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発明の名称 蛍光ランプ及び照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−134170(P2007−134170A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−326226(P2005−326226)
出願日 平成17年11月10日(2005.11.10)
代理人 【識別番号】100123788
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 昭夫
発明者 野村 幸二 / 今西 音和
要約 課題
照明器具に特別な構成を設けることなく、芳香効果を発揮することができる蛍光ランプ等を提供する。

解決手段
蛍光ランプ20は、内部に放電媒体が封入された蛍光管3と、蛍光管3の両端部を覆うように取り付けられた口金部10とを有している。口金部10の内部には、蛍光管3からの熱を受けることで芳香成分を放散する芳香剤14が配置されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に放電媒体が封入された蛍光管と、該蛍光管の両端部を覆うように取り付けられた口金部材とを有する蛍光ランプにおいて、
前記蛍光管からの熱を受けることで芳香成分を放散する芳香剤が、前記口金部材内に配置されていることを特徴とする蛍光ランプ。
【請求項2】
前記芳香剤は、前記芳香成分の放散が開始される設定温度が50℃〜100℃の範囲内である、請求項1に記載の蛍光ランプ。
【請求項3】
前記芳香剤は、前記蛍光管の両端部のうち少なくとも一方に塗布された第1の芳香剤と、前記第1の芳香剤とは別に配置された塊状の第2の芳香剤との少なくとも一方を含む、請求項1に記載の蛍光ランプ。
【請求項4】
前記第2の芳香剤が交換可能に設けられている、請求項3に記載の蛍光ランプ。
【請求項5】
前記芳香剤を2以上有し、前記各芳香剤における、前記芳香成分の放散が開始される設定温度が互いに異なる、請求項1又は2に記載の蛍光ランプ。
【請求項6】
内部に放電媒体が封入された蛍光管と、該蛍光管の両端部を覆うように取り付けられた口金部材とを有する蛍光ランプにおいて、
前記蛍光管からの熱を受けることで芳香成分が放散し、かつ、光透過率が90%以上の芳香剤が、前記蛍光管の外周面の少なくとも一部に塗布されている蛍光ランプ。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の蛍光ランプと、該蛍光ランプを保持する保持手段とを有する照明器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光ランプ及びそれを備えた照明器具に関し、特に、芳香効果を発揮する蛍光ランプ及び照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、蛍光ランプを用いた照明器具において、使用時に蛍光ランプから発散される熱を利用して、芳香剤の芳香成分を放散させる構造を備えたものが知られている。これについて、以下、図3を参照して説明する。
【0003】
図3に示すように、照明器具110は、蛍光灯113を保持する保持部材115の一部に、芳香剤122を収容する収容部を有している。この収容部を覆う蓋部材に備えられたキャップ126を取り外して照明器具110を使用することにより、蛍光灯113からの熱を受けて芳香剤126の芳香成分が放散し、周辺空間に香りが与えられるようになっている。
【特許文献1】特開2001−297625号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術によれば、照明器具からの香りの放散により、利用者に対して心地よい環境を提供することができるものの、芳香剤122を収容する収容部を照明器具に作り込む必要があり、照明器具の構造が複雑化するという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、照明器具に特別な構成を設けることなく芳香効果を発揮することができる蛍光ランプ及び照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の蛍光ランプは、内部に放電媒体が封入された蛍光管と、該蛍光管の両端部を覆うように取り付けられた口金部材とを有する蛍光ランプにおいて、前記蛍光管からの熱を受けることで芳香成分を放散する芳香剤が前記口金部材内に配置されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の蛍光ランプ及びそれを備えた照明器具によれば、使用時に蛍光管からの熱を受けて芳香剤の芳香成分が放散し、それにより芳香効果が得られる。特に、芳香効果を発揮するための構造部が蛍光ランプ側に集約されているため、照明器具側に特別な構成を設ける必要もなく、したがって照明器具の構成が複雑化することもない。
【0008】
上記本発明において、前記芳香剤は、前記芳香成分の放散が開始される設定温度が50℃〜100℃の範囲内であることが好ましい。また、前記芳香剤は、前記蛍光管の両端部のうち少なくとも一方に塗布された第1の芳香剤と、前記第1の芳香剤とは別に配置された塊状の第2の芳香剤との少なくとも一方を含むものであってもよい。この場合、第2の芳香剤が交換可能に設けられていることが好ましい。
【0009】
上記本発明はまた、前記芳香剤を2以上有し、前記各芳香剤における、前記芳香成分の放散が開始される設定温度が互いに異なるように構成されたものであってもよい。
【0010】
本発明に係る他の蛍光ランプは、内部に放電媒体が封入された蛍光管と、該蛍光管の両端部を覆うように取り付けられた口金部材とを有する蛍光ランプにおいて、前記蛍光管からの熱を受けることで芳香成分を放散し、かつ、光透過率が90%以上の芳香剤が、前記蛍光管の外周面の少なくとも一部に塗布されている蛍光ランプである。
【発明の効果】
【0011】
上述したように、本発明によれば、芳香効果を発揮するための構造部が蛍光ランプ側に集約されているため、照明器具側に特別な構成を設ける必要がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本実施形態の蛍光ランプの全体構成を示す平面図であり、図2は、図1の蛍光ランプの口金部周辺の構造を拡大して示す拡大図である。
【0014】
図1に示すように、本実施形態の蛍光ランプ20は、両端が互いに近接するように環状に形成された蛍光管3と、該蛍光管3の両端を覆うように取り付けられ、照明器具(不図示)に接続するための端子16を備えた口金部10とを有している。
【0015】
蛍光管3は、内部に放電媒体が封入されると共に、内壁面に蛍光被膜が形成されている。封入される放電媒体としては、例えば、キセノン(Xe)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、ネオン(Ne)等の希ガスのうちの1つ、あるいはこれらの混合ガスと、水銀(Hg)とを含むものであってもよい。
【0016】
図2に示すように、蛍光管3の一方の端部には、外部からの電圧を管内部に供給するための電極部材17Aが設けられ、他方の端部には、電極部材17Aよりも長い電極部材17Bが設けられている。このように電極部材17A、17Bの長さが異なっているのは、本実施形態の蛍光管3が、従来型の管径29mmのものではなく、管径16mmの高周波点灯用の蛍光管であることに起因する。すなわち、この種の蛍光管では、雰囲気温度が上昇しても光出力が低下しないように、電極部材の一方を相対的に長くする構成がとられるためである。
【0017】
口金部10は、絶縁性を有する樹脂材料からなり、蛍光管3の両端を覆うように筒状に形成されている。樹脂材料としては、光透過性の低いものが用いられ、これにより、口金部内で発光する蛍光管3からの光が遮光されるようになっている。
【0018】
口金部10を蛍光管3に取り付けた状態では、蛍光管3の各端部と、口金部の内周面とにより密閉空間が構成されるが、この密閉空間内に熱がこもることを防止するために、口金部10の一部には、口金部の内外を連通する開口部13が形成されている。
【0019】
なお、特に限定されるものではないが、口金部10は、円筒を半割した2つの樹脂部材11A、11B(図1参照)で構成されていてもよい。この場合、一方の樹脂部材11Aの側縁に切欠きを設け、該切欠きが他方の樹脂部材11Bの側縁と協働して開口部13を形成するようになっていてもよい。
【0020】
上記のように構成された本実施形態の蛍光ランプ20では、その使用時に蛍光管3が発熱し、口金部10の内部温度が上昇することとなる。この熱は、蛍光管3を点灯させる際の放電エネルギーの一部が熱として変換されたものであり、蛍光管3の出力に寄与するものではない。本発明ではこの熱を有効に利用することに着目し、図2(b)に示すように、口金部10内に芳香剤14、15を配置する構成をとっている。
【0021】
芳香剤15は、電極部材17Aが配置された側の外周面に塗布された芳香物質であり、一方、芳香剤14は、口金部10の内部に配置された塊状の芳香物質である。芳香剤14は、固形状又はゲル状であってもよいし、また、シート状に形成されていてもよい。特に限定されるものではないが、本実施形態では、芳香剤15は、蛍光管3の外周面のうち口金部10によって覆われる領域にのみに塗布されている。したがって、仮に芳香剤15が光透過性の低い材質からなるものであっても、芳香剤15を塗布したことにより蛍光ランプ20の光量が低下するということはない。
【0022】
芳香剤14、15はいずれも、加熱により芳香成分を放散するものであり、放散が開始される設定温度が例えば50〜100℃の範囲内の材質である。なお、ここで「放散が開始される設定温度」とは、当該設定温度に達するまで芳香成分が一切放散しないことを意図するものではなく、当該設定温度に達するまでの間にも多少の芳香成分を放散するが、当該設定温度に達した時点で放散量が急激に増加するような温度を意図するものである。
【0023】
蛍光ランプ20の未使用時、つまり口金部内の温度が25℃程度のときに多くの芳香成分が放散してしまうような材質の場合、芳香効果を長期にわたって維持できないものとなる。したがって、ランプの使用時、つまり上記設定温度の範囲内(50〜100℃)で、芳香成分が最良の放散量となるような材質を選ぶことが好ましい。最良の放散量は、蛍光ランプの使用が想定される部屋の大きさ等を考慮して設定すればよく、これにより、過剰な芳香効果を与えることが防止される。
【0024】
なお、図2では、芳香剤14、15の2つが配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのうちの一方のみが配置されたものであってもよい。芳香剤14、15が配置される場合、これらの材質を同じくしてもよいし、あるいは、異ならせてもよい。
【0025】
ところで、電極部材17Aが配置された側は、電極部材17Bが配置された側と比べ使用時の温度が相対的に高くなる。このように温度が高い側に芳香剤15を塗布することで芳香剤15の放散が効率的に行われることとなる。
【0026】
本実施形態の蛍光ランプ20は、その外形形状や端子16自体は汎用的な形状をなしているため、従来一般的な照明器具に取り付けて使用することが可能である。
【0027】
蛍光ランプ20の使用時には、蛍光管3の温度が上昇し、蛍光管端部の芳香剤15が直接的に加熱されることとなる。これにより、芳香剤15から芳香成分が放散する。一方、蛍光ランプ20の温度上昇に伴なって、口金部10内の温度も上昇し、芳香剤14が間接的に加熱されることとなる。これにより、芳香剤14からも芳香成分が放散する。そして、芳香剤14、15から放散した芳香成分は、開口部13を通じて外部に放散される。
【0028】
また、本実施形態では、所定の設定温度(50℃〜100℃)に達した時点で芳香成分の放散が始まるような芳香剤14、15を選定しているため、蛍光ランプの使用時にのみ芳香効果を得ることができる。また、本実施形態では、芳香効果を得るための構造部が照明器具側ではなく蛍光ランプ20側に集約されている。したがって、照明器具側に特別な構成を設けることなく芳香効果を得ることができる。
【0029】
ところで、図3に示したような従来の構成では、芳香剤122の芳香効果がなくなった際、芳香剤122自体を交換する必要がある。このような構成の場合、芳香剤122が交換されなければ、その後、芳香効果を得ることはできない。これに対し、本実施形態によれば、交換部品としての蛍光ランプ20に芳香剤が設けられているため、少なくともランプを交換するごとに新たな芳香効果を得ることができる。
【0030】
なお、蛍光管3の寿命に対して、芳香剤14、15による芳香効果が発揮される期間が短い場合も考えられる。この場合、蛍光ランプ20全体を交換することは高コストであるので、芳香剤14のみを交換できるような構成とすることが好ましい。例えば、芳香剤14を収容する部分が、口金部10に対して着脱自在なカートリッジ型として構成されていてもよい。このような構成とすれば、芳香剤14のみを交換することで新たな芳香効果が得られ、また、芳香剤として幾つかの香りが用意されている場合には、利用者の好みに応じた香りに交換することも可能である。
【0031】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではなく下記のような形態とすることも可能である。
【0032】
まず、上記実施形態では、蛍光管3の端部の一方にのみ芳香剤15が塗布されていたが、蛍光管3の両端に芳香剤を塗布してもよい。また、塊状の芳香剤14が2以上配置されていてもよい。
【0033】
また、芳香剤14、15の芳香成分の放散が開始する温度を異ならせてもよく、例えば、相対的に低温となるところに配置される芳香剤として、より低温で放散を開始する材質を選定し、相対的に高温となるところに配置される芳香剤として、より高温で放散を開始する材質を選定してもよい。これにより、各芳香剤からの芳香成分の放散が均一化する。
【0034】
もっとも、香りが異なる2以上の芳香剤を、放散の開始温度を異ならせて配置してもよい。これにより、温度に応じて異なる香りが放散することとなる。また、照明器具が例えば3つの蛍光ランプ20を搭載する場合、各蛍光ランプ20ごとに芳香剤の香りを異ならせてもよい。このような構成とした場合、照明器具の使用態様に応じて異なる香りが放散することとなる。
【0035】
更に、芳香剤は、口金部10の内部のみではなく、例えば蛍光管3の外周面の少なくとも一部に塗布されていてもよい。この場合、ランプの照度に影響を及ぼさないように、外周面に塗布した状態で光(可視光)透過率が90%以上であるような材質を選定することが好ましい。
【0036】
口金部10の開口部13に関して言えば、開口部13は、蛍光ランプ20の使用時姿勢の上部側となる位置に配置されていることが好ましい。これにより、口金部内部の空気を外部に良好に放出させることができるためである。また、開口部13を開閉自在な構成としてもよい。
【0037】
また、上記実施形態では管径16mmの蛍光管3を例に挙げて説明したが、当然ながら管径29mmのものに対しても本発明を適用することができる。また、蛍光管3の形状も円形に限らず、四角形やU字型であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係る蛍光ランプの全体構成を示す平面図である。
【図2】図1の蛍光ランプの口金部周辺を拡大して示す拡大図である。
【図3】従来の照明器具の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0039】
3 蛍光管
10 口金部
11A、11B 樹脂部材
13 開口部
14、15 芳香剤
16 端子
17A、17B 電極部材
20 蛍光ランプ




 

 


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