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発明の名称 被介護者使用物品及び被介護者救援システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−48075(P2007−48075A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−232339(P2005−232339)
出願日 平成17年8月10日(2005.8.10)
代理人 【識別番号】100090620
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 宣幸
発明者 石川 英美
要約 課題
被介護者救援システムの通信端末が、管理される被介護者の移動時に、被介護者と共に移動する可能性を高くする。

解決手段
本発明の被介護者使用物品は、介護施設で被介護者が移動時に使用する、通信機能以外の主たる機能が定まっているものであり、この物品に、移動体通信網の端末機能を担う通信装置部を持たせた。このような物品は、名札、車椅子、まつば杖、点滴キャリアなどである。本発明の被介護者救援システムは、上述した通信端末機能を有する被介護者使用物品が移動体通信端末として含まれる。
特許請求の範囲
【請求項1】
介護施設で被介護者が移動時に使用する、通信機能以外の主たる機能が定まっている被介護者使用物品において、移動体通信網の端末機能を担う通信装置部を有することを特徴とする被介護者使用物品。
【請求項2】
上記通信装置部は、ワンタッチ呼出ボタンと呼出先情報を記憶している呼出先記憶手段とを備え、上記ワンタッチ呼出ボタンの押下時に記憶されている上記呼出先情報に係る呼出先相手端末に発呼することを特徴とする請求項1に記載の被介護者使用物品。
【請求項3】
上記通信装置部は、自己への発呼に対する自動着信機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の被介護者使用物品。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の被介護者使用物品を、移動体通信端末として含むことを特徴とする被介護者救援システム。
【請求項5】
上記移動体通信端末の識別情報と、その移動体通信端末を収容しているアクセスポイント装置の識別情報又は位置情報とを対応付けて管理している位置情報管理手段と、
上記移動体通信端末の識別情報を入力し、上記位置情報管理手段から、入力された識別情報を有する上記移動体通信端末を収容しているアクセスポイント装置の識別情報又は位置情報を取り出す位置検索手段と
を有することを特徴とする請求項4に記載の被介護者救援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は被介護者使用物品及び被介護者救援システムに関し、例えば、病院や老人ホームなどの介護施設にいる患者や老人などの介護を受ける被介護者が使用する車いす、まつば杖、名札、点滴用キャリア等を通信端末として使用可能にしたものである。
【背景技術】
【0002】
徘徊老人などの被介護者の位置管理などにPHS端末等の携帯端末装置が適用されている。特許文献1では、被介護者にPHS端末を携帯させるシステムを記載しており、特許文献2では、被介護者の腰のベルトに装着できるようにした携帯電話端末を利用するシステムが記載されている。
【特許文献1】特開2001−1−9977号公報
【特許文献2】特開2000−332915号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、徘徊老人などの被介護者を管理する、従来の管理システムでは、介護には直接関係しないPHS端末や携帯電話端末を被介護者に携帯又は装着させるものであり、そのため、被介護者が移動に際して、PHS端末や携帯電話端末を携帯又は装着しないことも生じやすい。
【0004】
そのため、管理される被介護者の移動時に、被介護者と共に移動する可能性が高い通信端末が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するため、第1の本発明の被介護者使用物品は、介護施設で被介護者が移動時に使用する、通信機能以外の主たる機能が定まっているものであって、移動体通信網の端末機能を担う通信装置部を有することを特徴とする。
【0006】
第2の本発明の被介護者救援システムは、第1の本発明の被介護者使用物品を、移動体通信端末として含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、介護施設で被介護者が移動時に使用する被介護者使用物品に、移動体通信網の端末機能を持たせたので、被介護者の移動時に、通信端末も移動することの可能性を従来より高くできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
(A)実施形態
以下、本発明による被介護者使用物品及び被介護者救援システムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0009】
図1は、実施形態の被介護者使用物品を含む被介護者救援システムの構成例を示すブロック図である。
【0010】
図1において、被介護者救援システム1は、PBX(構内交換機)2を中心に構成されている。
【0011】
PBX2には、デジタル多機能電話機3、アナログ電話機4、FAX5、交換手が操作する中継台6等の内線端末に加え、病院又は老人ホームなどの建物の内外に設けられているアクセスポイント装置(コードレス接続装置)7などが接続されており、PBX2は、PHS端末などの携帯型内線端末8もアクセスポイント装置7を介して収容するようになされている。また、PBX2は公衆網9とも接続されている。アクセスポイント装置7は、複数台が、管轄エリアを隣接させながら、病院又は老人ホームなどの建物の内外の必要な領域を網羅するように設けられている。
【0012】
この実施形態の場合、PBX2には、ナースステーションなどに設置されている、デジタル多機能電話機などでなるナースコール親機10も内線端末として接続されている(なお、ナースコール親機10とPBX2とが外線接続し得るものであっても良い)。ナースコール親機10は、病室などに設置されているナースコール子機11と接続されている。上述した携帯型内線端末8は、看護婦などに携帯させた場合には、ナースコールシステムの構成要素となり、このようなナースコールシステムの構成要素の場合、携帯型内線端末8に外線発信機能を持たせないようにし、又は、PBX2が外線発信を拒否するようにしても良い。
【0013】
この実施形態の場合、PHS端末などの携帯型内線端末8の他に、アクセスポイント装置7は、実施形態の被介護者使用物品に該当する、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21及びワイヤレス装置付きまつば杖22と無線通信し得るものである。
【0014】
ワイヤレス装置付き名札20は、通信機能を除外すれば、被介護者の胸などに取り付けられて、名札として機能するものである。ワイヤレス装置付き車椅子21は、通信機能を除外すれば、被介護者が腰掛けて移動する、車椅子として機能するものである。ワイヤレス装置付きまつば杖22は、通信機能を除外すれば、被介護者が歩行の補助具として利用する、まつば杖として機能するものである。
【0015】
これらワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21及びワイヤレス装置付きまつば杖22は、通信機能面からは、後述するように、携帯型内線端末(例えばPHS端末)8と同様なものであり、自己が位置している場所を管轄エリアとしているいずれかのアクセスポイント装置7に収容されているものである。アクセスポイント装置7を接続しているPBX2の場合、内部に、アクセスポイント装置7ごとに、どの携帯型内線端末8が管轄エリアに属しているかのアクセスポイント収容情報2Aを管理している。この実施形態の場合、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21及びワイヤレス装置付きまつば杖22についても、携帯型内線端末8と同様に、アクセスポイント収容情報に含まれている。
【0016】
この実施形態の場合、PBX2には、1台又は複数台の位置検索装置25が接続されている。位置検索装置25は、例えば、保守コンソール装置、入力・表示機能を有するPHS端末や多機能電話機が該当するものであり、例えば、ナースステーションなどに設置されている。位置検索装置25は、検索対象の携帯型内線端末8、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22の識別情報(例えば内線番号)をPBX2に与えて検索を求めることにより(例えば、シグナリング信号を利用する)、PBX2から、その識別情報を有する携帯型内線端末8、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22を収容しているアクセスポイント装置7の識別情報又は位置情報の返信を受け、それを表示するものである。アクセスポイント装置7の識別情報を位置情報に変換する処理は、PBX2側で行っても良く(例えばソフトウェアによる)、位置検索装置25が行うようにしても良い。
【0017】
なお、位置検索装置25は、例えば、カルテNo、部屋名、被介護者氏名、携帯型内線端末8、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22の識別情報とを対応付けた対応テーブル25aを備え、操作者によるカルテNo、部屋名、被介護者氏名のいずれか1以上の入力操作に応じて、位置検索対象者に係る携帯型内線端末8、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22の識別情報を得ることができるようにんされている。
【0018】
この実施形態においても、位置検索機能については、既存のPHSシステムなどで採用されているものと同様であり、異なる点は、位置検索対象として、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21及びワイヤレス装置付きまつば杖22も含まれている点である。
【0019】
図2は、ワイヤレス装置付き名札20の概略正面図であり、図3は、その電気的構成(通信装置部)を示すブロック図である。
【0020】
ワイヤレス装置付き名札20は、例えば、縦2cm、横4cm程度のものであり、図2に示すように、その正面が概ね上下方向に2つの領域に分かれている。下側の領域には、カルテNo、部屋名、被介護者氏名などの書誌的情報が、例えばロイコ染料などによって書換え可能に記載されており、上側の領域には、ナース呼出ボタン30、スピーカ31用の発音孔31a、マイクロフォン32用の捕捉孔32aが設けられている。
【0021】
ワイヤレス装置付き名札20は、図3に示すように、上述したナース呼出ボタン30、スピーカ31及びマイクロフォン32に加え、制御部33、音声処理部34、無線通信部35、アンテナ36及び2次電池37とを有している。
【0022】
ナース呼出ボタン30は、押下時に、ナースコール親機10への発呼を起動するものである。この実施形態の場合、ナース呼出ボタン30以外の操作ボタンやキーは設けられておらず、発呼先を任意に選定することはできなくなっている。
【0023】
スピーカ31は、音声処理部34から与えられた音声信号を発音出力するものである。スピーカ31用の発音孔31aは、発音音声を外部に通すものである。
【0024】
マイクロフォン32は、当該ワイヤレス装置付き名札20を付けている被介護者や、その周囲にいる者の音声を捕捉して音声信号を音声処理部34に与えるものである。マイクロフォン32用の捕捉孔32aは、マイクロフォン32への音声を通過させるものである。
【0025】
制御部33は、当該ワイヤレス装置付き名札20における通信機能の全体の制御(主に呼制御)を司るものである。例えば、制御部33は、電話通話の待機時には、無線通信部35を制御して、アクセスポイント装置7に収容させるための通信を周期的に繰り返すものである。また、制御部33は、相手端末との通話路を確立する際には、無線通信部35を制御して、所定の呼シーケンスを実行させるものである。さらに、制御部33は、相手端末との通話路が確立された後は、音声処理部34や無線通信部35を制御して、相手端末との音声通信(電話通信)を実行させるものである。
【0026】
この実施形態の場合、制御部33は、ナースコール親機10に割り当てられている内線番号33aを記憶しているものであり、制御部33は、ナース呼出ボタン30の押下時には、ナースコール親機10に対する発信処理を実行するものである。
【0027】
ここで、ナースコール親機10の内線番号33aとして、複数台のナースコール親機10の番号を記憶しておき、話中の場合や、呼び出しに対して所定時間(例えば20秒)内に応答がない場合には、別のナースコール親機10に対する発信処理に切り替えるようにしても良い。また、ナースコール親機10の内線番号33aとして、1台のナースコール親機10の番号を記憶しておき、別のナースコール親機10への発信先の切替は、PBX2の転送機能などに委ねるようにしても良い。
【0028】
また、制御部33は、着信については、所定の発信先からの着信のみ応じるようなものであっても良い。例えば、応答可能な発信先情報として、ナースコール親機10の内線番号又は電話番号を登録しておき、ナースコール親機10からの着信には応じるが、他の相手端末からの発信には着信拒否するものであっても良い。このような着信拒否機能を、PBX2が担うようにしても良い。
【0029】
制御部33は、所定の相手端末(例えば、ナースコール親機10)からの着信に対しては、リンガ(リンガは設けられていない)を鳴動させることなく、また、なんらの操作を待つことなく、自動的に着信処理(オフフックがあったときと同じ処理)を行い、直ちに相手端末との通話路を確立させる。
【0030】
音声処理部34は、無線通信部35から与えられた符号化音声信号を復号し、さらにデジタル/アナログ変換してスピーカ31に与えるものである。また、音声処理部34は、マイクロフォン32からの音声信号をアナログ/デジタル変換した後、符号化し、符号化音声信号を無線通信部35に与えるものである。音声処理部34には、増幅器やフィルタなどが含まれている。
【0031】
無線通信部35は、例えば、通話チャネル及び制御チャネルの無線通信に機能するものである(なお、通話チャネルと制御チャネルとの区別がないものであっても良く、制御チャネルが呼制御用のものと止まり木用のものとに分かれているものであっても良い)。無線通信部35は、通話チャネルについては、収容されているアクセスポイント装置7からの無線信号を受信処理して音声処理部34に与えたり、音声処理部34からの信号を無線信号に変換して収容されているアクセスポイント装置7に送信したりする。また、無線通信部35は、制御チャネルについては、当該ワイヤレス装置付き名札20の位置が管轄エリアになっているアクセスポイント装置7からの無線信号(無線シグナリング信号)を受信処理して制御部33に与えたり、制御部33からのシグナリング信号を無線信号に変換してアクセスポイント装置7に送信したりする。無線通信部35には、増幅器やフィルタやデュプレックス回路(送受切り分け回路)などが含まれている。
【0032】
アンテナ36は、例えば、当該ワイヤレス装置付き名札20に内蔵されているものであり、送受共用で、しかも、通話チャネルと制御チャネルとでも共用のものである。
【0033】
2次電池37は、当該ワイヤレス装置付き名札20の各部への電源を供給する充電可能なものである。当該ワイヤレス装置付き名札20は、その裏面や側面などに、図示しない充電器と電気的に接続するための端子、又は、充電器から延長されているケーブル先端のコネクタと係合するコネクタが設けられている。
【0034】
以上のように、ワイヤレス装置付き名札20は、発信先などの制限を除けば、携帯型内線端末8が有する通信機能構成と同様なものである。
【0035】
図4は、ワイヤレス装置付き車椅子21の外観イメージを示す斜視図であり、図5は、その電気的構成(通信装置部21Bの構成)を示すブロック図である。
【0036】
ワイヤレス装置付き車椅子21は、その外観は、図4に示すように、従来の車椅子とほぼ同様であり、異なる点は、一方の肘掛け部21Aに、通信装置部21Bが外付けされ又は埋め込まれている(但し、ボタンなどは外部に露出)点である。
【0037】
通信装置部21Bは、図5に示すように、ワイヤレス装置付き名札20と同様なナース呼出ボタン40、スピーカ41、マイクロフォン42、制御部43、音声処理部44、無線通信部45、アンテナ46及び2次電池47に加え、エレベータ呼出ボタン48U、48Dと、自動ドア開放ボタン49とを有している。
【0038】
エレベータ呼出ボタン48U、48Dはそれぞれ、エレベータで上昇移動又は下降移動するためにエレベータを呼び出すことを指示するボタンである。自動ドア開放ボタン49は、自動ドアの開放を指示するボタンである。エレベータ呼出ボタン48U、48D、自動ドア開放ボタン49はそれぞれ、制御部43に接続されており、制御部43は、その押下を検知したときに、無線通信部45によって、エレベータの呼出を指示する無線信号や自動ドアの開放を指示する無線信号を送信させるものである。このような無線信号は、その周波数などの物理量が指示を表すものとなっていても良く、指示内容を表すデータが盛り込まれたものであっても良い。
【0039】
例えば、エレベータホールの天井、壁面などには、エレベータの呼出を指示する無線信号を受信する受信ボックス(図示せず)が設けられている。受信ボックスは、エレベータの呼出を指示する無線信号を受信したときに、そのことをLEDなどによって通知すると共に、受信した旨を、エレベータホールの壁面に設けられている上昇指示ボタンや下降指示ボタンからの信号を受けるエレベータ制御部に通知するようになされている。エレベータ制御部は、受信ボックスからの通知を、壁面の上昇指示ボタンや下降指示ボタンからの信号と同様に扱って処理を行う。
【0040】
また例えば、自動ドア近傍の天井、壁面などには、自動ドアの開放を指示する無線信号を受信する受信ボックス(図示せず)が設けられている。受信ボックスは、自動ドアの開放を指示する無線信号を受信したときに、そのことをLEDなどによって通知すると共に、受信した旨を、自動ドア近傍の天井、壁面などに設けられている通行者検知センサからの信号を受ける自動ドア制御部に通知するようになされている。自動ドア制御部は、受信ボックスからの通知を、通行者検知センサからの信号と同様に扱って処理を行う。
【0041】
なお、エレベータ制御部や自動ドア制御部を、PBX2の内線端末の一種にしておき、エレベータの呼出を指示する信号や、自動ドアの開放を指示する信号を、アクセスポイント装置7やPBX2経由でエレベータ制御部や自動ドア制御部に与えるようにしても良い。
【0042】
ワイヤレス装置付き車椅子21のエレベータ呼出機能や自動ドア開放機能を除いた通信機能は、上述したワイヤレス装置付き名札20と同様であり、その詳細説明は省略する。
【0043】
図6は、ワイヤレス装置付きまつば杖22における通信装置部22Bの取り付け位置の説明図である。ワイヤレス装置付きまつば杖22においては、被介護者の腋が当たる横木22Aの先端側に通信装置部22Bが外付けされ又は埋め込まれている(但し、ボタンなどは外部に露出)。
【0044】
ワイヤレス装置付きまつば杖22における通信装置部22Bは、上述したワイヤレス装置付き車椅子21の通信装置部21Bと同様な構成であるので、その詳細説明は省略する。
【0045】
上述したように、PBX2は、アクセスポイント装置7からの情報に基づいて、各携帯型内線端末8、各ワイヤレス装置付き名札20、各ワイヤレス装置付き車椅子21、各ワイヤレス装置付きまつば杖22が、どのアクセスポイント装置7の管轄エリアに位置しているかを表すアクセスポイント収容情報2Aを管理している。
【0046】
介護者が、被介護者の位置を検索する際には、介護者は、位置検索装置25に対して、検索対象の被介護者に係るワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21、ワイヤレス装置付きまつば杖22又は携帯型内線端末8の識別情報(例えば内線番号)を入力して位置検索を指示する。このとき、位置検索装置25は、入力された識別情報をPBX2に与えて検索を求め、PBX2から、アクセスポイント装置7の識別情報又は位置情報の返信を受け、それを表示する。介護者は、その表示を見つつ、被介護者の位置を確認することができる。
【0047】
以上のように、移動時において被介護者の使用頻度が高い、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21、ワイヤレス装置付きまつば杖22なども、検索対象の装置とするようにしたので、位置が検索できる可能性が従来より高くなっている。
【0048】
ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22を使用している被介護者又はその周囲にいる者は、病気の急変により、介護者(例えばナース)との連絡が必要になったときには、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22に設けられているナース呼出ボタン(30、40)を押下する。このとき、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22の制御部(33、43)は、内部記憶しているナースコール親機10の内線番号を取り出し、発呼処理を行う。介護者が、ナースコール親機10の受話器をオフフックすることにより、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22と、ナースコール親機10との通話路が確立され、被介護者又はその周囲にいる者と、介護者との通話が可能となる。
【0049】
以上のように、移動時において被介護者の使用頻度が高い、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21、ワイヤレス装置付きまつば杖22を用いて、被介護者(又はその周囲にいる者)は介護者を呼び出して通話を行うことができる。
【0050】
介護者が、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22を使用している被介護者との通話を望む場合には、例えば、ナースコール親機10から、その被介護者の使用装置(20〜22)に割り当てられている内線番号をダイヤルする。このとき、PBX2は、被介護者の使用装置(20〜22)が収容されているアクセスポイント装置7を検索し、検索されたアクセスポイント装置7を介して被介護者の使用装置(20〜22)を発呼する。このとき、被介護者の使用装置(20〜22)の制御部(33、43)は自動着信処理を行い、これにより、通話路が確立され、介護者と被介護者との通話が可能となる。
【0051】
以上のように、移動時において被介護者の使用頻度が高い、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21、ワイヤレス装置付きまつば杖22を用いて、介護者は被介護者を呼び出して通話を行うことができる。
【0052】
ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22を使用している被介護者は、エレベータを呼び出す際には、エレベータ呼出ボタン(48U、48D)を押下する。このとき、制御部(43)は、無線通信部(45)によって、エレベータの呼出を指示する無線信号を送信させる。エレベータ用の受信ボックスは、その無線信号を受信すると、LEDなどによって受信を通知すると共に、受信した旨を、エレベータ制御部に通知し、エレベータ制御部は、受信ボックスからの通知に応じ、その通知を、壁面の上昇指示ボタンや下降指示ボタンからの信号と同様に扱って、エレベータをその階に呼び出す。
【0053】
また、ワイヤレス装置付き車椅子21又はワイヤレス装置付きまつば杖22を使用している被介護者は、自動ドアを開放させる際には、自動ドア開放ボタン(49)を押下する。このとき、制御部(43)は、無線通信部(45)によって、自動ドアの開放を指示する無線信号を送信させる。自動ドア用の受信ボックスは、その無線信号を受信すると、LEDなどによって受信を通知すると共に、受信した旨を、自動ドア制御部に通知し、自動ドア制御部は、受信ボックスからの通知に応じ、その通知を、通行者検知センサからの信号と同様に扱って、自動ドアを開放させる。
【0054】
以上のように、移動時において被介護者の使用頻度が高い、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21、ワイヤレス装置付きまつば杖22を用いて、被介護者は、エレベータを呼び出したり、自動ドアを開放させたりできる。
【0055】
(B)他の実施形態
上記実施形態では、ナースコールシステムと協働するものを示したが、ナースコールシステムから独立したシステムとして、本発明の被介護者救援システムを構築するようにしても良い。
【0056】
また、上記実施形態においては、通信端末機能付き被介護者使用物品として、ワイヤレス装置付き名札20、ワイヤレス装置付き車椅子21、ワイヤレス装置付きまつば杖22を示したが、その他の被介護者が使用する物品に、上記実施形態のような通信機能を有する通信装置部を設けるようにしても良い。例えば、点滴キャリアを挙げることができる。
【0057】
さらに、上記実施形態においては、移動体通信網がPHS電話網であるものを示したが、携帯電話網などの他の移動体通信網であっても良い。
【0058】
さらにまた、上記実施形態においては、構内通信システムを利用した被介護者救援システムを示したが、移動体通信網は公衆網であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】実施形態の被介護者救援システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のワイヤレス装置付き名札の概略正面図である。
【図3】実施形態のワイヤレス装置付き名札の電気的構成(通信装置部)を示すブロック図である。
【図4】実施形態のワイヤレス装置付き車椅子の外観イメージを示す斜視図である。
【図5】実施形態のワイヤレス装置付き車椅子の電気的構成(通信装置部)を示すブロック図である。
【図6】実施形態のワイヤレス装置付きまつば杖における通信装置部の取り付け位置の説明図である。
【符号の説明】
【0060】
1…被介護者救援システム、2…PBX(構内交換機)、7…アクセスポイント装置(コードレス接続装置)、10…ナースコール親機、20…ワイヤレス装置付き名札、21…ワイヤレス装置付き車椅子、21B…通信装置部、22…ワイヤレス装置付きまつば杖、22B…通信装置部、25…位置検索装置、30、40…ナース呼出ボタン、31、41…スピーカ、32、42…マイクロフォン、33、43…制御部、34、44…音声処理部、35、45…無線通信部、36、46…アンテナ、37、47…2次電池、48U、48D…エレベータ呼出ボタン、49…自動ドア開放ボタン。




 

 


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