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グレーティング型光部品のパッケージング方法 - 古河電気工業株式会社
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発明の名称 グレーティング型光部品のパッケージング方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−164213(P2007−164213A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2007−38545(P2007−38545)
出願日 平成19年2月19日(2007.2.19)
代理人 【識別番号】100101764
【弁理士】
【氏名又は名称】川和 高穂
発明者 指宿 康弘 / 大田 育生 / 津田 寿昭 / 淀 重人
要約 課題
ハンドリングの際に裸光ファイバが傷付くことがなく、歩留まりが高いグレーティング型光部品のパッケージング方法を提供する。

解決手段
水素処理が施された光ファイバ1から1次被覆1aを除去する工程、1次被覆を除去して露出した裸光ファイバ1bのコアに紫外線を照射してグレーティング1cを作製する工程、グレーティングを作製した部分をパッケージ5で覆う工程、グレーティングを作製した部分にアニール処理を施し水素処理に伴う水素を光ファイバ1から除去する工程の順に行うグレーティング型光部品のパッケージング方法。
特許請求の範囲
【請求項1】
水素処理が施された光ファイバから1次被覆を除去する工程、1次被覆を除去して露出した裸光ファイバのコアに紫外線を照射してグレーティングを作製する工程、前記グレーティングを作製した部分にアニール処理を施す工程及び前記グレーティングを作製した部分をパッケージで覆う工程を有するグレーティング型光部品のパッケージング方法であって、
前記グレーティングを作製する工程、前記パッケージで覆う工程、前記アニール処理を施し前記水素処理に伴う水素を前記光ファイバから除去する工程の順に行うことを特徴とするグレーティング型光部品のパッケージング方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グレーティング型光部品のパッケージング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光ファイバのコアにグレーティングが形成されたグレーティング型光部品は、光通信技術において高速大容量伝送を実現するときの分散補償技術の一手段を初めとしてファイバ型フィルタ等、多くの点で注目されている。
【0003】
このようなグレーティングは、GeドープSiO2ガラスに強い紫外光を照射すると屈折率が上昇する光誘起屈折率変化現象に基づいて形成される。即ち、光ファイバのコアにグレーティングが形成されたグレーティング型光部品は、紫外光の照射によってコア内に周期的な屈折率変化を起こさせ、回折格子を形成したもので、例えば、ホログラフィック法やフェーズマスク法によって作製されている。
【0004】
ここで、ホログラフィック法は、コヒーレントな2つの紫外光を干渉させて生じた干渉光をコアに照射してグレーティングを作製する方法で(例えば、非特許文献1参照)、フェーズマスク法は、フェーズマスクの上から紫外光を照射し、回折光をコアに照射してグレーティングを作製する方法である(例えば、非特許文献2参照)。
【0005】
上記グレーティング型光部品は、以下のようにして作製される。
【0006】
先ず、グレーティングを形成する前段階の処理として、光誘起特性の向上を目的に光ファイバのグレーティングを作製する部分に加圧水素処理を施す。
【0007】
次に、前記水素処理を施した部分から1次被覆を除去し、露出した裸光ファイバに、例えば、フェーズマスクを近接配置し、前記フェーズマスクを通して紫外線を照射してコアにグレーティングを作製する。
【0008】
次いで、水素に起因する前記光ファイバの強度劣化を防止するため、グレーティングを作製した部分にアニール処理を施して水素が光ファイバと反応してOH基を作り、損失が大きくなることを防ぐため水素を除去する。
【0009】
しかる後、ハンドリングに際して露出した裸光ファイバが傷付かないように、被覆を除去した部分をパッケージで覆い、グレーティング型光部品が製造される。
【非特許文献1】Opt. Lett., 14, 823, 1989
【非特許文献2】Appl. Phys. Lett., 62, 1035, 1993
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、グレーティング型光部品は、前記のように1次被覆を除去し裸光ファイバを露出させた状態でグレーティングが作製される。このため、グレーティングを作製する光ファイバは、グレーティング処理に伴う作業中は被覆のない状態でハンドリングされることから、露出した裸光ファイバが傷付き易く、製造されるグレーティング型光部品の歩留まりが低下するという問題があった。
【0011】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ハンドリングの際に裸光ファイバが傷付くことがなく、歩留まりが高いグレーティング型光部品のパッケージング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明においては上記目的を達成するため、水素処理が施された光ファイバから1次被覆を除去する工程、1次被覆を除去して露出した裸光ファイバのコアに紫外線を照射してグレーティングを作製する工程、前記グレーティングを作製した部分にアニール処理を施す工程及び前記グレーティングを作製した部分をパッケージで覆う工程を有するグレーティング型光部品のパッケージング方法であって、前記グレーティングを作製する工程、前記パッケージで覆う工程、前記アニール処理を施し前記水素処理に伴う水素を前記光ファイバから除去する工程の順に行う構成としたのである。
【0013】
グレーティングが作製された光ファイバはパッケージで覆われた状態で、引き続くアニール処理が行われるため、ハンドリングの際に裸光ファイバが傷付くことがない。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、ハンドリングの際に裸光ファイバが傷付くことがなく、歩留まりが高いグレーティング型光部品のパッケージング方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明のグレーティング型光部品のパッケージング方法に係る一実施形態を図1(a)〜(e)に基づいて詳細に説明する。
【0016】
本発明方法においては、先ず、グレーティングを形成する前段階の処理として、光誘起特性の向上を目的にグレーティングを作製する光ファイバ1の所望部分に加圧水素処理(常温,15MPa,2週間)を施す。
【0017】
次に、前記水素処理を施した部分から1次被覆1aを除去し(図1(a))、露出した裸光ファイバ1bに、フェーズマスク3を近接配置し、フェーズマスク3を通して紫外線UVを照射し(図1(b))、コア(図示せず)にグレーティング1c(図1(c)参照)を作製する。
【0018】
ここで、図1(c)〜(e)においては、裸光ファイバ1bが細いことからグレーティング1cは誇張して描いてある。また、グレーティング1cは、フェーズマスク3を用いた前記フェーズマスク法の他、ホログラフィック法によって作製してもよい。
【0019】
このとき、紫外線UVは、例えば、発振波長248nm,出力30WのKrFエキシマレーザパルス光源からなる光源から照射する。あるいは、他の紫外線UVとしてAr2倍波レーザやYAG4倍波レーザが使用できる。また、紫外線によって作製されるグレーティングの反射波長はグレーティングのピッチにより、反射光をナロウバンドとするかワイドバンドとするかの波長幅は形成されるグレーティングの長さによって決まる。
【0020】
次いで、図1(c)に示すように、グレーティング1cを作製した裸光ファイバ1bの部分を2つの半割体5a,5bからなるパッケージ5で覆う。
【0021】
ここで、パッケージ5は、半割体5a,5bの他、例えば、ステンレス等の金属パイプを使用してもよい。また、パッケージとして図2に示すようにU字溝を形成したパッケージロッド5cを使用してもよい。
【0022】
しかる後、図1(d)に示すように、グレーティング1cを作製した部分をアニール槽7内に収容し、アニール処理(120℃,1日)を施す。これにより、光ファイバ1は、前記水素処理に伴う水素が除去され、水素に起因する強度劣化が防止される。
【0023】
上記アニール処理が終了したら、アニール槽7から取り出し、グレーティング1cを作製した裸光ファイバ1bの部分がパッケージ5で覆われた図1(e)に示す光ファイバ1(グレーティング型光部品)が得られる。
【0024】
このとき、本発明方法においては、グレーティング1cを作製した後、裸光ファイバ1bの部分をパッケージ5で覆うので、ハンドリングの際に裸光ファイバ1bが傷付き難く、製造されるグレーティング型光部品の歩留まりが向上する。
【0025】
ここで、本発明方法とアニール処理後にパッケージで覆う前記従来の方法で上記構造の光ファイバ1を1000本製造した。その結果、本発明方法では不良発生率が1%であったのに対し、前記従来の方法では不良発生率が20%もあり、本発明方法を採用することにより、製造されるグレーティング型光部品の歩留まりが向上することが確認された。
【0026】
尚、上記実施形態は、単心の光ファイバ1の場合について説明したが、本発明方法は複数の光ファイバにも適用することができ、複数の光ファイバを平行に配列したテープファイバにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明のグレーティング型光部品のパッケージング方法を説明する工程図(a)〜(e)である。
【図2】本発明のグレーティング型光部品のパッケージの一実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0028】
1・・・光ファイバ(グレーティング型光部品)
1a・・・1次被覆
1b・・・裸光ファイバ
1c・・・グレーティング
3・・・フェーズマスク
5・・・パッケージ
5a,5・・・ 半割体
5c・・・パッケージロッド
7・・・アニール槽
UV・・・紫外線




 

 


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