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発明の名称 自動販売機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−18137(P2007−18137A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197174(P2005−197174)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 井上 隆宏 / 中島 英雄 / 山本 昌和 / 若見 学司
要約 課題
可燃性を有する冷媒の冷却装置の自動販売機において、冷媒漏れに対するリスクを低減し安全性を高めるとともに、省エネと低騒音を図る。

解決手段
機械室4に圧縮機5と凝縮器6と凝縮器ファン7と可燃性冷媒9とからなる冷却装置8を配置し、凝縮器ファン7はDC電源駆動で複数個を備え、回転数を高速・低速に可変できる回転数制御手段15とを備え、DC電源駆動であることから省エネ性が高くさらに回転数制御手段で回転数を低速に可変することで省エネと低騒音化を図ることができ、万が一配管から冷媒漏れが起こった場合でも、複数個の凝縮器ファン7で強制的に周囲に漏洩冷媒を拡散することができ、冷媒漏れ時のリスクを低減し安全性を高め、消費電力量の増加を抑えることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体上部に商品を保存する収納室、本体下部に収納室とは隔離された機械室を設けた自動販売機において、前記機械室に圧縮機と凝縮器と凝縮器ファンと可燃性冷媒とからなる冷却装置を配置し、前記凝縮器ファンはDC電源駆動で複数個を備え、回転数を高速・低速に可変できる回転数制御手段を備えたことを特徴とした自動販売機。
【請求項2】
外気温度検知手段で検知した温度と記憶部に設定された温度を比較し、外気温度が所定温度より高い場合に凝縮器ファンを高速で作動させ、外気温度が所定温度より低い場合に凝縮器ファンを低速で作動させる回転数制御手段を備えたことを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
【請求項3】
圧縮機動作検知手段を備え、圧縮機が動作時は凝縮器ファンを高速で作動させ、圧縮機が停止している場合は凝縮器ファンを低速で作動させる回転数制御手段を備えたことを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
【請求項4】
本体上部に商品を保存する収納室、本体下部に収納室とは隔離された機械室を設けた自動販売機において、前記機械室に圧縮機と凝縮器とDC電源駆動で複数個の凝縮器ファンと可燃性冷媒とからなる冷却装置を配置し、圧縮機動作検知手段を備え、圧縮機が動作時は凝縮器ファンを全て作動させ、圧縮機が停止している場合は凝縮器ファンを1個のみ作動させるファン制御手段を備えたことを特徴とした自動販売機。
【請求項5】
DC電源駆動で複数個の凝縮器ファンを風向に角度を付けて配置したことを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の自動販売機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可燃性冷媒を使用した冷却装置を用いた自動販売機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、地球のオゾン層を保護する観点から、冷却装置の冷凍サイクルに使用されていた冷媒CFC(クロロフルオロカーボン)−12あるいはHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)−22といった塩素原子を含んだ冷媒の使用が規制され、塩素原子を含まず、オゾン層を破壊しないHFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒への転換が進行している。
【0003】
また、従来、主にHCFC−22を用いていた自動販売機においては、その代替冷媒としてHFC冷媒の混合冷媒であるR407Cが採用され販売されている。
【0004】
しかしながら、現在用いられているR407CなどのHFC冷媒は、オゾン層破壊はないものの、地球温暖化係数が高いため、地球温暖化に対しては不十分な冷媒となり、そのため地球温暖化係数の低い冷媒として、HFCに代わってHC(ハイドロカーボン)等の自然系冷媒が注目されている。
【0005】
一方、HC系冷媒は可燃性を有しているため、冷却装置における冷凍サイクルの冷媒として使用する場合には安全性確保が課題であり、冷媒漏れに対する配慮、つまり拡散対策による事前予防策が必要である。
【0006】
このことから、密閉された庫内に可燃性冷媒を漏らさないようにした例として冷凍装置をカスケード式に接続し、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルは庫外に設け、庫内側にはブラインを流し冷却する方法(例えば、特許文献1参照)があります。
【0007】
また、可燃性冷媒の漏洩が生じても内部への冷媒漏れを少なくし、発火、爆発の危険性を回避できる冷蔵庫について開示したもの(例えば、特許文献2参照)があります。
【0008】
また、庫内での冷媒の漏れを検知し、ダンパーを設けた排気口より漏洩冷媒を排出させる自動販売機について開示したもの(例えば、特許文献3参照)があります。
【0009】
また、常時自動販売機本体の外部に排気する排気手段を備えた自動販売機について開示したもの(例えば、特許文献4参照)があります。
【特許文献1】特開2001−118134号公報
【特許文献2】特開平9−42817号公報
【特許文献3】特開2001−134827号公報
【特許文献4】特開2003−178362号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、自動販売機等においては、冷却システムの配管は庫内だけでなく、自動販売機の本体下部に設けられた機械室内の冷却システムからの冷媒の漏れも考えられる。
【0011】
また、自動販売機の設置状況では背面が壁等で塞がれている場合もあり、機械室内に漏洩冷媒が滞留することが考えられる。万一の冷媒漏洩時には、爆発濃度に達する前に周囲に拡散させる必要がある。したがって、常時自動販売機本体の外部に排気する排気手段を稼動させているが、省エネ性とファンによる騒音の課題を有していた。
【0012】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷凍サイクルの冷媒として可燃性冷媒を使用しても、省エネと低騒音を図り、リスクを低減した安全性の高い自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、機械室に圧縮機と凝縮器と凝縮器ファンと可燃性冷媒とからなる冷却装置を配置し、前記凝縮器ファンはDC電源駆動で複数個を備え、回転数を高速・低速に可変できる回転数制御手段を備えたものである。これによって、DC電源駆動であることから省エネ性が高くさらに回転数制御手段で回転数を低速に可変することで省エネと低騒音化を図ることができる。万が一収納室あるいは機械室内の冷媒配管から冷媒漏れが起こった場合でも、複数個の凝縮器ファンで強制的に周囲に漏洩冷媒を拡散させ、可燃性冷媒ガスの空気中の濃度を早く低下させることができる。また、凝縮器ファンを複数個とすることで、仮に凝縮器ファンの一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができる。
【0014】
また、本発明の自動販売機は、機械室に圧縮機と凝縮器とDC電源駆動で複数個の凝縮器ファンと可燃性冷媒とからなる冷却装置を配置し、圧縮機動作検知手段を備え、圧縮機が動作時は凝縮器ファンを全て作動させ、圧縮機が停止している場合は凝縮器ファンを1個のみ作動させるファン制御手段を備えたものである。これによって、圧縮機が停止している場合は凝縮器の冷却が不要であるので凝縮器ファンを1個のみ作動させることで効率よい冷却装置となり、拡散による安全性を確保しつつ、低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑え、凝縮器ファンの長寿命化となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の自動販売機は、複数個の凝縮器ファンで強制的に周囲に漏洩冷媒を拡散させ、可燃性冷媒ガスの空気中の濃度を早く低下させることができ、DC電源駆動であることから省エネ性が高く、回転数制御手段で回転数を低速に可変することでさらに省エネと低騒音化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
第1の発明は、機械室に圧縮機と凝縮器と凝縮器ファンと可燃性冷媒とからなる冷却装置を配置し、前記凝縮器ファンはDC電源駆動で複数個を備え、回転数を高速・低速に可変できる回転数制御手段を備えることにより、DC電源駆動であることから省エネ性が高くさらに回転数制御手段で回転数を低速に可変することで省エネと低騒音化を図ることができる。万が一収納室あるいは機械室内の冷媒配管から冷媒漏れが起こった場合でも、複数個の凝縮器ファンで強制的に周囲に漏洩冷媒を拡散させ、可燃性冷媒ガスの空気中の濃度を早く低下させることができ、冷媒漏れ時のリスクを低減し安全性を高め、消費電力量の増加を抑えることができる。また、凝縮器ファンを複数個とすることで、仮に凝縮器ファンの一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができる。
【0017】
第2の発明は、特に、第1の発明の自動販売機において、外気温度検知手段で検知した温度と記憶部に設定された温度を比較し、外気温度が所定温度より高い場合に凝縮器ファンを高速で作動させ、外気温度が所定温度より低い場合に凝縮器ファンを低速で作動させる回転数制御手段を備えることにより、圧縮機と凝縮器の冷却が必要となる高温条件での風量を確保しつつ、圧縮機と凝縮器の冷却にさほど風量が必要でない低温条件の場合低速で作動させるので効率よい冷却装置となり、拡散による安全性を確保しつつ低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑えることができる。また、凝縮器ファンを複数個とすることで、仮に凝縮器ファンの一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができる。
【0018】
第3の発明は、特に、第1の発明の自動販売機において、圧縮機動作検知手段を備え、圧縮機が動作時は凝縮器ファンを高速で作動させ、圧縮機が停止している場合は凝縮器ファンを低速で作動させる回転数制御手段を備えることにより、圧縮機が停止している場合は凝縮器の冷却が不要であるので凝縮器ファンを低速で作動させることで効率よい冷却装置となり、拡散による安全性を確保しつつ、低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑えることができる。また、凝縮器ファンを複数個とすることで、仮に凝縮器ファンの一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができる。
【0019】
第4の発明は、機械室に圧縮機と凝縮器とDC電源駆動で複数個の凝縮器ファンと可燃性冷媒とからなる冷却装置を配置し、圧縮機動作検知手段を備え、圧縮機が動作時は凝縮器ファンを全て作動させ、圧縮機が停止している場合は凝縮器ファンを1個のみ作動させるファン制御手段を備えることにより、圧縮機が停止している場合は凝縮器の冷却が不要であるので凝縮器ファンを1個のみ作動させることで万が一の冷媒漏洩時も拡散による安全性を確保しつつ、低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑えることができる。
【0020】
第5の発明は、特に、第1から第4のいずれか一つの発明の自動販売機において、DC電源駆動で複数個の凝縮器ファンを風向に角度を付けて配置することにより、機械室内をまんべんなく排気ができ拡散による安全性を確保することができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による自動販売機の側断面図である。図2は、同実施の形態の自動販売機の機械室の断面図である。
【0023】
図において、収納室1は断熱材により半密閉構造となっている。収納棚2は販売される缶飲料やPET容器入飲料等の商品を収納保存し、冷却器3は収納棚2に収納された商品を冷却するものである。機械室4は収納室1と隔離された機械室であり本体の下部に形成されており、圧縮機5と凝縮器6と凝縮器ファン7が収納されている。凝縮器ファン7は、DC電源駆動のブラシレスモータであり、2つの凝縮器ファン7を左右に並べ、凝縮器6の幅、高さ内に収まるように配置されている。冷却装置8は圧縮機5と凝縮器6と減圧装置(図示せず)と冷却器3を順次接続し、冷凍サイクルを構成したもので収納室1内を冷却するものである。冷媒9は冷却装置8に封入されている可燃性を有する冷媒であり、R290単一冷媒、R600a単一冷媒もしくはそれらを含む混合冷媒である。庫内ファン10は収納室1に設けたDC電源駆動のファンで、ダクト11は庫内ファン10で収納棚2に送風した冷気を戻すための循環ダクトである。
【0024】
扉下部の前面通気孔12、および機械室4の後方の背面通気孔13は凝縮器ファン7の風を取り込み、排出するための通気孔である。すなわち自動販売機の機械室4は前面から前面通気孔12、凝縮器6、2つの凝縮器ファン7、圧縮機5そして後方に背面通気孔13の順に配置されている。
【0025】
図3は、本発明の実施の形態1による自動販売機のブロック図である。図4は、同実施の形態の自動販売機の動作を示すフローチャートである。
【0026】
図において、外気温度検知手段14は外気温度を検知する検知手段である。外気温度検知手段14からの信号を基に凝縮器ファン7の運転を制御する回転数制御手段15を備えている。回転数制御手段15として、間欠制御を行う方法や印加電圧を変える方法などがあるが、ここでは、印加電圧を変える方法を用いたものとする。演算制御部16は回転数制御手段15と記憶部17を内蔵している。
【0027】
以上のように構成された自動販売機についてその動作を説明する。
【0028】
収納棚2に収納された商品を冷却する場合、冷却装置8の運転を行い、庫内ファン10により冷却器3で冷却された冷気を循環させる。庫内ファン10により冷気は収納棚2に収納された商品を冷却し、ダクト11を通り再度冷却器3へ戻り冷却を繰り返す。
【0029】
このとき冷却装置8に封入された可燃性冷媒9は、圧縮機5で圧縮され高温高圧ガスとなり、凝縮器6で凝縮器ファン7により冷却されることで液化される。液化した可燃性冷媒9は、減圧装置(図示せず)で減圧され、冷却器3で蒸発しガス化する。ガス化するとき蒸発潜熱により冷却器が冷却され、庫内ファン10により冷気が循環され商品が冷却される。
【0030】
可燃性冷媒9は冷却装置8に封入され密閉されているが、配管振動などにより配管が損傷し、機械室4で不測に冷媒が漏れると、凝縮器ファン7により早く拡散され可燃性ガスの空気中の濃度をすぐに低下させることができる。凝縮器ファン7は、DC電源駆動のブラシレスモータであり、可燃性ガスに対して着火性がなく安全に使用でき、消費電力量も抑えることができる。なお、機械室4の前面通気孔12から取り込んだ空気は、凝縮器6を通り、凝縮器ファン7で圧縮機5の方に向かって流れており、背面通気孔13を通り、外部に排出される。
【0031】
以上のように構成された自動販売機についてその要部動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0032】
まず、ステップ1において、外気温度検知手段14により外気温度Tを検知する。次に、ステップ2において、記憶部17に予め設定されている温度Aと外気温度Tを比較するが、温度Aより外気温度Tが高いと判定されると、ステップ3で回転数制御手段15により凝縮器ファン7は高速で運転を行うよう、凝縮器ファン7の定格であるDC電源24Vで作動させる。しかし、温度Aより外気温度Tが低いと判定されると、ステップ4で回転数制御手段15により凝縮器ファン7は低速で運転されるように、凝縮器ファン7の定格から印加電圧を下げてDC14Vで作動させる。
【0033】
つまり、高外気温度条件の場合は、圧縮機5の冷却と凝縮温度を下げて効率よく冷却させるため凝縮器ファン7は高速運転を行い、低外気温度条件の場合は、さほど冷却の必要もないので回転数を低くして風量と消費電力をセーブした状態で凝縮器ファン7を運転するものである。
【0034】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、機械室4に圧縮機5と凝縮器6と凝縮器ファン7と可燃性冷媒9とからなる冷却装置8を配置し、凝縮器ファン7はDC電源駆動で複数個を備え、外気温度検知手段14と外気温度検知手段14で検知した温度と記憶部17に設定された温度を比較し、外気温度が所定温度より高い場合に凝縮器ファン7を高速で作動させ、外気温度が所定温度より低い場合に凝縮器ファン7を低速で作動させる回転数制御手段15を備えることにより万が一収納室1あるいは機械室4内の冷媒配管から冷媒漏れが起こった場合でも複数個の凝縮器ファン7で強制的に周囲に漏洩冷媒を拡散させ、可燃性冷媒の空気中の濃度を早く低下させることができるばかりでなく、DC電源駆動であることから省エネ性が高い。さらに圧縮機5と凝縮器6の冷却が必要となる高温条件での風量を確保しつつ、圧縮機5と凝縮器6の冷却にさほど風量が必要でない低温条件の場合低速で作動させるので効率よい冷却装置8となり、低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑えることができる。また、凝縮器ファン7を複数個とすることで、仮に凝縮器ファン7の一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができ、外気温度が所定温度より低い場合に凝縮器ファン7を低速で作動させることで、ファンの長寿命化も期待でき、冷媒漏れ時のリスクを低減し、安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【0035】
(実施の形態2)
以下、本発明による自動販売機の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一構成については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0036】
図5は、本発明の実施の形態2による自動販売機のブロック図である。図6は、同実施の形態の自動販売機の動作を示すフローチャートである。
【0037】
図において、圧縮機動作検知手段18は圧縮機5の動作を検知する検知手段である。圧縮機動作検知手段18からの信号を基に凝縮器ファン7の運転を制御する回転数制御手段15aを備えている。回転数制御手段15aとして、間欠制御を行う方法や印加電圧を変える方法などがある。演算制御部16aは回転数制御手段15aを内蔵している。
【0038】
以上のように構成された自動販売機についてその要部動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0039】
まず、ステップ1において、圧縮機動作検知手段18により圧縮機5の動作の有無を検知する。次に、ステップ2において、圧縮機動作中と判定されると、ステップ3で凝縮器ファン7は高速で作動するよう、凝縮器ファン7の定格であるDC電源24Vで作動させる。しかし、圧縮機停止中(動作していない)と判定されると、ステップ4で回転数制御手段15aにより凝縮器ファン7は低速で運転されるように、凝縮器ファン7の定格から印加電圧を下げてDC14Vで作動させる。
【0040】
つまり、圧縮機動作時は、圧縮機5の冷却と凝縮器6で冷媒を凝縮させるため凝縮器ファン7は高速で運転を行い、圧縮機停止時は低速とし風量と消費電力をセーブした状態で凝縮器ファン7を運転するものである。
【0041】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、凝縮器ファン7はDC電源駆動で複数個とし、圧縮機動作検知手段18を備え、圧縮機5の停止時に凝縮器ファン7を低速で作動させる回転数制御手段15aを備えたので、凝縮器ファン7はDC電源駆動であることから省エネ性が高く着火性もなく安全に使用でき、さらに圧縮機5と凝縮器6の冷却が必要となる圧縮機動作時は高速で作動させ風量を確保し、一方圧縮機停止時は冷却の必要はないが万が一の冷媒漏洩に備え拡散効果を確保できる程度の低速で作動させるので低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑えることができる。また、凝縮器ファン7を複数個とすることで、仮に凝縮器ファン7の一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができ、圧縮機停止時は低速運転させることで、ファンの長寿命化も期待でき、冷媒漏れ時のリスクを低減し、安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【0042】
(実施の形態3)
以下、本発明による自動販売機の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一構成については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0043】
図7は、本発明の実施の形態3による自動販売機のブロック図である。図8は、同実施の形態の自動販売機の動作を示すフローチャートである。
【0044】
図において、圧縮機動作検知手段18は圧縮機5の動作を検知する検知手段である。圧縮機動作検知手段18からの信号を基に凝縮器ファン7の運転を制御するファン制御手段19を備えている。演算制御部16bはファン制御手段19を内蔵している。
【0045】
以上のように構成された自動販売機についてその要部動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
まず、ステップ1において、圧縮機動作検知手段18により圧縮機5の動作の有無を検知する。次に、ステップ2において、圧縮機動作中と判定されると、ステップ3でファン制御手段19により複数個の凝縮器ファン7を全て作動させる。しかし、圧縮機停止中(動作していない)と判定されると、ステップ4でファン制御手段19により凝縮器ファン7は1個のみ運転され、他の凝縮器ファン7を停止させる。
【0047】
つまり、圧縮機動作時は、圧縮機5の冷却と凝縮器6で冷媒を凝縮させるため凝縮器ファン7は複数個で運転を行い、圧縮機停止時は1個のみの運転とし風量と消費電力をセーブした状態で凝縮器ファン7を運転するものである。
【0048】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、凝縮器ファン7はDC電源駆動で複数個とし、圧縮機動作検知手段18を備え、圧縮機5の停止時に凝縮器ファン7を1個のみで作動させるファン制御手段19を備えたので、凝縮器ファン7はDC電源駆動であることから省エネ性が高く着火性もなく安全に使用でき、さらに圧縮機5と凝縮器6の冷却が必要となる圧縮機動作時は複数個の凝縮器ファン7を作動させ風量を確保し、一方圧縮機停止時は冷却の必要はないが万が一の冷媒漏洩に備え拡散効果を確保できるよう凝縮器ファン7を1個のみ作動させるので低騒音化を図るとともに消費電力量の増加を抑えることができる。また、凝縮器ファン7を複数個とすることで、仮に凝縮器ファン7の一個が故障した場合においてもファンによる拡散効果を確保することができ、圧縮機停止時は1個のみ運転させることで、ファンの長寿命化も期待でき、冷媒漏れ時のリスクを低減し、安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【0049】
(実施の形態4)
以下、本発明による自動販売機の実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一構成については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0050】
図9は、本発明の実施の形態4による自動販売機の機械室の断面図である。
【0051】
図において、機械室4は収納室1と隔離された機械室であり本体の下部に形成されており、圧縮機5と凝縮器6と凝縮器ファン7が収納されている。凝縮器ファン7は、DC電源駆動のブラシレスモータであり、複数個を備え、その風向に角度を付けて配置している。蒸発皿20は、冷却器3からのドレン水や結露水を受けるための容器で、蒸発促進器21を設け、吸水した蒸発促進器21に凝縮器ファン7の風をあてて蒸発させ、排水処理を行うものである。蒸発促進器21に風が当たりやすいように凝縮器ファン7の配置を工夫し、風向板を無くし、合理化したものである。冷却装置8は圧縮機5と凝縮器6と減圧装置(図示せず)と冷却器3を順次接続し、冷凍サイクルを構成したもので収納室1内を冷却するものである。冷媒9は冷却装置8に封入されている可燃性を有する冷媒であり、R290単一冷媒、R600a単一冷媒もしくはR290を含む混合冷媒である。扉下部の前面通気孔12、および機械室4の後方の背面通気孔13は凝縮器ファン7の風を取り込み、排出するための通気孔である。
【0052】
以上のように構成された自動販売機についてその動作を説明する。
【0053】
可燃性冷媒9は冷却装置8に封入され密閉されているが、配管振動などにより配管が損傷し、機械室4で不測に冷媒が漏れると、複数個の凝縮器ファン7により早く拡散され可燃性ガスの空気中の濃度をすぐに低下させることができる。凝縮器ファン7は、DC電源駆動のブラシレスモータであり、可燃性ガスに対して着火性がなく安全に使用でき、消費電力量も抑えることができる。なお、機械室4の前面通気孔12から取り込んだ空気は、凝縮器6を通り、一方は凝縮器ファン7で蒸発促進器21の方に向かって流れており、蒸発促進効果を高め、背面通気孔13を通り、外部に排出される。
【0054】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、DC電源駆動で複数個の凝縮器ファンを風向に角度を付けて配置したことにより、機械室4の排気を広い角度で効果的に行うことができ、冷媒漏れ時のリスクを低減し、安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【0055】
複数個の凝縮器ファン7は、同一仕様のものを複数使用した場合に限らず、大きさや風量等の定格仕様が異なるものを使用しても同様の作用効果を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0056】
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、可燃性冷媒を使用しても万が一の冷媒漏洩時の安全性を高め、省エネ性と低騒音を図ることが可能となるので、可燃性冷媒を使用した冷凍・冷蔵ショーケースや業務用冷凍・冷蔵庫等の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施の形態1による自動販売機の側断面図
【図2】同実施の形態の自動販売機の機械室の断面図
【図3】同実施の形態の自動販売機のブロック図
【図4】同実施の形態の自動販売機の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2による自動販売機のブロック図
【図6】同実施の形態の自動販売機の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態3による自動販売機のブロック図
【図8】同実施の形態の自動販売機の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の実施の形態4による自動販売機の機械室の断面図
【符号の説明】
【0058】
1 収納室
4 機械室
5 圧縮機
6 凝縮器
7 凝縮器ファン
8 冷却装置
9 可燃性冷媒
14 外気温度検知手段
15,15a 回転数制御手段
17 記憶部
18 圧縮機動作検知手段
19 ファン制御手段




 

 


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