッジが配置される位置によって、それぞれ長さが異なることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体へ画像を形成する画像形成装置及びその画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
記録媒体へ画像を形成する画像形成装置としては、装置前面にあるカバー体を開き、縦列配置されたプロセスカートリッジに対面して配置された静電転写ユニットを退避させ、プロセスカートリッジを装置前方へ着脱する画像形成装置が公知である(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【0003】
特許文献1の画像形成装置では、プロセスカートリッジの両端部に設けられた2つの把手を掴み、プロセスカートリッジを着脱する。このような装置では、静電転写ユニットが退避せずプロセスカートリッジに対面している状態において、プロセスカートリッジの把手は、静電転写ユニットの側方に納められ、静電転写ユニットを越えて装置前方へ突出しない構成となっている。
【0004】
このように把手を突出させていないのは、把手を突出させ、把手が掴める状態にあると、静電転写ユニットが退避せずプロセスカートリッジに対面している状態でも、プロセスカートリッジが取り外せると誤認し、プロセスカートリッジの把手を引っ張り、静電転写ユニットにプロセスカートリッジを当てて、静電転写ユニットを破損させてしまうためである。
【0005】
しかしながら、プロセスカートリッジの把手が静電転写ユニットを越えて装置前方へ突出しない構成では、把手を長くできないため、把手を掴みにくく、プロセスカートリッジが着脱しにくい。特に、静電転写ユニットの厚みが薄い場合には、把手の長さが確保できず、把手を掴めない事態が発生する。
【0006】
それに対して、特許文献2の画像形成装置では、プロセスカートリッジの把手をなくして、連動機構およびカートリッジ移動機構を設けることにより、静電転写ユニットを退避させる動作に連動させて、トナーがなくなったプロセスカートリッジを装置前方へ移動させ、ユーザーが迷うことなく交換すべきプロセスカートリッジを認識できるようにしている。
【0007】
特許文献2の画像形成装置では、把手をなくしているので、特許文献1における問題は発生せず、プロセスカートリッジの着脱がしやすい。
【特許文献1】特開2003−241620号公報
【特許文献2】特開2005−43594号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献2の画像形成装置では、連動機構およびカートリッジ移動機構が必要なため、装置の機構が複雑になり、また部品点数が増える。
【0009】
本発明は、上記事実を考慮し、簡易な構成でプロセスカートリッジを着脱しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、横方向へ着脱可能に装置本体に設けられ、縦列配置された複数のプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジに対面して配置され、前記プロセスカートリッジの着脱進路から退避可能なベルト体と、前記ベルト体が巻き掛けられる巻掛けロールの両端を支持する内フレームと、前記内フレームの外側に設けられ、前記内フレームを支持する外フレームと、前記プロセスカートリッジの端部に設けられ、前記内フレームと前記外フレームとの間から突出し、前記プロセスカートリッジの着脱の際に把持する把手と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
尚、ここで云う横方向とは、画像形成装置の正面に対して両側であることは勿論、画像形成装置の正面側や背面側も含み、画像形成装置の上方向、下方向に対する横方向である。
【0012】
この構成では、ベルト体をプロセスカートリッジの着脱進路から退避させ、プロセスカートリッジの把手を把持し、プロセスカートリッジを着脱することできる。把手を、内フレームと外フレームとの間から突出させているので、把手の長さを長く確保でき、把手が掴みやすくプロセスカートリッジが着脱しやすい。特に、ベルト体が薄い場合であっても、把手を充分な長さにでき、プロセスカートリッジの着脱がしやすい。
【0013】
ベルト体が退避せずプロセスカートリッジに対面している状態でも、把手が突出し、把手が掴める状態にあると、プロセスカートリッジが取り外せると誤認し、誤ってプロセスカートリッジを取り外すことが考えられる。
【0014】
しかし、請求項1の構成では、把手は、内フレームと外フレームとの間から突出させているので、ベルト体が退避せずプロセスカートリッジに対面している状態では、内フレームと外フレームが邪魔をして把手を掴みにくいこと、及び、把手を引っ張っても、プロセスカートリッジがベルト体及び内フレームと干渉することが明らかであることから、プロセスカートリッジが取り外せると誤認することがなく、ベルト体が退避せずプロセスカートリッジに対面している状態で、誤ってプロセスカートリッジを取り外そうとすることがない。
【0015】
このため、プロセスカートリッジをベルト体に当てて、ベルト体を損傷させることがない。
【0016】
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記内フレームと前記外フレームの間に、前記内フレームを補強する補強部材が設けられていることを特徴とする。
【0017】
これにより、プロセスカートリッジが取り外せると誤認することをより一層防ぐことができる。すなわち、補強部材は内フレームと外フレームとに掛け渡されて内フレームを補強しており、この補強部材は内フレームと外フレームとの間から突出した把手の上側又は/及び下側に位置される。従って、把手は内フレームと外フレーム更に補強部材とで囲まれることとなり、プロセスカートリッジが取り外せると誤認することをより一層防ぐことができる。
【0018】
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2の構成において、前記補強部材に給電部材が配置されていることを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3のいずれか1項の構成において、前記補強部材にアース線が配置されていることを特徴とする。
【0020】
請求項3、4の発明によれば、ベルト体にバイアスを与える転写部材に給電する給電部材等をユーザが誤って破損する恐れも減り、給電部材を保護することができる。また、内フレームの補強と兼ねて給電部材を保護できるので新たな部品を追加する必要もなく構造を簡素化することができる。
【0021】
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1〜4のいずれか1項の構成において、前記補強部材は、前記把手と干渉しない位置に設けられていることを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1〜5のいずれか1項の構成において、前記内フレームと前記外フレームとの間から突出する前記把手の突出部分に、傾斜がつけられていることを特徴とする。
【0023】
これにより、突出する把手が更に掴み難くなり、プロセスカートリッジが取り外せると誤認することをより一層防ぐことができる。
【0024】
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項1〜6のいずれか1項の構成において、前記ベルト体が、二つの巻掛けロールに巻き掛けられていることを特徴とする。
【0025】
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、請求項1〜7のいずれか1項の構成において、前記把手が、前記プロセスカートリッジの筐体と一体成形されていることを特徴とする。
【0026】
本発明の請求項9に係る画像形成装置は、請求項1〜7のいずれか1項の構成において、前記把手が、前記プロセスカートリッジが配置される位置によって、それぞれ長さが異なることを特徴とする。
【0027】
本発明の請求項10に係るプロセスカートリッジは、請求項1〜7のいずれか1項の構成において、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置に用いられる。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、上記構成としたので、簡易な構成でプロセスカートリッジを着脱しやすくできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下に、本発明の画像形成装置に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
【0030】
まず、本実施形態の画像形成装置10の全体構成について説明する。
【0031】
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置10は、装置本体12を備え、装置本体12の下部には、用紙Pが束状に積載される用紙トレイ14が配置されている。
【0032】
この用紙トレイ14の先端側(図1において右端側)の上部には、用紙Pの上面の先端側に圧接して用紙トレイ14内から用紙Pを取り出すフィードロール16が配置されている。
【0033】
また、用紙トレイ14の先端部から延出して、緩やかに湾曲し、装置前方側(図1において右側)で上方へ向かって略垂直に延びる第1搬送路22が設けられている。
【0034】
この第1搬送路22に沿って、用紙搬送方向の上流側から順に、用紙Pを挟持搬送する複数(例えば、2つ)の搬送ロール対24、画像が形成される用紙Pを静電吸着して搬送する無端状の搬送ベルト(ベルト体)26が配置されている。搬送ベルト26は、第1搬送路22に沿って、後述する複数のプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面して配置されることにより、第1搬送路22の一方側の路面の一部を形成している。
【0035】
この搬送ベルト26は、上方に配置された巻掛けロール27と、下方に配置された巻掛けロール29との2つの巻掛けロールに巻き掛けられており、巻掛けロール27及び巻掛けロール29の一方が回転駆動することにより、搬送ベルト26がA方向へ回転する。
【0036】
また、搬送ベルト26の用紙搬送方向上流側には、搬送ベルト26の表面上を帯電させると共に、搬送ベルト26へ静電吸着される用紙Pを搬送ベルト26へ押し当てる帯電ロール31が搬送ベルト26に隣接して設けられている。
【0037】
また、第1搬送路22を間に挟んで、搬送ベルト26に対面する横方向には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した複数のプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが、第1搬送路22に沿って、装置本体12に略垂直方向へ縦列配置されている。
【0038】
このプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、それぞれ、所定方向(図1において反時計回り)へ回転する感光体ドラム30を備えている。
【0039】
感光体ドラム30の周囲には、感光体ドラム30の回転方向上流側から順に、それぞれ、感光体ドラム30の表面を帯電させる帯電ローラ32と、感光体ドラム30へ露光して感光体ドラム30上に潜像を形成する露光装置34と、感光体ドラム30上に形成された潜像へ各色のトナーを付着させて現像する現像ローラ36と、が設けられている。
【0040】
また、搬送ベルト26の内周側には、感光体ドラム30に対向する横方向に、それぞれ、感光体ドラム30上に形成されたトナー像を用紙Pへ所定の転写位置で転写する転写装置38が設けられている。転写装置38は、搬送ベルト26を介して用紙Pにバイアスを与えることにより、トナー像を転写する。
【0041】
搬送ベルト26より用紙搬送方向下流側には、転写されたトナー像を用紙Pへ定着させる定着装置40、用紙Pを挟持搬送する搬送ロール対42、用紙Pを排出トレイ20へ排出する排出ロール対44が配置されている。
【0042】
また、片面に画像が形成された用紙Pを反転させて、再び第1搬送路22へ送り戻すための第2搬送路46が、搬送ベルト26を挟んで第1搬送路22と対向して設けられている。
【0043】
この第2搬送路46には、用紙Pを下方へ挟持搬送する複数(例えば、3つ)の搬送ロール対48が配置されており、両面に画像を形成する際には、片面に画像が形成された用紙Pは、排出ロール対44によりスイッチバックされて第2搬送路46に導かれ、複数の搬送ロール対48によって下方へ搬送され、第1搬送路22へ送り戻される。
【0044】
次に、用紙Pへ画像を形成する本実施形態の画像形成動作について説明する。
【0045】
本実施形態の画像形成装置において、用紙Pの片面へ画像を形成する場合は、用紙トレイ14から取り出された用紙Pは、複数の搬送ロール対24によって搬送路22を上方へ搬送され、搬送ベルト26へ送り込まれる。搬送ベルト26へ送り込まれた用紙Pは、帯電ロール31によって搬送ベルト26へ押し当てられると共に、帯電する搬送ベルト26に静電吸着されて、上方へ搬送され、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した所定の転写位置へ順次送り込まれる。
【0046】
所定の転写位置へ送り込まれた用紙Pは、感光体ドラム30上に形成された各色のトナー像が転写装置38によって転写され、用紙P上にフルカラー画像が形成される。さらに定着装置40へ搬送され、転写されたトナー像が定着装置40により定着されて、排出ロール対44により排出トレイ20へ排出される。
【0047】
また、用紙Pの両面へ画像を形成する場合は、トナー像が定着装置40により定着されて、片面に画像が形成された後、排出ロール対44でスイッチバックし、片面に画像が形成された用紙Pは、反転して第2搬送路46へ送り込まれる。第2搬送路46から再び第1搬送路22へ送り込まれ、もう片面側に上記と同様に画像が形成され、用紙Pの両面へ画像が形成される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
【0048】
次に、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを着脱するための構成について説明する。
【0049】
プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、図2に示すように、横方向(矢印B方向)へ着脱可能に装置本体12に設けられている。このプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、装置本体12に形成されたカートリッジガイド(図示省略)によって、装着位置へ案内される。装着位置へ案内されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、カートリッジガイドの終端面に当接して、位置決めされる。
【0050】
また、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kには、着脱される横方向に直交する方向の両端部に、着脱の際に把持する把手58が設けられている。この把手58は、感光体ドラム30を支持する筐体28Aと一体成形されている。なお、図1では、把手58を省略して図示している。
【0051】
また、図2に示すように、装置本体12の下部に、支軸51によって回動可能に軸支され、装置本体12側から装置外側へ(図2において矢印C方向へ)回動して傾倒することにより、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側を開放可能なL字状のカバー体50が設けられている。このカバー体50によって、開放されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側から、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが着脱されることになる。
【0052】
このカバー体50の内面側には、第2搬送路46の一方の路面46Aが形成されると共に、搬送ロール対48が設けられている。一方、カバー体50の外面側には、カバー体50を回動させる際に把持する把手60が設けられている。
【0053】
また、搬送ベルト26が巻き掛けられる巻掛けロール27、29は、両端が内フレーム70に支持され、更に内フレーム70は、外側に設けられた外フレーム72に支持されている(図3参照)。
【0054】
この外フレーム72は、装置本体12の下部であって、カバー体50の支軸51より上方に、支軸53によって回動可能に軸支されており、搬送ベルト26、内フレーム70及び外フレーム72が、搬送ベルトユニット52として一体に、装置本体12側から装置外側へ(図2において矢印D方向へ)回動して傾倒することにより、搬送ベルト26は、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱進路から退避するように構成されている。
【0055】
なお、着脱進路とは、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが装置本体12に装着及び取り外しされるときに進む進路であり、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、装置本体12から離脱すれば、上方へ持ち上げることで、取り外すことができるので、本実施形態では、例えば、一点鎖線Fで示す進路が着脱進路となる。
【0056】
また、装置本体12には、最下のプロセスカートリッジ28Yが載置可能であって、載置したプロセスカートリッジ28Yを装置本体12の装着位置へ案内する案内面66が形成されている。
【0057】
以上の構成により、本実施形態では、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの交換が必要となった場合、まず、把手60を掴んで、カバー体50を傾倒させてプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側を開放する。
【0058】
次に、搬送ベルトユニット52を傾倒させることにより、搬送ベルト26をプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱進路から退避させ、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側を開放する。
【0059】
プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58を把持し、開放されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの横方向側から、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを取り外し、新しいプロセスカートリッジを装着することができる。
【0060】
一方、搬送ベルト26が退避せず、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kと対面している直立状態においては、装置本体12に装着されているプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58は、図3に示すように、内フレーム70と外フレーム72から突出するように構成されている。なお、図3においては、最上のプロセスカートリッジ28Kのみ図示している。
【0061】
把手58の先端部の下側には、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの装着方向へ傾斜する傾斜面58Aが形成されている。すなわち、内フレーム70と外フレーム72との間から突出する把手58の突出部分には、傾斜がつけられており、把手58の突出部分は、断面が外側に向けて徐々に細くなるテーパー形状をしている。
【0062】
また、把手58は、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの配置される高さに応じて長さが異なる構成でもよい。この構成の具体例としては、上側に配置されたプロセスカートリッジ28M、28C、28Kの把手58よりも、下側に配置されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28Cの把手58を長くする構成とすることができる。
【0063】
また、内フレーム70と外フレーム72との間には、内フレーム70及び外フレーム72に固着され、内フレーム70及び外フレーム72を補強する補強部材74が設けられている。
【0064】
この補強部材74は、図4に示すように、搬送ベルト26がプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面し直立している状態では、各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58の間であって、補強部材74の直上の位置に設けられており、搬送ベルトユニット52が回動した際に、把手58と干渉しないように構成されている。
【0065】
この補強部材74には、搬送ベルトユニット52に設けられる構成部品(例えば、転写装置38)に電力を供給するための金属板(給電部材)80が配置され、金属板80は、搬送ベルトユニット52の外側にある電源(図示省略)からの電力を供給する。
【0066】
また、補強部材74には、搬送ベルトユニット52に設けられる構成部品(例えば、転写装置38)に流れる過大電流を逃がすためのアース線82が配置され、アース線82は、搬送ベルトユニット52の外側へ過大電流を逃がす。
【0067】
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
【0068】
上記実施形態では、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの把手58を、内フレーム70と外フレーム72との間から突出させているので、把手58の長さを長く確保でき、把手58が把持しやすく、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが着脱しやすい。
特に、本実施形態では、搬送ベルト26を上下に配置された2つの巻掛けロール27、29に巻き掛け、搬送ベルト26のプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面する側の面から、装置前方側の面までの厚み(図3の矢印G参照)が薄く構成されており、このような場合であっても、把手58を充分な長さにでき、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの着脱がしやすい。
【0069】
搬送ベルト26体が退避せずプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面している状態でも、把手58が突出し、把手58が掴める状態にあると、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが取り外せると誤認し、誤ってプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを取り外すことが考えられる。
【0070】
しかし、上記実施形態では、把手58は、内フレーム70と外フレーム72との間から突出させているので、搬送ベルト26が退避せずプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面している状態では、内フレーム70と外フレーム72が邪魔をし、また、把手58の突出部分が傾斜しているので把手58を掴みにくいこと、及び、把手58を引っ張っても、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが搬送ベルト26及び内フレーム70と干渉することが明らかであることから、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが取り外せると誤認することがない。このため、搬送ベルト26が退避せずプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面している状態で、誤ってプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを取り外そうとすることがなく、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを搬送ベルト26に当てて、搬送ベルト26を損傷させることがない。
【0071】
また、上記実施形態では、内フレーム70及び外フレーム72は、補強部材で補強されているので、内フレーム70及び外フレーム72のねじれ剛性が高まり、搬送ベルト26のプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに対面する側の面から、装置前方側の面までの厚み(図3の矢印G参照)が薄い場合でも、搬送ベルトユニット52全体のねじれ剛性が維持できる。
【0072】
また、上記実施形態では、補強部材74は、搬送ベルトユニット52が回動した際に、把手58と干渉しないように構成されているので、搬送ベルトユニット52をスムーズに傾倒することができる。
【0073】
また、上記実施形態では、把手58は、感光体ドラム30を支持する筐体28Aと一体成形されているので、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを装置本体12へ装着したときに把手58がぐらつかず、装着しやすい。
【0074】
また、上側に配置されたプロセスカートリッジ28M、28C、28Kの把手58よりも、下側に配置されたプロセスカートリッジ28Y、28M、28Cの把手58を長くする構成では、着脱しにくい下側にあるプロセスカートリッジ28Y、28M、28Cが、上側にあるプロセスカートリッジ28M、28C、28Kと同様に着脱しやすくなり、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを一定の着脱操作性にすることができる。
【0075】
また、上記実施形態では、給電部材としての金属板80及びアース線82が、補強部材74に配置されているので、スペースをとらず、金属板80及びアース線82が邪魔にならない。
【0076】
なお、上記実施形態では、ベルト体として搬送ベルトについて説明したが、本発明のベルト体は、これに限られず、各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kの感光体ドラム30から各色のトナー像が一次転写され、その一次転写されたトナー像を用紙へ2次転写する中間転写ベルトであってもよい。
【0077】
この場合において、金属板(給電部材)及びアース線は、中間転写ベルトに組み付けられる構成部品、例えば、中間転写ベルトの表面上に付着した残留トナーを取り除くクリーニング装置に接続することができる。
【0078】
また、本実施形態では、把手58が内フレーム70と外フレーム72との間から突出している状態において、ユーザーが把手58を把持しないように(把持抵抗となるように)、把手58の突出部分に傾斜が付けられているが、ユーザーが把手58を把持しないようにする構成としては、これに限られず、例えば、把手58の突出部分の表面を滑るようにし把持できないようにする構成、突出部分の色を内フレーム70及び外フレーム72と同じ色にし、把手58を目立たないようにする構成でもよい。
【0079】
本発明は、上記の実施の形態に限るものではなく、種々の形態が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
【図2】図2は、本実施形態に係る画像形成装置において、カバー体を傾倒したときを示す図である。
【図3】図3は、本実施形態に係るプロセスカートリッジの把手が内フレームと外フレームとの間から突出している状態を示す図である。
【図4】図4は、本実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
【符号の説明】
【0081】
10 画像形成装置
12 装置本体
26 搬送ベルト(ベルト体)
27 巻掛けロール
28Y、28M、28C、28K プロセスカートリッジ
28A 筐体
29 巻掛けロール
58 把手
70 内フレーム
72 外フレーム
74 補強部材
80 金属板(給電部材)
82 アース線




 

 


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