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画像形成装置及びその制御方法 - キヤノン株式会社
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発明の名称 画像形成装置及びその制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−10869(P2007−10869A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−189798(P2005−189798)
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
代理人 【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
発明者 齋田 忠明 / 森 昭人 / 関口 信夫 / 高橋 圭太
要約 課題
大型化させることなく、画質の向上と画像形成速度の向上との両立を図ることができる画像形成装置を提供する。

解決手段
画像形成装置1000は、YMCKの4色のトナーを用いる4色モード、及びさらに2色のスポットカラーのトナーを用いる6色モードを有し、複数の現像器4y,4m,4c,4k,4s1,4s2がリボルバ式に配列された回転現像装置4と、回転現像装置4に当接されトナー画像が一次転写される感光ドラム1とを備える。画像形成装置1000が4色モードで動作する場合において、特色現像器4s1,4s2が感光ドラム1に当接したときに回転現像装置4が回転駆動を停止したときは、特色現像器4s1,4s2に現像バイアスDC,AC、及び汚れ防止バイアスの中から選択された汚れ防止バイアスを印加する。
特許請求の範囲
【請求項1】
4色のトナーを用いて画像形成を行うための4色モード、又は前記4色のトナー及び少なくとも1つスポットカラーのトナーを用いて画像形成を行うための多色モードで動作する画像形成装置において、前記4色のトナーを格納する第1の現像器及び前記スポットカラーのトナーを格納する少なくとも1つの第2の現像器がリボルバ式に配列された回転現像装置と、前記回転現像装置に当接され前記トナーにより所定の画像が形成される像担持体と、前記回転現像装置を回転駆動させる回転駆動装置と、複数の現像バイアスの中から選択された所定の現像バイアスを印加する現像バイアス制御装置とを備え、前記現像バイアス制御装置は、前記4色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接した場合に、前記回転駆動装置が前記回転駆動を停止したときは、前記第2の現像器に前記複数の現像バイアスの中から選択された第1の現像バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記回転駆動装置が前記回転駆動を停止したときに前記複数の現像器のうち所定の現像器に格納されているトナーのトナー濃度を検出する少なくとも1つのトナー濃度検出装置を備え、前記少なくとも1つのトナー濃度検出装置は、前記4色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接して前記回転駆動装置が前記回転駆動を停止している間に、前記4つの第1の現像器のうち少なくとも1つの第1の現像器のトナー濃度を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記回転駆動の停止時間は前記トナー濃度の検出時間と実質的に等しいことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の現像バイアスの印加時間は前記トナー濃度の検出時間と実質的に等しいことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記回転駆動装置は、前記トナー濃度の検出時間が経過した後に前記回転駆動を再開することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記現像バイアス制御装置は、前記多色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接した場合に前記回転駆動装置が前記回転駆動を停止したときは、前記第2の現像器に前記複数の現像バイアスの中から選択された前記第1の現像バイアスとは異なる第2の現像バイアスを印加することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の現像バイアスの出力レベルは前記第2の現像バイアスの出力レベルよりも低いことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の現像バイアスの印加時間は前記第2の現像バイアスの印加時間よりも短いことを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
【請求項9】
4色のトナーを格納する第1の現像器及びスポットカラーのトナーを格納する少なくとも1つの第2の現像器がリボルバ式に配列された回転現像装置と、前記回転現像装置に当接され前記トナーにより所定の画像が形成される像担持体とを備え、前記4色のトナーを用いて画像形成を行うための4色モード、又は前記4色のトナー及び前記少なくとも1つスポットカラーのトナーを用いて画像形成を行うための多色モードで動作する画像形成装置の制御方法において、前記回転現像装置を回転駆動させる回転駆動ステップと、複数の現像バイアスの中から選択された所定の現像バイアスを印加する現像バイアス制御ステップとを有し、前記現像バイアス制御ステップは、前記4色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接した場合に前記回転駆動が停止したときは、前記第2の現像器に前記複数の現像バイアスの中から選択された第1の現像バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項10】
前記回転駆動が停止したときに前記複数の現像器のうち所定の現像器に格納されているトナーのトナー濃度を検出するトナー濃度検出ステップを有し、前記トナー濃度検出ステップは、前記4色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接して前記回転駆動が停止している間に、前記4つの第1の現像器のうち少なくとも1つの第1の現像器のトナー濃度を検出することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項11】
前記回転駆動の停止時間は前記トナー濃度の検出時間と実質的に等しいことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項12】
前記第1の現像バイアスの印加時間は前記トナー濃度の検出時間と実質的に等しいことを特徴とする請求項10又は11記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項13】
前記回転駆動ステップは、前記トナー濃度の検出時間が経過した後に前記回転駆動が再開されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項14】
前記現像バイアス制御ステップは、前記多色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接した場合に前記回転駆動が停止したときは、前記第2の現像器に前記複数の現像バイアスの中から選択された前記第1の現像バイアスとは異なる第2の現像バイアスを印加することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項15】
前記第1の現像バイアスの出力レベルは前記第2の現像バイアスの出力レベルよりも低いことを特徴とする請求項14記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項16】
前記第1の現像バイアスの印加時間は前記第2の現像バイアスの印加時間よりも短いことを特徴とする請求項14又は15記載の画像形成装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びその制御方法に関し、特に、複数の色のトナーを用いてフルカラーの画像形成が可能な画像形成装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置においては、YMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の4色のトナーを用いたフルカラーの画像形成と、ブラックのトナーのみを用いた単色の画像形成(ブラック単色作像)を切り替えて動作させることが可能である。
【0003】
ブラック単色作像に切り替えて画像形成装置を動作させた場合には、非現像色のトナーを格納する現像器(現像ステーション)によって感光ドラムや中間転写ベルトにトナー付着が発生することがある。トナー付着が発生すると、記録紙上に転写される画像が汚れるので、画質が悪化する。そこで、トナー付着を防止又は回避するための技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0004】
特許文献1に記載の技術では、インライン式(タンデム方式)に配列された複数対の現像器及び感光ドラムを備える画像形成装置において、例えば感光ドラムにバイアスを印加することによって、非現像色のトナーに対応する感光ドラムの表面に発生する電位ムラが小さくなるように制御している。これにより、トナー付着の発生を防止して画質を向上させることができる。
【0005】
特許文献2に記載の技術では、複数の現像器がリボルバ式に配列された回転現像器を備える画像形成装置において、中間転写ベルト上の転写領域以外の領域、即ち非転写領域上にトナー付着を発生させるように制御している。これにより、転写領域上におけるトナー付着の発生を回避して画質を向上させることができる。
【0006】
また、上記リボルバ式の回転現像器には、最終現像色であるブラックに対応するブラック現像器と初期現像色であるイエローに対応するイエロー現像器の間に、YMCKとは異なる特別な色(スポットカラー)の特色トナーを用いる特色現像器が配列されたものがある。このような特色現像器が配列された回転現像器を備える画像形成装置では、一般的に、特色トナーを用いた画像形成を行う頻度は低いため、特色トナーを用いないでYMCKの4色のトナーのみを用いた画像形成を行うための4色モードで動作することが多い。
【0007】
したがって、4色モードで動作するときは、ブラック現像器の配列位置からイエロー現像器の配列位置まで回転現像器を高速で回転させることによって、上記非現像色に該当するスポットカラーに対応する特色現像器の配列位置は転写領域を通過する。これにより、生産性をアップさせること、具体的には、画像形成に必要な時間を低減させることができる。また、特許文献2に記載の技術に基づいて、ブラック現像器からイエロー現像器まで回転現像器を回転させている時間を、非転写領域上に特色現像器によるトナー付着を発生させる時間に対応させることにより、転写領域上におけるトナー付着の発生を回避して画質を向上させることができる。
【0008】
ところで、回転現像器を備える画像形成装置は、ATR(automatic toner replenisher)を用いてトナー濃度制御(ATR制御)を行っている。ATR制御では、他の現像器が現像動作中に、現像動作が終了した現像器のスリーブ面のトナー濃度を検知するサンプリングを行う。
【特許文献1】特開2003−280318号公報(段落[0061])
【特許文献2】特開2003−076102号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特色現像器が配列された回転現像器を備える画像形成装置において、画像形成に必要な時間を低減させるために回転現像器を非常に高い速度で回転させると、上記サンプリングを行うのに必要な時間を確保することができなくなると共に、非転写領域上に特色現像器によってトナー付着させる時間を確保することができなくなる。また、上記サンプリングを含むATR制御を現像制御に組み込むと、回転現像器を非常に高い速度で回転させても、現像を含む画像形成に必要な時間が増大する。したがって、回転現像器を備える画像形成装置では、画像形成速度の向上と画質の向上とを両立させることが困難である。
【0010】
また、タンデム方式に配列された複数対の現像器及び感光ドラムを備える画像形成装置において、さらに、特色現像器及び感光ドラムを配設すると画像形成装置が大型化する。
【0011】
本発明の目的は、大型化させることなく、画質の向上と画像形成速度の向上との両立を図ることができる画像形成装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、4色のトナーを用いて画像形成を行うための4色モード、又は前記4色のトナー及び少なくとも1つスポットカラーのトナーを用いて画像形成を行うための多色モードで動作する画像形成装置において、前記4色のトナーを格納する第1の現像器及び前記スポットカラーのトナーを格納する少なくとも1つの第2の現像器がリボルバ式に配列された回転現像装置と、前記回転現像装置に当接され前記トナーにより所定の画像が形成される像担持体と、前記回転現像装置を回転駆動させる回転駆動装置と、複数の現像バイアスの中から選択された所定の現像バイアスを印加する現像バイアス制御装置とを備え、前記現像バイアス制御装置は、前記4色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接した場合に、前記回転駆動装置が前記回転駆動を停止したときは、前記第2の現像器に前記複数の現像バイアスの中から選択された第1の現像バイアスを印加することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置の制御方法は、4色のトナーを格納する第1の現像器及びスポットカラーのトナーを格納する少なくとも1つの第2の現像器がリボルバ式に配列された回転現像装置と、前記回転現像装置に当接され前記トナーにより所定の画像が形成される像担持体とを備え、前記4色のトナーを用いて画像形成を行うための4色モード、又は前記4色のトナー及び前記少なくとも1つスポットカラーのトナーを用いて画像形成を行うための多色モードで動作する画像形成装置の制御方法において、前記回転現像装置を回転駆動させる回転駆動ステップと、複数の現像バイアスの中から選択された所定の現像バイアスを印加する現像バイアス制御ステップとを有し、前記現像バイアス制御ステップは、前記4色モードで動作する場合において、前記第2の現像器が前記像担持体に当接した場合に前記回転駆動が停止したときは、前記第2の現像器に前記複数の現像バイアスの中から選択された第1の現像バイアスを印加することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、リボルバ式の回転現像装置を備える画像形成装置が4色モードで動作する場合において、回転現像装置が有するスポットカラーのトナーを格納する第2の現像器が像担持体に当接した場合に回転現像装置が回転駆動を停止したときは、第2の現像器に複数の現像バイアスの中から選択された第1の現像バイアスを印加するので、多色モードを有する場合であっても画質の向上と画像形成速度の向上との両立を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。
【0017】
図1において、画像形成装置1000は、上部に設けられた自動原稿送り装置(RDF:Recirculating Document Feeder)400と、RDF400の下部に設けられたデジタルカラー画像リーダ部(以下、「リーダ部」という)201と、下部に設けられたデジタルカラー画像プリンタ部(以下、「プリンタ部」という)202と、リーダ部201とプリンタ部202の間に設けられた画像処理部203と、後述する図3の操作部300(不図示)とを備え、フルカラーの画像形成を行う。RDF400は、複数の原稿を自動的に交換する。また、リーダ部201には、原稿30を載置するための原稿台ガラス31が設けられている。
【0018】
リーダ部201は、原稿の画像を読み取って画像データとして取得するフルカラーセンサとしてのCCD34を備える。画像処理部203は、リーダ部201が取得した画像データに対して所定の処理を行う。プリンタ部202は、画像処理部203で処理された画像データに対応する画像を所定の記録紙に転写することにより画像形成を行う。
【0019】
なお、画像形成装置1000の詳細な構成要素については後述する。
【0020】
図2は、図1の画像形成装置1000の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【0021】
図2において、画像形成装置1000は、リーダ部201及び画像処理部203の制御を行うリーダコントローラ700と、プリンタ部202の制御を行うプリンタコントローラ701とから主に構成されている。
【0022】
リーダコントローラ700には、画像処理部203と、図1における走査ユニット32を移動させるための不図示の光学モータを駆動するための光学モータドライバ702と、RDF400を制御するためのDF制御部703と、CCD34の制御を行うCCDドライバ704と、リーダコントローラ700の制御プログラムを格納するROM705と、制御値等のデータを格納するためのワークエリアとして機能するRAM706と、走査ユニット32等を駆動するためのI/O部707とが接続されている。RAM706には、画像形成装置1000の電源を切断してもデータを保持することができるように、バックアップ電源としての電池(不図示)が接続されている。
【0023】
画像処理部203には、外部IF処理部720と、画像メモリ部730とが接続されている。画像メモリ部730は、ページメモリ部731と、メモリコントローラ部732と、圧縮部733と、ハードディスク(HD)734を備える。
【0024】
プリンタコントローラ701には、画像処理部203と、プリンタコントローラ701の制御プログラムを格納するROM750と、制御値等のデータを格納するためのワークエリアとして機能するRAM751と、図1における電位センサ12及び光量センサ13等から入力されるアナログ信号をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ752と、D/Aコンバータ753と、モータ及びクラッチ等の負荷を駆動するI/O部754と、プリンタコントローラ701との間で通信を行うソータコントローラ708と、レーザドライバ709とが接続されている。D/Aコンバータ753は、アナログ設定値を高圧制御部770等に出力する。
【0025】
ソータコントローラ708は、後述する図3の操作部300で選択されたノンソートモード、ソートモード、又はグループモードにおいて設定された記録紙の積載形態の指示に従った積載制御や、操作部300で選択されたステイプルモードにおいて設定された指示に従ってステイプル制御を行う。
【0026】
また、図2に示すように、A/Dコンバータ752には、定着サーミスタ781、電位センサ12、温度センサ782、湿度センサ783、図1における中間転写ベルト5aに対面して設けられた第1の濃度センサとしての光量センサ13、及び図1における回転現像装置4に対面して設けられた第2の濃度センサとしての非接触型ATRセンサ10が接続されている。また、I/O部754には、回転現像装置4用の現像ロータリモータを駆動させる回転モータドライバ762、図1における感光ドラム1を駆動させるためのドラムモータドライバ763、給紙カセット7a,7b,7c,7d用の給紙モータドライバ764、二次転写ローラ5c用の脱着モータドライバ765、後述するベルトクリーニング器6用の脱着モータドライバ766、及び後述する定着駆動モータドライバ761が接続されている。
【0027】
図3は、図1の画像形成装置1000が備える操作部300の構成を詳細に示す平面図である。
【0028】
図3において、操作部300には、画像形成枚数の設定や動作モードの設定値の入力に使用するテンキー351と、後述する表示パネル369上のカーソルを移動させるためのカーソルキー365〜368と、移動させたカーソルの位置に対応する設定を入力値として決定するためのOKキー364と、設定された画像形成枚数クリアしたり、画像形成動作を停止したりするために使用するクリア/ストップキー352と、設定された画像形成枚数や動作モードや選択された給紙カセットを規定値又は規定の設定に戻すためのリセットキー353と、画像形成動作を開始する際に押下されるスタートキー354とが設けられている。
【0029】
また、操作部300は、液晶及びタッチパネルで構成される表示パネル369を備え、表示パネル369は、設定されているモードに応じた内容を表示する。これにより、容易にモードの設定を詳細に行うことができる。なお、表示パネル369はタッチパネルを備えなくてもよい。
【0030】
さらに、操作部300には、例えば標準の厚さよりも厚い記録紙へ画像形成を行う厚紙モードを設定するための紙種設定キー371と、紙種設定キー371によって厚紙モードが設定されたことを点灯により示すLED370と、4種類の両面モードの中から一の両面モードを設定するための両面モード設定キー375と、設定された両面モードに応じて点灯するLED372〜374とが設けられている。また、紙種設定キー371は、厚紙モード以外にも、OHP用紙用のモードやその他の特殊用紙用のモードが設定可能に構成されている。
【0031】
さらには、操作部300には、YMCKの4色のトナーを用いて画像形成を行うための4色モードと、及びYMCKの4色に加えて例えば2色の特別な色(本実施の形態では第1及び第2のスポットカラー)のトナーを用いて画像形成を行うための6色モードと、ブラックのトナーを用いて単色で画像形成を行うための単色モード(モノクロモード)との間で設定を切り替えるためのカラー/モノクロ設定キー357が設けられている。なお、トナーは、基体としての樹脂、現像剤としての着色剤、分散媒、トナーに電荷を付与するためのキャリアなどから構成されている。
【0032】
上記4種類の両面モードには、片面原稿から片面出力を行う「片−片モード」、片面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モード」、及び両面原稿から2枚の記録紙に対して片面出力を行う「両−片モード」がある。「片−片モード」ではLED372〜374の全てが消灯し、「片−両モード」ではLED372のみが点灯し、「両−両モード」ではLED373のみが点灯し、「両−片モード」ではLED374のみが点灯するように構成されている。
【0033】
また、操作部300には、ノンソートモード、ソートモード、グループモード、ステイプルモードなどのモードを設定すると共に、設定されたモードに対応する記録紙の積載形態などを設定するためのモード設定キー301を備える。
【0034】
以下、図1の画像形成装置1000の画像形成動作について説明する。なお、本実施の形態では、主に、種類が普通紙である記録紙に対して4色モードで画像形成を行う場合について説明する。4色モードでは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナーを用いる。
【0035】
リーダ部201は、原稿台ガラス31上に載置された原稿30を走査ユニット32内の露光ランプにより露光走査する。露光走査により得られた原稿30からの反射光像は、レンズ33により集光されて、RGB3色分解フィルタと一体的に形成されたCCD34に入射する。これにより、CCD34は、原稿30の画像をカラー色分解画像アナログ信号(原稿情報)として取得する。原稿情報は、所定の増幅回路によりデジタル化されて画像処理部203に入力される。
【0036】
画像処理部203は、デジタル化された原稿情報(画像信号)に対して所定の処理を施して、プリンタ部202に送出する。所定の処理では、画像信号をYMCKの各光信号に変換する。
【0037】
プリンタ部202は、図1に示すように、像担持体である感光ドラム1を備える。感光ドラム1は、図1の矢印方向に回転自在に軸支されている。感光ドラム1の周囲には、前露光ランプ11と、コロナ帯電器2と、レーザ露光光学系3と、電位センサ12と、回転現像装置4と、中間転写ベルト5aと、ベルトクリーニング器6と、光量センサ13と、ドラムクリーニング器7とが配置されている。
【0038】
回転現像装置4は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のトナーを格納する現像器4y,4m,4cと、ブラック(K)のトナーを格納する現像器4kと、6色モード用の第1及び第2のスポットカラーのトナーを格納する特色現像器4s1,4s2とを備え、これらの現像器がリボルバ式に配列されている。ベルトクリーニング器6及び光量センサ13は、中間転写ベルト5a上に設けられている。回転現像装置4の周囲には、非接触型ATRセンサ10が設けられており、後述するATR制御を行う。
【0039】
プリンタ部202は、以下のように動作することによって画像形成を行う。
【0040】
まず、感光ドラム1を矢印方向に回転させ、感光ドラム1を前露光ランプ11で除電し、続いて、コロナ帯電器2により一様に帯電させる。次いで、レーザ露光光学系3では、図2のレーザドライバ709によって駆動された不図示のレーザ出力部が画像処理部203から送出された光信号に対応する色のレーザ光をポリゴンミラー3aに向かって出射し、ポリゴンミラー3aで反射されたレーザ光は、レンズ3b及びミラー3cを介して感光ドラム1の表面を走査する。この結果、一様に帯電していた感光ドラム1の表面には、レーザ露光光学系3から出射されたレーザ光に応じて分解色に対応する潜像が形成される(潜像形成)。
【0041】
次に、回転現像装置4用の現像ロータリモータ(不図示)は、回転することにより、現像器4y,4m,4c,4kのうち、レーザ光に対応する色に応じた現像器を択一的に感光ドラム1に当接させる。感光ドラム1に当接すべき現像器は、現像器4y,4m,4c,4kの順で順次変更される。感光ドラム1に当接した現像器は、レーザ光に対応する色のトナーを用いて感光ドラム1上の潜像に応じたトナー画像を形成する(現像動作)。
【0042】
次に、画像形成動作を制御するために用いる中間転写体基準信号について説明する。
【0043】
中間転写ベルト5aへの一次転写を定点PTAが先頭になるように行うために、即ち4色のトナー像の転写位置を合わせるために、中間転写ベルト5a上には、センサとセンサ検出フラグ(不図示)が配置されている。
【0044】
図4は、図1における中間転写ベルト5a上に転写されるトナー画像を説明するための図であり、(a)は、1枚の記録紙に画像形成すべきトナー画像が中間転写ベルト5a上に転写された状態を、(b)は、2枚の記録紙に画像形成すべきトナー画像が中間転写ベルト5a上に転写された状態を示す。
【0045】
図4に示すように、本実施の形態では、画像形成を施すべき記録紙のサイズが中間転写ベルト5aの全周の2分の1以下、例えば250mm以下であるときは、まず、図4(a)に示すように、中間転写ベルト5a上の定点PTAが先頭となるように、1枚の記録紙Aに画像形成すべきトナー画像400aが一次転写される。このような画像形成を「1枚貼り」という。続いて、図4(b)に示すように、中間転写ベルト5a上の定点PTBが先頭となるように、2枚目の記録紙Bに画像形成すべきトナー画像400bが一次転写される。図4(b)に示すような画像形成を、以下「2枚貼り」という。この定点PTBは、中間転写ベルト5aの回転軸に関して定点PTAとは対称的な位置(角度180°)に配置された対向点である。
【0046】
なお、画像形成を施すべき記録紙のサイズが中間転写ベルト5aの全周の2分の1以上、例えば250mmよりも大きいときは、図4(a)に示すように、中間転写ベルト5a上の定点PTAが先頭となるように、トナー画像が一次転写され、2枚貼りは行われない。これにより、中間転写ベルト5aの回転方向に対応する記録紙のサイズが変わっても、中間転写ベルト5a上にトナー画像を確実に一次転写させることができる。
【0047】
定点PTAが先頭になるようにトナー画像を一次転写することを「A面作像」、及びその制御を「A面貼り制御」という。また、定点PTBが先頭になるようにトナー画像を一次転写することを「B面作像」、及びその制御を「B面貼り制御」という。
【0048】
フルカラーでの画像形成の場合には、上述したような一次転写を所望数の色数、即ち4色のトナー画像について行うことにより、中間転写ベルト5a上にフルカラーのトナー画像を形成する一次転写が完了する。
【0049】
図5は、潜像形成開始直後における図1における感光ドラム1と中間転写ベルト5aの関係を説明するために用いられる図であり、図6は、図1の画像形成装置1000によって実行される一次転写動作のタイミングチャートである。
【0050】
図5は、例えばマゼンタのトナー画像500aを中間転写ベルト5aに一次転写した後に、例えばシアンに対応するレーザ光により感光ドラム1上に潜像の形成を開始する際の様子を示している。図5に示すように、感光ドラム1上に形成されるシアンに対応する潜像形成の開始タイミングは、感光ドラム1の円周上における潜像形成の開始位置から中間転写ベルト5aに当接するまでの距離LLTと、中間転写ベルト5aの周上における定点PTAの位置から感光ドラム1に当接するまでの距離LLTとが一致するように決定される。これにより、定点PTAの位置で、形成された潜像が現像された結果であるシアンのトナー画像の先端の位置を転写済みのマゼンタのトナー画像500aの先端の位置に一致させることができる。
【0051】
上述したように決定された潜像形成の開始タイミングに基づいて以下に説明する中間転写体基準信号が生成される。なお、この中間転写体基準信号は、中間転写ベルト5aが回転しているときに生成される。
【0052】
図6に示すように、中間転写体基準信号A(ITOP−A)は、潜像形成の開始タイミングの所定時間Tprei前の時刻に立ち下がるように構成されている。即ち、中間転写体基準信号Aが立ち下がった後、時間Tpreiが経過したタイミングで、潜像形成(レーザ出射)の開始及びトナー画像(画像データ)の現像の開始が実行される(状態A)。その後、距離LLTと感光ドラム1及び中間転写ベルト5aの回転スピードに基づいて決定される時間が経過したタイミングで、現像されたトナー画像の中間転写ベルト5aへの一次転写が開始される(状態B)。
【0053】
なお、B面貼り制御を実行する際にも、中間転写体基準信号Aと同様の中間転写体基準信号B(ITOP−B)が生成される。
【0054】
感光ドラム1上で現像されたトナー画像は、一次転写帯電器5bによって印加された高電圧により、中間転写ベルト5a上に転写される。したがって、中間転写ベルト5aは、感光ドラム1上のトナー像を、記録紙に転写(二次転写)する前に一時的に転写するための中間転写体として機能する。
【0055】
次に、光量センサ13を用いた第1のトナー濃度制御処理について説明する。
【0056】
現像器4m、現像器4c、及び現像器4y内のトナーは、波長が約960nmの近赤外光を反射するという特性を有する。
【0057】
この特性を利用するために、中間転写ベルト5a上に現像されたトナー画像に対して近赤外光を不図示の照射光源から照射して、光量センサ13により、中間転写ベルト5a上の反射成分、即ちトナーからの反射光の光量と、照射光源からの直接光の光量とを検知して、これらのデータをA/Dコンバータ752に入力する。なお、トナーからの反射光の光量のデータは、トナー濃度信号としてA/Dコンバータ752に入力される。
【0058】
A/Dコンバータ752は、これらの入力されたデータに対して所定のLUT変換(比較)を行うことにより、トナー濃度信号から、現像されたトナー画像のトナー濃度(現像後のトナー濃度)を取得すると共に、取得した現像後のトナー濃度に基づいて各現像器4m,4c,4y内の現像前のトナー濃度を算出する。
【0059】
イエロー、マゼンタ、シアンのトナーに関しては、取得した現像後のトナー濃度と算出された現像後のトナー濃度とに基づいた量のトナーを不図示のトナーカートリッジから各現像器4m,4c,4yに補給する。ブラックのトナーに関しては、トナー濃度信号に応じた量のトナーを不図示のホッパから現像器4kに補給する。
【0060】
一次転写終了後の感光ドラム1は、表面の残留トナーがドラムクリーニング器7でクリーニングされた後、再度、上述した潜像形成から、現像動作、及び一次転写までの一連の画像形成工程に供される。また、二次転写終了後の中間転写ベルト5aは、表面の残留トナーがベルトクリーニング器6でクリーニングされた後、再度画像形成工程に供される。
【0061】
4色モードでは、イエローに対応する画像形成工程は、感光ドラム1と中間転写ベルト5aが1回転する間に実行される。その後、同様の画像形成工程を、マゼンタ、シアン、ブラックについても実行する。これにより、4色フルカラーで現像されたトナー画像の中間転写ベルト5aへの一次転写が完了し、一次転写されたフルカラーのトナー画像は、後述するように搬送された記録紙に二次転写される。
【0062】
なお、4色モードでは、非現像色に該当するスポットカラーに対応する特色現像器4s1,4s2を使用しないので、回転現像装置4を最終現像色のブラックに対応する現像器4kから先頭色のイエローに対応する現像器4yまで所定の時間をかけて回転させる。この所定の時間は、後述する図7を用いて説明するように、感光ドラム1と中間転写ベルト5aが2回転するのに必要な時間よりもはるかに短い。
【0063】
一方、6色モードでは、4色のYMCKのトナー画像の一次転写を行った後に、感光ドラム1と中間転写ベルト5aが2回転する間に2色のスポットカラーのトナー画像の一次転写を行う。これにより、6色フルカラーで現像されたトナー画像の中間転写ベルト5aへの一次転写が完了し、一次転写されたフルカラーのトナー画像は、後述するように搬送された記録紙に二次転写される。
【0064】
次に、図1におけるプリンタ部202の記録紙搬送部9gが実行する記録紙の搬送動作と、搬送動作に伴って実行される処理について説明する。
【0065】
この後、複数の給紙カセット7a,7b,7c,7dから選択された一の給紙カセットから搬送された記録紙を、レジストレーションローラ対50を用いて二次転写ローラ5cの位置へと適切なタイミングで搬送する。このとき、二次転写ローラ5cは、記録紙が二次転写ローラ5cの位置に搬送されるタイミングに合わせて中間転写ベルト5aを所定の高い圧力(二次転写圧力)で付勢することによって二次転写電流を発生させる。これにより、中間転写ベルト5a上の4色のトナー画像を記録紙上に転写する二次転写が行われる。
【0066】
上記二次転写圧力を生成するために、記録紙搬送部9gには、二次転写ローラ5cを駆動するための偏心カム25が設けられている。偏心カム25を動作させると二次転写ローラ5cと一体的に設けられているカムフォロア(不図示)が作動する。これにより、二次転写ローラ5cは、中間転写ベルト5aと二次転写ローラ5cの間隔(ギャップ)の大きさを任意に変更(即ち、脱着)することが可能となる。例えば、二次転写を行っている間は、上記ギャップを小さくすることにより上記二次転写圧力の印加が生成される。また、スタンバイ中又は電源オフである間は、上記ギャップが大きくなるように偏心カム25及び二次転写ローラ5cは構成されている。
【0067】
4色のトナー画像の二次転写が終了すると、記録紙搬送部9gは、中間転写ベルト5aの回転スピードと実質的に等しい画像形成スピード(プロセススピード)(以下、この速度を「基準処理速度VP」という)で記録紙を二次転写ローラ5cの位置から熱ローラ定着器9に向かって搬送する。また、基準処理速度VPは、中間転写ベルト5aの回転スピードだけでなく、感光ドラム1や回転現像装置4の回転スピードとも実質的に等しい。
【0068】
次に、熱ローラ定着器9について詳細に説明する。
【0069】
熱ローラ定着器9は、図1に示すように、定着上ローラ9a及び定着下ローラ9bで構成される定着ローラ対と、定着ウェッブ9cと、定着上ローラ9aをその略中心部で軸支する定着上ヒータ9eと、定着下ローラ9bをその略中心部で軸支する定着下ヒータ9fとを備える。定着上ヒータ9eは定着上ローラ9aを加熱し、定着下ヒータ9fは定着下ローラ9bを加熱する。
【0070】
熱ローラ定着器9は、定着ローラ9a,9bの熱エネルギーによって記録紙上に転写されたトナー画像のトナーを溶融すると共に、定着ローラ9a,9b間の圧力によって溶融したトナーを記録紙に定着させる定着処理を行う。
【0071】
定着ローラ対の表面温度は、図2における温度センサ782により測定され、定着サーミスタ781によって制御される。具体的には、定着上ローラ9aの表面温度は定着上サーミスタにより制御され、定着下ローラ9bの表面温度は定着下サーミスタにより制御される。したがって、定着上サーミスタ及び定着下サーミスタは、定着サーミスタ781を構成する。
【0072】
定着ウェッブ9cは、必要に応じて定着上ローラ9aに当接することにより、その表面で定着上ローラ9a上の汚れやオフセットしたトナーを除去するクリーニングを行う。また、定着ウェッブ9cは、その巻き取り可能な表面を新しい表面に交換する所定の巻き取り装置が内蔵されており、これにより、定着ウェッブ9cのクリーニング性能を向上させることができる。
【0073】
また、定着ローラ9a,9bは、図2における定着駆動モータドライバ761により駆動された定着駆動モータ(不図示)により駆動される。なお、該定着駆動モータは、記録紙搬送部9gも駆動する。したがって、記録紙の種類が普通紙である場合には、熱ローラ定着器9の定着スピード(以下、「普通紙定着スピードVFN」という)は、記録紙搬送部9gの基準処理速度VPと実質的に等しい。
【0074】
上述した説明では、記録紙の種類が普通紙である場合について説明したが、記録紙の種類が厚紙やOHP用紙であるときは、以下のように定着処理を行う。
【0075】
定着駆動モータドライバ761は、複数、例えば4種類の定着スピードで定着駆動モータを駆動できるように構成されている。
【0076】
この結果、熱ローラ定着器9は、普通紙よりもトナー画像の定着性が悪い厚紙に対しては、基準処理速度VP、即ち普通紙定着スピードVFNよりも低い厚紙定着スピードVFDで定着を行う。同様に、熱ローラ定着器9は、普通紙よりもトナー画像の定着性が悪いOHP用紙に対しては、普通紙定着スピードVFNよりも低いOHP定着スピードVFOで定着を行う。さらには、熱ローラ定着器9は、後述する両面出力2面目のトナー画像を普通紙に定着するときには、基準処理速度VPよりも低い2面目定着スピードVFDで定着を行う。
【0077】
なお、厚紙やOHP用紙に対して、普通紙定着スピードVFNよりも低い定着スピードで定着を行う理由は、普通紙よりもより多くの定着に必要なエネルギー(熱及び圧力)を供給して普通紙に対する定着と同様の画像トナーの定着性を得るために、単位面積/時間当たりのエネルギーを増大させる必要があるからである。
【0078】
上述したように、熱ローラ定着器9は、普通紙、厚紙、及びOHP用紙などの複数種類の記録紙に対応することができると共に、複数の画像形成の種類に対応することができ、画像トナーの定着性を向上させることができる。
【0079】
上記4種類の定着スピードは、「VP=VFN>VFD>VFT>VFO」の関係が成立するように定着駆動モータドライバ761に設定されている。なお、両面出力2面目のトナー画像がモノクロである場合には、即ち画像形成装置1000がモノクロモードで動作するときは、2面目定着スピードVFDに代えて普通紙定着スピードVFNが定着駆動モータドライバ761に設定されている。
【0080】
また、画像形成装置1000は、熱ローラ定着器9の定着スピードに応じて、中間転写ベルト5aの回転スピードを変更するように構成されている。定着駆動モータが普通紙定着スピードVFNよりも低い速度で駆動されたときには、画像形成装置1000は、最終現像色に対応する転写動作の終了後に中間転写ベルト5aの回転スピードを熱ローラ定着器9の定着スピードにまで減速する。これにより、中間転写ベルト5aの回転スピードを維持するために、記録紙搬送部9gに、熱ローラ定着器9の定着スピードにまで減速するための所定の速度変換機構を設ける必要をなくして、画像形成装置1000の大型化を回避することができる。具体的には、記録紙搬送部9gにおいて、二次転写ローラ5bの位置から上下定着ローラ9a,9bの位置までの搬送パスの寸法を示す距離を厚紙の画像形成可能最大サイズより大きくする必要をなくすことができる。
【0081】
熱ローラ定着器9によりトナー画像が定着した記録紙は、画像形成装置1000の外部に向かって排出される。画像形成装置1000の外部には、排紙部又はソータが設けられており、ソータが設けられている場合には、排出された記録紙に対して操作部300で設定されたソート処理が施される。
【0082】
また、画像形成工程において、記録紙の両面に画像を形成する場合には、一方の面(表面)(以下、「両面出力1面目」という)に画像が形成された記録紙を定着器9から排出した直後に、搬送パス切り替えガイド19を駆動することにより、その記録紙を、搬送縦パス20を経て反転パス21aに一旦導く。その後、反転ローラ21bを逆転させると、反転パス21aに導いた際の記録紙の後端が先頭になるように、記録紙は、反転パス21aに導かれた際の方向とは反対の方向に搬送され、その後、両面パス22に収納される。これにより、記録紙の面が反転して他方の面(裏面)が上面になる。その後、両面パス22に収納された記録紙を、上述した画像形成工程と同様に二次転写ローラ5cの位置へと搬送することによって、裏面(両面出力2面目)にもトナー画像を形成する。
【0083】
以下、非接触型ATRセンサ10を用いたATR制御処理について説明する。
【0084】
本ATR制御処理は、現像後のトナー濃度に基づいて間接的に現像前のトナー濃度を算出する上記光量センサ13を用いた第1のトナー濃度制御処理とは異なり、直接的にトナー濃度を検出する第2のトナー濃度制御処理として行われるものである。
【0085】
非接触型ATRセンサ10は、図1に示すように、回転現像装置4に対面する位置に設けられている。非接触型ATRセンサ10は、回転現像装置4の回転に伴って対面した現像器に格納されているトナーのトナー濃度を直接的に検出する。この検出では、まず、内蔵のLEDで対面している現像器のスリーブ面を露光するサンプリングを行い、次いで、非接触型ATRセンサ10は、その反射光量に基づいて現像器のスリーブ面上でのトナー濃度を検出する。ATR制御処理では、トナー濃度が高いときはトナー補給量を低減させ、トナー濃度が低いときはトナー補給量を増大させるように制御する。これにより、トナー濃度を安定化させて画質を向上させることができる。
【0086】
上記検出は、回転現像装置4の所定の現像器が現像動作を行っているときに、所定の現像器とは異なる他の現像器に対して行われる。この所定の現像器の現像色と、他の現像器のトナーの色(以下、「ATR読み取り色」という)との関係は、以下に示す通りである。
【0087】
現像色 ATR読み取り色
イエロー 第1のスポットカラー
マゼンタ 第2のスポットカラー
シアン イエロー
ブラック マゼンタ
第1のスポットカラー シアン
第2のスポットカラー ブラック
図7は、図1における非接触型ATRセンサ10によって実行されるATR制御処理の具体例を示すタイミングチャートである。なお、図7のタイミングチャートは、現像器4kの現像動作の開始前から現像器4yの現像動作の終了までの時間に対応する。
【0088】
図7に示すように、まず、回転現像装置4は、現像ロータリモータにより駆動されて回転する。この回転に伴ってブラックに対応する現像器4kが感光ドラム1に当接すると、その位置(K現像位置)で回転現像装置4の回転が停止する。
【0089】
続いて、回転現像装置4の回転が停止した後、現像器4kは、ブラックのトナーを用いて感光ドラム1の1回転に合わせて現像動作を行う。
【0090】
非接触型ATRセンサ10は、現像器4kが現像動作を行っている間(K現像時間)において、所定のサンプリング時間、例えば感光ドラム1の1回転に必要な時間の0.25倍に相当する時間にわたって、対面している現像器、即ちマゼンタに対応する現像器4mのスリーブ面をサンプリングする。
【0091】
現像器4kの現像動作が終了すると、回転現像装置4は、第1のスポットカラーに対応する特色現像器4s1がS1現像位置で感光ドラム1に当接するまで回転して停止する。4色モードでは第1のスポットカラーは非現像色に該当するので、特色現像器4s1は現像動作を行わない。非接触型ATRセンサ10は、シアンに対応する現像器4cのスリーブ面のサンプリングを所定のサンプリング時間にわたって行う。
【0092】
所定のサンプリング時間が経過すると、同様に、回転現像装置4は、特色現像器4s2がS2現像位置で感光ドラム1に当接するまで回転して停止する。特色現像器4s2も特色現像器4s1と同様に現像動作を行わない。非接触型ATRセンサ10は、現像器4kのスリーブ面のサンプリングを所定のサンプリング時間にわたって行う。
【0093】
続いて、所定のサンプリング時間が経過すると、回転現像装置4は、現像色に該当するイエローに対応する現像器4yがY現像位置で感光ドラム1に当接するまで回転して停止する。現像器4yは、Y現像時間において現像動作を行う。非接触型ATRセンサ10は、Y現像時間において所定のサンプリング時間にわたって特色現像器4s1のスリーブ面のサンプリングを行う。
【0094】
上述したように、図7に示す現像時間は、感光ドラム1が1回転するのに必要な時間に相当する。また、非現像時間は、非接触型ATRセンサ10のサンプリング時間に等しいか、又はそれよりも長ければよいので、現像時間よりもはるかに短くすることができる。これにより、画像形成速度の向上を図ることができる。
【0095】
また、図7に示すように、現像色に該当する色に対応する現像器には、現像時間にわたって2種類の現像バイアスDC,ACの双方のバイアスが印加される。ここで、現像バイアスDC(第2の現像バイアス)は、現像器のスリーブ面の電位を安定化させるためにイオン源としてDC放電を用いて印加されるものである。また、現像バイアスACは、現像を行うためにイオン源としてAC放電を用いて印加されるものである。したがって、回転現像装置4の回転を行っている間は、現像バイアスDC,ACの双方の印加をOFFにする。
【0096】
一方、非現像色に該当する色に対応する現像器には、非現像時間にわたって現像バイアスDCに基づいた汚れ防止バイアス(第1の現像バイアス)が印加され、現像バイアスACは印加されない。ここで、汚れ防止バイアスは、非現像色に該当する色に対応する現像器によるトナー汚れの発生を防止するために印加されるものである。また、汚れ防止バイアスは、トナー付着が発生しないように予め見積もられた所定の安全係数、例えば1以下の数値を上記現像時間にわたって印加される現像バイアスDCに乗算することによって得られたものであり、4色モード用に予め設定されている。非現像色に該当する色に対応する現像器に汚れ防止バイアスを印加するので、感光ドラム1におけるトナー汚れの発生を確実に防止することができる。
【0097】
非現像色に該当する色に対応する現像器は、そのスリーブ面の電位が、現像色に該当する色に対応する現像器のスリーブ面の電位よりも安定しているので、汚れ防止バイアスの印加時間は、現像色に該当する色に対応する現像器に印加される現像バイアスDCの印加時間、即ち現像時間よりも短くすることができる。これにより、画像形成速度の向上を図ることができる。また、汚れ防止バイアスの印加時間を上記サンプリング時間に等しいか、又はそれよりも短くすることにより、さらに画像形成速度を向上させることができる。
【0098】
また、非現像色に該当する色に対応する現像器のスリーブ面の電位が現像色に該当する色に対応する現像器のスリーブ面の電位よりも安定しているので、上記汚れ防止バイアス用の安全係数を確実に1よりも小さくする、即ち汚れ防止バイアスの出力レベルを現像色に該当する色に対応する現像器に印加される現像バイアスDCの出力レベルよりも小さくすることができ、もって消費電力を抑制することができる。
【0099】
なお、図7のタイミングチャートにおいて、感光ドラム1上のK現像時間後の非現像時間において生じた残留トナーは、感光ドラム1上のブラックに対応するトナー画像が形成された直後の領域上、即ち転写済み転写領域上に一次転写される。この理由は、感光ドラム1と回転現像装置4の当接位置が、感光ドラム1と中間転写ベルト5aの当接位置と異なることから明らかである。上記転写済み転写領域上に一次転写された残留トナーは、ベルトクリーニング器6によりクリーニングされ、クリーニングされた転写済み転写領域は、非現像時間後の現像時間において転写領域として使用される。
【0100】
図7のタイミングチャートを用いて説明した処理によれば、非現像色に該当する特色現像器4s1,4s2であっても現像位置で停止させることにより非現像時間が設けられているので、サンプリング時間を確保することができると共に、汚れ防止バイアスの印加時間を確保することができる。
【0101】
また、汚れ防止バイアスの印加時間を確保することができるので、非現像色に該当する特色現像器4s1,4s2のスリーブ面に付着しているトナーに含まれているキャリアが、表面に電位が生じている感光ドラム1に接触することを原因とする感光ドラム1の表面にトナー付着が発生するのを防止することができる。
【0102】
図7のタイミングチャートを用いて説明した処理の具体例では、4色モードで4色フルカラーのトナー画像を一次転写するまでに必要な処理時間は、感光ドラム1の回転回数で4.5回に相当する。この4.5回のうち4回は、4色のYMCKに対応する画像形成工程に必要な処理時間に相当し、残りの0.5回は、第1のスポットカラー及び第2のスポットカラーの現像時間をスキップしつつ、シアン及びブラックに対応するサンプリング時間に相当する。
【0103】
また、モノクロモードでブラック1色のトナー画像を一次転写するまでに必要な処理時間は、感光ドラム1の回転回数で1.25回〜1.5回に相当する。このうち1回は、1色のブラックに対応する画像形成工程に必要な処理時間に相当し、残りの0.25回〜0.5回は、非現像色である5色の現像時間をスキップしつつ、ブラックに対応するサンプリング時間に相当する。
【0104】
なお、図7のタイミングチャートを用いて説明した処理は、プリンタコントローラ701により行われている。プリンタコントローラ701は、不図示の検出器を介して特色現像器4s1,4s2の脱着状態を監視している。また、プリンタコントローラ701は、現像ロータリモータを駆動させて回転現像装置4の回転を現像位置で停止させる制御を開始させる際に、現像バイアスDC,AC、及び汚れ防止バイアスの中から出力すべきバイアスを決定する。具体的には、操作部300を介して4色モードが選択された場合において、現像動作を行わない特色現像器4s1,4s2を停止させたときは、汚れ防止バイアスを印加し、一方、操作部300を介して6色モードが選択された場合において、現像動作を行うべき特色現像器4s1,4s2を停止させたときは、濃度制御の結果に基づいたバイアス調整により設定された適切な現像バイアスDC及び現像バイアスACを出力する。
【0105】
図8は、図7のタイミングチャートに応じて実行される第1のバイアス制御処理のフローチャートである。
【0106】
図8において、まず、ステップS401では、現像器が現像位置で停止するように回転現像装置4及び現像ロータリモータを制御する。その際、多色モード、即ち6色モードであるか否かを判別し(ステップS402)、6色モードであるときは、停止させた現像器に上記バイアス調整に基づいた現像バイアスを印加して(ステップS404)ステップS405に進み、一方、6色モードでなく4色モードであるときは、停止させた現像器に汚れ防止バイアスを印加して(ステップS403)ステップS405に進む。
【0107】
ステップS405では、上述したように非接触ATR制御のサンプリングの実行を開始し、本処理を終了する。
【0108】
図9は、図7のタイミングチャートに応じて実行される第2のバイアス制御処理のフローチャートである。
【0109】
図9において、まず、ステップS411では、感光ドラム1に当接している所定の現像器が現像動作を終了したときは、図7に示すように、当該現像器を現像位置から移動させるために回転現像装置4の現像ロータリモータの駆動を開始すると共に、当該現像器への現像バイアスの印加をOFFにして(ステップS412)本処理を終了する。
【0110】
図8及び図9の処理によれば、画像形成装置1000が4色モードで動作する場合において、回転現像装置4が有する第1及び第2のスポットカラーのトナーを格納する特色現像器4s1,4s2が感光ドラム1に当接したときに回転現像装置4が回転駆動を停止したときは、特色現像器4s1,4s2に複数の現像バイアスDC,AC等の中から選択された汚れ防止バイアスを印加するので、6色モードを有する場合であっても画質の向上と画像形成速度の向上との両立を図ることができる。
【0111】
なお、上記実施の形態では、回転現像装置4に特色現像器4s1,4s2が搭載されている場合について説明したが、回転現像装置4に特色現像器4s1,4s2が搭載されていなくてもよい。この場合、画像形成装置1000は、回転現像装置4がYMCKの4色分の現像器のみを搭載して動作可能なように構成されている。
【0112】
具体的には、回転現像装置4に対する特色現像器4s1,4s2の脱着状態を不図示の検出器で検出し、操作部300を介して4色モードが選択された場合においてプリンタコントローラ701が特色現像器4s1,4s2が装着されていないと判別する。非接触ATR制御でのサンプリングに関しては、上述した通りの方法で行うために、搭載されていない特色現像器4s1,4s2の現像位置で回転現像装置4は回転を停止する。一方、現像バイアスの印加に関しては、回転現像装置4が停止しても感光ドラム1に当接すべき特色現像器4s1,4s2がないので、感光ドラム1にトナー付着が発生することはなく、また、回転現像装置4においては特色現像器4s1,4s2が搭載可能な場所に回路が配置されないので、特色現像器4s1,4s2が搭載可能な場所にはいかなる現像バイアスをも印加されない。
【0113】
また、上記実施の形態では、主に、トナー汚れの防止について説明したが、トナーに含まれるキャリアによるキャリア汚れについても同様に防止される。
【0114】
また、上記実施の形態では、非接触型ATRセンサ10は1つであるが、複数であってもよい。
【0115】
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPUなど)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0116】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0117】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0118】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0119】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0120】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、例えば、電子写真方式又は静電記録方式を採用した画像形成装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0121】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置が備える操作部の構成を詳細に示す平面図である。
【図4】図1における中間転写ベルト上に転写されるトナー画像を説明するための図であり、(a)は、1枚の記録紙に画像形成すべきトナー画像が中間転写ベルト上に転写された状態を、(b)は、2枚の記録紙に画像形成すべきトナー画像が中間転写ベルト上に転写された状態を示す。
【図5】潜像形成開始直後における図1における感光ドラムと中間転写ベルトの関係を説明するために用いられる図である。
【図6】図6は、図1の画像形成装置によって実行される一次転写動作のタイミングチャートである。
【図7】図1における非接触型ATRセンサによって実行されるATR制御処理の具体例を示すタイミングチャートである。
【図8】図7のタイミングチャートに応じて実行される第1のバイアス制御処理のフローチャートである。
【図9】図7のタイミングチャートに応じて実行される第2のバイアス制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0122】
1 感光ドラム
4 回転現像装置
4s1,4s2 特色現像器
5a 中間転写ベルト
9 熱ローラ定着器
10 非接触型ATRセンサ
13 光量センサ
202 デジタルカラー画像プリンタ部(プリンタ部)
300 操作部
357 カラー/モノクロ設定キー
701 プリンタコントローラ
1000 画像形成装置




 

 


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