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発明の名称 自動販売機の内扉構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−18132(P2007−18132A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197169(P2005−197169)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 白井 隆彦 / 小林 軌治
要約 課題
自動販売機の分割された断熱内扉において、上下の断熱内扉と庫内の断熱壁との隙をなくし、断熱効果が高く、結露水の発生を抑制した自動販売機を提供するものである。

解決手段
本発明の自動販売機の内扉構造は、下部断熱内扉6に設けられたヒレ状パッキン8eをあらかじめ前方に湾曲させて成型したものであり、ヒレ状パッキン8eが上部断熱内扉5および庫内断熱壁と当接することにより、垂直面となり、隙をなくすことができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
上下2分割構造の断熱内扉を装備した自動販売機において、上部断熱内扉の下端面にガスケットを装着し、下部断熱内扉の上端面にガスケットを装着し、前記下部断熱内扉のガスケットが硬質材の台部と軟質材との一体成型品で、かつ前記台部の後端部に設けたヒレ状パッキンが、前方向に湾曲させて成型し、前記上部断熱内扉と前記下部断熱内扉を閉じた時、前記上部断熱内扉の背面部に当接することを特徴とする自動販売機の内扉構造。
【請求項2】
上部断熱内扉の下端面に設けた、硬質材の台枠部と軟質材との一体成型品であるガスケットにおいて、台枠部の後方部に設けたヒレ状パッキンが、後方向に湾曲させて成型したことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の内扉構造。
【請求項3】
上下2分割構造の断熱内扉を装備した自動販売機であり、下部断熱内扉の上端面にガスケットを装着し、上部断熱内扉の下端に前記ガスケットと当接するガスケット当接面を設けたものにおいて、前記ガスケットが、軟質材で成型され独立した複数の略楕円形状とからなることを特徴とする自動販売機の内扉構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機の断熱内扉の構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動販売機の断熱内扉は、上下2分割構造となっており、商品補充の際に上部の断熱内扉のみを開閉し、冷気、暖気の漏えいを少なくしている。分割している為、上下の断熱内扉の接合部からの冷気、暖気の漏えい、また、結露水が発生しやすくなっており、さまざまな提案がされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図5は従来の自動販売機の構造を示す図、図6は上下断熱内扉の接合部の断面図である。
【0004】
以下、図5及び図6を参照しながら、従来の自動販売機について説明する。
【0005】
断熱筺体である本体1の前面には、主扉2が設けられている。本体1の内部には、複数の商品収容棚3が設けられ、さらに断熱壁4により分割されている。分割された各部屋は、図示しない冷却加温装置により、冷却または、加温されている。本体1と主扉2の間には、上部断熱内扉5、下部断熱内扉6が設けられている。
【0006】
本体1の各部屋内の冷気、あるいは暖気が外方に逃げないようにする為に、上部断熱内扉5、下部断熱内扉6の周縁と本体1との間、または、断熱壁4との間には、ガスケット4aにより気密に閉塞されており、また、上部断熱内扉5と下部断熱内扉6との隙間を封止するために、上部断熱内扉5の下端、及び、下部断熱内扉6の上端にガスケット7、8が設けられている。上下各断熱内扉のガスケット7、8は、硬質の台枠部7a、8aと軟質部のパッキン部7b、8bからなり、各断熱内扉5、6の上下方向のがたつきや、組立て誤差を吸収するために、パッキン部7b、8bが台枠部7a、8aに形成された傾斜面から突き出した構造になっている。また、パッキン部7b、8bの接合部の結露水をためるためのダム部8cが設けられている。さらに、本体1の左右の側部や断熱壁4と、上下各断熱内扉5,6の接合部との隙をなくす為に、ヒレ部8dが設けられている。
【特許文献1】特開2001−344645号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来の構成では、下部断熱内扉6のヒレ部8dは、設計上垂直な形状になっているが、押し出し成型で加工を行っている関係上どうしても反りが発生しやすくなっている。特に後ろ向きに反りが発生すると、本体1の左右の側部や断熱壁4との間に隙9が発生し、冷気や暖気の漏えいが発生してしまう。冷気や暖気の漏えいが発生すると、冷却や加温効率が悪くなり、しいては、消費電力の増大につながる。
【0008】
また、従来の自動販売機では、上下各断熱内扉5,6の接合部における結露水を受ける構造になっているが、外部の温度や湿度の条件によっては結露水が多く発生し、自然蒸発しきれずに、あふれてしまう恐れがあり、下部断熱内扉6の表面に垂れ流れてその扉面を濡らし、埃などが付着し汚れてしまう。
【0009】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、上下各断熱内扉5,6と本体1の左右の側部や断熱壁4との間に発生する隙をなくし、冷気や暖気の漏えいをなくすものである。
【0010】
また、本発明は、上下各断熱内扉5,6の結露水の垂れをなくす為に、断熱効果を高め、結露水の発生を抑制するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記従来の課題を解決するために、上下2分割構造の断熱内扉を装備した自動販売機において、下部断熱内扉の上端面に設けたガスケットの台部の後端部に設けたヒレ状パッキンが、前方向に湾曲させて成型したものである。
【0012】
また、上部断熱内扉の下端面に設けたガスケットにおいて、台枠部の後方部に設けたヒレ状パッキンが、後方向に湾曲させて成型したものである。
【0013】
また、さらに、下部断熱内扉の上端面にガスケットを装着し、上部断熱内扉の下端に前記ガスケットと当接するガスケット当接面を設けたものであり、前記ガスケットが、軟質材で成型され独立した複数の略楕円形状とからなるものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の自動販売機は、上下各断熱内扉と、本体の左右の側部や断熱壁との間に発生する隙をなくし、冷気や暖気の漏えいを無くすことができる。
【0015】
また、上下各断熱内扉5,6の結露水の垂れをなくす為に、断熱効果を高めることにより、結露水の発生を抑制するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
第1の発明は、上下2分割構造の断熱内扉を装備した自動販売機において、下部断熱内扉の上端面に設けたガスケットの台部の後端部に設けたヒレ状パッキンを、前方向に湾曲させて成型したものであり、あらかじめ湾曲させて成型したことにより、断熱壁により付勢されて垂直になるため、上下2分割断熱内扉の接合部の隙を無くすことができる。
【0017】
第2の発明は、第1の発明の自動販売機の内扉構造において、上部断熱内扉の下端面に設けたガスケットの、台枠部の後方部に設けたヒレ状パッキンが、後方向に湾曲させて成型したものであるので、下部断熱内扉の上端面に設けたガスケットの台部の後端部に設けたヒレ状パッキンを、後方向に付勢し、上下2分割断熱内扉の接合部の隙を無くすことができる。
【0018】
第3の発明は、下部断熱内扉の上端面にガスケットを装着し、上部断熱内扉の下端に前記ガスケットと当接するガスケット当接面を設けたものにおいて、前記ガスケットが、軟質材で成型され独立した複数の略楕円形状とからなるものであるので、複数の略楕円形状内の空気層が断熱効果を果たし、断熱効果を高めることができ、結露水の発生を抑制するものである。
【0019】
以下、本発明による自動販売機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の内扉構造の扉を開けた状態の断面図、図2は、同実施の形態の自動販売機の内扉構造の扉を閉めた状態の断面図である。
【0021】
図1及び図2において、下部断熱内扉6の上端に設けられたガスケット8の後端には、前方に湾曲させたヒレ状パッキン8eが設けられている。
【0022】
上下の各断熱内扉5、6を閉めると、上部断熱内扉5の背面部5aがヒレ状パッキン8eを後方に付勢するとともに、断熱壁4のガスケット4aにより前方に付勢されることにより、ヒレ状パッキン8eは垂直平面となり、隙が発生することなくガスケット4aと当接する。
【0023】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、ヒレ状パッキン8eをあらかじめ前方に湾曲させて成型したことにより、上下各断熱内扉5,6及び断熱壁4のガスケット4aにより付勢されて垂直になるため、上下2分割断熱内扉の接合部の隙を無くすことができる。
【0024】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における自動販売機の内扉構造の扉を開けた状態の断面図である。
【0025】
図3において、上部断熱内扉5の下端に設けられたガスケット7に、後方に湾曲させたヒレ上パッキン7cが設けられている。
【0026】
上下の各断熱内扉5、6を閉めると、上部断熱内扉5の背面がヒレ状パッキン8eを後方に付勢するとともに、断熱壁4のガスケット4aにより前方に付勢され、さらに、ヒレ上パッキン7cが、ヒレ状パッキン8eを後方に付勢することにより、ヒレ状パッキン8eは垂直平面となり、隙が発生することなくガスケット4aと当接する。
【0027】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、ヒレ状パッキン8eをあらかじめ前方に湾曲させて成型し、さらに、ヒレ状パッキン7cをあらかじめ後方に湾曲させて成型したことにより、ヒレ状パッキン8eの成型時に生じる波うち等の歪をヒレ状パッキン7cが押さえ、より確実に、上下2分割断熱内扉の接合部の隙を無くすことができる。
【0028】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における自動販売機の内扉構造の扉を閉めた状態の断面図である。
【0029】
図4において、下部断熱内扉6の上端面に、軟質材で成型され独立した4個の略楕円形状とからなるガスケット10が装着されている。また、上部断熱扉5の下端前方にガスケット10の当接面11が金属板にて形成されている。
【0030】
上下の各断熱内扉5、6を閉めると、上部断熱内扉5の当接面11と、下部断熱内扉6のガスケット10が当接する。当接することにより、ガスケット10のおのおのの略楕円体がそれぞれ変形し、上部断熱内扉5と下部断熱内扉6との隙を埋めて行く。
【0031】
以上のように本実施の形態の自動販売機は、複数の略楕円形状内の空気層が断熱効果を果たし、断熱効果を高めることができ、結露水の発生を抑制するものである。
【0032】
さらに、大きな円形状のガスケットを区切ったものは、片側に変形が偏りしまい、当接する際の上部断熱内扉5の閉力が大きくなるのに対して、複数の略楕円形状としたことにより、おのおの略楕円形状が小さな変形となり、当接する際の上部断熱内扉5の閉力が小さくてすむ。
【0033】
また、さらに、複数のヒレ状パッキンにて空気層を形成すると、ヒレ状パッキンは成型時に反りや波打ちが発生しやすく、空気の漏れを生じやすくなるのに対して、複数の略楕円形状としたことにより、確実に空気層を形成することができ断熱効果を高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上のように、本発明にかかる自動販売機の内扉構造は、分割された断熱扉に関するものであり、断熱扉を有するさまざまな産業機器に適応できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態1における自動販売機の内扉構造の扉を開けた状態の断面図
【図2】同実施の形態の自動販売機の内扉構造の扉を閉めた状態の断面図
【図3】本発明の実施の形態2における自動販売機の内扉構造の扉を開けた状態の断面図
【図4】本発明の実施の形態3における自動販売機の内扉構造の扉を閉めた状態の断面図
【図5】従来の自動販売機の構造を示す図
【図6】従来の自動販売機の内扉構造の扉を開けた状態の断面図
【符号の説明】
【0036】
4a ガスケット
5 上部断熱内扉
5a 背面部
6 下部断熱内扉
7 ガスケット
7c ヒレ状パッキン
8 ガスケット
8e ヒレ状パッキン
10 ガスケット
11 当接面




 

 


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