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発明の名称 ナビゲーション装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−10339(P2007−10339A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−188191(P2005−188191)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100089266
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 陽一
発明者 小見川 清
要約 課題
ユーザが課金エリアを容易に且つ確実に認識することを可能とするナビゲーション装置を提供する。

解決手段
電子道路地図を格納する地図情報格納部と、車両の現在位置を検出する位置検出装置と、電子道路地図を表示する表示装置と、電子道路地図上に目的地を設定する入力装置と、現在位置から目的地への電子道路地図上の経路を算出し、算出された経路を、電子道路地図と共に表示装置に表示する制御装置とを有するナビゲーション装置であって、地図情報格納部は、課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を有し、制御装置により、ロードプライシング情報を表示装置に表示する構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
電子道路地図を格納する地図情報格納部と、
車両の現在位置を検出する位置検出装置と、
前記電子道路地図を表示する表示装置と、
前記電子道路地図上に目的地を設定する入力装置と、
前記現在位置から前記目的地への前記電子道路地図上の経路を算出し、算出された経路を、前記電子道路地図と共に前記表示装置に表示する制御装置とを有するナビゲーション装置であって、
前記地図情報格納部は、課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を有し、
前記制御装置により、前記ロードプライシング情報を前記表示装置に表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
電子道路地図を格納する地図情報格納部と、
車両の現在位置を検出する位置検出装置と、
前記電子道路地図を表示する表示装置と、
電子道路地図上に目的地を設定する入力装置と、
前記現在位置から前記目的地への前記電子道路地図上の経路を算出し、算出された経路を、前記電子道路地図と共に前記表示装置に表示する制御装置とを有するナビゲーション装置であって、
課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を車両外のロードプライシング情報サーバから取得する通信装置を更に有し、
前記制御装置により、前記ロードプライシング情報を前記表示装置に表示し得るようにしたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
前記ロードプライシング情報を格納するロードプライシング情報格納部を有することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記車両の進行方向に課金エリアがあるか否かを判断する第1の課金エリア判断手段を有し、前記車両の進行方向に課金エリアがあるとき、前記表示装置及び/又は音声通知手段を用いて課金エリアがあることをユーザに通知することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記ロードプライシング情報は課金時間帯情報を含み、前記車両の前記課金エリアへの進入予想時刻が非課金時間帯であるとき、前記表示装置及び/又は音声通知手段による前記課金エリアの通知を行わないことを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記制御装置は、設定された目的地への経路案内を行う際に、算出した経路上に課金エリアが位置しているか否かを判断する第2の課金エリア判断手段を有し、算出した経路上に課金エリアが位置していると判断されたとき、前記課金エリアの存在を前記表示装置及び/又は音声通知手段によりユーザに通知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記第2の課金エリア判断手段で算出した経路上に課金エリアが位置していると判断されたとき、前記課金エリアを回避する経路を案内するか否かを前記入力装置から選択可能とすることを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記経路上に位置する課金エリアへの前記車両の進入予想時刻が非課金時間帯であるとき、前記経路上に位置する課金エリアを課金エリアと判断せず前記目的地までの経路を算出することを特徴とする請求項6または請求項7のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
前記制御装置は、前記目的地が前記課金エリア内に位置していると判断されたとき、前記目的地とは別の目的地を前記入力装置から選択可能とすることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記目的地が前記課金エリア内に位置していると判断されたとき、前記課金エリア外に位置し前記目的地まで公共交通機関を用いて移動可能な駐車場を前記目的地とは別の目的地として前記表示手段に表示すると共に前記入力装置から選択可能とすることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
前記制御装置は、通信装置を介して前記目的地周辺の課金エリア外にある駐車場の空車情報を受信し、受信結果に応じて空車がある駐車場を経路案内することを特徴とする請求項10に記載のナビゲーション装置。
【請求項12】
前記制御装置は、課金エリア内に使用者の自宅登録があるとき、その課金エリアを非課金エリアとすることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項13】
前記制御装置は、前記表示装置に表示された複数の目的地候補から前記入力装置により目的地を選択して設定する際、課金エリア外の目的地候補のみを選択可能とすることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子道路地図上に車両の現在位置を表示すると共に目的地を設定して現在位置から経路案内を行うことができるナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の交通量を抑制し混雑解消や環境改善を図るためロードプライシングシステムの導入が考えられている。ロードプライシングシステムとは、交通量を減らしたいエリアに進入する車両に対し、時間、車種などに応じて課金することでそのエリアに進入する車両数を減少させようとするシステムである(そのようなエリアを課金エリアと呼ぶ)。例えば、課金エリアの入り口に端末を設置し、車両が通過する際、その車両に搭載された車載ユニットに差し込まれたキャッシュカードから料金を自動的に徴収するシステム等が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−326263号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このようなロードプライシングシステムでは、課金エリアの入り口の表示に気づかずに課金エリアに進入し、ユーザが気づかない料金の徴収や違反罰金が課されてしまう恐れがあった。また、特定地域の車両進入量を削減するというロードプライシングの目的を遂行するのが難しくなってしまう恐れがあった。
【0004】
そこで、本発明は上記従来の問題点を解決するためのものであり、ユーザが課金エリアを容易に且つ確実に認識することを可能とするナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のナビゲーション装置は、電子道路地図を格納する地図情報格納部と、車両の現在位置を検出する位置検出装置と、前記電子道路地図を表示する表示装置と、前記電子道路地図上に目的地を設定する入力装置と、前記現在位置から前記目的地への前記電子道路地図上の経路を算出し、算出された経路を、前記電子道路地図と共に前記表示装置に表示する制御装置とを有するナビゲーション装置であって、前記地図情報格納部は、課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を有し、前記制御装置により、前記ロードプライシング情報を前記表示装置に表示するように構成されている。
【0006】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、電子道路地図上に課金エリアを様々な態様で表示することができ、簡単にユーザに課金エリアがあることを認識させることができる。また、課金エリアに進入したときに課金される課金料金を表示し、ユーザに認識させることができる。ここで、課金エリアの表示方法としては、編み掛けの表示、課金エリアの境界のみの表示、課金エリア及び/または課金エリアの境界の点滅による表示を行うように構成することができる。また複数の課金エリアがある場合、各課金エリアを異なる色で表示したり、車両から所定の距離内にある課金エリアのみを表示するように構成してもよい。また、ロードプライシング情報を格納したロードプライシング情報格納部とは、例えば、DVD−ROM、書き換え可能DVD、ハードディスク、フラッシュメモリカードなどとすることができるが、書き換え可能な磁気記憶媒体を用いることが好ましい。
【0007】
また、本発明のナビゲーション装置は、電子道路地図を格納する地図情報格納部と、車両の現在位置を検出する位置検出装置と、電子道路地図を表示する表示装置と、電子道路地図上に目的地を設定する入力装置と、現在位置から目的地への電子道路地図上の経路を算出し、算出された経路を、電子道路地図と共に表示装置に表示する制御装置とを有するナビゲーション装置であって、課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を車両外のロードプライシング情報サーバから取得する通信装置を更に有し、制御装置により、ロードプライシング情報を表示装置に表示し得るように構成されている。
【0008】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、電子道路地図上に課金エリアを様々な態様で表示することができ、簡単にユーザに課金エリアがあることを認識させることができる。また、課金エリアに進入したときに課金される課金料金を表示し、ユーザに認識させることができる。更に、車両外のロードプライシング情報サーバからロードプライシング情報を取得するので、常に新しい課金料金や課金エリアの情報を取得してナビゲーション装置に表示することができる。なお、ここでロードプライシング情報サーバとは、インターネットなどを介してナビゲーション装置の通信装置との間でデータ伝送が可能であり、常に新しいロードプライシング情報を取得して格納することができるよう構成されている。また通信装置は、ビーコン、衛星無線、FM放送無線などを媒体とする任意の公知の無線通信手段からなり、無線LAN、VICS(道路交通情報通信システム)及び/またはFM多重放送を用いた構成とすることができる。
【0009】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記ロードプライシング情報を格納するロードプライシング情報格納部を有するように構成されている。
【0010】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、ロードプライシング情報サーバから取得したロードプライシング情報をロードプライシング情報格納部に蓄積し、電子道路地図に課金エリアを表示することができる。また、ロードプライシング情報サーバから最新のロードプライシング情報を取得することができるように構成されているので、ロードプライシング情報格納部に格納されたロードプライシング情報を簡単に更新することができ、常に新しい情報に維持しておくことができる。
【0011】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、前記車両の進行方向に課金エリアがあるか否かを判断する第1の課金エリア判断手段を有し、前記車両の進行方向に課金エリアがあるとき、前記表示装置及び/又は音声通知手段を用いて課金エリアがあることをユーザに通知するように構成されている。
【0012】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、ユーザは車両の進行方向にある課金エリアを、表示装置に表示された電子道路地図や音声通知手段によって通知することができるので簡単に認識することができ、課金エリアに誤って進入してしまうことを防止することができる。
【0013】
また、本発明のナビゲーション装置の前記ロードプライシング情報は課金時間帯情報を含み、前記車両の前記課金エリアへの進入予想時刻が非課金時間帯であるとき、前記表示装置及び/又は音声通知手段による前記課金エリアの通知を行わないように構成されている。
【0014】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、予め課金エリアの進入予測時間を計算し、課金エリアの進入時に課金時間外であると予測されたときには、課金エリアがあることを表示装置や音声通知手段で通知しないように構成されている。このため、進入しても課金されない課金エリアを不要に回避するのを防止することができ、最適な経路を算出して経路案内を行うことができる。なお、車両の現在位置から課金エリアに到達するまでの時間の算出方法として、ナビゲーション装置に予め設定された、例えば、40km/hや60km/hという標準的な車速に基づいて算出するよう構成することができる。また、ナビゲーション装置に設定された速度よりも実速度が速い場合は、課金エリアまで到達する時間が短縮されるため、課金時間帯内に課金エリアに進入する可能性が生じたときには、ユーザに通知するよう構成してもよい。
【0015】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、設定された目的地への経路案内を行う際に、算出した経路上に課金エリアが位置しているか否かを判断する第2の課金エリア判断手段を有し、算出した経路上に課金エリアが位置していると判断されたとき、前記課金エリアの存在を前記表示装置及び/又は音声通知手段によりユーザに通知するように構成されている。
【0016】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、ユーザが目的地を設定し、現在地から目的地までの経路案内を行う際に、算出した経路上に課金エリアが有るか無いかを課金エリア判断手段で判断し、課金エリアが経路上にあると判断されるときは、ユーザに表示装置及び/又は音声通知手段で通知することができる。このため、ユーザが課金エリアに気づかずに進入してしまうことを防止することができる。
【0017】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、前記第2の課金エリア判断手段で算出した経路上に課金エリアが位置していると判断されたとき、前記課金エリアを回避する経路を案内するか否かを前記入力装置から選択可能とするように構成されている。尚、入力装置とは、タッチパネル、キーパッド、リモコンなどからなり、ユーザからの指示やデータを入力することができるものである。
【0018】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、ナビゲーション装置を用いて経路案内を行う際に、現在地から目的地までの経路上に課金エリアがあるとき、課金エリアを回避する経路を案内するか否かを入力装置でユーザに選択させることで、ユーザの要望に合わせてナビゲーション装置の経路案内を設定することができる。ここで、課金エリアを回避した経路案内とは、課金エリアを通過する場合に比べて目的地までの到着時間が遅くなったとしても、課金エリアを通らないように算出された経路案内である。
【0019】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、前記経路上に位置する課金エリアへの前記車両の進入予想時刻が非課金時間帯であるとき、前記経路上に位置する課金エリアを課金エリアと判断せず前記目的地までの経路を算出するように構成されている。
【0020】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、ロードプライシング情報に課金時間帯情報を備えているので、経路案内を行う際に課金エリアの課金時間帯であっても、その課金エリアに進入する進入予定時刻が非課金時間帯になると判断されると、経路案内を行う際に表示装置及び/又は音声通知手段を用いて課金エリアの通知を行わないように構成している。これによって、経路案内中に課金エリアが非課金エリアになる場合には、経路案内を最初にする前からユーザに通知しないため、進入しても課金されない課金エリアを不要に回避するのを防止することができる。
【0021】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、前記目的地が前記課金エリア内に位置していると判断されたとき、前記目的地とは別の目的地を前記入力装置から選択可能とするように構成されている。
【0022】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、経路案内を行う際に目的地が課金エリアであり課金時間帯のとき、ユーザは目的地を課金エリア外に変更することができるように構成されているので、課金されても目的地まで経路案内させるか、課金されない目的地を新しい目的地としてユーザに選択させる事ができる。なお、課金されない目的地とは、最初に設定した課金エリア内にある目的地以外の場所であり、例えば、最初に指定した目的地周辺まで他の移動手段を用いて移動することができ、課金エリア外の場所を別の目的地として選択することができるように構成されている。なお、入力装置としては、タッチパネル、キーパッド、リモコンなどを用いることができる。
【0023】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、前記目的地が前記課金エリア内に位置していると判断されたとき、前記課金エリア外に位置し前記目的地まで公共交通機関を用いて移動可能な駐車場を別の目的地として前記表示手段に表示すると共に前記入力装置から選択可能とするように構成されている。
【0024】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、目的地を設定して経路案内を行う際に、設定した目的地が課金エリアの内部に位置する時、公共交通機関を利用して目的地周辺まで移動することができる課金エリア外の駐車場を別の目的地として表示手段に表示し、ユーザに選択させることができる。このため、目的地までの経路案内では課金エリアに進入することをユーザに通知することができると共に、課金エリア外の駐車場に駐車した場合でも、その駐車場周辺から公共交通機関を利用して課金エリア内の目的地に向かうことができることをユーザに促すことができ、課金エリアに進入する車両の数を減少させることができる。尚、公共交通機関とは、例えば、電車、バス等の公共で運営される移動手段である。また駐車場までの経路案内に加えて、駐車場から目的地までの公共交通機関を用いた移動方法についてナビゲーション装置で案内(例えば電車の乗り換え案内など)を行うように構成してもよい。
【0025】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、通信装置を介して前記目的地周辺の課金エリア外にある駐車場の空車情報を受信し、受信結果に応じて空車がある駐車場を経路案内するように構成されている。
【0026】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、経路案内を行う際に、目的地周辺の課金エリア外にある駐車場の空車情報を受信し、受信結果に基いて駐車場を案内するので、課金エリア外の駐車場に車を駐車して、その駐車場から公共交通機関を有効に利用してもらうと共に課金エリアの進入する車の数を減少さえることができる。なお、空車情報とは、FM多重放送、VICS等から送信される道路交通情報の一つであり、電子道路地図上に表示される駐車場に状態を表示することができるものである。
【0027】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、課金エリア内に使用者の自宅登録があるとき、その課金エリアを非課金エリアとするように構成されている。
【0028】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、課金エリア内に使用者(車両の所有者)の自宅がある場合、通常、課金エリアに進入しても課金がなされないことが多く、不要な課金エリアの案内を行ってユーザに誤解を与えるのを防止することができる。なお、課金エリア内に自宅があった場合に一般の料金よりも割引料金となる場合は、割引料金を案内するように構成してもよい。
【0029】
また、本発明のナビゲーション装置の前記制御装置は、前記表示装置に表示された複数の目的地候補から前記入力装置により目的地を選択して設定する際、課金エリア外の目的地候補のみを選択可能とするように構成されている。
【0030】
このように構成されたナビゲーション装置によれば、ユーザが目的地を設定して経路案内を行う際に、課金エリア外の目的地だけを選択可能にすることで課金エリア内の目的地を選択するのを防止し、課金エリア内への車両の進入を減少させることができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明のナビゲーション装置は、地図情報格納部が課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を有し、制御装置により、ロードプライシング情報を表示装置に表示する構成としたので、ユーザは表示された課金エリア及び/又は課金料金から容易且つ確実に課金エリアを認識して、必要であればその課金エリアを回避するなどの適切な行動を取ることができる。
【0032】
また本発明のナビゲーション装置は、課金エリア及び/又は課金料金を含むロードプライシング情報を車両外のロードプライシング情報サーバから取得する通信装置を有し、制御装置により、ロードプライシング情報を表示装置に表示し得る構成としたので、ユーザは表示された課金エリア及び/又は課金料金から容易且つ確実に課金エリアを認識して、必要であればその課金エリアを回避するなどの適切な行動を取ることができる。また、車両外のロードプライシング情報サーバからロードプライシング情報を取得するので、常に新しい課金料金や課金エリアの情報を取得してナビゲーション装置に表示することができる。
【0033】
また、ロードプライシング情報を格納するロードプライシング情報格納部を設けることで、ロードプライシング情報サーバから取得したロードプライシング情報をロードプライシング情報格納部に蓄積し使用することができる。また新しいロードプライシング情報をロードプライシング情報サーバから簡単に取得してロードプライシング情報格納部に格納されたロードプライシング情報を更新することができ、常に新しい情報に維持しておくことができる。
【0034】
また、制御装置が、車両の進行方向に課金エリアがあるか否かを判断する第1の課金エリア判断手段を有し、車両の進行方向に課金エリアがあるとき、表示装置及び/又は音声通知手段を用いて課金エリアがあることをユーザに通知することにより、ユーザは車両の進行方向にある課金エリアを事前に認識することができ、課金エリアに誤って進入してしまうことを防止することができる。
【0035】
また、車両の課金エリアへの進入予想時刻が非課金時間帯であるとき、表示装置及び/又は音声通知手段による課金エリアの通知を行わないことにより、進入しても課金されない課金エリアを不要に回避するのを防止することができる。
【0036】
また、制御装置が、設定された目的地への経路案内を行う際に、算出した経路上に課金エリアが位置しているか否かを判断する第2の課金エリア判断手段を有し、算出した経路上に課金エリアが位置していると判断されたとき、課金エリアの存在を表示装置及び/又は音声通知手段によりユーザに通知するものとすると、ユーザは目的地までの経路上に位置する課金エリアを容易に認識することができ、課金エリアに気づかずに進入してしまうことを防止することができる。
【0037】
また、制御装置が、第2の課金エリア判断手段で算出した経路上に課金エリアが位置していると判断されたとき、課金エリアを回避する経路を案内するか否かを入力装置から選択可能とするものとすると、ユーザの要望に合わせた経路の設定をすることができる。
【0038】
また、制御装置が、経路上に位置する課金エリアへの車両の進入予想時刻が非課金時間帯であるとき、経路上に位置する課金エリアを課金エリアと判断せず目的地までの経路を算出することとすると、進入しても課金されない課金エリアを不要に回避するのを防止することができる。
【0039】
また、制御装置が、目的地が課金エリア内に位置していると判断されたとき、その目的地とは別の目的地を入力装置から選択可能とするものとすると、ユーザは目的地を課金エリア外に変更することができるので、課金エリアへの車両の進入を減少させることができる。
【0040】
また、制御装置が、目的地が課金エリア内に位置していると判断されたとき、課金エリア外に位置し目的地まで公共交通機関を用いて移動可能な駐車場前記目的地とは別の目的地として表示手段に表示すると共に入力装置から選択可能とするものとすると、課金エリア外の駐車場に駐車しバスなどの公共交通機関を利用して課金エリア内の目的地に向かうことをユーザに促すことができ、課金エリアに進入する車両の数を減少させることができる。
【0041】
また、制御装置が、通信装置を介して目的地周辺の課金エリア外にある駐車場の空車情報を受信し、受信結果に応じて空車がある駐車場を経路案内する構成とするものとすると、空車のある駐車場に確実に案内することができ、空車のない駐車場を経路案内することを防止することができる。
【0042】
また、制御装置が、課金エリア内に使用者の自宅登録があるとき、その課金エリアを非課金エリアとすると、不要な課金エリアの案内をしてユーザに誤解を与えるのを防止できる。
【0043】
また、制御装置が、表示装置に表示された複数の目的地候補から入力装置により目的地を選択して設定する際、課金エリア外の目的地候補のみを選択可能とすると、ユーザが課金エリア内の目的地を選択するのを防止し、課金エリア内への車両の進入を減少させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0045】
図1は、本発明に基づくナビゲーション装置の実施の形態を示すブロック図である。図示されているように、このナビゲーション装置100は、GPSセンサ101と、ジャイロセンサ102と、車速センサ103と、地図情報格納部105と、表示装置106と、音声案内装置110と、入力装置107と、ナビゲーション装置100の作動にかかわるソフトウェアなどを格納するメモリ108と、メモリ108に格納されたソフトウェアに基づきナビゲーション装置100の各部を制御する制御装置109とで構成されている。
【0046】
GPSセンサ101及びジャイロセンサ102は、自車位置を検出するために用いるものである。車速センサ103は、自車両の速度を検出するためのものである。地図情報格納部105はハードディスクやDVD−ROM等の記録媒体からなり、電子データ化された道路地図である電子道路地図情報を格納している。この道路地図には、交差点情報や道路料金や道幅等の道路の詳細情報が格納されている。表示装置106は地図情報格納部105に保存された電子道路地図情報と共に自車位置を表示するためのもので、例えば液晶表示装置からなる。音声案内装置110は経路案内を音声によって行うためのものであり、スピーカを内蔵している。入力装置107は、ユーザからの指示やデータの入力を可能とするためのもので、例えば表示装置106の表示画面に設けられたタッチパネルからなる。タッチパネルの他にキーパッド、リモコンなどからなるものとすることもできる。
【0047】
制御装置109は、GPSセンサ101やジャイロセンサ102から得られる車両の現在位置に基づき、地図情報格納部105から電子道路地図情報を読み出して車両の現在位置と共に表示装置106に表示させる。また、入力装置107から目的地が入力された場合には、車両の現在位置から目的地までの経路を算出し、それに対応する経路案内を表示装置106上に表示すると共に、音声案内装置110を用いて音及び/又は音声によってユーザに経路案内を行う。
【0048】
本発明の実施の形態によると、地図情報格納部105内に設定されたロードプライシング情報格納部120に、地図情報に関連させてロードプライシング情報が格納されている。ロードプライシング情報には、課金エリアの範囲、料金等が含まれる。またロードプライシング情報は、各課金エリアの課金時間帯(時刻に応じた課金設定や、祝祭日などの課金免除期間の情報を含む)、料金を払った後課金が免除される時間や出入りの回数(即ち料金を払った後課金エリアへの出入りが自由になる時間または課金エリアに自由に出入りできる回数)などの様々な属性を含むこともできる。
【0049】
制御装置109は、ロードプライシング情報格納部120に格納されたロードプライシング情報に基づき課金エリア及び/または課金料金を表示装置106に表示する。また制御装置109は、ロードプライシング情報に基づいて車両の進行方向に課金エリアがあるか否かを判断する第1の課金エリア判断手段109a、目的地への経路案内を行う際に算出された経路上に課金エリアが位置しているか否かを判断する第2の課金エリア判断手段109b、及び入力された目的地が課金エリア内に位置しているか否かを判断する第3の課金エリア判断手段109cを有する。後に詳述するように、制御装置109はこれら判断手段109a〜109cの判断結果に基づいて課金エリアへの進入の警告、経路設定、目的地設定などを行う。
【0050】
図2は、本発明に基づくナビゲーション装置の別の実施の形態を示すブロック図である。本図において図1と同様の箇所には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。このナビゲーション装置100aでは、最新のロードプライシング情報を格納している外部のロードプライシング情報サーバ150からインターネット等を介してロードプライシング情報を取得するための通信装置111が制御装置109に接続されており、ロードプライシング情報を格納するためのロードプライシング情報格納部120を設けていない。通信装置111は、ビーコン、衛星無線、FM放送無線などを媒体とする任意の公知の無線通信手段からなるものであって良く、電子道路地図情報の更新情報、リアルタイムの交通情報等を獲得するのに兼用することもできる。制御装置109は、通信装置111を介して適宜必要なロードプライシング情報をロードプライシング情報サーバ150から取得し表示装置106に表示する。
【0051】
図2のナビゲーション装置100aは、図2において破線で示すように、ロードプライシング情報を格納するロードプライシング情報格納部120を有する構成とすることもできる。その場合、ロードプライシング情報サーバ150から取得したロードプライシング情報をロードプライシング情報格納部120に蓄積して使用する。それにより、ロードプライシング情報格納部120に既に格納されたロードプライシング情報を表示装置106に表示するときには、新たにロードプライシング情報サーバ150にアクセスしてダウンロードすることなく、ロードプライシング情報格納部120から抽出して表示することができるので、ロードプライシング情報の表示速度が向上する。また、課金料金や課金時間帯などのロードプライシング情報は比較的頻繁に変更されることが予想されるが、ロードプライシング情報格納部120に格納されたロードプライシング情報を更新するためのロードプライシング更新情報を通信装置111を介してロードプライシング情報サーバ150から取得するようにしてもよい。
【0052】
次に、上記のように構成されたナビゲーション装置100の動作について以下に説明する。尚、ナビゲーション装置100aの動作も、ロードプライシング情報をサーバ150から取得する以外は同じである。
【0053】
図3は、本発明のナビゲーション装置100の動作中における表示装置106の表示画面の一例を示す模式図であって、目的地を設定しておらず、車両200は、道路地図上に於いて、その進行方向を示す矢印で示されている。図3に示すように、画面に表示されている地域に含まれる課金エリア201が制御装置109によってロードプライシング情報から抽出され課金エリアの名称とともに地図上に表示されている。図示した例では、課金エリア201はその全体が網掛け表示されているが、課金エリア201の境界線を表示したり、課金エリア201の色を周囲と異なる色としたり、課金エリア201を点滅表示したりすることができる。
【0054】
また制御装置109の第1の課金エリア判断手段109aは、車両200の位置とロードプライシング情報とに基づいて、車両200の進行方向に課金エリア201があるか否かを判断する。第1の課金エリア判断手段109aによって車両200の進行方向に課金エリア201があると判断された場合には、制御装置109は課金エリア201があることを表示装置106の画面の一部(メッセージ表示部)202に表示するとともに、音声案内装置108を介してユーザに通知する。課金エリア201の料金(課金料金)及び名称も併せて表示及び音声通知する。第1の課金エリア判断手段109aは、車両200が走行している道路の道なりに課金エリア201が位置し、その課金エリア201に車両200が所定の距離まで近づいたとき、車両200の進行方向に課金エリア201があると判断する。
【0055】
課金エリア201に課金時間帯が設定されている場合、制御装置109は車両200の課金エリア201への進入予想時刻を算出し、進入予想時刻が課金エリア201の課金時間帯外になる場合は、第1の課金エリア判断手段109aによって車両200の進行方向に課金エリア201があると判断された場合でも、課金エリア201の表示及び音声による案内を行わない、または、進入予想時刻が課金エリア201の課金時間帯外になることをユーザに表示及び音声で通知する。進入予想時刻の算出は、ナビゲーション装置100に予め設定された、例えば、40km/hや60km/hという標準的な車速に基づいて行う。ナビゲーション装置100に設定された速度よりも車両の実速度が速い場合は、課金エリア201まで到達する時間が短縮されるため、課金時間帯内に課金エリア201に進入する可能性が生じたときに表示及び音声でユーザに通知する。
【0056】
課金エリア201の例外規定として、車両200が課金エリア201に進入して一旦料金を支払えば、所定時間内であれば、課金エリアの出入りを複数回繰り返しても、新たに課金されないものがある。また、課金エリア201内に自宅登録がある場合も、通常、ユーザに対する課金が免除される。制御装置109は、第1の課金エリア判断手段109aによって車両200の進行方向に課金エリア201があると判断された場合、課金エリア201に進入しても例外規定に該当して課金が免除されるか否かを判断し、課金が免除される場合は、課金エリア201の表示及び音声による案内を行わない(即ち、その課金エリア201は課金エリアでないものと見なす)、または、課金エリア201による課金が免除されることをユーザに表示及び音声で通知する。
【0057】
また図3に示した実施例では、表示画面の一部に、詳細情報表示ボタン(アイコン)203が設けられている。詳細情報表示ボタン203をユーザがタッチすると、制御装置109は、課金エリア201の課金時間帯情報、例外規定などのより詳しい属性をロードプライシング情報から抽出して、メッセージ表示部202内に表示する。
【0058】
当該車両200が課金エリア201に進入した時は課金時間帯外であっても、そのまま課金エリア201内に滞在していると、やがて課金時間となり、その時点で課金される可能性がある。そこで、図4に示すように、ナビゲーション装置100は、車両200が課金エリア201に進入した際に、課金エリア内であること、課金開始時刻及び課金料金を、表示装置106への表示及び音声案内装置110による音声通知を通じてユーザに通知する。また非課金時間帯に課金エリア201へ進入した後、制御装置109は車両200の位置及び速度などから車両200の課金エリア201からの離脱予想時刻を算出し、課金時間が開始される前に課金エリア201を離脱することが困難であると予想される場合、表示及び音声によりユーザに警告する。課金エリア201に料金を払って進入した場合も、料金支払いにより課金が免除される期間(課金有効期間)を過ぎると、その時点で課金されるため、同様の警告を行う。
【0059】
図5は、ナビゲーション装置100において目的地及び経路を設定する際の制御装置109の制御動作の例を表すフロー図である。図6は、目的地及び経路設定における表示画面の例を示す模式図である。目的地設定画面上でユーザが入力装置107を介して目的地を入力すると(ステップ1)、制御装置109の第3の課金エリア判断手段109cはロードプライシング情報格納部120に格納されたロードプライシング情報に基づいて、入力された目的地が課金エリア内にあるか否かを判断する(ステップ2)。目的地が課金エリア内にないと判断された場合、制御装置109はスタート地点(通常、現在地)から目的地までの経路を算出し、図6に示すように画面上に強調表示する(ステップ3)。図6において、スタート地点はA、目的地はB、経路は204で示されている。続いて制御装置109の第2の課金エリア判断手段109bは算出した経路204上に、課金エリアがあるか否かをロードプライシング情報に基づいて判断する(ステップ4)。算出した経路204上に課金エリアがないと判断された場合、経路204を案内経路として設定する(ステップ9)。一方、図6に示すように、経路204上に課金エリア201が位置する場合は、画面表示及び音声通知により課金エリア201に関する情報をユーザに通知し(ステップ5)、迂回経路の探索をするか否かをユーザに問い合わせる(ステップ6)。この問い合わせは、図6に示すように、表示画面にウィンドウ205を表示するとともに適切な音声案内をすることで行う。課金エリア201を通過する(即ち、迂回経路の探索をしない)ことが選択された場合には、そのまま案内経路が最終的に設定される。迂回経路の探索を選択した場合には、制御装置109は、課金エリア201を迂回する最短経路を算出してそれを画面上に提示し(ステップ7)、ユーザに対してそれを受け入れるか否かを尋ねる(ステップ8)。ユーザが迂回経路を受け入れれば、迂回経路が案内経路として最終的に設定される(ステップ9)。迂回経路を受け入れないことが選択された場合は、再び迂回経路の探索をするか否かをユーザに尋ねるステップ6に戻る。
【0060】
この場合も、課金エリア201の例外規定及び課金時間帯情報を考慮して案内経路を設定することができる。図7に課金エリアの例外規定及び課金時間帯情報を考慮して案内経路を設定するための制御動作の実施例を表すフロー図を示す。ステップ4で経路204上に課金エリア201があると判断された場合、制御装置109はステップ21で課金エリア201への進入予想時刻を算出し、ステップ22で進入予想時刻が課金エリア201の課金時間帯外か否かを判断する。課金時間帯外に課金エリア201に進入すると判断された場合には、課金エリア201を課金エリアと見なさず、迂回経路を選択するステップを経ることなくステップ9へ進み算出した経路204を案内経路として設定する。課金エリア201への進入予想時刻が課金時間帯内になると判断された場合、ステップ23で課金エリア201の例外規定(例えば、既に課金エリアに進入して課金され、課金免除期間内に新たに進入した場合や目的地が自宅の場合)に該当するか否かを判断する。課金エリア201の例外規定に該当する場合、迂回経路を選択するステップを省略してステップ9へ進み算出した経路204を案内経路として設定する。例外規定に該当しない場合はステップ5に進み課金エリア201がある旨の案内を行った後、上記したようにユーザの指示に応じて迂回経路算出を行う。
【0061】
再度図5を参照すると、ステップ2で目的地Bが課金エリア201内にあると判断された場合、制御装置109は、目的地Bへの到着予想時刻を算出し(ステップ11)、到着予想時刻が課金エリア201の課金時間帯内か否かを判断する(ステップ12)。到着予想時刻が課金エリア201の課金時間帯内であると判断された場合、図8に示すように制御装置109は、目的地Bが課金エリア201内にあること、到着予想時刻が課金時間帯内となる可能性があること、及び課金料金をメッセージ表示部202に表示するとともに音声によってユーザに通知する(ステップ13)。また、目的地Bを変更するか否かをユーザに尋ねる(ステップ14)。これは図6に示したのと同様のウィンドウ205を画面内に表示するとともに適切な音声案内をすることで行う。目的地Bの変更がユーザにより選択された場合、ステップ1に戻りユーザによる目的地の入力が再度なされる。ここでユーザが、図8の目的地Bに近接した課金エリア201外の地点Cを新たな目的地として入力すると、ステップ3で目的地Cまでの経路204が算出され表示される。ステップ12で到着予想時刻が課金エリア201の非課金時間帯であると判断された場合は、課金エリア201を課金エリアと見なさず、ステップ3へ進み入力されている目的地(目的地B)に対して経路の算出及び表示を行う。また、ステップ14で目的地の変更が選択されなかった場合も、ステップ3へ進み入力されている目的地に対して経路の算出及び表示を行う。
【0062】
図9は、図5のステップ2で、目的地が課金エリア201内にあると判断された場合の制御動作の別の実施の形態を表すフロー図である。この実施例では、目的地Bが課金エリア201内にあると判断された場合、制御装置109は、本来の目的地Bに代えて、課金エリア201の境界外の、本来の目的地Bに比較的近い駐車場Pを抽出して表示するとともに(ステップ31)、抽出した駐車場Pを新たな目的地とするか否か画面表示及び音声通知によりユーザに問い合わせる(ステップ32)。ステップ32で、駐車場Pを新たな目的地として設定することをユーザが選択した場合、制御装置109は、目的地を駐車場Pに変更し(ステップ33)、ステップ3へ進んで経路の算出及び表示を行う。図10は、駐車場Pまでの経路204を表示した状態を示している。車両200が、このような駐車場Pに到達したときには、ユーザは、車両200をこの駐車場Pに駐車し、バスなどの公共交通機関により本来の目的地Bに向かうことができる。ステップ31における駐車場Pの抽出に際しては、公共交通機関の利用も含めた現在位置Aから目的地Bまでの所要時間、公共交通機関の料金及び駐車場の空きを考慮する。目的地周辺の駐車場の空き状態を示す空車情報はVICS等から送信される道路交通情報の一つであり、制御装置109に接続された図示しない通信装置を介して受信される。尚、ナビゲーション装置がロードプライシング情報サーバ150からデータを取得するための通信装置111を有している場合、この通信装置111を空車情報の取得に用いてもよい。
【0063】
ナビゲーション装置100の検索機能を利用して目的地を設定する場合がある。その際には、目的地が課金エリア内である否かに応じて目的地を設定することができる。図11は、例として車両200の現在位置近辺のガソリンスタンドをナビゲーション装置100の検索機能を利用して目的地設定するための表示画面を示している。図示した例では、目的地候補としてガソリンスタンド1〜5がリスト表示されている。また設定画面内に、課金エリア外ボタン(アイコン)210が設けられ、そこにユーザがタッチした場合、制御装置109は課金エリア外のガソリンスタンドのみを選択可能とする。例えばガソリンスタンド3が課金エリア内の場合、ガソリンスタンド3を非表示とし、選択不能とする。別の方法として、ガソリンスタンド、コンビニ等、比較的問題なく代替可能な目的地については、デフォールトでは課金エリア内のものは選択不能としてもよい。この場合も、目的地が課金エリア内であっても、非課金時間帯であったり、例外規定が適用される場合には、目的地は課金エリア外であるものとみなし、自由に選択し得るようにする。
【0064】
図12は、本発明のナビゲーション装置100の目的地選択画面の別の例を示す模式図である。ここでも、図11の例と同様に車両200の現在位置近辺のガソリンスタンドを目的地として設定する場合を想定している。この例では目的地候補となるガソリンスタンドG1〜G5を地図上に表示している。図11の例と同様に、地図上に表示される目的地候補(ガソリンスタンドG1〜G5)の中に課金エリア201内のものがある場合(この例ではガソリンスタンドG3)、画面内に表示された課金エリア外ボタン210をユーザがタッチすると、課金エリア201外のガソリンスタンドG1、G2、G4、G5のみが選択可能となる。その際、課金エリア201内のガソリンスタンドG3は非表示若しくは選択不能であることがユーザにわかる表示(例えば点線表示)とする。
【0065】
本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、上記実施例はあくまでも例示であって本発明は実施例によって限定されるものではない。当業者であれば特許請求の範囲によって定められる本発明の技術的思想を逸脱することなく様々な変形若しくは変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施例の2以上を組み合わせて実施することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0066】
以上述べたように、本発明によれば、ユーザが課金エリアを容易に且つ確実に認識することを可能とするナビゲーション装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明に基づくナビゲーション装置の実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明に基づくナビゲーション装置の別の実施の形態を示すブロック図。
【図3】本発明のナビゲーション装置の動作中における表示装置の表示画面の一例を示す模式図。
【図4】本発明のナビゲーション装置の動作中における表示装置の表示画面の別の例を示す模式図。
【図5】本発明のナビゲーション装置の目的地及び経路設定における制御動作の例を表すフロー図。
【図6】目的地及び経路設定における表示画面の例を示す模式図。
【図7】課金エリアの例外規定及び課金時間帯情報を考慮して案内経路を設定するための制御動作の例を表すフロー図。
【図8】目的地及び経路設定における表示画面の別の例を示す模式図。
【図9】目的地が課金エリア内にあると判断された場合の制御動作の別の例を表すフロー図。
【図10】図9のフロー図に従って表示される表示画面の例を示す模式図。
【図11】本発明のナビゲーション装置の目的地選択画面の例を示す模式図。
【図12】本発明のナビゲーション装置の目的地選択画面の別の例を示す模式図。
【符号の説明】
【0068】
100、100a ナビゲーション装置
101 GPSセンサ
102 ジャイロセンサ
103 車速センサ
105 地図情報格納部
106 表示装置
107 入力装置
108 メモリ
109 制御装置
109a〜109c 第1〜第3の課金エリア判断手段
110 音声案内装置
111 通信装置
120 ロードプライシング情報格納部
150 ロードプライシング情報サーバ
200 車両
201 課金エリア
202 メッセージ表示部
203 詳細情報表示ボタン
204 経路
205 ウィンドウ
210 ボタン(アイコン)
P 駐車場
G1〜G5 ガソリンスタンド




 

 


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