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カメラ装置 - キヤノン株式会社
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発明の名称 カメラ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−24997(P2007−24997A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203636(P2005−203636)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
発明者 清田 真人
要約 課題
カメラボディの大きさを変えることなく被写体像の入射方向を変更することができるカメラ装置を提供する。

解決手段
カメラ装置は、略直方体のカメラボディ1と、カメラボディ1の上部に設けられた後述する鏡筒ユニット30と、カメラボディ1に2軸構造により回転可能に支持され、撮像素子に取り込まれた被写体の像を表示する表示モニタ7とを備える。鏡筒ユニット30は、第2の被写体の像を第1のレンズ群2に向けて反射させるべく所定の光軸上に進退自在に配される反射ミラー3と、図示しないモータの駆動により所定の光軸方向に移動可能に設けられた断面略コの字型のスライドカバー8とを備える。スライドカバー8は、反射ミラー3を所定の光軸上に侵入した第1の撮影位置と、所定の光軸上から退出した第2の撮影位置との間で進退させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
被写体像を取り込む撮像手段と、第1の被写体の像を所定の光軸に沿って前記撮像手段に導くレンズ群を有する鏡筒ユニットを備えるカメラ装置において、
前記鏡筒ユニットは、第2の被写体の像を前記レンズ群に向けて反射させるべく前記所定の光軸上に進退自在に配される反射部材と、
前記反射部材を前記所定の光軸上に進入した第1の撮影位置と前記所定の光軸から退出した第2の撮影位置との間で進退させる進退手段とを備えることを特徴とするカメラ装置。
【請求項2】
前記反射部材は、前記第1の撮影位置と前記第2の撮影位置との間で進退するように回動可能に支持されることを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記鏡筒ユニットは、回動可能に支持された他のレンズ群を備え、
前記他のレンズ群は、前記反射部材が前記第1の撮影位置にあるときは前記第2の被写体の像を前記反射部材に導き、前記反射部材が前記第2の撮影位置にあるときは前記第1の被写体の像を前記レンズ群に導くことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ装置。
【請求項4】
前記他のレンズ群の光軸は、前記反射部材が前記第2の撮影位置にあるときは、前記レンズ群の光軸と一致していることを特徴とする請求項3記載のカメラ装置。
【請求項5】
少なくとも1つの回転軸を介して回転可能に支持され、前記撮像手段に取り込まれた被写体像を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカメラ装置。
【請求項6】
前記第1の撮影位置における前記鏡筒ユニットの外形形状は、前記第2の撮影位置における前記鏡筒ユニットの外形形状とほぼ同一であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカメラ装置。
【請求項7】
前記反射部材が前記第1の撮影位置であるときに前記第2の被写体の像を照射し、前記反射部材が前記第2の撮影位置であるときに前記第1の被写体の像を照射する照射手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカメラ装置。
【請求項8】
前記進退手段は、前記所定の光軸方向に移動可能に設けられ、前記反射部材と係合する第1の係合部材と、前記他のレンズ群と係合する第2の係合部材とを有することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載のカメラ装置。
【請求項9】
回転可能に設けられ、回転位置に応じて前記第1の撮影位置又は前記第2の撮影位置のいずれか一方を選択する選択レバーと、前記選択レバーの回転に応じて回転するように設けられ、前記回転位置に応じて被写体像のズーム作動を行うズームレバーとを備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカメラ装置。
【請求項10】
前記選択レバーは、前記第1の撮影位置では静止画撮影モードを設定し、前記第2の撮影位置であるときは動画撮影モードを設定することを特徴とする請求項9記載のカメラ装置。
【請求項11】
前記第1の撮影位置において被写体像を取り込む第1の開口部と、前記第2の撮影位置において被写体像を取り込む第2の開口部とが設けられ、
前記進退手段は、前記第2の撮影位置において前記第1の開口部及び前記反射部材を覆うカバー部材を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のカメラ装置。
【請求項12】
被写体像を取り込む撮像手段と、第1の被写体の像を所定の光軸に沿って前記撮像手段に導くレンズ群を有する鏡筒ユニットとを備え、当該鏡筒ユニットが、第2の被写体の像を前記レンズ群に向けて反射させるべく前記所定の光軸上に進退自在に配される反射部材とを有するカメラ装置の制御方法において、
前記反射部材を前記所定の光軸上に進入した第1の撮影状態と前記所定の光軸から退出した第2の撮影状態とを切り換える切り換えステップを有することを特徴とする制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ装置に関し、特に、静止画と動画の両方を撮影することが可能なカメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カメラ装置としてのデジタルスチルカメラは、従来の銀塩フィルムを用いて撮影するスチルカメラと同様に、主に静止画を撮影するためにデザインされた略直方体のカメラボディと、該カメラボディの最も広い面において被写体と対向するように設けられたレンズとを備える。このデジタルスチルカメラは、上記カメラボディを両手で保持することで、いわゆる手振れを防ぐために最適な保持状態を得ることができる構造となっている。
【0003】
一方、他のカメラ装置として、主に動画を撮影するためのデジタルビデオカメラでは、略直方体のカメラボディと、該カメラボディの最も狭い面において被写体と対向するように設けられたレンズとを備える構造が一般的である。
【0004】
ここで、近年のデジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラでは、静止画と動画の両方を撮影する機能を有するものが知られており、被写体や撮影状況によっては撮影者の片手を伸ばして撮影したい場合もあり、被写体の撮影状況に応じて撮影者のカメラボディの保持方法を変更する必要があるが、カメラボディに対するレンズの向きは一定であり、カメラボディの保持方法を変更できないのが通常であった。
【0005】
このような問題を解消するべく、特許文献1では、偏平形状を有するカメラボディと、被写体に対して水平方向に回動自在に取付けられ、その左右両側部にテレ用とワイド用の2種類の撮影レンズを有する撮像ユニットとを備えるデジタルスチルカメラにおいて、カメラボディを固定した状態で撮像ユニットをカメラボディに対して回転することにより、左右両方向に撮影方向を切り換える方法が提案されている。このデジタルスチルカメラによれば、撮影状態に応じてカメラボディの保持方法を変更することが可能である。
【0006】
また、特許文献2では、薄型スクエア形状を有するカメラ本体と、縦(上下)方向に配置され、カメラ本体に回転自在に支持された鏡筒ユニットと、鏡筒ユニットの内部に配設された屈曲光学系と、鏡筒ユニットの内部において屈曲光学系の被写体像の結像位置に配設されたCCD受光素子とを備えるデジタルカメラにおいて、鏡筒ユニットをカメラ本体に対して回転することにより、屈曲光学系及びCCD受光素子が鏡筒ユニットと共に一体的に回転させる方法が提案されている。このデジタルカメラによれば、屈曲光学系を採用することにより、撮影方向を変更する場合であっても鏡筒ユニットがカメラ本体から張り出さず、カメラ本体のコンパクト性を維持することが可能である。
【特許文献1】特開平10−285440号公報
【特許文献2】特開2004−254185号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1記載のデジタルスチルカメラでは、撮像ユニット、すなわち光学系全体をカメラ本体に対して回転させる必要がある為、撮影状態によっては光学系がカメラ本体から張り出す場合があり、カメラボディのコンパクト性に欠けるという問題点がある。
【0008】
また、上記特許文献2記載のデジタルカメラでは、撮影方向を変えるためにはCCD受光素子等を含む鏡筒ユニット全体を回転させなければならず、鏡筒ユニットが大径化してしまうという問題点がある。更に、鏡筒ユニットがカメラ本体の縦方向に配置されているため、ズーム倍率を大きくすることにより光学系が長くなった場合は、カメラボディが縦長となり、撮影時に保持しにくくなってしまうという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、カメラボディの大きさを変えることなく被写体像の入射方向を変更することができるカメラ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係るカメラ装置は、被写体像を取り込む撮像手段と、第1の被写体の像を所定の光軸に沿って前記撮像手段に導くレンズ群を有する鏡筒ユニットを備えるカメラ装置において、前記鏡筒ユニットは、第2の被写体の像を前記レンズ群に向けて反射させるべく前記所定の光軸上に進退自在に配される反射部材と、前記反射部材を前記所定の光軸上に進入した第1の撮影位置と、前記所定の光軸から退出した第2の撮影位置との間で進退させる進退手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、鏡筒ユニットは、第2の被写体の像を前記レンズ群に向けて反射させるべく所定の光軸上に進退自在に配される反射部材と、反射部材を所定の光軸上に進入した第1の撮影位置と、所定の光軸から退出した第2の撮影位置との間で進退させる進退手段とを備えるので、鏡筒ユニット全体を回転させることなく反射部材の移動により第1の撮影位置と第2の撮影位置とを相互に切り換えることができ、もってカメラボディの大きさを変えることなく被写体像の入射方向を変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
【0013】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す斜視図であり、(a)は、主に静止画を撮影する場合の第1の撮影位置を示し、(b)は、主に動画を撮影する場合の第2の撮影位置を示す。
【0014】
図1(a)及び(b)において、カメラ装置は、略直方体のカメラボディ1と、カメラボディ1の上部に設けられた後述する鏡筒ユニット30と、カメラボディ1に2軸構造により回転可能に支持され、後述する撮像手段としての撮像素子に取り込まれた被写体の像を表示する表示モニタ7とを備える。
【0015】
表示モニタ7は、カメラボディ1に対して図1(b)中の矢印A方向及び矢印B方向に回転可能であり、主に静止画を撮影する場合はカメラボディ1の側部に収納されており(図1(a))、主に動画を撮影する場合は、矢印A方向又は矢印B方向に所定量、例えば矢印A方向に略90度回転することによりカメラボディ1から張り出した状態で固定される(図1(b))。以下、図1(a)に示す撮影位置を「第1の撮影位置」といい、図1(b)に示す撮影位置を「第2の撮影位置」という。
【0016】
また、カメラ装置は、カメラボディ1の上面に設けられた略円柱形の撮影開始ボタン11と、撮影開始ボタン11と同軸上に回動可能に設けられ、回転位置に応じて第1の撮影位置又は第2の撮影位置のいずれか一方を選択する略円環形状の撮影位置選択レバー10と、撮影位置選択レバー10の回転に応じて回転するように設けられ、回転位置に応じて被写体像のズーム作動を行う略円環形状のズームレバー9とを備える。これにより、第1の撮影位置及び第2の撮影位置における撮影開始ボタン11とズームレバー9とを共用化することが可能であると共に、撮影者によるカメラボディ1の保持方法が変わった場合であってもズーム作動の操作性を損なうことなく被写体を撮影することができる。また、撮影位置の変更によりズーム操作やシャッタ操作の方向が変わらないので、操作性を損なうことが無く、誤操作を低減することができる。
【0017】
撮影位置選択レバー10は、回転位置に応じて後述するスライドカバー8を作動させると共に、第1の撮影位置では静止画撮影モードを設定し、第2の撮影位置では動画撮影モードを設定する。これにより、撮影モードが撮影位置に応じて切替わるので、操作を簡略化でき、敏速に撮影を行うことができる。また、ズームレバー9は、回転位置に応じて後述する第2のレンズ群4を光軸方向に移動させることにより、被写体像のズーム作動を行う。撮影開始ボタン11は、静止画を撮影する第1の撮影位置ではシャッタ動作用スイッチとして、また、動画を撮影する第2の撮影位置では撮影開始及び撮影終了のスイッチとして作用する。これにより、コンパクト性を損なうことなく静止画撮影モードと動画撮影モードの両方に適した撮影スタイルを得ることができる。
【0018】
カメラボディ1内には不図示の制御部が設けられており、撮影位置選択レバー10により選択された静止画撮影モード又は動画撮影モードに応じてカメラ装置内の各種装置が制御される。
【0019】
図2は、図1のカメラ装置を被写体側からみた斜視図であり、(a)は、第1の撮影位置を示し、(b)は、第2の撮影位置を示す。
【0020】
図2(a)又は(b)において、鏡筒ユニット30はカメラボディ1の上部に固定される略直方体のカバー31を有し、カバー31には、その最も大きい一対の面の一方の上部角隅部に設けられた略矩形の第1の開口部1aと、最も小さい一対の面の一方の上部に設けられた第2の開口部1bとが設けられている。第1の撮影位置であるときは、第1の開口部1aを介して第1の被写体の像が鏡筒ユニット30内に取り込まれ、第2の撮影位置であるときは、第2の開口部1bを介して第2の被写体の像が鏡筒ユニット30内に取り込まれる。
【0021】
図3は、図2における鏡筒ユニット30の構成を概略的に示す図であり、(a)は、第1の撮影位置を示す斜視図であり、(b)は、第1の撮影位置における鏡筒ユニット30の上面断面図である。
【0022】
図3(a)及び(b)において、鏡筒ユニット30は、略直方体のカメラボディ1に対して最も長い長辺方向に沿って横置きに配置されている。これにより、後述する複数のレンズ群からなる光学系を備える鏡筒ユニットの全長が長くなった場合であっても、カメラボディを大型化する必要がなく、カメラ装置のコンパクト性を維持することができる。また、鏡筒ユニット30は、カメラボディの高さ方向において表示モニタ7と異なる位置に配設される。これにより、鏡筒ユニット30と表示モニタ7とがカメラボディの高さ方向において重なることがなく、カメラボディ1の厚みの増大を低減することができる。
【0023】
さらに、鏡筒ユニット30は、反射ミラー3の被写体側において不図示の回転軸を介して回動可能に支持され、第1の被写体の像又は第2の被写体の像を取り込む第1のレンズ群(他の光学素子)2と、第2の被写体の像を第1のレンズ群2に向けて反射させるべく所定の光軸上に進退自在に配される反射ミラー(反射部材)3と、第1の被写体又は第2の被写体の像を所定の光軸に沿って後述する撮像素子6に導く第2のレンズ群(光学素子)4と、第2のレンズ群4からの露光量を調節する絞りシャッタ装置5と、絞りシャッタ5と後述する撮像素子6の間において第2のレンズ群4と同軸上に設けられた第3のレンズ群13と、第3のレンズ群13に取り込まれた被写体の像を電気信号に変換する撮像素子6と、図示しないモータの駆動により所定の光軸方向(カメラボディ1の最も長い長辺方向)に移動可能に設けられた断面略コの字型のスライドカバー(切替装置)8と、第1のレンズ群2及び反射ミラー3を夫々図3(b)中の矢印C方向に付勢する図示しない2つのガタ寄せバネとを備える。
【0024】
第1のレンズ群2は、反射ミラー3が第1の撮影位置にあるときは第2の被写体の像を反射ミラー3に導き、反射ミラー3が第2の撮影位置にあるときは第1の被写体の像を第2のレンズ群4に導く。これにより、レンズ設計の自由度が増し、緒収差の低減やズーム倍率の増加が容易となる。
【0025】
反射ミラー3は、第1の撮影位置と第2の撮影位置との間で進退するように回動可能に支持される。また、反射ミラー3は、第1の撮影位置では、第1のレンズ群2により取り込まれた被写体像を略90度に反射するべくカメラボディ1の最も長い長辺方向から略45度の位置に移動し、第2の撮影位置では、カメラボディ1の最も長い長辺方向と平行な位置に移動する。
【0026】
スライドカバー8は、反射ミラー3を所定の光軸上に侵入した第1の撮影位置と、所定の光軸上から退出した第2の撮影位置との間で進退させる。スライドカバー8は、第1のレンズ群2及び第2のレンズ群4の側方において対向するように設けられた一対の壁部(カバー部材)8cと、第1のレンズ群2と係合することにより第1のレンズ群2を矢印C方向と反対方向に回動させる係合部材8aと、反射ミラー3と係合することにより反射ミラー3を回動させる係合部材8bとを有する。
【0027】
また、鏡筒ユニット30には、第1のレンズ群2及び反射ミラー3を夫々所定の位置で支持する図示しない2つの位置決め部が設けられている。
【0028】
ガタ寄せバネにより付勢された第1のレンズ群2は、係合部材8aにより付勢方向と反対方向に押圧されると共に、位置決め部材により所定の位置で支持される。また、ガタ寄せバネにより付勢された反射ミラー3は、係合部材8bにより付勢方向と反対方向に押圧されると共に、位置決め部材により所定の位置で支持される。これにより、第1の開口部1aから第2のレンズ群4までの光路が高精度に維持される。
【0029】
第1の撮影位置における鏡筒ユニット30の外形形状は、第2の撮影位置における鏡筒ユニット30の外形形状と同一である。これにより、カメラボディ1の大きさが変更されず、撮影時におけるカメラボディの保持が容易となる。
【0030】
次に、本実施の形態に係るカメラ装置の撮影時の動作を説明する。
【0031】
先ず、第1の撮影位置(図2(a))では、撮影位置選択レバー10により、静止画を取り込む静止画撮影モードが設定される。第1の開口部1aを介して第1のレンズ群2から取り込まれた第2の被写体の像が、反射ミラー3により略90度に折り曲げられ、第2のレンズ群4、絞りシャッタ装置5、及び第3のレンズ群13を介して撮像素子6に取り込まれる。撮像素子6に取り込まれた第2の被写体の像は表示モニタ7に表示される。次に、任意の画角となるようにズームレバー9を所定の位置まで回動することにより、第2のレンズ群等が図示しないモータで光軸方向に移動する。撮影開始ボタン11が押下されると、絞りシャッタ装置5により絞りとシャッタが実行され、適切な露光量が撮像素子6に取り込まれて、第2の被写体の撮影が実行される。撮影された被写体の撮影画像は表示モニタ7に表示される。
【0032】
次に、第2の撮影位置におけるカメラ装置の動作を説明する。
【0033】
図4は、図2における鏡筒ユニット30の構成を概略的に示す図であり、(a)は、第2の撮影位置を示す斜視図であり、(b)は、第2の撮影位置における鏡筒ユニット30の上面断面図である。
【0034】
図4(a)及び(b)に示すように、撮影位置選択レバー10は、静止画撮影モードが設定される位置から略90度回転した位置にある。同軸上に設けられたズームレバー9は、撮影位置選択レバー10と一体となって略90度回転するため、撮影位置選択レバー10と同様に、静止画撮影モードが設定される位置から略90度回転した位置にある。この撮影位置選択レバー10により動画を取り込む動画撮影モードが設定される。また、第1のレンズ群2は、第1の撮影位置で固定される位置から90度回転した位置にあり、その光軸が第2のレンズ群の光軸と一致している。また、一対の壁部8cは、第1の開口部1a及び反射ミラー3を覆っている。これにより、動画撮影モードで第1の被写体の像を撮影する際に、鏡筒ユニット30内に生じる内面反射が防止される。
【0035】
この第2の撮影位置では、第2の開口部1bを介して第1のレンズ群2から取り込まれた第1の被写体の像が、第2のレンズ群4、絞りシャッタ装置5、及び第3のレンズ群13を介して撮像素子6に取り込まれる。撮像素子6に取り込まれた第1の被写体の像は表示モニタ7に表示される。これにより、撮影者は撮影位置を確認することができる。撮影開始ボタン11を押下すると、動画の撮影が開始され、ズームレバー9を操作することにより第2のレンズ群4等が図示しないモータなどにより移動し、これにより第1の被写体の像の画角が変化する。撮影開始ボタン11を再度押すと、動画撮影が終了する。
【0036】
次に、第1の撮影位置と第2の撮影位置とが相互に切替わる際のカメラ装置の動作について説明する。
【0037】
撮影位置選択レバー10の動作により動画撮影モードから静止画撮影モードに切替えられた場合は、図示しないモータ等によりスライドレバー8が第2の開口部1bに近づく方向に平行に移動する。係合部材8aがガタ寄せバネにより付勢された第1のレンズ群2を押圧することにより、第1のレンズ群2が図3(b)中の矢印C方向と反対方向に略90度回動し、第1のレンズ群2の光軸が第2のレンズ群の光軸と一致する。また、係合部材8bがガタ寄せバネにより付勢された反射ミラー3を押圧することにより、反射ミラー3が図3(b)中の矢印C方向と反対方向に略45度回動する(図4(b))。その後、スライドカバー8は、第1の開口部1a及び反射ミラー3を一対の壁部3cにより覆う第2の撮影位置まで移動する。撮影開始ボタン11が押下されると、第2の開口部1bを介して被写体の像が取り込まれる。
【0038】
一方、撮影位置選択レバー10の動作により動画撮影モードから静止画撮影モードに切替えられた場合は、スライドレバー8が第2の開口部1bから離れる方向に平行に移動する。第1のレンズ群2は係合部材8aと係合しながら図3(b)中の矢印C方向に略90度回動する。反射ミラー3は係合部材8bと係合しながら図3(b)中の矢印C方向に略45度回動する。その後、スライドカバー8は、第1の開口部1aを開口する位置まで移動する。撮影開始ボタン11が押下されると、第1の開口部1aを介して被写体の像が取り込まれる。
【0039】
上述したように、本実施の形態によれば、鏡筒ユニット30は、第2の被写体の像を第1のレンズ群2に向けて反射させるべく所定の光軸上に進退自在に配される反射ミラー3と、反射ミラー3を所定の光軸上に侵入した第1の撮影位置と所定の光軸上から退出した第2の撮影位置との間で進退させるスライドカバー8とを備えるので、鏡筒ユニット30全体を回転させることなく反射ミラー3の移動により第1の撮影位置と第2の撮影位置とを相互に切り換えることができ、もってカメラボディ1の大きさを変えることなく被写体像の入射方向を変更することができる。
【0040】
また、スライドカバー8は、第2の撮影位置において第1の開口部1a及び反射ミラー3の反射面を覆う一対の壁部3cを有するので、鏡筒ユニット30内に生じる内面反射を防止し、もって光学性能を低下することなくカメラ装置の構造を簡略化することができる。
【0041】
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラ装置の構成を概略的に示す斜視図であり、(a)は、第1の撮影位置を示し、(b)は、第2の撮影位置を示す。
【0042】
本実施の形態では、その構成が本発明の第1の実施の形態と基本的に同じであるため、同じ構成要素については同一の符号を付してその説明を省略し、以下に異なるもののみを説明する。
【0043】
図5(a)及び(b)において、カメラ装置は、カメラボディ1の上部に設けられた鏡筒ユニット50と、鏡筒ユニット50の上部において被写体に光を照射するストロボ等の照射装置12を備える。
【0044】
照射装置12は、第1の開口部1aと同一面上に設けられた第1の照射部12aと、第2の開口部1bと同一面上に設けられた第2の照射部12bとを有し、その照射方向が撮影位置選択レバー10の操作に連動して切替わるように構成されている。
【0045】
照射装置12は、反射ミラー3が第1の撮影位置であるときに第2の被写体の像を照射し、反射ミラー3が第2の撮影位置であるときに第1の被写体の像を照射する。
【0046】
本実施の形態によれば、照射装置12が、反射ミラー3が第1の撮影位置であるときに第2の被写体の像を照射し、反射ミラー3が第2の撮影位置であるときに第1の被写体の像を照射するので、撮像素子6に取り込まれる光量が低い場合であっても被写体を撮影することが可能である。また、光の照射方向が撮影位置選択レバー10の操作に連動して切替えられることにより、操作性を損なうことなく被写体を撮影することが可能である。さらに、撮影位置による撮影可能条件に差が生じないので、所望の撮影画像を得ることができる。
【0047】
尚、上記実施の形態では、カメラ装置は、反射ミラー3が第1の撮影位置であるときは、第1の開口部1aを介して第2の被写体の像を鏡筒ユニット30内に取り込み、反射ミラー3が第2の撮影位置であるときは、第2の開口部1bを介して第1の被写体の像を鏡筒ユニット30内に取り込むが、これに限るものではなく、撮影者が反射ミラー8の動作に応じてカメラボディ1を被写体に対して略90度回転させることにより、第1の撮影位置及び第2の撮影位置の両方において一の被写体を鏡筒ユニット30内に取り込んでもよい。これにより、第1の被写体の静止画及び動画を撮影することが可能である。
【0048】
上記実施の形態では、反射ミラー3の被写体側において第1のレンズ群2が設けられているが、これに限るものではなく、反射ミラー3の被写体側に第1のレンズ群2を配置しない構成でもよい。
【0049】
また、上記実施の形態では、撮影位置選択レバー10を所定量回動することにより、静止画撮影モード又は動画撮影モードのいずれかが設定されるが、これに限るものではなく、他の操作により静止画撮影モード又は動画撮影モードのいずれかが設定されてもよい。
【0050】
また、上記実施の形態では、表示モニタ7は、静止画撮影モード又は動画撮影モードのいずれにおいても、図1(b)中の矢印A方向及び矢印B方向に回転自在である。これにより、撮影者が最も見やすい位置に表示モニタ7を配置することができるので、適切なフレーミングを行うことができる。また、動画撮影モードにおいて、表示モニタ7を図1(b)に示す位置から矢印A方向に略180度回転することにより、撮影者自身を表示モニタ7に表示しながら撮影することも可能である。
【0051】
さらに、表示モニタ7はカメラボディ1に2軸構造により回転可能に支持されるが、これに限るものではなく、少なくとも1つの回転軸を介して回転可能に支持されてもよい。
【0052】
上記実施の形態では、第3のレンズ群13は、絞りシャッタ5と撮像素子6の間に設けられているが、これに限るものではなく、ズーム比などの選択により任意の位置に設けられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す斜視図であり、(a)は、主に静止画を撮影する場合の第1の撮影位置を示し、(b)は、主に動画を撮影する場合の第2の撮影位置を示す。
【図2】図1のカメラ装置を被写体側からみた斜視図であり、(a)は、第1の撮影位置を示し、(b)は、第2の撮影位置を示す。
【図3】図2における鏡筒ユニットの構成を概略的に示す図であり、(a)は、第1の撮影位置を示す斜視図であり、(b)は、第1の撮影位置における鏡筒ユニットの上面断面図である。
【図4】図2における鏡筒ユニットの構成を概略的に示す図であり、(a)は、第2の撮影位置を示す斜視図であり、(b)は、第2の撮影位置における鏡筒ユニットの上面断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るカメラ装置の構成を概略的に示す斜視図であり、(a)は、第1の撮影位置を示し、(b)は、第2の撮影位置を示す。
【符号の説明】
【0054】
1 カメラボディ
1a 第1の開口部
1b 第2の開口部
2 第1のレンズ群
3 反射ミラー
4 第2のレンズ群
5 絞りシャッタ
6 撮像素子
8 スライドカバー
8a,8b 係合部材
8c 壁部
9 ズームレバー
10 撮影位置選択レバー
11 撮影開始ボタン
13 第3のレンズ群




 

 


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