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発明の名称 照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−242347(P2007−242347A)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
出願番号 特願2006−61117(P2006−61117)
出願日 平成18年3月7日(2006.3.7)
代理人 【識別番号】100083150
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻木 信義
発明者 東 洋邦
要約 課題
各種照明環境に適応可能な照明装置を提供する。

解決手段
照明器具本体11と、照明器具本体に設けられた光源12と、光源に対向して可動可能に設けられたルーバー13と、ルーバーの角度を変化させる角度制御部14とを具備し、ルーバーの角度を変化させて明暗のコントラストを制御するようにした照明装置10を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
照明器具本体と;
照明器具本体に設けられた光源と;
光源に対向して可動可能に設けられたルーバーと;
ルーバーの角度を変化させる角度制御部と;
を具備し、ルーバーの角度を変化させて配光を制御するようにしたことを特徴とする照明装置。
【請求項2】
照明器具本体と;
照明器具本体に設けられた光源と;
光源に対向して可動可能に設けられたルーバーと;
ルーバーの角度を自動的に変化させる角度制御部と;
を具備し、ルーバーの角度を自動的に変化させて配光を制御するようにしたことを特徴とする照明装置。
【請求項3】
前記角度制御部は、駆動部及びタイマー部を有し、タイマー部により駆動部を制御して、ルーバーの角度を自動的に変化させるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記ルーバーは、照明器具本体の下面より突出して設けられたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一に記載の照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフィス照明などルーバーにより配光を制御して照明を行う照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オフィス照明においては、良好な照明環境を得るために、オフィス照明基準によって、例えば、
執務エリアにおける事務室は水平面照度が1500lx以上、VDT専用室、CAD室は水平面照度750lx、照度の均斉度0.6以上、照度の連続性が1:5以内、鉛直面照度100〜500lx。
【0003】
リフレッシュエリアにおける喫茶室、休憩コーナーは、水平照度150lx、照度の連続性1:5以内。
【0004】
などの最適な照明環境が得られるように各種の基準が定められ、この基準に合わせて各種の照明装置を選択し、設置することが行われている。
【0005】
執務エリアに選択される照明装置としては、例えば、下記の特許文献1に示されるような、スクエア形の蛍光ランプを光源とし、蛍光ランプの下方に対向してルーバーを設けた照明装置が用いられ、グレアやVDTへの映り込みを防止するようにしている。
【0006】
また、下記の特許文献2には、複数のルーバーの傾斜角度を制御して太陽光を効率よく採り入れ、照明の効率を向上させる採光装置が示されている。
【特許文献1】特開2004−265649号公報
【特許文献2】特開平7−34616号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に示されるような、ルーバーを設けた照明装置は、仕事を行う机上面を主として照らす照明環境を提供するための器具として設計されており、オフィスの事務室等に設置される。
【0008】
このため、事務室以外の、例えば、リフレッシュエリアにおける喫茶室や休憩コーナー向けの照明環境を提供するための装置としては設計されておらず、用途が限定されてしまう。
【0009】
また、場合によっては、用途の異なる器具を設置したために、最適な照明環境を提供していない恐れもあり、汎用性のある照明装置が要望されている。
また、ルーバーを設けた照明装置は、照明光を主として机上面を照らし、部屋の壁面や天井面に照明光があまり当たらないように構成している。
【0010】
このため、机上で作業する、例えば、VDT作業者は机上が明るく、周囲が暗い、明暗のコントラストが高い照明環境で仕事をし、一日を過ごすことになり、眼の疲れや心身の疲れが生じ易くなってしまう。
【0011】
このため、明暗のコントラストが高い照明環境で、一日を通して仕事を行っても、心身や眼の疲れを生じ難い照明環境を設定することが労働環境改善のために必要となっており、作業性とリラクゼーション効果を実現するための照明装置の出現が強く望まれている。
【0012】
特許文献2には、ルーバーの傾斜角度を制御して光の方向を変化させ、目的とする照明環境を得ようとしているが、太陽光の採光装置であり照明装置として構成されたものではなく、上述した照明装置としての汎用性や、眼や心身の疲れが生じ易い照明環境を改善しようとするものではない。
【0013】
本発明は、上述した問題、課題を解決することを目的とし、各種照明環境に適応可能な照明装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に記載の照明装置の発明は、照明器具本体と;照明器具本体に設けられた光源と;光源に対向して可動可能に設けられたルーバーと;ルーバーの角度を変化させる角度制御部と;を具備し、ルーバーの角度を変化させて配光を制御するようにしたことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、ルーバーの角度を変化させる角度制御部により、配光を制御することができ、各種照明環境に適応可能な照明装置が構成される。
【0016】
本発明において、照明器具本体は、天井埋め込み型、天井直付け型、天吊り型等、用途はオフィス用、業務用、さらには家庭用など各種の照明装置を構成するもの全てが許容される。
【0017】
光源は、直管形、環状形、スクエア形の蛍光ランプや電球形の蛍光ランプでも、さらに白熱ランプ、ハロゲンランプ、発光ダイオード等でもよく、さらにこれら各種のランプを組み合わせたものでもよく、照明器具本体もこれら光源を使用したもの全てが許容され、特定の光源及び照明器具本体には限定されない。
【0018】
光源に対向して可動可能に設けられたルーバーは、例えば、直管形、スクエア形の蛍光ランプであれば、ランプの長手方向の下方に平行に対向させ、かつ板面を垂下させて対向させた平板形に構成しても、またはランプ長手方向に平行でなく直交させて下方に対向するように設けられていても、さらに長手方向に平行なルーバーと直交するルーバーが共に設けられているものであってもよい。
【0019】
環状形の蛍光ランプであれば、ランプの環状形に沿う軸線に平行に対向させ、かつ板面を垂下させて対向させたリング状の板を、同心状に複数枚配設したルーバーであっても、ランプの環状形の円形中心点から放射方向に板面を垂下させて対向させた平板形のルーバーで構成してもよい。さらに、リング状の板からなるルーバーと放射方向の平板形のルーバーを共に設けたものでもよい。
【0020】
照明器具本体に設けられたルーバーは、設けられた全てのルーバーが可動できるようにしても、一部のルーバーのみが可動可能に設けられるものであってもよい。
【0021】
ルーバーの角度を変化させる角度制御部は、ルーバーの角度を変化させるためのモータ等の駆動部を設け、駆動部で直接ルーバーを駆動しても、ギヤー機構やフレキシブルシャフト等の伝達機構を介してルーバーを駆動し角度を変化させてもよい。
【0022】
駆動部の駆動源は、モータ等で構成しても、または手動による操作を駆動源としてもよい。
【0023】
駆動部を動作させるタイミングは、例えば、タイマーによって、自動的にスケジュール制御しても、手動操作により制御するものでもよい。
【0024】
ルーバーの角度を変化させて配光を制御することは、例えば、明暗のコントラストを変化させることが許容され、オフィスにあっては、机上面と壁面、机上面と天井面、さらには机上面と壁面及び天井面など、机上面と机上周囲の面とのコントラストを制御するようにしてもよい。
【0025】
請求項2に記載の照明装置の発明は、照明器具本体と;照明器具本体に設けられた光源と;光源に対向して可動可能に設けられたルーバーと;ルーバーの角度を自動的に変化させる角度制御部と;を具備し、ルーバーの角度を自動的に変化させて配光を制御するようにしたことを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、ルーバーの角度を自動的に変化させる角度制御部により、配光を制御することができ、各種照明環境に適応可能で、かつ自動的に制御される便利な照明装置が構成される。
【0027】
本発明において、ルーバーの角度を自動的に変化させる角度制御部は、駆動部及びタイマー部で構成し、自動的に変化させるようにしてもよい。
【0028】
また、角度制御部は、駆動部及び外光センサで構成し、外の明るさを検知することにより駆動部を制御し、ルーバーの角度を自動的に変化させるようにしてもよい。
【0029】
さらに、角度制御部は、駆動部及び人感センサで構成し、人の存否、人数等を検知することにより駆動部を制御し、ルーバーの角度を自動的に変化させるようにしてもよい。
【0030】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の照明装置において、前記角度制御部は、駆動部及びタイマー部を有し、タイマー部により駆動部を制御して、ルーバーの角度を自動的に変化させるようにしたことを特徴とする。
【0031】
本発明において、タイマー部は時刻を出力しても、時間を出力するようにしてもよい。
【0032】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれか一に記載の照明装置において、前記ルーバーは、照明器具本体の下面より突出して設けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0033】
請求項1の発明によれば、ルーバーの角度を変化させて配光を制御することができ、各種照明環境に適応可能な照明装置を提供することができる。
【0034】
請求項2の発明によれば、ルーバーの角度を自動的に変化させて配光を制御することができ、各種照明環境に適応可能で、かつ自動的に制御される便利な照明装置を提供することができる。
【0035】
請求項3の発明によれば、角度制御部は、駆動部及びタイマー部を有し、タイマー部により駆動部を制御して、ルーバーの角度を自動的に変化させるようにしたので、各種照明環境に適応可能で、かつ時刻または時間に応じて自動的に制御される便利な照明装置を提供することができる。
【0036】
請求項4の発明によれば、ルーバーは、照明器具本体の下面より突出して設けられているので、埋め込み型の照明装置に好適な照明装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明の照明装置の実施形態につき説明する。
【実施例1】
【0038】
本実施例は、天井埋め込み型の照明装置に適用したもので、その構成を図1〜図5に従い説明する。
【0039】
10は本発明の照明装置で、照明器具本体11、照明器具本体に設けられた光源12、光源に対向して可動可能に設けられたルーバー13、ルーバーの角度を変化させる角度制御部14で構成する。
【0040】
照明器具本体11は、下面が開放された四角形状の枠体11aと、開口部分に配置されて枠体の中央部に四角の筒状をなすステー11bを介して固定される蓋体11cで構成する。
【0041】
枠体11aの内周面とステー11b外周面との間に、ロの字状をなす間隔を形成してランプ収納部11dを構成する。
【0042】
ランプ収納部11dにはロの字状をなす開口部11eが形成され、ランプ収納部の内面、すなわち、枠体11aの内周面、ステー11b及び蓋体11cの外周面は、白色塗装等を施して光の反射面になるように構成する。
【0043】
光源は、ロの字状をなすスクエア形の蛍光ランプ12を用い、ロの字状をなすランプ収納部11d内に、開口部11eから光が放射されるように収納配置し、ランプ収納部に設けられたランプホルダ12aで着脱可能に支持する。
【0044】
スクエア形の蛍光ランプ12には口金12bが設けられ、照明器具本体11内に設けられたソケットに接続され、電源が供給される。
【0045】
ルーバー13は、白色の合成樹脂からなる長尺の平板で構成し、スクエア形の蛍光ランプ12の直線状をなす各4辺のランプの長手方向の下方に平行に対向させ、かつ板面を垂下させて対向させた4枚のルーバー13a、13b、13c、13dを配置する。
【0046】
各ルーバー13の両端にシャフト13eを一体に突設し、このシャフトをランプ収納部11dの内周面四隅に設けられた支持ボックス13f、13f、13g、13gに、それぞれ回動可能に軸支し懸架して支持する。軸止された各シャフトは、後述する角度制御部14の伝達機構を構成するギヤー機構17に連結される。
【0047】
各ルーバー13は、照明器具本体11の下面の開口部11eから、幅寸法の約半分程度の長さで、開口部から下方に突出させて設ける。
【0048】
これにより、照明装置10を天井に埋め込んで設置した場合、天井面30からルーバーの下辺部が突出されるように構成される(図2)。
【0049】
13hは、各シャフト13eの軸受けで黄銅等の金属または潤滑性を有する合成樹脂等で構成する(図4)。
【0050】
板面を垂下させて配置された各ルーバー13は、シャフト13eを中心として、垂下された垂線x−xを境にして、左右に所定の角度をもって回動(揺動)できるように構成する。
【0051】
図3〜図4に示すように、ルーバーの角度を変化させる角度制御部14は、駆動部を構成するモータ16と、駆動部の動力をルーバー13に伝達するための伝達機構を構成するギヤー機構17で構成する。
【0052】
モータ16とギヤー機構17からなる角度制御部14は、2台用意され、対角線上に対向して配置された2個の支持ボックス13f(以下「制御ボックス13f」と称す)内に収納され、一方(図1中左方)の制御ボックス13fに収納された1台の角度制御部で、隣接する2枚のルーバー13a、13dを、それぞれ同時に作動させる。
【0053】
また他方(図1中右方)の制御ボックス13fに収納された1台の角度制御部で、隣接する2枚のルーバー13b、13cを、それぞれ同時に作動させる。
【0054】
モータ16とギヤー機構17は、制御ボックス13f内に垂直方向に設置され、モータ16の回転を水平方向に配置されたルーバー13のシャフトに伝達するように構成する。
【0055】
すなわち、モータ16は直流のステッピングモータで構成し、軸16aに第1歯車G1を固定して取り付ける。
【0056】
第1歯車G1には、第2歯車G2を噛み合わせ、第2歯車G2には第3歯車G3を噛み合わせ、一方のルーバー13aのシャフト13eに固定した第4歯車G4を噛み合わせる。
【0057】
第2歯車G2の軸には、さらに第5歯車G5を固定し、第5歯車G5に、他方のルーバー13dのシャフト13eに固定した第6歯車G6を噛み合わせる。
【0058】
なお、第1歯車G1は円板形の歯車で構成し、第2歯車G2及び第3歯車G3は小径の軸歯車を一体に有する円板形の歯車で構成し、第4歯車G4、第5歯車G5は椀の縁に歯を形成した椀形の歯車で構成し、第6歯車G6は軸歯車で構成する。
【0059】
各歯車の歯車比は、ルーバー13a、13dが同一の速度で同一の方向に回動するように設定する。
【0060】
これにより、垂直方向に設置されたモータ16の回転を、水平方向に配置された各ルーバーのシャフトを中心とした回動に変換して、モータ16の動力をルーバー13a、13dに伝達するための伝達機構17が構成される。
【0061】
この伝達機構は、他方の制御ボックス13fにも同様の構成で収納設置し、他方のルーバー13b、13cも同様に作動するように構成する。これにより、4枚の各ルーバーが同期して同一の方向に回動される。
【0062】
なお、4枚のルーバーは完全に同期させる必要はなく、多少時間差をもって回動されてもよい。
【0063】
角度制御部14は、図5に示すように制御装置20を有している。
【0064】
制御装置は、例えば、マイクロコンピュータ等を含んだ電子回路で構成され、タイマー部20a及び制御回路部20bからなり、タイマー部は24時間の時刻を常に刻み、制御回路部はタイマー部からの時刻信号に基づき、モータ16を動作させるタイミング信号を生成する。
【0065】
さらに、制御回路部20bは、出力されたタイミング信号に基づき、予め決められ記憶された時間だけ、モータ16を回転させる信号を出力する。
【0066】
これにより、モータ16が所定時間回転し、この回転によりギヤー機構17を介して各ルーバー13が所定の角度まで回動し、垂下された状態から外方に拡開して、ルーバーの角度が変えられる(図2(a)→(b))。
【0067】
各ルーバー13が外方に拡開されると、蛍光ランプ12からの光は、角度が変えられ傾斜され、かつ天井面30から下辺部が突出されて設けられた各ルーバー13の表面で反射し、照明装置10の外方、すなわち、天井面や壁面等の周囲方向に放射される。
【0068】
本実施例では、角度制御部14が2台用意され、4枚のルーバーを駆動させたが、角度制御部14を1台(モータ16を1台)にして、4枚の各ルーバーを駆動させるようにしてもよい。
【0069】
さらに、ルーバー1枚に対して、それぞれに角度制御部14を1台(モータ16を1台)設ける等に構成してもよい。
【0070】
次に、上記のように構成された照明装置10の作動につき説明する。
【0071】
上記に構成された照明装置10は、オフィスにおいて、机上にパソコン等を設置したVDT作業環境の執務エリアに設置される。
【0072】
まず、照明装置10を上記執務エリアの部屋の天井に埋め込み、所定の電気配線を施して天井埋め込み型の照明装置を構成する。
【0073】
この際、各ルーバー13の下辺部が天井面30から突出して設置される。
【0074】
また、所定の電気配線を施した状態で、角度制御部14のマイクロコンピュータは作動し、タイマー部20aは24時間の時刻発信動作を開始する。
【0075】
まず、朝の出勤時に、照明装置10の電源スイッチを投入して照明装置の蛍光ランプ12を点灯して仕事を開始する。
【0076】
この状態では、各ルーバー13は常態、すなわち、各ルーバーは、スクエア形の蛍光ランプ12の直線状をなす各4辺の長手方向下方に平行で、かつ板面を垂下した状態になっている(図2(a))。
【0077】
これにより、蛍光ランプ12からの光は、ルーバーで反射されることなく下方に向かって照射され、仕事を行う机上面を主として照らし、VDTへの照明光の写り込み少なくしてVDT作業をし易くしている。
【0078】
部屋の照明状態は、仕事を行う机上面が明るく、壁面や天井面など周囲にはあまり光が届かずに比較的暗くなり、明暗のコントラストが高くなった仕事に集中し易い照明環境になる。
【0079】
次に、時間が経過し、午後12:00の昼休みの時間になると、制御装置20のタイマー部20aが午後12:00の時刻信号を発信する。
【0080】
タイマー部からの時刻信号に基づき、制御回路部20bがモータ16を動作させるタイミング信号を生成し、予め決められ記憶された時間だけモータを回転させる信号を出力する。
【0081】
この出力に基づき、モータ16が所定時間回転し、この回転によりギヤー機構17を介して各ルーバー13同期して所定の角度まで回動する(図2(b))。
【0082】
これにより、各ルーバー13が垂下された状態から、外方に拡開した状態となる。
【0083】
各ルーバー13が外方に拡開されると、蛍光ランプからの光は、角度が変えられ傾斜され、かつ天井面30から下辺部が突出されて設けられたルーバーの表面で反射し、照明装置の外方、すなわち、部屋の壁面や天井面等の周囲方向にも向けて放射される。
【0084】
部屋の照明状態は、直下の机上面の照度を低くし、部屋の壁面や天井面も照射し、部屋全体として明暗のコントラストが低くリラックスし易い照明環境をつくる。
【0085】
なお、ルーバーの角度を変化させても、照明装置の光の総量は変わらない。
【0086】
これにより、部屋の照明は、ルーバーが垂下され直下を主として照明する仕事中の照明環境(図2(a))から、部屋全体として明暗のコントラストが低い、安らぎ感のある照明環境(図2(b))に変えられ、昼休みにおける休憩行為を視覚的に認識させることができる。
【0087】
また、同時に、ルーバーが垂下され、直下を主として照明する仕事中の照明環境においては、明暗のコントラストが高く、長時間にわたると、心身や眼が疲れるが、休憩時間には安らぎ感のある照明環境に変えられるので、心身や眼の疲れを癒すことができる。
【0088】
休憩時間が過ぎて、午後の始業時間である午後1:00になると、タイマー部が午後1:00の時刻信号を発信する。
【0089】
タイマー部からの時刻信号に基づき、制御回路部20bがモータ16を動作させるタイミング信号を生成し、予め決められ記憶された時間だけモータを逆回転させる信号を出力する。
【0090】
この出力に基づき、モータ16が所定時間、逆に回転し、この回転によりギヤー機構17を介して各ルーバーが逆の方向に回動する。
【0091】
これにより、各ルーバー13が外方に拡開された状態から、元の垂下した状態に復帰し、仕事中の照明環境(図2(a))に戻す。
【0092】
上記において、昼休みのみ、各ルーバー13を外方に拡開した明暗のコントラストが低い、安らぎ感のある照明環境になるように設定したが、朝の始業時間が始まるまでの時間や、午前の休憩時間、さらに午後の休憩時間、残業が始まる前の時間帯などにも、各ルーバー13を外方に拡開した照明環境になるように、制御装置20のマイクロコンピュータに記憶させて、適宜選択できるように構成してもよい。
【0093】
また、タイマー20aは時刻でなく、時間信号を出力するように構成して、VDT作業を連続2時間行ったら自動的に各ルーバー13を外方に拡開させ、明暗のコントラストが低い照明環境になるようにして、休憩モードにさせるようにしてもよい。
【0094】
この時間制御と時刻制御を部屋の状況、あるいは仕事の状況により適宜選択して設定できるように構成してもよい。
【0095】
各ルーバーが、拡開する角度は部屋の状況等に合わせて、制御装置のマイクロコンピュータに記憶させて、適宜選択出るようにしてもよい。
【0096】
以上、本実施例によれば、時刻または時間に応じて各ルーバー13の角度を自動的に変化させて配光を制御し、明暗のコントラストを制御することができる。
【0097】
これにより、部屋の照明をルーバーが垂下され直下を主として照明する仕事中の照明環境から、自動的に明暗のコントラストが低い、安らぎ感のある照明環境に変えることができ、休憩行為を視覚的に認識させることができるなど、各種照明環境に適応可能な照明装置を提供することができる。
【0098】
また、ルーバーが垂下され明暗のコントラストの高い仕事中の照明環境で一日を過ごすと心身や眼が疲れるが、休憩時間には安らぎ感のある照明環境に自動的に変えられるので、心身や眼の疲れを癒すこともできる。
【0099】
また、この照明装置においては、1台の照明装置の各ルーバーを垂下した状態から、外方に拡開した状態に角度を変化させ、配光を変化させることができる。
【0100】
このため、執務エリア用としても、また、例えば、喫茶室や休憩コーナー等、リフレッシュエリア用の照明装置としても用いることができ、1台の照明装置を各種の照明環境に合わせて転用することが可能となり、汎用性に優れた照明装置を提供することができる。
【0101】
また、用途の異なる照明装置を設置してしまった場合でも、ルーバーの角度を変化させる簡単な操作で、その用途に合った照明装置に変更することができ、最適な照明環境を提供していないような恐れもなくなり、常に最適な照明環境に合った照明装置を即、現場で構成することができる。
【0102】
また、ルーバーを天井面より下方に突出して設けたので、照明装置を天井に埋め込んで設置しても、蛍光ランプの光を確実に壁面や天井面等の周囲方向に照射することができる。
【0103】
本実施例において、タイマー部20aによりモータ16を制御して、時刻または時間に応じて各ルーバー13の角度を自動的に変化させ、明暗のコントラストを制御するようにしたが、図5中点線で示すように、外光センサ21を制御装置20に接続して、外の明るさを検知し、例えば、夕方空が暗くなったことを検知して、ルーバーの角度を変化させ、自動的に休憩モード(終業モード)の照明環境に変えるように構成してもよい。
【0104】
さらに、人感センサ22を制御装置に接続して、人の存否、例えば、人が机にいるときは仕事モードの照明環境にし、いないときには休憩モードの照明環境にしたり、部屋に人が多くいるときには仕事モードにし、人が少なくなったときには自動的に休憩モードにするように構成してもよい。
【0105】
また、モータ16とギヤー機構17からなる角度制御部14を2台用意して構成したが、1台の角度制御部で4枚のルーバーを同時に制御するように構成してもよい。
【0106】
角度制御部14を、照明器具本体の枠体11aの角部に設けたが、角でなく枠体各辺の中間部等、各辺の途中に設けるようにしてもよい。
【0107】
角度制御部14は、伝達機構としてギヤー機構17で構成したが、任意の方向に動力を伝達することが可能なフレキシブルシャフトで構成してもよい。
【0108】
さらに、モータを4台用意し、各ルーバーの一方のシャフトにモータをそれぞれ直結させて、伝達機構を省略して制御するようにしてもよい。
【0109】
駆動部の動力源としてモータを用いたが、ギヤー機構17に輪をなす紐、チェーン等を連結して、使用者が手で輪を手繰ることにより、例えば、紐を手繰りカーテンを開閉するような操作により、ギヤー機構に回転のための動力を与えるようにしてもよい。
【0110】
ルーバー13は、白色の合成樹脂で構成したが、ステンレスやアルミニウム、さらには白色塗装を施した鉄板等の金属で構成してもよい。
【0111】
ルーバー13は、長尺の平板で構成したが、鎧戸式のルーバーで構成してもよい。
【0112】
すなわち、図6(a)(b)に示すように、一端を枠体13jに軸止した複数枚のルーバー片13kの他端を、連結棒13mで連結し、複数のルーバー片を同時に開いて傾斜させ、傾斜したルーバー片で光源の光を外方に反射させるように構成する。
【0113】
図6(a)はルーバー片を閉じた状態で光源の光は下方に放射される状態を示し、(b)はルーバー片を開いて傾斜させ、光源の光を外方に反射させる状態を示す。
【0114】
また、図6(c)(d)に示すように、直管形の蛍光ランプを用いた照明装置に、本発明のルーバーを設置してもよい。
【0115】
すなわち、縦長の照明器具本体11´に直管形の蛍光ランプ12´を配置し、蛍光ランプの長手方向に第1のルーバー13nを設ける。
【0116】
さらに、第1のルーバー13nに直交して、複数枚の第2のルーバー13pを設け、角度制御部14によって複数枚の第2のルーバー13pの角度を変化させる。
【0117】
この場合、全ての第2のルーバー13pの角度を変化させるのではなく、一部、例えば、両端に近いルーバー(図中斜線を付したルーバー)のみの角度を変化させるようにしてもよい。
【0118】
図6(c)はルーバー片を閉じた状態を示し、(d)は一部のルーバーを開き、傾斜させた状態を示す。
【0119】
また、照明装置10を天井埋め込み型で構成したが、図7に示すように天井直付け型に構成してもよい。
【0120】
この場合、各ルーバー13は照明器具本体11のランプ収納部11d内にルーバー全体が隠れるように収納して構成することができ、外観、意匠的にも優れた照明装置を提供することができる。
【0121】
これは天吊り型の照明器具でも同様、優れた照明装置を提供することができる。
【0122】
以上、本発明の好適な実施例を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】本発明の実施形態における照明装置を分解して示す斜視図。
【図2】同じく照明装置を示し、(a)はルーバーを垂下した状態を示す縦断面図、(b)はルーバーを外方に拡開した状態を示す縦断面図。
【図3】同じく照明装置の角度制御部を示す斜視図。
【図4】同じく照明装置の角度制御部を示す正面図。
【図5】同じく照明装置の角度制御部を示すブロック図。
【図6】同じく照明装置の変形例を示し、(a)は変形例において、ルーバー片を閉じた状態を示す側面図、(b)はルーバー片を開いた状態を示す側面図、(c)(d)は他の変形例を示し、(c)はルーバー片を閉じた状態を示す正面図、(d)は一部のルーバーを開いた状態を示す正面図。
【図7】同じく照明装置を天井直付け型に構成した変形例を示す縦断面図。
【符号の説明】
【0124】
10 照明装置
11 照明器具本体
12 光源
13 ルーバー
14 角度制御部




 

 


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