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発明の名称 光ファイバ切断器の刃高調整治具、及びそれを用いた刃高調整方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−108609(P2007−108609A)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
出願番号 特願2005−302208(P2005−302208)
出願日 平成17年10月17日(2005.10.17)
代理人
発明者 風間 純一
要約 課題

間隔を隔てて配置された一対の光ファイバホルダ台間に、そのホルダ台に沿って移動する切断刃が配置され、両ホルダ台間に跨って配置される光ファイバを前記切断刃の移動によって傷付け、光ファイバを切断するための光ファイバ切断器における前記切断刃の刃高を調整する調整治具は それを構成するための加工製作が高価であること、切断刃に傷を付けてしまうこと、正確な値に刃高を調整できない課題があった。
であって、欠点があった。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
間隔を隔てて配置された一対の光ファイバホルダ台間に、そのホルダ台に沿って移動する切断刃が配置され、両ホルダ台間に跨って配置される光ファイバを前記切断刃の移動によって傷付け、光ファイバを切断するための光ファイバ切断器における前記切断刃の刃高を調整する調整治具であって、ホルダ台に搭載され、中央部外周表面が調整される切断刃の高さ付近に減径加工された円柱体であることを特徴とする光ファイバ切断器の刃高調整治具。
【請求項2】
間隔を隔てて配置された一対の光ファイバホルダ台間に、そのホルダ台に沿って移動する切断刃が配置され、両ホルダ台間に跨って配置される光ファイバを前記切断刃の移動によって傷付け、光ファイバを切断するための光ファイバ切断器における前記切断刃を所定値Δに高さ調整する光ファイバ切断器の刃高調整方法において、中央部外周表面が前記所定値Δの前と後に減径加工された2種類の円柱状測定ゲージを前記ホルダ台間に跨って配置し、切断刃の移動によって切断刃が前記ホルダ台に搭載された一方の測定ゲージの中央部外周に接触せず、他方の測定ゲージの中央部外周に接触するように切断刃の高さを調整することを特徴とする光ファイバ切断器の刃高調整方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバを切断する光ファイバ切断器における切断刃の高さを調整する刃高調整治具及びそれを用いた刃高調整方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、光ファイバ相互、光ファイバと他の光学部品等とを光学的に接続するには、予め光ファイバの端部をその光ファイバの軸心に対して垂直に切断することが行われる。この切断には、一般に光ファイバ切断器が用いられる。
【0003】
図3は光ファイバ切断器1の概念図を示したもので、互いに並列に配置された一対の光ファイバホルダ台2・2上に光ファイバ3を載置し、光ファイバホルダ台2・2上の光ファイバ3を図示しないホルダ蓋で押えて光ファイバ3を光ファイバホルダ台2・2上に固定し、この状態で光ファイバホルダ台2・2の面よりも高さが若干高い、例えば高さtに調整された切断刃4を図示の実線の位置から点線の切断刃4'の位置まで、光ファイバ3の軸線を直角に横断するように移動させることにより、光ファイバ3の表面に傷を付け光ファイバ3を切断するものである。
【0004】
この光ファイバの切断を行う際、切断刃4の高さtは適切な値でなければ、光ファイバ3を適切に切断することができない。即ち、高さtが小さいときは光ファイバ3を切断することができず、また、大きいときは光ファイバ3の切断面に不要な傷を付けて切断面を損傷してしまう。このため、切断刃4の高さtは光ファイバ3の切断作業の前に適切な値に調整する必要がある。(例えば、特許文献1〜2参照)
通常、上記切断刃4の高さtは20〜30μmとなるように調整される。なお、この調整作業は、図示しない刃高調整ねじを回転させることにより行われる。
【0005】
図4は特許文献2に記載された調整方法の一例を示したものである。図4において、11は刃高調整治具であり、刃高調整治具11は中央部に溝12が形成された平板形状をしており、その溝12の一端側13が調整しようとする切断刃4の高さよりも多く削られ、他端側14が調整される切断刃4の高さよりも少なく削られ、中央部15が刳り貫かれた形状を成している。そしてこれを使用して切断刃4の高さを調整する場合には、図5に示すように、溝を下側にして溝が切断刃の移動方向と平行になるように光ファイバホルダ台2・2上に載置し、この状態で溝が多く削られた方向から少なく削られた方向に切断刃を移動させて、切断刃が多く削られた箇所を通過し、少なく削られた箇所を通過しないような高さに調整される。これにより、切断刃4を上記削られた範囲内に高さが調整される。
【0006】
また、切断刃4の刃高を図6に示すような刃高調整治具30によって行うことも行われていた。即ち、始めに、図6イに示すように、刃高調整治具30の底面31を平面度の保たれた基準面32上に接触させて配置し、この状態で摘み33を回動させて指示針34をゼロに合わせる。これによって、刃高調整治具30の底面31と触針35の先端35'とが同一面でゼロに調整されたことになる。次に図6ロに示すように、刃高調整治具30の底面31を光ファイバホルダ台2上に載置して、切断刃4を触針35の先端35'に軽く接触するように位置合わせを行い、ダイヤルゲージの目盛りが目的の高さになるように切断刃の高さを調整する。
【0007】
【特許文献1】特開2001-311832公報
【特許文献2】特開2001-322086公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、図4に示した刃高調整治具11は、中央部に溝12が形成された平板形状をしており、その溝12の一端側13が調整しようとする切断刃4の高さよりも多く削られ、他端側14が調整される切断刃4の高さよりも少なく削られ、中央部15が刳り貫かれた複雑な形状を成しており、これを構成するための加工が複雑で、加工製作が高価になるという課題があった。また、刃高調整治具11は平板形状を成しているため、刃高調整過程で切断刃4を移動させて刃高を調べる際に切断刃が刃高調整治具11に当たった際、刃高調整治具11が平板形状を成していることから刃高調整治具11が容易に移動することが困難であり、切断刃に傷を付けてしまうことの課題があった。
【0009】
また一般にホルダ台は図7に示すようにホルダ台の表面にゴム部材等の弾性部材2'が貼り付けられており、研磨工程によって弾性部材2'をホルダ台2の表面と同一平面となるように研磨しようとしても、研磨工程で弾性部材2'の変形により、弾性部材2'が歪み、このため、弾性部材2'の表面がホルダ台2の表面よりも若干高くなるように加工される。このため、上記刃高調整治具11をホルダ台2の上に乗せた際、実質的に弾性部材2'の表面にホルダ台2が載せられる形となり、この結果、ホルダ台2からの高さに調整されることになる。この結果、実際に光ファイバ3をホルダ台2に載せられた際には光ファイバ3の接触面は弾性部材2'の変形によりホルダ台2の表面と同一にセットされたものと異なり、正確に調整されないという課題があった。なお、弾性部材2'の表面が上記のようにホルダ台2の表面よりも若干高くなるように加工されるても、実際の光ファイバ切断時においては、光ファイバ3は若干高くなるように形成された弾性部材2'を窪ませて、弾性部材2'周囲のホルダ台2の表面に接するように戴置されるので、問題になることがない。
【0010】
また、図6に示す刃高調整治具30は、ホルダ台間に停止させられた切断刃4の頂点と刃高調整治具30の触針35とを合わせて測定する方法が、切断刃の頂点と触針35とが共に狭い面積であるために両者を探し求めることが難しく、調整時間に長時間を要するという課題があった。また、切断刃4を移動させての高さを調整する方法も考えられるが、この場合は切断刃4の刃高を調整する際、切断刃4が触針35にぶつかった際に、刃高調整治具30がホルダ台上で容易に移動することができず、切断刃4に傷が付くという課題が発生する。また、更に前記弾性部材2'の存在により正しく刃高が調整されないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その第一の発明は、間隔を隔てて配置された一対の光ファイバホルダ台間に、そのホルダ台に沿って移動する切断刃が配置され、両ホルダ台間に跨って配置される光ファイバを前記切断刃の移動によって傷付け、光ファイバを切断するための光ファイバ切断器における前記切断刃の刃高を調整する調整治具であって、ホルダ台に搭載され、中央部外周表面が調整される切断刃の高さ付近に減径加工された円柱体であることを特徴とする光ファイバ切断器の刃高調整治具である。
【0012】
更に第2の発明は、間隔を隔てて配置された一対の光ファイバホルダ台間に、そのホルダ台に沿って移動する切断刃が配置され、両ホルダ台間に跨って配置される光ファイバを前記切断刃の移動によって傷付け、光ファイバを切断するための光ファイバ切断器における前記切断刃を所定値Δに高さ調整する光ファイバ切断器の刃高調整方法において、中央部外周表面が前記所定値Δの前と後に減径加工された2種類の円柱状測定ゲージを前記ホルダ台間に跨って配置し、切断刃の移動によって切断刃が前記ホルダ台に搭載された一方の測定ゲージの中央部外周に接触せず、他方の測定ゲージの中央部外周に接触するように切断刃の高さを調整することを特徴とする光ファイバ切断器の刃高調整方法である。
【発明の効果】
【0013】
本願は上記第1の発明によって、断面外周形状が円形に構成されているため、切断刃が刃高調整治具にぶつかっても容易に刃高調整治具が回転して切断刃に傷を付けることがなく、また、構造が簡単なため、安価にこれを構成することができる。
また、第2の発明によって、それぞれの刃高調整治具に形成された減径加工の大きさの間に切断刃に傷を付けることなく、正確に切断刃の高さを調整することができる特徴を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明の一実施形態における刃高調整治具30を示すものである。刃高調整治具は、中央部31の外周表面が減径加工された円柱体で形成されている。この減径加工の大きさyは調整される切断刃の高さ付近の大きさに形成される。刃高調整治具30は所定径Dの大きさの円柱体、例えばステンレス材製からなる棒状体を回転旋盤によって保持し、その中央部の外周を削ることによって作成される。このようにして作成される刃高調整治具30は表1に示すように、切断刃の高さ調整される値付近のものが複数種作成される。
【0015】
【表1】


【0016】
図2は本実施形態の刃高調整治具30を用いて切断刃の刃高を調整する手段を説明するためのものである。ここで例えば、切断刃の高さを25〜30μmの高さに調整する場合について説明する。
【0017】
始め、始め表1中のNo.3の刃高調整治具30を選択して、図示のように、No.3の刃高調整治具30を弾性部材2'が配置されていないホルダ台2上に配置し、ここで、切断刃4を実線の位置から破線で示される切断刃4'まで移動させる。この際、切断刃4が刃高調整治具30にぶつかっても刃高調整治具30の外径形状が円形に構成されているため、刃高調整治具30は容易に回転して切断刃から逃げることができる。このため、切断刃4は傷が付くことが無い。このようにして、No.3の刃高調整治具30の縮径部分を切断刃が通過できるように、切断刃を図示しない刃高調整摘みを回転させることにより、切断刃を調整する。
【0018】
次にNo.2の刃高調整治具30を選択して、上記No.3の刃高調整治具30と同様にセットして切断刃4の移動を前記と同様に行う。これによって、切断刃4がNo.2の刃高調整治具30の減径部分を通過可能かどうかを調べる。ここで切断刃がNo.2の刃高調整治具30にぶつかる(刃高調整治具30が動いたり、回転したりする)場合は、切断刃の高さが25〜30μmの高さに調整されたことになる。ここでもし、切断刃4がNo.2の刃高調整治具30にぶつからない場合は、再度上記No.3の刃高調整治具30が通過可能でNo.2の刃高調整治具30が通過しないようになるまで切断刃の高さを調整する。
【0019】
切断刃の高さが25〜30μm以外の高さに調整する場合は、それぞれ他の組み合わせの刃高調整治具30を用いて同様にして調整される。
【0020】
本実施形態の刃高調整治具30は上記のとおり、外周形状が円形になっている。このため、切断刃の刃高調整において、切断刃が刃高調整治具30にぶつかっても刃高調整治具30は容易に回転し、この結果、切断刃に傷を付けることが無い。
また、この調整時に切断刃が刃高調整治具30にほんの僅かに接触した場合であっても、刃高調整治具30が容易に動くのでその接触を容易に把握することができ、正確に高さ調整を行うことができる。
更に、本実施形態のように、刃高調整治具30を弾性部材2'が配置されていないホルダ台2上に配置することにより、弾性部材2'の影響を受けずに高さ調整することができ、その高さの範囲を正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の刃高調整治具の一実施形態を示す正面図。
【図2】本発明の刃高調整方法の一実施形態を説明するためのもので、イは平面説明図、ロは側面説明図。
【図3】一般的な光ファイバ切断器の一例を示すもので、イは平面説明図、ロは側面説明図。
【図4】従来の一例を示す斜視図。
【図5】上記図4の使用時における側面説明図。
【図6】従来の他の例を説明するためのもので、イは正面図、ロは要部拡大説明図。
【図7】一般的なホルダ台を示すもので、イは平面説明図、ロは側面説明図。
【符号の説明】
【0022】
1 光ファイバ切断器
2 ホルダ台
2' 弾性部材
3 光ファイバ
4 切断刃
30 刃高調整治具
31 底面
31 中央部
32 基準面
34 指示針
35 触針
35' 先端




 

 


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