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発明の名称 現像装置,プロセスカートリッジ,画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−25345(P2007−25345A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−208608(P2005−208608)
出願日 平成17年7月19日(2005.7.19)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 前嶋 英樹 / 鈴木 達也 / 竹内 俊陽
要約 課題
2枠体現像容器において,現像容器の現像ローラ,端部シール部材,吹き出し防止シートから構成される部分からのトナーもれを防止する。

解決手段
トナーもれを防止するための注入部剤(ホットメルト)を2つの現像容器により形成された開口(注入口)の容器短手方向の開口幅を容器内側に進むにつれて徐々に広がる形状にする。
特許請求の範囲
【請求項1】
電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置において,現像剤を担持して電子写真感光体へ現像剤を搬送する現像剤担時体と,現像剤を収容する第1の現像枠体と,前記第1の現像枠体と結合し,現像剤を収容する第2の現像枠体と,前記第1の現像枠体と第2の現像枠体により形成された充填部剤を注入するための注入開口と,前記現像担持体の両端部の周面に当接して,前記現像容器から現像剤がもれることを防止するための端部シール部材と,前記現像担持体と前記現像容器の隙間から現像剤がもれることを防止するためのシート部材と,前記注入開口に注入されて固化した前記第1の現像枠体と前記第2の現像枠体と前記端部シール部材と前記シート部材とに接触してシールする充填部剤とを有し,
前記注入開口の現像剤担持体短手方向の開口幅が,現像剤担持体軸方向容器内側へ行くに従い広がることを特徴とする現像装置。
【請求項2】
請求項1の前記注入開口が現像枠体の端部に配置されていることを特徴とする現像装置。
【請求項3】
請求項1〜2に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項4】
請求項1〜2に記載の現像装置を有するプロセスカートリッジを,画像形成装置本体に着脱自在に具備することを特徴とする電子写真画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は,プロセスカートリッジならびに前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。ここで,電子写真画像形成装置とは,電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するもので,例えば電子写真複写機,電子写真プリンター(例えば,LEDプリンター,レーザービームプリンター等),電子写真ファクシミリ,及び,電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。また,プロセスカートリッジとしては,帯電手段,現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し,このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能としたものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真プロセスを用いたプリンター等の画像形成装置は,像担持体である感光ドラムを一様に帯電させ,該感光体ドラムへの選択的な露光によって潜像を形成し,該潜像を現像剤であるトナーで顕在化し,該トナー像を記録媒体に転写し,更に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることで該トナー像を記録媒体に定着させることで画像記録を行なう。このような装置はトナー補給や各種プロセス手段のメンテナンスを伴うが,このトナー補給作業やメンテナンスを容易にする手段として前記感光体ドラム,帯電手段,現像手段,クリーニング手段等を枠体内にまとめてカートリッジ化したものが実用化されている。
【0003】
このようなプロセスカートリッジのクリーニング装置は,感光体ドラム,感光体ドラムを帯電させるための帯電ローラ,感光体ドラム上に残った現像剤を感光体ドラムから掻きとるためのクリーニング部材,感光体ドラムと帯電ローラとクリーニング部材を支持するクリーニング容器から成っている。
【0004】
また,前記プロセスカートリッジの現像装置は,図6〜図7,図10に示すように,現像ローラ45,現像ローラ上のトナー量を規制する現像剤規制部材42,現像ローラ45と現像剤規制部材42を支持し,第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bが結合して構成される現像容器41から成っている。(特許文献1)
さらに図8に示すように現像装置は,現像容器41内に収容したトナーが容器外にもれることを防止するために,現像ローラ45の端部に端部シール部材71が配設され,端部シール部材71の一部を覆うようにシート部材72が現像容器41に取り付けられている。
【0005】
さらに,第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bが結合することによって形成される現像容器開口に,トナーもれを防止するための充填部剤が注入される。この充填部剤は,端部シール部材71の形状誤差や組立時の貼り付け誤差によって生じる端部シール部材71と現像容器41の壁面との隙間を塞ぐためであり,このような構成をとることにより、トナーが現像容器と端部シール部材,シート部材の隙間から現像容器の外へもれることを防止している。(特許文献2.特許文献3)
【特許文献1】特開平2004−125930号公報(第13頁,図11)
【特許文献2】特開平2004−37637号公報(第11頁,図9)
【特許文献3】特開平2003−214540号公報(第5頁,図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は,上述した技術を改良し,充填部剤81の充填量のバラツキに対する許容量を緩和しつつ,組立の作業効率を向上させるとともに,トナーもれに対するマージンを確保するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために,本発明に係る第1の発明は,電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置において,現像剤を担持して電子写真感光体へ現像剤を搬送する現像剤担時体と,現像剤を収容する第1の現像枠体と,前記第1の現像枠体と結合し,現像剤を収容する第2の現像枠体と,前記第1の現像枠体と第2の現像枠体により形成された充填部剤を注入するための注入開口と,前記現像担持体の両端部の周面に当接して,前記現像容器から現像剤がもれることを防止するための端部シール部材と,前記現像担持体と前記現像容器の隙間から現像剤がもれるのを防止するためのシート部材と,前記注入開口に注入されて固化した,前記第1の現像枠体と前記第2の現像枠体と前記端部シール部材と前記シート部材とに接触してシールする充填部剤とを有し,前記注入開口の現像剤担持体短手方向の開口幅が,現像剤担持体軸方向容器内側へ行くに従い広がることを特徴とする現像装置。
【0008】
本発明に係る第2の発明は,第1発明の前記注入開口が現像枠体の端部に配置されていることを特徴とする第1の発明に記載の現像装置。
【0009】
本発明に係る第3の発明は,請求項1〜2に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【0010】
本発明に係る第4の発明は,請求項1〜2に記載の現像装置を有するプロセスカートリッジを,画像形成装置本体に着脱自在に具備することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば,現像容器注入開口41cが,第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bが結合する構成において。両者の開口を形成する部分の寸法公差のばらつきや,結合時の組立てばらつきにより,充填部剤注入開口の大きさが変化する場合も,現像容器注入開口の現像剤担持体短手方向の開口幅が現像剤担持体軸方向容器内側へ進むに従い,除々に広くなっている形状により,充填部剤の流動経路を規制することができ,現像容器注入開口内側でトナーを確実に止めることができる。
【0012】
また,充填部剤の充填量がばらついた場合でも,注入開口が現像剤担持体軸方向容器内側に行くに従い,大きくなっているので,充填部剤は広い隙間へ流れ込むことができ,充填部剤がシート部材を持ち上げることは無く,充填部剤と端部シール部材,シート部材に新たな隙間を生じる可能性を抑止できる。
【0013】
このように部品寸法公差や充填量のバラツキを吸収できることにより,安定した組立性の確保と確実なトナーもれ防止を両立させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(実施例1)
本発明に係るプロセスカートリッジ及びカラー電子写真画像形成装置の実施形態について,図を用いて説明する。
【0015】
(画像形成装置の全体構成)
まず多色画像形成装置の全体構成について,図1を参照して概要説明する。なお,図1は多色画像形成装置の一態様であるフルカラーレーザービームプリンタ100の全体構成を示す断面図である。
【0016】
同図に示す多色画像形成装置100は,垂直方向に並設された4個の感光ドラム1a,1b,1c,1dを備えている。感光体ドラム1は,駆動部材(不図示)によって,同図中,反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には,その回転方向に従って順に,感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2(2a,2b,2c,2d),画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d),静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4(4a,4b,4c,4d),感光体ドラム1上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写装置5,転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6(6a,6b,6c,6d)等が配設されている。
【0017】
ここで,感光体ドラム1と帯電装置2,現像装置4,クリーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7を形成している。
【0018】
以下,感光体ドラム1から順に詳述する。
【0019】
感光体ドラム1は,例えば直径24mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は,その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており,一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより,反時計周りに回転駆動される。
【0020】
帯電装置2としては,接触帯電方式のものを使用することができる。帯電部材は,ローラ状に形成された導電性ローラであり,このローラを感光体ドラム1表面に当接させるとともに,このローラに帯電バイアス電圧を印加することにより,感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
【0021】
スキャナユニット3は,感光ドラム1の略水平方向に配置され,レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が,スキャナモーター(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9(9a,9b,9c,9d)に照射される。ポリゴンミラー9に反射した画像光は,結像レンズ10(10a,10b,10c,10d)を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成している。
【0022】
現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)は,それぞれ,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック色のトナーを収納した現像剤収容器41及び,現像ローラ45有し,トナー容器41内のトナー搬送機構46によってトナー供給ローラ43へ送り込まれる。そして前記トナー供給ローラ43,及び,現像部材としての現像ローラ45の外周に圧接された現像剤規制部材42によって,現像ローラ45の外周にトナーを塗布し,且つトナーに電荷を付与する。そして現像ローラ45に現像バイアスを印加することにより,感光体ドラム1に形成された潜像を現像する。尚,現像ローラ45は,感光体ドラム1と対向して配置されている。
【0023】
また,すべての感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向し,接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設される。静電転写ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約150μmのフィルム状部材で構成される。この静電転写ベルト11は,垂直方向に4軸でローラに支持され,図中左側の外周面に転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に転写材Sを接触させるべく循環移動する。これにより,転写材Sは静電転写ベルト11により転写位置まで搬送され,感光体ドラム1上のトナー像を転写される。
【0024】
この静電転写ベルト11の内側に当接し,4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印可され,この電荷による電界により,感光体ドラム1に接触中の用紙に,感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転写される。
【0025】
静電転写ベルト11は周長約700mm,厚み150μmのベルトであり,駆動ローラ13,従動ローラ14a,14b,テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され,図の矢印方向に回転する。これにより,上述した静電転写ベルト11が循環移動して転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送される間にトナー像を転写される。
【0026】
給紙部16は,画像形成部に転写材Sを給紙搬送するものであり,複数枚の転写材Sが給紙カセット17に収納されている。画像形成時には給紙ローラ18(半月ローラ),レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転し,給紙カセット17内の転写材Sを1枚毎分離給送するとともに,転写材S先端はレジストローラ対19に突き当たり一旦停止し,ループを形成した後静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同期をとって,レジストローラ対19によって静電転写ベルト11へと給紙されていく。
【0027】
定着部20は,転写材Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものであり,回転する加熱ローラ21aと,これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとからなる。
【0028】
すなわち,感光体ドラム1上のトナー像を転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ローラ対21で搬送されるとともに,定着ローラ対21によって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー像が転写材S表面に定着される。
【0029】
画像形成の動作としては,プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dが,印字タイミングに合わせて順次駆動され,その駆動に応じて感光体ドラム1a,1b,1c,1dが,反時計回り方向に回転駆動される。そして,各々のプロセスカートリッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動により,帯電ローラ2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与し,スキャナユニット3は,その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム1周面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラは,静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0030】
最上流の感光体ドラム1周面上のトナー像の先端が,静電転写ベルト11との対向点に回転搬送されてくるタイミングで,その対向点に転写材Sの印字開始位置が一致するように,レジローラ対19が回転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0031】
転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベルト11の外周に圧接し,かつ静電転写ベルト11と静電吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより,誘電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に電荷を誘起し,転写材を静電転写ベルト11の外周に静電吸着するように構成している。これにより,転写材Sは静電転写ベルト11に安定して吸着され,最下流の転写部まで搬送される。
【0032】
このように搬送されながら転写材Sは,各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって,各感光体ドラム1のトナー像を順次転写される。
【0033】
4色のトナー像を転写された転写材Sは,ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲率分離され,定着部20に搬入される。転写材Sは,定着部20で上記トナー像を熱定着された後,排紙ローラ対23によって,排紙部24から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
【0034】
(画像形成装置本体に対するプロセスカートリッジに着脱方法)
次に,画像形成装置100に対するプロセスカートリッジ7の着脱方法を,図2を用いて説明すると,図2に示すように,プロセスカートリッジ7は画像形成装置100に対して,着脱可能であり,その際プロセスカートリッジ7は画像形成装置100の前扉32が開いた状態において,水平方向に抜き差しされる構成となっている。
【0035】
さらに,図3に示すように,画像形成装置100内において,プロセスカートリッジ7は画像形成装置100内に設けられているガイドレール部33と,プロセスカートリッジ7に設けられた挿入ガイド部が係合することにより,着脱される構成となっており,プロセスカートリッジ7が画像形成装置100に挿入される際は,前記前扉32が開いた状態から前記ガイドレール部33に沿って奥側まで差し込まれ,プロセスカートリッジの現像位置にて停止する。また,脱着される際は,前記現像位置より,前記ガイドレール部33に沿って前記前扉32側に向かって引き出されることによりプロセスカートリッジ7は画像形成装置100の外に取り出される。
【0036】
(プロセスカートリッジの構成)
次に本発明を実施したプロセスカートリッジについて図4〜6により詳細に説明する。図4はトナーを収納したプロセスカートリッジ7の主断面を示している。なお,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは同一構成である。
【0037】
図6に示すようにプロセスカートリッジ7は,像担持体であるドラム状の電子写真感光体すなわち感光ドラム1と,帯電装置2およびクリーニング部材61を備えたクリーニング装置6および感光ドラム1上の静電潜像を現像する現像ローラ45を有する現像装置4に分かれている。
【0038】
クリーニング装置6は,感光ドラム1が軸受部材31を介してクリーニング容器61に回転自在に取り付けられている。感光ドラム1の周上には,感光ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電手段2,および感光ドラム上に残ったトナーを除去するためのクリーニング部材62が配置されている。一次帯電手段2には画像形成装置本体100内の電源(不図示)によって帯電バイアスが印加される。
【0039】
クリーニング部材62によって感光ドラム1表面から除去された残留トナーは,クリーニング枠体61後方に設けられた廃トナー室63に順次送られる。そして駆動モータの駆動力を伝達することにより,感光ドラム1を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転駆動させるようにしている。
【0040】
現像装置4は,感光ドラム1と接触して矢印Y方向に回転する現像ローラ45,およびトナーが収容された現像容器41とから構成される。現像ローラ45は現像軸受51,52を介して回転自在に現像容器41に支持され,また現像ローラ45の周上には,現像ローラ45と接触して矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43と現像ブレード42がそれぞれ配置されている。さらに現像容器41内には収容されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ43に搬送するためのトナー搬送機構46が設けられている。
【0041】
そして図6に示すように,現像装置4は,現像装置4の両端に取り付けられた現像軸受51,52にそれぞれ設けられた支持穴51a,52aを中心に,結合ピン59(59a,59b)によって現像装置4全体がクリーニング装置6に対して揺動自在に支持された吊り構造となっている。
【0042】
プロセスカートリッジ7単体(プリンタ本体に装着しない)状態においては,結合ピン59を中心に回転モーメントにより現像ローラ45が感光ドラム1に接触するよう,加圧バネ53(53a,53b)によって現像装置4が常に付勢されている。
【0043】
現像時,トナー攪拌部材46(46a,46b)によって収納されたトナーがトナー供給ローラ43へ搬送されると,矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43が,そのトナーを矢印Y方向に回転する現像ローラ45との摺擦によって現像ローラ45に供給し,現像ローラ45上に担持させる。現像ローラ45上に担持されたトナーは,現像ローラ45の回転にともない現像剤規制部材42のところに至り,現像剤規制部材42がトナーに対して電荷を付与するとともに,所定のトナー薄層に形成する。そして,感光ドラム1と現像ローラ45とが接触した現像部に搬送され,画像形成装置本体100内の電源(不図示)から現像ローラ45,トナー供給ローラ43および現像ブレード42に印加した直流現像バイアスにより,現像部において感光ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着して,潜像を現像する。
【0044】
現像に寄与せずに現像ローラ45の表面に残留したトナーは,現像ローラ45の回転にともない現像器内に戻され,トナー供給ローラ43との摺擦部で現像ローラ45から剥離,回収される。回収されたトナーは,トナー攪拌機構46により残りのトナーと撹拌混合される。
【0045】
感光ドラム1と現像ローラ45が接触して現像を行う接触現像方式においては,感光ドラム1は剛体とされ,これに使用する現像ローラ45は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては,ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
【0046】
また,トナー供給ローラ43は芯金部とスポンジ部からなる弾性ローラであり,スポンジ部は連発泡のスポンジにて形成されている。
【0047】
(現像装置の構成)
図6〜図9に現像装置4の主要構成を示す。図6に示すように,プロセスカートリッジ7の現像装置4において,現像剤規制部材42は現像容器41に締結され,現像容器41によって支持されている現像ローラ45に当接する。現像装置4は現像容器41,現像剤規制部材42,現像ローラ45,現像容器41の端部におけるトナーもれを防止するための端部シール部材71(図7,図8),及び現像容器41と現像ローラ45の間にできる現像容器長手方向の隙間からのトナーもれを防止するためのシート部材72(図7,図8),そして,現像容器端部の現像容器41と端部シール部材71,シート部材72によりできた隙間からトナーがもれることを防止するための充填部剤81(図8,図9)で構成されている。
【0048】
次に現像装置の組立方法の説明を,図10〜図13を用いて行う。図10は図7の現像装置を下側から見た分解斜視図である。トナーを収容し,現像ローラ45,現像剤規制部材42を支持する現像容器41は,図10に示すように,第1の現像枠体45aと第2の現像枠体45bが結合して構成されている(図11)。第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bの結合方法は,主に超音波溶着が用いられるが,トナーを収容し密封することが目的であるため,その他の溶着方法,接着剤,両面テープ,エラストマーなどのシール部材を用いて結合しても良い。
【0049】
また,端部シール部材71の現像容器41への取り付けは,端部シール部材71に一体化された両面テープ(不図示)により,端部シール部材71の接着面が,第1の現像枠体41aの一部の座面に当接するように配置され,接着される(図8,図10)。
【0050】
また,シート部材72の貼り付けは,不図示の両面テープによって,第2の現像枠体41bの座面に貼り付けられる(図8,図10)。
【0051】
以上組立てられた現像装置4において,図12〜図13に示すように,第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bにより形成された現像開口41cに充填部剤を注入する。
【0052】
図12は図11の現像装置端部を拡大したものであり,図13は現像容器注入開口41c部の断面図である。充填部剤81は,端部シール部材71の形状誤差や組立て時の貼り付け誤差によって生じる端部シール部材71とシート部材72,現像容器41との隙間を塞ぐために,端部シール部材71と現像容器41(41a,41b)とシート部材72に密着するように注入される。充填部剤81には,主に速乾性のシリコーン接着シール剤や紫外線硬化性ボンド,或いは熱可塑性エラストマーが用いられる。
【0053】
(本発明に係る現像装置の構成)
図14に本発明の実施例である,充填量の規格を緩和し,組立ての作業効率を向上させるための構成を示す。
【0054】
現像容器注入開口41cは,第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bが結合することにより形成される。両者の開口を形成する部分の寸法公差のばらつきや,結合時の組立ばらつきにより,現像容器注入開口の大きさが変化する可能性が考えられる。
【0055】
図14に示すように,本発明では,第1の現像枠体41aと第2の現像枠体41bにより形成された現像容器注入開口41cの現像ローラ軸短手方向の開口幅41eが現像ローラ軸方向容器内側方向に進むに従い,広くなるような構成をとっている。
【0056】
本発明の構成により,現像容器注入開口41cより注入される充填部剤81は,現像開口幅41eが広くなる容器内側方向へ流れ出し,現像容器開口内側において,現像容器41,端部シール部材71,シート部材72に密着して現像容器41からトナーがもれることをより確実に抑止できる。
【0057】
また,充填部剤の充填量がばらついた場合でも,注入開口が現像剤担持体軸方向内側に行くに従い,大きくなっているので,充填部剤は広い隙間へ流れ込むことができ,充填部剤がシート部材を持ち上げることは無く,充填部剤と端部シール部材,シート部材に新たな隙間を生じる可能性を抑止できる。
【0058】
このように部品寸法公差や充填量のバラツキを吸収できることにより,安定した組立性の確保と確実なトナーもれ防止を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明に係るカラー電子写真画像形成装置の実施例を示す全体構成図。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの断面図。
【図3】画像形成装置の係合部を示す斜視図。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの断面図。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジの斜視図。
【図6】本発明に係るプロセスカートリッジの分解斜視図。
【図7】本発明に係る実施例を示す現像装置の斜視図。
【図8】本発明に係る実施例を示す現像装置の斜視図の詳細図。
【図9】本発明に係る実施例を示す現像装置の上視図の詳細図。
【図10】本発明に係る実施例を示す現像装置の分解斜視図。
【図11】本発明に係る実施例を示す現像装置の斜視図。
【図12】本発明に係る実施例を示す現像装置の斜視図の詳細図。
【図13】本発明に係る実施例を示す現像装置の断面詳細図。
【図14】本発明に係る実施例を示す現像装置の上視図の詳細図。
【符号の説明】
【0060】
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
3 スキャナユニット
4 現像装置
5 静電転写装置
6 クリーニング装置
7 プロセスカートリッジ
9 ポリゴンミラー
10 結像レンズ
11 静電転写ベルト
12 転写ローラ
13 駆動ローラ
14 従動ローラ
15 テンションローラ
16 給紙部
17 給紙カセット
18 給紙ローラ
19 レジストローラ
20 定着部
21 定着ローラ
22 静電吸着ローラ
23 排紙ローラ
24 排紙部
32 前扉
33 ガイドレール
41 現像容器
41a 第1の現像枠体
41b 第2の現像枠体
41c 現像容器注入開口
41e 現像容器注入開口幅
42 現像剤規制部材
43 トナー供給ローラ
45 現像ローラ
46 トナー搬送機構(46a,46b)第1の攪拌部材,第2の攪拌部材
47 (47a,47b)第1の攪拌軸,第2の攪拌軸
48 (48a,48b)第1の攪拌翼,第2の攪拌翼
49 (49a,49b)第1の光透過部材,第2の光透過部材
51 第1の現像軸受部材
51a 支持穴(第1の現像軸受部材内)
52 第2の現像軸受部材
52a 支持穴(第2の現像軸受部材内)
53 (53a,53b) 加圧バネ
59 (59a,59b) 結合ピン
61 クリーニング容器
62 クリーニング部材
71 端部シール部材
72 シート部材
81 充填部剤
90a 発光部材
90b 受光部材
100 画像形成装置
L 検知光
S 転写材
T トナー




 

 


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