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発明の名称 エアー処理装置および画像形成システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17608(P2007−17608A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197629(P2005−197629)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100082337
【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 白潟 二郎 / 長野 敏幸 / 盛 秀樹
要約 課題
複数の事務機器内のエアー処理を一括して行うようにする。

解決手段
エアー処理装置180は、複数の事務機器が接続可能な筐体172と、事務機器内のエアーを筐体内に受け入れ可能に事務機器とエアー処理装置本体とを接続する吸気可変開口108e,108fと、筐体172に設けられ、吸気可変開口108e,108fを介して筐体内に受け入れたエアーの塵埃を除去する塵埃フィルタと、を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の事務機器が接続可能なエアー処理装置本体と、
前記事務機器内のエアーを前記エアー処理装置本体内に受け入れ可能に前記事務機器と前記エアー処理装置本体とを接続する吸引エアーインターフェイスと、
前記エアー処理装置本体に設けられ、前記吸引エアーインターフェイスを介して前記エアー処理装置本体内に受け入れたエアーに処理を施すエアー処理手段と、
を備えたことを特徴とするエアー処理装置。
【請求項2】
前記エアー処理手段が、塵埃を除去する集塵フィルタ、オゾンを除去するオゾン除去フィルタ、臭いを除去する脱臭フィルタの内、少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項1に記載のエアー処理装置。
【請求項3】
前記エアー処理手段がエアーの熱を放出する放熱手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアー処理装置。
【請求項4】
前記エアー処理装置本体に接続された事務機器を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエアー処理装置。
【請求項5】
前記エアー処理装置本体に接続された事務機器と前記エアー処理装置本体との間に設けられ、前記事務機器と前記制御手段との電気信号の授受を行う電気信号インターフェイスを備えたことを特徴とする請求項4に記載のエアー処理装置。
【請求項6】
前記事務機器内のエアーを、前記吸引エアーインターフェイスを通して前記エアー処理装置本体内に吸引する吸引手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエアー処理装置。
【請求項7】
前記吸引手段によって前記事務機器から吸引されるエアーの流量を検知する吸引流量検知手段を備え、
前記吸引手段が、前記吸引流量検知手段による検知に基づいてエアーの流量が所定の流量となるように調節することを特徴とする請求項6に記載のエアー処理装置。
【請求項8】
前記吸引手段によって前記事務機器から吸引されるエアーの流量を検知する吸引流量検知手段を備え、
前記吸引エアーインターフェイスが、エアーが通過する吸引口と、前記吸引口の開口量を調節する吸引開口量調節手段と、を有し、
前記吸引開口量調節手段が、前記吸引流量検知手段による検知に基づいて、エアーの流量が所定の流量となるように前記吸引口の開口量を調節することを特徴とする請求項6に記載のエアー処理装置。
【請求項9】
前記エアー処理装置本体には異なる種類の事務機器が接続可能であり、
前記事務機器から前記エアー処理装置本体内に吸引されるエアーの流量を調節する吸引流量調節手段を有し、
前記エアー処理装置に接続された事務機器に応じた流量となるように前記吸引流量調節手段が吸引されるエアーの流量を調節することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエアー処理装置。
【請求項10】
前記エアー処理装置本体で処理されたエアーを前記事務機器内に供給可能に前記事務機器と前記エアー処理装置本体とを接続する供給エアーインターフェイスを備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のエアー処理装置。
【請求項11】
前記エアー処理装置本体で処理されたエアーを、前記供給エアーインターフェイスを通して前記事務機器内に供給する供給手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のエアー処理装置。
【請求項12】
前記供給手段によって前記事務機器内に供給されるエアーの流量を検知する供給流量検知手段を備え、
前記供給手段が、前記供給流量検知手段による検知に基づいて、所定のエアーの流量となるよう調節することを特徴とする請求項11に記載のエアー処理装置。
【請求項13】
前記供給手段によって前記事務機器内に供給されるエアーの流量を検知する供給流量検知手段を備え、
前記供給エアーインターフェイスが、エアーが通過する供給口と、前記供給口の開口量を調節する供給開口量調節手段と、を有し、
前記供給開口量調節手段が、前記供給流量検知手段による検知に基づいて、所定の流量となるように前記供給口の開口量を調節することを特徴とする請求項11に記載のエアー処理装置。
【請求項14】
前記エアー処理装置本体には異なる種類の事務機器が接続可能であり、
前記事務機器から前記エアー処理装置本体内に供給されるエアーの流量を調節する供給流量調節手段を有し、
前記エアー処理装置本体に接続された事務機器に応じた流量となるように前記供給流量調節手段が供給するエアーの流量を調節することを特徴とする請求項10または11に記載のエアー処理装置。
【請求項15】
前記事務機器として、画像読取装置、画像形成装置、記録紙給送装置、記録紙搬送装置、シート処理装置、及び情報入出力装置の少なくとも2つの装置を選択的に接続可能なことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のエアー処理装置。
【請求項16】
請求項1乃至14のいずれかに記載のエアー処理装置と、
前記事務機器として前記エアー処理装置本体に接続され、記録紙に画像を形成する複数の画像形成装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
【請求項17】
請求項1乃至14のいずれかに記載のエアー処理装置と、
記録紙を給送する記録紙給送装置と、前記記録紙給送装置によって給送された記録紙を搬送する第1の記録紙搬送装置と、前記第1の記録紙搬送装置によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙を搬送する第2の記録紙搬送装置と、前記第2の記録紙搬送装置によって搬送された記録紙に処理を施すシート処理装置と、を有し、
前記画像形成装置の一方の側に前記第1の記録紙搬送装置を介して前記記録紙給送装置が配設され、かつ前記画像形成装置の他方の側に前記第2の記録紙搬送装置を介して前記シート処理装置が配設されて、
前記第1の記録紙搬送装置、前記画像形成装置、前記第2の記録紙搬送装置、及び前記シート処理装置のうちの少なくとも2つの装置が、前記事務機器として、該少なくとも2つの装置の背後で前記エアー処理装置本体と接続していることを特徴とする画像形成システム。
【請求項18】
前記第1の記録紙搬送装置と前記第2の記録紙搬送装置との間で、前記画像形成装置の上方に設けられ、前記第1の記録紙搬送装置によって搬送された記録紙に画像を形成し画像を形成した記録紙を前記第2の記録紙搬送装置に送るための、第2の画像形成装置を有し、前記第2の画像形成装置は前記事務機器として前記エアー処理装置本体に接続されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、事務機器内のエアーを受け入れて塵埃、オゾン、臭い、熱等を除去するエアー処理装置および、画像形成装置とエアー処理装置を有する画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、事務機器の一種である画像形成装置には、装置内のエアー(空気)を排気して、外部からエアーを浄化しながら吸引し、装置内の環境を最適な状態に保持するようになっているタイプのものがある(特許文献1,2)。
【0003】
なお、画像形成装置は、シートに画像を形成するようになっている。また、事務機器には、画像形成装置の他に、画像読取装置、記録紙給送装置、記録紙搬送装置、シート処理装置、及び情報入出力装置などがある。画像読取装置は、原稿を読み取るようになっている。記録紙給送装置は、画像形成装置やシート処理装置に記録紙(シート)を送り込むようになっている。記録紙搬送装置は、記録紙をある装置(例えば、記録紙給送装置)から、他の装置(例えば、画像形成装置)に搬送するようになっている。シート処理装置は、シートやシート束に孔をあけたり、シート束を閉じたり、シートやシート束を折り曲げたりする処理の少なくとも1つの処理をするようになっている。情報入出力装置には、大型のイメージスキャナーやドキュメントサーバ等がある。
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置を図10に示す。この画像形成装置501は、装置内で発生するオゾンを処理するオゾンフィルタ502と排気ファン503とを熱定着装置504の上部に備えて、装置内のエアーのオゾンを除去して、エアーを排出するようになっている。
【0005】
特許文献2に記載の画像形成装置を図11に示す。この画像形成装置511は、装置外の空気(エアー)を集塵用コロナ帯電器512、及びフィルタ513を介して一次帯電用コロナ帯電器514に導き、一次帯電用コロナ帯電器514を清浄化するようになっている。
【0006】
また、画像形成装置以外にも、例えば、大型のイメージスキャナーやドキュメントサーバ等、オフィスで使用される様々な情報入出力装置において、冷却のための装置内への吸気や機外への排気が行われている。
【0007】
【特許文献1】特開2003−140514号公報
【特許文献2】特開平10−186813号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように、現在、オフィスで使用される画像形成装置や様々な情報入出力装置を始めとする事務機器は、個々に排気、吸気等、装置内と装置外との間で、エアーの授受を行うようになっている。
【0009】
また、特許文献1,2に記載の画像形成装置は、排気の処理や吸気の浄化等を、個々の装置で個別に独立して行っている。このため、例えば、排気処理に用いられるフィルタ等は、個々の装置でそれぞれにメンテナンスを行う必要があり、複数台の事務機器を備えているオフィスにおいては、これらの事務機器のメンテナンス作業が煩雑になるという問題があった。
【0010】
本発明は、複数の事務機器内におけるエアーの処理を一括して行うエアー処理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のエアー処理装置は、複数の事務機器が接続可能なエアー処理装置本体と、前記事務機器内のエアーを前記エアー処理装置本体内に受け入れ可能に前記事務機器と前記エアー処理装置本体とを接続する吸引エアーインターフェイスと、前記エアー処理装置本体に設けられ、前記吸引エアーインターフェイスを介して前記エアー処理装置本体内に受け入れたエアーに処理を施すエアー処理手段と、を備えている。
【発明の効果】
【0012】
本発明のエアー処理装置は、複数の事務機器内のエアーを、吸引エアーインターフェイスを通じてエアー処理装置本体内に受け入れて、エアー処理手段によってエアー処理を行うようになっているので、複数の事務機器内のエアー処理を一括して行うことができて、エアー処理手段のメンテナンスが容易になるという効果を奏する。また、オフィスの快適性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態のエアー処理装置を図に基づいて説明する。
【0014】
図1乃至図4に示す第1実施形態のエアー処理装置180と、図5乃至図7に示す第2実施形態の画像形成装置280は、複数の事務機器内のエアーを一括して清浄にしてから排気するようになっている。また、図8、図9に示す第3実施形態のエアー処理装置380は、複数の事務機器内のエアーを一括して浄化処理、放熱処理してから、再度、事務機器内に送り込んで、エアーを循環使用するようになっている。
【0015】
なお、事務機器は、各実施形態のエアー処理装置に接続される共通の装置であるので、エアー処理装置180,280,380の説明の前に一括して説明しておく。
【0016】
事務機器には、画像読取装置53、画像形成装置としてのカラープリンタ51及び白黒プリンタ52、記録紙給送装置としてのペーパデッキ73,74、記録紙搬送装置としてのサイドパネル103,104、シート処理装置としての後処理装置72、及び不図示の情報入出力装置などがある。これらの装置の内部構造の説明は、省略する。
【0017】
図1、図5、図8に示す画像読取装置53は、原稿を高速で読み取るようになっている。図1、図5、図8に示すカラープリンタ51は、電子写真方式でシートにカラートナーによってカラー画像を形成するようになっている。白黒プリンタ52も、電子写真方式でシートに黒トナーによってモノクロ画像を高速で形成するようになっている。カラープリンタ51と白黒プリンタ52は、画像読取装置53からの画像読取信号、あるいはパソコンや他のプリンタなどの他の情報機器から送られてくる画像信号に基づいて、シートにトナー像を形成するようになっている。
【0018】
図1に示すペーパデッキ73,74は、サイズの異なるシートを収納しており、オペレータが外部指示によって選択したシート(記録紙)をカラープリンタ51と白黒プリンタ52とにサイドパネル103を介して選択的に送るようになっている。なお、ペーパデッキ73,74は、サイドパネル103を介さずにカラープリンタ51と白黒プリンタ52にシートを直接送り込むこともできるようになっている。
【0019】
図1、図2に示すサイドパネル103は、ペーパデッキ73,74から送り出されたシートをカラープリンタ51と白黒プリンタ52に送るようになっている。サイドパネル104は、カラープリンタ51と白黒プリンタ52から送り出されたシートを後処理装置72に送るようになっている。
【0020】
後処理装置72は、サイドパネル104から送られてきたシートを直接、或いはシート束にして孔をあける処理、シート束を綴じる処理、シートやシート束を折り曲げる処理、シート束の側面に糊付けを行って結合する処理の少なくとも1つの処理をするようになっている。なお、後処理装置72は、サイドパネル104を介さずにカラープリンタ51と白黒プリンタ52からシートを直接受け取ることもできるようになっている。
【0021】
不図示の情報入出力装置には、大型のイメージスキャナーやドキュメントサーバ等がある。画像形成装置は、シートに画像を形成するようになっている。
【0022】
(第1実施形態のエアー処理装置)
以下、本発明の第1実施形態のエアー処理装置を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0023】
図1は、画像形成システム81の外観斜視図である。画像形成システム81は、エアー処理装置180を有する基体ユニット100に、ペーパデッキ73,74、カラープリンタ51、高速の白黒プリンタ52、及び後処理装置72を接続して形成されている。図2は、基体ユニット100の外観斜視図である。図3は、エアー処理装置180の外観斜視図である。図4は、図3のA−A矢視断面図である。
【0024】
基体ユニット100は、エアー処理装置180に、天面パネル102とサイドパネル103,104と下面パネル105が接続されて形成されている。
【0025】
天面パネル102は、画像形成システム81を操作したり、操作情報を入力したり、画像形成システム81の動作状態を表示したりする操作パネル113を備えている。
【0026】
左右のサイドパネル103,104は、それぞれサイドパネル103,104の左側の事務機器から搬送されてくるシートを受け入れる複数の不図示の用紙搬入孔と、用紙搬入孔から搬入されたシートをサイドパネル103,104の右側の事務機器へ受け渡す複数の用紙搬出孔110とが形成されている。不図示の用紙搬入孔は、サイドパネル103,104の左側部に形成されている。下面パネル105は、ペーパデッキ73,74から後処理装置72へシートを搬送する不図示の水平搬送パスを有している。
【0027】
エアー処理装置180の筐体172には、カラープリンタ51、白黒プリンタ52、後処理装置72、ペーパデッキ73,74、及び高速画像読取装置53等が接続されている。エアー処理装置180は、エアー処理装置180に接続されている事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105とエアー処理装置180自体とを電気的に集中管理する制御手段としてのコントローラ120(図4参照)を有している。コントローラ120は基板121を介して筐体172に設けられている。なお、事務機器毎にコントローラを設けて、コントローラ120は、各事務機器のコントローラと信号の授受を行って、エアー処理装置180のみを管理するようにしてもよい。
【0028】
また、図3、図4に示すエアー処理装置本体を構成する筐体172には、電気信号インターフェイス(以下、単に「インターフェイス」と言う)107a乃至107h,107j,107mが基板121(図4参照)を介して設けられている。また、筐体には、他の不図示の基板によってインターフェイス107k(図4参照)が設けられている。インターフェイス107a乃至107h,107j,107k,107mは、コントローラ120と各事務機器との電気信号の授受を行うとともに、各事務機器を不図示の電源に接続するようになっている。
【0029】
筐体172の左側部172aに設けられたインターフェイス107a,107bは、ペーパデッキ73,74に接続されるようになっている。なお、ペーパデッキ73,74は、筐体172の左側部172aに接続されるようになっている。
【0030】
筐体172の前面部172bに設けられたインターフェイス107cはサイドパネル103に接続され、インターフェイス107d,107eはカラープリンタ51に接続され、インターフェイス107f,107gは白黒プリンタ52に接続され、インターフェイス107hは下面パネル105に接続され、インターフェイス107jはサイドパネル104に接続されるようになっている。
【0031】
筐体172の右側部172cに設けられたインターフェイス107kは、後処理装置72に接続されるようになっている。筐体172の上部172dに設けられたインターフェイス107mは、画像読取装置53に接続されるようになっている。
【0032】
各インターフェイス107a乃至107h,107j,107k,107mには、吸引接続検知手段としての接続検知センサ106a乃至106h,106j,106k,106mが設けられている。これらの接続検知センサは、事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105が接続されているか否かを検知するようになっている。
【0033】
筐体172は、筐体172に接続された各事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105内のエアーを吸引して排出する吸引手段としての排気ファン170(図4参照)を有している。筐体172には、吸引エアーインターフェイスとしての吸気可変開口108a乃至108gが設けられている。吸気可変開口108a乃至108gは、各事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105の排気口に接続されるようになっている。各事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105内のエアーは、排気ファン170の吸引によって、吸気可変開口108a乃至108gを通じて筐体172内に吸引されるようになっている。つまり、吸気可変開口108a乃至108gは各事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105内のエアーを筐体172内に受け入れ可能に各事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105と筐体172とを接続する。吸気可変開口108a乃至108gは開口量を調節できるようになっている。
【0034】
筐体172の前部172bに設けられた吸気可変開口108aはサイドパネル103に接続され、吸気可変開口108b,108cはカラープリンタ51に接続され、吸気可変開口108d,108eは白黒プリンタ51に接続され、吸気可変開口108fはサイドパネル104に接続されるようになっている。筐体172の上部172dに設けられた吸気可変開口108gは画像読取装置53に接続されるようになっている。なお、各吸気可変開口は、接続される事務機器の種類が上記の種類に限定されない。他の事務機器であっても接続されるようになっている。
【0035】
各吸気可変開口108a乃至108gは、筐体172に形成されてエアーが通過する吸引口109a乃至109gと、吸引口109a乃至109gの開口量を調節する開閉扉111a乃至111gとを備えている。なお、開閉扉111a乃至111gは、各々不図示のパルスモータによって所望の開閉角度に開閉するようになっている。開閉扉111a乃至111gと不図示のパルスモータは、吸引開口量調節手段を構成している。また、本実施形態のエアー処理装置180における吸気可変開口108a乃至108gは、全部各事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105が接続されているが、事務機器が接続されていない吸気可変開口がある場合、その吸気可変開口は、開閉扉によって密閉されて、筐体の気密性を高めている。
【0036】
各吸引口109a乃至109gの内側には、各吸引口109a乃至109gから吸引されたエアーの流速を検知する吸引流量検知手段としての風速センサ112が設けられている。また、筐体172の背部172eには、メンテナンス用の開閉扉173が開閉自在に設けられている。開閉扉173には、排気口171が形成されている。排気口171は、エアー処理手段としての塵埃を除去する集塵フィルタ165で覆われている。この集塵フィルタ165は、開閉扉173を開くと交換することができるようになっている。なお、集塵フィルタ165は排気口171に外部から着脱自在に装着されて、開閉扉173を開くことなく交換できるようになっていてもよい。また、集塵フィルタ165の代わりに、オゾン除去フィルタ、脱臭フィルタなどの、エアーを清浄にするフィルタを設けてもよい。集塵フィルタ165の内側には、筐体172の背部172eに設けられた排気ファン170が位置している。
【0037】
排気口171、集塵フィルタ165、排気ファン170は、開閉扉173に設けられ、開閉扉173と一体に開閉されるようになっていてもよい。この場合、排気ファン170や、開閉蓋173を開いた部分から筐体172内のメンテナンスを行うことができる。
【0038】
エアー処理装置の動作を説明する。コントローラ120は、どのインターフェイス107a乃至107h,107j,107k,107mに事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105が接続されているかを、接続検知センサ106a乃至106h,106j,106k,106mの検知動作に基づいて判断する。そして、オペレータによって、図1に示す操作パネル113から、カラー、モノクロ、シートサイズ、シートの後処理、画像形成枚数などが指示されると、コントローラ120は、入力信号に応じて、接続検知センサによって筐体172に接続されていることが予め分かっている各事務機器73,74,51,52,73を選択して作動させる。コントローラ120と、選択した各事務機器との間での制御に関する信号の授受は、選択された装置に接続されたインターフェイス107a乃至107h,107j,107k,107mを通じに行われる。また、コントローラ120は、排気ファン170を作動させる。排気ファン170は、選択された各事務機器内のエアーを吸気可変開口108a乃至108gを介して吸引する。
【0039】
なお、ペーパデッキ73,74内のエアーと、下面パネル105は、サイドパネル103を介して吸気可変開口108aから吸引される。また、後処理装置72内のエアーと、下面パネル105は、サイドパネル104を介して吸気可変開口108fから吸引される。なお、筐体172の左側部172aに吸気可変開口を設け、ペーバーデッキ73、74内のエアーを筐体172内に吸気可変開口を介して直接吸引するようにしてもよい。同様に筐体172の右側部172c若しくは前面部172bの右側に吸気可変開口を設け、後処理装置72内のエアーを筐体172内に吸気可変開口を介して直接吸引するようにしてもよい。
【0040】
そして、コントローラ120は、風速センサ112によって検知されたエアーの風速と開閉扉111a乃至111gの開閉角度(吸引口109a乃至109gの開口量)との積によって、各事務機器から吸引しているエアー流量を算出して、不図示のパルスモータを制御し、開閉扉111a乃至111gの開閉角度を、最適な所定のエアー流量で吸引できる角度に自動的に調節する。
【0041】
事務機器毎の最適なエアー流量(吸引エアー流量)は、コントローラ120に記憶されている。最適なエアー流量は、各事務機器に損傷や動作に支障を与えることなく、かつ、事務機器内のエアーを少しでも多く吸引して、エアーの清浄化を効率よく行える量である。すなわち、エアー流量が多過ぎると、事務機器内の配線を吸引して切断、ショートをさせたり、搬送中のシートを吸引してシートの位置をずらしたり、画像形成装置においては、トナーを吸引してトナー像を不鮮明にしたり、トナーが画像形成装置内に飛散して他の部分に付着し、メンテナンスが行いにくくなるなどの問題が生じる。これらの問題が生じないように、エアー流量を少なくすると、事務機器内のエアーの清浄化を効率よく行うことができないという別の問題が生じる。そこで、最適なエアー流量は、各事務機器に損傷や動作に支障を与えることなく、かつ、エアーの清浄化を効率よく行える量に設定されている。
【0042】
開閉扉111a乃至111gの開閉角度は、パルスモータのパルス数によって検知される。なお、コントローラ120は、排気ファン170の回転速度も制御して、吸引エアー量を調節してもよい。
【0043】
エアー処理装置180は、風速センサ112によって風速を常時検知しているので、連結されたどれかの事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105の排気抵抗が変わった場合でも、開閉扉111a乃至111gの開閉角度を調節することによって、各事務機器にとって最適なエアー流量でエアーの吸引を行うことができる。
【0044】
また、接続される事務機器が別の機器となった場合、接続された機器に応じたエアー流量となるように上述の構成でエアー流量を調整する。いずれの機器が接続されたかを例えば天面パネル102から入力する。そして、その入力情報に基づいて吸引エアー調節手段を構成するコントローラ120や開閉扉111a乃至111g(若しくは排気ファン170)によってエアーの流量を調節する。
【0045】
このようにして、第1実施形態のエアー処理装置180は、筐体172に接続された各事務機器内のエアーを、吸気可変開口108a乃至108gを通じて筐体172内に吸引して、各事務機器内のエアーの浄化処理を1つの集塵フィル165で一括して行うようになっている。
【0046】
このため、エアー処理装置180は、事務機器73,74,103,51,52,104,72,53,105によるオフィス内の空気の汚れを効率よく除去することができて、オフィス内の空気環境を快適にすることができる。特に、従来、事務機器1台当たりの排気エアーによるオフィス内の空気の汚れが僅かであっても、事務機器が複数台集まることによってオフィス内の空気が汚れていたのを、エアー処理装置280が、排気エアーを一括して浄化処理するので、エアーの浄化処理効率を高めて、オフィス内の空気環境を快適にすることができる。
【0047】
しかも、エアー処理装置180は、各事務機器内のエアーを、各事務機にとって最適なエアー流量で吸引するようになっているので、各事務機器内を清浄な状態に常時保持することができて、各事務機器の作動を円滑に行えるようにすることができる。
【0048】
また、ユーザが、従来、事務機器毎に行っていたフィルタのメンテナンスを、1つの集塵フィル165のメンテナンスを行えばよく、集塵フィル165の管理が容易になる。さらに、メンテナンスを容易、かつ速やかに行うことができる。
【0049】
(第2実施形態のエアー処理装置)
以下、本発明の第2実施形態のエアー処理装置を図5乃至図7に基づいて説明する。
【0050】
図5は、画像形成システム82の外観斜視図である。画像形成システム82は、本発明の第2実施形態のエアー処理装置280に、電子写真方式のカラープリンタ51、高速の白黒プリンタ52、及び置き台54の上に配置された高速画像読取装置53を接続して形成されている。図6は、本発明の第2実施形態におけるエアー処理装置280の外観斜視図である。図7は、図6のエアー処理装置280の概略正面断面図である。
【0051】
第2実施形態のエアー処理装置280は、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に、複数の事務機器内のエアーを一括して清浄にしてから排気するようになっている。
【0052】
エアー処理装置280は、エアー処理装置280に接続されている事務機器52,51,53とエアー処理装置280とを電気的に集中管理する制御手段としてのコントローラ220を筐体275内に有している。なお、事務機器52,51,53毎にコントローラを設けて、コントローラ220は、各事務機器事務機器52,51,53のコントローラと信号の授受を行って、エアー処理装置280のみを管理するようにしてもよい。また、コントローラ220と、各事務機器事務機器52,51,53との間での電気信号の授受は、図示しないが、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に、筐体275に設けた不図示の電気信号インターフェイスを通じに行われるようになっている。
【0053】
エアー処理装置本体を構成する筐体275は、画像形成システム82を操作したり、操作情報を入力したり、画像形成システム82の動作状態を表示したりする操作パネル213を備えている。
【0054】
筐体275は、筐体275に接続された各事務機器52,51,53内のエアーを吸引して排出する吸引手段としての排気ファン264を有している。筐体275には、吸引エアーインターフェイスとしての吸気可変開口258a乃至258fが設けられている。吸気可変開口258a乃至258fは、各事務機器52,51,53の排気口に接続されるようになっている。各事務機器52,51,53内のエアーは、排気ファン264の吸引によって、吸気可変開口258a乃至258fを通じて筐体275内に吸引されるようになっている。吸気可変開口258a乃至258fは開口量を調節できるようになっている。
【0055】
筐体275の右側部275aに設けられた吸気可変開口258aは連結ダクト256によって画像読取装置53に接続され、吸気可変開口258cは連結ダクト255によってカラープリンタ51に接続されている。吸気可変開口258bは何も接続されていない。筐体275の左側部275bに設けられた吸気可変開口258eは連結ダクト257によって白黒プリンタ52が接続されるようになっている。吸気可変開口258d,258fは何も接続されていない。なお、各吸気可変開口は、接続される事務機器52,51,53の種類が上記の種類に限定されない。他の事務機器であっても接続されるようになっている。
【0056】
各吸気可変開口258a乃至258fは、筐体275に形成されてエアーが通過する吸引口249a乃至249fと、吸引口249a乃至249fの開口量を調節する開閉扉248a乃至248fとを備えている。なお、開閉扉248a乃至248fは、各々不図示のパルスモータによって所望の開閉角度に開閉するようになっている。開閉扉248a乃至248fと不図示のパルスモータは、吸引開口量調節手段を構成している。
【0057】
なお、本実施形態のエアー処理装置280における吸気可変開口258a,258c,258eは、事務機器52,51,53が接続されているが、事務機器52,51,53が接続されていない吸気可変開口258b,258d,258fは、開閉扉248b,248d,248fによって密閉されている。このため、筐体275の気密性を高められて、外部から遮断されている。
【0058】
内部ダクト259,260は、吸気可変開口258a乃至258fからのエアーを一括処理ダクト261に案内するようになっている。また、各吸引口249a乃至249fの内側には、吸引口249a乃至249fから吸引されたエアーの流速を検知する吸引流量検知手段としての風速センサ262a乃至262fが設けられている。内部ダクト259,260の合流部には、可変フィン263を設けてある。この可変フィン263は、不図示パルスモータによって回動角が調整されて、内部ダクト259,260の風量比を調整できるるようになっている。
【0059】
一括処理ダクト261内の可変フィン263の下流側には、エアー処理手段としての集塵フィルタ265、オゾン除去フィルタ266、脱臭フィルタ267、少し離れて排気ファン264が設けられている。筐体275には、開閉自在な開閉扉268(図5、図6参照)を設けてある。開閉扉268を開くと、筐体275内のフィルタ265,266,267、排気ファン264等のメンテナンスを行えるようになっている。なお、フィルタは、必ずしも全部設ける必要がない。少なくとも、1つ設けてあればよい。また、フィルタの代わりに、エアーの温度を下げる熱交換器、冷却装置等の熱処理装置を備えてもよい。一括処理ダクト261が筐体275に接続されている部分には、防塵カバー269を有する排気口270が形成されている。
【0060】
なお、本実施形態のエアー処理装置280は、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に、吸気可変開口258a乃至258fに事務機器52,51,53が接続されているか否かを検知する接続検知センサを吸気可変開口258a乃至258fに設けてもよい。
【0061】
エアー処理装置280の動作を説明する。オペレータによって、操作パネル213から、カラー、モノクロ、シートサイズ、シートの後処理、画像形成枚数などが指示されると、コントローラ220は、入力信号に応じて、各事務機器52,51,53を作動させる。コントローラ220と、各事務機器52,51,53との間での制御に関する信号の授受は、不図示の電気信号インターフェイスを通じに行われる。また、コントローラ220は、排気ファン170を作動させる。排気ファン264は、各事務機器52,51,53内のエアーを吸気可変開口258a,258c,258eを介して吸引する。
【0062】
そして、コントローラ220は、風速センサ262a,262c,262eによって検知されたエアーの風速と開閉扉248a,248c,248eの開閉角度(吸引口249a,249c,249eの開口量)との積によって、各事務機器から吸引しているエアー流量を算出して、不図示のパルスモータを制御し、開閉扉248a,248c,248eの開閉角度と、可変フィン263の回転角を最適なエアー流量で吸引できる角度に自動的に調節する。開閉扉248a,248c,248eの開閉角度は、パルスモータのパルス数によって検知される。
【0063】
エアー処理装置280は、風速センサ262a,262c,262eによって風速を常時検知しているので、連結されたどれかの事務機器52,51,53の排気抵抗が変わった場合でも、開閉扉248a,248c,248eの開閉角度を調節することによって、各事務機器にとって最適なエアー流量でエアーの吸引を行うことができる。
【0064】
このようにして、第2実施形態のエアー処理装置280は、各事務機器52,51,53内のエアーを、吸引して、上記各種フィルタ265,266,267により一括して浄化処理をして、塵埃、オゾン、臭い(特に電子臭い)等の少ない快適なエアーとして排気口70より排出するようになっている。
【0065】
このため、第2実施形態のエアー処理装置280も、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に次の効果を奏する。
【0066】
事務機器によるオフィス内の空気の汚れを効率よく除去することができて、オフィス内の空気環境を快適にすることができる。エアーの浄化処理効率を高めて、オフィス内の空気環境を快適にすることができる。
【0067】
各事務機器内を清浄な状態に常時保持することができて、各事務機器の作動を円滑に行えるようにすることができる。
【0068】
また、第2実施形態のエアー処理装置280は、各種フィルタ265,266,267のメンテナンスを、開閉扉268を開けて一括して行うことができるようになっているので、メンテナンスを容易、かつ速やかに行えるようになっている。
【0069】
なお、本第2実施形態では事務機として、筐体にカラープリンタ51と白黒プリンタ52と、画像読取装置53とを接続した形態を例示した。しかし、ペーパデッキ、記録紙搬送装置後処理装置、信号入力装置などが選択的に筐体275に接続可能である。
【0070】
(第3実施形態のエアー処理装置)
以下、本発明の第3実施形態のエアー処理装置を図8、図9に基づいて説明する。
【0071】
図8は、画像形成システム83の外観斜視図である。画像形成システム83は、本発明の第3実施形態のエアー処理装置380に、電子写真方式のカラープリンタ51、置き台54の上に配置された画像読取装置53を接続して形成されている。図9は、図8の正面概略断面図である。
【0072】
第3実施形態のエアー処理装置380は、複数の事務機器内のエアーを一括して清浄処理、放熱処理してから、再度、事務機器内に送り込んで、エアーを循環使用するようになっている。
【0073】
エアー処理装置380は、エアー処理装置380に接続された事務機器51,53内のエアーを吸引して清浄にする吸気部381と、吸気部381で清浄にされたエアーを放熱処理してエアーの温度を下げる熱交換ダクト395と、熱交換ダクト395で温度を下げられたエアーを事務機器51,53内に供給する送風部382とで構成されている。
【0074】
エアー処理装置380は、エアー処理装置380に接続されている事務機器51,53とエアー処理装置380とを電気的に集中管理する制御手段としてのコントローラ320を筐体375内に有している。エアー処理装置380の装置本体を構成する筐体375は、吸気部381の筐体371、熱交換ダクト395、送風部382の筐体372を接続して形成されている。なお、事務機器51,53毎にコントローラを設けて、コントローラ320は、各事務機器51,53のコントローラと信号の授受を行って、エアー処理装置380のみを管理するようにしてもよい。
【0075】
また、コントローラ320と、各事務機器51,53との間での電気信号の授受は、図示しないが、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に、筐体375に設けた不図示の電気信号インターフェイスを通じて行われるようになっている。
【0076】
熱交換ダクト395は、不図示の断熱材を介して天板部383に操作パネル313を備えている。操作パネル313は、オペレータが画像形成システム83を操作したり、操作情報を入力したりする部分である。また、操作パネル313は、画像形成システム83の動作状態を表示する部分でもある。
【0077】
筐体371は、吸引手段としての排気ファン364を有している。排気ファン364は、筐体371に接続された各事務機器51,53内のエアーを吸引して、そのエアーを、熱交換ダクト395を介して送風部382に送るようになっている。筐体371の右側部371aには、吸引エアーインターフェイスとしての吸気可変開口384a,384b,384cが設けられている。吸気可変開口384a,384cは、連結ダクト386,387を介して画像読取装置53とカラープリンタ51排気口に接続されている。吸気可変開口384bは何も接続されていない。なお、各吸気可変開口384a,384b,384cは、接続される事務機器の種類が上記の種類に限定されない。他の事務機器であっても接続されるようになっている。
【0078】
各事務機器51,53内のエアーは、排気ファン364の吸引によって、吸気可変開口384a,384cを通じて筐体371内に吸引されるようになっている。吸気可変開口384a,384cは開口量を調節できるようになっている。
【0079】
各吸気可変開口384a,384b,384cは、筐体371に形成されてエアーが通過する吸引口396a,396b,396cと、吸引口396a,396b,396cの開口量を調節する開閉扉398a,398b,398cとを備えている。なお、開閉扉398a,398b,398cは、各々不図示のパルスモータによって所望の開閉角度に開閉するようになっている。開閉扉398a,398b,398cと不図示のパルスモータは、吸引開口量調節手段を構成している。
【0080】
なお、本実施形態のエアー処理装置380における吸気可変開口384a,384cは、事務機器53,51が接続されているが、事務機器53,51が接続されていない吸気可変開口384bは、開閉扉398bによって密閉されている。このため、筐体271,375の気密性を高められて、外部から遮断されている。
【0081】
各吸引口396a,396b,396cの内側には、吸引されたエアーの流速を検知する吸引流量検知手段としての風速センサ393a,393b,393cが設けられている。
【0082】
一括処理ダクト390は、吸引口396a,396b,396cからのエアーを案内するようになっている。一括処理ダクト390内には、上流側から下流側へ順に、エアー処理手段としての集塵フィルタ365、オゾン除去フィルタ366、脱臭フィルタ367、少し離れて排気ファン364が設けられている。筐体371には、開閉自在な開閉扉368(図8参照)を設けてある。開閉扉368を開くと、筐体375内のフィルタ365,366,367、排気ファン364等のメンテナンスを行えるようになっている。なお、フィルタは、必ずしも全部設ける必要がない。少なくとも、1つ設けてあればよい。
【0083】
熱交換ダクト395は、吸気部381の一括処理ダクト390から、送風部382の送風ダクト391へエアーを案内するようになっている。熱交換ダクト395は、放熱板としての天板部383によって覆われている。天板部383には、熱伝導性の良い金属材が使用されている。天板部383は、広い面積を有して、吸気部381の一括処理ダクト390から送られてきた清浄なエアーの熱を、熱交換ダクト395を通過する間に発散するようになっている。この温度を下げられたエアーは、送風部382の送風ダクト391に送られるため、各事務機器53,51の冷却風として利用される。
【0084】
送風部382の送風ダクト391内には、供給手段としての送風ファン392を設けてある。送風ファン392は、熱交換ダクト395から送られてきた冷却エアーを事務機器53,51に最適なエアー流量で供給するようになっている。
【0085】
送風部382の筐体372の左側部372aには、供給エアーインターフェイスとしての送風可変開口385a,385b,385cが設けられている。送風可変開口385aは連結ダクト389によって画像読取装置53の流入口に接続され、送風可変開口385cは連結ダクト388によってカラープリンタ51の流入口に接続されている。送風可変開口385bは何も接続されていない。筐体372内のエアーは、送風ファン392によって、送風可変開口385a,385cを通じて、各事務機器51,53内へ供給されるようになっている。
【0086】
なお、各送風可変開口385a,385b,385cは、接続される事務機器の種類が上記の種類に限定されない。他の事務機器であっても接続されるようになっている。
【0087】
送風可変開口385a,385b,385cは開口量を調節できるようになっている。各送風可変開口385a,385b,385cは、筐体372に形成されてエアーが通過する供給口としての送風口397a,397b,397cと、送風口397a,397b,397cの開口量を調節する開閉扉399a,399b,399cとを備えている。なお、開閉扉399a,399b,399cは、各々不図示のパルスモータによって所望の開閉角度に開閉するようになっている。開閉扉399a,399b,399cと不図示のパルスモータは、供給開口量調節手段を構成している。
【0088】
なお、本実施形態のエアー処理装置380における送風可変開口385a,385cは、事務機器53,51が接続されているが、事務機器53,51が接続されていない送風可変開口385bは、開閉扉399bによって密閉されている。このため、筐体372,375の気密性を高められて、外部から遮断されている。
【0089】
各送風口397a,397b,397cの内側には、送風可変開口397a,397b,397cから吸引されたエアーの流速を検知する供給流量検知手段としての風速センサ394a,394b、394cが設けられている。
【0090】
なお、本実施形態のエアー処理装置380は、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に、吸気可変開口384a,384b,384c、送風可変開口385a,385b,385cに事務機器53,51が接続されているか否かを検知する吸引接続検知手段および供給接続検知手段としての接続検知センサを吸気可変開口384a,384b,384c、送風可変開口385a,385b,385cに設けてもよい。
【0091】
エアー処理装置380の動作を説明する。オペレータによって、操作パネル313から、カラー、シートサイズ、画像形成枚数などが指示されると、コントローラ320は、入力信号に応じて、各事務機器53,51を作動させる。コントローラ320と、各事務機器53,51との間での制御に関する信号の授受は、不図示の電気的信号インターフェイスを通じに行われる。また、コントローラ320は、排気ファン364、送風ファン392を作動させる。排気ファン364は、各事務機器53,51内のエアーを吸気可変開口384a,384cを介して吸引する。送風ファン392は、熱交換ダクト395を介して、吸気部381から送られてくるエアーを送風可変開口385a、385cを介して各事務機器53,51内に供給する。
【0092】
そして、コントローラ320は、風速センサ393a,393cによって検知されたエアーの風速と開閉扉398a,398cの開閉角度(送風口397a,397cの開口量)との積によって、吸引するエアー量を算出して、不図示のパルスモータを制御し、開閉扉398a,398cの開閉角度を調節する。また、コントローラ320は、風速センサ394a,394cによって検知されたエアーの風速と開閉扉399a,399cの開閉角度(送風口397a,397cの開口量)との積によって、供給するエアー量を算出して、不図示のパルスモータを制御し、開閉扉399a,399cの開閉角度を調節する。開閉扉398a,398c,399a,399cの開閉角度は、パルスモータのパルス数によって検知される。なお、コントローラ320は、排気ファン364と、送風ファン392との回転速度を制御して、吸引エアー流量、供給エアー流量を調節してもよい。
【0093】
事務機器毎の最適な供給エアー流量は、コントローラ120に記憶されている。最適な供給エアー流量は、各事務機器に損傷や動作に支障を与えることなく、かつ、事務機器内のエアーの清浄化を効率よく行える量である。すなわち、供給エアー流量が多過ぎると、事務機器内の配線を吹き飛ばして切断、ショートをさせたり、搬送中のシートを浮き上がらせたり、画像形成装置においては、トナーを飛散させてトナー像を不鮮明にしたり、飛散したトナーが画像形成装置内の他の部分に付着し、メンテナンスが行いにくくなるなどの問題が生じる。これらの問題が生じないように、供給エアー流量を少なくすると、事務機器内のエアーの清浄化を効率よく行うことができないという別の問題が生じる。そこで、最適な供給エアー流量は、各事務機器に損傷や動作に支障を与えることなく、かつ、エアーの清浄化を効率よく行える量に設定されている。
【0094】
このように、コントローラ320が、開閉扉398a,398cの開閉角度を、事務機器毎に記憶している吸引エアー流量になるように調節し、開閉扉399a,399cの開閉角度も事務機器毎に記憶している供給エアー流量になるように調節するので、エアー処理装置380は、各事務機53,51内のエアーを速やかに、かつ効率よく循環させることができる。つまり、接続される事務機器が別の機器となった場合、接続された事務機器に応じたエアー流量となるように上述の構成でエアー流量を調整する。いずれの機器が接続されたかを例えば操作パネル313から入力する。その入力情報に基づいて吸引エアー調節手段を構成するコントローラ320や開閉扉398a(若しくは排気ファン364)によってエアーの流量を調節する。また、その入力情報に基づいて供給エアー調節手段を構成するコントローラ320や開閉扉399a(若しくは送風ファン392)によってエアーの流量を調節する。
【0095】
なお、風速が、風速センサ393a,393c,394a,394cによって常時検知されているので、エアー処理装置380は、連結されたどれかの事務機器53,51の排気抵抗や、供給抵抗が変わった場合でも常に風量を検知してエアーの最適な吸引や、供給を行うことができる。
【0096】
このようにして、第3実施形態のエアー処理装置380は、各事務機器内のエアーを各種フィルタによって、塵埃、オゾン、臭い(特に電子臭い)等を少なくする清浄処理し、さらに、放熱処理して、再度、事務機器内に送り込んで、エアーを循環使用するようになっている。
【0097】
このため、第3実施形態のエアー処理装置380は、各事務機器から発生する塵埃、オゾン、臭い、事務機器やファンの動作音が外部に漏れるのを防止することができる。仮に、エアーが漏れたとしても、エアーは、清浄処理、放熱処理をしてあるので、外部に悪影響を与えることが殆どない。この結果、オフィス内の空気環境は、快適になる。
【0098】
さらに、第3実施形態のエアー処理装置380も、第1実施形態のエアー処理装置180と同様に、各事務機器内を清浄な状態に常時保持することができて、各事務機器の作動を円滑に行えるようにすることができる。
【0099】
また、第3実施形態のエアー処理装置380は、第2実施形態のエアー処理装置280と同様に、各種フィルタ365,366,367のメンテナンスを、開閉扉368を開けて一括して行うことができるようになっているので、メンテナンスを容易、かつ速やかに行えるようになっている。
【0100】
なお、以上の各エアー処理装置180,280,380は、各事務機器と電気的インターフェイスによって接続されているが、インターフェイスを使用することなく、電気配線によって、直接電気的に接続してもよい。
【0101】
なお、本第3実施形態では事務機として、エアー処理装置380にカラープリンタ51と画像読取装置53を接続した形態を例示した。しかし、ペーパデッキ、記録紙搬送装置後処理装置、信号入力装置、別途のプリンタなどが選択的にエアー処理装置380に接続可能である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の第1実施形態のエアー処理装置を有する基体ユニットに、ペーパデッキ、カラープリンタ、白黒プリンタ、及び後処理装置を接続して形成された画像形成システムの外観斜視図である。
【図2】第1実施形態のエアー処理装置を有する基体ユニットの外観斜視図である。
【図3】第1実施形態のエアー処理装置の外観斜視図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態のエアー処理装置に、カラープリンタ、白黒プリンタ、及び置き台の上に配置された画像読取装置を接続して形成された画像形成システムの外観斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態におけるエアー処理装置の外観斜視図である。
【図7】図6のエアー処理装置の概略正面断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態のエアー処理装置に、電子写真方式のカラープリンタ、置き台の上に配置された画像読取装置を接続して形成した画像形成システムの外観斜視図である。
【図9】図8の正面概略断面図である。
【図10】オゾンを処理するオゾンフィルタを備えた従来の画像形成装置の概略正面断面図である。
【図11】集塵用コロナ帯電器とフィルタを備えた従来の画像形成装置の概略正面断面図である。
【符号の説明】
【0103】
51 電子写真方式のカラープリンタ(画像形成装置)
52 白黒プリンタ(画像形成装置)
53 高速の画像読取装置
72 後処理装置(シート処理装置)
73 ペーパデッキ(記録紙給送装置、第1の記録紙給送装置)
74 ペーパデッキ(記録紙給送装置、第2の記録紙給送装置)
81,82,83 画像形成システム
100 基体ユニット
103 サイドパネル(記録紙搬送装置)
104 サイドパネル(記録紙搬送装置)
106a乃至106h,106j,106k 接続検知センサ(吸引接続検知手段)
107a乃至107h,107j,107k,107m インターフェイス(電気信号インターフェイス)
108a乃至108g 吸気可変開口(吸引エアーインターフェイス)
109a乃至109g 吸引口
111a乃至111g 開閉扉(吸引開口量調節手段)
112 風速センサ(吸引流量検知手段)
120 コントローラ(制御手段)
165 集塵フィルタ(エアー処理手段)
170 排気ファン(吸引手段)
171 排気口
172 筐体(エアー処理装置本体)
173 開閉扉
180 エアー処理装置
220 コントローラ(制御手段)
248a乃至248f 開閉扉(吸引開口量調節手段)
249a乃至249f 吸引口
258a乃至258f 吸気可変開口(吸引エアーインターフェイス)
261 一括処理ダクト
262a乃至262f 風速センサ(吸引流量検知手段)
263 可変フィン
264 排気ファン(吸引手段)
265 集塵フィルタ(エアー処理手段)
266 オゾン除去フィルタ(エアー処理手段)
267 脱臭フィルタ(エアー処理手段)
268 開閉扉
275 筐体(エアー処理装置本体)
280 エアー処理装置
313 操作パネル
320 コントローラ(制御手段)
364 排気ファン(吸引手段)
365 集塵フィルタ(エアー処理手段)
366 オゾン除去フィルタ(エアー処理手段)
367 脱臭フィルタ(エアー処理手段)
368 開閉扉
375 筐体(エアー処理装置本体)
371 吸気部の筐体
372 送風部の筐体
380 エアー処理装置
383 天板部
384a,384b,384c 吸気可変開口(吸引エアーインターフェイス)
385a,385b,385c 送風可変開口(供給エアーインターフェイス)
390 一括処理ダクト
392 送風ファン(供給手段)
393a,393b,393c 風速センサ(吸引流量検知手段)
394a,394b,394c 風速センサ(供給流量検知手段)
395 熱交換ダクト
396a,396b,396c 吸引口
397a,397b,397c 送風口(供給口)
398a,398b,398c 開閉扉(吸引開口量調節手段)
399a,399b,399c 開閉扉(供給開口量調節手段)




 

 


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