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発明の名称 制御装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−25264(P2007−25264A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−207299(P2005−207299)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
発明者 森 昭人 / 土井 浩嗣 / 船水 善浩 / 鶴野 邦夫 / 林 俊男 / 菅野 覚 / 村田 光繁
要約 課題
本体装置の構成を変更しても変更後の本体装置に容易に流用することができる制御装置を提供する。

解決手段
制御装置80は本体装置全体を制御する特定ユニット100、中継ボード300、及びドライバユニット500を備える。中継ボード300は複数のドライバユニットが接続可能なインターフェースを有する整合ユニットであり、I/Fの差異を吸収して整合し、各ドライバユニットの特性に応じた細かな制御を可能にする。ドライバユニット500は本体装置において機能別に分類した各機能ユニットの駆動を行う。中継ボード300には、接続されたドライバユニットを制御するための制御プログラムが複数格納されており、ドライバユニット500の識別情報に基づいてドライバユニット500に対応する制御プログラム検索し、特定ユニット100からのコマンド指示に応じて、この制御プログラムを実行してドライバユニット500を制御する。
特許請求の範囲
【請求項1】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、
該複数のユニットは各々、識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記複数のユニットの各々は他のユニットの識別情報に基づいて、前記他のユニットの制御処理方法を変更することを特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記複数のユニットにおいて上流階層のユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報に基づいて該下流階層に接続されるユニットの制御を行うことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項3】
前記複数のユニットの各ユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報を当該下流階層に接続されるユニットから受信し、該受信する識別情報を上流階層に接続されるユニットに伝送し、前記上流階層に接続されるユニットは前記伝送される識別情報に基づいて自己に接続されるユニットを制御することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項4】
前記複数のユニットの少なくとも1つは制御手段を備え、該制御手段を備える少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットを制御するための制御情報を複数有し、前記下流階層に接続されるユニットの識別情報に応じて前記複数の制御情報の内対応する制御情報に基づき、前記下流階層に接続するユニットを制御することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項5】
前記複数のユニットの少なくとも1つは制御手段を備え、該制御手段を備える少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報に応じて上流階層に接続されるユニットに対し前記識別情報を伝送し、前記上流階層に接続されるユニットは、前記伝送される識別情報に応じた制御情報を前記制御手段を備える少なくとも1つのユニットに転送し、前記制御手段を備える少なくとも1つのユニットは、前記転送される制御情報に基づいて前記下流階層に接続されるユニットを制御することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項6】
前記複数のユニットの少なくとも1つは制御手段を備え、該制御手段を備える少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報を得て該識別情報に応じた制御情報の有無を判断し、前記識別情報に対応する制御情報がない場合に上流階層に接続されるユニットに対して前記識別情報を伝送し、前記上流階層に接続されるユニットは、前記伝送される識別情報に応じた制御情報を前記制御手段を備える少なくとも1つのユニットに転送し、前記制御手段を備える少なくとも1つのユニットは、前記転送される制御情報に基づいて前記下流階層に接続されるユニットを制御することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御情報は前記下流階層に接続されるユニットを制御するプログラムであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項8】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、
該複数のユニットは各々、識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置であって、
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備え、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットは、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更することを特徴とする制御装置。
【請求項9】
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報に基づいて該下流階層に接続されるユニットの制御を行うことを特徴とする請求項8記載の制御装置。
【請求項10】
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報を該下流階層に接続されるユニットから受信し、該受信する識別情報を前記特定ユニットに伝送し、前記特定ユニットは、前記伝送される識別情報に基づき前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットを制御することを特徴とする請求項8記載の制御装置。
【請求項11】
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続するユニットを制御するための制御情報を複数有し、前記下流階層に接続されるユニットの識別情報に応じて前記複数の制御情報の内対応する制御情報に基づき、前記下流階層に接続するユニットを制御することを特徴とする請求項8記載の制御装置。
【請求項12】
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報に応じて前記特定ユニットに対し前記識別情報を伝送し、前記特定ユニットは、前記伝送される識別情報に応じた制御情報を前記前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに転送し、前記前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、前記転送される制御情報に基づいて前記下流階層に接続されるユニットを制御することを特徴とする請求項8記載の制御装置。
【請求項13】
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、下流階層に接続されるユニットの識別情報を得て該識別情報に応じた制御情報の有無を判断し、前記識別情報に対応する制御情報がない場合に前記特定ユニットに対して前記識別情報を伝送し、前記特定ユニットは、前記伝送される識別情報に応じた制御情報を前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに転送し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットは、前記転送される制御情報に基づいて前記下流階層に接続されたユニットを制御することを特徴とする請求項8記載の制御装置。
【請求項14】
前記制御情報は前記下流階層に接続されるユニットを制御するプログラムであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項15】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置の制御方法であって、
前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合ステップと、
前記複数のユニットの各々によって他のユニットの識別情報に基づいて前記他のユニットの制御処理方法を変更する制御処理変更ステップとを備えることを特徴とする制御方法。
【請求項16】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備える制御装置の制御方法であって、
前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合ステップと、
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットによって、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更する制御処理方法変更ステップとを備えることを特徴とする制御方法。
【請求項17】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、
前記複数のユニットの各々によって他のユニットの識別情報に基づいて前記他のユニットの制御処理方法を変更する制御処理変更モジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
【請求項18】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備える制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、
前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットによって、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更する制御処理方法変更モジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
【請求項19】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムが、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、前記複数のユニットの各々によって他のユニットの識別情報に基づいて前記他のユニットの制御処理方法を変更する制御処理変更モジュールとを備えることを特徴とする記憶媒体。
【請求項20】
装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備える制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムが、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットによって、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更する制御処理方法変更モジュールとを備えることを特徴とする記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関し、特に、電子写真技術を用いたLBP(レーザビームプリンタ)や複写機、及び複写機のアプリケーションであるペーパーデッキ、フィニッシャー、並びにスタッカー等のシート搬送装置の制御装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機やシート搬送装置の従来の制御装置においては、メイン制御部にCPUを搭載し、装置における全ての制御をメイン制御部に集約し、メイン制御部が装置内の各ユニットを直接駆動する構成をとっていた。例えば、モータ駆動ユニットがメイン制御部から離れた位置にある場合、メイン制御部がモータを駆動する駆動信号を生成し、その信号を配線を介してモータ駆動ユニットに伝送し、この駆動信号によってモータ駆動ユニットを駆動していた。
【0003】
また、従来の制御装置として、複数のCPUを搭載する制御装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。この制御装置は、装置の各構成要素を機能別に分類し、夫々1つの制御単位として構成した複数ユニットを備える。これら複数のユニットの各々には、ユニットを制御するCPUが搭載されている。上記従来の制御装置は、ユニット間において多重通信を行い、ユニット間の制御の整合性を取りながら各ユニットを制御することにより、多重通信以外の接続線を低減できるようにしたものである。
【0004】
上記従来の制御装置は、上述のように、制御単位である各ユニット内にユニットを制御するためのCPUを備えており、各ユニット同士が信号の多重通信を行って、各ユニット間の制御の整合を取りながら対応するユニットの制御を行っている。このように、従来の制御装置においては、制御装置が搭載される装置(以下、本体装置と称する。)全体を制御するメイン制御ユニットを無くすこと等が考えられている。
【特許文献1】特開平8−297436号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の制御装置によれば、新規に複写機やシート搬送装置等の装置の設計を行う場合、制御装置の制御対象(負荷)や制御仕様(制御方法)が変わるので、従来の制御装置の構成を流用して新たな制御装置の開発を行うことが難しい。このため、従来、新規に複写機やシート搬送装置等の本体装置の設計を行う度に、この装置の構成に最適な基板の開発等を新たに行わなければならなかった。
【0006】
また、仮に新たな本体装置の制御装置として従来の制御装置を流用することができたとしても、流用することができるのは基板内の回路ブロック程度であった。
【0007】
このため、本体装置毎に制御装置の開発費用が発生したり、開発期間が必要となるので、本体装置のコストが高くなり、また、本体装置の開発期間短縮化の妨げとなっていた。
【0008】
本発明の目的は、本体装置の構成を変更しても変更後の本体装置に容易に流用することができる制御装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1記載の制御装置は、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々、識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記複数のユニットの各々は他のユニットの識別情報に基づいて、前記他のユニットの制御処理方法を変更することを特徴とする。
【0010】
請求項8記載の制御装置は、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々、識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置であって、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備え、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットは、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更することを特徴とする。
【0011】
請求項15記載の制御装置の制御方法は、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置の制御方法であって、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合ステップと、前記複数のユニットの各々によって他のユニットの識別情報に基づいて前記他のユニットの制御処理方法を変更する制御処理変更ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項16記載の制御装置の制御方法は、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備える制御装置の制御方法であって、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合ステップと、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットによって、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更する制御処理方法変更ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項17記載のプログラムは、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、前記複数のユニットの各々によって他のユニットの識別情報に基づいて前記他のユニットの制御処理方法を変更する制御処理変更モジュールとを備えることを特徴とする。
【0014】
請求項18記載のプログラムは、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備える制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットによって、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更する制御処理方法変更モジュールとを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項19記載の記憶媒体は、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有する、制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムが、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、前記複数のユニットの各々によって他のユニットの識別情報に基づいて前記他のユニットの制御処理方法を変更する制御処理変更モジュールとを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項20記載の記憶媒体は、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットを備え、該複数のユニットは各々識別情報とインターフェースと該インターフェースを介して他のユニットと通信する通信手段とを有し、前記複数のユニットの少なくとも1つのユニットは前記複数のユニットをインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとる整合手段を有し、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットを更に備える制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムが、前記整合手段によって前記インターフェースの整合をとる整合モジュールと、前記整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び前記特定ユニットによって、前記複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて前記複数のユニットの制御処理方法を変更する制御処理方法変更モジュールとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の制御装置によれば、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットの少なくとも1つのユニットは、複数のユニットを各々のインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとり、複数のユニットの各々は他のユニットの識別情報に基づいて、他のユニットの制御処理方法を変更する。このように、複数のユニットの各インターフェース間の整合がとられ、各ユニットの制御処理方法はその識別情報に基づいて変更されるので、複数のユニットとして種々の機能ユニットを使用することができる。このため、本体装置の構成の変更に伴って機能ユニットを変更しても、この機能ユニットを複数のユニットの1つとして制御することができる。従って、本制御装置は、本体装置の構成を変更しても変更後の本体装置に容易に流用することができる。これにより、本体装置の機能ユニット毎の開発や、他の本体装置の機能ユニットの流用が容易となり、本体装置の開発期間短縮化により開発効率を向上させることができる。加えて、本体装置全体の開発費用を低減することができ、本体装置のコストを低減することができる。
【0018】
請求項8記載の制御装置によれば、装置の構成要素を機能別に分類して形成される複数のユニットの少なくとも1つのユニットは、複数のユニットを各々のインターフェースを介して通信手段により互いに通信可能にすべく各インターフェースの整合をとり、整合手段を有する少なくとも1つのユニット及び該整合手段を有する少なくとも1つのユニットに指示する特定ユニットは、複数のユニットの各々が有する識別情報に基づいて当該複数のユニットの制御処理方法を変更する。このように、複数のユニットの各インターフェース間の整合がとられ、上記少なくとも1つのユニット及び特定ユニットによって、各ユニットの制御処理方法はその識別情報に基づいて変更されるので、複数のユニットとして種々の機能ユニットを使用することができる。このため、本体装置の構成の変更に伴って機能ユニットを変更しても、この機能ユニットを複数のユニットの1つとして制御することができる。従って、本制御装置は、本体装置の構成を変更しても変更後の本体装置に容易に流用することができる。これにより、本体装置の機能ユニット毎の開発や、他の本体装置の機能ユニットの流用が容易となり、本体装置の開発期間短縮化により開発効率を向上させることができる。加えて、本体装置全体の開発費用を低減することができ、本体装置のコストを低減することができる。
【0019】
請求項15記載の制御方法、請求項17記載のプログラム、及び請求項19記載の記憶媒体によれば、請求項1と同様の効果を奏することができる。
【0020】
請求項16記載の制御方法、請求項18記載のプログラム、及び請求項20記載の記憶媒体によれば、請求項8と同様の効果を奏することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係る制御装置を備える本体装置としての画像形成装置の要部断面図である。
【0023】
図1の画像形成装置1は、電子写真方式を採用しており、図1に示す光学系1Rにおいて原稿の画像を読み取り、画像出力部1Pにおいて光学系1Rで読み取った画像情報に基づいて画像を転写材Pに形成する。画像形成装置1は、更に、画像出力部1Pに本発明の制御装置が特に有効に適用することができる複数の画像形成部が並列に配設されている。また、画像形成装置1は、中間転写方式を採用したカラー画像出力装置である。
【0024】
図2は、画像形成装置1の光学系1Rの外略構成を示す断面図である。
【0025】
図2に示すように、光学系1Rにおいて、原稿照明ランプ1201によって照明された原稿台ガラス1203上に置かれた原稿1204の画像は、第1ミラー1205、第2ミラー1206、第3ミラー1207、及びレンズ1208を介してカラーCCD1209上に結像し、カラーCCD1209が原稿1204のラインイメージを読み取る。原稿照明ランプ1201と第1ミラー1205から構成される読み取り部1210は、図2中の矢印A方向に移動し、原稿1204のラインイメージを順次読み取る。その際、第2ミラー1206及び第3ミラー1207も矢印A方向に移動し、原稿面からカラーCCD1209までの距離(光路長)が一定となるように不図示の駆動系によって駆動される。
【0026】
次いで、図2に示す光学系1Rの構成によって原稿1204の原稿画像を読み取る手順を説明する。
【0027】
まず、ユーザによって、例えば不図示のコピーボタンが押下される等により、原稿読み取りのコマンドが入力されると、光学系1Rは、読み取り部1210を図2の配置(以下、ホームポジションと称する。)から不図示の駆動系により、図2中の矢印B方向に移動させ、読み取り位置をシェーディング補正板1211の真下に配置させる。次いで、光学系1Rは、原稿照明ランプ1201を点灯させ、シェーディング補正板1211を照明し、シェーディング補正板1211のラインイメージをミラー1205、ミラー1206、ミラー1207、及びレンズ1208を介してカラーCCD1209に導く。
【0028】
カラーCCD1209で読み取られたシェーディング補正版1211のラインイメージの画素毎の出力信号は不図示の画像処理回路によって、全ての画素の出力レベルが所定のレベルになるように補正される。この画像処理(シェーディング補正処理)によって、原稿照明ランプ1201の照度ムラ、レンズ1208の周辺光量落ち、カラーCCD1209の画素毎の感度ムラが補正され、原稿画像の読み取りムラが補正される。シェーディング補正処理が終了すると、読み取り部1210は、不図示の駆動系によりさらに矢印B方向に移動され、後述する流し読みウインドウ1212の直下に配置される。
【0029】
流し読みウインドウ1212の真下は原稿画像の読み取りスタート位置であり、この位置から不図示の駆動系は、矢印A方向に読み取り部1210を加速移動される。読み取り部1210は、読み取り位置が圧板1213に押さえ込まれて平面性が維持された原稿1204の先端部に達するまでに、所定の速度で等速駆動されるように制御される。
【0030】
読み取り部1210の読み取り位置が原稿1204の先端部に達すると、カラーCCD1209は原稿1204のラインイメージの読み取りを開始し、ラインイメージを順次読み取る。
【0031】
上記不図示の駆動系は、読み取り部1210を等速のまま矢印A方向に移動させ、原稿1204の終端まで読み取りが終了した後、読み取り部1210の駆動を停止する。次いで、この駆動系は、矢印B方向に読み取り部1210を移動させてホームポジションに戻し、一連の画像読み取り動作を終了して、次回の読み取りに備え待機する。
【0032】
以上が光学系1Rの基本的な画像読み取り動作についての説明であり、上述のように、光学系1Rにおいて画像読取が行われる。
【0033】
ところで、上述のような光学系1Rには、近年オートドキュメントフィーダ(ADF)が標準で装着されることも珍しくなくなってきている。ADFは、大量の原稿を自動的に連続交換する機能を有しており、ユーザが原稿を1枚1枚取り換える手間を省くことができ、複写時間を短縮することができる。
【0034】
以下、ADFを用いた光学系1Rにおける読み取り動作について図3を用いて説明する。図3は、ADFを用いた光学系1Rの概略構成を示す断面図である。図3の光学系1Rは、図2の光学系1Rに対して圧板1213がADF1300に置き換えられて装着されている点のみ異なる。
【0035】
図3の光学系1Rは、読み取り部1210がホームポジションに位置しているとき、ユーザによって、例えば不図示のコピーボタンが押下される等により、原稿読み取りのコマンドが入力されると画像読み取り動作を開始する。
【0036】
まず、不図示の駆動系及び不図示の画像処理回路が、図2で上述したシェーディング補正を実行した後、各構成要素が図3に示す配置になるよう各構成要素を移動し、読み取り部1210の位置を固定する。この位置は図2で説明したスタートポジションと同じ位置にあたる。スタートポジションには流し読みウインドウ1212が設けてあり、図3の光学系1Rにおいて実行するADF読取りの場合は、複数枚の原稿が給紙トレイ1301に載置される。読み取りが開始されると、原稿は1枚ずつ給紙ローラ1302及び1303によって給紙され、図3の矢印方向に回転する搬送ローラ1305によってガイド1304、1307、1306と搬送ローラ1305のスリットを通り、排紙トレイ1308に排出される。
【0037】
搬送ローラ1305の回転スピードは、読み取り倍率によって決定される。搬送ローラ1305によって搬送される原稿は、流し読みウインドウ1212を介して読み取り部1210によって画像が読み取られる。
【0038】
以上説明したように、図2又は図3の構成を有する光学系1Rによって読み取られた原稿のラインイメージデータは順次画像出力部1Pに送信され、画像出力部1Pによって、読み取られた画像が形成される。
【0039】
次いで、画像形成装置1の画像出力部1Pについて説明する。
【0040】
画像出力部1Pは大別して、図1に示す画像形成部10、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、及び図4で後述する本実施の形態に係る制御装置80から構成される。画像形成部10には、4つのステーション10a,10b,10c,10dが並設されており、各ステーションの構成は互いに同一である。以下、個々のユニットについて詳しく説明する。
【0041】
画像形成部10は以下に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a,11b,11c,11dがその中心で軸支され、図1の矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向して、その回転方向に順に、一次帯電器12a,12b,12c,12d、光学系の露光部13a,13b,13c,13d、折り返しミラー16a,16b,16c,16d、及び現像装置14a,14b,14c,14dが夫々配設されている。
【0042】
一次帯電器12a〜12dは、感光ドラム11a〜11dの表面に夫々均一な帯電量の電荷を与える。次いで、露光部13a〜13dは、記録画像信号に応じて変調した光線、例えばレーザービーム等の光線を折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に夫々露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。
【0043】
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、トナーと称する。)を夫々収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。次いで、顕像化された可視画像(現像像)を、中間転写体である中間転写ベルト31に画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdにおいて転写する。
【0044】
感光ドラム11a〜11dが回転して、画像転写領域Ta〜Tdを通過した下流で、クリーニング装置15a、15b、15c、15dにより、中間転写ベルト31に転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを夫々掻き落としてドラム表面の清掃を行う。上述の処理により、各トナーによる画像形成が順次行われる。
【0045】
図1に示すように、給紙ユニット20は、カセット21a,21b、手差しトレイ27、ピックアップローラ22a,22b,26、給紙ローラ対23、給紙ガイド24、及びレジストローラ25a,25bから構成される。給紙ユニット20において、カセット21a、21bは転写材P(用紙)を収納し、ピックアップローラ22a,22b,26はカセット21a,21b内若しくは手差しトレイ27から転写材Pを一枚ずつ送り出す。また、給紙ローラ対23及び給紙ガイド24は、各ピックアップローラ22a、22b、26によって送り出された転写材Pをレジストローラ25a、25bまで搬送する。レジストローラ25a、25bは、画像形成部の画像形成タイミングに合わせて転写材Pを二次転写領域Teへ送り出す。
【0046】
次いで、中間転写ユニット30について詳細に説明する。中間転写ベルト31は、巻架ローラとして、中間転写ベルト31に駆動力を伝達する駆動ローラ32、中間転写ベルト31の回動に従動する従動ローラ33、ベルト31を挟んで二次転写領域Teに対向する二次転写対向ローラ34に巻架される。これらのうち駆動ローラ32と従動ローラ33との間に一次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングしてベルト31とのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はパルスモータ(不図示)によって図1の矢印B方向へ回転駆動される。
【0047】
一次転写平面Aは各画像形成部10a〜10dに対向しており、各感光ドラム11a〜11dが中間転写ベルト31の一次転写面Aに対向するように配されている。これにより、一次転写面Aに一次転写領域Ta〜Tdが位置することになる。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdにおいて、中間転写ベルト31の裏側には、一次転写用帯電器35a〜35dが配置されている。
【0048】
また、中間転写ユニット30において、二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、二次転写ローラ36は中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は中間転写ベルト31に対して適度な圧力で付勢されている。また、中間転写ベルト31上の二次転写領域Teの下流には、中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニングブレード51、及び廃トナーを収納する廃トナーボックス52が設けられている。
【0049】
定着ユニット40は、図1に示すように、定着ローラ対41、ガイド43、内排紙ローラ44、及び外排紙ローラ45等から構成される。定着ローラ対41は、内部にハロゲンヒーター等の熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラ41aに加圧される定着ローラ41bとを備える。定着ローラ対41において、定着ローラ41bも内部に熱源を備える。尚、定着ローラ41bは内部に熱源を備えない場合もある。ガイド43は定着ローラ対41のニップ部へ転写材Pを導く。また、内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45は、定着ローラ対41から排出されてきた転写材Pをさらに装置外部に導き出す。
【0050】
制御装置80は、図4で後述するように、制御部100を備え、制御部100は、上記各ユニット内の機構の動作を制御するためのCPU101、ドライバボード(基板)200等から構成される。画像出力部1Pにおいて、制御部100から画像形成動作開始信号が発せられると、選択された用紙サイズ等により選択される給紙段から転写材Pの給紙が開始される。
【0051】
次いで、画像出力部1Pの動作について説明する。
【0052】
制御部100から画像形成動作開始信号が発せられると、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ対23によって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a,25bまで搬送される。その時レジストローラ25a,25bは停止しており、転写材Pの先端はレジストローラ25a,25bのニップ部に突き当たる。その後、画像形成部10a〜10dが画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25a,25bが回転を始める。レジストローラ25a,25bの回転は、転写材Pと、画像形成部10において中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが、二次転写領域Teにおいて所定の位置で一致するようにそのタイミングが設定されている。
【0053】
一方、画像形成部10では、制御部100から画像形成動作開始信号が発せられると、前述した手順により中間転写ベルト31の回転方向B(図1)において、一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー像(現像像)が、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。
【0054】
一次転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。一次転写領域Tcでは画像形成部10d,10c間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前トナー像の上にレジストレーション(画像位置)を合わせて次のトナー像が転写されることになる。一次転写領域Tb,Taにおいても画像形成部10b,10aによって同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上に一次転写される。
【0055】
その後転写材Pが二次転写領域Teに進入、中間転写ベルト31に接触すると、転写材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧を印加させる。そして、前述した手順により中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー像が転写材Pの表面に一括転写される。その後転写材Pは搬送ガイド43によって、定着ローラ対41のニップ部まで正確に案内される。そして定着ローラ対41の熱及びニップの圧力によってトナー画像が転写材P表面に定着される。その後、内外排紙ローラ44,45により搬送され、転写材Pは機外に排出される。
【0056】
この種の画像形成装置1においては、各感光ドラム11a〜11d間の機械的取り付け誤差、並びに各露光部13a〜13dによって発生するレーザービーム光の光路長誤差、光路変化、及びLEDの環境温度による反り等の理由により各感光ドラム11a〜11d上で形成された各カラー画像のレジストレーションのずれ、つまり色ずれ(レジずれ)が生じる場合がある。このレジずれを補正するために、この種の画像形成装置1においては、転写領域A面上で、すべての画像形成部10a〜10dの下流の位置であって、駆動ローラ32によってベルト31が折り返される前の位置に、レジずれを検知するレジセンサ60が設けられている。
【0057】
次いで、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の制御装置80について図4を参照して説明する。
【0058】
図4は、本発明の実施の形態に係る制御装置80の概略構成を示すブロック図である。図4は、本実施の形態に係る制御装置80の特徴部を示し、画像形成装置1の各構成要素を機能別に分類し、機能別の構成要素を各々1つの制御単位として構成したユニット(ボード)の構成を示す。
【0059】
制御装置80は、図4に示すように、CPUボードである制御部(特定ユニット)100と、DC負荷を駆動するドライバボード200を備える。特定ユニット100は、CPU101、ROM102、RAM103、及びASIC104から構成される。ドライバボード200は、ASCI201、及びモータM1を駆動するドライバ202を備える、センサS1の入力回路等のI/O回路とドライバ回路で構成されたドライバ基板である。
【0060】
上記特定ユニット100とドライバボード200は、ASIC104及びASIC201間で高速シリアル通信手段により夫々接続されている。本実施の形態においては、上述のように特定ユニット100とドライバボード200はASICを使用した高速シリアル通信をするものとしたが、特定ユニット100上のCPU101から直接ドライバボード200上のASIC201とシリアル通信する構成でもよい。
【0061】
また、図4に示すように、制御装置80は、中継ボード300及びドライバユニット(ドライバ基板)500を備える。中継ボード300は複数の異なるユニットが接続可能なインターフェースを有する整合ユニットである。
【0062】
次いで、図5を参照して中継ボード300及びドライバユニット500の説明をする。図5は、中継ボード300及びドライバユニット500の概略構成を示すブロック図である。
【0063】
図5に示すように、中継ボード300は、複数の異なるドライバユニットが接続可能なインターフェースを有する整合ユニットであり、各ドライバユニットのI/Fと特定ユニットのI/Fとの差異を吸収して整合し、且つ各ドライバユニットの持つ特性に応じた細かな制御を可能にするためのユニットである。また、ドライバユニット500は、図1の画像形成装置1において、機能別に分類した各機能ユニットの駆動を行うためのユニットである。本実施の形態においては、画像形成装置1の構成要素を機能別に4つの機能ユニットに分類しており、ドライバユニット500aは給紙部(機能ユニット)のドライバユニットを、ドライバユニット500bは紙搬送部(機能ユニット)のドライバユニットを、ドライバユニット500cは両面搬送部(機能ユニット)のドライバユニットを、ドライバユニット500dは排紙部(機能ユニット)のドライバユニットを夫々想定している。画像形成装置1には他にも分類される機能ユニットがあるが、説明を簡単にするためにここでは省略する。
【0064】
まず、中継ボード300について説明する。中継ボード300は、図5に示すように、CPU301と、ASIC302と、I/Fコネクタ310,311,312,313,314とを備える。CPU301は、ROM/RAMを内蔵した所謂1chipCPUであり、特定ユニット100とはコマンドのやり取りを行ったり、接続されるドライバユニットとはコマンドに対応した負荷制御等を行っている。ASIC302は、CPU301とCPUバスで接続されており、各ドライバユニットとのI/F信号を生成している。I/Fコネクタ310は、特定ユニット100と接続するI/F部(コネクタ)であり、CPU301に接続されている。また、I/Fコネクタ310はシリアル方式によってデータの転送を行う。ASIC302において生成されるI/F信号はI/Fコネクタ311,312,313,314を介して入出力される。ASIC302において生成されるI/F信号は、各ドライバユニットに接続されている各負荷を駆動するための信号であり、シリアルI/Oによる接続となっている。I/Fコネクタ311,312,313,314は同一の構成を有する。
【0065】
次に、ドライバユニット500について、500aを代表として説明する。図5において、ドライバユニット500aは画像形成装置1の給紙部におけるドライバユニットであり、I/Fコネクタ501を介して中継ボード300のI/Fコネクタ311と接続されている。中継ボード300からのI/F信号はASIC502に入力される。更にASIC502はI/Fコネクタ504a,505aと接続されている。ASIC502は、中継ボード300から入力されたシリアル信号をパラレル変換し、その結果を各I/Fコネクタに出力するシリアル/パラレル(S/P)変換部506と、入力された信号をパラレル→シリアル変換して中継ボード300に送信するパラレル/シリアル(P/S)変換部507とを有する(図7参照)。また、ドライバユニット500aはID設定手段503を備え、ドライバユニット500aを認識可能にすべく設定されたID情報をASIC502を介して中継ボード300へ送信する機能も持つ。ここで、ID設定手段503としては、4ビットのDIPスイッチ等が適用される。尚、I/Fコネクタ501は、4つのドライバユニット500a〜500d全てにおいて共通である。また、ASIC502も4つのドライバユニット500a〜500d全てにおいて共通のものを使用している。
【0066】
次に、ドライバユニット500aにおける信号の流れについて説明する。中継ボード300との間で送受信するI/F信号は、図6(A),(B)に示すようなシリアル信号である。中継ボード300からドライバユニット500aに送信される信号(Tx)は16bitのシリアル信号である(図6(A)参照)。また、ドライバユニット500aから中継ボード300に送信される信号(Rx)は20ビットのシリアル信号である(図6(B)参照)。ドライバユニット500aでは受信したTx信号を各1bitの16ビットの信号からなるパラレル信号に変換している。この様子を図7に示す。
【0067】
図7に示すように、S/P変換部506がTx信号をパラレル変換したパラレル信号において、bit15〜12の4ビットのパラレル信号がドライバユニット500aに接続される負荷としてのステッピングモータ511の相信号に割り当てられる。また、上記パラレル信号において、bit11〜8の4ビットのパラレル信号がドライバユニット500aに接続される負荷としてのステッピングモータ512の相信号に割り当てられ、残りの8ビットのパラレル信号はリザーブとされている。
【0068】
一方、図7に示すように、P/S変換部507は、ID設定手段503から送信されるID情報信号の4ビットのパラレル信号を先頭に、センサ513の出力信号をbit15とし、残りの14ビットをリザーブとするパラレル信号を20ビットのシリアル信号にシリアル変換する。そしてASIC502は変換したシリアル信号をRx信号として中継ボード300に送信する。
【0069】
このようにして、ドライバユニット500aは、中継ボード300とドライバユニット500aのI/Fを実現している。ドライバユニット500b,500c,500dは、接続されている負荷、及びID設定手段503に設定されているID情報には違いがあるものの基本的な構造はドライバユニット500aと同一であるのでその説明は省略する。
【0070】
次に、中継ボード300が特定ユニット100からコマンドを受けて、ドライバユニット500を駆動する動作を図4,5を参照して具体的に説明する。
【0071】
まず、画像形成装置1の電源を投入した直後の通信で、ドライバユニット500aのID情報をASIC502においてシリアル信号に変換し、中継ボード300に送信する。これにより、中継ボード300は、ASIC302において、I/Fコネクタ311に接続されているユニットが給紙部のドライバユニット500aであることを検知することができる。
【0072】
また、中継ボード300に他のドライバユニットが接続されている場合は、接続されたユニットのID情報を検出して、ASIC302において通信のチャンネルを切り換えることにより、各ドライバユニットに対して適切な制御を行うことができる。具体的には、I/Fコネクタ311〜314は全て共通の構成を有するので、どのドライバユニットも接続できるようになっており、ドライバユニットの接続状態によってはこのドライバユニットを適切に制御すことができないことが考えられる。しかしながら、中継ボード300は、上述のように接続されたドライバユニットのIDを認識し、認識したIDに応じてI/Fを制御して、ドライバユニットとの接続を切り換えることができる。このため、本制御装置80は、ドライバユニット500a〜500dがどのI/Fコネクタ311〜314に接続されているかに拘らず、接続されているドライバユニットを適切に制御することができる。このように、中継ボード300は、ドライバユニット500a〜500dがどのI/Fコネクタ311〜314に接続されても適切に動作するように構成されている。尚、中継ボード300の備えるI/Fコネクタは上述のI/Fコネクタ311〜314に限るものではなく、より多数のI/Fコネクタであってもよい。また、中継ボード300に接続されるユニットは、上述のドライバユニット500a〜500dに限らず、他のドライバユニットや種々のユニットであってもよく、接続されるユニットの数もこれに限るものではない。この場合においても、上述のように、中継ボード300は、接続されるI/Fコネクタに拘らず、接続される複数のユニットのIDに応じて、I/Fを制御して複数のユニットが適切に制御されるようにすることができる。
【0073】
次に、特定ユニット100から“給紙動作をする”という命令を受けた場合を例に中継ボード300の動作を説明する。
【0074】
中継ボード300上のCPU301には、図16,19で後述するように、給紙部のドライバユニット500aに接続されたモータ等の負荷を適正なタイミングで、且つ適正な駆動信号を与えて制御を行うためのプログラムが格納されている。この信号は、I/Fコネクタ311からシリアル信号として出力され、ドライバユニット500a上のI/Fコネクタ501を介してASIC502に入力される。このシリアル信号はASIC502でシリアル→パラレル変換され、I/Fコネクタ504a及び505aを介してステッピングモータ511及び512を夫々駆動させる。また、給紙動作を検出するためのセンサ513(図5参照)における検知信号はI/Fコネクタ505aを介してASIC502に入力される。ASIC502において、入力されたセンサ513の検出信号はパラレル→シリアル変換され、I/Fコネクタ501を介して中継ボード300に転送される。このように、ドライバユニット500aは、給紙動作における紙搬送のタイミングを中継ボード300に知らせている。
【0075】
上述の制御装置80の構成によれば、例えば、ステッピングモータ511を他のステッピングモータに変更した場合に、変更したモータの駆動方式の最適化といった微調整は、中継ボード300上のCPU301のプログラムを変更するのみで可能である。このため、画像形成装置1の構成の変更は、制御装置80全体に対して影響を与えることがない。また、本実施の形態においては、ドライユニット500aに接続されるモータをステッピングモータとしたが、ステッピングモータをDCモータに変えた場合も同様である。つまり、この場合でも、ドライバユニット500aのハードウェアと中継ボード300上のCPU301のプログラムを書き換えるのみで適切に画像形成装置1を作動させることができ、中継ボード300のハードウェアや特定ユニット100を変更する必要はない。給紙ユニットの構成が変更されてセンサが増加した場合等も同様である。また、画像形成装置1の構成変更に伴いドライバユニットが増加した場合でも、中継ボード300上のI/Fコネクタを増やし、CPU301におけるプログラムを変更するのみで対応できる。このように、本実施の形態に係る制御装置80によれば、本体装置の構成を変更しても装置全体の制御を司る特定ユニットに関してはハードウェア、ソフトウェアともに変更が一切必要ないので、制御装置80の汎用性の高めることが可能である。
【0076】
次いで、上述のように中継ボード300において実行される、接続されたドライバユニットのID情報に応じたI/F制御処理について、中継ボード300及びドライバユニット500間の接続(図5参照)を例にして、図8を参照しながら説明する。
【0077】
図5で上述したように、中継ボード300にはCPU301が搭載されており、CPU301は、整合手段を制御する整合制御手段としても機能する。また、中継ボード300にはASIC302が搭載されており、ASIC302は整合手段を備える。
【0078】
ASIC302は、特定ユニット100から入力されたパラレル信号をシリアル変換してシリアル信号に変換し、また、ドライバユニット500から入力されたシリアル信号をパラレル変換してパラレル信号に変換するパラ・シリ/シリ・パラ変換ブロック303を備える。また、パラ・シリ/シリ・パラ変換ブロック303には、ドライバユニット500a〜500dから夫々I/Fコネクタ311,312,313,314を介して、ID情報が入力される。このID情報を示す信号は、I/Fコネクタ311,312,313,314の各々の1番ピンに割り付けられている。
【0079】
また、ASIC302は、入出力信号をプログラマブルに接続や変更することが可能な接続/変更ブロック304を備える。整合制御手段であるCPU301は、ドライバユニット500a〜500dから受信したID情報に基づいて、ドライバユニット500a〜500dの接続するI/Fコネクタを判別し、接続/変更ブロック304によって入出力信号をプログラマブルに接続/変更する。具体的には、CPU301は、ドライバユニット500a〜500dから受信したID情報に基づいてドライバユニット500a〜500dの接続するI/Fコネクタを判別する。CPU301は、この判別結果に基づいて、接続/変換ブロック304を制御して、画像形成処理等における各コマンドを制御対象のドライバユニット500に対して適切に送信したり、各ユニット間の通信が適切に行われるようにしたり、ドライバユニット500から入力される信号を適宜変更して特定ユニット100に出力したりする。これにより、制御装置80は、種々のドライバユニット500(機能ユニット)が中継ボード300に接続されても本体装置全体を適切に制御することができる。
【0080】
また、ドライバ基板500dのようにI/F中にアナログ信号がある場合は、接続/変更ブロック304を例えばアナログスイッチを用いて構成することで、デジタル/アナログ信号が混在する際においても入出力信号をプログラマブルに接続/変更することができる。
【0081】
図4に戻り、制御装置80は、中継ボードである高圧制御用整合ユニット400と、ドライバユニットである画像形成プロセスに用いられる高圧電源機能ユニット600とを備える。高圧制御用整合ユニット400は、高圧電源機能ユニット600を複数接続可能とするインターフェースを有する。以下、図9及び図10を用いて、高圧制御用整合ユニット400及び高圧電源機能ユニット600について詳細に説明する。
【0082】
図9は、図4の制御装置における高圧制御用整合ユニット400の概略構成を示すグロック図であり、図10は、図4の制御装置における高圧電源機能ユニット600の概略構成を示すブロック図である。
【0083】
高圧制御用整合ユニット400は、図9に示すように、通信制御ブロック401と、高圧動作制御ブロック402と、高圧安定化制御ブロック403と、接続コネクタ404a,404b,404c・・・404nと、マルチプレクサ405,406と、A/D変換手段407,408とを備える。
【0084】
通信制御ブロック401は、特定ユニット100との通信を行う。高圧動作制御ブロック402は、CPU等から構成されており、通信制御ブロック401を介して特定ユニット100から指令を受け取り、高圧制御用整合ユニット400に接続される高圧電源機能ユニット600の各動作をシーケンシャルに制御する。高圧安定制御ブロック403は、高圧動作制御ブロック402からのシーケンシャルな指令に応じて、各高圧電源機能ユニット600の出力信号を安定化制御する。接続コネクタ404a,404b,404c,・・・400nは、互いに同じ構成を有しており、機能が同じ或いは異なる高圧電源機能ユニットが一対一で夫々接続される。マルチプレクサ405,406は、各接続コネクタ404a,404b,404c,・・・400nから入力されるアナログ信号から所望の信号を選択すべく、所望の信号に対応する接続コネクタを選択する。A/D変換手段407,408は、マルチプレクサ405,406によって選択されたアナログ信号を夫々デジタル変換する。
【0085】
次に、上記構成を有する高圧制御用整合ユニット400における動作を説明する。
【0086】
先ず、通信制御ブロック401が、画像形成装置1全体の制御を司る特定ユニット100からカラーモードや印刷倍率、印刷用紙サイズ等の情報を含んだモード情報を受け取ると、高圧動作制御ブロック402にこのモード情報を伝達する。高圧動作制御ブロック402は、通信制御ブロック401からモード情報を受け取り、更にプリント開始信号を受け取ると、予め受け取ったモード情報に基づいたモード制御を各高圧電源機能ユニット600に行わせるように、高圧安定化制御ブロック403に対して逐次指令する。ここで、モード制御には印刷設定や印刷タイミング設定、期間設定等の制御が含まれる。
【0087】
一方、高圧安定化制御ブロック403は、マルチプレクサ405,406を制御して接続コネクタを選択する選択信号を時分割に切り換え、A/D変換手段407、408を制御して所望とするアナログ信号を取得する。そして、高圧安定化制御ブロック403は、取得した所望のアナログ信号の信号レベルを入手し、入手した信号レベルと上記受信したモード情報に基づいた設定値とを比較する。この比較結果に応じて高圧安定化制御ブロック403は、選択した高圧電源機能ユニットに対して出力制御用の駆動情報を出力する。
【0088】
上述のマルチプレクサ405,406の切り換え、信号レベルの入手、駆動情報の出力までの制御は、各高圧電源機能ユニットに対して所定間隔で繰り返される。このため、各高圧電源機能ユニットからの高圧信号は、所定の出力値に制御されることとなる。また、各高圧電源機能ユニットは前述の特定ユニット100からのモード情報に基づいて、所定の画像形成処理に従った出力動作で制御されるので、所望の画像形成が実行されることになる。
【0089】
次に、図10を用いて高圧電源機能ユニット600の構成の一例を説明する。
【0090】
高圧電源機能ユニット600は、図10に示すように、高圧ドライバ用コネクタ601と、駆動ブロック602と、変圧ブロック603と、信号平滑ブロック604と、電圧検出ブロック605と、電流検出ブロック606とを備える。
【0091】
高圧ドライバ用コネクタ601は、高圧制御用整合ユニット400に接続するためのコネクタである。駆動ブロック602は、高圧制御用整合ユニット400から送信されてくる駆動情報に基づいてスイッチング動作を行う。変圧ブロック603は、トランス等で構成されており、駆動ブロック602において発生した駆動信号を増幅する。信号平滑ブロック604は、変圧ブロック603で増幅された駆動信号を所定の極性に平滑化する。電圧検出ブロック605は、信号平滑ブロック604で直流化された電圧信号の電圧値をモニタする。電流検出ブロック606は、電圧検出ブロック605と同様に電圧信号の電流値をモニタする。
【0092】
また、高圧電源機能ユニット600は、信号平滑ブロック604で直流化された高圧信号が出力される出力端607と、上記高圧信号のリターン経路を構成する接地端608とを備える。
【0093】
次いで、上記構成を有する高圧電源機能ユニット600における動作を説明する。
【0094】
高圧電源機能ユニット600において、駆動ブロック602は、高圧制御用整合ユニット400から高圧ドライバ用コネクタ601を介してPWM信号等の形態の駆動情報を受信する。駆動ブロック602は、この駆動情報を受け取ると、受信した駆動情報に基づいたスイッチング動作によって所望とされる電力の駆動信号を生成する。変圧ブロック603は、駆動ブロック602で生成された所望の電力の駆動信号を受け、この駆動信号を電圧増幅した交流信号を出力する。平滑ブロック604は、変圧ブロック603から受信した電圧増幅された交流信号を予め定められた所定の極性に整流し、出力端607に直流信号として出力する。また、出力端607に出力される直流信号は、高圧制御用整合ユニット400内のA/D変換ブロック407又は408で変換可能な電圧レベルとなるように電圧検出ブロック605で分圧され、高圧ドライバ用コネクタ601を介して高圧制御用整合ユニット400に出力される。
【0095】
上述のように出力端607に出力された直流信号による負荷電流は、接続される負荷を通って接地端608に流入し、電流検出ブロック606を通過して平滑ブロック604、更には変圧ブロック603に戻される。この時、電流検出ブロック606はこの負荷電流を高圧制御用整合ユニット400内のA/D変換ブロック407又は408で変換可能な電圧レベルに加工し、高圧ドライバ用コネクタ601を介して高圧制御用整合ユニット400に送信する。
【0096】
上述の動作によれば、例えば、高圧制御用整合ユニット400内の各制御ブロックにより所望の定電圧の高圧直流電圧が要求された場合には、高圧制御用整合ユニット400内の各制御ブロックはマルチプレクサ405又は406を使って時分割で所望の高圧電源機能ユニット600の電圧検出信号を読み出す。この読み出した電圧検出信号に基づいて、高圧制御用整合ユニット400は、所定時間間隔で高圧電源機能ユニット600の駆動状態を切り換える。高圧制御用整合ユニット400及び高圧電源機能ユニット600において上述の制御を繰り返し実行することにより、選択した高圧電源機能ユニット600の出力電圧を所望の電圧値に制御することができる。
【0097】
また、図4に示すように、制御装置80は、レーザースキャナボード700やコントローラ800、リーダ部1Rを有する。コントローラ800は、リーダ部1Rや、ドライバボード200にコピースタートの指示等を行う。具体的には、コントローラ800は、リーダ部1RからI/F−Sを介して原稿画像のRGB信号を受信し、YMCK信号に変換して、コントローラ800のI/F−Vを介してレーザースキャナボード700に画像信号を転送する。また、コントローラ800は、I/F−Dを介してコピースタート等の指示をリーダ部1Rやドライバボード200のCPU101に送信する。
【0098】
ここで、本実施の形態における画像形成装置1は、外部構成として種々の外部装置を装着することができる。外部装置としては、例えば給紙用のペーパーデッキ等があり、以下に、外部装置として複数のペーパーデッキを装着した場合の画像形成装置の構成例について図11〜13を用いて説明する。尚、外部装置としてのペーパーデッキは、内部に複数の給紙ユニットを有し、各給紙ユニットはCPU又は中継ボードを有する。また、上記デッキにおいて、CPU又は中継ボードの構成は変更可能とする。また、説明を容易にするために外部装置として装着されるペーパーデッキは1つとする。
【0099】
図11は、外部構成として画像形成装置1に装着するペーパーデッキの第1の構成例を示す図である。
【0100】
本構成例のペーパーデッキは、図11に示すように、画像形成装置1の本体構成との通信線である本体構成通信線にペーパーデッキ入り口の1つのCPUがLAN構成を介して接続され、このCPUの傘下に各給紙ユニットを管理するCPUが配置される構成を有する。これにより、画像形成装置1本体は、ペーパーデッキ内の複数のCPUではなく、上記1つのCPUとの間で通信を行えばよい。このため、本構成は画像形成装置1本体側の負担を最も軽減することができる。尚、本構成例は、ペーパーデッキ内の複数CPUの構成について限定するものであって、画像形成装置1本体、LAN構成に接続されたCPU、及びこのCPUの傘下の各CPU間の通信形態を限定するものではない。また、本構成においては、LAN構成に接続されたCPUを中継ボードに変更してもよい。
【0101】
図12は、外部構成として画像形成装置1に装着するペーパーデッキの第2の構成例を示す図である。
【0102】
本構成例のペーパーデッキは、図12に示すように、各給紙ユニットを制御するCPUが互いに並列にLAN構成に接続され、LAN構成が本体構成通信線に接続される構成を有する。このため、本構成例によれば、ペーパーデッキ内の各CPUが直接画像形成装置1本体と通信することが可能であり、本体との高速通信を実現することができる。尚、本構成例は上記第1の構成例と同様に、ペーパーデッキ内の複数CPUの構成について限定するものであり、画像形成装置1本体及び各CPU間の通信形態を限定するものではない。また、本構成においては、各給紙ユニットのCPUを中継ボードに変更してもよい。
【0103】
図13は、外部構成として画像形成装置1に装着するペーパーデッキの第3の構成例を示す図である。
【0104】
本構成例のペーパーデッキは、図13に示すように、各ユニットを制御するCPUの内1つが本体構成通信線に接続されるLAN構成に接続され、このLAN構成に接続されるCPUが本体からの情報を各ユニット制御用のCPUに伝達する構成を有する。本構成においては、上記第1の構成例のように、LAN構成に接続されたCPUが他のCPUを支配する構成ではない。尚、本構成例は上記各構成例と同様に、ペーパーデッキ内の複数CPUの構成について限定するものであり、画像形成装置1本体及び各CPU間の通信形態を限定するものではない。また、本構成においては、各給紙ユニットのCPUを中継ボードに変更してもよい。
【0105】
また、外部構成として画像形成装置1に装着するペーパーデッキの構成として、上記第1の構成乃至第3の構成のいずれかの構成に選択的に変更可能な構成とすることが可能である。具体的には、画像形成装置1本体とLAN接続されるCPU、或いはペーパーデッキ内の各CPUが、末端の各給紙ユニットで発生するエラー等に対して、本体に通信するか、ペーパーデッキ内で解決するかを判断しつつ、上記3つの構成を適宜選択するように構成することも可能である。
【0106】
次に、中継ボード300及び特定ユニット100の制御について図14〜16を用いて説明する。
【0107】
図14は、特定ユニット100と中継ボード300の制御系の概略構成を示すブロック図であり、図15は、特定ユニット100が有する制御プログラムを示す図であり、図16は、中継ボード300が有するプログラムエリアを示す図である。
【0108】
図14に示すように、特定ユニット100は、基板上にCPU101と、制御用プログラムを格納したROM102と、制御用データを格納したRAM103とが実装されている。また、特定ユニット100には、IF部としてASIC104がCPU101と接続されており、特定ユニット100はこのRSIC104を介して他のユニット(基板)或いはCPUとの通信を行う。中継ボード300は、基板上にCPU301が実装されており、CPU301には、制御用プログラムを格納したROM305と、制御用データを格納したRAM306が実装されている。また、中継ボード300において、IF部としてI/Fコネクタ310がCPU301に接続されており、中継ボード300はこのI/Fコネクタ310を介して他のユニット或いはCPUとの通信を行う。特定ユニット100及び中継ボード300は、ASIC104及びI/Fコネクタ310を介して互いに通信可能に接続されている。
【0109】
中継ボード300は、ROM305に図16に示すプログラムエリアを有している。プログラムエリアには、中継ボード300及びこれに接続されるモータ等の負荷(ドライバユニット)を制御する制御プログラムが格納されている制御プログラムエリアを備える。CPU301は、制御プログラムエリアに格納された制御プログラムに従ってドライバユニット等の制御を実行する。また、プログラムエリアは、識別情報エリアを備え、この識別情報エリアに中継ボード300を示すID情報(識別情報)が格納されている。この識別情報は、ROM305のプログラムエリアではなくRAM306に格納されていてもよいし、基板上にDIPSW等を実装することにより中継ボード300を識別可能にしてもよい。また、識別情報エリアには、中継ボード300に接続されているドライバユニットや負荷の数、ドライバユニットや負荷の種類を記載してもよく、これらを含めて中継ボード300の識別情報として記載してもよい。
【0110】
特定ユニット100において、ROM102には、中継ボード300に制御コマンドを送信するための制御プログラムが格納されており、複数の中継ボードやドライバユニットに対応する制御プログラムが図15に示すように存在している。
【0111】
特定ユニット100と、中継ボード300がお互いのIF部を介して通信を始めると、中継ボード300上のCPU301は、ROM305内に格納された識別情報エリアから、中継ボード300を示す識別情報をI/Fコネクタ310を介して特定ユニット100に送信する。ここで、本実施の形態においては、中継ボード300は、中継ボード300を示す識別情報として図16に示すように識別情報2をプログラムエリアの識別情報エリアに格納しているものとする。
【0112】
特定ユニット100上のCPU101は、IF部としてのASIC104を介して識別情報(識別情報2)を受信すると、識別情報2に基づいてROM102に格納された制御プログラムから識別情報2に対応する制御プログラムを検索し、識別情報2に対応する制御プログラムを中継ボード300に対する制御コマンドの送信制御を行うための制御プログラムに決定する。そして、特定ユニット100は、制御プログラムを決定した時点から、中継ボード300を制御する場合には、決定した制御プログラム(ここでは、識別情報2プログラム)に基づいて中継ボード300に制御コマンドを送信する。中継ボード300は、この制御コマンドに応じて中継ボード300に接続される負荷を制御する。
【0113】
次いで、中継ボード300及び特定ユニット100の制御について図17〜20を用いて更に説明する。
【0114】
図17は、特定ユニット100、中継ボード300、及びドライバユニット500a,500bの制御系の概略構成を示すブロック図であり、図18は、特定ユニット100が有するプログラムを示す図であり、図19は、中継ボード300が有するプログラムを示す図である。
【0115】
中継ボード300には、複数のドライバユニット500を接続することが可能であり、図17においては、中継ボード300にドライバユニット500a及び500bが接続されている。中継ボード300は、中継ボード300上のIF部320介してドライバユニット500a,500b上のIF部であるI/Fコネクタ501と接続されている。このIF部320における接続形態は、ポート同士或いはシリアル通信等どのような接続形態であってもよい。中継ボード300上のIF部320には、図4,8のASIC302及び複数のI/Fコネクタ311〜314が含まれる。ドライバユニット500a,500b上には、ID設定手段503(図5)としてDIPSW(DIPスイッチ)551が実装されており、このスイッチを切り換えることにより、ドライバユニット500a,500bにどのような負荷が接続されているかを特定することができる。
【0116】
次いで、中継ボード300及び特定ユニット100の各ROMに格納されている制御プログラムについて説明する。
【0117】
中継ボード300のROM305には、図19に示すように、中継ボード300に接続されたドライバユニットを制御するための制御プログラムである中継ボード制御プログラムが複数格納されている。中継ボード制御プログラムは、中継ボード300に搭載されるCPU301によって実行される。図19においては、中継ボード制御プログラムとして中継ボード制御プログラム1〜5が示されている。
【0118】
中継ボード300のCPU301は、IF部320を介してドライバユニット500a又は500b上にあるDIPSW551の情報(識別情報)を吸い上げ、DIPSW551で指定される制御プログラムをROM305に格納された制御プログラムの中から検索し、検索した制御プログラムに従って接続されたドライバユニット500a又は500bを制御する。
【0119】
特定ユニット100のROM102には、図18に示すように、特定ユニット100に搭載されるCPU101が実行するプログラムが格納されている。ROM102内のプログラムには、中継ボード300に対して指示(コマンド送信)をする制御プログラムである識別情報プログラムがある。図18においては、識別情報プログラムとして識別情報1〜4プログラムが示されている。特定ユニット100は、中継ボード300及び中継ボード300に接続されたドライバユニット500を受信した識別情報に基づいて認識し、この認識した中継ボード300及びドライバユニット500に対応する制御プログラムをROM102内の識別情報プログラムから選択する。そして、この選択した識別情報プログラムをCPU101が実行することにより、中継ボード300にコマンド指示を行い、中継ボード300、及び中継ボード300を介してドライバユニット500a,500bを制御する。
【0120】
ROM102内のプログラムには、上記識別情報プログラムに加えて中継ボード300がドライバユニット500を駆動するための制御プログラムである中継ボード制御プログラムがある。図18においては、中継ボード制御プログラムとして中継ボード制御プログラム11〜13が示されている。中継ボード300は、この中継ボード制御プログラムをダウンロードすることにより、ダウンロードした中継ボードプログラムを実行することによってもドライバユニット500を制御することができる。
【0121】
特定ユニット100のROM102に格納されている中継ボード制御プログラムは、ROM102を交換することにより、或いは外部から中継ボード制御プログラムをダウンロードすることにより追加することができる。同様に、中継ボード300のROM305に格納されている中継ボード制御プログラムも追加することができる。ROM102の中継ボード制御プログラム(中継ボード制御プログラム11〜13)は、ドライバユニット500を動かすという機能を備える点においては、中継ボード300のROM305に予め格納されている図19の中継ボード制御プログラム(中継ボード制御プログラム1〜5)と同等である。
【0122】
図20は、特定ユニット100が実装されているCPU101によって実行する処理のフローチャートである。
【0123】
特定ユニット100と中継ボード300が通信を開始すると、まず、特定ユニット100は、中継ボード300に対して中継ボード300の識別情報を問い合わせる(ステップS2001)。
【0124】
ここで、中継ボード300は、特定ユニット100から識別情報の問い合わせを受けた場合、図21で後述するように、中継ボード300に接続されているドライバユニット500の数や種類を判別し、判別結果情報に中継ボード自体の識別情報も付加し、この情報を識別情報として特定ユニット100に送信する。また、中継ボード300は、中継ボード300に接続されているドライバユニット500を駆動するための制御プログラム(中継ボード制御プログラム)が、中継ボード300のROM305に格納されていない場合には、特定ユニット100に対してこのドライバユニット500の識別情報を送信し、且つこのドライバユニット500を制御するための制御プログラム(中継ボード制御プログラム)のダウンロードを依頼する。このドライバユニットの識別情報の送信及びダウンロード依頼は、上記識別情報の送信前に行われる。
【0125】
次いで、特定ユニット100は、ASIC(IF部)104を介して、中継ボード300からドライバユニット500の識別情報の受信及びドライバユニット500の制御プログラムのダウンロード依頼があったか否かを判別する(ステップS2002)。
【0126】
ダウンロード依頼があった場合は、特定ユニット100のROM102内の中継ボード制御プログラムから、受信したドライバユニット500の識別情報に対応する、このドライバユニットの制御に必要な制御プログラムを選択する(ステップS2003)。次いで、特定ユニット100は、選択した中継ボード制御プログラムをIF部104を介して中継ボード300にダウンロードし(ステップS2004)、ダウンロードが終了するのを待つ。そして、ダウンロードの終了を確認すると(ステップS2005)、ステップS2006の処理に移行する。一方、ステップS2002において、ダウンロード依頼があった場合は、直接ステップS2006の処理に移行する。
【0127】
次いで、ステップS2006において、中継ボード300から、上述の中継ボード300に接続されているドライバユニット500の数や種類を判別した判別結果情報と中継ボード自体の識別情報とを含む識別情報の受信を待つ。この識別情報を受信すると、受信した識別情報に対応する、中継ボード300へのコマンド送信制御をするための制御プログラムをROM102内の識別情報プログラムから選択する。(ステップS2007)。次いで、選択した識別情報プログラムに記述されている制御情報に基づき、中継ボード300に対してコマンド指示を出して中継ボード300の制御を開始し(ステップS2008)、この制御が終了すると、本処理を終了する。
【0128】
図21は、中継ボード300が実装されているCPU301によって実行する処理のフローチャートである。
【0129】
中継ボード300のCPU301は、I/Fコネクタ(IF部)310を介する特定ユニット100からの中継ボード300の識別情報の問い合わせを待つ(ステップS2100)。特定ユニット100からの識別情報の問い合わせを受信すると、中継ボード300に接続されているドライバユニット500の接続状態をチェックする(ステップS2101)。
【0130】
ドライバユニット500が中継ボード300に接続されていない場合には、後述するステップS2109の処理に移行する。一方、中継ボード300にドライバユニット500が接続されている場合には、CPU301は、中継ボード300のIF部320を介して接続されているドライバユニット500の情報を取りにいく。具体的には、ドライバユニット500のI/Fコネクタ501を介してDIPSW551を検索し、ドライバユニットの識別を示すための識別情報を受信する(ステップS2102)。ドライバユニット500の識別情報を取得すると、CPU301は、この識別情報に対応するドライバユニットを制御するための中継ボード制御プログラムがROM305に格納されているか否かを判別する(ステップS2103)。
【0131】
対応する中継ボード制御プログラムがROM305内に格納されている場合には、この中継ボード制御プログラムをRAM306に書き込み、この中継ボード制御プログラムをRAM306に登録する(ステップS2104)。例えば、ドライバユニットの識別情報がID=1である場合、中継ボード制御プログラム1を中継ボード300のCPU301が選択し、これをRAM306に書き込んで登録する。次いで、まだ他にも中継ボード300に接続されたドライバユニット500があるか否かをチェックする(ステップS2105)。まだ他にも中継ボード300に接続されたドライバユニット500がある場合は、ステップS2102の処理に戻る。一方、まだ他にも中継ボード300に接続されたドライバユニット500がない場合は、後述するステップS2109の処理に移行する。
【0132】
ステップS2103において、ステップS2102で受信した識別情報に対応する中継ボード制御プログラムがROM305内に格納されてない場合には、接続されたドライバユニット500の識別情報と共に、ステップS2102で受信した識別情報に対応する中継ボード制御プログラム、即ち、接続されたドライバユニット500を制御するための中継ボード制御プログラムのダウンロード依頼を特定ボード100に送信する(ステップS2106)。
【0133】
次いで、ステップ2106において依頼した中継ボード制御プログラムが中継ボード300にダウンロードされるのを待ち(ステップS2107)、特定ユニット100から依頼した中継ボード制御プログラムがダウンロードされると、中継ボード300のROM305にダウンロードされた中継ボード制御プログラムをRAM306に書き込んで登録する(ステップS2108)。次いで、ステップS2105の処理に移行する。
【0134】
上述のように、ステップS2101又はステップS2105において、ドライバユニット500が中継ボード300に接続されていないと判別された場合、ステップS2109に移行し、ステップS2109において、CPU301は、特定ユニット100に対して、中継ボード300の識別情報とドライバユニットの識別情報とを含む識別情報を送信する(ステップS2109)。このステップS2109において転送する識別情報は、図20のステップS2006における識別情報に対応する。
【0135】
ステップS2109において送信された識別情報に基づいて、特定ユニット100は、中継ボード300を制御するための制御プログラムをROM102内の識別情報プログラムから選択する。そして、特定ユニット100は、選択した識別情報プログラムに記述されている制御情報に基づいて中継ボード300に対してコマンド指示を出す。中継ボード300のCPU301は、上記特定ユニット100からのコマンド指示に応じて、対応する中継ボード制御プログラムを実行し、ドライバユニット500や中継ボード300の各構成要素を制御し(ステップS2110)、この制御が終了すると、本処理を終了する。
【0136】
次いで、画像形成装置1においてドライバユニットを変更した場合に中継ボード300及び特定ユニット100が実行する制御について具体的に説明をする。
【0137】
図22は、画像形成装置1の定着ユニット40におけるローラ定着器の構成を示す図である。
【0138】
定着ユニット40におけるローラ定着器は、定着ローラ(上ローラ)41aと定着ローラ(下ローラ)41bとを備え、この定着ローラ対41を回転駆動することにより、用紙を搬送する。また上ローラ41aの内部には、熱源として上ローラヒータ2201が配置されており、上サーミスタ2202で温度を監視しながら熱量を制御することで上ローラ41aに熱を加えて所望の温度に調整する。同様に下ローラ41bの内部には、下ローラヒータ2203が配置されており、下サーミスタ2204で温度を監視しながら熱量を制御することで下ローラ41bに熱を加えて所望の温度に調整する。上ローラ41a及び下ローラ41bに熱を加えることにより、ローラ間において用紙上に載ったトナーを溶かして定着させることができる。このように、上記回転駆動により上ローラ41a及び下ローラ41bは用紙上にトナーを定着しながら用紙を搬送する。
【0139】
図23は、図22の定着ローラ対を制御するドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【0140】
定着ドライバユニット2300は、中継ボード300と束線2308を介して接続されており、束線2308を介してIF部2301によって各種信号を送受信する。DIPSW2302は、ID設定手段として定着ドライバユニット2300が定着ドライバであることを示すためのスイッチであり、例えば、[1]を示す情報を中継ボード300に通知している。中継ボード300からは各種信号が送信され、定着ユニット2300は、この信号に基づいて定着ユニット40の定着ローラ対41を駆動制御する。
【0141】
具体的には、中継ボード300が、IF2301を介してモータ駆動部2303に上ローラ41a及び下ローラ41bの駆動モータを駆動する駆動パルス信号又はON信号を送信することにより、モータ駆動部2303が受信信号に応じて上ローラ41a及び下ローラ41bを回転駆動する。また、中継ボード300が、駆動パルス信号を停止することにより、又はIF2301を介してモータ駆動部2303にOFF信号を送信することにより、モータ駆動部2303が受信信号に応じて上ローラ41a及び下ローラ41bの回転を停止する。
【0142】
また、中継ボード300が、IF2301を介して上ローラヒータ2201を制御するために上ヒータ駆動部2304にON/OFF信号を送信することにより、上ヒータ駆動部2304が受信信号に応じて上ローラヒータ2201を駆動又は停止する。これにより、上ローラ41aに熱を加えて上ローラ41aの温度を制御する。また、中継ボード300が、IF2301を介して下ローラヒータ2203を制御するための下ヒータ駆動部2305に対しON/OFF信号を送信することにより、下ヒータ駆動部2305が受信信号に応じて下ローラヒータ2203を駆動/停止する。これにより、下ローラ41bに熱を加えて下ローラ41bの温度を制御する。
【0143】
ここで、中継ボード300上のCPU301は、上ヒータ駆動部2304をON/OFFするために、上ローラ41aの温度を監視する上サーミスタ2202の検出結果を、上サーミスタ入力部2306を介してアナログ信号で受信する。そして、CPU301は、この受信信号に基づいて上ヒータ駆動部2304にON/OFF信号を送信して上ヒータ駆動部2304をON/OFF制御する。また同様に、CPU301は、下ヒータ駆動部2305をON/OFFするために、下ローラ41bの温度を監視する下サーミスタ2204の検出結果を、下サーミスタ入力部2307を介してアナログ信号で受信する。そして、CPU301は、この受信信号に基づいて下ヒータ駆動部2305にON/OFF信号を送信して下ヒータ駆動部2305をON/OFF制御する。
【0144】
次に、図24を用いて、図22の定着ユニット40の定着ローラ対41、及び図23の定着ドライバユニット2300の制御処理について説明をする。
【0145】
図24は、特定ユニット100、中継ボード300、及び定着ドライバユニット2300の制御関係を示す図である。本説明においては、特定ユニット100、中継ボード300、及び定着ドライバユニット2300が互いに通信しながら用紙へのトナー定着処理を行うものとする。
【0146】
特定ユニット100は、画像形成装置1におけるユーザの所定の操作によってコピー開始の指示を受けると、定着温調開始を指示する定着温調開始コマンドを中継ボード300に送信する(ステップS2401)。中継ボード300は、定着音調開始コマンドを受信すると定着ドライバユニット2300の上ヒータ駆動部2304及び下ヒータ駆動部2305に対しヒータON信号を送信する(ステップS2402)。上ヒータ駆動部2304及び下ヒータ駆動部2305はヒータON信号に応答して上ローラヒータ2201及び下ローラヒータ2203を駆動する。
【0147】
次いで、用紙を搬送するために、特定ユニット100は、中継ボード300に、定着ローラ対41の回転駆動開始を指示する回転駆動開始コマンドを送信する(ステップS2403)。中継ボード300は、回転駆動開始コマンドを受信すると定着ドライバユニット2300のモータ駆動部2303に対し、駆動モータを駆動するための駆動パルス信号或いはON信号を送信して、上ローラ41a及び下ローラ41bを回転駆動する(S2404)。その後、定着ローラ対41の温調が完了しているか否かを監視するために、中継ボード300は、上サーミスタ2202及び下サーミスタ2204による上ローラ41a及び下ローラ41bの表面温度の検出結果を、上サーミスタ入力部2306及び下サーミスタ入力部2307を介してアナログ信号で受信して、上ローラ41a及び下ローラ41bの表面温度を監視する(ステップS2405)。
【0148】
中継ボード300は、ステップS2405の温度監視によって上サーミスタ2202及び下サーミスタ2204の温度が安定したことを検知すると、特定ユニット100に対して、温調温度が安定したことを示す温調安定コマンドを送信する(ステップS2406)。温調安定コマンドを受信した特定ユニット100は、画像形成部10や給紙ユニット20、中間転写ユニット30等のドライバユニット500に対して所定のコマンドを送信して用紙搬送を開始し、定着ユニット40を介してトナーを用紙に定着させる。
【0149】
ユーザによって指定された全ての用紙に対してトナー定着が行われて全ての用紙が排出されると、コピー動作を終了させるために、特定ユニット100は、中継ボード300に対して、定着温調停止を指示する定着温調停止コマンドを送信する(ステップS2407)。中継ボード300は、定着温調停止コマンドを受信すると定着ドライバユニット2300の上ヒータ駆動部2304及び下ヒータ駆動部2305に対してヒータOFF信号を送信する(ステップS2408)。上ヒータ駆動部2304及び下ヒータ駆動部2305は、ヒータOFF信号に応答して上ローラヒータ2201及び下ローラヒータ2203を夫々停止する。また、定着ローラ対41の回転駆動を停止させるために、特定ユニット100は、中継ボード300に対して、定着ローラ対41の回転駆動停止を指示す回転駆動停止コマンドを送信する(ステップS2409)。中継ボード300は、回転駆動停止コマンドを受信すると、定着ドライバユニット2300のモータ駆動部2303に対する駆動モータの駆動パルス信号の出力を停止し、或いはモータ駆動部2303に対してOFF信号を送信し、上ローラ41a及び下ローラ41bの回転駆動を停止する(ステップS2410)。その後、特定ユニット100は、他のユニットに対しても同様の処理を行い、全ての後処理が終わった後にユーザに対してコピー終了を通知する。
【0150】
次いで、定着ユニット40の装置構成において、上述の図22に示すローラ定着器を図25に示すベルト定着器に変更した場合に特定ユニット100及び中継ボード300が実行する制御について具体的に説明する。
【0151】
図25は、図22のローラ定着器に代えて定着ユニット40に搭載するベルト定着器の構成を示す図である。
【0152】
図25に示すように、ベルト定着器2500は、上ローラ2501と下ベルト2504とから構成され、上ローラ2501の回転駆動及び逆方向への下ベルト2504の回転駆動により用紙を搬送する。また、上ローラ2501の内部には熱源として上ローラヒータ2502が配置されており、上サーミスタ2503で温度を監視しながら熱量を制御することで上ローラ2501に熱を加えて所望の温度に調整する。
【0153】
下ベルト2504は、3つのローラ2505,2508,2509に張架されており、駆動ローラ2505の回転駆動により残り2つのローラ2508,2509は従動回転し、下ベルト2504自体が回転する。駆動ローラ2505の内部には熱源として下ヒータ2506が配置されており、下サーミスタ2507で温度を監視しながら熱量を制御することでローラ2505に熱を加えて所望の温度に調整する。所望の温度に加熱されたローラ2505が回転して下ベルト2504を回転駆動させることにより、下ベルト2504に熱を伝えて下ベルト2504を所望の温度に加熱する。ベルト定着器2500は、上ローラ2501及び下ベルト2504に熱を加えて上ローラ2501及び下ベルト2504を回転駆動し、上ローラ2501及び下ベルト2504間に用紙を挟んで搬送することにより用紙上に載ったトナーを溶かして用紙に定着させる。
【0154】
図26及び図27は、図25のベルト定着器2500を制御するドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【0155】
図26に示す上定着ドライバユニット2600は、ベルト定着器2500の上定着部(上ローラ2501、上ローラヒータ2502、及び上サーミスタ2503)を制御するドライバユニットであり、中継ボード300と束線2606を介して接続されている。上定着ドライバユニット2600は、束線2606を介して上定着ドライバユニット2600上のIF部2601によって各種信号を送受信する。DIPSW2602は、ID設定手段として上定着ドライバユニット2600が上定着ドライバであることを示すためのスイッチであり、例えば、[2]を示す情報を中継ボード300に通知している。中継ボード300からは各種信号が送信され、上定着ドライバユニット2600は、この信号に基づいてベルト定着器2500の上定着部を駆動制御する。
【0156】
具体的には、中継ボード300が、IF2601を介して上モータ駆動部2603に対し、上ローラ2501の駆動モータを駆動する駆動パルス信号或いはON信号を送信することにより、上モータ駆動部2603が受信信号に応じて上ローラ2501を回転駆動する。また、中継ボード300が駆動パルス信号を停止することにより、又はIF2601を介して上モータ駆動部2603にOFF信号を送信することにより、上モータ駆動部2603が受信信号に応じて上ローラ2501の回転駆動を停止する。
【0157】
また、中継ボード300が、IF2601を介して上ローラヒータ2502を制御するために上ヒータ駆動部2604に対し、ON/OFF信号を送信することにより、上ヒータ駆動部2604が受信信号に応じて上ローラヒータ2502を駆動/停止する。これにより、上ローラ2501に熱を加えて上ローラ2501の温度を制御する。
【0158】
ここで、中継ボード300上のCPU301は、上ヒータ駆動部2604をON/OFFするために、上ローラ2501の温度を監視する上サーミスタ2503の検出結果を、上サーミスタ入力部2605を介してアナログ信号で受信する。そして、CPU301は、この受信信号に基づいて上モータ駆動部2603にON/OFF信号を送信して上モータ駆動部2603をON/OFF制御する。
【0159】
図27に示す下ベルトドライバユニット2700は、ベルト定着器2500の下ベルトユニット(下ベルト2504、ローラ2505,2508,2509、下ヒータ2506、及び下サーミスタ2507)を制御するドライバユニットであり、中継ボード300と束線2707を介して接続されている。下ベルトドライバユニット2700は、束線2707を介して下ベルトドライバユニット2700上のIF部2701によって各種信号を送受信する。DIPSW2702は、ID設定手段として下ベルトドライバユニット2700が下ベルトドライバであることを示すためのスイッチであり、例えば、[3]を示す情報を中継ボード300に通知している。中継ボード300からは各種信号が送信され、下ベルトドライバユニット2700は、この信号に基づいてベルト定着器2500の下ベルトユニットを駆動制御する。
【0160】
具体的には、中継ボード300が、IF2701を介して下モータ駆動部2703に対し、駆動ローラ2505の駆動モータを駆動する駆動パルス信号或いはON信号を送信することにより、下モータ駆動部2703が受信信号に応じて駆動ローラ2505を回転駆動し、下ベルト2504を回転させる。また、中継ボード300が駆動パルス信号を停止することにより、或いはIF2701を介して下モータ駆動部2703にOFF信号を送信することにより、下モータ駆動部2703が受信信号に応じて駆動ローラ2505の回転駆動を停止し、下ベルト2504の回転を止める。
【0161】
また、中継ボード300が、IF2701を介して下ヒータ2506を制御するために下ヒータ駆動部2704に対し、ON/OFF信号を送信することにより、下ヒータ駆動部2704が受信信号に応じて下ヒータ2506を駆動/停止する。これにより、駆動ローラ2505に熱を加える。駆動ローラ2505に熱を加えた状態で、駆動ローラ2505を回転駆動すると、下ベルト2504が回転し、下ベルト2504全体に熱が伝達される。
【0162】
ここで、中継ボード300上のCPU301は、下ヒータ駆動部2704をON/OFFするために、駆動ローラ2505の温度を監視する下サーミスタ2507の検出結果を、下サーミスタ入力部2705を介してアナログ信号で受信する。そして、CPU301は、この受信信号に基づいて下モータ駆動部2703にON/OFF信号を送信して下モータ駆動部2703をON/OFF制御する。
【0163】
また、ベルト定着器2500において、下ベルト2504を含んだ下ベルトユニットは、下ベルトユニットを移動させることにより、上ローラ2501に対して接触状態及び非接触状態にすることができるように構成されている。下ベルトユニットは、中継ボード300から下ベルトドライバユニット2700の脱着モータ駆動部2706に対してON/OFF信号を入力することにより、上ローラ2501に対して接触状態/非接触状態に制御することができる。
【0164】
次に、図28を用いて、図25の定着ユニット40のベルト定着器2500、図26の上定着ドライバユニット2600、及び図27の下ベルトドライバユニット2700の制御処理について説明をする。
【0165】
図28は、特定ユニット100、中継ボード300、上定着ドライバユニット2600、及び下ベルトドライバユニット2700の制御関係を示す図である。本説明においては、特定ユニット100、中継ボード300、上定着ドライバユニット(ドライバユニットA)2600、及び下ベルトドライバユニット(ドライバユニットB)2700が互いに通信しながら用紙へのトナー定着処理を行っているものとする。
【0166】
特定ユニット100は、画像形成装置1におけるユーザの所定の操作によってコピー開始の指示を受けると、定着温調開始を指示す定着温調開始コマンドを中継ボード300に対して送信する(ステップS2801)。中継ボード300は、定着温調開始コマンドを受信するとドライバユニットA2600の上ヒータ駆動部2604に対しヒータON信号を送信すると共に(ステップS2802)、ドライバユニットB2700の下ヒータ駆動部2704に対しヒータON信号を送信する(ステップS2803)。ドライバユニットA2600の上ヒータ駆動部2604は、ヒータON信号に応答して上ローラヒータ2502を駆動する。また、ドライバユニットB2700の下ヒータ駆動部2704は、ヒータON信号に応答して下ローラヒータ2506を駆動する。
【0167】
次いで、用紙を搬送するために、特定ユニット100は、中継ボード300に対して、ベルト定着器2500の駆動ローラの回転駆動開始を指示する回転駆動開始コマンドを送信する(ステップS2804)。中継ボード300は、回転駆動開始コマンドを受信すると、ドライバユニットA2600の上モータ駆動部2603に対し、その駆動モータを駆動するための駆動パルス信号或いはON信号を送信して、上ローラ2501を回転駆動する(ステップS2805)。加えて、中継ボード300は、ドライバユニットB2700の下モータ駆動部2703に対し、その駆動モータを駆動する駆動パルス信号或いはON信号を送信して、駆動ローラ2505を回転駆動する(ステップS2806)。この駆動ローラ2505の回転駆動により、従動ローラ2509,2508が一緒に回転し、下ベルト2504が回転する。また、画像形成装置1において、上ローラ2501と下ベルト2504は、コピー処理時以外は非接触状態にあるため、中継ボード300は、ドライバユニットB2700の脱着モータ駆動部2706に対し、下ベルト2504を接触状態にするON信号を送信する(ステップS2807)。これにより、下ベルト2504が上昇し、上ローラ2501に対して所定圧力で接触する。
【0168】
その後、上ローラ2501の温調が完了しているか否かを監視するために、中継ボード300は、上サーミスタ2503による上ローラ2501の表面温度の検出結果を、上サーミスタ入力部2605を介してアナログ信号で受信して、上ローラ2501の表面温度を監視する(ステップS2808)。同様に、下ベルト2504の温調が完了しているか否かを監視するために、中継ボード300は、下サーミスタ2507による駆動ローラ2505の表面温度の検出結果を、下サーミスタ入力部2705を介してアナログ信号で受信して、駆動ローラ2505の表面温度を監視する(ステップS2809)。
【0169】
中継ボード300は、ステップS2808,S2809の温度監視によって上サーミスタ2503及び下サーミスタ2507の温度が安定したことを検知すると、特定ユニット100に対して、温調温度が安定したことを示す温調安定コマンドを送信する(ステップS2810)。温調安定コマンドを受信した特定ユニット100は、画像形成部10や給紙ユニット20、中間転写ユニット30等のドライバユニット500に対して所定のコマンドを送信して用紙搬送を開始し、定着ユニット40を介してトナーを用紙に定着させる。
【0170】
ユーザによって指定された全ての用紙に対してトナー定着が行われて全ての用紙が排出されると、コピー動作を終了させるために、特定ユニット100は、中継ボード300に対して、定着温調停止を指示する定着温調停止コマンドを送信する(ステップS2811)。中継ボード300は、定着温調停止コマンドを受信するとドライバユニットA2600の上ヒータ駆動部2604に対しヒータOFF信号を送信し(ステップS2812)、ドライバユニットB2700の下ヒータ駆動部2704に対しヒータOFF信号を送信する(ステップS2813)。上ヒータ駆動部2604及び下ヒータ駆動部2704は、ヒータOFF信号に応答して上ローラヒータ2502及び下ヒータ2506を夫々停止する。
【0171】
また上ローラ2501及び下ベルト2504の回転駆動を停止させるために、特定ユニット100は、中継ボード300に対して、上ローラ2501及び下ベルト2504の回転駆動停止を指示する回転駆動停止コマンドを送信する(ステップS2814)。中継ボード300は、回転駆動停止コマンドを受信すると、ドライバユニットA2600の上モータ駆動部2603に対する駆動モータの駆動パルス信号の出力を停止し、或いは上モータ駆動部2603に対してOFF信号を送信し、上ローラ2501の回転駆動を停止する(ステップS2815)。加えて、中継ボード300は、ドライバユニットB2700の下モータ駆動部2703に対する駆動モータの駆動パルス信号の出力を停止し、或いは下モータ駆動部2703に対してOFF信号を送信し、駆動ローラ2505の回転駆動を停止する(ステップS2816)。この駆動ローラ2505の回転駆動の停止に伴い、従動ローラ2508,2509が停止し、下ベルト2504の回転駆動が停止する。また、画像形成装置1において、上ローラ2501と下ベルト2504は、コピー処理時以外は非接触状態にするため、中継ボード300は、ドライバユニットB2700の脱着モータ駆動部2706に対し、ベルトユニットを非接触状態にするOFF信号を送信する(ステップS2817)。これにより、下ベルト2504が下降し、上ローラ2501に対して非接触になる。その後、特定ユニット100は、他のユニットに対しても同様の処理を行い、全ての後処理が終わった後にユーザに対してコピー終了を通知する。
【0172】
上述の図22〜図28においては、ドライバユニットの構成や数が変わっても特定ユニット100が中継ボード300に対して送信する指示(図24のステップS2401、S2403,S2406,S2407,S2409に対する、図28のステップS2801、S2804,S2810,S2811,S2814)は変わらないものとしている。しかしながら、特定ユニット100と中継ボード300の制御関係をこれに限るものではない。例えば、特定ユニット100が中継ボード300に対して、上記図24又は図28の処理の開始を指示する定着制御開始指示のみを出し、以降の制御を中継ボード300に委譲し、特定ユニット100が、定着制御停止指示を中継ボード300に出すことで、中継ボード300における制御を終了するようにしてもよい。この場合、中継ボード300は、特定ユニット100から定着制御開始指示を受けると、図24のステップS2401以降の処理、又は図28のステップS2801以降の処理を実行し、特定ユニット100から定着制御停止指示を受けることによりこの処理を終了する。
【0173】
上述のように、本実施の形態に係る制御装置によれば、本体装置(画像形成装置1)の構成要素を機能別に分割して制御単位である複数の機能ユニットを形成し、機能ユニットの各ドライバユニットが、中継ボードの備える複数の共通のインターフェースを通じて接続される。このため、本制御装置は、特定ユニット及び中継ボードの構成を変更することなく、制御する機能ユニットとして任意の機能ユニットを接続することができる。従って、本制御装置は、本体装置の機能ユニットを変更しても変更後の本体装置の制御装置として容易に流用することができる。 具体的には、複数種類の本体装置間で、共通の中継ボードや特定ユニット、ドライバユニットの流用が容易となる。これにより、本体装置における機能ユニット毎の開発や、他の本体装置の機能ユニットの流用が容易となり、本体装置の開発効率の向上が図れると共に、本体装置トータルの開発費用を低減することができる。
【0174】
また、本実施の形態に係る制御装置は、中継ボードに接続されるドライバユニットが備える識別情報に基づいて、このドライバユニットの制御内容を変更するので、機能ユニットが複数接続されている場合においても、各機能ユニットを適切に制御することができる。
【0175】
また、本体装置において機能ユニットの追加や削除等により本体装置内のユニット構成を変更する場合には、制御装置において、変更する機能ユニットのドライバユニットのみを変更すればよく、変更後の本体装置用に新たに制御装置を作成する煩わしさを解消することができる。また、たとえドライバユニットを変更することにより制御装置の構成が予め決められた構成以外の構成になっても、特定ユニット又は中継ボードの制御プログラムを変更するだけで、変更後の本体装置を適切に制御することができ、特定ユニット又は中継ボード以下の階層のユニットの制御プログラムを変更する必要がない。更に、機能ユニットが変更になっても、特定ユニット及び中継ボードを変更する必要がなく、特定ユニット又は中継ボードに変更後のドライバユニットの制御プログラムが存在する場合は、特定ユニット又は中継ボードのプログラムさえも変更する必要がない。また、中継ボードに変更後のドライバユニットの制御プログラムが無い場合は、このプログラムを特定ユニットからダウンロードすることができるため、他ユニットの変更をする必要がない。
【0176】
本実施の形態に係る制御装置によれば、中継ボードは、複数のドライバユニットの制御プログラムを持つので、複数のドライバユニットのどのユニットが中継ボードに接続されても制御することができる。このため、装置の組立や、ユーザによる機能ユニットの交換時における作業を少なくすることができる。例えば、1つの中継ボード内に、転写ユニットを制御するプログラムと、定着ユニットを制御するプログラムが格納されている場合は、接続されるドライバユニットに応じたプログラムにより制御をする。
【0177】
また、中継ボードは、複数のドライバユニットを同時に接続することができるので、例えば、1つの機能ユニットで構成される定着ユニットを、2つの機能ユニットで構成される定着ユニットに変更しても、中継ボード及び特定ユニットの構成を変更する必要がなく、特定ユニットの中継ボードを制御するプログラムを変更する必要もなくなる。
【0178】
また、特定ユニットはタイミング等のコマンドを中継ボードに送信し、中継ボードにおいては、特定ユニットからのコマンドに基づいて一連の処理を実行するので、中継ボードより下層の機能ユニットの基板構成や機能が変化しても、特定ユニットからのコマンドは変わらない。また、中継ボード上で実行されるプログラムを変更し、その複雑度を増しても、特定ユニットから送信されるコマンド等に大きな変更を加える必要は無い。これにより、特定ユニット上のプログラムが簡素化され、メンテナンス等が容易になる。
【0179】
また、中継ボード上で機能ユニットの制御処理を実行するため、機能ユニットの変更に伴い中継ボード以下の階層における制御内容が変更しても特定ユニットの制御内容を変える必要がない。
【0180】
尚、本実施の形態に係る制御装置は、特定ユニット、中継ボード、及びドライバユニットを夫々個別に備えるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、本体装置のいずれか1つのドライバユニットが、特定ユニット及び/又は中継ボードを備えるものであってもよい。
【0181】
また、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0182】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0183】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0184】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0185】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0186】
【図1】本発明の実施の形態に係る制御装置を備える本体装置としての画像形成装置の要部断面図である。
【図2】図1の画像形成装置における光学系の外略構成を示す断面図である。
【図3】ADFを用いた図2の光学系の概略構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4の制御装置の中継ボード及びドライバユニットの概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5の中継ボードとドライバユニット間で送受信するI/F信号を示す図であり、図6(A)は中継ボードからドライバユニットに送信される信号を示す図であり、図6(B)はドライバユニットから中継ボードに送信される信号を示す図である。
【図7】ドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【図8】中継ボードにおいて実行される接続されるユニットのIDに応じたI/Fの制御処理について説明するブロック図である。
【図9】図4の制御装置における高圧制御用整合ユニットの概略構成を示すブロック図である。
【図10】図4の制御装置における高圧電源機能ユニットの概略構成を示すブロック図である。
【図11】外部構成として図1の画像形成装置に装着するペーパーデッキの第1の構成例を示す図である。
【図12】外部構成として図1の画像形成装置に装着するペーパーデッキの第2の構成例を示す図である。
【図13】外部構成として図1の画像形成装置に装着するペーパーデッキの第3の構成例を示す図である。
【図14】図4の特定ユニットと中継ボードの制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図15】図14の特定ユニットが有する制御プログラムを示す図である。
【図16】図14の中継ボードが有するプログラムエリアを示す図である。
【図17】図4の特定ユニット、中継ボード、及びドライバユニットの制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図18】図17の特定ユニットが有するプログラムを示す図である。
【図19】図17の中継ボードが有するプログラムを示す図である。
【図20】図4の特定ユニットが実装されているCPUによって実行する処理のフローチャートである。
【図21】図4の中継ボードが実装されているCPUによって実行する処理のフローチャートである。
【図22】図1の画像形成装置の定着ユニットにおけるローラ定着器の構成を示す図である。
【図23】図22の定着ローラ対を制御するドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【図24】図4の特定ユニット、中継ボード、及び図23の定着ドライバユニットの制御関係を示す図である。
【図25】図22のローラ定着器に代えて定着ユニットに搭載するベルト定着器の構成を示す図である。
【図26】図25のベルト定着器を制御するドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【図27】図25のベルト定着器を制御するドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【図28】図4の特定ユニット、中継ボード、図26の上定着ドライバユニット、及び図27の下ベルトドライバユニッの制御関係を示す図である。
【符号の説明】
【0187】
1 画像形成装置
10 画像形成部
20 給紙ユニット
30 中間転写ユニット
40 定着ユニット
80 制御装置
100 特定ユニット
300 中継ボード
500 ドライバユニット
2300 定着ドライバユニット
2600 上定着ドライバユニット
2700 下ベルトドライバユニット




 

 


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