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発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−165244(P2007−165244A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2005−363399(P2005−363399)
出願日 平成17年12月16日(2005.12.16)
代理人 【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
発明者 中川 幸生
要約 課題
従来の車両用灯具におけるハウジングとレンズとの取付けにおいては、シール材が注入されたレンズ取付溝にレンズ脚部を挿入し接着し、更にハウジングとレンズとを貫通するように側面から金属釘、ネジを打ち込むものであり、工程が煩雑化していた。

解決手段
本発明により、レンズ取付け溝2aには複数箇所に外周方向に突出しレンズ3の挿入方向に貫通する開口部4aが設けられたハウジング側外周固定部4が設けられ、レンズ取付け溝2aとレンズ脚部3aとを挿入したときにはレンズ脚部の先端がレンズ取付け溝の底面と適宜の間隔を保持する位置にレンズ側外周固定部5が設けられ、ハウジング側外周固定部の開口部に対応する位置には、レンズ脚部のレンズ取付け溝への挿入方向に向けて突出するピン部が設けられている車両用灯具とすることで、追加の工程を生じることなく固定を可能として課題を解決するものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングに形成されたレンズ取付け溝と、レンズに形成されたレンズ脚部と、熱可塑性樹脂によるシール材とからなり、前記レンズ取付け溝には、加熱され溶融した状態の前記シール材の適宜量を注入した状態で、前記レンズ脚部が前記レンズ取付け溝に挿入されて、前記ハウジングと前記レンズとの接着がおこなわれて成る車両用灯具において、前記レンズ取付け溝には複数箇所に外周方向に突出し、前記レンズの挿入方向に貫通する開口部が設けられたハウジング側外周固定部が設けられ、前記レンズ取付け溝に前記レンズ脚部を挿入したときには前記レンズ脚部の先端が前記レンズ取付け溝内の適宜位置に保持するレンズ側外周固定部が設けられ、前記ハウジング側外周固定部の前記開口部に対応する位置には、前記レンズ脚部の前記レンズ取付け溝への挿入方向に向けて突出するピン部が設けられていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記ピン部は前記ハウジング側外周固定部の厚さよりも長く設定され、前記ハウジングと前記レンズとが接着された後には、前記ピン部の突出部が熱溶融され、前記ハウジング側外周固定部と前記レンズ側外周固定部との固定が行われていることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記開口部と前記ピン部とはフック構成とされ、前記レンズ脚部の前記前記レンズ取付け溝への挿入に伴い自動的に前記ハウジング側外周固定部と前記レンズ側外周固定部との固定が行われることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用灯具に関するものであり、詳細にはハウジングとレンズとの気密構成に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の車両用灯具90の構成の例を示すものが図6であり、ハウジング91の前端にはレンズ取付け溝91aが設けられると共に、前記ハウジング91の前方を気密に封止するレンズ92には、前記レンズ取付け溝91a内に挿入可能とするレンズ脚部92aが設けられている。
【0003】
そして、前記ハウジング91とレンズ92とを取付ける際には、まず、前記レンズ取付け溝91a内に、ホットメルトなどと称されている熱溶融性の樹脂を加熱して溶融状態とした適量をシール材93として前記レンズ取付け溝91a内に注入し、前記シール材93が溶融状態を保っている状態で前記レンズ脚部92aを前記レンズ取付け溝91a内に挿入する。
【0004】
このようにすることで、前記シール材93の温度が低下し、固化すると、ハウジング91とレンズ92との接着が行えるものとなる。尚、車両の走行時のに生じる振動、或いは、応力などにより、時間の経過と共に、前記ハウジング91とシール材93、或いは、前記レンズ92とシール材93とに剥離が進行することも考えられるので、従来は上記の接着後に前記レンズ取付け溝91aの側面から、このレンズ取付け溝91aとレンズ92とを貫通する金属製の釘94を打ち込み、機械的に補強するというものである。
【特許文献1】特開平03−207635号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のように釘94を打つことで、補強するという方法では、釘94を打つ工程が追加されるものとなり、工程が煩雑化し生産性が低下するという問題点を生じるものとなる。この点は、釘打ちの自動化などの手段も考えられるが、車両用灯具の分野においては、車種毎に異なる形状とされていることが通常であり、また、モデルチェンジ、マイナーチェンジなどにより1つの車種においても形状の変更の激しい部分であるので、対応が困難となる問題点も生じる。
【0006】
また、上記のように金属製の釘94を打ち込むと云うことは、この種の灯具、特にレンズ92回りの部分は車外近傍に取付けられることが多いので、車両のデザインによっては外部から釘94が直視され美観を損なう問題点を生じると共に、風雨に直接に曝される機会も多く、腐食を生じて強度、機密度に影響を与えるなどの問題点も生じるものとなる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記した従来の課題を解決するための具体的手段として、ハウジングに形成されたレンズ取付け溝と、レンズに形成されたレンズ脚部と、シール材とからなり、前記レンズ取付け溝には、加熱され溶融した状態の前記シール材の適宜量を注入した状態で、前記レンズ脚部が前記レンズ取付け溝に挿入されて、前記ハウジングと前記レンズとの接着がおこなわれて成る車両用灯具において、前記レンズ取付け溝には複数箇所に外周方向に突出し、前記レンズの挿入方向に貫通する開口部が設けられたハウジング側外周固定部が設けられ、前記レンズレンズ取付け溝と前記レンズ脚部とを挿入したときには前記レンズ脚部の先端が前記レンズ取付け溝の底面と適宜の間隔を保持する位置にレンズ側外周固定部が設けられ、前記ハウジング側外周固定部の前記開口部に対応する位置には、前記レンズ脚部の前記レンズ取付け溝への挿入方向に向けて突出するピン部が設けられていることを特徴とする車両用灯具を提供することで、上記した従来の課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、レンズ取付け溝の外周の複数箇所にレンズの挿入方向に貫通する開口部が設けられたハウジング側外周固定部を設けると共に、レンズ側の前記ハウジング側外周固定部に対応する位置には、前記開口部と嵌合するピン部が設けられたレンズ側外周固定部を設けた車両用灯具としたことで、従来通りのシール材による接着工程を行うときには、同時に開口部とピン部とが自動的に嵌り合うものとして、工程の増加なく補強が行えるという優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すものは、要部で示す本発明に係る車両用灯具であり、この車両用灯具1はハウジング2とレンズ3との間が外気に対して密封状態となるようにされ、内部に設置されている反射鏡、光源(共に図示は省略する)などが直接に、塵埃、雨滴などに曝されないようにされているものである点は、従来からのこの種の車両用灯具と同様な構成である。
【0010】
ここで、本発明においては、前記ハウジング2に、レンズ3のレンズ脚部3aを挿入するために設けられているレンズ取付け溝2aの外周には、複数箇所(図1では4箇所)にハウジング側外周固定部4が設けられ、これらハウジング側外周固定部4のそれぞれには、開口部4aが設けられている。
【0011】
そして、前記レンズ3の外周にも、前記ハウジング側外周固定部4に対応する位置にはレンズ側外周固定部5が設けられ、このレンズ側外周固定部5の前記ハウジング側外周固定部4の開口部4aが設けられている位置には、この開口部4aに勘合するピン部5aが形成されている。
【0012】
よって、前記ハウジング2のレンズ取付け溝2aに、溶融状態のシール材6を注入し、前記レンズ取付け溝2aにレンズ3のレンズ脚部3aを挿入すれば、ハウジング側外周固定部4とレンズ側外周固定部5とが重なり合い、この結果、開口部4aにピン部5aが挿入(図2も参照)されるものとなっている。
【0013】
図2は、上記ハウジング2とレンズ3とを取付けるときの状態を、前記ハウジング側外周固定部4、及び、レンズ側外周固定部5の部分で示す断面図であり、前記ハウジング2のレンズ取付け溝2a内には、溶融状態とした適量、即ち、レンズ脚部3aが挿入されたときにも、溢れ出ること無く、また、レンズ脚部3aに付着しない場所も生じない量のシール材6が、予めに注入されている。
【0014】
上記の状態から、前記レンズ取付け溝2a内に、レンズ脚部3aを所定位置まで挿入したときの状態を示すものが、図3であり、前記ハウジング2とレンズ3とは、前記シール材6により接着が行われて気密状態が保たれるものとされると共に、前記開口部4aに嵌り込んだピン部5aにより、ハウジング2とレンズ3との位置も固定され、例えば、車両の走行の振動、衝撃などにより両者、即ち、ハウジング2とレンズ3とに位置ずれも生じないものとなる。
【0015】
尚、図3において、レンズ取付け溝2aの底面2bと、レンズ脚部3aの間にシール材6が存在することが好ましく、もしも、底面2bとレンズ脚部3aとが直接に突接していると、車両の走行による振動、衝撃などにより、この部分に応力が集中しやすくなり、剥がれの原因となり、気密性を損じる恐れを生じるものとなる。
【0016】
そして、本発明によれば、ハウジング2とレンズ3とを取付けるときには、ハウジング側外周固定部4と、レンズ側外周固定部5との位置を適宜としておけば、レンズ脚部3aがレンズ取付け溝の底面2bに当接する前に前記両外周固定部4、5が当接し、所望の間隔が確保されるものとなる。
【0017】
また、図4に示すように、ピン部5aの長さを、ハウジング側外周固定部4の厚さよりも長くして背面側に突出させておき、後の工程で、ハウジング側外周固定部4に対して熱カシメなどの手段で押圧部5cを形成し、溶着させれば、熱カシメ工程、及び、それに伴う治具などが必要となるが、ハウジング2とレンズ3との位置ずれに対する強度は一層に期待できるものとなる。
【0018】
図5に示すものは、本発明の別な実施例であり、この実施例では、レンズ3のレンズ脚部3aに設けられるレンズ側外周固定部5のピン部5aを、例えば、軸方向にスリット5bを設けると共に、頭部5dの径を前記開口部4aの径より大きくしたフック形状としておき、前記スリット5bの間隔を狭めることで、前記頭部5dを通過させ、通過した後にはスリット5bが拡がり抜けなくする構成としておけば、ハウジング2とレンズ3との取付け工程と、開口部4aとピン部5aの止め工程が同時にできるものとなる。即ち、前の実施例で必要とされたピン部5aの熱カシメ工程が省略できるものとなる。
【0019】
以上に説明したように、本発明によりハウジング側とレンズ側との対応する位置に外周固定部を設けると共に、一方の外周固定部には開口部、他方にはピン部を設けて嵌め込みハウジングとレンズとを固定するようにしたことで、部品点数も工程も増やすことなく、確実な両者の固定を可能として、生産性の向上と、品質の向上とに卓越した効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る車両用灯具の実施形態を一部を破断した状態で示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】ハウジングとレンズとの組付状態を示す断面図である。
【図4】ピン部における溶着状態を示す説明図である。
【図5】同じく本発明に係る車両用灯具の別の実施形態を要部で示す説明図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0021】
1…車両用灯具
2…ハウジング
2a…レンズ取付け溝
2b…レンズ取付け溝の底面
3…レンズ
3a…レンズ脚部
4…ハウジング側外周固定部
4a…開口部
5…レンズ側外周固定部
5a…ピン部
5b…スリット
5c…頭部
5d…押圧部
6…シール材




 

 


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