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発明の名称 液晶パネル切断システム及びこれを利用した液晶表示素子の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4116(P2007−4116A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−380111(P2005−380111)
出願日 平成17年12月28日(2005.12.28)
代理人 【識別番号】100064447
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 正夫
発明者 李 政 俊 / 黄 永 敏
要約 課題
基板を切断する切断ホイールの駆動条件が切断されるガラス基板に応じて異なるように設定することにより、基板の過度な切削による切断ホイールの破損を防止できる液晶パネル切断システム及びその切断方法、並びにその液晶パネル切断システムを利用した液晶表示素子の製造方法を提供する。

解決手段
液晶パネル切断システムは、基板が載置されるテーブルと、基板の表面にスクライブラインを形成する切断ホイールと、基板の特性に応じて切断ホイールの駆動条件を制御して切断ホイールを駆動させる制御部とを含む。
特許請求の範囲
【請求項1】
基板が載置されるテーブルと、
前記基板の表面にスクライブラインを形成する切断ホイールと、
前記基板の特性に応じて前記切断ホイールの駆動条件を制御して前記切断ホイールを駆動させる制御部と、
を含むことを特徴とする液晶パネル切断システム。
【請求項2】
前記切断ホイールが、対向する1対の切断ホイールを含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項3】
前記切断ホイールにより発生するガラス粉を吸入する吸入部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項4】
前記吸入部が、前記切断ホイールと連動することを特徴とする請求項3に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項5】
前記スクライブラインに高温のスチームを噴射するスチーム切断器をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項6】
前記制御部は、
入力された基板の情報により現在作業される基板を認識する認識部と、
基板の特性に応じた切断ホイールの駆動条件が格納されたデータベース部と、
前記データベース部に格納された情報に基づいて、現在加工される基板に対する切断ホイールの駆動条件を設定する設定部と、
前記設定部で設定された駆動条件に応じて切断ホイールを駆動させる駆動部と、
から構成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項7】
前記基板の特性が、前記基板の種類、製造社、規格を含むことを特徴とする請求項6に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項8】
前記切断ホイールの駆動条件が、前記基板に加えられる切断ホイールの圧力、前記切断ホイールの回転速度及び駆動時間を含むことを特徴とする請求項6に記載の液晶パネル切断システム。
【請求項9】
少なくとも1つの液晶パネルが形成された基板を準備する段階と、
前記基板の特性に応じて切断ホイールの駆動条件を設定する段階と、
前記駆動条件に応じて前記切断ホイールを駆動させて、前記基板にスクライブラインを形成する段階と、
を含むことを特徴とする液晶パネル切断方法。
【請求項10】
前記駆動条件を設定する段階は、
外部から前記加工された基板の情報が入力される段階と、
前記入力された基板の情報により駆動条件を設定する段階と、
からなることを特徴とする請求項9に記載の液晶パネル切断方法。
【請求項11】
前記基板の情報が、前記基板の種類、製造社、規格を含むことを特徴とする請求項10に記載の液晶パネル切断方法。
【請求項12】
前記駆動条件が、前記基板に加えられる切断ホイールの圧力、前記切断ホイールの回転速度及び駆動時間を含むことを特徴とする請求項10に記載の液晶パネル切断方法。
【請求項13】
スチーム切断器により前記スクライブラインに沿って前記基板を分離する段階をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の液晶パネル切断方法。
【請求項14】
第1基板及び第2基板を提供する段階と、
前記第1基板に薄膜トランジスタを形成する段階と、
前記第2基板にカラーフィルタ層を形成する段階と、
前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる段階と、
前記第1基板及び第2基板の特性に応じて切断ホイールの駆動条件を設定する段階と、
前記駆動条件に応じて前記切断ホイールを駆動させて、前記第1基板及び第2基板を液晶パネル単位に分離する段階と、
を含むことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
【請求項15】
前記駆動条件を設定する段階は、
外部から前記加工された第1基板及び第2基板の情報が入力される段階と、
前記入力された第1基板及び第2基板の情報により駆動条件を設定する段階と、
からなることを特徴とする請求項14に記載の液晶パネル切断方法。
【請求項16】
前記駆動条件が、前記第1基板及び第2基板に加えられる切断ホイールの圧力、前記切断ホイールの回転速度及び駆動時間を含むことを特徴とする請求項15に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項17】
前記第1基板及び第2基板を液晶パネル単位に分離する段階は、
対向する2つの切断ホイールを利用して、前記第1基板及び第2基板に第1スクライブライン及び第2スクライブラインを形成する段階と、
前記第1スクライブライン及び第2スクライブラインに高温のスチームを噴射して前記第1基板及び第2基板を分離する段階と、
からなることを特徴とする請求項14に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項18】
前記第1基板及び第2基板を液晶パネル単位に分離する段階は、
切断ホイールを利用して、前記第1基板に第1スクライブラインを形成する段階と、
前記第1基板及び第2基板を反転させる段階と、
切断ホイールを利用して、前記第2基板に第2スクライブラインを形成する段階と、
前記第1スクライブライン及び第2スクライブラインに高温のスチームを噴射して前記第1基板及び第2基板を分離する段階と、
からなることを特徴とする請求項14に記載の液晶表示素子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶パネル切断システム及び液晶表示素子の製造方法に関し、特に、切断される基板の種類に応じて、基板を切断する切断ホイールの圧力と回転速度を変更することにより、基板の過度な切削による切断ホイールの破損を防止できる液晶パネル切断システム及びその切断方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、液晶表示素子は、マトリクス状に配列された液晶セルに画像情報によるデータ信号を個別に供給して、各液晶セルの光透過率を調節することにより、所望の画像を表示できるようにした表示素子である。
【0003】
前記液晶表示素子は、液晶セルがマトリクス状に配列された液晶パネルと、前記液晶パネルの液晶セルを駆動するためのドライバ集積回路(IC)とを備える。
【0004】
前記液晶パネルは、対向するカラーフィルタ基板及び薄膜トランジスタアレイ基板と、前記カラーフィルタ基板と前記薄膜トランジスタアレイ基板の間に形成された液晶層とから構成される。
【0005】
また、前記液晶パネルの薄膜トランジスタアレイ基板上には、データドライバ集積回路から供給されるデータ信号を液晶セルに伝送するための複数のデータラインと、ゲートドライバ集積回路から供給される走査信号を液晶セルに伝送するための複数のゲートラインとが直交し、これらデータラインとゲートラインとの交差部ごとに液晶セルが定義される。
【0006】
前記ゲートドライバ集積回路から前記複数のゲートラインに走査信号が順次供給されることによって、マトリクス状に配列された液晶セルが1ラインずつ順次選択され、その選択された1ラインの液晶セルには、前記データドライバ集積回路から前記複数のデータラインを介してデータ信号が供給される。
【0007】
一方、前記カラーフィルタ基板と前記薄膜トランジスタアレイ基板との対向面には、それぞれ共通電極と画素電極が形成されて、前記液晶層に電界を印加する。ここで、前記共通電極は、前記カラーフィルタ基板の全面に一体で形成され、前記画素電極は、前記薄膜トランジスタアレイ基板上に液晶セルごとに形成される。従って、前記共通電極に電圧を印加した状態で、前記画素電極に印加される電圧を制御することにより、液晶セルの光透過率を個別に調節することができる。
【0008】
このように、前記画素電極に印加される電圧を液晶セル別に制御するために、それぞれの液晶セルには、スイッチング素子として使用される薄膜トランジスタが形成される。
【0009】
一方、液晶表示素子は、大面積の母基板に複数の薄膜トランジスタアレイ基板を形成し、別の母基板に複数のカラーフィルタ基板を形成した後、これら2つの母基板を貼り合わせることにより、複数の液晶パネルを同時に形成して収率の向上を図っているため、母基板を単位液晶パネルに切断する工程が必要である。
【0010】
通常、前記単位液晶パネルの切断は、ガラスに比べて硬度の高いダイヤモンド材質のホイールにより母基板の表面にスクライブラインを形成するスクライブ工程、及び前記スクライブラインに機械的な力を加えて母基板を切断するブレーク工程により行われる。
【0011】
以下、添付の図面を参照して一般の液晶表示パネルについて説明する。
図4は液晶表示素子の薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対向して貼り合わせられてなる単位液晶パネルの概略的な平面構造を示す図である。
【0012】
図4に示すように、液晶パネル10は、液晶セルがマトリクス状に配列された画像表示部13と、画像表示部13の各ゲートラインと接続されるゲートパッド部14、及び画像表示部13の各データラインと接続されるデータパッド部15とから構成される。ここで、ゲートパッド部14及びデータパッド部15は、カラーフィルタ基板2と重ならない薄膜トランジスタアレイ基板1の縁部領域に形成され、ゲートパッド部14は、ゲートドライバ集積回路から供給される走査信号を画像表示部13のゲートラインに供給し、データパッド部15は、データドライバ集積回路から供給される画像情報を画像表示部13のデータラインに供給する。
【0013】
画像表示部13の薄膜トランジスタアレイ基板1には、画像情報が供給されるデータラインと走査信号が供給されるゲートラインとが直交して配置されており、前記ゲートラインとデータラインとの交差部に形成されて液晶セルをスイッチングするための薄膜トランジスタ、前記薄膜トランジスタに接続されて液晶セルを駆動する画素電極、及び前記電極と前記薄膜トランジスタを保護するために全面に形成された保護層が備えられる。
【0014】
また、画像表示部13のカラーフィルタ基板2には、ブラックマトリクスによりセル領域ごとに分離されて塗布されたカラーフィルタ、及び透明な共通電極が備えられる。
【0015】
このように構成された薄膜トランジスタアレイ基板1とカラーフィルタ基板2とは、対向して所定のセルギャップを維持し、画像表示部13の外郭に形成されたシール部(図示せず)により貼り合わせられ、薄膜トランジスタアレイ基板1とカラーフィルタ基板2との間の空間には液晶層(図示せず)が形成される。
【0016】
図5は前述のような薄膜トランジスタアレイ基板1が形成された第1母基板20とカラーフィルタ基板2が形成された第2母基板30とが貼り合わせられてなる複数の液晶パネルの断面構造を示す図である。
【0017】
図5に示すように、単位液晶パネルは、薄膜トランジスタアレイ基板1の一方の側がカラーフィルタ基板2に比べて突出するように形成される。これは、図4を参照して説明したように、カラーフィルタ基板2と重ならない薄膜トランジスタアレイ基板1の縁部にゲートパッド部14及びデータパッド部15が形成されるためである。
【0018】
従って、第2母基板30上に形成されたカラーフィルタ基板2は、第1母基板20上に形成された薄膜トランジスタアレイ基板1が突出した面積に該当するダミー領域31だけ離隔して形成される。
【0019】
また、各単位液晶パネルは、第1、第2母基板20、30を最大限利用できるように適切に配置され、モデルによって異なるが、一般に、単位液晶パネルはダミー領域32だけ離隔するように形成される。
【0020】
薄膜トランジスタアレイ基板1が形成された第1母基板20と、カラーフィルタ基板2が形成された第2母基板30とが貼り合わせられた後、スクライブ工程及びブレーク工程により、複数の液晶パネルを個別の単位液晶パネルに切断する。
【0021】
以下、このような単位液晶パネルの切断工程を簡単に説明する。
【0022】
図6はスクライブ工程で使用される従来の液晶パネル切断装置の構造を示す図である。
図6に示すように、従来の液晶パネル切断装置は、テーブル42と、前述した以前の工程が終了してテーブル42に載置された第1母基板及び第2母基板20、30と、第1母基板及び第2母基板20、30を加工してその表面にスクライブライン58を形成する切断ホイール51とから構成される。
【0023】
このような従来の液晶パネル切断装置においては、複数の液晶パネルを含む、対向して貼り合わせられた第1母基板及び第2母基板20、30がテーブル42上に載置されると、第1母基板及び第2母基板20、30の上部に位置する切断ホイール51が下降して、第2母基板30に所定の圧力を加えた状態で回転することにより、第2母基板30の表面に溝状のスクライブライン58を形成する。
【0024】
このようなスクライブラインは、第1母基板20にも形成される。すなわち、第1母基板20を切断ホイール51で加工して、第2母基板30のスクライブライン58と同じ位置にスクライブラインを形成する。従って、従来の液晶パネル切断装置においては、第1母基板20と第2母基板30を別途に加工してスクライブラインを形成しなければならないため、第2母基板30を切断ホイール51で加工した後、液晶パネルを反転させて第1母基板20を上方に位置させた状態で、第1母基板20を切断ホイール51で加工する。
【0025】
その後、前記スクライブライン(すなわち、第1母基板20及び第2母基板30に形成されたスクライブライン)に圧力を加えることにより、第1母基板及び第2母基板20、30を分離する。
【0026】
しかし、前述した従来の液晶パネル切断装置においては、次のような問題が発生する恐れがある。
【0027】
前述した従来の液晶パネル切断装置においては、切断ホイール51により、第1母基板及び第2母基板20、30を完全に切断するのではなく、スクライブラインだけを形成する。第1母基板及び第2母基板20、30の完全な切断は、以後の工程で行われる。すなわち、以後の工程で、第1母基板及び第2母基板20、30に形成されたスクライブラインに沿って衝撃を加えることにより、第1母基板及び第2母基板20、30を完全に切断し、その結果、液晶パネルが母基板から分離される。
【0028】
前述のようにスクライブラインを形成する理由は、第1母基板及び第2母基板20、30の切断時に不良が発生することを防止するためである。すなわち、従来の液晶パネル切断装置においては、第1母基板20と第2母基板30を別途の工程により加工して、第1母基板及び第2母基板20、30にスクライブラインをそれぞれ形成した後、圧力を加えて第1母基板及び第2母基板20、30に形成されたスクライブラインに沿って一度に切断することにより、第1母基板及び第2母基板20、30を分離する。従って、第1母基板20又は第2母基板30を切断ホイール51で加工するときに該当母基板が完全に切断されると、該当母基板と貼り合わせられている対向母基板に衝撃が加えられて液晶パネルが不良となる。特に、切断ホイール51により第2母基板30が完全に切断されると、貼り合わせられた第1、第2母基板20、30の反転時に第1母基板20に衝撃が加えられて不良が発生する。
【0029】
このような不良を防止するために、第1母基板及び第2母基板20、30に別途にスクライブラインだけを形成した後、以後の工程で第1母基板及び第2母基板20、30を完全に分離する。従って、切断ホイール51の切断条件、例えば、切断ホイール51に加えられる圧力や回転速度などを設定して、第1母基板及び第2母基板20、30を完全に切断させず、スクライブラインだけ形成させる。
【0030】
しかし、液晶表示素子の製造工程で使用される母基板は多様な特性を有するため、すなわち、ガラス基板の種類、製造社、規格などによってガラス基板の特性(例えば、ガラスの強度など)が異なるため、実際の液晶パネル切断工程で他の種類の母基板が加工された場合、母基板が完全に切断されて液晶パネルに不良が発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0031】
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたもので、基板を切断する切断ホイールの駆動条件が切断されるガラス基板に応じて異なるように設定することにより、基板の過度な切削による切断ホイールの破損を防止できる液晶パネル切断システム及びその切断方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、前記液晶パネル切断システムを利用した液晶表示素子の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0032】
このような目的を達成するために、本発明による液晶パネル切断システムは、基板が載置されるテーブルと、前記基板の表面にスクライブラインを形成する切断ホイールと、前記基板の特性に応じて前記切断ホイールの駆動条件を制御して前記切断ホイールを駆動させる制御部とを含むことを特徴とする。
【0033】
また、前記制御部は、入力された基板の情報により現在作業される基板を認識する認識部と、基板の特性に応じた切断ホイールの駆動条件が格納されたデータベース部と、前記データベース部に格納された情報に基づいて、現在加工される基板に対する切断ホイールの駆動条件を設定する設定部と、前記設定部で設定された駆動条件に応じて切断ホイールを駆動させる駆動部とから構成され、前記基板の特性は、基板の種類、製造社、規格を含み、前記切断ホイールの駆動条件は、基板に加えられる切断ホイールの圧力、切断ホイールの回転速度及び駆動時間を含むことを特徴とする。
【0034】
さらに、本発明による液晶パネル切断方法は、少なくとも1つの液晶パネルが形成された基板を準備する段階と、前記基板の特性に応じて切断ホイールの駆動条件を設定する段階と、前記駆動条件に応じて前記切断ホイールを駆動させて、前記基板にスクライブラインを形成する段階とを含むことを特徴とする。
【0035】
また、前記駆動条件を設定する段階は、外部から前記加工された基板の情報が入力される段階と、前記入力された基板の情報により駆動条件を設定する段階とからなることを特徴とする。
【0036】
さらに、本発明による液晶表示素子の製造方法は、第1基板及び第2基板を提供する段階と、前記第1基板に薄膜トランジスタを形成する段階と、前記第2基板にカラーフィルタ層を形成する段階と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる段階と、前記第1基板及び第2基板の特性に応じて切断ホイールの駆動条件を設定する段階と、前記駆動条件に応じて前記切断ホイールを駆動させて、前記第1基板及び第2基板を液晶パネル単位に分離する段階とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0037】
本発明による液晶パネル切断システム及びこれを利用した液晶表示素子の製造方法においては、液晶パネルを切断する切断ホイールを、ガラス基板の種類や特性に応じてその駆動条件が異なるように駆動することにより、過度な切削により母基板が予め切断されて液晶パネルの不良が発生することを防止できるという効果がある。
【0038】
また、2つの対向する切断ホイールを使用した場合、過度な切削により2つの切断ホイールが直接接触することによって発生する切断ホイールの破損を防止できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
本発明においては、液晶パネルを切断する切断ホイールの駆動条件を、ガラス基板の種類に応じて変更することができる。特に、本発明においては、ガラス基板の特性に応じて切断ホイールの駆動条件を変更することにより、切断時に不良が発生するのを効果的に防止することができる。このような切断条件の変更は、切断システムに入力された情報により自動で行われるため、迅速な切断工程が可能である。
【0040】
また、本発明においては、液晶パネルを切断する切断ホイールが対向して2つ配置されて、第1母基板と第2母基板を同時に加工するため、迅速な液晶パネルの加工が可能である。
【0041】
前記第1母基板は、薄膜トランジスタアレイ基板であって、以前の薄膜トランジスタ工程で、薄膜トランジスタ及び画素電極などの各種配線が形成され、前記第2母基板は、カラーフィルタ基板であって、以前のカラーフィルタ工程で、カラーフィルタ及びブラックマトリクスなどが形成される。このように薄膜トランジスタ工程とカラーフィルタ工程を経た第1母基板と第2母基板とは貼り合わせられ、その間に真空注入方式又は液晶滴下方式(基板に直接液晶を滴下した後に貼り合わせ圧力により基板全体にわたって液晶を分布させる方式)により液晶層が形成された後、切断工程にローディングされ、切断ホイールにより個別の液晶パネルに分離される。
【0042】
以下、添付の図面を参照して本発明による液晶パネル切断システムについて説明する。
【0043】
図1は本発明による液晶パネル切断装置を示す図である。
図1に示すように、本発明による液晶パネル切断装置は、所定間隔で離隔している第1及び第2テーブル142、144と、第1テーブル142と第2テーブル144に跨るように載置される第1及び第2母基板120、130と、第1及び第2母基板120、130の表面に第1及び第2スクライブライン158、159を形成する第1及び第2切断ホイール151、154と、第1及び第2切断ホイール151、154の側面に設置され、切断過程で発生するガラス粉などを吸入する第1及び第2吸入部152、155とから構成される。
【0044】
このような本発明による液晶パネル切断装置においては、薄膜トランジスタ工程により薄膜トランジスタが形成された第1母基板120と、カラーフィルタ工程によりカラーフィルタが形成された第2母基板130とが対向して貼り合わせられてなる、複数の液晶パネルを含む第1及び第2母基板120、130が、所定間隔で離隔している第1テーブル142と第2テーブル144に跨るように載置されると、第1テーブル142と第2テーブル144との離隔した空間で、第1及び第2母基板120、130を介して上下に対向する第1及び第2切断ホイール151、154が、所定の圧力で第1及び第2母基板120、130の表面に密着して回転することにより、第1及び第2母基板120、130の表面に溝状の第1及び第2スクライブライン158、159を同時に形成する。その後、第1及び第2スクライブライン158、159に圧力を加えて、第1及び第2母基板120、130を分離する。
【0045】
このように構成された本発明による液晶パネル切断装置においては、第1切断ホイール151と第2切断ホイール154とが対向して設けられているため、一度の切断工程により第1及び第2母基板120、130が切断されるため(上下基板を切削するための反転が必要でないため)、迅速な切断工程が可能である。
【0046】
一方、第1及び第2切断ホイール151、154は制御部180により制御されるが、制御部180は、単に第1及び第2切断ホイール151、154を駆動させることでなく、切断される基板(又は、液晶パネル)に応じて駆動条件を変化させて第1及び第2切断ホイール151、154を駆動させる。
【0047】
図1に示すように、制御部180には外部から母基板120、130に関する各種情報が入力され、制御部180は、入力された母基板120、130の特性(基板の種類、製造社、規格など)に基づいて、第1及び第2切断ホイール151、154の駆動条件、例えば、第1及び第2母基板120、130に接触する圧力や切断ホイール151、154の回転速度、駆動時間などを変更する。
【0048】
制御部180は、図2に示すように、ホストコンピュータから入力された母基板120、130又はパネル情報に基づいて、切断される母基板120、130を認識する基板認識部182と、母基板120、130の特性に応じた第1及び第2切断ホイール151、154の切断条件が格納されたデータベース部186と、基板認識部184で認識された基板の特性に応じた第1及び第2切断ホイール151、154の駆動条件をデータベース部186から検索して、第1及び第2切断ホイール151、154の駆動条件を設定する設定部184と、設定部184で設定された駆動条件に応じて第1及び第2切断ホイール151、154を駆動させる駆動部188とから構成される。
【0049】
制御部180に入力される基板又はパネル情報は、全体の液晶表示素子製造システムのホストコンピュータから入力される。前記ホストコンピュータは、液晶表示素子製造システム全体を制御するコンピュータであって、各工程の条件だけでなく、各母基板120、130の特性、例えば、基板の強度や製造社などの情報が格納されている。基板認識部182は、前記ホストコンピュータから入力された情報により、現在切断工程が行われる基板の特性(例えば、種類や製造社)を認識する。
【0050】
データベース186には、各基板に対する切断ホイール151、154の駆動条件が格納されている。例えば、それぞれの製造社の特定製品に対する切断ホイール151、154の接触圧力、回転速度、駆動時間などが格納されている。設定部184で、データベース部186に格納された情報に基づいて、基板認識部182で認識された該当基板に対する切断ホイール151、154の駆動条件を設定し、駆動部188で、前記設定された駆動条件に応じて第1及び第2切断ホイール151、154を駆動させることにより、液晶パネルにスクライブラインを形成する。
【0051】
前述のように、本発明においては、切断されるガラス基板の特性(又は、種類)に応じて、第1及び第2切断ホイール151、154の駆動条件を変更して、第1及び第2母基板120、130を切断するため、第1及び第2母基板120、130の分離による第1及び第2切断ホイール151、154の破損を防止することができる。
【0052】
一方、第1及び第2切断ホイール151、154は、異なる条件で駆動することができる。液晶パネルを形成する第1母基板120及び第2母基板130は、同じ種類及び同じ特性を有するガラス基板にすることができるが、異なる種類又は異なる特性を有するガラス基板にすることもできるため、第1母基板120及び第2母基板130を加工する第1切断ホイール151及び第2切断ホイール154は、同じ条件で駆動することもでき、異なる条件で駆動することもできる。このような観点から、制御部180は、第1切断ホイール151及び第2切断ホイール154を共に制御することもでき、別々に制御することもできる。
【0053】
以下、このように構成された液晶パネル切断装置を利用して実際の液晶パネルを切断する工程を図3A〜図3Fを参照して詳細に説明する。
【0054】
まず、図3Aに示すように、薄膜トランジスタアレイ基板及びカラーフィルタ基板が形成されて対向して貼り合わせられた第1及び第2母基板120、130を第1テーブル142に載置する。
【0055】
第1及び第2母基板120、130は、カラーフィルタ基板が形成された第2母基板130上に薄膜トランジスタアレイ基板が形成された第1母基板120を積層した状態で載置することにより、逆に積層した場合に比べて、第1及び第2母基板120、130の切断過程で薄膜トランジスタアレイ基板やカラーフィルタ基板に加えられる衝撃を緩和することができる。
【0056】
その後、図3Bに示すように、第1及び第2母基板120、130を第1テーブル142と所定間隔で離隔している第2テーブル144に跨るように載置させて、第1テーブル142と第2テーブル144との離隔した空間で、第1及び第2切断ホイール151、154を所定の圧力で第1及び第2母基板120、130の表面に密着させて回転させることにより、第1及び第2母基板120、130の表面に第1及び第2スクライブライン158、159を同時に形成し、このとき、切断過程で発生するガラス粉などは、第1及び第2切断ホイール151、154の側面に設置された第1及び第2吸入部152、155により吸入される。第1及び第2吸入部152、155は、第1及び第2切断ホイール151、154と連動して、第1及び第2切断ホイール151、154と第1及び第2母基板120、130との摩擦によって第1及び第2母基板120、130の表面で発生するガラス粉を吸入する。
【0057】
ここで、第1切断ホイール151が第1母基板120に接触する圧力と第1切断ホイール151の回転速度、及び第2切断ホイール154が第2母基板130に接触する圧力と第2切断ホイール154の回転速度は、制御部180により制御される。
【0058】
次に、図3Cに示すように、スチーム切断器160を利用して、第1スクライブライン158又は第2スクライブライン159に沿って第1及び第2母基板120、130を切断する。スチーム切断器160は、高温のスチームにより第1及び第2母基板120、130を分離するものであって、高温のスチームが噴射されることによって、第1及び第2母基板120、130が膨脹し、このような基板の膨脹により、第1及び第2母基板120、130が第1及び第2スクライブライン158、159に沿って分離される。図示されていないが、スチーム切断器160は、第1切断ホイール151又は第2切断ホイール154と連動して、第1スクライブライン158又は第2スクライブライン159に沿って高温のスチームを噴射することにより、第1スクライブライン158又は第2スクライブライン159をより効果的に分離する。
【0059】
その後、図3Dに示すように、前記切断された第1及び第2母基板120、130を90゜回転させる。
【0060】
次に、図3Eに示すように、前記回転した第1及び第2母基板120、130を所定間隔で離隔している第3テーブル146と第4テーブル147に跨るように載置させて、第3テーブル146と第4テーブル147との離隔した空間で、第3及び第4切断ホイール251、254を所定の圧力で第1及び第2母基板120、130の表面に密着させて回転させることにより、第1及び第2母基板120、130の表面に第3及び第4スクライブライン258、259を形成する。このとき、第3及び第4切断ホイール251、254は、制御部180により、基板の種類や特性に応じて制御される。一方、第3及び第4吸入部252、255は、第3及び第4切断ホイール251、254と連動して、第3及び第4切断ホイール251、254と第1及び第2母基板120、130との摩擦によって第1及び第2母基板120、130の表面で発生するガラス粉を吸入する。
【0061】
次に、図3Fに示すように、スチーム切断器160を利用して、第3スクライブライン258又は第4スクライブライン259に沿って第1及び第2母基板120、130を切断する。
【0062】
図示されていないが、前記切断された基板、すなわち、液晶パネルは、移送手段により以後の工程ラインに移送される。
【0063】
前述のように、本発明による液晶パネル切断システムにおいては、ガラス基板の種類や特性に応じて切断ホイールの駆動を制御することにより、基板の過度な切削による不良を防止することができる。一方、以上の説明においては、基板を対向する2つの切断ホイールにより切断しているが、1つの切断ホイールにより基板を切断することもできる。この場合も、前記切断ホイールは、ガラス基板の種類や特性に応じて制御される。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明による液晶パネル切断システムの構造を示す図である。
【図2】図1の制御部の構造を示すブロック図である。
【図3A】本発明による液晶パネル切断方法を示す図である。
【図3B】本発明による液晶パネル切断方法を示す図である。
【図3C】本発明による液晶パネル切断方法を示す図である。
【図3D】本発明による液晶パネル切断方法を示す図である。
【図3E】本発明による液晶パネル切断方法を示す図である。
【図3F】本発明による液晶パネル切断方法を示す図である。
【図4】一般の液晶パネルの構造を示す平面図である。
【図5】複数の液晶パネルが形成された基板の断面図である。
【図6】従来の液晶パネル切断装置を示す図である。
【符号の説明】
【0065】
120、130 第1、第2母基板
151、154 第1、第2切断ホイール
152、155 第1、第2吸入部
158、159 第1、第2スクライブライン
160 スチーム切断器
180 制御部




 

 


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