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流量計測装置 - 松下電器産業株式会社
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発明の名称 流量計測装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−24749(P2007−24749A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−209718(P2005−209718)
出願日 平成17年7月20日(2005.7.20)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 黄地 謙三 / 竹村 晃一 / 中野 慎 / 芝 文一 / 別荘 大介
要約 課題
本発明は、動作した機器を特定するとともに、機器別の流量情報を記憶する手段を備え、新たな未知の機器にも対応できる手段を備えた流量計測装置に関するものである。

解決手段
流量計測装置1は、流量計測手段3を備え、流量計測手段3が計測した流量情報を流量情報記憶手段5に記憶するとともに、登録機器流量情報記憶手段6に予め有している流量値あるいは流量変化値などと比較しる機器特定手段7を備えることで、動作機器を特定することができる。動作機器が特定された場合、動作機器流量情報記憶手段8に、機器別に流量情報を記憶させることができる。このため、機器の使用状況、あるいは機器別の使用積算流量なども簡単に算出でき、器具別ガス使用料金なども算出する可能とすることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
流路に流れる流体の流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段で計測した流量値と時間情報の少なくともいずれかを記憶する流量情報記憶手段と、登録機器の流量情報を記憶する登録機器流量情報記憶手段と、動作している機器の流量情報を記憶する動作機器流量情報記憶手段と、前記流量情報記憶手段に記憶されている流量情報と前記登録機器流量情報記憶手段に記憶されている流量情報とから動作機器を特定する機器特定手段とを備え、更に前記機器特定手段で動作機器を特定できない場合に流量情報を記憶する新機器流量情報記憶手段とを備えた流量計測装置。
【請求項2】
新機器流量情報記憶手段に新機器を記憶した場合に、外部に報知する報知手段を備えた請求項1記載の流量計測装置。
【請求項3】
報知手段が表示部である請求項2記載の流量計測装置。
【請求項4】
報知手段が通信回線である請求項2記載の流量計測装置。
【請求項5】
流量情報記憶手段と、登録機器流量情報記憶手段は、前記流量計測手段が計測した流量と経過時間とを記憶する請求項1記載の流量計測装置。
【請求項6】
流量情報記憶手段と、登録機器流量情報記憶手段は、前記流量計測手段が計測した流量と差分流量とを記憶する請求項1記載の流量計測装置。
【請求項7】
動作機器流量情報記憶手段は、機器特定手段により特定された動作機器の機器名と、同機器の使用開始・停止時刻および使用積算流量とを記憶する請求項1記載の流量計測装置。
【請求項8】
機器特定手段により動作機器を、登録機器流量情報記憶手段から抽出し、動作機器流量情報記憶手段に記憶した後、機器特定手段が同一機器を特定し、新機器流量情報記憶手段に記憶した場合、登録機器流量情報に記憶している台数を1台増加するとともに、動作機器流量情報記憶手段に同一機器の複数台目と記憶し、新機器流量情報記憶手段に記憶した新機器を抹消する請求項1記載の流量計測装置。
【請求項9】
試運転モ−ドを備え、試運転モ−ド時に、新しい機器の流量情報を登録機器流量情報記憶手段に記憶する請求項1記載の流量計測装置。
【請求項10】
流量計測手段が、超音波流量計からなる請求項1から8のいずれか1項に記載の流量計測装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流路に接続された器具を判別して器具別の使用流量を計測する器具判別手段を備えた流量計測装置に関し、特に未知の機器を新機器として登録する場合に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の流量計測装置は、図16に示すように、ガス流路に流れるガス流量を計測するガス流量計測手段101と、この計測結果より流量の増加を検出する流量増加検出手段102と、この流量増加に伴うガス流量の瞬時増減変化を検出する流量増減検出手段103と、前記瞬時増減変化検出時に新たなガス燃焼器具の使用開始を判定する器具判定手段104と、前記流量増加検出手段で検出されたガス流量の増加分を、前記新たなガス燃焼器具の使用開始に伴うガス流量の増加分として登録する流量登録手段105とを備えていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記構成によって、ガス燃焼器具の使用を開始した場合にガス流量は瞬時に増減変化して安定したガス流量になる事に着目し、増減変化を判定時にガス燃焼器具の使用開始を判定することで、簡易な方法でガス燃焼器具の使用開始を判定し、ガス燃焼器具の使用によるガス増加分を登録することができ、また流量の減少変化に基づいて使用停止を判定するものである。
【特許文献1】特開2002−174542号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、ひとつの器具の使用開始と使用停止を判定することしかできず、その器具が使用したガス流量を計測することはできないし、2台の器具が使用されたときには判別が困難で、かつそれぞれの器具の使用流量は到底計測することができないという課題があった。また、未知の機器が動作した場合にも対処できないという課題もあった。
【0005】
本発明の流量計測装置は、前記従来の課題を解決するもので、使用機器を特定するとともに、未知の新たな機器に対しても新機器流量情報記憶手段を有しているので、対処することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の流量計測装置は、流路に流れる流体の流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段で計測した流量値と時間情報の少なくともいずれかを記憶する流量情報記憶手段と、登録機器の流量情報を記憶する登録機器流量情報記憶手段と、動作している機器の流量情報を記憶する動作機器流量情報記憶手段と、前記流量情報記憶手段に記憶されている流量情報と前記登録機器流量情報記憶手段に記憶されている流量情報とから動作機器を特定する機器特定手段とを備え、更に前記機器特定手段で動作機器を特定できない場合に流量情報を記憶する新機器流量情報記憶手段を備えた構成である。
【0007】
この構成により、記憶された流量値と時間情報を基に使用された機器を特定するとともに機器が使用した流量を算出することが可能である。また、未知の機器に対しても新機器流量情報記憶手段を有しているので、対処することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の流量計測装置は、使用された機器を特定するとともに、特定した機器の使用積算流量を算出することができる。また、未知の新たな機器に対しても新機器流量記憶手段を有しているので対処することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は、流路に流れる流体の流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段で計測した流量値と時間情報の少なくともいずれかを記憶する流量情報記憶手段と、登録機器の流量情報を記憶する登録機器流量情報記憶手段と、動作している機器の流量情報を記憶する動作機器流量情報記憶手段と、前記流量情報記憶手段に記憶されている流量情報と前記登録機器流量情報記憶手段に記憶されている流量情報とから動作機器を特定する機器特定手段とを備え、更に前記機器特定手段で動作機器を特定できない場合に流量情報を記憶する新機器流量情報記憶手段とを備えた構成である。この構成により、使用された機器を機器特定手段により、特定するとともに、流量情報を動作機器流量情報記憶手段を用いて記憶させることができる。従って、機器別の積算流量を算出することができる。また、新機器流量記憶手段を有しているので、使用した機器が未知の新たな機器として特定しても対処でき、機器別の積算流量を算出することが可能となる。
【0010】
第2の発明は、特に、第1発明の流量計測装置において、新機器流量情報記憶手段に新機器を記憶した場合に、外部に報知する報知手段を更に備えた構成とした。
【0011】
この構成により、新機器流量情報記憶手段に新機器が新たに記憶されていることが外部から容易に認識することができる。
【0012】
第3の発明は、特に、第2の発明の報知手段を流量計測装置の表示部とした。これにより、例えば、検針員などが容易に新機器が導入されたことがわかる。このため、検針員が確認にし、新たな機器を登録機器流量情報記憶手段に記憶させることができ、誤った機器が登録されることがなくなり、機器の特定がより一層正確になる。
【0013】
第4の発明は、特に、第2の発明の報知手段を通信回線としたので、例えば、流量計測装置を管轄するセンタ−装置などに通信回線を介して連絡することができる。連絡を受けたセンタ−装置などでは、新機器を確認し、新たな機器の登録情報を登録機器流量情報記憶手段に記憶させることができ、誤った機器の情報が登録されることがなくなり、機器の特定がより一層正確になる。
【0014】
第5の発明は、特に、第1の発明の流量情報記憶手段と、登録機器流量情報記憶手段に記憶される流量情報を、流量計億手段が計測した流量と、使用開始からの経過時間とした。これらの情報を用いることにより、機器特定の精度が非常に向上し、誤った機器を特定することが無くなる。
【0015】
第6の発明は、特に、第1の発明の流量情報記憶手段と、登録機器流量情報記憶手段に記憶される流量情報を、流量計億手段が計測した流量と差分流量とを、時系列に記憶する構成とした。この構成により、機器の特徴をより精度よく把握できるので、機器特定の精度がより一層向上し、誤った機器を特定することが無くなる。
【0016】
第7の発明は、特に、第1の発明の動作機器流量情報記憶手段に記憶される情報を、機器特定手段により特定された動作機器の機器名と、同機器の使用開始・停止時刻および使用積算流量とした。この構成により、機器別の積算流量を簡単に算出することができ、機器別、時間別料金に対応可能とすることができる。
【0017】
第8の発明は、特に、機器特定手段が同一機器を特定し、新機器流量情報記憶手段に記憶した場合、登録機器流量情報に記憶している台数を1台増加するとともに、動作機器流量情報記憶手段に同一機器の複数台目と記憶し、新機器流量情報記憶手段に記憶した新機器を抹消する構成とした。この構成により、既に登録機器流量情報の登録されている、例えば、ファンヒ−タなどの機器が、新たに増加しても、同一機器と特定することができ、登録台数が増加したと特定し、簡単に、機器を自動的に、正確に登録することができる。従って、登録機器流量情報記憶手段に流量情報を記憶させる手間を省くことができ、効率向上となる。
【0018】
第9の発明は、特に、第1の発明の流量計測装置に、試運転モ−ドを設ける構成とした。この構成により、試運転モ−ドと連動して、新しい機器の流量情報を登録機器流量情報記憶手段に記憶させることができ、記憶させる操作が簡単となり、誤った情報が記憶されることがなくなる。
【0019】
第10の発明は、特に、第1〜9の発明の流量計測装置の流量計測手段を超音波流量計とした。この構成により、流路を流れる流量を短い、例えば、数秒間隔で高精度に計測することができるので、機器特定の精度が大幅に向上し、誤動作なく、機器別の積算流量を簡単に算出することができ、機器別、時間別料金に対応可能とすることができる。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における流量計測装置としてのガスメータのブロック図を示すものである。
【0022】
図1において、1は流量計測装置を示し、2は流量計測装置1内の流体が流れる流路である。3は流路2に設けられた超音波流量計などからなる流量計測手段を示す。流量計測手段3で計測された流量は、液晶などの表示手段4に積算流量値あるいは瞬時流量値として表示されるとともに、流量情報記憶手段5に、時刻あるいは経過時間、流量あるいは変化流量などとして記憶される。
【0023】
6は流量計測装置1内に既に登録されている機器の流量情報を記憶する登録機器流量情報記憶手段を示す。機器特定手段7は、流量情報記憶手段5の記憶している流量情報と、登録機器流量情報記憶手段6が記憶している流量情報とを比較し、登録されている機器の内、どの機器が動作したかを特定する。機器特定手段7が動作機器を特定した場合、動作機器流量情報記憶手段8に機器Aあるいは機器Bのように機器名と使用した積算流量値を記憶する。また、動作時刻あるいは経過時間などの情報も記憶する。機器特定手段7が動作機器を特定できなかった場合、新機器流量情報記憶手段9に新しい機器として機器Nと使用した積算流量値を記憶する。
【0024】
なお、10は流量計測装置1の上流側のガス配管を、11は下流側のガス配管を示す。下流側のガス配管11には、各種のガス機器A12,機器B13、機器C14および機器D15が各1台ずつ接続されている。また、ガス機器E16は新たに追加されたガス機器を示し、破線で示すガス配管17により追加接続される。
【0025】
このように構成された流量計測装置1について、その動作、作用について説明する。
まず、登録機器流量情報記憶手段6に記憶されている流量情報を示す。
【0026】
図2に機器A、例えば、ガステ−ブルとした場合の流量情報を示す。図2の横軸は時間
を、縦軸は流量計測手段で計測した流量値を示す。実線18は流量の時間変化を示している。図中のTon、Toffは機器A(ガステ−ブル)が動作、停止した時間を示している。斜線部19は、流量が急激に増加している部分を示し、この場合、4〜6秒以内に安定流量域に達し、そのまま安定流量を続けている。垂直部分20は動作停止を示し、瞬時に流量が零になる様子を示している。
【0027】
図3に、図2に示した時間・流量特性を、横軸に流量値、縦軸に変化流量値とした場合の軌跡を曲線21として示す。矢印22は、軌跡の動いて行く方向を示し、横軸(流量値軸)と交差する点23は安定流量に達したことを示している。図2で説明したように、零点24から矢印22に沿って軌跡曲線21は、4〜6秒以内に安定点23に到達する。なお、動作停止時は、安定点23から破線25に沿って零点24へ瞬時に移動する。なお、ガステ−ブルの場合、安定流量値は数百から約500[L/h]程度である。
【0028】
図4に機器B、例えば、ガスファンヒ−タとした場合の流量情報を示す。図4の横軸は時間を、縦軸は流量計測手段で計測した流量値を示す。実線26は流量の時間変化を示している。図中のTon、Toffは機器B(ガスファンヒ−タ)が動作、停止した時間を示している。斜線部27は、流量が徐々に増加している部分を示し、この場合、十数秒程度要して安定流量域に達し、そのまま安定流量を続けている。垂直部分28は動作停止を示し、瞬時に流量が零になる様子を示している。
【0029】
図5に、図4に示した時間・流量特性を、横軸に流量値、縦軸に変化流量値とした場合の軌跡を曲線29として示す。矢印30は、軌跡の動いて行く方向を示し、横軸(流量値軸)と交差する点31は安定流量に達したことを示している。図4で説明したように、零点33から矢印30に沿って軌跡曲線29は、十数秒程度を要して安定点31に到達する。なお、動作停止時は、安定点31から破線32に沿って零点33へ瞬時に移動する。なお、ガスファンヒ−タの場合、安定流量値は数百から約500[L/h]程度である。
【0030】
図6に機器C、例えば、ガス給湯機とした場合の流量情報を示す。図6の横軸は時間を、縦軸は流量計測手段で計測した流量値を示す。実線34は流量の時間変化を示している。図中のTon、Toffは機器C(ガス給湯機)が動作、停止した時間を示している。斜線部35は、流量が急激に増加し、その後所定の安定流量に落ち着くまでの立上り状態を示し、この場合、数十秒程度要して安定流量域に達し、そのまま安定流量を続けている。垂直部分36は動作停止を示し、瞬時に流量が零になる様子を示している。
【0031】
図7に、図6に示した時間・流量特性を、横軸に流量値、縦軸に変化流量値とした場合の軌跡を曲線37として示す。矢印38は、軌跡の動いて行く方向を示し、変化流量が、一度マイナスとなってから横軸(流量値軸)と交差する点39は安定流量に達したことを示している。図6で説明したように、零点40から矢印38に沿って軌跡曲線37は、数十秒程度を要して安定点39に到達する。なお、動作停止時は、安定点39から破線41に沿って零点40へ瞬時に移動する。また、立上り時の最大流量値は横軸との交点42で示される。なお、ガス給湯機の場合、安定流量値は約1200[L/h]程度以上である。
【0032】
図8に機器D、例えば、ガス給湯機を利用した床暖房機とした場合の流量情報を示す。図8の横軸は時間を、縦軸は流量計測手段で計測した流量値を示す。実線43は流量の時間変化を示している。図中のTon、Toffは機器D(床暖房機)が動作、停止した時間を示している。斜線部44は、流量が徐々に増加し、最大流量45に達した後、徐々に減少し、所定の安定流量に落ち着くまでの立上り状態を示し、この場合、安定流量に達するまでに十数分程度要した。安定流量に達した後は、そのまま安定流量を続ける。垂直部分46は動作停止を示し、瞬時に流量が零になる様子を示している。
【0033】
図9に、図8に示した時間・流量特性を、横軸に流量値、縦軸に変化流量値とした場合の軌跡を曲線47として示す。矢印48は、軌跡の動いて行く方向を示す。図8で説明したように、変化流量は、小刻みにプラス流量を繰り返し、最大流量値49を経て、小刻みにマイナス流量を繰り返した後、横軸(流量値軸)と交差する点50で示される安定流量に達する。なお、動作停止時は、安定点50から破線51に沿って零点52へ瞬時に移動する。なお、ガス給湯機を利用した床暖房機の場合、安定流量値は約200[L/h]程度以上である。また、最大流量値は約1000[L/h]であった。
【0034】
以上、登録機器流量情報記憶手段6に記憶されているガス機器A、B、CおよびD(各一台)の流量情報を示した。ガス機器が使用され、流量計測手段3により、流量の変化が計測されると、機器特定手段7は、登録機器流量情報記憶手段6に記憶されている流量情報と、流量計測手段3により計測され、流量情報記憶手段5に記憶された流量情報とを比較し、使用されたガス機器は、A、BCあるいはDなどと特定する。この時、流量情報は、時間−流量値、あるいは、流量値−変化流量値、或いは、その両方を用いて使用されたガス機器を特定する。使用されたガス機器を特定した場合、動作機器流量情報記憶手段8に、使用されたと特定したガス機器名、使用開始時刻、使用継続時間、使用された積算流量値、使用停止時刻などを記憶する。
【0035】
また、例えば、流量計測手段3により流量値が計測され、流量情報記憶手段5に記憶された流量情報が、図10および図11に示すように未知の場合には、使用されたガス機器を特定することができないので、新機器流量情報記憶手段9に、ガス機器名を新機器Xとして、使用開始時刻、使用継続時間、使用された積算流量値、使用停止時刻などを記憶する。
【0036】
図10は未知のガス機器Xの流量・時間特性を示し、横軸は時間、縦軸は流量値を示す。53は流量特性を、54は立上りを、55は立上りの最大流量値を、56は停止時の特性をそれぞれ示す。図11は未知のガス機器Xの変化流量値・流量値特性を示し、横軸は流量値、縦軸は変化流量値を示す。57は流量特性の軌跡を示し、58は軌跡の移動方向を示す。59は立上り時の最大流量値を、60は安定した時の流量値を示す。また、破線61は、停止時の軌跡を示し、安定流量値60から零流量値62への移動を示している。
【0037】
このように、新機器Xとして新機器流量情報記憶手段9に流量情報が記憶されると、外部への報知手段を有しているので、外部へその旨を報知することができる。
【0038】
報知手段が、表示手段である場合、流量計測装置1は、表示手段4にその旨を表示する。表示は、例えば、LCD(液晶ディスプレィ)の点灯あるいは点滅、または、LED(発光ダイオ−ド)の点灯あるいは点滅などで表示する。この場合、例えば、検針員などが、新ガス機器Xが動作したことを容易に確認することでき、例えば、確認した後、新ガス機器Xを登録機器流量情報記憶手段6に記憶させることができる。
【0039】
また、外部への報知手段が通信回線である場合には、新機器Xとして新機器流量情報記憶手段9に流量情報が記憶されると、流量計測装置1は、外部への報知手段(通信回線)を使って、流量計測装置1を管轄するセンタ−装置に通報し、新ガス機器Xを登録機器流量情報記憶手段6に記憶させることもできる。
【0040】
(実施の形態2)
図12、図13は、本発明の第2の実施の形態におけるガス機器Aが2台動作し、停止した時のガス流量特性を示すものである。
【0041】
図12において横軸は時間を、縦軸は流量を示す。57はTon1で第1の機器Aが動作したときの流量特性を、58はTon2において第2のガス機器Aが動作したときの流量特性を示す。59は第1のガス機器Aと第2のガス機器Aとが定常状態にある時の流量特性を示す。60はToff1において第1のガス機器Aもしくは第2のガス機器Aのどちらか一方が停止した時の流量特性を示す。61はToff2において他方のガス機器Aが停止した時の流量特性を示す。
【0042】
図13に、図12に示した時間・流量特性を、横軸に流量値、縦軸に変化流量値とした場合の軌跡を曲線62として示す。矢印63は、軌跡の動いて行く方向を示す。横軸(流量値軸)と交差する中間の63は、第1のガス機器Aが動作を開始し、定常状態になったことを示している。最大流量64は、第1のガス機器Aと第2のガス機器Aとが定常状態にあることを示している。破線65は、定常状態の64から一方のガス機器Aが停止した場合を、破線66は他方のガス機器Aが停止し、軌跡が零点67に達したことを示している。
【0043】
このようなガス流量特性が流量計測手段3において計測され、流量情報記憶手段5に記憶された場合、例えば、登録機器流量情報記憶手段6にガス機器Aが2台と記憶されていた場合は、機器特定手段7は2台のガス機器Aが順次動作はじめ、順次停止したと判別することができる。
【0044】
また、登録機器流量情報記憶手段6にガス機器Aが1台であると記憶されていた場合は、機器特定手段7はガス機器Aが動作はじめたあと、新ガス機器Xが動作を始めたと判別することができるが、同一のガス流量特性であると判別できるので、ガス機器Aが一台追加されたと判別することができ、登録機器流量情報記憶手段6にガス機器Aが2台と記憶させることができる。即ち、自動的にガス機器Aを追加して記憶することが容易に実現できる。即ち、未知のガス機器Xは抹消される。
【0045】
なお、図14に2台のガス機器Aが順次動作を開始し、同時に停止した場合の流量特性を実線68で示す。また、図15に2台のガス機器Aが同時に動作を開始し、順次停止した場合の流量特性を実線69で示す。これらの場合においても、同一のガス流量特性であると判別できるので、ガス機器Aが一台追加されたと判別することができ、登録機器流量情報記憶手段6にガス機器Aが2台と記憶させることができる。即ち、自動的にガス機器Aを追加して記憶することが容易に実現できる。
【0046】
(実施の形態3)
次に、流量計測装置1に、外部からは見えないが、磁力あるいは電波などで動作する試運転モ−ドスィッチが設けられている場合について説明する。例えば、図1において、新しいガス機器E16がガス配管17に追加する場合に、試運転モ−ドスィッチを動作させ、最大流量、最小流量など種々の流量パタ−ンで試運転をおこなう。流量計測装置1は、試運転モ−ドスィッチが動作すると、ガス機器Eの流量パタ−ンとして流量計測手段3が計測したガス流量を登録機器流量情報記憶手段6に記憶するように動作する。この動作は、試運転モ−ドスィッチがオフされるまで続けられる。もちろんこの場合には、他のガス機器は動作させないことはいうまでもない。
【0047】
なお、上記の説明で、試運転モ−ドのスィッチが外部から見えないとしたが、外部から見える場合には、特殊なスィッチ操作、例えば、所定の時間間隔で数回スィッチON動作を繰り返して初めてスィッチがONするようにしておいても良い。
【0048】
このように流量計測装置1に試運転モ−ドスィッチが設けられていると簡単に新しいガス機器を認識させることができる。
【0049】
なお、以上の説明において、流量計測手段3として超音波流量計を用いた場合について説明したが、瞬時計測型の流量計、例えば、フルイディック型流量計、あるいは熱線式フロ−型流量計であっても同様の効果は得られる。また、従来の膜式流量計と異なり、瞬時計測型の流量計であれば、流量に依存することなく計測タイミングを設定できるので、ガス流量および流量変化を適当な間隔で計測可能となる。このため、あらゆる流量のガス機器の流量および流量変化を計測することができ、ガス機器の特定を容易におこなうことができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明にかかる流量計測装置は、流量計測手段が計測した流量値を流量情報記憶手段に記憶させるとともに、登録機器流量情報記憶手段に予め有している流量値あるいは流量変化値などと比較し、機器特定手段で、動作機器を特定することができる。動作機器が特定された場合、動作機器流量情報記憶手段に、機器別に流量情報を記憶させることができる。このため、機器の使用状況、あるいは機器別の使用積算流量なども簡単に算出でき、器具別ガス使用料金なども算出する可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施形態1における流量計測装置のブロック図
【図2】同流量計測装置で計測される機器Aの流量パターン図
【図3】同流量計測装置で計測される機器Aの流量パターン図
【図4】同流量計測装置で計測される機器Bの流量パターン図
【図5】同流量計測装置で計測される機器Bの流量パターン図
【図6】同流量計測装置で計測される機器Cの流量パターン図
【図7】同流量計測装置で計測される機器Cの流量パターン図
【図8】同流量計測装置で計測される機器Dの流量パターン図
【図9】同流量計測装置で計測される機器Dの流量パターン図
【図10】同流量計測装置で計測される未知の機器Xの流量パターン図
【図11】同流量計測装置で計測される未知の機器Xの流量パターン図
【図12】本発明の実施形態2における2台の機器Aの流量パターン図
【図13】本発明の実施形態2における2台の機器Aの流量パターン図
【図14】本発明の実施形態2における2台の機器Aの流量パターン図
【図15】本発明の実施形態2における2台の機器Aの流量パターン図
【図16】従来の流量計測装置のブロック図
【符号の説明】
【0052】
1 流量計測装置
3 流量計測手段
5 流量情報記憶手段
6 登録機器流量情報記憶手段
7 機器特定手段
8 動作機器流量情報記憶手段
9 新機器流量情報記憶手段




 

 


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