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発明の名称 記録装置および記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17487(P2007−17487A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−195943(P2005−195943)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100112128
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 光威
発明者 阪上 弘文
要約 課題
ホログラムを矩形状の記録媒体に記録し、少量の枚数を作成する用途に適し、小型化に有利な記録装置を提供する。

解決手段
光ヘッド5を、周部に螺旋状の駆動溝が形成され、かつモータ17にて回転駆動される駆動軸16により、矩形状の記録媒体1に形成された直線状の記録用トラック15の形成方向(情報媒体1の短辺方向)と直交する方向に直線移動させる。また、記録媒体1は、搬送台4に固定し、記録媒体駆動手段により光ヘッド5の移動方向に対して直交する方向に直線移動させる。これにより、搬送台4を一方向の往復移動のみにし、光ヘッド5を前記トラック15の形成方向と直交する方向にのみ移動させる構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
透明基板層およびレーザ光照射によって反射率が変化する材料からなる層を有し、複数の直線状の記録用トラックが設けられた矩形状の記録媒体と、該記録媒体を往復直線移動させる記録媒体駆動手段と、レーザ光源から出射されたレーザ光を前記直線状の記録用トラック上に集光する記録光学系と、ホログラムデータを入力して前記レーザ光源を駆動する光源駆動手段とを備え、
前記記録媒体の前記直線状の記録用トラックを該記録媒体の短辺方向に形成し、前記記録媒体駆動手段により前記記録媒体を該記録媒体の前記短辺方向に往復直線移動させ、前記記録光学系を前記記録媒体が移動する方向に対して直交する方向に直線移動させ、前記レーザ光によって前記記録媒体の前記直線状の記録用トラックにホログラム画像を記録することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記記録媒体駆動手段を、回転駆動源からの回転力をラックとピニオンにて直線運動に変換する構成にしたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記記録媒体駆動手段を、回転駆動源からの回転力をクランク機構にて直線運動に変換する構成にしたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録媒体駆動手段をリニアモータにより構成したことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録媒体の直線移動と共に一定間隔でパルス信号を発生させる手段を備え、前記パルス信号を前記光源駆動手段へ入力して、前記ホログラムデータのクロック信号として使用することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項6】
前記記録媒体の直線移動と共に一定間隔でパルス信号を発生させる手段を備え、前記パルス信号を前記記録媒体駆動手段に入力し、前記記録媒体を一定速度で移動させるための制御信号として使用することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録媒体の直線移動と共に一定間隔でパルス信号を発生させる手段を備え、前記パルス信号を前記光源駆動手段へ入力して、前記ホログラムデータのクロック信号として使用すると共に、前記パルス信号を前記記録媒体駆動手段に入力し、前記記録媒体を一定速度で移動させるための制御信号として使用することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項8】
入力した前記ホログラムデータを逆順に出力する手段と、入力した前記ホログラムデータの正順出力と逆順出力とを切り換える手段とを備え、前記記録媒体における一往復の移動時に、2本の前記直線状の記録用トラックに対するホログラム画像の記録を可能にしたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項9】
請求項1〜8いずれか1項記載の記録装置に使用される記録媒体であって、複数の直線状の記録用トラックを設けた透明基板層と、色素材料層と、レーザ光を反射する反射層とを有する矩形状であることを特徴とする記録媒体。
【請求項10】
請求項1〜8いずれか1項記載の記録装置に使用される記録媒体であって、複数の直線状の記録用トラックを設けた透明基板層と、相変化材料層と、レーザ光を反射する反射層とを有する矩形状であることを特徴とする記録媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホログラムを記録する記録装置および記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ホログラムパターンを記録するための装置としては、従来、数多くの提案がなされ、実施されてきている。
【0003】
例えば、特許文献1には、レーザ光を用いた光ディスクシステムを使用して、計算機ホログラムのデータパターンを光ディスクに直接記録するようにした構成が記載されている。
【0004】
特許文献2には、光カードのトラックガイド(データを記録するトラックを識別するために、隣接トラックとの間に形成された隆起した部分)にホログラム画像パターンを記録するようにした構成が記載されている。
【0005】
特許文献3には、光導電性層上に熱可塑性樹脂層を形成したサーモプラスチックを帯電させ、計算機ホログラム情報によって変調された光を照射して、ホログラム情報を電荷分布としてサーモプラスチック上に形成し、サーモプラスチックを加熱、冷却して、ホログラム情報をサーモプラスチックに固定するようにした構成が記載されている。
【特許文献1】特許第3175153号公報
【特許文献2】特開2000−132872号公報
【特許文献3】特開平10−207327号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来の技術において、特許文献1では、人が目で見る画像記録媒体として円形のディスクは適さない。
【0007】
また、特許文献2では、ホログラム画像パターンを記録した光カードのトラックガイドは、大量生産を前提とした生産設備で製造されるため、1枚などの少量の枚数を作成する用途には適さない。また、トラックが光カードの長辺方向に形成されているので、光カードを往復直線移動させる場合、その移動量が大きいため、装置の小型化には不利である。
【0008】
また、特許文献3では、記録媒体が矩形であり、少量の枚数を作成する用途には適しているが、ハロゲンランプ,レンズ,縮小光学系,帯電手段,加熱手段などの大型機構が必要であり、装置の小型化には不利である。
【0009】
本発明は、前記従来技術に鑑み、ホログラムを矩形状の記録媒体に記録し、少量の枚数を作成する用途に適し、小型化に有利な記録装置、および、その記録装置に用いられる記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、透明基板層およびレーザ光照射によって反射率が変化する材料からなる層を有し、複数の直線状の記録用トラックが設けられた矩形状の記録媒体と、該記録媒体を往復直線移動させる記録媒体駆動手段と、レーザ光源から出射されたレーザ光を前記直線状の記録用トラック上に集光する記録光学系と、ホログラムデータを入力して前記レーザ光源を駆動する光源駆動手段とを備え、前記記録媒体の前記直線状の記録用トラックを該記録媒体の短辺方向に形成し、前記記録媒体駆動手段により前記記録媒体を該記録媒体の前記短辺方向に往復直線移動させ、前記記録光学系を前記記録媒体が移動する方向に対して直交する方向に直線移動させ、前記レーザ光によって前記記録媒体の前記直線状の記録用トラックにホログラム画像を記録することを特徴とし、この構成により、少量の枚数を作成する用途に適し、小型化に有利なホログラム画像の記録装置を提供することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、記録媒体駆動手段を、回転駆動源からの回転力をラックとピニオンにて直線運動に変換する構成にしたことを特徴とし、この構成によって、小型の記録装置を提供することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、記録媒体駆動手段を、回転駆動源からの回転力をクランク機構にて直線運動に変換する構成にしたことを特徴とし、この構成によって、簡潔な構成の記録装置を提供することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、記録媒体駆動手段をリニアモータにより構成したことを特徴とし、この構成によって、小型の記録装置を提供することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、記録媒体の直線移動と共に一定間隔でパルス信号を発生させる手段を備え、パルス信号を光源駆動手段へ入力して、ホログラムデータのクロック信号として使用することを特徴とし、この構成によって、記録媒体の直線移動を一定速度にする必要がなく、簡潔な構成の記録装置を提供することができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、記録媒体の直線移動と共に一定間隔でパルス信号を発生させる手段を備え、パルス信号を記録媒体駆動手段に入力し、記録媒体を一定速度で移動させるための制御信号として使用することを特徴とし、この構成によって、ホログラムデータを一定周波数のクロックで出力できる簡潔な構成の記録装置を提供することができる
請求項7に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、記録媒体の直線移動と共に一定間隔でパルス信号を発生させる手段を備え、パルス信号を光源駆動手段へ入力して、ホログラムデータのクロック信号として使用すると共に、パルス信号を記録媒体駆動手段に入力し、記録媒体を一定速度で移動させるための制御信号として使用することを特徴とし、この構成によって、記録トラックの両端近傍における画像歪の除去が可能な記録装置を提供することができる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、入力した前記ホログラムデータを逆順に出力する手段と、入力した前記ホログラムデータの正順出力と逆順出力とを切り換える手段とを備え、記録媒体における一往復の移動時に、2本の前記直線状の記録用トラックに対するホログラム画像の記録を可能にしたことを特徴とし、この構成によって、高速記録が可能な記録装置を提供することができる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8いずれか1項記載の記録装置に使用される記録媒体であって、複数の直線状の記録用トラックを設けた透明基板層と、色素材料層と、レーザ光を反射する反射層とを有する矩形状であることを特徴とし、この構成によって、レーザ光を直線状の記録用トラックに集光してホログラムデータを記録する、書換え不可の記録媒体を提供することができる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜8いずれか1項記載の記録装置に使用される記録媒体であって、複数の直線状の記録用トラックを設けた透明基板層と、相変化材料層と、レーザ光を反射する反射層とを有する矩形状であることを特徴とし、この構成によって、レーザ光を直線状の記録用トラックに集光してホログラムデータを記録し、かつ書換え可能な記録媒体を提供することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、少量の枚数を作成する用途に適し、簡潔で小型化に有利なホログラム画像の記録装置、およびその記録装置に適用される記録媒体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は本発明に係る記録装置の実施形態における概略構成を説明するためのブロック図であり、1は後で詳述する矩形状の記録媒体、2は記録媒体1を往復直線移動させる記録媒体駆動手段であって、本例ではモータ3と搬送台4からなる。5はレーザ光源から出射されたレーザ光を記録媒体1上に集光する記録光学系を搭載する光ヘッド、6はホログラムデータ(計算機ホログラムデータ)を受けて光ヘッド5のレーザ光源を駆動する光源駆動手段であるレーザ駆動回路である。
【0022】
7は光ヘッド5におけるフォーカシング,トラッキングなどの制御系のサーボ回路、8は光ヘッド5における各種検知信号を演算処理してサーボ回路7に制御信号を出力する演算増幅回路、9はレーザ駆動回路6に出力されるホログラムデータのバッファメモリである。
【0023】
本実施形態において、基本的には特許文献1に記載されているように、光ディスクにレーザ光を照射してホログラムデータを記録するのと同様の原理により、ホログラム画像を記録媒体1に記録する。本実施形態の記録媒体1は、円形のディスクではなく、後述するように矩形のものである。記録媒体1には、従来の光ディスクと同様に記録用のトラックが形成されているが、螺旋状ではなく、複数の直線状の記録用トラックが並行して形成されている。また、記録媒体1は回転させずに、記録媒体駆動手段2によって往復直線移動させる。
【0024】
図1において、ホログラムデータは、記録媒体1に連続して画像データを記録するために、連続出力できるようにバッファメモリ9に格納される。バッファメモリ9から出力されたホログラムデータをレーザ駆動回路6に入力し、ホログラムデータに応じてレーザ駆動回路6で光ヘッド5内のレーザ・ダイオードを変調して発光させ、記録媒体1にホログラムデータを記録する。光ヘッド5では、記録用トラック上にレーザ光を照射するために、その反射光を受光し、光電変換した信号を演算増幅回路8で演算増幅し、サーボ回路7に入力して、光ヘッド5のフォーカスサーボ,トラッキングサーボを行う。
【0025】
図2は本実施形態で使用される記録媒体の概略構成を説明するための一部断面図である。
【0026】
記録媒体1は、従来の光ディスクと同様に、ポリカーボネートなどによる透明基板11に、色素材料や相変化材料などのレーザ光照射によって反射率が変化することによってデータを記録することができる記録層12、および反射層13,カバー基板14から構成されている。さらに光ディスクと同様に、記録層12,反射層13には記録用トラックとして凹凸が形成され、その凹部あるいは凸部をレーザ光Lで照射してデータを記録するような構成になっている。ここでは、図2の凸部をトラック15と呼ぶことにする。
【0027】
図3は記録媒体1上に形成されたトラック15の状態を示す平面図であり、図3に示すように、記録媒体1の短辺方向に直線状にトラック15を形成することにより、記録媒体1を往復直線移動させるときの移動量を小さくすることができ、装置の小型化に有利である。
【0028】
図4は本実施形態のヘッド移動駆動手段の構成を示す斜視図であり、光ヘッド5は2本の軸で支持され、一方の軸は、周部に螺旋状の駆動溝が形成され、モータ17にて回転駆動される駆動軸16、他方の軸は光ヘッド5の直線移動を案内する案内軸18であって、モータ17により駆動軸16を周方向に回転させることによって、光ヘッド5を直線移動、すなわち、トラック15の形成方向(情報媒体1の短辺方向)と直交する方向に移動駆動するようになっている。
【0029】
一方、記録媒体1は搬送台4に固定され、光ヘッド5の移動方向に対して直交する方向に直線移動する。このように搬送台4を一方向の往復移動のみにし、光ヘッド5をトラック15の形成方向と直交する方向にのみ移動させる構成にしたことにより、それぞれの移動機構を簡素化することができ、装置の小型化に有利である。
【0030】
なお、図4において、光ヘッド5を駆動,案内する2本の軸16,18やモータ17を固定する機構、および記録媒体1を搬送台4に固定する機構などは図示を省略した。
【0031】
前記実施形態1の構成により、少量の枚数の矩形状の記録媒体1に、ホログラム画像を記録することができる。さらに、記録媒体1上のトラック15が記録媒体1の短辺方向に形成されており、これにより記録媒体1の移動量が少なくなるため、小型化に有利である。
【0032】
なお、記録媒体1において、図2に示す記録層12に色素材料を使用している場合には、書換え不可能なホログラム画像の記録媒体となり、また、記録層12に相変化材料を使用している場合には、書換え可能なホログラム画像の記録媒体にすることができる。いずれの構成の記録媒体1であっても使用することができる。
【0033】
図5〜図7は本実施形態における記録媒体駆動手段の具体例を示す斜視図である。
【0034】
図5に示す構成例は、ラック21を搬送台4の側部に設け、ピニオン22をモータ3の出力軸3aに設け、モータ3の回転を直線運動に変換し、モータ3を正転/逆転させることにより記録媒体1を往復直線移動する構成になっている。このような簡単な構成にすることにより装置の小型化を図っている。
【0035】
図6に示す構成例は、モータ3の出力軸3aに設けた回転円盤23にクランク腕24の一端を設け、このクランク腕24の他端を搬送台4の端部に連結することによってクランク機構を構成し、モータ3の回転を直線運動に変換して搬送台4を直線移動させている。モータ3は一方向に回転するだけでよいため、電子制御を簡素な構成にすることができる。
【0036】
図7に示す構成例は、公知のリニアモータを使用して搬送台4を直線移動させる構成である。すなわち、搬送台4の移動面に並行に複数の電磁コイル25を設置し、これらの電磁コイル25と対面する搬送台4の面(図7では搬送台4の下面)にN極とS極が交互に配置された磁極板26を設置する。各電磁コイル25に位相のずれた交流電流を流すことによって、各電磁コイル25に生成される磁極が、電磁コイル25を設置した平面上を移動するように変化する。この磁極の変化に対して搬送台4の磁極板26が吸引・反発を繰り返すことにより、搬送台4が直線移動することになる。これにより、図5,図6に示すような円筒形のモータやそれに付随する機構部品を省くことができ、装置の小型化の面において、さらに有利になる。
【0037】
往復直線移動する記録媒体1にホログラム画像データを記録するときは、画像の個々の画素データを等間隔に記録媒体1に記録するために、記録媒体1の移動と個々の画素データの出力タイミングを合わせる必要がある。この方法には二通りがある。1つは記録媒体1の移動に合わせて画像データを出力する方法であり、もう1つは記録媒体1を一定の速度で移動させ、画像データは一定のタイミングで出力する方法である。
【0038】
このためには、両方法に共通して記録媒体1の移動状況の検出が必要である。図8,図9はこの検出方法を示す説明図である。
【0039】
図8に示す例は光学的な移動状況検出方法であって、図8(a)に示すように、搬送台4の1辺に等間隔の光の反射率を変化させる縞模様27を印刷し、この縞模様27に発光素子28から光を照射し、その反射光を受光素子29で受光して光電変換し、搬送台4(記録媒体1)の直線移動と共に、図8(b)に示すような一定間隔のパルス信号を出力させる構成になっている。
【0040】
図8に示す例では、印刷した縞模様27の反射光を受光する構成にしたが、等間隔のスリット(隙間)を設けて、その透過光を受光するような構成にすることも考えられる。
【0041】
図9に示す例は磁気的な移動状況検出方法であって、図9(a)に示すように、搬送台4の1辺に等間隔にN極とS極の磁極30を交互に設置し、搬送台4の移動に伴う磁界の変化を電磁コイル31で検出し、搬送台4(記録媒体1)の直線移動と共に、図9(b)に示すような一定間隔のパルス信号を出力させる構成になっている。
【0042】
図8,図9に示す構成により、搬送台4の移動状況を検出し、パルス信号として出力するセンサ32a,32bが実現する。
【0043】
図10は本実施形態において前記センサ32a,32bを使用して記録媒体1の移動に合わせて画像データを出力するようにした構成を説明するためのブロック図である。なお、以下の説明において、既に説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0044】
図10に示す構成は、図1にて説明した構成とは、センサ32aあるいはセンサ32bからの出力信号を入力し、画像データのクロックを生成するクロック生成回路33を追加した点において異なる。
【0045】
図10において、クロック生成回路33は、センサ32a(32b)から出力されるパルス信号を2値化して、デジタル信号のクロック信号としてバッファメモリ9に入力し、このクロック信号に同期してバッファメモリ9から画像(画素)データを出力する。これにより、記録媒体1の直線移動を一定速度にする必要がなく、構成を簡潔にすることができる。
【0046】
なお、センサ32a(32b)から出力されるパルス信号の周期が、画素データ周期の複数倍のときは、クロック生成回路33にPLL(Phase Locked Loop)回路を内蔵し、パルス信号に同期した画素データ周期のクロック信号を生成してもよい。
【0047】
図11は本実施形態において記録媒体を一定の速度で移動させ、画像データを一定のタイミングで出力するようにした構成を説明するためのブロック図である。
【0048】
図1にて説明した構成とは、センサ32aあるいはセンサ32bからの出力信号を入力し、センサ32a(32b)から出力されるパルス信号を2値化して、デジタル信号のクロック信号を出力するデジタル・クロック生成回路34と、このクロック信号が一定周期になるように搬送台4を移動させるモータ3を制御するモータ・サーボ回路35とを追加した点において異なる。
【0049】
図11において、搬送台4を移動させると、その移動速度に応じた周期のパルス信号が出力され、デジタル・クロック生成回路34によりデジタル信号のクロック信号がモータ・サーボ回路35に入力される。このクロック信号が所定の周期になるように、モータ・サーボ回路35でモータ3を制御すると、搬送台4(記録媒体1)が一定速度で移動する。これにより、記録媒体1の直線移動が一定速度になるので、ホログラムデータを一定周波数のクロックで出力することができ、画像データの出力回路の構成を簡素化することができる。
【0050】
搬送台4を一定速度で移動するようにサーボ制御を行っても、光ヘッド5がトラック15の両端近傍(記録媒体1の両長辺側)に位置するときは、搬送台4が減速して停止した後、逆方向に移動する必要がある。そのため、その位置では一定周期のクロックでホログラムデータを出力すると、搬送台4が減速するため画素密度が高くなり、記録された画像に歪が発生する。この問題を解決するために、搬送台4が減速するときに、ホログラムデータのクロックも搬送台4の動きに合わせてクロックの周波数を下げる(周期を長くする)ようにした構成例を図12に示す。
【0051】
図12に示すブロック図の構成例において、図11にて説明した構成とは、センサ32aあるいはセンサ32bからの出力信号を入力し、画像データのクロックを生成する画像データ用クロック生成回路36を追加した点において異なる。
【0052】
画像データ用クロック生成回路36は、センサ32aあるいは32bから出力されるパルス信号を2値化して、デジタル信号のクロック信号としてバッファメモリ9に入力し、このクロック信号に同期してバッファメモリ9から画像(画素)データを出力する。これにより、搬送台4が一定速度で移動しているときは、一定周期のクロック信号を出力し、トラック15の両端で搬送台4が減速するときは、それに応じてクロック周期が長いクロック信号を出力することができる。
【0053】
なお、センサ32a(32b)から出力されるパルス信号の周期が、画素データ周期の複数倍のときには、画像データ用クロック生成回路36にPLL回路を内蔵し、パルス信号に同期した画素データ周期のクロック信号を生成するようにしてもよい。これにより、トラック両端近傍における画像の歪を除去することができる。
【0054】
また、本実施形態において、記録媒体1にホログラムデータを記録するときの記録方向は、図13(a)に示すように、各トラック15に対して1方向に記録してもよいが、図13(b)に示すように、1トラック置きに逆方向に記録することにより記録時間を半減することができる。この場合、図1,図10〜図12の構成例において、バッファメモリ9からデータを出力するときに、1トラック置きにデータを逆順に出力するようにする。これにより、記録媒体1の一往復の移動時に、2本のトラックに対してホログラム画像を記録することが可能になる。この結果、記録時間を半減させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、ホログラムを矩形状の記録媒体に記録し、少量の枚数を作成する用途に適し、小型化が要求される記録装置、および、その記録装置に使用される記録媒体に実施して有効である。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係る記録装置の実施形態における概略構成を説明するためのブロック図
【図2】本実施形態で使用される記録媒体の概略構成を説明するための一部断面図
【図3】本実施形態における記録媒体上に形成されたトラックの状態を示す平面図
【図4】本実施形態におけるヘッド移動駆動手段の構成を示す斜視図
【図5】本実施形態における記録媒体駆動手段の具体例を示す斜視図
【図6】本実施形態における記録媒体駆動手段の具体例を示す斜視図
【図7】本実施形態における記録媒体駆動手段の具体例を示す斜視図
【図8】本実施形態における記録媒体の移動状況検出の説明図
【図9】本実施形態における記録媒体の移動状況検出の説明図
【図10】本実施形態においてセンサを使用して記録媒体の移動に合わせて画像データを出力する構成を説明するためのブロック図
【図11】本実施形態において記録媒体を一定の速度で移動させ、画像データを一定のタイミングで出力する構成を説明するためのブロック図
【図12】本実施形態においてホログラムデータのクロックを搬送台の動きに合わせるようにする構成を説明するためのブロック図
【図13】本実施形態において記録媒体に対するホログラムデータ記録の説明図
【符号の説明】
【0057】
1 記録媒体
2 記録媒体駆動手段
3 モータ
4 搬送台
5 光ヘッド
6 レーザ駆動回路
7 サーボ回路
8 演算増幅回路
9 バッファメモリ
11 透明基板
12 記録層
13 反射層
14 カバー層
15 トラック
16 駆動軸
17 モータ
21 ラック
22 ピニオン
23 回転円盤
24 クランク軸
25 電磁コイル
26 磁極板
27 縞模様
28 発光素子
29 受光素子
30 磁極
31 コイル
32a,32b センサ
33 クロック生成回路
34 デジタル・クロック生成回路
35 モータ・サーボ回路
36 画像データ用クロック生成回路




 

 


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