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発明の名称 画像形成装置及び画像形成装置の後処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17507(P2007−17507A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−196147(P2005−196147)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 齋藤 雅也
要約 課題
後処理装置の最大処理可能枚数を最適に自動設定することで、ユーザビリティを損なうことなく、後処理装置の性能を十分に発揮せしめることが可能な画像形成装置を提供すること。

解決手段
画像が形成された後の記録媒体Pに対して、ステイプル、穿孔、製本等の後処理を行う後処理装置120と、前記後処理装置120の制御を行う制御部114と、前記記録媒体Pの種類を検出するメディアセンサ105と、を有し、前記メディアセンサ105が検出した前記記録媒体Pの種類に応じて、前記後処理装置120が一度に処理する記録媒体Pの最大枚数を決定する。
特許請求の範囲
【請求項1】
画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性を検出するメディアセンサと、を有し、前記メディアセンサが検出した前記記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性に応じて、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の種類を検出するメディアセンサと、を有し、前記メディアセンサが検出した前記記録媒体の種類に応じて、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記メディアセンサが前記後処理装置内に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記メディアセンサが検出する特性は、該記録媒体の表面粗さであることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記メディアセンサが検出する特性は、該記録媒体の硬さであることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性を検出するメディアセンサと、不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶された数値テーブルと、を有し、前記メディアセンサの検出値と前記数値テーブルとから、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の種類を検出するメディアセンサと、不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶された数値テーブルと、を有し、前記メディアセンサの検出値と前記数値テーブルとから、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記数値テーブルは、記録媒体の特性あるいは種類ごとにあらかじめ設定された最大処理可能枚数を要素とする数値テーブルであることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記数値テーブルは、記録媒体の特性あるいは種類ごとにあらかじめ設定された、記録媒体一枚あたりの処理負荷を表す値を要素とする数値テーブルであることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記後処理装置が行う後処理は、ステイプル・穿孔・製本等であることを特徴とする請求項1ないし請求項3または請求項6または請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記後処理装置における記録媒体の枚数が前記最大枚数を超えた場合には、前記後処理を行わないことを特徴とする請求項1ないし請求項3または請求項6または請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項12】
使用者に装置のステータスを通知する表示手段を有し、前記後処理装置における記録媒体の枚数が前記最大枚数を超えた場合には、その旨を使用者に通知することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項13】
記録媒体の厚さを検出する厚さ検出手段を有し、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数の決定においては、前記厚さ検出手段の検出値も利用することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項14】
画像形成後の記録媒体に後処理を行う後処理装置を有する画像形成装置であって、
前記後処理装置を制御する制御部と、
前記記録媒体の表面状態に係わる特性を検出する検出部と、を有し、
前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記後処理装置の後処理可能な記録媒体の数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】
画像形成後の記録媒体に後処理を行う後処理装置であって、
前記記録媒体に対して後処理を行う後処理部と、
前記後処理部の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記記録媒体の表面性に係わる特性に基づいて、前記後処理部が処理可能な前記記録媒体の数を決定することを特徴とする後処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は記録媒体上に画像を形成する画像形成装置及び画像形成装置の後処理装置に関するものである。更に詳しくは、ステイプル装置や穿孔装置などの後処理装置を有する画像形成装置の制御に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置においてその出力側に後処理装置を有し、画像形成が行われた後の記録媒体(紙やOHTシート等)に対してステイプルや穿孔などの後処理を行う技術は、広く公知である。
【0003】
このような後処理装置を有する画像形成装置においては、通常、後処理可能な記録媒体の最大枚数を制限して、記録媒体の枚数が最大枚数を超える時には後処理を行わないように制御する。
【0004】
前記最大枚数が記録媒体の種類に関わらず一定値である場合、該画像形成装置に使用されると想定される記録媒体の中で、最も後処理困難な記録媒体を基準にして最大枚数を設定する必要があった。例えばステイプル装置が、厚紙の時に30枚、普通紙の時に60枚を一度にステイプル可能である時には、ステイプル最大枚数を30枚に設定する必要があった。このため、記録媒体の種類によってはより多くの枚数がステイプル可能であったとしても、それより少ない枚数でのステイプルしかできない場合がある、という問題があった。
【0005】
この問題を解消するために、画像形成装置の使用者が記録媒体の種類を指定することができる手段と、指定された種類に応じて後処理可能な記録媒体の最大枚数を可変にする制御を別途に付加することが考えられるが、これにより使用者は記録媒体の種類を指定する操作を行うことが必要になり、使用者の利便性(ユーザビリティ)を低下させる。
【0006】
このため従来の画像形成装置においては、記録媒体の厚さを自動的に検出し、検出された厚さに応じて最大ステイプル枚数を変更する制御が施されているものがある(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。かかる画像形成装置においては、記録媒体の厚さに応じて最大ステイプル枚数を可変にすることで、薄い記録媒体の時には厚い記録媒体の時よりも多い枚数をステイプルでき、最大枚数が記録媒体の厚さに関わらず一定値(最も厚い紙を想定した設定値)であるときよりも、ステイプル装置を効率的に使用することができる。更に、厚さの検出は自動的に行われるために、ユーザビリティを損なわない。
【特許文献1】特開平11−305589公報
【特許文献2】特開2000−321937公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来例では、最大ステイプル可能枚数を記録媒体の厚さから決定しているため、同じ厚さを持つ複数の紙種の中で最もステイプルしにくい、すなわち実質的なステイプル可能枚数が少ない紙種を基準にして、最大ステイプル可能枚数を設定する必要があった。このため紙種によっては、実際にはステイプル可能な枚数であってもステイプルできないという問題があった。
【0008】
例えば、ボンド紙と光沢紙(コート紙)では密度が違うため、同じ厚さであってもステイプル可能な枚数に違いがある。このような場合、より不利な条件で最大ステイプル枚数を設定する必要があるため、ステイプルしやすいボンド紙ならば本来可能なステイプル枚数であっても、ステイプルすることができない場合があった。
【0009】
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、後処理装置の最大処理可能枚数を最適に自動設定することで、ユーザビリティを損なうことなく、後処理装置の性能を十分に発揮せしめることが可能な画像形成装置及び画像形成装置の後処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このため、本発明においては、下記の(1)項ないし(13)項のいずれかに示す画像形成装置を提供することにより、前記目的を達成しようとするものである。
【0011】
(1)画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性を検出するメディアセンサと、を有し、前記メディアセンサが検出した前記記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性に応じて、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【0012】
(2)画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の種類を検出するメディアセンサと、を有し、前記メディアセンサが検出した前記記録媒体の種類に応じて、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【0013】
(3)前記メディアセンサが前記後処理装置内に配設されることを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
【0014】
(4)前記メディアセンサが検出する特性は、該記録媒体の表面粗さであることを特徴とする(1)または(3)に記載の画像形成装置。
【0015】
(5)前記メディアセンサが検出する特性は、該記録媒体の硬さであることを特徴とする(1)または(3)に記載の画像形成装置。
【0016】
(6)画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性を検出するメディアセンサと、不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶された数値テーブルと、を有し、前記メディアセンサの検出値と前記数値テーブルとから、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【0017】
(7)画像が形成された後の記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、前記後処理装置の制御を行う制御部と、前記記録媒体の種類を検出するメディアセンサと、不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶された数値テーブルと、を有し、前記メディアセンサの検出値と前記数値テーブルとから、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【0018】
(8)前記数値テーブルは、記録媒体の特性あるいは種類ごとにあらかじめ設定された最大処理可能枚数を要素とする数値テーブルであることを特徴とする請求項6または(7)に記載の画像形成装置。
【0019】
(9)前記数値テーブルは、記録媒体の特性あるいは種類ごとにあらかじめ設定された、記録媒体一枚あたりの処理負荷を表す値を要素とする数値テーブルであることを特徴とする(6)または(7)に記載の画像形成装置。
【0020】
(10)前記後処理装置が行う後処理は、ステイプル・穿孔・製本等であることを特徴とする(1)ないし(3)または(6)または(7)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0021】
(11)前記後処理装置における記録媒体の枚数が前記最大枚数を超えた場合には、前記後処理を行わないことを特徴とする(1)ないし(3)または(6)または(7)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0022】
(12)使用者に装置のステータスを通知する表示手段を有し、前記後処理装置における記録媒体の枚数が前記最大枚数を超えた場合には、その旨を使用者に通知することを特徴とする(1)ないし(11)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0023】
(13)記録媒体の厚さを検出する厚さ検出手段を有し、前記後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数の決定においては、前記厚さ検出手段の検出値も利用することを特徴とする(1)ないし(12)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0024】
(14)画像形成後の記録媒体に後処理を行う後処理装置を有する画像形成装置であって、
前記後処理装置を制御する制御部と、
前記記録媒体の表面状態に係わる特性を検出する検出部と、を有し、
前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記後処理装置の後処理可能な記録媒体の数を決定することを特徴とする画像形成装置。
【0025】
(15)画像形成後の記録媒体に後処理を行う後処理装置であって、
前記記録媒体に対して後処理を行う後処理部と、
前記後処理部の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記記録媒体の表面性に係わる特性に基づいて、前記後処理部が処理可能な前記記録媒体の数を決定することを特徴とする後処理装置。
【発明の効果】
【0026】
本出願に係わる第1の発明によれば、記録媒体の厚み以外の少なくとも一つの特性をもとに、後処理装置が一度に処理可能な記録媒体の最大枚数を最適に自動設定することができる。このため、不必要に最大枚数を制限することなく後処理を行うことができ、記録媒体の種類によっては(同じ性能の後処理装置を使って)従来よりも多くの枚数を後処理できる。
【0027】
また、本出願に係わる第2の発明によれば、記録媒体の種類をもとに、後処理装置が一度に処理可能な記録媒体の最大枚数を最適に自動設定することができる。このため、不必要に最大枚数を制限することなく後処理を行うことができ、記録媒体の種類によっては(同じ性能の後処理装置を使って)従来よりも多くの枚数を後処理できる。
【0028】
また、本出願に係わる第3の発明によれば、前記後処理装置内に構成されたメディアセンサによって、後処理装置が一度に処理可能な記録媒体の最大枚数を最適に自動設定することができる。
【0029】
また、本出願に係わる第4の発明によれば、記録媒体の表面粗さをもとに、後処理装置が一度に処理可能な記録媒体の最大枚数を最適に自動設定することができる。
【0030】
また、本出願に係わる第5の発明によれば、記録媒体の硬さをもとに、後処理装置が一度に処理可能な記録媒体の最大枚数を最適に自動設定することができる。
【0031】
また、本出願に係わる第6の発明によれば、記憶手段に記憶された数値テーブルから後処理装置の最大枚数を決定することができ、後処理装置が一度に処理可能な記録媒体の最大枚数を最適に自動設定することができる。
【0032】
また、本出願に係わる第7の発明によれば、メディアセンサの検出値と数値テーブルとから、後処理装置が一度に処理する記録媒体の最大枚数を決定することができる。
【0033】
また、本出願に係わる第8の発明によれば、記録媒体の特性あるいは種類ごとにあらかじめ設定された、最適な最大枚数を自動的に選択することができる。
【0034】
また、本出願に係わる第9の発明によれば、一つのジョブの途中で記録媒体の特性あるいは種類が変わっても、最適な最大枚数を自動的に決定することができる。
【0035】
また、本出願に係わる第10の発明によれば、ステイプル・穿孔・製本等の後処理を、最適な記録媒体の枚数で行うことができる。
【0036】
また、本出願に係わる第11の発明によれば、後処理装置が最大枚数を超えて後処理を行うことが防止でき、後処理の失敗や装置の損傷を防止できる。
【0037】
また、本出願に係わる第12の発明によれば、使用者に後処理が行われなかったことやその理由などを通知することができ、ユーザビリティが向上する。
【0038】
また、本出願に係わる第13の発明によれば、更に該記録媒体の厚さ情報も利用して後処理装置の最大枚数を決定することができ、より精度が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
以下、本発明の実施の形態を、複数の実施例により、図面を参照して具体的に説明する。
【0040】
なお、複数の図面において同一の符号が付されているものは、同一の構成を示している。
【実施例1】
【0041】
図1から図3までを用いて実施例1を説明する。
【0042】
図1は本実施例における画像形成装置の構成図、図2は最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャート、図3は最大ステイプル枚数を決定するためのテーブルAである。
【0043】
まず、図1を用いて、本発明に係わる画像形成装置の構成を説明する。
【0044】
図1において、101は画像形成装置、102は給紙トレイ、103はピックアップローラ、104は給紙ローラ、105はメディアセンサ、106はレジストローラ対、107はプロセスカートリッジ、108は感光ドラム、109はスキャナユニット、110は定着ローラ、111は加圧ローラ、112は搬送ローラ対、113は排紙ローラ対、114はコントローラ、115はステイプルユニット、116はジョガーガイド、117は排紙トレイ、118は外部装置、119はインターフェース、120は後処理装置、Pは記録媒体である。
【0045】
外部装置118(例えばパーソナルコンピュータ等)から画像形成のジョブを受けると、コントローラ114は画像形成装置101各部を駆動させ画像形成を行う。画像形成のシーケンスを以下に説明する。
【0046】
まず、給紙トレイ102上にセットされた記録媒体Pはピックアップローラ103の駆動によって1枚だけ給紙トレイ102から送出され、給紙ローラ104によってレジストローラ対106に搬送される。この時、メディアセンサ105によって、該記録媒体Pの厚みおよび種類が検出される。メディアセンサ105は光学的センサであり、図12に示されるように、光照射手段たるLED33、読取手段たるCMOSセンサ34、結像レンズたるレンズ35,36等を有している。
【0047】
LED33を光源とする光は、レンズ35を介し、記録紙搬送ガイド31表面、或いは、記録紙搬送ガイド31上の記録媒体P表面に対し照射される。
【0048】
記録媒体Pからの反射光は、レンズ36を介し集光されてエリアセンサ34に結像される。これによって、記録紙搬送ガイド31或いは記録媒体Pの表面映像を読み取る。
【0049】
本実施例では、LED33は、LED光が記録媒体Pの表面に対し、図12に示すように所定の角度をもって斜めより光を照射させるよう配置されている。
【0050】
このメディアセンサ105は、記録媒体Pの先端に照射する光学素子の光源と、記録媒体Pで反射された光を読み取るセンサとより成り、搬送されてくる記録媒体Pの厚みを読み取ることにより、記録媒体Pの厚みに比例した影の面積を検出できる。併せて、記録媒体Pの表面粗さをセンサにより読み取って、記録媒体Pの種類を検出できる。要するに、メディアセンサ105は、前記エリアセンサが撮影した記録媒体Pの端部画像から記録媒体Pの厚さを、記録媒体Pの表面粗さから記録媒体Pの種類を、それぞれ検出することができる。
【0051】
次に、記録媒体Pの表面粗さ、厚みの検知について以下に説明する。
【0052】
図13は、メディアセンサ105のエリアセンサ34によって読み取られる記録媒体の表面とエリアセンサ34からの出力を8×8ピクセルにディジタル処理した例との関係を示す図である。
【0053】
上記ディジタル処理は、エリアセンサ34からのアナログ出力を変換手段たるA/D変換(図示せず)によって8ビットのピクセルデータに変換することによって行われる。
【0054】
図13において、40は、表面の的紙の繊維が比較的がさついている所謂ラフ紙である記録紙(記録媒体)Aの表面拡大映像であり、41は、一般に使用される所謂普通紙である記録紙(記録媒体)Bの表面拡大映像であり、42は、紙の繊維の圧縮が十分になされているグロス紙である記録紙(記録媒体)Cの表面拡大映像である。
【0055】
エリアセンサ34に読み込まれたこれらの映像40〜42が、ディジタル処理され図13に示す映像43〜45となる。
【0056】
このように、記録媒体の種類によって表面の映像は異なる。これは、主に紙の表面における繊維の状態が異なるために起こる現象である。
【0057】
図14は、記録媒体Pの厚み検知方法の詳細を説明する図である。
【0058】
メディアセンサ105の構成は図13と同様であるため説明は省略する。
【0059】
図14において、72〜76は、メディアセンサ105のエリアセンサに読み込まれディジタル処理されたサンプリング映像を時系列に並べたものである。
【0060】
例えば、記録媒体Pの先端がメディアセンサ105を通過する際において、記録媒体先端が未だメディアセンサ105を通過しない状態でサンプリングした映像がsample−1映像72であり、次にサンプリングした映像がSample−2映像73であり、Sample−2映像73では、メディアセンサ105に記録媒体先端がかかっている状態を示している。
【0061】
この場合、記録媒体Pの厚みに応じて記録媒体の影の面積が異なる。
【0062】
図14の例では、2ピクセル分77が記録媒体Pの厚みに比例した影の面積となる。
【0063】
そして、記録媒体Pは搬送されているため、順次、映像をサンプリングするごとに、Sample−3映像74、Sample−4映像75と映像は移って行く。
【0064】
つまり、搬送されてくる記録媒体の先端の映像を周期的に読み取れば、記録媒体の厚さに比例して発生する記録媒体の影の面積が変化する。この記録媒体搬送方向に対する影の長さ(ピクセル数)を求めれば、記録媒体の厚みが検出できる。
【0065】
例えば、予めリファレンス値をEEPROM等のメモリ(不図示)に記憶しておけば、そのリファレンス値と比較した相対的な記録紙厚さが検知できる。
【0066】
このようにして得られたメディアセンサ105の検出値は、画像形成のプロセス条件や定着温度を設定するために使われるとともに、後述する後処理装置の制御に使用される。
【0067】
次に、記録媒体Pはレジストローラ対106の駆動によって所定のタイミングでプロセスカートリッジ107に搬送される。
【0068】
プロセスカートリッジ107はトナー容器、帯電装置、現像装置、感光ドラムで構成されており、電子写真の一連の処理によって未定着トナー像が記録紙上に形成される。108は感光ドラムであり、帯電装置によって表面感光体への帯電ののち、像露光手段により画像信号の基づいた像露光が行われる。像露光はスキャナユニット109内のレーザ光源からのレーザ光を回転するポリゴンミラー、反射ミラーを経て主走査がなされるもので、感光ドラム108の回転(副走査)によって潜像が形成される。続いて記録媒体Pは定着ローラ110と加圧ローラ111に搬送され、ここで加熱加圧処理され、記録媒体P上のトナーが記録媒体P上に定着される。記録紙は更に、搬送ローラ対112および排紙ローラ対113によってジョガーガイド116に搬送される。ジョガーガイド116は開閉自在であり、画像形成後の記録媒体の束を整列させる。
【0069】
このとき、外部装置118から送信されたジョブにステイプルの命令があると、コントローラ114はステイプルユニット115を駆動させ、ジョガーガイド116上の記録媒体をステイプルした後、排紙トレイ117に排出する。ジョブにステイプルの命令が含まれていない場合、コントローラ114は、ステイプルユニット115を駆動させることなく、記録媒体の束を排紙トレイ117に排出し、一連の画像形成処理を終える。
【0070】
前述のように、これらの一連の処理はコントローラ114によって制御される。コントローラ114は、不図示のCPU、RAM、ROM、入出力ポートから構成されている。
【0071】
次に、本実施例における最大ステイプル枚数の制御について、図2を参照して説明する。
【0072】
外部装置118からのジョブ受信等によって画像形成が開始される(S201)と、メディアセンサ105によって記録媒体Pの紙種および紙厚が検知される(S202)。画像形成が完了すると、一ジョブ分の記録媒体Pの束はジョガーガイド116に積載される(S203)。ここで、外部装置118からのジョブ中にステイプル命令が含まれているかを判断し(S204)、含まれていない場合、ステイプルすることなく排紙トレイ117に記録媒体Pを排出する(S205)。ステイプル命令があった場合、S202で検知した紙種および紙厚から最大ステイプル枚数を決定する(S206)。この時、最大ステイプル枚数の決定には、コントローラ114のROMに記録されたテーブルAを用いる。図3に、本実施例におけるテーブルAを示す。次に、ジョガーガイド116上の記録媒体Pの枚数と最大ステイプル枚数とを比較する(S207)。記録媒体Pの枚数が最大ステイプル枚数以下であった場合、ステイプルユニット115は記録媒体Pの束をステイプルし(S208)、しかる後排紙トレイ117に排出する(S209)。S207で記録媒体Pの枚数が最大ステイプル枚数以上であった場合、ステイプルすることなく排紙トレイ117に排出する(S210)。この時、記録媒体Pの枚数が最大ステイプル枚数よりも多いためステイプルできない旨を、外部装置118のディスプレイに表示して使用者に通知する(S211)。
【0073】
本実施例では以上の様な構成をとることで、ステイプル装置の最大ステイプル枚数を紙種に応じて最適に設定することができる。このため、ユーザビリティを損なうことなく、紙種によっては従来よりも多くの記録媒体を一度にステイプルすることが可能になる。
【実施例2】
【0074】
次に、図4および図5を用いて実施例2を説明する。
【0075】
図4は最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャート、図5は最大ステイプル枚数を決定するためのテーブルBである。
【0076】
本実施例のハードウェア構成は実施例1と同じものである。本実施例が実施例1と異なる点は、最大ステイプル枚数に関する制御である。本実施例における最大ステイプル枚数の制御を、図4に示す。
【0077】
ステイプル命令を含むジョブによって画像形成を開始する(S401)と、コントローラ114はRAM上の変数Csを初期値100に初期化する(S402)。画像形成が行われると、記録媒体Pの紙種と紙厚が一枚ごとメディアセンサ105によって検出される。コントローラ114は、その検出値から、テーブルBにより該記録媒体のステイプル負荷値Clを決定する(S403)。テーブルBを図5に示す。次に、変数Csの値からClの値を引いた値を、新しいCsの値として更新する(S404)。次に、Csの値が0よりも大きいかどうかを判断し(S405)、Cs>0の場合には、該当ジョブにおいて次のページがあるかどうか、つまりそのページが最後のページかどうかを判断する(S406)。次のページがあれば、S403に帰還し、次のページについてもS403からS406の処理を行う。S406において、次のページが存在しなかった場合には、当該ジョブの画像形成が終了したと判断し(S409)、ジョガーガイド116上の記録媒体Pをステイプルした後(S410)、排紙トレイ117に排出する(S411)。一方、S405においてCs<0もしくはCs=0の場合、つまりClの積算値がCsの初期値100と同じか上回った場合には、ステイプルユニット115によるステイプルが不可能になったと判断し、外部装置118のディスプレイを通して使用者にその旨を通知し(S407)、ジョブ終了後にはステイプルを行わず、排紙トレイ117に排紙する(S408)。
【0078】
本実施例では以上のような制御を行うことで、例えば表紙にだけ別種類の紙を使いたい等の理由で、一つの給紙トレイの中に種類の異なる記録媒体が入っていた場合にも、ステイプル装置の最大ステイプル枚数を最適に設定することができる。その結果、ステイプル装置の性能をより発揮せしめること(より多くの記録媒体を一度にステイプルすること)が可能になる。
【実施例3】
【0079】
次に、図6から図8までを用いて、実施例3を説明する。
【0080】
図6は本実施例における画像形成装置の構成図、図7は最大穿孔枚数に関する制御のフローチャート、図8は最大穿孔枚数を決定するためのテーブルCである。
【0081】
本実施例における画像形成装置の構成図を、図6に示す。図中、601は画像形成装置、602はパンチャーユニット、603は切りくずトレイ、604はジョガーガイド、605は後処理装置である。本実施例のハードウェア構成は、実施例1の後処理装置120を後処理装置605に置き換えたものである。
【0082】
パンチャーユニット602は、ジョガーガイド604上の記録媒体に、ファイリングのための綴じ穴を穿孔する。穿孔するときに出た切りくずは、切りくずトレイ603に回収される。切りくずトレイ603は、本体に対し着脱可能に配設されており、使用者は切りくずがたまった時に切りくずトレイ603を取り外し、切りくずを廃却することができる。
【0083】
図7に、本実施例における最大穿孔枚数に関する制御のフローチャートを示す。
【0084】
穿孔命令を含むジョブによって画像形成を開始する(S701)と、コントローラ114はRAM上の変数Cpを初期値40に初期化する(S702)。画像形成が行われると、記録媒体Pの紙種と紙圧が一枚ごとメディアセンサ105によって検出される。コントローラ114は、その検出値から、テーブルCにより該記録媒体の穿孔負荷値Clを決定する(S703)。テーブルCを図8に示す。次に、変数Csの値からClの値を引いた値を、新しいCsの値として更新する(S704)。次に、Csの値が0よりも大きいかどうかを判断し(S705)、Cs<0あるいはCs=0の場合には、ジョガーガイド116上の記録媒体Pを穿孔し(S706)、排紙トレイ117に排出する(S707)。S705でCs>0だった時、またはS707の処理が終わった時、該当ジョブにおいて次のページがあるかどうか、つまりそのページが最後のページかどうかを判断する(S708)。次のページがあれば、S703に帰還し、次のページについてもS703からの処理を行う。S708において、次のページが存在しなかった場合には、当該ジョブの画像形成が終了したと判断し(S709)、ジョガーガイド116上に記録媒体Pが残っている時にはこれを穿孔した(S710)後、排紙トレイ117に排出する(S711)。
【0085】
本実施例では以上のような構成をとることで、パンチャーユニットの最大穿孔枚数を紙種に応じて最適に設定することができる。従来、パンチャーユニットの最大穿孔枚数が固定値あるいは紙厚のみから可変に設定される値であった場合には、穿孔しにくい記録媒体の種類を基準に設定する必要があった。このため、穿孔の回数が多くなりスループットを低下させるという不具合があった。本実施例においては、パンチャーユニットの性能を最大限利用することができるので、穿孔の回数が減り、従来よりもスループットを落とさずにジョブを終了することができる。
【実施例4】
【0086】
次に、図9から図11までを用いて、実施例4を説明する。図9は本実施例における画像形成装置の構成図、図10は最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャート、図11は最大ステイプル枚数を決定するためのテーブルDである。
【0087】
本実施例における画像形成装置の構成図を図9に示す。図中、901は画像形成装置、902は後処理装置、903は硬度センサ、904はステイプルユニット、905はジョガーガイドである。本実施例のハードウェア構成は、実施例1の後処理装置120を後処理装置902に置き換えたものである。後処理装置902は、その内部に硬度センサ903を有しており、搬送経路上にある記録媒体Pの硬さを検出することができる。
【0088】
図10に、最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャートを示す。
【0089】
ステイプル命令を含むジョブ受信等によって画像形成が開始される(S1001)と、硬度センサ903によって記録媒体Pの硬さが検知される(S1002)。硬度センサ903として、例えば衝突による記録媒体Pを介して伝達される圧電素子に生ずる電圧のトリガーにより測定することができる。紙種の剛性に依存する該衝突の時間間隔の計測を、該トリガーを用いることによって、紙種検知を行うことができる。次に記録媒体Pの硬さに応じて、最大ステイプル枚数が決定される(S1003)。この時、最大ステイプル枚数の決定には、図11に示すテーブルDが使われる。テーブルDにおいて、硬度比率とは、画像形成装置901が処理すると想定される記録媒体のうち最も硬い記録媒体の硬さを1とした時の、硬さの割合である。画像形成が完了すると、一ジョブ分の記録媒体Pの束はジョガーガイド905に積載される(S1004)。次に、ジョガーガイド905上の記録媒体Pの枚数と最大ステイプル枚数とを比較する(S1005)。記録媒体Pの枚数が最大ステイプル枚数以下であった場合、ステイプルユニット904は記録媒体Pの束をステイプルし(S1006)、しかる後排紙トレイ117に排出する(S1007)。S1005で記録媒体Pの枚数が最大ステイプル枚数以上であった場合、ステイプルすることなく排紙トレイ117に排出する(S1008)。この時、記録媒体Pの枚数が最大ステイプル枚数よりも多いためステイプルできない旨を、外部装置118のディスプレイに表示して使用者に通知する(S1009)。
【0090】
本実施例では以上の様な構成をとることで、ステイプル装置の最大ステイプル枚数を記録媒体の硬さに応じて最適に設定することができる。このため、ユーザビリティを損なうことなく、紙種によっては従来よりも多くの記録媒体を一度にステイプルすることが可能になる。
【0091】
(その他の実施例)
上記の実施例1〜実施例4において、画像形成装置(101、601、901)及び後処理装置(120、605、902)の制御はコントローラ114が行っているが、例えば、図15に示すように後処理装置に後処理動作をするためのコントローラ121(CPU、RAM,ROMを含む)を設けて、コントローラ114と通信することによって記録媒体の種類の情報を得て、ステイプル動作を制御するようにしてもよい。
【0092】
なお、さらに後処理装置が画像形成装置に対して着脱可能な構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】実施例1における画像形成装置の構成図
【図2】実施例1における最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャート
【図3】実施例1における最大ステイプル枚数を決定するためのテーブルA
【図4】実施例2における最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャート
【図5】実施例2における最大ステイプル枚数を決定するためのテーブルB
【図6】実施例3における画像形成装置の構成図
【図7】実施例3における最大穿孔枚数に関する制御のフローチャート
【図8】実施例3における最大穿孔枚数を決定するためのテーブルC
【図9】実施例4における画像形成装置の構成図
【図10】実施例4における最大ステイプル枚数に関する制御のフローチャート
【図11】実施例4における最大ステイプル枚数を決定するためのテーブルD
【図12】実施例1〜3におけるメディアセンサの構成を示す図
【図13】実施例1〜3におけるメディアセンサによる記録媒体の表面を読み取った結果を示す図
【図14】実施例1〜3におけるメディアセンサによる記録媒体の厚みを検知する場合の構成及びメディアセンサの読み取り結果を示す図
【図15】その他の実施例の構成を示す図
【符号の説明】
【0094】
101 画像形成装置
105 メディアセンサ
107 プロセスカートリッジ
114 コントローラ
115 ステイプルユニット
116 ジョガーガイド
120 後処理装置
602 パンチャーユニット
605 後処理装置
902 後処理装置
903 硬度センサ
P 記録媒体




 

 


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