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発明の名称 灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−227223(P2007−227223A)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
出願番号 特願2006−48300(P2006−48300)
出願日 平成18年2月24日(2006.2.24)
代理人 【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
発明者 近藤 俊幸 / 川口 将吾
要約 課題
従来の灯具、特にプロジェクタ型の灯具においては、投影レンズの部分からのみ光が放射されるものであるので灯具側面の装飾が困難で、車体内に投影レンズ以外の部分は埋め込み隠蔽するなどの方法が行われ、見栄えに優れるデザインが困難であった。

解決手段
光源からの光の配光に与える影響が少ない部分に、不透明部材により略筒状で外面側に鏡面処理が行れた遮光筒部が設けられると共に、遮光筒部には少なくとも1つの光放出窓が遮光筒部を貫通して設けられていて、光源からの光を光放出窓から外部に射出し、遮光筒部の外側には、この遮光筒部を適宜の間隔を有して覆い、遮光筒部と略同形状の筒状に透光性として形成された虚像発生部が設けられ、虚像発生部は光放出窓から射出される光を遮光筒部の外面側に行われた鏡面処理との間で複数回の往復反射を行う構成とされている灯具とすることで見栄えに優れる装飾を可能として課題を解決する。
特許請求の範囲
【請求項1】
光源からの光の灯具としての配光に与える影響が少ない部分に、不透明部材により略筒状でかつ外面側に鏡面処理が行れた遮光筒部が設けられると共に、前記遮光筒部には少なくとも1つの光放出窓が前記遮光筒部を貫通して設けられていて、前記光源からの光を前記光放出窓を介して外部に射出し、前記遮光筒部の外側には、この遮光筒部を適宜の間隔を有して覆い、前記遮光筒部と略同形状の筒状に透光性として形成された虚像発生部が設けられ、前記虚像発生部は前記光放出窓から射出される光を前記遮光筒部の外面側に行われた鏡面処理との間で複数回の往復反射を行う構成とされていることを特徴とする灯具。
【請求項2】
前記光放出窓には、この光放出窓から射出される光の照度、色彩、形状を設定するためのレンズ、若しくは、透光性部材が取付けられていることを特徴とする請求項1記載の灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用の灯具など、比較的にデザインが重視され、且つ、他車にない点灯状態が得られるなど高級感の演出が要求され、他車との識別性の高いことが要求される灯具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、この種の灯具90構成の例を、プロジェクタ型と称されている構成のものの例で示すものが図5であり、長軸Zを回転軸として楕円を回転して得られる楕円系反射面91の第一焦点f1には、例えば、ハロゲン電球など光源部92のフィラメントなど発光源92aが一致されて配置されている。
【0003】
そして、楕円系反射面91においては、第一焦点f1に置かれた発光源92aの像は第二焦点f2に結像するものとなるので、前記楕円系反射面91の下半部で反射した光を遮光板93で遮蔽し、第二焦点f2に結像する像の形状を下弦の半円状に成形する。
【0004】
また、前記遮光板93の、この灯具90としての投射方向側には、前記遮光板93に焦点を有する投影レンズ94が設けられており、上記した下弦の半円状を照射方向に投影する。この投影時には投影像は、上下左右が反転されるものとなるので、灯具90の照射光としては上弦の半円状となり、上向き光を一切含まない、すれ違い配光が得られるものとなる。
【0005】
尚、楕円系反射面91としては、第一焦点f1にある発光源92aの光を第二焦点に集束すれば良いものであるので、楕円の短軸側の半分が長軸zで回転したものであれば良く、実際の灯具90においてはレンズホルダ95などを用いて、楕円系反射面91、遮光板93、投影レンズ94などを一体化している。
【特許文献1】特開2000−306414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記したプロジェクタ型とした灯具90においては、車両に取付けた状態で外部から見えるのは、主に投影レンズ94のみであり、近年の車両で特に一般的なデザインと成りつつある、例えば車体形状に合致させた透明なレンズカバ−(図示せず)中に複数の灯具を収納し、総合的に車両としてのデザインの統一性を図る場合にも、外部に現れるのは、ほとんど投影レンズ94のみであり、デザイン的に対処の術がないという問題点を生じていた。
【0007】
また、別の手段としてレンズホルダ95の形状に工夫を凝らし、更には、アルミ蒸着などを行うことで斬新性を得ようとする試みなども行われているが、前記投影レンズ94の形状、大きさは、ほぼ同様であるので、構成、工程が煩雑化する割にはあまり代わりばえのするデザインとは成らないという問題点を生じている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、光源からの光の灯具としての配光に与える影響が少ない部分に、不透明部材により略筒状でかつ外面側に鏡面処理が行れた遮光筒部が設けられると共に、前記遮光筒部には少なくとも1つの光放出窓が前記遮光筒部を貫通して設けられていて、前記光源からの光を前記光放出窓を介して外部に射出し、前記遮光筒部の外側には、この遮光筒部を適宜の間隔を有して覆い、前記遮光筒部と略同形状の筒状に透光性として形成された虚像発生部が設けられ、前記虚像発生部は前記光放出窓から射出される光を前記遮光筒部の外面側に行われた鏡面処理との間で複数回の往復反射を行う構成とされていることを特徴とする灯具を提供することで、この種、プロジェクタ型と称されている灯具の美観を斬新に向上できるものとして、課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、プロジェクタ型灯具の略円筒状の外形を利用して、光放出窓を有し外面側に鏡面処理が行われた遮光筒部と、透光性部材により形成された虚像発生部が設けられたことで、前記光放出窓から放射される光が、前記遮光筒部の外面側の鏡面処理と虚像発生部との間で複数回の往復反射を行うものとなり、あたかも、空間に浮き存在するような、幻想的な装飾模様を生じるものとして、プロジェクタ型の灯具に全く新しい見栄えを与えることが可能となるという極めて優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に示すものは、本発明に係る灯具1の断面図であり、この灯具1はプロジェクタ型とされ、長軸Zを回転軸とする回転楕円面で反射鏡2が形成されていて、その反射鏡2の第一焦点f1の位置には光源3が配置されている。
【0011】
そして、前記反射鏡2の第二焦点f2の近傍には遮光板4が設けられ、基本的には、前記反射鏡2の下半部で反射する光を遮蔽している。また、この灯具1の照射方向側には前記長軸Zと同軸され、焦点を前記遮光板4の位置とする投影レンズ5が設けられ、前記遮光板4で上向き光となる部分が遮蔽された、第二焦点f2近傍の光束の断面形状を投影し、照射光を得るものである点は、従来例のものと同様である。
【0012】
また、前記遮光板4を所定の位置に配置しておくため、及び、前記投影レンズ5を所定の位置に配置しておくためのレンズホルダ6も、従来例と同様に設けられているものとされている。但し、前記レンズホルダ6、或いは、反射鏡2の一部などは、本発明により、後に説明するように灯具1の装飾に適するように加工が行われている。
【0013】
ここで、前記光源3から発せられる光のうち、灯具1の照射光としての配光特性に影響を与えることが少ない部分、具体的には、反射鏡2の下半部で反射した後に、遮光板4に達して遮蔽されてしまう光、或いは、反射鏡2に達することなく、直接に前記レンズホルダ6に達してしまう光などは、実質的に灯具1の照射光として、配光に関与することはない。
【0014】
本発明では、上記に説明した灯具1の照射光としての配光に影響を与えることが少ない部分の光を装飾用に用いることで、斬新な灯具1を得ようと図るものであり、ここでは、第一実施例として、前記レンズホルダ6を装飾部10の遮光筒部11として使用するときの例を図1で説明するが、上記でも説明したように、この遮光筒部11は反射鏡2の下半部であっても良い。
【実施例1】
【0015】
本発明では、前記遮光筒部11は、例えば金属部材など不透明部材で形成され、この遮光筒部11には少なくとも1つの光放出窓12が設けられ、この灯具1の点灯時には、前記光源3からの光を外部に射出できるようにされている。尚、前記光放出窓12は、単なる開口(穴)で有っても良いが、色彩光、或いは、拡散光を発するようにするカバー12aが取付けられていても良い。また、前記遮光筒部11の外側の面にはアルミニウム蒸着など、適宜な手段で鏡面処理11aが行われている。
【0016】
本発明では、更に加えて、前記遮光筒部11を取り囲む虚像発生部13を設けるものであり、この第一実施例では、前記虚像発生部13は、前記遮光筒部11と略同一断面形状とされ、前記遮光筒部11を同じ間隔をもって取り囲む形状として形成されている。そして、形成される部材は、例えば、無色透明樹脂であり、その少なくとも一方の面に適宜な透過性と反射性とを有するハーフミラー13aが、例えば、アルミニウムの蒸着膜などにより形成されている。
【0017】
図2は、上記の構成とした装飾部10の作用を模式的に示すものであり、まず、光源3を点灯することによって、前記放出窓12から外部に放出する光G1を生じるものとなり、この光G1は観視者から観視可能なものとなる。
【0018】
このとき、上記にも説明したように、前記放出窓12は前記ハーフミラー13aが形成された虚像発生部13により覆われており、且つ、前記ハーフミラー13aは、前記遮光筒部11に設けられた鏡面処理11aと向かい合っているものであるので、いわゆる、合わせ鏡の状態となり、相互に反射し合い、前記放出窓12からの光は数が増えた状態で観視者に達しするものとなる。
【0019】
また、前記放出窓12から放射された光G1は、ハーフミラー13aにより透過が行われる光G2と、反射が行われる光G3とに分離が行われるものとなり、前記遮光筒部11方向へ折り返したものは、前記遮光筒部11の外側の面に行われている鏡面処理11aで全反射が行われ、再び、前記虚像発生部13に向かうものとなる。
【0020】
そして、再び、前記虚像発生部13に達した光、即ち、光G3は、前記ハーフミラー13aにより、観視者に観視可能となるハーフミラー13aを透過する光G4と、前記遮光筒部11方向へ折り返す光G5とに分離され、以降、この行程を繰り返す。但し、前記ハーフミラー13aに設定する透過率(即ち、反射率)により、前記ハーフミラー13aを通過するたびに、観視者に達する光、鏡面処理11aに達する光は減衰するので、観視者には適宜の回数の前記ハーフミラー13aを透過した光の繰り返しが見えるものとなる。
【0021】
尚、上記の説明でも明らかなように、本発明により光源3の点灯時に虚像発生部13に現れる光の像の形状は、前記遮光筒部11に形成される光放出窓12の形状に大きく依存するものであるので、例えば、前記光放出窓12を、前記遮光筒部11を一周する破線状として形成しておけば、前記虚像発生部13に生じる光の形状も、同様な破線状となる。
【0022】
このことは、前記遮光筒部11に形成する光放出窓12の形状に工夫をこらすことで、点灯時に発生させるの光のデザイン的な形状の自由度を高くすることができるものとなり、しかも、透光性の部材で形成された虚像発生部13のハーフミラーに反射する光で装飾模様が形成されるので、装飾模様が立体的に見えるという従来にない作用が得られるものとなる。
【0023】
上記、第一実施例は遮光筒部11に対して、円周方向に光放出窓12を形成した例で説明したが、本発明はこれを限定するものではなく、以降に説明する第二実施形態では、図3に示すように前記遮光筒部11の軸、即ち、反射鏡2の長軸Z方向に平行して形成されている。
【実施例2】
【0024】
尚、上記光放出窓12以外の構成、即ち、遮光筒部11の外側には鏡面処理11aが行われていること、遮光筒部11の外側を覆っては、透明部材により形成され、ハーフミラー13aなどが設けられた虚像発生部13が存在するが、これらの部分は、前の第一実施例と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0025】
このようにすることで、第一実施形態のものが、前記遮光筒部11に対して浮き上がるリング状の光模様が生じ、投影レンズ5を中心とするシンメトリックな模様が得られるものとなっていたのに対し、第二実施形態のものは前記遮光筒部11の軸方向に沿い光模様が生じるものとなる。
【0026】
そして、第一実施形態のものにおいても、第二実施例のものにおいても、前記虚像発生部13を設けたことで、従来は不可能であったプロジェクタ型の灯具1の側面を発光させることを可能とするものとなり、従来にない斬新なデザインの灯具1の実現を可能とするものである。
【0027】
尚、前述したように、前記光放出窓12を通過する光に着色を行うカバーを設けたり、或いは、レンズカットが施されたレンズを取付けて、前記光放出窓12から放射される光に適宜な方向性を与えることで、一層に多彩な装飾が行えるものとなることは云うまでもない。
【0028】
また、上記第一実施例、第二実施例とも、プロジェクタ型の灯具1で実施した例で説明したが、本発明はプロジェクタ型の灯具1を限定するものではなく、例えば図4に第三実施例として示すように形成することも可能である。
【実施例3】
【0029】
即ち、回転放物面など、放物面系の反射鏡20の前方に、前記遮光筒部に相当する光放出窓22が設けられ、外面には鏡面処理21aが行われた筒状部21を取付け、加えて、透光性部材で形成された虚像発生部13に相当する部材を設けても本発明は実施が可能であることは云うまでもない。尚、このときに、前記光放出窓22を形成する際には、形状は自在であることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】第一実施例を示す断面図である。
【図2】装飾部の作用を示す説明図である。
【図3】第二実施例を示す断面図である。
【図4】第三実施例を示す説明図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1…灯具
2…反射鏡
3…光源
4…遮光板
5…投影レンズ
6…レンズホルダ
10…装飾部
11…遮光筒部
11a…鏡面処理
12、22…光放出窓
12a…カバー
13…虚像発生部
13a…ハーフミラー
21…筒状部




 

 


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