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発明の名称 回収トナー搬送装置、及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17544(P2007−17544A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−196760(P2005−196760)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人
発明者 内田 智
要約 課題
クリーニング時の回収トナーが一度に多量に回収されても回収効率が低下せず、擦れ音等の副作用を発生させることなく回収トナー詰りの発生を防止する回収トナー搬送装置、及びその回収トナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供する。

解決手段
回収トナーの搬送経路を形成する回収トナー搬送パイプ1と、前記回収トナー搬送パイプ1内にトナーを回収するトナー回収口2と、前記トナー回収口2から回収されたトナーを搬送する前記回収トナー搬送パイプ1内に回転可能に挿入した回転搬送部材3と、前記回転搬送部材3の回転速度を前記トナー回収口2に回収されるトナーの量又は作像状態により調節して回転駆動する回転駆動手段4を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
回収されたトナーを搬送して集積する回収トナー搬送装置において、前記回収トナーの搬送経路を形成する回収トナー搬送パイプと、前記回収トナー搬送パイプ内に回収トナーを排出するトナー回収口と、前記回収トナー搬送パイプ内に回転可能に配置された回転搬送部材と、前記回転搬送部材の回転速度を前記トナー回収口から排出されるトナーの量又は作像状態により調節して回転駆動する回転駆動手段と、を備えることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項2】
請求項1に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプを、一個又は複数個備えることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、感光体クリーニング手段から回収トナーの搬送経路を形成する感光体回収トナー搬送パイプであることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項4】
請求項1、2又は3に記載の回収トナー搬送装置において、前記搬送パイプは、中間転写ベルトクリーニング手段又は二次転写ベルトクリーニング手段から回収トナーの搬送経路を形成する被転写体回収トナー搬送パイプであることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、複数個の前記回収口を備えることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、中間転写ベルトクリーニング手段からトナーを回収する中間転写ベルト回収口を備えることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、二次転写ベルトクリーニング手段からトナーを回収する二次転写ベルト回収口を備えることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回転駆動手段は、前記回転駆動手段の回転速度を調節する回転速度調節手段と、前記回転速度調節手段が回転速度を調節する前記回収口に回収されるトナーの量又は作像状態を検知する検知手段とを備えることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項9】
請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像面積を検知する画像面積検知手段であることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項10】
請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像形成速度を検知する画像形成速度検知手段であることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項11】
請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像形成温度を検知する画像形成温度検知手段であることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項12】
請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像形成湿度を検知する画像形成湿度検知手段であることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項13】
請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像を形成するトナー特性を検知するトナー特性検知手段であることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項14】
請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、ジャムの発生を検知するジャム検知手段であることを特徴とする回収トナー搬送装置。
【請求項15】
画像に転換されない未使用トナーを回収して記録画像を形成する画像形成装置において、記録画像を形成する画像形成部と、請求項1乃至14の何れか一項に記載の前記回収トナー搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項16】
請求項15に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、電子写真方式の作像プロセスで記録画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回収トナー搬送装置、及びその回収トナー搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
詳しくは、本発明は、回収されたトナーを搬送して集積する回収トナー搬送装置、及びその回収トナー搬送装置を備えたトナーを用いる作像系を有する機器や電子写真方法の作像プロセスでトナーの記録画像を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタあるいはこれ等の複合機等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真式の複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等のように現像剤としてトナーを用いる作像系を有する機器では、画像に転換されず排出されてしまう所謂廃トナーが発生する。
近年の画像形成装置は、白黒複写機のカラー複写機化に加え、高速化および高画質化が進んだことで前述の廃トナーが一層増える傾向にある。
従来、この廃トナーを回収して集積するための搬送方法は、回転可能なスクリューを挿入したパイプにて行っていた。
このような場合、パイプの内側に付着したトナーや高熱等で固形化したトナーが成長してパイプ内の回収トナー搬送路を遮断するトナーのブロキングが発生することがある。
このようなスクリューとパイプを使用するトナー搬送装置において発生したトナーのブロキングは、振動を加えることにより防止することができる。
例えば、感光体クリーニング器用搬送パイプと、中間転写体クリーニング器用搬送パイプと、両パイプの合流部下流側の廃トナー搬送パイプとで構成し、廃トナー搬送パイプ内には回転による廃トナーを下流側に搬送する搬送オーガ(螺旋状部材)を備える。そして、両パイプ間には振動板を固定して、この振動板には振動装置を取り付ける。この振動装置を振動させると、両パイプが振動し、内壁に付着したトナーは、廃トナー搬送パイプに落下するようにして、トナーを飛散させずにブロッキングを防止すると共に、レイアウトの省スペース化を図ることが出来るトナー搬送装置が提案されている(特許文献1を参照)。
また、パイプ内に凸部を設けてトナーのブロキングを防止することもできる。
画像形成装置のクリーナにおいて発生した廃トナーを容器に搬送する装置では、廃トナー搬送パイプと、このパイプ内に配設された回転可能な廃トナー搬送スクリューとこのスクリューを回転駆動する駆動手段とを備え、前記廃トナー搬送パイプの内面に、搬送方向に連続した凸部を形成する。
廃トナー搬送パイプ内で廃トナー搬送スクリューが回転して廃トナーを容器に搬送する際、廃トナー搬送スクリューは廃トナー搬送パイプの内面に面当たりすることなく、廃トナー搬送パイプの内面に形成された凸部のみの微少な範囲で接触するため、廃トナーが過大なストレスを受けることなく搬送され、廃トナー搬送パイプ内での廃トナーのブロッキングの発生を防ぐことができる(特許文献2を参照)。
【0003】
また、パイプ内のトナーの搬送異常を電気的に検知してトナーのブロキングを防止することもできる。パイプ内にトナー搬送用の回転搬送部材を設け、この回転搬送部材を駆動手段により回転させることにより、像担持体に残った廃トナーを廃トナー収容部に搬送する廃トナー搬送装置では、前記駆動手段の回転駆動源の駆動電流値を所定の駆動電流値と比較し、所定の駆動電流値を超えた場合に廃トナーパイプつまりが生じたと判定する制御手段を有して、廃トナーの搬送異常を電気的に検知し、また廃トナーパイプの目づまりに対するメンテナンスフリーを実現できる廃トナー搬送装置もある(特許文献3を参照)。
また、このようなスクリューとパイプを使用するトナー搬送装置において、リサイクルさせるトナーとそうでないトナーを目的別に搬送することもできる。例えば、ファーブラシ等で感光体上の転写残トナーを掻き取り、搬送スクリュー上に落下させ、制御手段により、搬送スクリューを正回転させて廃トナーとして機械奥側に排出し、廃トナー搬送経路を介して廃トナータンクへ搬送したり、或いは搬送スクリューを逆回転させてリサイクルトナーとして機械手前側に排出し、トナーリサイクル経路を経由して現像装置へ搬送したりして、トナーリサイクルを行うにあたり、リサイクルさせるトナーとそうでないトナーを目的別に搬送することにより、不具合画像を低減させる画像形成装置用のプロセスカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置もある(特許文献4を参照)。
【特許文献1】特開平11−24524号公報
【特許文献2】特開平11−84969号公報
【特許文献3】特開2000−66556公報
【特許文献4】特開2003−173118公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の回収トナー搬送装置、及びその回収トナー搬送装置を備えた画像形成装置においては、回収するトナーが詰まったときの対処方法が実施されたり、異常検知が行われたとしても、トナー回収能力に限界があり、回収トナーが一度に多量に排出された場合には回収トナー詰りが生じる。この解決手段として、スクリューの回転数を高速化した場合、副作用として回収トナーがパイプ中に少ない時にはスクリューとパイプの内壁で擦れ音が発生すると言う問題が発生していた。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、トナーが一度に多量に回収されたとしても回収効率が低下せず、擦れ音等の副作用を発生させることなく回収トナー詰りの発生を防止する回収トナー搬送装置、及びその回収トナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回収されたトナーを搬送して集積する回収トナー搬送装置において、前記回収トナーの搬送経路を形成する回収トナー搬送パイプと、前記回収トナー搬送パイプ内に回収トナーを排出するトナー回収口と、前記回収トナー搬送パイプ内に回転可能に配置された回転搬送部材と、前記回転搬送部材の回転速度を前記トナー回収口から排出されるトナーの量又は作像状態により調節して回転駆動する回転駆動手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプを、一個又は複数個備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、感光体クリーニング手段から回収トナーの搬送経路を形成する感光体回収トナー搬送パイプであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3に記載の回収トナー搬送装置において、前記搬送パイプは、中間転写ベルトクリーニング手段又は二次転写ベルトクリーニング手段から回収トナーの搬送経路を形成する被転写体回収トナー搬送パイプであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、複数個の前記回収口を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、中間転写ベルトクリーニング手段からトナーを回収する中間転写ベルト回収口を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回収トナー搬送パイプは、二次転写ベルトクリーニング手段からトナーを回収する二次転写ベルト回収口を備えることを特徴とする。
【0006】
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の回収トナー搬送装置において、前記回転駆動手段は、前記回転駆動手段の回転速度を調節する回転速度調節手段と、前記回転速度調節手段が回転速度を調節する前記回収口に回収されるトナーの量又は作像状態を検知する検知手段とを備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像面積を検知する画像面積検知手段であることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像形成速度を検知する画像形成速度検知手段であることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像形成温度を検知する画像形成温度検知手段であることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像形成湿度を検知する画像形成湿度検知手段であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、画像を形成するトナー特性を検知するトナー特性検知手段であることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項8に記載の回収トナー搬送装置において、前記検知手段は、ジャムの発生を検知するジャム検知手段であることを特徴とする。
請求項15の発明は、画像に転換されない未使用トナーを回収して記録画像を形成する画像形成装置において、記録画像を形成する画像形成部と、請求項1乃至14の何れか一項に記載の前記回収トナー搬送装置を備えることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、電子写真方式の作像プロセスで記録画像を形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、トナーが一度に多量に回収されても回収効率が低下せず、擦れ音等の副作用を発生させることなく回収トナー詰りの発生を防止する回収トナー搬送装置、及びその回収トナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる回収トナー搬送装置10の要部構成を説明する図である。
図1において、感光体、中間転写体等の像担持体上から回収されてきたトナーを搬送して集積する回収トナー搬送装置10は、回収トナーの搬送経路を形成する回収トナー搬送パイプ1と、回収トナー搬送パイプ1内に回収されてきたトナーを排出するトナー回収口2と、トナー回収口2から排出されたトナーを搬送する回収トナー搬送パイプ1内に回転可能に挿入した回転搬送部材3と、回転搬送部材3の回転速度をトナー回収口2から排出される回収トナーの量又は作像状態により調節して回転駆動させる回転駆動手段4と、を備えている。
従って、紙詰まり等の後のクリーニング動作によって、像担持体上からトナーが一度に多量に回収されても回収効率が向上して擦れ音等の副作用を発生させることなく回収トナー詰りの発生を防止することが出来る。
回収トナー搬送パイプ1には、図2に図示する画像形成装置100における各感光体クリーニング手段114からの回収トナーの搬送経路を形成する感光体回収トナー搬送パイプ11と、中間転写ベルトクリーニング手段115及び二次転写ベルトクリーニング手段116からの回収トナーの搬送経路を形成する被転写体回収トナー搬送パイプ12とがある。
従って、複数の感光体クリーニング手段114と、中間転写ベルトクリーニング手段115及び二次転写ベルトクリーニング手段116の両方から回収トナーの搬送経路を形成して、複数箇所からの回収トナーを回収トナー容器7に搬送して集積することが出来る。
感光体回収トナー搬送パイプ11と被転写体回収トナー搬送パイプ12は、複数個の回収口2である図2に示すイエロー作像ユニット101(Y)からイエロートナーを回収して排出するイエロートナー回収口2(Y)、マゼンタ作像ユニット101(M)からマゼンタトナーを回収して排出するマゼンタトナー回収口2(M)、シアン作像ユニット101(C)からシアントナーを回収して排出するシアントナー回収口2(C)、ブラック作像ユニット101(Bk)からブラックトナーを回収して排出するブラックトナー回収口2(Bk)、中間転写ベルトクリーニング手段115からトナーを回収して排出する中間転写ベルト回収口20、二次転写ベルトクリーニング手段116からトナーを回収する二次転写ベルト回収口21を備えている。
【0009】
回転駆動手段4を構成する回収トナー搬送モータ40は、回転速度調節手段5により回転速度を制御される。また、回転速度調節手段5は、回収口2から排出されるトナーの量又は作像状態を検知する検知手段6の検知結果を基に回転速度を調節する。
通常、回収トナー搬送パイプ1(11,12)内に回転可能に挿入した回転搬送部材3の回収トナー搬送スクリュー30は、一定の回転数を回収トナー搬送モータ40から与えられている。
各回収口2から排出された回収トナーは、各感光体回収トナー搬送パイプ11と被転写体回収トナー搬送パイプ12内を経由して回収トナー容器7のタンクに集められる。
各感光体回収トナー搬送パイプ11と被転写体回収トナー搬送パイプ12の中には搬送用の回収トナー搬送スクリュー30が入っており、回収トナー搬送モータ40の駆動力を得て回転することで回収トナーを移動させている。回収トナー搬送スクリュー30の回転数は種々の状況により調節される。
例えば、形成する画像面積が大きくなり、その結果、クリーニング後の残留トナーが回収された回収トナーが多くなる場合には、回転速度調節手段5によって回収トナー搬送モータ40の回転数を変えて調節して対応するようになっている。
回転速度調節手段5は、検知手段6に接続されている各種センサ(画像面積検知手段60、画像形成速度検知手段61、画像形成温度検知手段62、画像形成湿度検知手段63、トナー特性検知手段64、ジャム検知手段65)の各検知結果を基に回収トナー搬送モータ40の回転数を調整する。なお、詳細は後述する。
【0010】
図2は、本発明の実施形態にかかる回収トナー搬送装置10を備えた画像形成装置100の要部構成を説明する図である。
図2において、画像に転換されない(画像形成に供されない)未使用トナーを回収して記録画像を形成する画像形成装置100は、記録画像を形成する画像形成部101と、図1で説明した回収トナー搬送装置10を備えている。
画像形成部101は、電子写真方式の作像プロセスで利便性や汎用性に優れ高速で高品質のトナーの記録画像を被記録媒体(P)の記録用紙等に形成するようになっている。
画像形成装置100は、被記録媒体にトナーの記録多色画像を形成する画像形成部101と、画像形成部101を下方で支持して被記録媒体を図示の矢印(A)方向に給送する被記録媒体給送部120と、画像形成部101の上部には原稿の画像を読み取る原稿画像読み取り部130の自動原稿供給装置131およびスキャナー132と、画像形成部101の側面に形成した被記録媒体を排出して収納する排紙トレイ140等を備えたフルカラーのトナーの記録多色画像を形成するフルカラー複写機である。
被記録媒体給送部120は、各段に給紙カセット121と給紙カセット122を備えている。更に、必要に応じて、図示しない別の給紙装置を設置することも出来る。
画像形成装置100は、画像形成部101に、イエロー作像ユニット101(Y)、マゼンタ作像ユニット101(M)、シアン作像ユニット101(C)、ブラック作像ユニット101(Bk)の4個のユニットが着脱可能に搭載されて、電子写真方法の作像プロセスで被記録媒体にトナーの記録画像を形成することが出来る。
画像形成部101におけるベルト形状をした中間転写体としての中間転写ベルト107は、所定の走行経路に沿ってエンドレスに搬送ベルト回転駆動ローラ108と搬送ベルト従動ローラ109等に張架されており、搬送ベルト回転駆動ローラ108によって図示の矢印(B)方向へ回転駆動される。
中間転写ベルト107の上側の走行面に沿って、4つの各作像部に、イエロー作像ユニット101(Y)、マゼンタ作像ユニット101(M)、シアン作像ユニット101(C)、ブラック作像ユニット101(Bk)が図示するように配置されている。4つの各作像部の感光体ドラム102は、図示しない回転体駆動装置によって図示の矢印(C)方向へ回転駆動される。
【0011】
各作像部では、感光体ドラム102の周囲に、感光体ドラム102の表面に帯電処理を行う帯電手段103、画像情報で感光体ドラム102の表面に潜像形成手段104から照射するレーザ光のビーム105の露光部、感光体ドラム102の表面に露光されて形成された静電潜像を顕像化する現像手段106、及び感光体ドラム102の表面に残留するトナーを除去回収する感光体クリーニングユニット114が配置されている。
画像形成プロセスでは、最初にイエロー作像ユニット101(Y)に配置された作像部で、現像手段106によってイエロー(Y)のトナーの画像を現像して、一次転写バイアスローラ110にトナーと逆極性の電荷を印加することにより、感光体ドラム102上のトナー像が中間転写ベルト107上に転写される。同様に、次にマゼンタ作像ユニット101(M)、シアン作像ユニット11(C)と転写され、最後にブラック作像ユニット101(Bk)の配置された作像部でトナー像が中間転写ベルト107上に転写される。
また、中間転写ベルト107の下側の走行面には、中間転写ベルト107上に複数の画像を重ね転写された4色のトナーの記録画像を被記録媒体に二次転写する二次転写ベルト111が二次転写ベルト回転駆動ローラ112と二次転写ベルト従動ローラに張架されて配置されており、さらに二次転写後の中間転写ベルト107の左端近傍には、表面に残留するトナーを除去回収する中間転写ベルトクリーニング手段115が配置されている。
二次転写ベルト111にて複数の画像を重ね合わせたトナーの記録画像の二次転写を受けた被記録媒体を図示の矢印(D)方向に搬送される搬送経路の下流側には、トナーの記録画像を溶融定着の処理をする定着手段118が配置されている。
また、複数の画像を重ね合わせたトナーの記録画像の二次転写を受けた被記録媒体を通過させた後の二次転写ベルト111の表面は二次転写ベルトクリーニング手段116によって表面に残留するトナーを除去回収される。
そして、定着手段118を通過した被記録媒体(P)は排紙ローラ対119により排紙トレイ140に排紙して収納される。
【0012】
被記録媒体給送部120においては、給紙カセット121、122に未使用の被記録媒体が収容されており、回動可能に支持されたそれぞれの底板123、124が、被記録媒体をピックアップローラ125、126が当接可能な位置まで押し上げている。
ピックアップローラ125、126の回転により、最も上にある被記録媒体は、給紙カセット121又122から送り出されて搬送ローラ対127又は128によって送られてレジストローラ対117に搬送される。
レジストローラ対117は、被記録媒体の搬送を、一時止めて、中間転写ベルト107上の複数の画像を重ね合わせたトナーの記録画像と被記録媒体の先端との位置関係が所定の位置に一致するようにして、タイミングをとって回転駆動が開始するように制御される。
回収トナー搬送装置10によって、4個のイエロー作像ユニット101(Y)、マゼンタ作像ユニット101(M)、シアン作像ユニット101(C)、ブラック作像ユニット101(Bk)の各作像部での一次転写後の感光体ドラム102の表面に残留するトナーを除去回収する感光体クリーニングユニット114、二次転写後の中間転写ベルト107の表面に残留するトナーを除去回収する中間転写ベルトクリーニング手段115、被記録媒体を通過させた後の二次転写ベルト111の表面に残留するトナーを除去回収する二次転写ベルトクリーニング手段116から画像に転換されない未使用トナーを回収することが出来るようになっている。
従って、トナーが一度に多量に回収されても回収効率が低下せず、擦れ音等の副作用を発生させることなく回収トナー詰りの発生を防止して、利便性や汎用性に優れ高速で高品質のトナーの記録画像を被記録媒体に形成する回収トナー搬送装置10を備えた画像形成装置100を提供することが出来る。
【0013】
次に、前述した各種センサを用いた回転搬送部材3の回転駆動制御について説明する。
図1において、検知手段6としての画像面積検知(判定)手段60による回収トナー量の検知(判定)は、図2に図示する現像手段106に供給されたトナーの量、又は潜像形成手段104から照射するビーム105で書き込む画像情報量等に基づいて判定される。
回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節は以下のような方法で行われる。
一例として、形成する画像面積について3パターンの閾値が設けられているとする。画像面積が1%未満の場合では、回収トナー搬送モータ40の回転数を低速度に調節する。画像面積が1%以上4%未満の場合では、回収トナー搬送モータ40の回転数を中速度に調節する。そして、画像面積が4%以上の場合では、高速度に調節する。
つまり、回収トナーの量が多くなると考えられる画像面積を作像する場合ほど高速回転させることになる。この回転速度調節は、回収トナー搬送スクリュー30を回転駆動する回収トナー搬送モータ40の回転数をダイレクトに変更することで可能である。
回収トナー搬送モータ40の回転数の調節は、図2に図示する潜像形成手段104から照射するビーム105で書き込む画像形成速度によっても行われる。
画像形成速度検知手段61は、画像形成速度を検知する。
例えば、一枚の原稿画像を短時間内で多量に複写する時は、画像面積検知(判定)手段60の検知(判定)による画像面積が大きくなり回収トナーが多くなる場合と同様に回収されるトナー量が急増する。それにより、回収トナー搬送パイプ1の内側に付着した回収トナーや高熱等で固形化する回収トナーが成長して、回収トナー搬送パイプ1内の回収トナー搬送路を遮断する状態となるトナーのブロッキングを発生させる恐れが生ずる。
従って、回転速度調節手段5により、回収トナー搬送モータ40の回転数を調節して、回収トナー搬送スクリュー30の回転速度も調節する必要がある。
即ち、短時間内で多量に複写するモードの時には回収トナー搬送スクリュー30の回転速度を速く設定し、通常のモードの時には回収トナー搬送スクリュー30の回転速度を遅くなるように変更して調節するようになっている。
【0014】
また、画像形成温度に応じて、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節も行われる。検知手段6としての画像形成温度検知手段62により回収されるトナー温度の検知は、図2に図示する現像手段106の近傍、又は回収トナーが搬送される回収トナー搬送パイプ1等に配置されて温度を検知する図示しない温度センサで行われる。
例えば、一枚を多量に複写する時、定着熱等により図2に図示する画像形成装置100内が高温状態になる時、回収トナーの回収トナー搬送スクリュー30等への固着のため搬送が困難となる。それにより、回収トナー搬送パイプ1内の回収トナー搬送路を遮断する状態となるトナーのブロッキングを発生させる恐れが生ずる。
従って、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節をして、回収トナー搬送スクリュー30の回転速度も調節する必要がある。
即ち、高温時には回収トナー搬送スクリュー30の回転速度を速く設定し、通常時には回収トナー搬送スクリュー30の回転速度を遅くなるように変更して調節するようになっている。
また、画像形成湿度に応じて、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節も行われる。検知手段6の画像形成湿度検知手段63による回収されるトナー湿度の検知は、図2に図示する現像手段106の近傍、又は回収トナーが搬送される回収トナー搬送パイプ1等に配置されて湿度を検知する図示しない湿度センサで行われる。
例えば、一枚を多量に複写する時、定着熱等により図2に図示する画像形成装置100内が高湿状態になる時、回収トナーの回収トナー搬送スクリュー30等への固着のため搬送が困難となる。それにより、回収トナー搬送パイプ1内の回収トナー搬送路を遮断する状態となるトナーのブロッキングを発生させる恐れが生ずる。
従って、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数を調節して、回収トナー搬送スクリュー30の回転速度も変更して調節する。
即ち、高湿時には回転搬送部材3の回転速度を速く設定し、通常時には回転搬送部材3の回転速度を遅くなるように変更して調節するようになっている。
【0015】
また、トナーの特性に応じて、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節も行われる。検知手段6のトナー特性検知手段64による使用されるトナーの特性の検知は、図2に図示する現像手段106に配置される図示しないセンサ、又は図示しないコントロールパネルでの設定で行われる。
例えば、低湿時には速い回転、高湿時には遅い回転となるように、温度や湿度に応じての調節は、使用するトナーの特性値で回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数を調節して、回収トナー搬送スクリュー30の回転速度も変更して調節する。
ジャムの発生の有無に応じて、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節も行われる。検知手段6のジャム検知手段65によるジャム発生の検知は、図2に図示する被記録媒体の搬送経路に配置されて搬送される被記録媒体のジャムの発生を検知する図示しないセンサで行われる。
ジャムが発生すると図2に図示する画像形成装置100における感光体ドラム102上に形成されたトナーの記録画像が被記録媒体に転写されないため、一時的に回収トナーが増える。
従って、回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節をして、回収トナー搬送スクリュー30の回転速度も変更して調節する。
即ち、ジャムの発生時には回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数を調節して、回収トナー搬送スクリュー30の回転速度を速く設定し、通常のモードの時は回収トナー搬送スクリュー30の回転速度を遅くなるように変更して調節する。
【0016】
図3は、本発明の実施の形態例を示す回収トナー搬送装置10における回転速度調節手段5による回収トナー搬送モータ40の回転数の調節を行う動作を説明するフローチャートである。
同図において、回収トナー搬送装置10は、回転速度調節手段5によって回収トナー搬送モータ40の回転数の調節が次のように行われる。
スタートで、検知手段6の画像面積検知手段60による回収されるトナー量の検知が行われる(ステップ1)。トナー量の検知は、例えば、図示しないトナー補給クラッチのオン(又はオフ)時間によるトナー補給量モニターで行われる。トナー補給クラッチのオン時間の積算で画像面積を推測して(ステップ2)、推測した画像面積で回収トナー搬送モータ40の回転数を変更する(ステップ3)。
従って、回収トナー搬送装置10は、各回収口2に回収された回収トナー量が想定より多くなるような場合であっても、回収トナー搬送パイプ1中で回収トナーが詰り、その結果、回収トナーのブロッキングを起こすことを確実に防止することが出来て、回収トナー搬送スクリュー30等の部品が破損するという重大な故障にも繋がる事は無い。
同様に詳細な説明は重複するので省略するが、検知手段6の画像形成速度検知手段61、画像形成温度検知手段62、画像形成湿度検知手段63、トナー特性検知手段64、及びジャム検知手段65による回収されるトナー量の検知を行って回転駆動手段4である回収トナー搬送モータ40の回転数を同様に調節することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態にかかる回収トナー搬送装置10の要部構成を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる回収トナー搬送装置を備えた画像形成装置の要部構成を説明する図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる回収トナー搬送装置における回転速度調節手段による回転駆動手段の回転数の調節を行う動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0018】
1 回収トナー搬送パイプ
2 トナー回収口
2(Y) イエロートナー回収口
2(M) マゼンタトナー回収口
2(C) シアントナー回収口
2(Bk) ブラックトナー回収口
3 回転搬送部材
4 回転駆動手段
5 回転速度調節手段
6 検知手段
7 回収トナー容器
10 回収トナー搬送装置
11 感光体回収トナー搬送パイプ
12 被転写体回収トナー搬送パイプ
20 中間転写ベルト回収口
21 二次転写ベルト回収口
30 回収トナー搬送スクリュー
40 回収トナー搬送モータ
60 画像面積検知手段
61 画像形成速度検知手段
62 画像形成温度検知手段
63 画像形成湿度検知手段
64 トナー特性検知手段
65 ジャム検知手段
100 画像形成装置
101 画像形成部
101(Y) イエロー作像ユニット
101(M) マゼンタ作像ユニット
101(C) シアン作像ユニット
101(Bk) ブラック作像ユニット
102 感光体ドラム
103 帯電手段
104 潜像形成手段
105 ビーム
106 現像手段
107 中間転写ベルト
108 中間転写ベルト回転駆動ローラ
109 中間転写ベルト従動ローラ
110 一次転写バイアスローラ
111 二次転写ベルト
112 二次転写ベルト回転駆動ローラ
113 二次転写ベルト従動ローラ
114 感光体クリーニング手段
115 中間転写ベルトクリーニング手段
116 二次転写ベルトクリーニング手段
117 レジストローラ対
118 定着手段
119 排紙ローラ対
120 被記録媒体給送部
121、122 給紙カセット
123、124 底板
125、126 ピックアップローラ
127、128 搬送ローラ対
130 原稿画像読み取り部
131 自動原稿供給装置(ADF)
132 スキャナー
140 排紙トレイ




 

 


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