米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 測定; 光学 -> セイコーエプソン株式会社

発明の名称 光学シート、バックライトユニット、電気光学装置及び電子機器、並びに光学シートの製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−33598(P2007−33598A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−213802(P2005−213802)
出願日 平成17年7月25日(2005.7.25)
代理人 【識別番号】100095728
【弁理士】
【氏名又は名称】上柳 雅誉
発明者 長谷井 宏宣
要約 課題
光学シートにおけるマイクロレンズの形成個所に考慮され、大判の光学シートを効率よく使用し、切断時における切断不具合等を低減することができる光学シート、バックライトユニット、電気光学装置及び電子機器、並びに光学シートの製造方法を提供する。

解決手段
光学シート1は、光透過性を有するシート2と、シート2上に配置された形成エリア6内に形成されたマイクロレンズ5と、形成エリア6の境界線に沿って形成され、マイクロレンズ5が形成されていない隙間路7とを有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有するシートと、
前記シート上に配置された形成エリア内に形成されたマイクロレンズと、
前記形成エリアの境界線に沿って形成され、前記マイクロレンズが形成されていない隙間路と、を有することを特徴とする光学シート。
【請求項2】
請求項1に記載の光学シートにおいて、
前記シート内に異なる大きさの前記形成エリアが設けられたことを特徴とする光学シート。
【請求項3】
請求項1または2に記載の光学シートにおいて、
前記隙間路は、前記シートの対向する二対の辺のうち、少なくとも一対の辺に対して、垂直方向に該両辺を直線で結ぶように配置されたことを特徴とする光学シート。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学シートの前記形成エリアが、前記隙間路に従って切断されて形成されたことを特徴とする光学シート。
【請求項5】
光源と、光源から発せられる光を拡散させる拡散板を備えたバックライトユニットであって、
前記拡散板として、請求項4に記載の光学シートを用いたことを特徴とするバックライトユニット。
【請求項6】
請求項5に記載のバックライトユニットを備えたことを特徴とする電気光学装置。
【請求項7】
請求項6に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
【請求項8】
光透過性を有するシート上に、隙間路を挟んで配置された形成エリアにマイクロレンズの材料となる液状のレンズ材料を吐出するレンズ材吐出工程と、
前記レンズ材料を硬化して、マイクロレンズを形成するレンズ材硬化工程と、を有することを特徴とする光学シートの製造方法。
【請求項9】
請求項8に記載の光学シートの製造方法において、
前記レンズ材吐出工程の前に、前記シート上に撥液処理を施す撥液処理工程を有することを特徴とする光学シートの製造方法。
【請求項10】
請求項8または9に記載の光学シートの製造方法により製造されたことを特徴とする光学シート。
【請求項11】
光透過性を有するシート上に、隙間路を挟んで配置された形成エリアにマイクロレンズの材料となる液状のレンズ材料を吐出するレンズ材吐出工程と、
前記レンズ材料を硬化して、マイクロレンズを形成するレンズ材硬化工程と、
前記隙間路に沿って、前記シートを切断する切断工程と、を有することを特徴とする光学シートの製造方法。
【請求項12】
請求項11に記載の光学シートの製造方法において、
前記レンズ材吐出工程の前に、前記シート上に撥液処理を施す撥液処理工程を有することを特徴とする光学シートの製造方法。
【請求項13】
請求項11または12に記載の光学シートの製造方法により製造されたことを特徴とする光学シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学シート、バックライトユニット、電気光学装置及び電子機器、並びに光学シートの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シート上にマイクロレンズが形成された光学シートを鋏、カッタ、レーザ等を用いて切断し、所望する切断サイズの光学シートを切り出す方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−155101号公報(7頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シートのほぼ全面に形成されたマイクロレンズを有する大判の光学シートから所望する光学シートの大きさに切断するとき、シートの切断とともにマイクロレンズも切断されるので、切断されたマイクロレンズがカッタ等の刃に付着して切断刃の目詰まりが起こって切断不具合が発生したり、切断されたマイクロレンズの一部が剥がれたり飛散等を起こし、シート等に付着して汚れの原因となった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、光学シートにおけるマイクロレンズの形成個所に考慮され、大判の光学シートを効率よく使用し、切断時における切断不具合等を低減することができる光学シート、バックライトユニット、電気光学装置及び電子機器、並びに光学シートの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の光学シートでは、光透過性を有するシートと、シート上に配置された形成エリア内に形成されたマイクロレンズと、形成エリアの境界線に沿って形成され、マイクロレンズが形成されていない隙間路とを有することを要旨とする。
【0007】
これによれば、光学シートには、マイクロレンズが形成された形成エリアと、形成エリアの境界線に沿って形成された隙間路が設けられている。該隙間路は、マイクロレンズが形成されていないエリアであり、ほぼ平坦化されたエリアである。従って、隙間路を切断路として光学シートを切断することにより、例えば、切断刃の目詰まりを低減させ、また、マイクロレンズの剥がれや飛散が抑えられ、切断時における不具合を低減させることができる。
【0008】
本発明の光学シートは、シート内に異なる大きさの形成エリアが設けられてもよい。
【0009】
これによれば、シート内に異なる大きさの形成エリアが設けられ、一シート内から所望する大きさに対応した大きさの複数の光学シートが形成されるので、光学シートを有効に使用することができる。
【0010】
本発明の光学シートの隙間路は、シートの対向する二対の辺のうち、少なくとも一対の辺に対して、垂直方向に該両辺を直線で結ぶように配置されてもよい。
【0011】
これによれば、隙間路は、シートの対向する辺の少なくとも一対の辺に対して、垂直に延びるように直線状に配置されるので、容易に切断作業を行うことができる。
【0012】
本発明の光学シートは、上記の光学シートの形成エリアが、隙間路に従って切断されて形成されたことを要旨とする。
【0013】
これによれば、形成エリアは、隙間路に従って切断されるので、マイクロレンズの剥がれ等による不具合が抑えられた光学シートを提供することができる。
【0014】
本発明は、光源と、光源から発せられる光を拡散させる拡散板を備えたバックライトユニットであって、拡散板として、上記の光学シートを用いたことを要旨とする。
【0015】
これによれば、隙間路に従って切断されて、マイクロレンズの剥がれ等が抑えられた光学シートを用いることにより、信頼性の高いバッククライトユニットを提供することができる。
【0016】
本発明の電気光学装置は、上記のバックライトユニットを備えたことを要旨とする。
【0017】
これによれば、信頼性の高い電気光学装置を提供することができる。
【0018】
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を搭載したことを要旨とする。
【0019】
これによれば、信頼性の高い電子機器を提供することができる。
【0020】
本発明の光学シートの製造方法では、光透過性を有するシート上に、隙間路を挟んで配置された形成エリアにマイクロレンズの材料となる液状のレンズ材料を吐出するレンズ材吐出工程と、レンズ材料を硬化して、マイクロレンズを形成するレンズ材硬化工程とを有することを要旨とする。
【0021】
これによれば、シートに配置された形成エリアにレンズ材料が吐出(レンズ材吐出工程)され、その後、レンズ材料は硬化(レンズ材硬化工程)されて、マイクロレンズが形成される。形成エリア間は、隙間路が設けられており、該隙間路は、マイクレンズは形成されないエリアであり、ほぼ平坦化されたエリアである。従って、隙間路を切断路として光学シートを切断することにより、切断刃の目詰まりを低減させ、また、マイクロレンズの剥がれや飛散が抑えられ、切断時における不具合を低減させることができる。
【0022】
本発明の光学シートの製造方法は、レンズ材吐出工程の前に、シート上に撥液処理を施す撥液処理工程を有してもよい。
【0023】
これによれば、シート上に吐出されたレンズ材料は、撥液効果によりシート面に対する接触角が大きくなり、略半球状のマイクロレンズを形成することができる。
【0024】
本発明の光学シートは、上記の光学シートの製造方法により製造されたことを要旨とする。
【0025】
これによれば、切断時におけるマイクロレンズの散飛等の不具合を抑えた信頼性の高い光学シートを提供することができる。
【0026】
本発明の光学シートの製造方法は、光透過性を有するシート上に、隙間路を挟んで配置された形成エリアにマイクロレンズの材料となる液状のレンズ材料を吐出するレンズ材吐出工程と、レンズ材料を硬化して、マイクロレンズを形成するレンズ材硬化工程と、隙間路に沿って、シートを切断する切断工程とを有することを要旨とする。
【0027】
これによれば、シートに配置された形成エリアにレンズ材料が吐出(レンズ材吐出工程)され、その後、レンズ材料は硬化(レンズ材硬化工程)されて、マイクロレンズが形成される。形成エリア間は、隙間路が設けられており、該隙間路は、マイクレンズは形成されないエリアであり、ほぼ平坦化されたエリアである。そして、隙間路に沿ってシートが切断される(切断工程)。従って、マイクロレンズが形成されていない隙間路に沿って切断するので、マイクロレンズの剥がれを低減させ、刃等への目詰まりの低減や、マイクロレンズの飛散の低減により他のシート部分の汚れを抑えることができる。
【0028】
本発明の光学シートの製造方法において、レンズ材吐出工程の前に、シート上に撥液処理を施す撥液処理工程を有してもよい。
【0029】
これによれば、シート上に吐出されたレンズ材料は、撥液効果によりシート面に対する接触角が大きくなり、略半球状のマイクロレンズを形成することができる。
【0030】
本発明の光学シートは、上記の光学シートの製造方法により製造されたことを要旨とする。
【0031】
これによれば、隙間路に沿って切断されるので、マイクロレンズ等の剥がれ等が少ない光学シートを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
【0033】
[光学シートの構成]
まず、光学シートの構成について説明する。図1は、光学シートの構成を示し、図1(a)は、大判の光学シートの平面図であり、同図(b)は、大判の光学シートを所望する切断サイズに切断した個片の光学シートの平面図である。
【0034】
図1(a)において、光学シート1は、光透過性を有するシート2と、シート2上に配置された複数の形成エリア6内に形成されたマイクロレンズ5と、形成エリア6の境界線に沿って形成された隙間路7とで構成されている。光学シート1は、形成エリア6の周縁部を隙間路7で区画した複数の光学シート1aから構成される大判の光学シート1である。
【0035】
シート2は、光透過性を有し、例えば、アクリル系樹脂、ガラス、石英、ポリカーボネート、ポリエステル等の透明樹脂材料が用いられる。
【0036】
マイクロレンズ5は、シート2上に略半球状を成して形成されている。また、形成エリア6に複数形成されたマイクロレンズ5は、略均一の間隔で形成されている。
【0037】
隙間路7が形成されているエリアには、マイクロレンズ5は形成しておらず、ほぼ平坦化されている。また、隙間路7は、シート2の対向する2対の辺に対して、それぞれが垂直方向に対を成す両辺を直線で結ぶように配置されている。
【0038】
隙間路7は、光学シート1を所望する光学シートのサイズに切断するための切断ラインとして使用することができ、隙間路7に従って切断することにより、図1(b)に示すように、個片の光学シート1aを切り出すことができる。
【0039】
マイクロレンズ5は、例えば、紫外線硬化型アクリル系樹脂、紫外線硬化型エポキシ樹脂が用いられ、前駆体としては、ポリイミド前駆体を挙げることができる。
【0040】
紫外線硬化型樹脂は、プレポリマー、オリゴマーおよびモノマーのうち少なくとも1種と光重合開始剤を含んだものからなる。
【0041】
紫外線硬化型アクリル系樹脂では、プレポリマーまたはオリゴマーとして、例えば、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレート類、ポリエステルアクリレート類、ポリエーテルアクリレート類、スピロアセタール系アクリレート類等のアクリレート類、エポキシメタクリレート類、ウレタンメタクリレート類、ポリエステルメタクリレート類、ポリエーテルメタクリレート類等のメタクリレート類等が利用できる。
【0042】
モノマーとしては、例えば、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、カルビトトールアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソボリニルアクリレート、ジンクロペンテニルアクリレート、1,3−ブタンジオールアクリレート等の単官能性モノマー、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールメタクリレート、ネオペンチルグリコールアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート等の二官能性モノマー、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多官能性モノマーが挙げられる。
【0043】
光重合開始剤としては、例えば、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフェノン類、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン等のブチルフェノン類、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、α,α−ジクロ−4−フェノキシアセトフェノン等のハロゲン化アセトフェノン類、ベンゾフェノン、N,N−テトラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンジルジメチルケタール等のベンジル類、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル等のベンゾイン類、1−フェニル−1、2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシムなどのオキシム類、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のキサントン類、ベンゾインエーテル、イソブチルベンゾインエーテル等のベンゾインエーテル類、ミヒラーケトン類のラジカル発生化合物を挙げることができる。紫外線硬化型アクリル系樹脂を硬化した後の樹脂は、透明度が高いという利点を有している。
【0044】
ポリイミド前駆体としては、ポリアミック酸、ポリアミック酸の長鎖アルキルエステル等を挙げることができる。ポリイミド前駆体を熱硬化させて得られたポリイミド系樹脂は可視光領域において、80%以上の透過率を有し、屈折率が1.7〜1.9と高いため、大きなレンズ効果が得られる。
【0045】
[バックライトユニットの構成]
次に、バックライトユニットの構成について説明する。図2は、バックライトユニットの構成を示す断面図である。
【0046】
図2において、バックライトユニット40は、光源42と、光源42の直近に配置された導光板41と、導光板41に面して配置された反射板43と、反射板43が配置された導光板41の面の反対面に配置された光学シート1aで構成されている。光源42は、照明装置であり、例えば、冷陰極蛍光管等が用いられる。光源42から照射された光は導光板41の面全体に広げられ、光学シート1aに照射される。照射された光は、光学シート1aのマイクロレンズ5を通して拡散される。
【0047】
また、導光板41には、反射ドット(図示せず)が形成されている。光源42からの光線は、導光板41の中を全反射しながら進んでいくうちに、反射ドットに当たって向きを変え、全反射角よりも小さくなった成分の光が導光板41から照射されるようになっている。反射ドットの配列は、光の反射が均一になるように、光源42から離れるにしたがって、密になるように配置されている。光学シート1aは、導光板41の反射ドットを拡散により見えにくくする機能も備えている。反射板43は、光源42から導光板に入射した光が反射ドットのところで漏れ出した光を導光板41へ反射させて光の利用効率を上げている。
【0048】
導光板41は、表面が略平坦化され、光を透過させる透明性を有し、例えば、アクリル系樹脂、ガラス、石英、ポリカーボネート、ポリエステル等の透明樹脂材料が用いられる。
【0049】
[電気光学装置の構成]
次に、電気光学装置の構成について説明する。図3は、電気光学装置としての液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【0050】
図3において、液晶表示装置50は、光を照射するバックライトユニット40と、バックライトユニット40から照射された光を受けて表示する液晶表示部51とで構成されている。
【0051】
液晶表示部51は、下側基板部60がバックライトユニット40の光学シート1aの近傍に設置され、下側基板部60と対向するように上側基板部70を有している。下側基板部60と上側基板部70はシール材52によって規定された間隔が保持され、該間隔内には液晶材53が封入されている。
【0052】
下側基板部60は、下側透明基板61と、下側透明基板61の上面に形成された表示電極62と、表示電極62の上面に形成された配向膜63を有している。また、下側透明基板61に対して表示電極62の反対面に偏光板64が配置されている。
【0053】
上側基板部70は、上側透明基板71と、下側透明基板61に対向する方向であって、上側透明基板71の面に形成されたブラックマトリクス72と、ブラックマトリクス72によって区画された領域には、色要素としてのカラーフィルタ73a(R),73b(G),73c(B)が形成され、画素エリア78を構成している。さらに、ブラックマトリクス72およびカラーフィルタ73a,73b,73cの上面に形成された保護膜74と、保護膜74の上面に形成された共通電極75と、共通電極75の上面に形成された配向膜76を有している。また、上側透明基板71のカラーフィルタ73a,73b,73cの反対面には偏光板77が配置されている。
【0054】
下側基板部60と上側基板部70は、シール材52の接着力によって接着され、シール材52の高さによって規定された両基板部60,70の間には液晶材53が封入されている。
【0055】
バックライトユニット40の光学シート1aは、形成エリア6が液晶表示部51の画素エリアとほぼ同じ大きさであり、シート2の面に対して垂直な方向から見た平面視において、形成エリア6と画素エリア78が重なり合うように配置されている。
【0056】
[電子機器の構成]
次に、電子機器の構成について説明する。図4は、電子機器としてのノート型パソコンの構成を示す斜視図であり、図4において、ノート型パソコン80の表示部として液晶表示装置50が搭載されている。
【0057】
[光学シートの製造方法]
次に、光学シートの製造方法について説明する。まず、製造方法に用いる吐出ヘッドについて説明する。図5は、吐出ヘッドの構成を示し、図5(a)は、一部破断した斜視図であり、同図(b)は、要部断面図である。
【0058】
図5(a)において、吐出ヘッド110は、振動板114と、ノズルプレート115を備えている。振動板114とノズルプレート115との間には、液溜まり116が配置され、孔118を介して供給される機能液が常に充填されるようになっている。また、振動板114と、ノズルプレート115との間には、複数の隔壁112が位置している。そして、振動板114と、ノズルプレート115と、一対の隔壁112とによって囲まれた部分がキャビティ111である。キャビティ111は、ノズル120に対応して設けられているため、キャビティ111の数とノズル120の数とは同じである。キャビティ111には、一対の隔壁112間に位置する供給口117を介して、液溜まり116から機能液が供給される。
【0059】
図5(b)に示すように、振動板114上には、それぞれのキャビティ111に対応して振動子113が取り付けられている。振動子113は、ピエゾ素子113cと、ピエゾ素子113cを挟む一対の電極113a、113bを有する。この一対の電極113a、113bに駆動電圧を与えることで、対応するノズル120から機能液が液滴121となって吐出される。ノズル120の周辺部には、液滴121の飛行曲がりやノズル120の孔詰まり等を防止するために、例えばNi−テトラフルオロエチレン共析メッキ層からなる撥機能液層119が設けられている。なお、機能液を吐出させるために、振動子113の代わりに電気熱変換素子を用いてもよく、電気熱変換素子による材料液の熱膨張を利用して、材料液を吐出することができる。
【0060】
次に、光学シートの製造方法について説明する。図6(a)〜(d)は、光学シートの製造方法を示す工程図である。
【0061】
図6(a)の撥液処理工程では、シート2の表面に撥液処理を施す。撥液処理は、CF4プラズマ等で処理される。
【0062】
図6(b)のレンズ材吐出工程では、吐出ヘッド110からシート2に向けて、マイクロレンズの材料となる液状のレンズ材料4の液滴121を吐出し、シート2上に液状のレンズ材料4を付着させる。吐出は、形成エリア6内に行い、液状のレンズ材料4が隣接するレンズ材料4に接しない程度に吐出位置、吐出量や吐出速度を制御して行われる。なお、本実施形態において、レンズ材料4は、紫外線硬化樹脂を用いた。
【0063】
図6(c)のレンズ材硬化工程では、レンズ材料4を硬化させてマイクロレンズ5形成する。また、マイクロレンズ5が形成された形成エリアの境界線には、マイクロレンズ5が形成されていない隙間路7が形成される。硬化は、紫外線照射装置160によりレンズ材料4に紫外線を照射することにより行われる。
【0064】
上記、図6(a)〜(c)の工程を経ることにより、大判の光学シート1が製造される。
【0065】
図6(d)の切断工程では、隙間路7に沿って、光学シート1を切断して、光学シート1aを形成する。光学シート1は、表面が略平坦化されたステージ170等の上に載置され、切断刃等を有する切断機180によって切断される。光学シート1aの隙間路7は、液晶表示装置50に組み付けたとき枠の部分に相当するため、マイクロレンズ5の機能性に影響を来たさないエリアとなる。
【0066】
上記、図6(d)の工程を経て、所望する個片の光学シート1aが切り出される。
【0067】
従って、上記の実施形態によれば、以下に示す効果がある。
【0068】
(1)形成エリア6の境界線にマイクロレンズ5が形成されていない隙間路7を設け、隙間路7に従って光学シート1を切断することにより、切断時に、切断刃の目詰まりを抑え、マイクロレンズ5の剥がれや散飛等の不具合を低減させることができる。
【0069】
(2)液滴吐出法では、シート2上に撥液処理を施しており、シート2とマイクロレンズ5の密着性が金型成型に比べ相対的に弱いが、隙間路7を設け、隙間路7に沿って切断するので、応力の伝播が弱まり、密着性を確保することができる。
【0070】
(3)隙間路7は、シート2の対向する二対の辺のうち、少なくとも一対の辺に対して、垂直方向に該両辺を直線で結ぶように配置されているので、容易に切断作業を行うことができる。
【0071】
(4)形成エリア6は、液晶表示部51の画素エリア78の大きさとほぼ等しい大きさに形成され、画素エリアをはみ出す光学シート1aの周縁部には隙間路7を形成することにより、隙間路7の全面にマイクロレンズ5を形成する場合に比べ、マイクロレンズ5の材料量を削減することができる。
【0072】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下のような変形例が挙げられる。
【0073】
(変形例1)本実施形態では、光学シート1を同じ大きさの形成エリア6を複数構成したが、これに限定されない。例えば、図7に示すように、光学シート1内に大きさが異なる形成エリアを複数構成してもよい。この場合、一対の2辺を垂直に結ぶ隙間路7に沿って切断した後、さらに各個片に切断する。このようにすれば、任意の所望する光学シート1a〜1d(形成エリア6a〜6d)を容易に形成することができる。
【0074】
(変形例2)本実施形態では、光学シート1の周縁部に地の隙間部を設けたが、これに限定されず、該隙間部は無くてもよい。このようにすれば、さらに、光学シート1を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】光学シートの構成を示し、(a)は、大判の光学シートの平面図、(b)は、個片の光学シートの平面図。
【図2】バックライトユニットの構成を示す断面図。
【図3】電気光学装置としての液晶表示装置の構成を示す断面図。
【図4】電子機器としてのノート型パソコンの構成を示す斜視図。
【図5】吐出ヘッドの構成を示し、(a)は、一部破断した斜視図、(b)は、要部断面図。
【図6】光学シートの製造方法を示す工程図。
【図7】変形例1における光学シートの構成を示す平面図。
【符号の説明】
【0076】
1,1a〜1d…光学シート、2…シート、4…レンズ材料、5…マイクロレンズ、6,6a〜6d…形成エリア、7…隙間路、40…バックライトユニット、41…導光板、42…光源、43…反射板、50…電気光学装置としての液晶表示装置、51…液晶表示部、78…画素エリア、80…電子機器としてのノート型パソコン、110…吐出ヘッド、160…紫外線照射装置、180…切断機。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013