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発明の名称 カラー画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−11166(P2007−11166A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194614(P2005−194614)
出願日 平成17年7月4日(2005.7.4)
代理人 【識別番号】100083231
【弁理士】
【氏名又は名称】紋田 誠
発明者 小佐古 淳
要約 課題
印刷指示から印刷終了までの時間を短縮することができるカラー画像形成装置を提供する。

解決手段
所定の間隔で配置された複数の感光体ドラムを像担持体に接触可能に設け、それぞれの感光体ドラムの表面に対応する色成分の画像光を露光する光学系手段と、対応する色成分のトナーで顕像化する現像手段を設け、前記複数の色成分のトナー像を前記像担持体に順次転写して、カラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置において、前記複数の感光体ドラムには、それぞれの回転基準位置を検出する複数の回転検出手段をおのおの設け、前記複数の感光体ドラムを停止する際、それぞれの感光体ドラムに設けられた前記回転検出手段の検出出力に基づいて、おのおのの前記感光体ドラムの停止基準位置を調整することで、前記複数の感光体ドラムを回転開始する際のそれぞれの感光体ドラムの回転基準位置が揃うように制御する。
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の間隔で配置された複数の感光体ドラムを像担持体に接触可能に設け、それぞれの感光体ドラムの表面に対応する色成分の画像光を露光する光学系手段と、それぞれの感光体ドラムの表面に形成された色成分の静電潜像を対応する色成分のトナーで顕像化する現像手段を設け、前記複数の感光体ドラムの表面に形成した前記複数の色成分のトナー像を前記像担持体に順次転写して、前記像担持体にカラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置において、
前記複数の感光体ドラムには、それぞれの回転基準位置を検出する複数の回転検出手段をおのおの設け、
前記複数の感光体ドラムを停止する際、それぞれの感光体ドラムに設けられた前記回転検出手段の検出出力に基づいて、おのおのの前記感光体ドラムの停止基準位置を調整することで、前記複数の感光体ドラムを回転開始する際のそれぞれの感光体ドラムの回転基準位置が揃うように制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
【請求項2】
前記停止基準位置の調整は、前記回転検出手段が前記回転基準位置を検出した状態で停止させることで行うことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
【請求項3】
前記停止基準位置の調整は、前記複数の回転検出手段の検出出力に基づいて、それぞれの感光体ドラムの回転速度を検出するとともに、前記複数の感光体ドラムのいずれか1つを基準とし、当該基準の感光体ドラムの回転速度に、他の感光体ドラムの回転速度が追従するように、当該他の感光体ドラムの回転を制御することで行うことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
【請求項4】
前記停止基準位置の調整は、前記回転検出手段が前記回転基準位置を検出した状態で停止させることで行う第1の方法、あるいは、前記複数の回転検出手段の検出出力に基づいて、それぞれの感光体ドラムの回転速度を検出するとともに、前記複数の感光体ドラムのいずれか1つを基準とし、当該基準の感光体ドラムの回転速度に、他の感光体ドラムの回転速度が追従するように、当該他の感光体ドラムの回転を制御することで行う第2の方法のいずれか一方を選択可能にすることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
【請求項5】
前記基準の感光体ドラムは、ユーザにより設定できることを特徴とする請求項3または請求項4記載のカラー画像形成装置。
【請求項6】
前記複数の感光体ドラムの回転開始時に、全ての感光体ドラムの停止基準位置の調整が完了していない場合、それぞれの感光体ドラムの停止基準位置の調整動作を行うことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5記載のカラー画像形成装置。
【請求項7】
前記複数の感光体ドラムの回転開始時に、全ての感光体ドラムの停止基準位置の調整が完了していない場合、異常発生と判断して、起動を停止することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5記載のカラー画像形成装置。
【請求項8】
前記複数の感光体ドラムの回転開始時に、前記複数の回転検出手段のいずれか1つ以上について検出出力が得られていない場合、または、いずれか1つ以上の感光体ドラムの停止基準位置の調整が完了していない場合には、異常発生と判断して、起動を停止することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5記載のカラー画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の間隔で配置された複数の感光体ドラムを像担持体に接触可能に設け、それぞれの感光体ドラムの表面に対応する色成分の画像光を露光する光学系手段と、それぞれの感光体ドラムの表面に形成された色成分の静電潜像を対応する色成分のトナーで顕像化する現像手段を設け、前記複数の感光体ドラムの表面に形成した前記複数の色成分のトナー像を前記像担持体に順次転写して、前記像担持体にカラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式を採用した画像形成装置は、像担持体としての感光体を帯電器により帯電させ、この感光体に画像情報に応じた光照射を行って潜像を形成する。この潜像を現像器によって現像し、現像した像をシート材等に転写して画像を形成する。
【0003】
一方、画像のカラー化にともなって、上記のプロセスを行う画像形成ユニットを複数備え、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色像をそれぞれの感光体に形成する。
【0004】
この各色像をシート材に重ねて転写することにより、カラー画像を形成する。これを一般にタンデム方式と称している。タンデム方式のカラー画像形成装置は各色ごとに画像形成ユニットを有するため、高速化に有利である(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−014504号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、タンデム方式では、それぞれの画像形成ユニットで形成された各色像をシート材に転写する際に、各色像の位置合わせを行う必要がある。
【0006】
すなわち、タンデム方式のカラー画像形成装置においては、それぞれの感光体の回転基準位置(位相)を合わせる必要がある。感光体の位相を合わせるためには、まずレジストずれの検出処理を行い、各色の画像形成位置のずれを検出する必要がある。
【0007】
一般的な画像形成装置での感光体の位相合わせは、以下のようなステップで実行されている。すなわち、ユーザからの印刷要求を受け付け、感光体を回転し始めてレジストずれの検出処理を行う。この処理により各感光体の位相が検出される。よって、この位相を合わせるように感光体の回転速度を調整することにより、位相合わせが実行される。この位相合わせの後、画像形成を行い、得られた印刷物を画像形成装置外に排出する(図11(b)参照)。
【0008】
この方法では、ユーザからの印刷要求を受け付けてから用紙に印刷するまでに感光体の位相合わせをしているため、その時間だけ印刷物作成に余計な時間が掛かっている。
【0009】
なお、特許文献1にも記載されているように、従来から位相合わせ時間の短縮について、様々な方法が提案されている。しかし、いずれも、ユーザからの印刷要求を受け付けてから、用紙に印刷するまでに感光体の位相合わせをしている。したがって、位相合わせの時間を短縮したとしても、位相合わせに要する時間と、画像形成する時間との合計が、ユーザーにとっての待ち時間となることには変わりない。
【0010】
すなわちユーザーにとっては、印刷要求を出してから、実際に印刷動作が終了して印刷物を得るまでの時間が長いという課題が、あまり解決されていない。
【0011】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、印刷指示から印刷終了までの時間を短縮することができるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、所定の間隔で配置された複数の感光体ドラムを像担持体に接触可能に設け、それぞれの感光体ドラムの表面に対応する色成分の画像光を露光する光学系手段と、それぞれの感光体ドラムの表面に形成された色成分の静電潜像を対応する色成分のトナーで顕像化する現像手段を設け、前記複数の感光体ドラムの表面に形成した前記複数の色成分のトナー像を前記像担持体に順次転写して、前記像担持体にカラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置において、前記複数の感光体ドラムには、それぞれの回転基準位置を検出する複数の回転検出手段をおのおの設け、前記複数の感光体ドラムを停止する際、それぞれの感光体ドラムに設けられた前記回転検出手段の検出出力に基づいて、おのおのの前記感光体ドラムの停止基準位置を調整することで、前記複数の感光体ドラムを回転開始する際のそれぞれの感光体ドラムの回転基準位置が揃うように制御するようにしたものである。
【0013】
また、前記停止基準位置の調整は、前記回転検出手段が前記回転基準位置を検出した状態で停止させることで行うようにしたものである。
【0014】
また、前記停止基準位置の調整は、前記複数の回転検出手段の検出出力に基づいて、それぞれの感光体ドラムの回転速度を検出するとともに、前記複数の感光体ドラムのいずれか1つを基準とし、当該基準の感光体ドラムの回転速度に、他の感光体ドラムの回転速度が追従するように、当該他の感光体ドラムの回転を制御することで行うようにしたものである。
【0015】
また、前記停止基準位置の調整は、前記回転検出手段が前記回転基準位置を検出した状態で停止させることで行う第1の方法、あるいは、前記複数の回転検出手段の検出出力に基づいて、それぞれの感光体ドラムの回転速度を検出するとともに、前記複数の感光体ドラムのいずれか1つを基準とし、当該基準の感光体ドラムの回転速度に、他の感光体ドラムの回転速度が追従するように、当該他の感光体ドラムの回転を制御することで行う第2の方法のいずれか一方を選択可能にするようにしたものである。
【0016】
また、前記基準の感光体ドラムは、ユーザにより設定できるようにする。
【0017】
また、前記複数の感光体ドラムの回転開始時に、全ての感光体ドラムの停止基準位置の調整が完了していない場合、それぞれの感光体ドラムの停止基準位置の調整動作を行うようにしたものである。
【0018】
また、前記複数の感光体ドラムの回転開始時に、全ての感光体ドラムの停止基準位置の調整が完了していない場合、異常発生と判断して、起動を停止するようにしたものである。
【0019】
また、前記複数の感光体ドラムの回転開始時に、前記複数の回転検出手段のいずれか1つ以上について検出出力が得られていない場合、または、いずれか1つ以上の感光体ドラムの停止基準位置の調整が完了していない場合には、異常発生と判断して、起動を停止するようにしたものである。
【発明の効果】
【0020】
したがって、本発明によれば、感光体ドラムの基準位置合わせの動作は、感光体ドラムの回転開始時には完了しているので、ユーザが印刷物を得るまでの時間を大幅に短縮できるという効果を得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施例にかかるた画像システムの一例を示している。
【0023】
この画像システムは、ローカルエリアネットワークLANに接続されたネットワーク対応カラー画像形成装置MFP、m台のホストコンピュータ装置PC1〜PCm、および、ネットワーク対応カラー画像形成装置MFPにローカル接続されるホストコンピュータ装置PCから構成されている。
【0024】
ネットワーク対応カラー画像形成装置MFPは、ローカルエリアネットワークLANを介して、ホストコンピュータ装置PC1〜PCmより印刷命令を受け付けるネットワークプリント機能、原稿画像を読み取って得た画像データを電子メールを用いてホストコンピュータ装置PC1〜PCmへ転送するスキャン・ツー・イーメール機能、原稿画像を読み取って得た画像データを所定のプロトコルを用いてホストコンピュータ装置PC1〜PCmへ転送するネットワークスキャナ機能のネットワーク対応画像処理機能、および、ホストコンピュータ装置PCより印刷命令を受け付けるローカルプリント機能、原稿画像を読み取って得た画像データをホストコンピュータ装置PCへ転送するローカルスキャナ機能等の種々の画像処理機能および画像形成機能を備えたものである。
【0025】
また、ネットワーク対応カラー画像形成装置MFPは、カラー複写機としても機能する。
【0026】
図2は、ネットワーク対応カラー画像形成装置MFPの構成例を示している。
【0027】
同図において、システム制御部1は、このネットワーク対応カラー画像形成装置MFPの各部の制御処理、複写処理、および、印刷処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワーク対応カラー画像形成装置MFPに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0028】
カラースキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、カラープリンタユニット6は、タンデム型のカラー画像形成装置を構成するものであり、バッファメモリ7は、カラープリンタユニット6で印刷するカラー画像データを一時保存するためのものである。
【0029】
操作表示部8は、このネットワーク対応カラー画像形成装置MFPを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0030】
画像処理部9は、カラー画像に対して所定の符号化/復号化処理を行ったり、変倍処理やその他の種々の画像処理を実現するためのものであり、磁気ディスク装置10は、画像データや、このネットワーク対応カラー画像形成装置MFPに実装されている各種ソフトウェア等の各種ファイルデータを記憶するためのものである。
【0031】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路11は、このネットワーク対応カラー画像形成装置MFPをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部12は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0032】
ホストインタフェース回路13は、ホストコンピュータ装置PCへ接続して、ホストコンピュータ装置PCとの間で種々のデータをやりとりするためのものである。
【0033】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、カラースキャナ5、カラープリンタユニット6、バッファメモリ7、操作表示部8、画像処理部9、磁気ディスク装置10、ローカルエリアネットワーク伝送制御部12、および、ホストインタフェース回路13は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0034】
ここで、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0035】
図3は、カラープリンタユニット6の画像形成系の一例を示している。この画像形成系は、複数の色成分の画像を形成する色成分画像形成部を、中間転写ベルトの移動方向に沿って配列し、この複数の色成分画像形成部で形成する色成分の画像を中間転写ベルトに順次重ねることで、その中間転写ベルト上にカラー画像を形成するタンデム型カラー画像形成手段を有している。
【0036】
同図において、中間転写ベルト21は、搬送ローラ22,23,24に巻回されており、矢印RA方向に速度Vで無限駆動される。この中間転写ベルト21の搬送ローラ23,24の間には、搬送方向の上流から下流に向けて、シアン色成分の画像を形成するシアン色成分画像形成部26、マゼンタ色成分の画像を形成するマゼンタ色成分画像形成部27、イエロー色成分の画像を形成するイエロー色成分画像形成部28、および、黒色成分の画像を形成する黒色成分画像形成部29がそれぞれ配設されている。
【0037】
シアン色画像形成部26において、感光体ドラム26aは、帯電器26bにより表面が帯電され、光書込ユニット30から出力されるシアン画像光30aによりその表面が露光されて、シアン画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器26cによりトナー現像され、転写器26dにより、中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面に転写される。また、感光体ドラム26a上の残留電荷は除電装置26eにより除電される。
【0038】
また、マゼンタ色画像形成部27において、感光体ドラム27aは、帯電器27bにより表面が帯電され、光書込ユニット30から出力されるマゼンタ画像光30bによりその表面が露光されて、シアン画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器27cによりトナー現像され、転写器27dにより、中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面に転写される。これにより、中間転写ベルト1の所定の転写位置の表面には、シアン色成分トナー画像とマゼンタ色成分トナー画像が重ねて転写されることとなる。また、感光体ドラム27a上の残留電荷は除電装置27eにより除電される。
【0039】
また、イエロー色画像形成部28において、感光体ドラム28aは、帯電器28bにより表面が帯電され、光書込ユニット30から出力されるイエロー画像光30cによりその表面が露光されて、イエロー画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器28cによりトナー現像され、転写器28dにより、中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面に転写される。これにより、中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面には、シアン色成分トナー画像と、マゼンタ色成分トナー画像と、イエロー色成分トナー画像が重ねて転写されることとなる。また、感光体ドラム28a上の残留電荷は除電装置28eにより除電される。
【0040】
また、黒色画像形成部29において、感光体ドラム29aは、帯電器29bにより表面が帯電され、光書込ユニット30から出力される黒(白黒)画像光30dによりその表面が露光されて、黒(白黒)画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器29cによりトナー現像され、転写器29dにより、中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面に転写される。これにより、中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面には、シアン色成分トナー画像と、マゼンタ色成分トナー画像と、イエロー色成分トナー画像と、黒色成分トナー画像が重ねて転写され、それにより、フルカラートナー画像が中間転写ベルト21の所定の転写位置の表面上で完成することとなる。また、感光体ドラム29a上の残留電荷は除電装置29eにより除電される。
【0041】
一方、給紙部(図示略)に載置されている転写紙31は、給紙ローラ対(図示略)により一番上のものがピックアップされて矢印RB方向へ搬送され、中間転写ベルト21の表面のフルカラートナー画像と位置合わせされた状態で、搬送ローラ22に当接する転写ローラ32へと送り出され、転写ローラ32により、中間転写ベルト21の表面に形成されたフルカラートナー画像がその表面に転写される。
【0042】
転写後の転写紙31は、定着器33へ送り込まれ、その表面に転写されたフルカラートナー画像が熱定着されて、排紙部へ搬送されて排出される。
【0043】
また、転写紙31の搬送速度は、中間転写ベルト21の移動速度Vと等しく、また、各感光体ドラム26a,27a,28a,29aの表面の線速度は、移動速度Vに等しい。
【0044】
また、シアン色成分画像形成部26、マゼンタ色成分画像形成部27、イエロー色成分画像形成部28、および、黒色成分画像形成部29のそれぞれの転写位置は、中間転写ベルト21の上での間隔はL1に設定されている。すなわち、各感光体ドラム26a,27a,28a,29aの間隔は、L1である。
【0045】
また、転写紙31の間隔L2は、間隔L1よりも大きい値に設定されている。また、転写紙31は、例えば、A4サイズの用紙を長辺と直交方向に給紙(LEF(Long Edge Feed))されている。
【0046】
図4は、感光体ドラム26a,27a,28a,29aの駆動系の一例を示している。
【0047】
同図において、感光体ドラム26a,27a,28a,29aには、それぞれモータ35,36,37,38の駆動力が、伝導機構35a,36a,37a,38を介して伝達されており、モータ35,36,37,38の回転に伴って感光体ドラム26a,27a,28a,29aがそれぞれ回転駆動される。
【0048】
また、感光体ドラム26aには、図5(a),(b)に示すように、その回転の基準位置を検出するための回転位置センサが設けられている。なお、他の感光体ドラム27a,28a,29aについても、同様の回転位置検査が設けられる。
【0049】
この回転位置センサは、感光体ドラム26aの軸41の先端に付設された円盤42と、感光体ドラム26aの回転基準位置に対応して円盤42に設けられた2つの切欠き42a,42bと、円盤42を挟んで発光素子と受光素子を対向配設する透過型の光センサ43から構成される。
【0050】
そして、光センサ43は、円盤42の切欠き42a,42b以外の場所を検出している状態では、発光素子からの光が受光素子に受光されず、切欠き42a,42bを検出している状態では、発光素子からの光が受光素子に受光される。
【0051】
したがって、感光体ドラム26aが回転している状態では、図6に示すように、光センサ43の検出信号は、光センサ43が切欠き42a,42bを検出する位置で、それぞれパルス状の位相パルスFPを出力する。
【0052】
ここで、光センサ43が切欠き42a,42bを検出している状態が、感光体ドラム26aの回転基準位置に一致するように、回転位置センサの取り付け位置を調整しておくことで、光センサ43の検出信号に基づいて、感光体ドラム26aの回転基準位置を検出することができる。
【0053】
また、この光センサ43の検出信号を適宜に信号処理することで、感光体ドラム26aの回転速度を検出することができる。
【0054】
また、本実施例では、感光体ドラム26a,27a,28a,29aのいずれか1つを基準感光体として設定し、この基準感光体に設定されている感光体ドラムの回転の停止を基準として、他の感光体ドラムの回転の停止を制御している。以下、感光体ドラムの回転位置の制御を「位相制御」という。また、この基準感光体の設定については、ユーザが適宜に行うことができる。また、ローカルエリアネットワークLANを介して、ホストコンピュータ装置PC1〜PCmから遠隔操作により設定できるようにすることもできる。
【0055】
図7は、感光体ドラム26a,27a,28a,29aを停止する際に行う位相合わせ制御の概略を示している。
【0056】
まず、感光体ドラム26a,27a,28a,29aを停止する際、基準感光体の感光体ドラムの回転を、回転位置センサから位相パルスFPが出力される状態で停止する(処理101)。
【0057】
次いで、それ以外の感光体ドラムについて、基準感光体からの位相差が0になった状態で(判断102の結果がYES)、回転を停止する(処理103)。この場合、制御対象となっている感光体ドラムの回転位置センサから位相パルスFPが出力される状態で停止する。また、判断102の結果がNOになるときには、回転を継続する(処理104)。
【0058】
ここで、位相合わせの制御を行う際、回転位置センサの出力信号に基づいて算出した回転速度を用いて、位相合わせ制御を行うようにすることができる。
【0059】
図8は、図7の位相合わせ制御を行った際、その処理結果を記憶する処理の一例を示している。
【0060】
位相合わせを実行すると(図7の位相合わせ制御;処理201)、そのときに、おのおのの感光体ドラムについて、位相合わせが成功しているかどうかを調べる(判断202)。
【0061】
判断202の結果がYESになるときには、位相合わせの結果を「成功」として、例えば、パラメータメモリ3に記憶する(処理203)。
【0062】
また、判断202の結果がNOになるときには、位相合わせの結果を「失敗」としてパラメータメモリ3に記憶する(処理204)。
【0063】
図9は、印刷開始時に実行する処理の一例を示している。
【0064】
まず、印刷開始状態になったとき(処理301)、パラメータメモリ3に記憶している位相合わせ結果を参照し(処理302)、全ての感光体ドラムについて、位相合わせが「成功」になっているかどうかを調べる(判断303)。
【0065】
判断303の結果がYESになるときには、印刷処理を実行する(処理304)。
【0066】
一方、判断303の結果がNOになるときには、位相合わせ処理を実行する(処理305)。
【0067】
図10は、図7の位相合わせ制御を行った際、その処理結果を記憶する処理の他の例を示している。
【0068】
位相合わせを実行すると(図7の位相合わせ制御;処理401)、そのときに、おのおのの感光体ドラムについて、位相合わせが成功しているかどうかを調べる(判断402)。
【0069】
判断402の結果がYESになるときには、位相合わせの結果を「成功」として、例えば、パラメータメモリ3に記憶する(処理403)。
【0070】
また、判断402の結果がNOになるときには、位相合わせの結果を「失敗」としてパラメータメモリ3に記憶する(処理404)とともに、起動を停止し、異常発生を適宜な方法でユーザに対して通知する(処理405)。
【0071】
さて、本実施例では、図11(a)に示すように、ユーザがスタートボタンを押し下げると感光体ドラム26a,27a,28a,29aの回転を開始し、感光体ドラム26a,27a,28a,29aの回転が定常状態になると、画像形成動作を行う。
【0072】
それとともに、画像形成動作が終盤にさしかかると位相検出動作を行い、その位相検出動作に基づいた位相合わせ動作を行う。
【0073】
そして、画像形成動作が終了した時点で、ユーザは印刷結果を入手することができる。
【0074】
一方、従来の画像形成装置における画像形成動作は、同図(b)のようなものとなる。
【0075】
この場合、ユーザがスタートボタンを押し下げると感光体ドラム26a,27a,28a,29aの回転を開始し、感光体ドラム26a,27a,28a,29aの回転が定常状態になると、感光体ドラムの位相検出と、位相合わせ動作を行う。
【0076】
このようにして、各感光体ドラムの位相合わせが完了すると、画像形成動作を行う。そして、画像形成動作が終了した時点で、ユーザは印刷結果を入手することができる。
【0077】
したがって、図11(a),(b)を比較すると分かるように、本実施例では、位相検出と位相合わせ動作を感光体ドラムの回転停止時に行っているため、画像形成を開始する時点では、感光体ドラムの位相合わせが完了しており、したがって、ユーザがスタートボタンを押し下げて印刷を指示した直後に画像形成動作を開始することができるので、ユーザが印刷物を取得できるまでに要する待ち時間を、従来に比べて大幅に短縮することができる。
【0078】
ところで、図12に示すように、複数の感光体ドラムを1つのモータで駆動するような駆動系を備えた画像形成装置が考えられる。図12において、図4と同一部分および相当する部分には、同一符号を付している。
【0079】
感光体ドラム29aには、モータ38の駆動力が、伝導機構38を介して伝達されており、モータ38の回転に伴って感光体ドラム29aが回転駆動される。
【0080】
感光体ドラム26a,27a,28aには、モータ50の駆動力が、中間ローラ51a,51b,および、タイミングベルト51cからなる伝導機構51を介して伝達されており、モータ50の回転に伴って、感光体ドラム26a,27a,28aがそれぞれ回転駆動される。
【0081】
このような装置の場合でも、印刷動作が終了して感光体の回転を停止するときに、位相合わせを実施することで印刷完了までの時間を短縮することができる。
【0082】
また、位相合わせを印刷動作後にする場合、印刷動作開始前に感光体の位相が十分合っていないと印刷物に色ずれが発生する。感光体を保持力の小さいDCモータで駆動している場合、画像形成装置にぶつかったり移動させた時に位相を合わせた感光体に衝撃が加わり位相がずれてしまう恐れがある。
【0083】
また、印刷動作開始前に感光体を交換した場合、各感光体の位相は合っていない。このような状況では印刷動作開始前に位相合わせを実施する必要がある。
【0084】
そこで、印刷動作前、印刷動作後のどちらで位相合わせを実施するかを選択できるようにすることで、位相が十分合っていることが保証できないという状況にも対応することができる。
【0085】
ここで、印刷動作前、印刷動作後のどちらで位相合わせを実施するかの設定は、例えば、パラメータメモリ3に記憶することができる。
【0086】
一方、感光体の位相が検知できないと位相合わせはできないため、感光体の位相は合っていない状態のままである。また、感光体を保持力の小さいDCモータで駆動している場合、画像形成装置にぶつかったり移動させたりした時に位相を合わせた感光体に衝撃が加わり位相がずれてしまう恐れがある。
【0087】
また、印刷動作停止時の位相合わせの最中に電源が切れた場合、感光体の位相は合っていない状態である。また、印刷動作開始前に感光体を交換した場合、各感光体の位相は合っていない。このような状況では印刷動作開始前に位相合わせを実施する必要がある。
【0088】
これらの理由で印刷動作開始時に位相合わせができていないことを画像形成装置が認識できないと、ユーザがいちいち印刷動作開始前に位相合わせを実施するように設定しなくてはならない。そこで、上記のような理由で印刷動作開始時に位相合わせができていないことを画像形成装置が認識することでユーザがいちいち印刷動作開始前に位相合わせを実施するように設定するという負担がなくなる(図9参照)。
【0089】
また、印刷動作停止時に感光体の位相合わせができなかった場合、感光体の駆動源として使われているモータに高負荷がかかっている、入力回路にノイズが混入しているなどの構成部品の寿命を低下させる現象が発生している可能性がある。
【0090】
そのため、画像形成装置に何らかの異常が発生している場合は、装置の使いやすさよりも寿命を優先して画像形成装置の起動を停止させたほうがよいという考え方もある。そこで、印刷動作停止時に感光体の位相合わせができなかった場合、構成部品の寿命を低下させる現象が発生していると判断して起動を停止させることで、寿命を無駄に短くすることを回避できる(図10参照)。
【0091】
また、位相合わせの基準となる感光体ユニットを交換すると、基準となる感光体の偏心特性が変わり、他の感光体との位相合わせ時間が長くなってしまう可能性がある。そこで基準となる感光体を選択できるようにすることで位相合わせ時間を短縮させることができる。
【0092】
また、複数感光体の位相を偏心量の最大となる位相に合わせた場合、感光体回転時に前記位相で感光体と接触している転写ベルトへの衝撃が最大となる。この衝撃は周期的に転写ベルトに加わるため、転写ベルトと感光体の寿命が短くなってしまうことが考えられる。そこで、前記基準となる感光体と他の感光体の位相合わせのための位相差を選択できるようにすること転写ベルトと感光体の寿命が短くならない位相合わせを実現することができる。
【0093】
また、位相合わせに関するユーザの設定を印刷のたびにするのでは面倒である。そこで、ユーザの設定を記憶させることでユーザの面倒を解決できる。また、画像形成装置が印刷動作開始時に感光体の位相合わせができていないことを知らずに印刷動作を実行すると印刷物に色ずれが生じてしまう。画像形成装置が印刷動作終了時の位相合わせが失敗したことを記憶していれば、次の印刷動作開始時に位相合わせをすることができるので、感光体の位相ずれによる印刷物の色ずれをなくすことができる。
【0094】
また、ユーザが距離の離れている画像形成装置に対して位相合わせに関する設定をしたい場合、いちいち画像形成装置のある場所まで行って設定をするのはユーザにとって移動の負担をかけることになる。リモート通信手段を利用して位相合わせに関する設定ができるようにすることで、いちいち画像形成装置のある場所まで行くという面倒を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の一実施例にかかる画像システムの一例を示したブロック図。
【図2】ネットワーク対応カラー画像形成装置MFPの構成例を示したブロック図。
【図3】カラープリンタユニット6の画像形成系の一例を示した概略構成図。
【図4】感光体ドラム26a,27a,28a,29aの駆動系の一例を示した概略構成図。
【図5】回転位置センサの一例を説明するための概略構成図。
【図6】回転位置センサの出力信号の一例を示した波形図。
【図7】感光体ドラム26a,27a,28a,29aを停止する際に行う位相合わせ制御の概略を示したフローチャート。
【図8】図7の位相合わせ制御を行った際、その処理結果を記憶する処理の一例を示したフローチャート。
【図9】印刷開始時に実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図10】図7の位相合わせ制御を行った際、その処理結果を記憶する処理の他の例を示したフローチャート。
【図11】本発明にかかる装置の動作と従来の装置の動作を比較するためのタイムチャート。
【図12】感光体ドラム26a,27a,28a,29aの駆動系の他の例を示した概略構成図。
【符号の説明】
【0096】
MFP ネットワーク対応カラー画像形成装置
PC,PC1〜PCm ホストコンピュータ装置
1 システム制御部
3 パラメータメモリ
6 カラープリンタユニット
26a,27a,28a,29a 感光体ドラム
35,36,37,38,50 モータ
35a,36a,37a,38a,51 伝導機構
42 円盤
42a,42b 切欠き
43 光センサ




 

 


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