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電球形蛍光ランプおよび照明装置 - 東芝ライテック株式会社
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発明の名称 電球形蛍光ランプおよび照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−250215(P2007−250215A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−68388(P2006−68388)
出願日 平成18年3月13日(2006.3.13)
代理人 【識別番号】100142088
【弁理士】
【氏名又は名称】野木 新治
発明者 筏 邦彦 / 高橋 春雄
要約 課題
発光管とホルダとの接着強度が向上するとともに、発光管の温度上昇にともなう接着材の劣化を防止した電球形蛍光ランプ、およびこの電球形蛍光ランプを用いた照明装置を提供する。

解決手段
それぞれ電極を有する一対の端部が一端側に位置するように形成された屈曲形の発光管と;発光管の少なくとも一対の端部を収容する2個以上の凹部を有し、各端部と接着して発光管を支持するホルダと;各端部どうしが対向する側の端部外面と前記ホルダとが接着するように設けられ、耐熱性が相対的に大きい第1の接着材と;各端部の非対向面側の端部外面と前記ホルダとが接着するように設けられた硬度が相対的に大きい第2の接着材と;ホルダの一端側に設けられた口金と;ホルダと口金との間に収納され、発光管を点灯させる点灯装置と;を具備している。この構成によると、従来のランプに比べ発光管とホルダとの接着強度を高めることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ電極を有する一対の電極端部が一端側に位置するように形成された屈曲形の発光管と;
発光管の少なくとも一対の電極端部を固着して発光管を支持するホルダと;
発光管の各電極端部同士が互いに対向する側の電極端部外周面と前記ホルダとを接着するように設けられた耐熱性が相対的に高い第1の接着材と;
発光管の各電極端部の端面と前記ホルダとが接着するように設けられた硬度が相対的に大きい第2の接着材と;
ホルダの一端側に設けられた口金と;
ホルダと口金との間に収納され、発光管を点灯させる点灯装置と;
を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
【請求項2】
前記ホルダは、各電極端部の内側間に挿入されるように発光管の他端側に向かって一体的に形成された突部を有し、この突部と前記発光管の電極端部外周面とが前記第1の接着材によって接着されていることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
【請求項3】
前記第1の接着材は、シリコーン樹脂であり、前記第2の接着材は、少なくともフェノール樹脂を主成分とし、硬度が50以上であるセメント材であることを特徴とする請求項1または2に記載の電球形蛍光ランプ。
【請求項4】
照明器具本体と;
照明器具本体に取り付けられたソケットと;
ソケットに装着された請求項1ないし3いずれか一に記載の電球形蛍光ランプと;
を具備していることを特徴とする照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光管およびこの発光管を点灯させる点灯装置を備えた電球形蛍光ランプ、およびこの電球形蛍光ランプを用いた照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電球形蛍光ランプは、例えば1本の連続した放電路を形成するように複数の略U字形のバルブを接続して並設した屈曲形の発光管、発光管の一端側を支持するホルダ、一端側に口金が取り付けられるとともに他端側にホルダを介して発光管を支持するカバー、このカバーに収納される点灯装置、および発光管を覆ってカバーの他端側に取り付けられるグローブなどを備えている。
【0003】
従来の電球形蛍光ランプでは、発光管の一端側を支持するホルダには、発光管の各バルブのバルブ端部の外径より大きい内径に設けられた複数のバルブ挿入孔が形成されており、これら各バルブ挿入孔に発光管の各バルブのバルブ端部を挿入してシリコーン接着材で接着固定している(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−21351号公報(第6頁、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、シリコーン接着材は硬度が約20〜40と小さいために接着強度が十分ではなく、ランプに強い衝撃が加わったときに発光管がたわみ、発光管が破損する恐れがあった。一方、接着強度を高めるためにシリコーン接着材よりも硬度が高いカルシウム(Ca)およびフェノール樹脂を主成分としたセメント材を接着材として用いた蛍光ランプも知られている。ところが、近年蛍光ランプの小型化、高出力化が進んでいるため発光管の端部の点灯中の温度が上昇してセメント材の耐熱温度を超えることがある。このため、蛍光ランプを点灯し続けるとセメント材が劣化し、発光管がホルダから脱落するなどの不具合が発生する可能性があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、発光管とホルダとの接着強度が向上するとともに、発光管の温度上昇にともなう接着材の劣化を抑制した電球形蛍光ランプ、およびこの電球形蛍光ランプを用いた照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の電球形蛍光ランプは、それぞれ電極を有する一対の端部が一端側に位置するように形成された屈曲形の発光管と;発光管の少なくとも一対の端部を固着して発光管を支持するホルダと;各端部同士が互いに対向する側の端部外周面と前記ホルダとを接着するように設けられた耐熱性が相対的に大きい第1の接着材と;各端部の非対向面側の端面と前記ホルダとが接着するように設けられた硬度が相対的に大きい第2の接着材と;ホルダの一端側に設けられた口金と;ホルダと口金との間に収納され、発光管を点灯させる点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
【0007】
屈曲形の発光管とは、複数本のU字形バルブを並設した形状、螺旋状に屈曲した形状などを含む。一対の電極端部とは、複数本のU字形バルブを並設した形状の場合には各U字形バルブの端部のうち、電極が封装されている端部をいう。
【0008】
口金は、E形と称されるねじ込みタイプが通常使用されるが、一般照明用電球が装着されるソケットに取付可能であればこれに限定されない。
【0009】
点灯装置は、例えば10kHz以上の高周波電力を発光管に印加して発光管を点灯させる電子部品を主体としたインバータ回路などで構成される。
【0010】
第1の接着材が形成される発光管の電極端部外周面は、電極に近接しているため点灯中に高温となる。特に各端部同士が対向する側は、発光管に囲まれているため放熱されにくく高温になりやすい。したがって、第1の接着材は第2の接着材と比較して、相対的に耐熱性の高い接着材が使用される。一方、電極端部の端面は電極から離間しているので、点灯中の温度がその外周面に比べて上昇しない。このため、電極端部の端面を接着する第2の接着材には耐熱性は高くないが硬度が第1の接着材と比較して高い接着材を使用することができる。
【0011】
請求項2記載の電球形蛍光ランプは、請求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、前記ホルダは、各端部の内側間に挿入されるように発光管の他端側に向かって一体的に形成された突部を有し、この突部と前記発光管の端部とが前記第1の接着材によって接着されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の電球形蛍光ランプは、前記第1の接着材が耐熱温度が180℃以上であるシリコーン樹脂であり、前記第2の接着材が少なくともフェノール樹脂を主成分とし、硬度が50以上であるセメント材であることを特徴とする。
【0013】
硬度は、日本工業規格の「JIS K 6301」の測定方法で定義されたものであり、硬度が50とは50Hsを示す。また、ここで定義した硬度と同等の値を示すものであれば他の測定方法によって定義してもよい。
【0014】
請求項4記載の照明装置は、照明器具本体と;照明器具本体に取り付けられたソケットと;ソケットに装着された請求項1ないし3いずれか一に記載の電球形蛍光ランプと;を具備していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の電球形蛍光ランプによれば、発光管の各端部どうしが対向する側の端部外面とホルダとが耐熱性が相対的に大きい第1の接着材によって接着されている。このため、接着材が熱によって劣化することを抑制できる。また、各端部の非対向面側の端部外面とホルダとが硬度が相対的に大きい第2の接着材によって接着されている。このため、第1の接着材のみで固定する方法に比べて接着強度を高めることができる。また、各端部どうしが対向する面側を避けて接着しているので、第2の接着材が熱によって劣化することを抑制することができる。
【0016】
請求項2記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、各電極端部の内側間に挿入されるように発光管の他端側に向かって一体的に形成された突部をホルダに設けたので、ホルダと発光管の端部外周面とを強固に固定できる。また、この突部と発光管の端部外周面との間に接着材を形成すればよいので、接着材の使用量を少なくできる。さらに、この突部の内側の空間に点灯装置の部品を配置でき、小形化できる。
【0017】
請求項3記載の電球形蛍光ランプによれば、第1の接着材は、カルシウム(Ca)およびシリコーン(Si)の少なくとも一つを含み耐熱温度が180℃以上であるシリコーン樹脂である。このため、発光管の端部が温度上昇しても接着材が熱によって劣化することがない。また、第2の接着材は、カルシウム(Ca)およびフェノール樹脂の少なくとも一つを主成分とし、硬度が50以上であるセメント材である。このため、発光管とホルダとをより強固に固着することができる。
【0018】
プの作用を有する照明装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1ないし図9に第1の実施の形態を示す。図1は電球形蛍光ランプにおけるバルブの並設方向から見た断面図、図2は電球形蛍光ランプにおけるバルブの並設方向に対して交差する方向から見た断面図、図3は電球形蛍光ランプのホルダの斜視図、図4は電球形蛍光ランプの発光管と組み合わせたホルダの内側の斜視図、図5は電球形蛍光ランプのカバーおよびグローブを外してホルダの一端側から見た底面図、図6は電球形蛍光ランプのカバー、グローブおよび点灯装置を外してホルダの一端側から見た底面図、図7は電球形蛍光ランプのホルダの他端側から見た平面図、図8は電球形蛍光ランプの発光管を接着固定したホルダの他端側から見た断面図、図9は電球形蛍光ランプを用いた照明装置の概略図である。
【0021】
図1および図2において、11は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ11は、高さ方向(管軸方向)の一端に口金12を有するカバー13、このカバー13の他端側に支持された発光管14、この発光管14の一端側を支持してカバー13に取り付けられたホルダ15、発光管14を覆うとともに一端側でホルダ15の周囲も覆ってカバー13に取り付けられたグローブ16、口金12およびカバー13の内側に収納された点灯装置17を備えている。そして、定格電力が例えば40Wタイプ、60Wタイプ、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球に近い外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義されている。
【0022】
口金12は、エジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル21、このシェル21の一端側の頂部に絶縁部22を介して設けられたアイレット23を備えている。シェル21の他端側をカバー13の一端部に被せて接着材またはかしめなどにより固定されている。
【0023】
また、カバー13は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂にて形成され、一端側には口金12のシェル21が取り付けられる円筒状の口金取付部26が形成され、他端側には拡開した円環状のカバー部27が形成され、内側にはホルダ15を取り付けるホルダ取付部28が形成されている。
【0024】
また、発光管14は、少なくとも3本のU字形屈曲バルブであるバルブ31,32,33を有し、これらバルブ31,32,33が連通管34で順次接続されて1本の連続した放電路35が形成されている。各連通管34は、バルブ31,32,33の接続する端部近傍を加熱溶融した後、吹き破ることによって形成された開口同士をつなぎ合わせて形成されている。
【0025】
バルブ31,32,33は、管外径が3〜8mmのガラス製の断面略円筒状の管体が、中間部で湾曲されて頂部を有する略U字状に形成されている。すなわち、バルブ31,32,33は、湾曲する屈曲部とこの屈曲部に連続する互いに平行な一対の直管部とを備えている。中央のバルブ32の高さが、両側のバルブ31,33の高さより高い関係を有している。そして、バルブ31,32,33は、そのU字形をなす面が互いに平行に対向するように並設されており、発光管14の高さ方向に対して交差する幅方向の最大幅b1は30mm以下に形成されている。
【0026】
発光管14の内面には例えば3波長形の蛍光体が形成され、発光管14の内部にはアルゴン(Ar)やクリプトン(Kr)などの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入されている。
【0027】
放電路35の両端に位置する両側のバルブ31,33の各一端部にはステムシールまたはピンチシールによって一対の電極36が封装されている。各電極36は、フィラメントコイルを有し、このフィラメントコイルが一対の線状のウエルズに支持されている。各ウエルズは、例えば、両側のバルブ31,33の一端部に封装されたジュメット線を介して両側のバルブ31,33の一端部から外部に導出されて点灯装置17に接続される一対のワイヤ37(図4参照)に接続されている。
【0028】
両側のバルブ31,33の電極36が封装された各電極端部、および中央のバルブ32の両端部には、ステムシールまたはピンチシールによって封装されて排気管とも呼ばれる円筒状の細管38が連通状態に突設されている。これら各細管38は、発光管14の製造過程で溶断によって順次封止され、各細管38のうちの封止されていない一部を通じて発光管14内の排気がなされるとともに、封入ガスが封入されて置換された後に、その各細管38のうちの封止されていない一部を溶断することによって封止される。
【0029】
中央のバルブ32の両端部の細管38のうち、一方の細管38は、先端部が口金12の内側まで延設されるように長く形成されているとともにバルブ32の直管部と平行な直線状に形成され、その先端部には封止する際にアマルガムとしての主アマルガム39が封入されている。この主アマルガム39は、ビスマス、錫および水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、発光管14内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、主アマルガム39としては、ビスマス、錫の他に、インジウム、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、両端のバルブ31,33の電極36のウエルズには、水銀吸着放出作用を有する補助アマルガムが取り付けられて封入されている。さらに、中央のバルブ32の他端にも両端のバルブ31,33に設けられた補助アマルガムと同様の補助アマルガムが封入されている。
【0030】
発光管14は、バルブ31,32,33の一対の電極36が封装された一対の電極側端部40を含む各バルブ31,32,33のバルブ端部31a,32a,33aが高さ方向の一端側でかつ発光管14の中心部の周囲の同一円周上に位置するとともに、各バルブ端部31a,32a,33aの端面が同一平面上に配置されている。
【0031】
周縁部から一端側に突出する円筒状の筒部43を備えている。
【0032】
基板部42の中心部でバルブ31,32,33のバルブ端部31a,32a,33aの内側間に挿入される突部44が突出形成され、この突部44の周面部には発光管14の中心部に臨む各バルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分が対向して配置される複数のバルブ取付部としての凹部45が形成されている。各凹部45は、各バルブ端部31a,32a,33aの周面の曲面に対して略同心円となる曲面に形成され、その中央部には突部44の内外側に連通する孔部46が形成されている。隣り合う凹部45の境界に形成される先鋭な突出部は、隣り合うバルブ端部31a,32a,33aの間よりも発光管14の外側方向には突出せず、隣り合うバルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分の間に位置している。
【0033】
突部44の内側部には、突部44の周面部の凹部45や孔部46の内方に離間対向する環状の壁部47が形成され、この壁部47の外側で突部44の周面部の凹部45や孔部46との間に環状の間隙部48が形成されているとともに壁部47の内側に空間部49が形成され、これら間隙部48および空間部49がホルダ15の一端側である内側に開口形成されている。
【0034】
基板部42には突部44の各凹部45に配置される各バルブ端部31a,32a,33aの端面が当
【0035】
接する当接部50が形成されている。これら各当接部50の位置に対応して各当接部50に当接する各バルブ端部31a,32a,33aを受け入れて位置決めする位置決め部51が形成され、すなわち、各位置決め部51の底部に各当接部50が形成されている。位置決め部51は、基板部42の外周部の部分が切り欠かれて開口されているとともに、バルブ端部31a,32a,33aを位置決め可能でバルブ端部31a,32a,33aから放出される光を遮らない程度の高さ寸法に形成されている。また、各当接部50の中央には各バルブ端部31a,32a,33aの端面から突出する各ワイヤ37や各細管38などが挿通される挿通孔52が形成されており、この挿通孔52の内径はバルブ端部31a,32a,33aの外径より小さく、バルブ端部31a,32a,33aが挿通孔52に入り込まない寸法としている。
【0036】
筒部43の一端部には、カバー13のホルダ取付部28に取り付けられる爪部53が形成されている。筒部43の内側には、ホルダ15の中心線からオフセットした位置で互いに対向する一対の基板取付溝54を有する一対の基板取付部55が形成されている。基板取付溝54は、ホルダ15の中心線と平行に形成されていて筒部43の一端部側に開口形成されている。また、筒部43には、一対の基板取付部55がオフセットして形成された側に対して反対側に、一対の切欠部56が形成されている。
【0037】
点灯装置17は、基板64を備え、この基板64に点灯回路65を構成する複数の電子部品66が実装されている。基板64は、口金12の内側に挿入可能とする幅寸法で、幅寸法に対して高さ寸法が長い矩形状に形成されており、この基板64の両側縁部がホルダ15の一対の基板取付溝54に差し込み係合されてホルダ15の中心軸の方向に沿って縦形に配置されるとともに、ホルダ15の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。また、基板64は、ホルダ15の基板取付部55によって高さ方向と交差する方向の位置が仮固定され、発光管14のワイヤ37とラッピングピン67との接続によって、または口金12とホルダ15との間での挟み込みによって高さ方向の位置が位置決め保持されている。
【0038】
各バルブ端部31a,32a,33aとホルダ15とは、第1の接着材57aおよび第2の接着材57bによって接着固定される。第1の接着材57aは、シリコーン樹脂が使用され、各バルブ端部31a,32a,33a同士が互いに対向する側の端部外周面と前記ホルダとを接着されている。また、第2の接着材57bは、フェノール樹脂を主成分とし、硬度が50Hs以上であるセメント材が使用され、各バルブ端部31a,32a,33aの非対向面側(発光管14の外方側)の端面と前記ホルダ15とが接着されている。
【0039】
以下に各バルブ端部31a、32a、33aとホルダとの接着工程について説明する。まず、ホルダ15の突部44を発光管14の一端側の中心部で各バルブ端部31a,32a,33aの内側間に挿入することにより、各バルブ端部31a,32a,33aを各凹部45に配置する。そして、各バルブ端部31a,32a,33aの端面を各当接部50に当接させて組み合わせる。このとき、各バルブ端部31a,32a,33aを位置決め部51に受け入れることにより、各バルブ端部31a,32a,33aの端面の位置を各当接部50の位置に確実に位置決めできる。図1、図2および図8に示すように、第1の接着材57aを注入するための例えば針状の図示しない治具の先端側をホルダ15の内側から間隙部48に挿入し、治具の先端側から第一の接着材57aを吐出させる。間隙部48に吐出された第1の接着材57aは、間隙部48内に充填されるとともに孔部46を通じて突部44の外側に出る。さらに、バルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分と凹部45との間の隙間に沿って進みながらその隙間に注入される。そして、第1の接着材57aを吐出させながら治具を間隙部48に沿って一周させることにより、全てのバルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分と各凹部45との間に対して同様に第1の接着材57aを注入する。このとき、孔部46を通じて突部44の外側に出た第1の接着材57aはバルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分と凹部45との間の隙間に沿って侵入するように塗布される。そして、第1の接着材57aはバルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分に形成され、周面外側にはほとんど形成されない。さらに、第1の接着材57aは、凹部45との間隙を通ってバルブ端部31a,32a,33aの端面にも侵入し、その内側方向の約半分の領域に形成される。このように、バルブ端部31a,32a,33aの周面内側部分および端面の内側半分をホルダ15の突部44の凹部45や壁部47および位置決め部51に接着固定することができる。
【0040】
次に、ホルダ15の内側から第2の接着材57bを吐出しながらそれぞれの挿通孔52を順次通るように一周させる。このとき、先に形成した第1の接着材57aが各バルブ端部31a,32a,33aの各中心が互いに対向する側(発光管14の中心側)の端面に形成されているため、第2の接着材57bは各バルブ端部31a,32a,33aの中心よりも発光管14の外方側の端面の領域とホルダ15とを固着させることができる。
【0041】
図9は、ホルダ15の接着材の塗布領域を示す概略図であり、第1の接着材57aが形成される領域を57a´、第2の接着材57bが形成される領域を57b´として表している。
【0042】
ここで、第2の接着材57bは発光管とホルダとの固着強度を向上させるために設けられたものである。接着材の固着強度を向上させるためには、接着材にフェノール樹脂を含ませて硬度を大きくすることが一般的である。しかし、このフェノール樹脂は一般的に耐熱温度が低く、120℃程度まで温度上昇すると劣化してしまう。また、近年ランプが小型化、高出力化しているために点灯中にランプの温度が150℃に達し、フェノール樹脂の耐熱温度を超えることがある。一方、従来使用されてきたシリコーン接着材は、耐熱温度が200℃と高いが、硬度が低いために固着強度が弱い。そこで、本発明者らは、発光管とホルダとの固着強度を高めるとともに、接着材が熱によって劣化することを抑制する方法を検討した。この結果、例えば複数のU字状屈曲バルブを有する電球形蛍光ランプでは、各バルブ端部の端面は電極から8〜25mm、好ましくは10〜20mm離間しているため110〜120℃と比較的温度が低いことがわかった。また、各バルブ端部の中心に対して外側は放熱されやすいため、内側に比べて温度が上がりにくいことがわかった。そこで、各バルブ端部の対向面側にシリコーン樹脂からなる第1の接着材57aを、各バルブ端部の端面にフェノール樹脂を含むセメント材からなる第2の接着材57bを形成した電球形蛍光ランプで実験した。この構成によると、ランプ点灯を所定期間継続させても熱による劣化が発生しにくくなるとともに発光管14とホルダ15との固着強度が向上することが確認された。さらに、各バルブ端部の内周面側が硬度の小さい接着材によって固着されているため、発光管14の熱収縮や衝撃に伴って発生する連通管34への応力を緩和する効果もある。
【0043】
次に、発光管14をホルダ15に固着したのちのランプの組立て工程について説明する。
【0044】
ホルダ15の一対の基板取付溝54に基板64の両側縁部を差し込んで、ホルダ15の内側に基板64を挿入し、ホルダ15の内側に引き出されている発光管14の各ワイヤ37を基板64の各ラッピングピン67に巻き付けて接続する(この巻き付け状態の図示は省略している)。続いて、ホルダ15とカバー13とを組み合わせて結合する。続いて、基板64の入力部側から予め接続されている図示しない電線を口金12のシェル21およびアイレット23に接続し、カバー13に口金12を嵌合してかしめや接着によって固定する。続いて、口金12を下側、発光管14を上方に向けた状態で、ホルダ15の切欠部56を通じて口金12の内側に熱伝導性部材を注入することにより、少なくともホルダ15の切欠部56側に対向して位置するトランスCTなどの電子部品66と口金12およびカバー13側との間に熱伝導性部材を充填するか、口金12の内側全体に熱伝導性部材を充填する。続いて、発光管14にグローブ16を被せ、グローブ16をカバー13に接着材によって固定する。
【0045】
図10に示すように、例えばダウンライトである照明装置81は、照明器具本体82を有し、この照明器具本体82内にソケット83および反射体84が取り付けられ、ソケット83には電球形蛍光ランプ11が装着される。
【0046】
なお、発光管14のバルブ31,32,33の数は、3本に限られず、2本でも、あるいは4本以上を並設して放電路長をより長くすることもできる。
【0047】
図11ないし図13に第2の実施の形態を示す。図11は電球形蛍光ランプの発光管の側面図、図12は電球形蛍光ランプのホルダを示す斜視図、図13は電球形蛍光ランプのホルダの他の例を示す斜視図である。
【0048】
図11に示すように、発光管14は、放電路長が250〜500mmとなる長さで管外径が3〜8mmのバルブ91を用い、一対の電極36が封装される一対の電極端部40が高さ方向の一端側に位置するように螺旋状に屈曲されている。一対の電極端部40は、高さ方向に平行に突出され、先端からは一対のワイヤ37および細管38がそれぞれ突設されている。一方の細管38は口金12の内側に配置されるように長く延設され、その先端部に主アマルガム39が封入されている。
【0049】
図12に示すように、ホルダ15には、突部44の周面にバルブ91の各端部側であって発光管14の中心側に対向する内周面側が嵌合する円弧状の凹部45が形成され、これら各凹
【0050】
部45にはホルダ15の内側に連通する孔部46が形成されている。なお、図示していないが、
【0051】
このホルダ15も、壁部47、当接部50、位置決め部51および挿通孔52などを備えている。
【0052】
また、図13に示すように、発光管14が一対の電極側端部40まで螺旋状に屈曲されている場合には、ホルダ15の突部44の周面に、それら螺旋状の各電極端部40の内周側が係合する凹部45および孔部46が形成される。
【0053】
そして、発光管14をホルダ15に組み合わせた後、ホルダ15の内側から各孔部46を通じて第1の接着材57aを注入し、バルブ91の端部側であって発光管14の中心部に臨む周面内側部分がホルダ15に接着固定される。続いて第2の接着材57bを周面外側部分に形成してさらに固着強度を高めることができる。
【0054】
なお、前記各実施の形態において、グローブ16を省略し、発光管14が露出するタイプにも構成できる。
【0055】
また、前記各実施の形態において、カバー13を省略し、点灯装置17を口金12に収納するとともに、グローブ16の開口部60の縁部61を口金12のシェル21の内側に嵌合して接着材などを用いて固定してもよい。
【0056】
また、ホルダ15の位置決め部は、位置決め部51に限らず、当接部50の周囲に複数の突起を突出させてもよい。
【0057】
また、ホルダ15の突部44の内側には壁部47を設けることが好ましいが、壁部47を設けなくても、突部44の孔部46から接着材57を注入できるとともに、突部44の内側中央部に接着材57が回り込まないように工夫すれば壁部47が形成されない構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電球形蛍光ランプにおけるバルブの並設方向から見た断面図である。
【図2】同上電球形蛍光ランプにおけるバルブの並設方向に対して交差する方向から見た断面図である。
【図3】同上電球形蛍光ランプのホルダの斜視図である。
【図4】同上電球形蛍光ランプの発光管と組み合わせたホルダの内側の斜視図である。
【図5】同上電球形蛍光ランプのカバーおよびグローブを外してホルダの一端側から見た底面図である。
【図6】同上電球形蛍光ランプのカバー、グローブおよび点灯装置を外してホルダの一端側から見た底面図である。
【図7】同上電球形蛍光ランプのホルダの他端側から見た平面図である。
【図8】同上電球形蛍光ランプの発光管を接着固定したホルダの他端側から見た断面図である。
【図9】図8をホルダの一端側から見た平面図である。
【図10】同上電球形蛍光ランプを用いた照明装置の概略図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す電球形蛍光ランプの発光管の側面図である。
【図12】同上電球形蛍光ランプのホルダを示す斜視図である。
【図13】同上電球形蛍光ランプのホルダの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0059】
11 電球形蛍光ランプ
12 口金
14 発光管
15 ホルダ
17 点灯装置
31a,32a,33a バルブ端部
45 バルブ取付部としての凹部
57a 第1の接着材
57b 第2の接着材
81 照明装置
82 照明器具本体
83 ソケット




 

 


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