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発明の名称 鞍乗り型車両の前照灯装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−95314(P2007−95314A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−278869(P2005−278869)
出願日 平成17年9月26日(2005.9.26)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 向後 智 / 多湖 賢司 / 小島 哲夫
要約 課題
ハイビームランプ及びロービームランプの各リフレクタを大型化することなく光の照射範囲を広く確保する。

解決手段
ロービームランプ74とハイビームランプ73とを横並びに配置してなるヘッドランプ71において、ロービーム用リフレクタ76とハイビーム用リフレクタ75とを上下方向で重ねてコンパクトにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
ロービーム用リフレクタを有するロービームランプと、ハイビーム用リフレクタを有するハイビームランプとを備え、前記ロービームランプとハイビームランプとを横並びに配置してなる鞍乗り型車両の前照灯装置において、前記ロービーム用リフレクタとハイビーム用リフレクタとを上下方向で重ねたことを特徴とする鞍乗り型車両の前照灯装置。
【請求項2】
前記ロービームランプは、前記ハイビームランプを中央に挟んで左右に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の前照灯装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両の前照灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、上記前照灯装置において、車体中心線上のロービームランプを挟んで左右にハイビームランプを配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−63654号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の前照灯装置においては、ハイビームランプのリフレクタとロービームランプのリフレクタとを互いに横並びに配置した構成であり、光の照射範囲を広く確保するためには各リフレクタを大型化しなければならなかった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、鞍乗り型車両の前照灯装置において、ハイビームランプ及びロービームランプの各リフレクタを大型化することなく光の照射範囲を広く確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ロービーム用リフレクタ(例えば実施例のロービーム用リフレクタ76)を有するロービームランプ(例えば実施例のロービームランプ74)と、ハイビーム用リフレクタ(例えば実施例のハイビーム用リフレクタ75)を有するハイビームランプ(例えば実施例のハイビームランプ73)とを備え、前記ロービームランプとハイビームランプとを横並びに配置してなる鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車)の前照灯装置(例えば実施例のヘッドランプ71)において、前記ロービーム用リフレクタとハイビーム用リフレクタとを上下方向で重ねたことを特徴とする。
【0005】
請求項2に記載した発明は、前記ロービームランプは、前記ハイビームランプを中央に挟んで左右に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載した発明によれば、各リフレクタを左右方向に延ばすことができるため、光の照射範囲を特に左右方向で広く確保できると共に、装置自身の上下厚さ及び左右幅を抑えてコンパクトにできる。
【0007】
請求項2に記載した発明によれば、ロービームランプ及びハイビームランプの各バルブの間隔を広げて相互の熱の影響を抑えながらも、左右のロービーム用リフレクタを中央側に延ばすことで、ロービームランプ点灯時の車両前方中央側への光の照射量を容易に確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
【0009】
図1,2に示すように、自動二輪車(鞍乗り型車両)1の前輪2は、左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支される。各フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して車体フレーム6前端部のヘッドパイプ7に操舵可能に枢支される。ステアリングステム4の上部には、前輪転舵用のハンドル5がハンドルバー5aを介して取り付けられる。ヘッドパイプ7の上部からは、左右一対のメインチューブ8が斜め下後方に延びる。ヘッドパイプ7の下部からは、左右一対のダウンチューブ9がメインチューブ8よりも急傾斜をなして斜め下後方に延びる。メインチューブ8及びダウンチューブ9の前部間は、これらに渡るガセットパイプ14を介して結合される。
【0010】
車体フレーム6の前後中間部には、左右非対称のピボットプレート11が設けられる。左ピボットプレート11は上下に長く、その上部が斜め上前方に湾曲して左メインチューブ8の後端部に接続される。一方、右ピボットプレート11は上下に短く、その上部がこれに向かって延びる右メインチューブ8の後端部に接続される。また、左右ピボットプレート11の下部には、左右ダウンチューブ9の後端部が接続される。これにより、ダブルクレードル型のメインフレーム部12が構成される。このようなメインフレーム部12と、該メインフレーム部12の後部から後方に延びるシートフレーム部13とを主に、自動二輪車1の車体フレーム6が構成される。
【0011】
ピボットプレート11は、スイングアーム15の前端部を揺動可能に枢支する。スイングアーム15は、その前端部(基端部)から車体左側にオフセットした一本のアーム16を後方に延出し、該アーム16の後端部(先端部)で後輪17を軸支する片持ち式のものとされる。アーム16は中空とされ、その内部には不図示のドライブシャフトが挿通される。アーム16の後端部はファイナルギヤケース18とされ、該ファイナルギヤケース18内にて前記ドライブシャフトと後輪17とがベベルギヤを介して連係する。アーム16の前後中間部と左ピボットプレート11上部のクッション支持部11aとの間には、リアクッションユニット19が配設される。
【0012】
メインフレーム部12の内側には、車幅方向(左右方向)と平行なクランク軸を有するエンジン21が搭載される。エンジン21は、クランクケース22上に前傾シリンダ23及び後傾シリンダ24を立設させた狭角V型二気筒エンジンとされる。クランクケース22の後部には変速機ケース25が連設され、該変速機ケース25左側の出力部にて前記ドライブシャフトとエンジン21とがベベルギヤを介して連係する。これにより、ドライブシャフトを介してエンジン21と後輪17との間の動力伝達が可能となる。
【0013】
両シリンダ23.24のバンク間には、各シリンダ23,24に対応するスロットルボディ26が配設される。各スロットルボディ26の下流側は、前傾シリンダヘッド23aの後部あるいは後傾シリンダヘッド24aの前部の吸気ポートに接続され、各スロットルボディ26の上流側は、前傾シリンダ23の上方に位置するエアクリーナボックス27に接続される。
【0014】
前傾シリンダヘッド23aの前部及び後傾シリンダヘッド24aの後部における排気ポートからは、それぞれ排気管29が導出される。各排気管29はエンジン21右側に取り回されて一本に集合し、後方に延びた後に車体後部右側のサイレンサ29aに接続される。サイレンサ29aは概ね前後方向に沿って延在し、かつ車体側面視で前記スイングアーム15と概ね重なるように設けられる。
【0015】
シートフレーム部13は、メインフレーム部12の後部上側から後方に延びる左右のアッパシートレール31と、メインフレーム部12の後部下側から斜め上後方に延びる左右のロアシートレール32とを主としてなる。各シートレール31,32の後端部は、車体後端部にて互いに合流して結合される。各シートレール31,32の長手方向中間部は、これらに渡るリアガセットパイプ33を介して結合される。
【0016】
シートフレーム部13の前部及び後部には、運転者用の前部シート34及び後部搭乗者用の後部シート35がそれぞれ支持される。前部シート34の着座位置は比較的低く設定され、該前部シート34における後部シート35との段差部分にはバックレスト34aが配置される。前部シート34の前端部両側は、メインチューブ8の上縁に沿うように前方に延出している。車体前部両側には、車体側面視でクランクケース22及びダウンチューブ9を横断するように運転者用のステップボード36が設けられる。
【0017】
自動二輪車1の燃料タンクは、前部シート34の前方に位置する上段燃料タンク37aと、前部シート34の下方かつ右側に偏倚した部位に位置する下段燃料タンク37bとに分割構成される。上段燃料タンク37aは、前部シート34に着座した運転者の両膝間に配置され、下段燃料タンク37bは、アッパシートレール31の前部とロアシートレール32の前部との間に配置される。なお、図中符号38は左右ダウンチューブ9の前縁間に渡るラジエータを、符号39は車体を左側に傾けた状態で支持する可倒式のサイドスタンドを示す。
【0018】
自動二輪車1の車体には、樹脂製部品を主とする車体カバーが取り付けられる。車体カバーは、ヘッドパイプ7の前方から両側方に渡る範囲を覆うフロントカウル41と、フロントカウル41の後方に連なりエアクリーナボックス27及び上段燃料タンク37aを覆うタンクカバー42と、フロントカウル41の下部両側から下方に延びてダウンチューブ9及びラジエータ38等を覆うフロントサイドカバー43と、エンジン21の下部、排気管29、及びサイレンサ29a等を覆うアンダーカバー44と、車体後部両側を覆うリアサイドカバー45とを主としてなる。
【0019】
フロントカウル41は、その前部がヘッドパイプ7周辺から緩やかに先細りとなるように前方に延出する一方、後部両側は後方に延びてヘッドパイプ7後方のタンクカバー42と一体に形成される。
図4を併せて参照して説明すると、フロントカウル41の前端部は、その上下厚を抑えると共に左右幅を広くした扁平状をなし、上面視において前方に凸の山形に形成されると共に、その両側を後方に湾曲させてフロントカウル41の両側部に連なる。
このようなフロントカウル41の前端部の直ぐ下方には、上面視でこれに沿うようにレンズ面を形成してなる横長のヘッドランプ(前照灯装置)71が配設される。
【0020】
図3,4に示すように、ヘッドランプ71は、ハウジング72を共有する左右横並びの三灯式のもので、ハウジング72内の左右中央に例えばマルチリフレクタ式のハイビームランプ73を配置し、左右両側にはそれぞれ例えばプロジェクタ式のロービームランプ74を配置してなる。
ハウジング72は、車両前方に開口するハウジング本体72aの前部開口に、前記レンズ面を構成する無色透明のレンズカバー72bを一体に取り付けてなる。レンズ面の両側部は後方に向けて延出しており、該レンズ面に対応するべくハウジング72の両側部が湾曲して後方に向けて延出する。
【0021】
レンズカバー72bの左右中央部は、ハイビーム用レンズ(クリアレンズ)77として構成される。ハイビーム用レンズ77の後方には、レンズ面に対応して前面視で上下に浅いV字状をなすハイビーム用リフレクタ(マルチリフレクタ)75が配置される。ハイビーム用リフレクタ75の中央部には、ハイビーム用バルブ73aが配置される。ハイビーム用バルブ73aの光は、ハイビーム用リフレクタ75における反射により配光された後、ハイビーム用レンズ77を透過して車両前方に照射される。ハイビーム用リフレクタ75の周縁部には、ハイビーム用レンズ77近傍まで延びるエクステンション75aが立設される。ハイビーム用バルブ73aの直ぐ前方には、該ハイビーム用バルブ73aからの直接光を遮断するトップシェード73bが配置される。
【0022】
左右ロービームランプ74は、その灯体74b内の後部に椀状のメインリフレクタ76aを有すると共に、該メインリフレクタ76aの中央部にロービーム用バルブ74aを配置する。メインリフレクタ76aで反射したロービーム用バルブ74aの光は、灯体74bの前部に位置するロービーム用レンズ(凸状レンズ)78により配光された後、レンズカバー72bを透過して車両前方に照射される。メインリフレクタ76aは、後に詳述するサブリフレクタ76bと共にロービーム用リフレクタ76を構成する。左右ロービームランプ74は左右方向で大きく離間し、かつロービームランプ74とハイビームランプ73との間には所定の間隙が形成される。
【0023】
左右ロービームランプ74は、そのロービーム用レンズ78をレンズカバー72b両側の湾曲部72cに近接させており、このような左右ロービームランプ74との間のクリアランスを確保するべく、レンズカバー72bの湾曲部72cは前方かつ左右外側に向けてやや膨出している。左右ロービームランプ74のロービーム用レンズ78は、前後方向で概ねハイビーム用リフレクタ75の側方に位置している。ハウジング72内における左右ロービームランプ74の後部外側とレンズカバー72bの後端部との間には、装飾用のサイドエクステンション76cが配設される。
【0024】
ここで、左右ロービームランプ74の左右内側(ハイビームランプ73の左右外側)には、それぞれロービームランプ74の光の一部を車両前方に向けて配光する前記サブリフレクタ76bが設けられる。左右サブリフレクタ76bは、ロービームランプ74とハイビームランプ73との間の間隙部分に位置し、ロービーム用レンズ78の内側部近傍から車幅方向内側かつ下方に向けて斜めに突出する前面視三角形状をなすように設けられる。一方、ハイビーム用リフレクタ75の両側部には、前記間隙部分において、車幅方向外側かつ上方に向けて前面視三角形状をなして突出するリフレクタ突出部75bが設けられる。
【0025】
左右サブリフレクタ76bは、その上側の傾斜辺がハイビーム用リフレクタ75両側の下側の傾斜辺に近接するように配置される。換言すれば、ロービームランプ74とハイビームランプ73との間の間隙部分において、ハイビーム用リフレクタ75が上段側、ロービーム用のサブリフレクタ76bが下段側に位置するように、これらが上下方向で重なっている。
【0026】
以上説明したように、上記実施例における自動二輪車のヘッドランプ71は、ロービーム用リフレクタ76を有するロービームランプ74と、ハイビーム用リフレクタ75を有するハイビームランプ73とを備え、ロービームランプ74とハイビームランプ73とを横並びに配置してなるものであって、ロービーム用リフレクタ76とハイビーム用リフレクタ75とをこれらの間の間隙部分で上下方向に重ねたものである。
【0027】
この構成によれば、各リフレクタ75,76を左右方向に延ばすことができるため、光の照射範囲を特に左右方向で広く確保できると共に、ランプ自身の上下厚さ及び左右幅を抑えてコンパクトにできる。
【0028】
また、上記ヘッドランプ71においては、ロービームランプ74は、ハイビームランプ73を中央に挟んで左右に配置されることで、ロービームランプ74及びハイビームランプ73の各バルブ73a,74aの間隔を広げて相互の熱の影響を抑えながらも、左右のロービーム用リフレクタ76を中央側に延ばすことで、ロービームランプ74点灯時の車両前方中央側への光の照射量を容易に確保できる。
【0029】
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、ロービームランプ74を中央に挟んで左右にハイビームランプ73を配置した構成であってもよい。また、ロービーム用リフレクタ76を一体に設けたり、ハイビーム用リフレクタ75を別体に設けた構成であってもよい。さらに、ハイビームランプ73及びロービームランプ74は、マルチリフレクタ型、プロジェクタ型、及びレンズカットにより配光を行うレンズカット型の何れでもよく、さらには白熱バルブではなく放電バルブを用いたHIDランプ(High Intensity Discharged Lamp)であってもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、三輪又は四輪の車両、あるいはスクータ型車両にも適用できることはもちろん、に該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。
【図2】上記自動二輪車の右側面図である。
【図3】上記自動二輪車のヘッドランプの前面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
71 ヘッドランプ(前照灯装置)
73 ハイビームランプ
74 ロービームランプ
75 ハイビーム用リフレクタ
76 ロービーム用リフレクタ





 

 


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