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発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−35371(P2007−35371A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−214709(P2005−214709)
出願日 平成17年7月25日(2005.7.25)
代理人 【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
発明者 勝俣 伸一
要約 課題
従来の1つの光源を分配して多数の発光点を得る場合には、2つの焦点を有する回転楕円面などを用いて光の分配を行うものであったので、焦点に対応する組立精度が要求されるなどして生産性、コスト面に影響を与える問題点を生じていた。

解決手段
本発明により、光源である1つの白熱電球と、リフレクタと、インナーレンズと、カバーレンズとから成る車両用灯具であり、リフレクタには白熱電球からの直射光中に挿入される位置に設けられ光をこの車両用灯具の照射方向側に反射する反射部と、白熱電球からの直射光が到達しない位置に設けられ反射光を生じることのない非反射部とが交互に構成されており、インナーレンズには、反射部のそれぞれに対応する発光部が設けられ、カバーレンズを透過して発光部からの光がそれぞれに独立する点状として光輝して観視される車両用灯具とすることで、構成を単純化し課題を解決する。
特許請求の範囲
【請求項1】
光源である1つの白熱電球と、リフレクタと、インナーレンズと、カバーレンズとから成る車両用灯具であり、前記リフレクタには前記白熱電球からの直射光中に挿入される位置に設けられて該白熱電球からの光をこの車両用灯具の照射方向側に適宜に収束して反射する反射部と、前記白熱電球からの直射光が到達しない位置、若しくは、前記直射光と平行となる位置に設けられ反射光を生じることのない非反射部とが、水平方向に複数段として交互に構成されており、前記インナーレンズには、前記反射部のそれぞれに対応するレンズカットが設けられていて、前記カバーレンズを透過しては前記反射部からの光がそれぞれに独立する点状として光輝して観視される構成としてあることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記反射部の曲率は、前記光源からの距離の応じて調整が行われており、投影される光源の像の大きさは、各反射部からのものが略同じ大きさとなるようにされていることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記反射部の面積は、前記光源からの距離に応じて調整が行われており、照射方向に投影される光量が、各反射部からのものが略同じ光量となるようにされていることを特徴とする請求項1記載または請求項2記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記インナーレンズの前記光源に対応する位置には、光源からの直射光を前記反射部で反射した光と略同様な点状として観視させるレンズカットが施されていることを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関するものであり、詳細には、比較的に広い範囲を発光させる信号用の車両用灯具の構成に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来の1つの白熱光源から、点状などとした複数の発光パターンを得ようとする車両用灯具90の構成には、図3、および、図4に示したようなものがあり、白熱電球91を中心に位置させた反射鏡92には、前記白熱電球91のフィラメント91aを第一焦点とし、第二焦点を遮光膜93の近傍とする回転楕円面Oが放射状に形成されている。
【0003】
尚、前記回転楕円面Oには複数の形状のものが用意され、何れの回転楕円面も第二焦点f2は前記遮光膜93の近傍とされるが、遮光膜93に接近する長軸Zの傾きが異なるものとされている。このようにすることで、それぞれの前記長軸Zの前記遮光膜93の近傍として設けられた第二焦点の位置に対応しては、透過光93aが設けられている。
【0004】
よって、第二焦点に結像されたフィラメント91aの像は、前記透過光93aを通過して前面レンズ94に達し、この前面レンズ94に設けられたレンズカット94aで適宜に拡散されて観視者に達するものとなる。この状態を示すものが図4であり、1個の白熱電球からの光で、観視者には複数の点状光95の複数が略同心円状に並ぶ紋様を有する斬新な点灯状態を観視させることが可能となる。
【0005】
尚、この車両用灯具90においては、二種類の点灯方式が備えられており、他の一方の点灯方式は、前記遮光膜93の中心に上向きに発光するLEDランプを備え、更に上方には略円錐状の反射鏡で平板状の360°の範囲に光を放散し、この光を略三角形状の反射板で照射方向に向かわせる構成とされているが、この部分に関しては光源が白熱電球でないので、ここでの詳細な構成の説明は省略する。
【特許文献1】特開2001−307518号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した従来の構成の車両用灯具90においては、中心に設置した白熱電球91を上部が開放した回転楕円面の反射鏡で取り囲むものであるので、フィラメント91aに対する光束補足率が低下して、明るい車両用灯具とするためには消費電力の大きい明るい白熱電球を採用しなければ成らず、消費電力が増加し発熱も増大する問題点を生じている。
【0007】
また、前記第二焦点と、前記遮光膜93とに設けられる透過光93aとの位置合わせには、相当の精度が要求され、もしも、ずれた状態で組立がおこなわれると前面レンズ94側へ透過する光量が急減に減ずるものとなるので、組立作業にも高い精度が要求され、生産性とコストとに問題点を生じるものとなる。
【0008】
また、上記に説明した構成から、車両用灯具90の外形形状は円形以外ものを得ることが困難であり、例えば、現在の自動車の、車体の形状に合わせて自由な形状のものとすることが通常とされているデザイン的な流れにそぐわないものとなり、このような様々なデザインを実現する設計面でも自由度が不足するという問題点を生じるものとなる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、光源である1つの白熱電球と、リフレクタと、インナーレンズと、カバーレンズとから成る車両用灯具であり、前記リフレクタには前記白熱電球からの直射光中に挿入される位置に設けられて該白熱電球からの光をこの車両用灯具の照射方向側に適宜に収束して反射する反射部と、前記白熱電球からの直射光が到達しない位置、若しくは、前記直射光と平行となる位置に設けられ反射光を生じることのない非反射部とが、水平方向に複数段として交互に構成されており、前記インナーレンズには、前記反射部のそれぞれに対応するレンズカットが設けられていて、前記カバーレンズを透過しては前記反射部からの光がそれぞれに独立する点状として光輝して観視される構成としてあることを特徴とする車両用灯具を提供することで、組立に高い精度を要さないものとすると共に、デザイン的にも設計の自由度の高いものとして、課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、例えば、列状など、1つの白熱電球からの光をリフレクタにより複数で且つ任意の位置で照射方向に反射させることで、車体の形状に併せた自在な形状のテールランプなどが得られるものとなり、車両におけるデザインに対する設計の自由度が増すと共に、1つの白熱電球で良いものであるので、多数のLEDランプを所定の位置に配線する手間が省けるなど構成の簡素化も可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に示すものは、本発明に係る車両用灯具1を発光面側から見た正面図であり、図2は、図1のA−A線に沿う断面図であり、この断面図においては、白熱電球2を通るように切断面が設定されている。
【0012】
ここで、本発明の車両用灯具1においては、前記にも説明したように、1つの車両用灯具1の光源としては、1個の白熱電球2を採用することを原則とし、この1つの白熱電球2をもって、図1の正面図にも示すように、車両用灯具1のレンズ3の面に、点状として光輝する発光点4の複数が、例えば縦横の列状に生じる構成としている。
【0013】
まず、図2を参照して前記発光点4を形成するときの構成の例を説明すれば、まず、1つの白熱電球2に対しては、反射部5aと非反射部5bとが形成されたリフレクタ5が設けられている。尚、前記リフレクタ5は少なくとも内面側にはアルミ蒸着などによる鏡面処理が行われて、前記白熱電球2、即ち、フィラメント2aからの光を効率良く反射することが可能であるように形成されている。
【0014】
ここで、前記白熱電球2と、反射部5a、および、非反射部5bとの相互関係について説明を行えば、前記白熱電球2はフィラメント2aを、好ましくは前記リフレクタ5の略中心の位置に設置されている。そして、前記リフレクタ5の反射部5aとされる部分は、前記フィラメント2aから発せられ、当該の反射部に達する光を、この車両用灯具1の照射方向に向かい反射させる。
【0015】
一方、非反射部5bは、前記フィラメント2aから放射される光に対し平行、若しくは、開く方向として形成されている。従って、前記フィラメント2aから放射された光は、前記非反射面5bに当接することはなく、よって、この非反射面5bは反射光を生じることはないものとなる。
【0016】
よって、リフレクタ5に、例えば縦横列、丸形、星形など所望の形状となるように反射部5aを形成し、その他の部分を非反射部5bとしておけば、点灯時には所望の形状で光輝する車両用灯具1が得られるものとなる。
【0017】
ついで、前記反射部5aの構成について、更に詳細に説明を行えば、図2からも明らかなように、それぞれの反射部5aは白熱電球2(フィラメント2a)から異なる距離に存在する。従って、前記白熱電球2から近い位置にある反射部5aほど反射光は明るいが、その反面で投影されるフィラメント2a像は小さく、逆に、白熱電球2から遠くにある反射部5aからの反射光は暗いが、フィラメント2a像は大きくなると云う関係を生じる。
【0018】
そこで、本発明では、前記白熱電球2から近い位置にある反射部5aは、小さい曲率、光学レンズの場合で云えば短焦点に形成され、投影像の拡大率が大きくなるように設定されると共に、前記白熱電球2から遠い位置にある反射部5aは大きい曲率で形成され、投影像の拡大率が小さくなるように設定され、全体として、ほぼ同じ大きさのフィラメント2a像が、前記リフレクタ5を覆うインナーレンズ6上に投影されるものとされている。
【0019】
同時に、前記白熱電球2から近い位置にある反射部5aは、小さい面積として形成され、前記白熱電球2から遠い位置にある反射部5aは大きい(広い)面積として形成され、上記と同様に前記リフレクタ5を覆うインナーレンズ6上に投影されるときには、ほぼ同じ明るさとなるようにされている。
【0020】
そして、前記リフレクタ5の反射部5aにより反射光が達するものとなるインナーレンズ6上の所定位置には、例えば、多面プリズムカットが施されて発光点4とされていて、前記車両用灯具1の点灯が行われたときには、前記点灯による発光点4がほぼ均一な大きさで、均一な明るさとして光輝するものとなる。
【0021】
ここで本発明では、前記白熱電球2も、前記発光点4の一個を構成するものであり、この場合はフィラメントからの照射方向に向かう直射光が直接にインナーレンズ6の発光点4に達して光輝させるものとなるので、例えば、この部分に施す多面プリズムカットを調整し、他の部分と明るさなどのバランスを取ることが好ましい。
【0022】
尚、上記は、あくまでも各発光点4の明るさを均一として形成するときの手段を説明したものであり、例えば、車両デザインなどによっては部分的に、明るさ、大きさなどを変えるのが効果的な場合も有り得る。このような場合には、上記の均一化するための手段とは逆の手段によることで表示に明暗を設け、目的を達することができる。
【0023】
本発明により、以上に説明した構成の車両用灯具1としたことで、自由な形状に発光点4が配置され、観視者に斬新感を与えることができる発光パターンが得られる車両用灯具が従来例の如く多数のLEDランプの配線を行うことなく、単に1個のランプを挿入し取付けるのみで得られるものとなり、構成の簡素化が可能となる。
【0024】
また、本発明により、リフレクタ5に反射部5aと非反射部5bとを設けて発光点4を形成する構成としたことで、それぞれの反射部5aの曲率、面積を調整することで各発光点4の明るさの均一性などを自由に調整できるものとなり、また、白熱電球は、発光色のみ成らず、消費電力(明るさ)に対する選択の幅も広いので、各種の用途の車両用灯具に応用できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る車両用灯具の実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】従来例の構成を示す断面図である。
【図4】従来例の点灯状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0026】
1…車両用灯具
2…白熱電球
2a…フィラメント
3…レンズ
4…発光点
5…リフレクタ
5a…反射部
5b…非反射部
6…インナーレンズ
7…カバーレンズ




 

 


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