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発明の名称 電波時計モジュール及びそれを具備する電波時計
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−10323(P2007−10323A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−187654(P2005−187654)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100110858
【弁理士】
【氏名又は名称】柳瀬 睦肇
発明者 丸山 久則
要約 課題
電波を最も良好に受信可能な日時及び周波数をより簡易且つ安価に検出することが可能な電波時計モジュール等を提供する。

解決手段
この電波時計モジュール1は、アンテナ2と、受信処理部3と、制御処理部4と、受信成否情報蓄積部5とを具備する。受信処理部3は、長波標準電波を受信して長波標準電波に基づくデータを出力する。制御処理部4は、受信処理部3から出力されるデータを検査することにより受信の成否を判定し、判定結果に基づいて受信成否情報を作成して受信成否情報蓄積部5に蓄積し、所定期間が経過した場合又は受信成否情報が受信成否情報蓄積部5内に所定数蓄積された場合に、蓄積された受信成否情報を用いて受信処理部3による受信が成功する可能性が高いと推定される日時及び周波数を決定し、その後、受信処理部3に受信処理を決定した日時及び周波数で受信させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
標準時刻電波を受信して前記標準時刻電波に基づくデータを出力する受信処理を行うための受信処理部と、
前記受信処理部による受信の成否に関する情報であって前記受信処理部による受信が行われた日及び時を含む受信成否情報を蓄積するための受信成否情報蓄積部と、
前記受信処理部から出力される前記データを検査することにより前記受信処理部による受信の成否を判定し、判定結果に基づいて前記受信成否情報を作成して前記受信成否情報蓄積部に蓄積し、所定期間が経過した場合又は前記受信成否情報が前記受信成否情報蓄積部内に所定数蓄積された場合に、前記受信成否情報蓄積部内に蓄積された前記受信成否情報を用いて前記受信処理部による受信が成功する可能性が高いと推定される日時を決定し、その後、前記受信処理部に受信処理を前記日時に行わせるための制御処理部と、
を具備する電波時計モジュール。
【請求項2】
前記受信処理部が、前記制御処理部が前記日時を決定する前に、所定時又は所定間隔で受信処理を行い、前記制御処理部が前記日時を決定した後に、前記日時に受信処理を行う、請求項1記載の電波時計モジュール。
【請求項3】
前記制御処理部が、前記日時とともに前記受信処理部による受信が成功する可能性が高いと推定される標準時刻電波の周波数を決定する、請求項1又は2記載の電波時計モジュール。
【請求項4】
前記制御処理部が、前記日時に行われた前記受信処理部による受信が所定回数連続して成功しなかった場合に、前記受信成否情報蓄積部内に蓄積された前記受信成否情報をクリアし、その後、前記受信成否情報の蓄積を再度行い、再度蓄積された前記受信成否情報を用いて前記受信処理部による受信が成功する可能性が高いと推定される日時を再度決定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電波時計モジュール。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の電波時計モジュールを具備する電波時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、標準電波を受信するための電波時計モジュールに関する。さらに、本発明は、そのような電波時計モジュールを具備する電波時計に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、長波標準電波が独立行政法人情報通信研究機構によって発信されており、この長波標準電波を受信することにより精度の高い時刻を表示することが可能な電波時計が用いられている。なお、独立行政法人情報通信研究機構のおおたかどや山標準電波送信所からは周波数が40kHzの長波標準電波が発信されており、はがね山標準電波送信所からは周波数が60kHzの長波標準電波が発信されている。
【0003】
電波時計は種々の原因(例えば、周囲の電波状況等)により長波標準電波を正しく受信できないことがあるが、このような問題を解決する技術が知られている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
【0004】
下記の特許文献1には、時刻を報知する報時手段と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、この受信手段によって上記電波を最も良好に受信可能な時刻を検出する検出手段と、この検出手段で検出された時刻に受信した電波に含まれる時刻情報に基づいて、上記報時手段で報知される時刻の修正を行なう時刻修正手段と、を具備することを特徴とする電波修正時計が掲載されている。
【0005】
この電波修正時計によれば、電波を最も良好に受信可能な時刻を検出し、検出された時刻に電波を受信することができる。
しかしながら、電波を最も良好に受信可能な時刻をより簡易且つ安価に検出することが望まれている。
【0006】
また、下記の特許文献2には、少なくとも起動用スイッチを有する車両に搭載される車載用電波修正時計であって、標準時刻電波信号を受信して、時刻データに変換する受信回路と、上記起動用スイッチがオン状態にあるかオフ状態にあるかを検出する検出回路と、上記標準時刻電波信号を受信する際に、上記検出回路で起動用スイッチがオフ状態にあると検出されたとき、指針位置を上記受信回路で得られた時刻データに応じた位置に修正する制御回路とを有する車載用電波修正時計が掲載されている。
【0007】
この車載用電波修正時計によれば、起動用スイッチがオフ状態にあると検出されたとき、指針位置を受信回路で得られた時刻データに応じた位置に修正することができる。
【0008】
【特許文献1】特開平6−289156号公報(第1頁、図1)
【特許文献2】特開2000−221284号公報(第1頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、電波を最も良好に受信可能な日時をより簡易且つ安価に検出することが可能な電波時計モジュールを提供することを目的とする。また、本発明は、そのような電波時計モジュールを具備する電波時計を提供することを更なる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以上の課題を解決するため、本発明に係る電波時計モジュールは、標準時刻電波を受信して標準時刻電波に基づくデータを出力する受信処理を行うための受信処理部と、受信処理部による受信の成否に関する情報であって受信処理部による受信が行われた日及び時を含む受信成否情報を蓄積するための受信成否情報蓄積部と、受信処理部から出力されるデータを検査することにより受信処理部による受信の成否を判定し、判定結果に基づいて受信成否情報を作成して受信成否情報蓄積部に蓄積し、所定期間が経過した場合又は受信成否情報が受信成否情報蓄積部内に所定数蓄積された場合に、受信成否情報蓄積部内に蓄積された受信成否情報を用いて受信処理部による受信が成功する可能性が高いと推定される日時を決定し、その後、受信処理部に受信処理を日時に行わせるための制御処理部とを具備する。
【0011】
この電波時計モジュールにおいて、受信処理部が、制御処理部が日時を決定する前に、所定時又は所定間隔で受信処理を行い、制御処理部が日時を決定した後に、日時に受信処理を行うようにしても良い。
【0012】
また、制御処理部が、日時とともに受信処理部による受信が成功する可能性が高いと推定される標準時刻電波の周波数を決定するようにしても良い。
【0013】
また、制御処理部が、日時に行われた受信処理部による受信が所定回数連続して成功しなかった場合に、受信成否情報蓄積部内に蓄積された受信成否情報をクリアし、その後、受信成否情報の蓄積を再度行い、再度蓄積された受信成否情報を用いて受信処理部による受信が成功する可能性が高いと推定される日時を再度決定するようにしても良い。
【0014】
また、本発明に係る電波時計は、本発明に係る電波時計モジュールを具備する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電波時計モジュールの概要を示す図である。図1に示すように、この電波時計モジュール1は、アンテナ2と、受信処理部3と、制御処理部4と、RAM等の記録媒体で構成される受信成否情報蓄積部5とを具備する。
【0016】
受信処理部3は、アンテナ2を介して長波標準電波を受信し長波標準電波に基づくデータを制御処理部5に出力する受信処理を行う。
【0017】
制御処理部4は、受信処理部3から出力される長波標準電波に基づくデータを検査することにより受信処理部3による受信の成否を判定し、受信処理部3による受信の成否に関する受信成否情報を受信成否情報蓄積部5に蓄積する。また、制御処理部4は、受信処理部3による受信が成功である場合には、受信処理部3から出力される長波標準電波に基づくデータから標準時刻データを作成して外部回路に出力する。
【0018】
図2は、受信成否情報蓄積部5に蓄積される受信成否情報の例を示す図である。図2においては、4個の受信成否情報が蓄積された様子が示されている。各受信成否情報は、受信処理部3が長波標準電波の受信を行った日時(ここでは、年、月、日、曜日、時、及び、分を含む)と、受信処理部3による長波標準電波の受信の成否と、受信処理部3が受信を行った長波標準電波の周波数と、受信処理部3から出力される標準時刻に基づくデータのビット毎の受信の成否とを含んでいる。なお、長波標準電波においては、1秒当たり1ビットのデータが送信されており、例えば、1分間に60ビットのデータが送信されることとなる。
【0019】
次に、電波時計モジュール1の動作について説明する。
図3は、電波時計モジュール1の動作を示すフローチャートである。
【0020】
まず、受信処理部3が、長波標準電波の受信処理を行う(ステップS11)。これにより、長波標準電波に基づくデータが受信処理部3から制御処理部4に出力される。なお、受信処理部3が、所定時又は所定間隔でステップS11を実行するようにしても良い。
【0021】
次に、制御処理部4が、受信処理部3から出力される長波標準電波に基づくデータを検査することにより受信処理部3による受信の成否を判定し、受信処理部3による受信の成否に関する受信成否情報(図2参照)を受信成否情報蓄積部5に蓄積する(ステップS12)。
【0022】
制御処理部4は、所定期間が経過するまで又は受信成否情報が受信成否情報蓄積部5内に所定数蓄積されるまで、ステップS11〜S12を繰り返し、所定期間が経過した後又は受信成否情報が受信成否情報蓄積部5内に所定数蓄積された後、処理をステップS14に移す(ステップS13)。
【0023】
ステップS13にて所定期間が経過したと判断した場合又は受信成否情報が受信成否情報蓄積部5内に所定数蓄積されたと判断した場合、制御処理部4は、受信成否情報蓄積部5内に蓄積された受信成否情報の分析を行う(ステップS14)。これにより、例えば、曜日や時間により電波状態が変動する環境において、平日(月曜日〜金曜日)には昼間より夜間の方が受信処理部3による受信が成功する可能性が高い、土曜日、日曜日、祝日には夜間より昼間の方が受信処理部3による受信が成功する可能性が高い、周波数40kHzの長波標準電波の方が周波数60kHzの長波標準電波より受信が成功する可能性が高い等を判断することができる。また、電波時計モジュール1が腕時計に内蔵されている場合において、ユーザのライフスタイルにより、受信処理部3による受信が成功する可能性が高い曜日、時間、周波数を判断することができる。そして、制御処理部4は、受信処理部3による受信が成功する可能性が高いと推定される日時及び周波数(例えば、月曜日〜金曜日の午前3時15分に40kHzの長波標準電波を受信する、土曜日、日曜日、祝日の午後2時15分に40kHzの長波標準電波を受信する等)を決定する(ステップS15)。
【0024】
以降、受信処理部3は、ステップS15にて制御処理部4により決定された日時に決定された周波数の長波標準電波の受信処理を行う(ステップS16)。
【0025】
なお、電波状態の変化やユーザのライフスタイルの変化により、受信処理部3による受信が連続して失敗することが起こり得る。そこで、制御処理部4は、受信処理部3による受信が所定回数連続して失敗した場合、受信成否情報蓄積部5内に蓄積された受信成否情報をクリアし(ステップS18)、処理をステップS11に戻す。
【0026】
以上説明したように、電波時計モジュール1によれば、電界強度検出回路の如き回路を必要とすることなく、長波標準電波を最も良好に受信可能な日時を簡易且つ安価に検出することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、長波標準電波を受信する電波時計モジュールにおいて利用可能である。この電波時計モジュールは、置時計、腕時計、車載装置等において利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態に係る電波時計モジュールを示すブロック図。
【図2】図1の受信成否情報蓄積部5に蓄積される受信成否情報の例を示す図。
【図3】図1の電波時計モジュール1の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0029】
1 電波時計モジュール、 2 アンテナ、 3 受信処理部、 4 制御処理部、 5 受信成否情報蓄積部




 

 


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