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発明の名称 照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−257857(P2007−257857A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−76899(P2006−76899)
出願日 平成18年3月20日(2006.3.20)
代理人 【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
発明者 増山 耕一
要約 課題
本発明は、少ない部品構成で配光制御が可能であると共に、廉価で薄型化を実現した照明装置を提供することにある。

解決手段
蛍光灯等の線状光源1の周囲の一部を囲むように、断面が楕円の一部を連設した形状で内周面4に反射処理を施したリフレクタ2を配設し、その上方に線状光源1およびリフレクタ2を覆うように凸状シリンドリカルレンズ5群を並設したレンズアレイ3を配設して照明装置を構成した。その結果、照射光の配光制御がリフレクタ2とレンズアレイ3とによって行なわれるために、少ない部品構成で配光制御が可能であると共に、廉価で薄型化を図った照明装置を実現することができた。
特許請求の範囲
【請求項1】
線状光源の周囲の一部を囲むようにリフレクタが配設され、前記線状光源および前記リフレクタの上方に該線状光源およびリフレクタを覆うようにレンズアレイが配設された照明装置であって、前記レンズアレイは前記線状光源に対向する面の反対面側に断面が凸状および凹状のいずれか一方で前記線状光源の長手方向と略直角方向に延びる柱状の単位レンズが複数本互いに平行に連設されてなる単位レンズ群であることを特徴とする照明光源。
【請求項2】
前記リフレクタは前記線状光源の長手方向に垂直な断面形状が、複数の楕円および複数の双曲線のいずれか一方を連設した曲線群からなることを特徴とする請求項1に記載の照明光源。
【請求項3】
前記各楕円および双曲線の第1焦点は略前記線状光源の位置にあり、前記各楕円および双曲線の第2焦点は前記楕円および双曲線の夫々の端と前記第2焦点を結ぶ直線がなす角が前記線状光源に近いほど小さくなるような位置にあることを特徴とする請求項2に記載の照明光源。
【請求項4】
前記リフレクタは前記線状光源の長手方向に垂直な断面形状が、楕円と双曲線が交互に連設された曲線群からなることを特徴とする請求項1に記載の照明光源。
【請求項5】
前記レンズアレイの前記線状光源に対向する面側に断面が凸状および凹状のいずれか一方で前記線状光源の長手方向と略平行方向に延びる柱状の単位レンズが複数本互いに平行に連設されてなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記リフレクタは前記線状光源の長手方向に垂直な断面形状が、焦点を略前記線状光源の位置とする放物線であることを特徴とする請求項5に記載の照明光源。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関するものであり、詳しくは、一般照明用あるいは内照式表示板用等の照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、蛍光灯等の線状光源を光源とする一般照明用あるいは内照式表示板用等の照明装置には、図11に示すようなものが提案されている。それは、蛍光灯等の線状光源100を囲むようにリフレクタ101が配設されており、リフレクタ101の上方には光源の長手方向に所定の間隔で設けられたブレード102と光源100の長手方向に垂直な方向に所定の間隔で設けられた断面逆V字形状のブレード103が格子状に組み合わされて一体化されたルーバー104が配設されている。
【0003】
リフレクタ101の光源100に対向する内周面105はアルミ蒸着や白色塗装等の加工が施されて光反射面を形成しており、同様にルーバー104を構成する各ブレード102、103の光源100に対向する面も光反射面を形成している。
【0004】
上記構成の照明装置106において、光源100からの直接光およびリフレクタ101による反射光は上方に配設されたル−バー104によって所望の配光制御がされて照明装置106から外部に照射される。特に、ルーバー104を構成するブレード102、103のうち、光源100の長手方向に垂直な方向に設けられた断面逆V字形状のブレード103は光源100からの光の該光源の長手方向への広がりを阻止して制限する働きを有するものであり、その結果、照明装置106による照明下においてテレビ画面やコンピュータ等のモニター画面への照射光の映り込みが防止されることになる(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平5−225808号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の従来の照明装置106は、配光に寄与するルーバー104の構造が複雑であるために製造コストが高くなる。また、ルーバー104に有効な配光制御の機能を持たせるためには一定の厚みが必要であり、そのためルーバー104を配設した分、照明装置106の厚みが厚くなって装置の設置場所の自由度が制限されることになる。更に、断面逆V字形状のブレード103のV字形状内側に入った光源100からの光はブレード103によって遮光されて照射に寄与しないものとなり、光の利用効率が低下することになる。
【0006】
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、少ない部品構成で配光制御が可能であると共に、廉価で薄型化を実現した照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、線状光源の周囲の一部を囲むようにリフレクタが配設され、前記線状光源および前記リフレクタの上方に該線状光源およびリフレクタを覆うようにレンズアレイが配設された照明装置であって、前記レンズアレイは前記線状光源に対向する面の反対面側に断面が凸状および凹状のいずれか一方で前記線状光源の長手方向と略直角方向に延びる柱状の単位レンズが複数本互いに平行に連設されてなる単位レンズ群であることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記リフレクタは前記線状光源の長手方向に垂直な断面形状が、複数の楕円および複数の双曲線のいずれか一方を連設した曲線群からなることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項2において、前記各楕円および双曲線の第1焦点は略前記線状光源の位置にあり、前記各楕円および双曲線の第2焦点は前記楕円および双曲線の夫々の端と前記第2焦点を結ぶ直線がなす角が前記線状光源に近いほど小さくなるような位置にあることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1において、前記リフレクタは前記線状光源の長手方向に垂直な断面形状が、楕円と双曲線が交互に連設された曲線群からなることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項1において、前記レンズアレイの前記線状光源に対向する面側に断面が凸状および凹状のいずれか一方で前記線状光源の長手方向と略平行方向に延びる柱状の単位レンズが複数本互いに平行に連設されてなることを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項6に記載された発明は、請求項5において、前記リフレクタは前記線状光源の長手方向に垂直な断面形状が、焦点を略前記線状光源の位置とする放物線であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の照明装置は、蛍光灯等の線状光源の周囲の一部を囲むように、内周面に反射処理を施したリフレクタを配設し、その上方に線状光源およびリフレクタを覆うように複数のレンズ群を並設したレンズアレイ配設して照明装置を構成した。
【0014】
その結果、照射光の配光制御がリフレクタとレンズアレイとによって行なわれるために、少ない部品構成で配光制御が可能であると共に、廉価で薄型化を図った照明装置を実現することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、照明装置の薄型化および低価格化を実現するという目的を、光源から出射された光をリフレクタとレンズアレイとによって配光制御するようにしたことで実現した。
【0016】
以下、この発明の好適な実施例を図1から図10を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施例に限られるものではない。
【実施例1】
【0017】
図1は本発明の照明装置に係わる実施例1の斜視図である。本実施例は熱陰極蛍光ランプ、冷陰極蛍光ランプ等の線状光源1、リフレクタ2およびレンズアレイ3で主要部が構成されている。
【0018】
そして、線状光源1の一部を囲むようにリフレクタ2が配設されており、リフレクタ2の線状光源1に対向する内周面4にはAlまたはAgを蒸着法、メッキ法または転写法によって形成した金属反射膜あるいは白色塗料を塗布した反射膜が形成されている。
【0019】
更に、線状光源1およびリフレクタ2の上方には、該線状光源1およびリフレクタ2を覆うようにレンズアレイ3が配設されている。レンズアレイ3は線状光源1に対向する面の反対面側に凸状シリンドリカルレンズ5群が並設されており、シリンドリカルレンズ5の長手方向が線状光源1の長手方向に略直角となるように方向決めされている。
【0020】
次に、上記本実施例の構成の照明装置の光学系について図2〜図4を参照しながら詳細に説明する。図2は本実施例を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図、図3は本実施例を線状光源の長手方向に平行な面で切断したときの部分断面図、図4は線状光源とレンズアレイとの関係を示す模式図である。
【0021】
まず、図2より、線状光源1とリフレクタ2の関係は、線状光源1の中心6を共通の第1焦点とする複数の第2焦点7a、7b、7c、7dを前記第1焦点の周囲の所定の位置に想定し、共通の第1焦点と各第2焦点とを有する夫々の楕円8a、8b、8c、8dの一部を連設することによってリフレクタ2が形成されている。
【0022】
すると、楕円の第1焦点である線状光源1の中心6から該線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射された光のうち、断面形状楕円8a、8b、8c、8dの反射面で反射された光は一旦夫々第2焦点7a、7b、7c、7dに集った後に再度広がりをもって上方に向かう。
【0023】
このとき、各第2焦点7a、7b、7c、7dの位置、ならびに夫々を第2焦点7a、7b、7c、7dとする楕円8a、8b、8c、8dの位置および幅を設定することによって、夫々の楕円8a、8b、8c、8dの両端と該楕円の第2焦点7a、7b、7c、7dを結ぶ直線(9a、9b)、(10a、10b)、(11a、11b)、(12a、12b)がなす角9c、10c、11c、12cを所望の角度に制御することができる。
【0024】
つまり、線状光源1から放射されて夫々の断面形状楕円8a、8b、8c、8dの反射面で反射されて各第2焦点7a、7b、7c、7dに一旦集った光の広がり角を制御することが可能であることを示している。ところで、線状光源1は所定の大きさを有しているために現実の反射光の広がり角度は光源に近いほど大きくなる。従って、直線(9a、9b)、(10a、10b)、(11a、11b)、(12a、12b)がなす角9c、10c、11c、12cを光源に近い方ほど小さく設定することによって、線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射されてリフレクタ2で反射された反射光の広がりを制限することができる。
【0025】
以上は、線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射された光に係わる光学系について説明したが、次に線状光源1の長手方向に平行な方向に放射された光に係わる光学系について詳細に説明する。
【0026】
図3より、レンズアレイの断面形状は外部に対する光出射面側が連続する凸形状の円弧からなるレンズ面13であり、光源側は平面からなる光入射面14となっている。なお、光源は記載していない。
【0027】
そこで、線状光源1から放射されて空気中を経てレンズアレイ3の光入射面に至った到達光15のうち光入射面14に平行に進む光以外の光は、空気の屈折率に対してレンズアレイ3の屈折率が大きいために、入射点における法線との交角(屈折角)が臨界角よりも小さい角度に屈折されてレンズアレイ3内に入射光16として導入される。
【0028】
この場合、光源が線状光源1であるために光源1から該光源1の長手方向に平行な方向に放射されてレンズアレイ3の光入射面14に至った到達光15は、直接光も反射光も完全拡散光に近い指向特性を有しているが、レンズアレイ3の光入射面14からレンズアレイ3内に入射するときに上述のように臨界角よりも小さい角度に屈折されるために、指向性が狭められた入射光16としレンズアレイ3内に導入される。
【0029】
レンズアレイ3内に導入された入射光16はレンズアレイ3内を導光されて光出射面となるレンズ面13に至り、レンズ面13から出射光17として外部に出射される。この場合もレンズアレイ3から外部(空気中)に出射する出射光17は空気とレンズアレイ3との屈折率差、およびレンズ面13の出射点における法線とレンズアレイ3内を導光されて出射点に至った光とがなす角によって屈折される。
【0030】
ところで、レンズ面13は円弧形状をなしているために出射点の場所によって法線の方向が異なるが、レンズ面13の任意の出射点に一方向からの光線が当たる確率はその光線がレンズ面13に当たる方向に垂直な面への投影面積に比例する。そのため、任意の出射点における接平面に垂直に当たる光線18の確率が最も高く、この光線は任意の出射点における法線と同一線上にあるために屈折することなく直進してレンズ面13から外部に出射される。
【0031】
その結果、臨界角よりも小さい角度に絞られてレンズアレイ3内に導入された入射光16はレンズアレイ3内を導光されレンズアレイ3のレンズ面13に至り、広がりの少ない出射光17として外部に出射される。
【0032】
なお、光線19のようにレンズ面13で全反射されてレンズアレイ3側に戻るものもあるが、リフレクタ2で反射されて再度レンズ面13に向かうために光の利用効率の低下への影響は少ない。
【0033】
ところで、レンズアレイ3のレンズ面13は凸形状の円弧からなっているが、凹形状であっても同様の光学的効果を奏するものである。また、円弧の替わりに楕円、放物線、双曲線にすることによって出射光17の配光分布の制御が可能となる。
【0034】
次に、線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射された光に係わる光学系について、線状光源とレンズアレイとの関係を図4を参照しながら詳細に説明する。
【0035】
線状光源1から放射される光線は、線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射状に広がるように分布している。そのうち、レンズアレイ3を構成するシリンドリカルレンズ5の稜線20の下方の光入射面21に至った到達光線22は、シリンドリカルレンズ5の稜線20における法線Nと光入射面21における法線Nとが同一方向を向いているために、到達光線22と法線Nおよび法線Nとを含む同一平面内を進行してシリンドリカルレンズ5の稜線20から到達光線22と平行な光線となって外部に出射される。
【0036】
一方、シリンドリカルレンズ5の稜線20の下方よりずれた位置の光入射面23に至った到達光線24がシリンドリカルレンズ5内に導入されてシリンドリカルレンズ5のレンズ面13に至った光線は、レンズ面到達点25における法線Nと光入射面23における法線Nとが異なる方向を向いているために、レンズ面13のレンズ面到達点25における法線Nとレンズ面13のレンズ面到達点25に至る光線とを含む同一平面内を進行してレンズ面13のレンズ面到達点25から到達光線24と異なる方向に進行する。
【0037】
このとき、レンズ面13のレンズ面到達点25における法線Nは光入射面23における法線Nに対して傾いているためにレンズ面到達点25における法線Nとレンズ面到達点25に至る光線とがなす角が臨界角よりも大きくなり、全反射されてシリンドリカルレンズ5内に戻ることになる。そのため、線状光源1の長手方向に垂直な方向に広がった光が出射されるのが抑制されることになる。
【0038】
なお、シリンドリカルレンズ5のレンズ面13で全反射されてシリンドリカルレンズ5内に戻る光は下方のリフレクタまで戻った後にリフレクタで反射されて再度レンズ面13に向かうために光の利用効率の低下への影響は少ない。
【0039】
図5および図6は上記構成の照明装置による照射光の輝度分布をシミュレーションした結果を示したものであり、図5は線状光源の長手方向に垂直な方向の輝度分布、図6は線状光源の長手方向に平行な方向の輝度分布である。なお、リフレクタによる反射光の線状光源の長手方向に垂直な方向の広がり角を120°(片側60°)とし、シリンドリカルレンズの円弧状レンズ面の外接線の交角(頂角)を90°と設定した。両図とも、横軸は観視する方向(照明装置の正面を0°としたときの観視位置の角度)、縦軸は最大輝度を1としたときに相対輝度を表している。
【0040】
図5より線状光源の長手方向に垂直な方向の輝度分布の指向半値角(最大輝度の50%の輝度が得られる角度)は約60°(片側約30°)であり、図6より線状光源の長手方向に平行な方向の指向半値角は約100°(片側約50°)である。
【0041】
このシミュレーション結果より、本実施例の照明装置は線状光源の長手方向に平行な方向および線状光源の長手方向に垂直な方向において照射光が確実に絞り込まれることが検証できた。それと同時に、光源から放射された光のうち照明装置の照射光となる比率(照射効率)も約80%と高効率の結果が得られ、光の利用効率の高い照明装置が実現することも検証できた。
【0042】
従って、本実施例の照明装置は明るく、且つ照明下においてテレビ画面やコンピュータ等のモニター画面への照射光の映り込みが少ないものとなる、という優れた効果を奏するものである。
【実施例2】
【0043】
図7は本発明の照明装置に係わる実施例2の斜視図であり、主要部は上記実施例1と同様に線状光源1、リフレクタ2およびレンズアレイ3で構成されている。
【0044】
本実施例は、線状光源1およびリフレクタ2の上方に該線状光源1およびリフレクタ2を覆うように配設されたレンズアレイ3の両面側に凸状シリンドリカルレンズ5a、5b群が並設されている点、およびリフレクタ2の断面形状が放物線である点が異なる以外は実施例1と同様である。
【0045】
なお、レンズアレイ3の両面側に設けられた凸状シリンドリカルレンズ5a、5b群は、線状光源1に対向する面側は線状光源1の長手方向とシリンドリカルレンズ5aの長手方向が同一方向であり、線状光源1に対向する面の反対面側は線状光源1の長手方向とシリンドリカルレンズ5bの長手方向が略直角となる方向である。
【0046】
次に、上記本実施例の構成の照明装置の光学系について図8を参照しながら詳細に説明する。図8は本実施例を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【0047】
図8より、線状光源1とリフレクタ2の関係は、線状光源1の中心6を焦点とする放物線でリフレクタが形成されている。
【0048】
すると、放物線の焦点である線状光源1の中心6から該線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射された光は断面形状放物線の反射面で反射されて略平行光となって上方に向かう。
【0049】
レンズアレイ3に至った略平行光はシリンドリカルレンズ5aのレンズ面13aで屈折されてレンズアレイ3内に導入され、反対側のシリンドリカルレンズ5bのレンズ面13bで屈折されて、レンズ面13bから出射光17として外部に出射される。
【0050】
上記実施例1においては、線状光源の直径が大きくなると、光源から放射されてリフレクタで反射された光のうち、光源で遮光されて照射光として寄与しなくなる分が多くなり、照射効率の低下を招くものであるが、本実施例ではこのような不具合を回避するための手法を施したものとなっている。
【0051】
更に、本実施例では線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射された光が略平行光となってレンズアレイ3に至るため、線状光源1の長手方向に垂直な方向の配光制御はほとんどレンズアレイ3によって行なわれることになる。従って、レンズアレイ3の光学設計が単純化されるために設計の自由度が高くなる、という利点もある。
【0052】
なお、レンズアレイ3のレンズ面13aは凸形状の円弧からなっているが、凹形状であっても同様の光学的効果を奏するものである。
【実施例3】
【0053】
実施例3は上記実施例1の構成において、リフレクタを図9に示すような形状にしたものである。ここで、図9は本実施例を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【0054】
実施例1のリフレクタは該リフレクタを線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの断面が楕円の一部を連設した形状であり、リフレクタを構成する夫々の楕円の第1焦点は線状光源の中心、第2焦点はリフレクタの内側(線状光源に対向する面側)に存在した。そのため、楕円の第1焦点である線状光源の中心から該線状光源の長手方向に垂直な方向に放射された光は各リフレクタで反射されて夫々の第2焦点に光源の実像を結んだ。
【0055】
それに対し、図9に示す実施例3のリフレクタ2は、該リフレクタ2を線状光源1の長手方向に垂直な面で切断したときの断面が双曲線の一部を連設した形状であり、線状光源1の中心6を共通の第1焦点とする複数の第2焦点27a、27b、27c、27dをリフレクタの外側(線状光源に対向する面の反対面側)の所定の位置に想定し、共通の第1焦点と各第2焦点とを有する夫々の双曲線26a、26b、26c、26dの一部を連設することによってリフレクタが形成されている。
【0056】
すると、双曲線の第1焦点である線状光源1の中心6から該線状光源1の長手方向に垂直な方向に放射された光のうち、断面形状双曲線26a、26b、26c、26dの反射面で反射された光はあたかも光源の虚像を結ぶ夫々の第2焦点27a、27b、27c、27dから放射したように反射する。
【0057】
この場合も、各第2焦点27a、27b、27c、27dの位置、ならびに夫々を第2焦点27a、27b、27c、27dとする双曲線26a、26b、26c、26dの位置および幅を設定することによって、夫々の双曲線26a、26b、26c、26dの両端と該双曲線の第2焦点27a、27b、27c、27dを結ぶ直線(9a、9b)、(10a、10b)、(11a、11b)、(12a、12b)がなす角9c、10c、11c、12cを所望の角度に制御することができる。
【0058】
つまり、線状光源1から放射されて夫々の双曲線26a、26b、26c、26dで各第2焦点27a、27b、27c、27dから放射したように反射された光の広がり角を制御することが可能であることを示している。
【0059】
本実施例では、リフレクタ2で反射された反射光が、あたかもリフレクタ2の外側にある第2焦点27a、27b、27c、27dの虚像から放射されたような光学系を形成する。そのため、夫々の断面形状双曲線の反射面で反射された光はリフレクタタ2に近い位置で混合されることになり、上方に配設された(図示せず)レンズアレイの光出射面の輝度分布の均一性が高まって照明装置自体を観視したときの見映えが良好となる、という効果がある。
【実施例4】
【0060】
実施例4は上記実施例1の構成において、リフレクタを図10に示すような形状にしたものである。ここで、図10は本実施例を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【0061】
図10に示す実施例4のリフレクタ2は、該リフレクタ2を線状光源1の長手方向に垂直な面で切断したときの断面が楕円の一部と双曲線の一部を交互に連設した形状である。従って、第1焦点の位置、第2焦点の位置、反射光の配光特性等の光学系は上記実施例1および実施例3のリフレクタを組み合わせた構成となっている。
【0062】
本実施例は、実施例1と実施例3の効果、利点を併せ持つと共に、リフレクタ2が折れ目のない滑らかな曲面の連続で構成されているために、プレス金型が廉価で加工も容易であり、製造コストを低減できる特徴を有している。
【0063】
以上説明したように、本発明の照明装置は照射光の配光制御をリフレクタとレンズアレイとによって行なうようにした。その結果、従来配光制御のために使用していたルーバー等の部材が不要となった。そのため、少ない部品構成で配光制御が可能であることから、廉価で薄型化を図った照明装置を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の照明装置に係わる実施例1の斜視図である。
【図2】同じく、本発明の照明装置に係わる実施例1を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【図3】同じく、本発明の照明装置に係わる実施例1を線状光源の長手方向に平行な面で切断したときの部分断面図である。
【図4】同じく、本発明の照明装置に係わる実施例1の線状光源とレンズアレイとの関係を示す説明図である。
【図5】同じく、本発明の照明装置に係わる実施例1をシミュレーションして得られた線状光源の長手方向に垂直な方向の輝度分布である。
【図6】同じく、本発明の照明装置に係わる実施例1をシミュレーションして得られた線状光源の長手方向に平行な面の輝度分布である。
【図7】本発明の照明装置に係わる実施例2の斜視図である。
【図8】同じく、本発明の照明装置に係わる実施例2を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【図9】本発明の照明装置に係わる実施例3を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【図10】本発明の照明装置に係わる実施例4を線状光源の長手方向に垂直な面で切断したときの部分断面図である。
【図11】従来の照明装置の斜視図である。
【符号の説明】
【0065】
1 線状光源
2 リフレクタ
3 レンズアレイ
4 内周面
5、5a、5b シリンドリカルレンズ
6 中心
7a、7b、7c、7d 第2焦点
8a、8b、8c、8d 楕円
9a、9b 直線
9c 角
10a、10b 直線
10c 角
11a、11b 直線
11c 角
12a、12b 直線
12c 角
13、13a、13b レンズ面
14 光入射面
15 到達光
16 入射光
17 出射光
18 光線
19 光線
20 稜線
21 光入射面
22 到達光線
23 光入射面
24 到達光線
25 レンズ面到達点
26a、26b、26c、26d 双曲線
27a、27b、27c、27d 第2焦点




 

 


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