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発明の名称 LED照明器具およびLED非常灯
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−234403(P2007−234403A)
公開日 平成19年9月13日(2007.9.13)
出願番号 特願2006−54793(P2006−54793)
出願日 平成18年3月1日(2006.3.1)
代理人 【識別番号】100142088
【弁理士】
【氏名又は名称】野木 新治
発明者 井上 優 / 松野 将 / 佐藤 公仁 / 渡邉 智 / 辻 俊雄 / 熊谷 昌俊 / 田野 紀貴
要約 課題
小形であって、照度むらを抑制して広範囲を照明するLED照明器具およびLED非常灯を提供することを目的とする。

解決手段
LED非常灯1は、少なくとも3個が直線上に配設されている複数の発光ダイオード2と、比較的広角の配光D,Dが得られるように形成されている第1および第2の光制御体3,5と、第1および第2の光制御体3,5のそれぞれの光軸B,Bの延長線間に比較的狭角の配光Eが得られるように形成されている第3の光制御体4と、第1ないし第3の光制御体3,4,5および発光ダイオード2を収容している器具本体8と、器具本体8に収容されたバッテリ7と、停電時に、バッテリ7からの直流電圧が入力されて発光ダイオード2を点灯させる点灯装置6を具備している。
特許請求の範囲
【請求項1】
基体に少なくとも3個が直線上に配設されている複数の発光ダイオードと;
それぞれ入射面および出射面を有し、入射面が両側に配設されている各発光ダイオードにそれぞれ対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光によりそれぞれ比較的広角の配光が得られるように形成されている第1および第2の光制御体と;
入射面および出射面を有し、入射面が中間に配設されている発光ダイオードに対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光により第1および第2の光制御体のそれぞれの光軸の延長線間に比較的狭角の配光が得られるように形成されている第3の光制御体と;
開口部を有し、この開口部に第1ないし第3の光制御体のそれぞれの出射面が露出するように第1ないし第3の光制御体および発光ダイオードを収容している器具本体と;
発光ダイオードを点灯させる点灯装置と;
を具備していることを特徴とするLED照明器具。
【請求項2】
第1および第2の光制御体は、自身の光軸から光軸に対して少なくとも60°の範囲に発光ダイオードからの放射光を出射し、第3の光制御体は、自身の光軸から光軸に対して少なくとも20°の範囲に発光ダイオードからの放射光を出射するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のLED照明器具。
【請求項3】
基体に少なくとも3個が直線上に配設されている複数の発光ダイオードと;
それぞれ入射面および出射面を有し、入射面が両側に配設されている各発光ダイオードにそれぞれ対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光によりそれぞれ比較的広角の配光が得られるように形成されている第1および第2の光制御体と;
入射面および出射面を有し、入射面が中間に配設されている発光ダイオードに対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光により第1および第2の光制御体のそれぞれの光軸の延長線間に比較的狭角の配光が得られるように形成されている第3の光制御体と;
開口部を有し、この開口部に第1ないし第3の光制御体のそれぞれの出射面が露出するように第1ないし第3の光制御体および発光ダイオードを収容している器具本体と;
器具本体に収容されたバッテリと;
停電時に、バッテリからの直流電圧が入力されて発光ダイオードを点灯させるように構成されている点灯装置と;
を具備していることを特徴とするLED非常灯。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズなどの光制御体により配光制御されるLED照明器具およびLED非常灯に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED)から放射された光が所定の方向に照射されるように、レンズを備えたLED照明器具が提案されている。例えば、発光ダイオードの発光領域の全域を囲繞するように基板に一体に実装された投光レンズを具備し、投光レンズの屈折率を利用して発光ダイオードからの光の配光特性を制御するLED照明器具が提案されている(特許文献1参照。)。この従来技術のLED照明器具は、広角型または狭角型の発光ダイオードに対応した配光特性の投光レンズを実装するものであり、広角の場合には、発光ダイオードから拡散する光を逃がすことなく照明光として有効に利用することができ、狭角型の場合には、発光ダイオードからの光を所望の方向に向けて照明光として有効に利用することができるというものである。
【0003】
また、錘状部分を有する透明体と、錘状部分の中心軸線から放射状に配置され錘状部分の頂部側から錘状部分に向けて光を照射する複数の発光ダイオードを具備する照明装置が提案されている(特許文献2参照。)。この従来技術の照明器具は、発光ダイオードからの光が錘状部分を透過したり、錘状部分で反射して拡散するので、広角的に照明することが可能となるというものである。
【0004】
ところで、天井に直付けまたは埋設されるLED照明器具は、一般に、照明器具直下から所定の範囲の床面に対して一定値以上の照度(明るさ)が求められている。このためには、照明器具が広角な配光特性を有する必要がある。特に、非常灯においては、1lx(ルクス)以上の明るさで、広角的な配光が求められている。
【特許文献1】特開2004−179048号公報(第4頁、第1図)
【特許文献2】特開2004−303686号公報(第4頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のLED照明器具は、発光ダイオードからの光の利用効率を高めるものであり、広角型の発光ダイオードを用いた場合には、これに対応した配光特性の投光レンズを用いることにより、光軸に対して広角の領域を照明することができるが、光軸に対して狭角の領域の照度が不足するなど、所望の照明領域に照度むらが発生するおそれがある。
【0006】
また、特許文献2の照明装置は、透明体の錘状部分において発光ダイオードからの光が透過、拡散することにより、照明領域が広くなり、照明領域を一様の照度で照明することができる。しかし、例えば複数の発光ダイオードを錘状部分の中心軸線から放射状に配置するなど、多数の発光ダイオードを用いるので、照明装置が小形化されにくく、高価になるという欠点を有する。特に、器具本体が小形化しにくくなることにより、天井に配設される非常灯などの小形の照明器具に適さないという欠点を有する。
【0007】
本発明は、小形であって、照度むらを抑制して広範囲を照明するLED照明器具およびLED非常灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載のLED照明器具の発明は、基体に少なくとも3個が直線上に配設されている複数の発光ダイオードと;それぞれ入射面および出射面を有し、入射面が両側に配設されている各発光ダイオードにそれぞれ対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光によりそれぞれ比較的広角の配光が得られるように形成されている第1および第2の光制御体と;入射面および出射面を有し、入射面が中間に配設されている発光ダイオードに対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光により第1および第2の光制御体のそれぞれの光軸の延長線間に比較的狭角の配光が得られるように形成されている第3の光制御体と;開口部を有し、この開口部に第1ないし第3の光制御体のそれぞれの出射面が露出するように第1ないし第3の光制御体および発光ダイオードを収容している器具本体と;発光ダイオードを点灯させる点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
【0009】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0010】
複数の発光ダイオードは、ひとつの基体に配設されてもよく、それぞれ個別の基体に配設されていてもよい。
【0011】
「発光ダイオードの光軸と光制御体の光軸が一致する」とは、厳密な(幾何学的な)光軸の一致を意味するものではなく、言うなれば略一致していればよいものである。
【0012】
光制御体は、透明なガラスまたは合成樹脂のいずれで形成されていてもよく、例えばレンズ体とすることができる。
【0013】
点灯装置は、器具本体に収容されていてもよく、器具本体の外面側に配設されていてもよく、あるいは器具本体と別置されていてもよい。
【0014】
本発明のLED照明器具は、第3の光制御体の出射面から比較的狭角の配光特性で出射される発光ダイオードからの光により主として光軸の延長線周りの照射面を照明し、第1および第2の光制御体の出射面からそれぞれ比較的広角の配光特性で出射される発光ダイオードからの光により主として光軸の延長線に対して比較的広角の位置の照射面を照明する。これにより、複数の発光ダイオードからの光により照射される照射面の領域を広くし、当該照射面を略一定の照度で照明する。
【0015】
請求項2に記載のLED照明器具の発明は、請求項1記載のLED照明器具において、第1および第2の光制御体は、自身の光軸から光軸に対して少なくとも60°の範囲に発光ダイオードからの放射光を出射し、第3の光制御体は、自身の光軸から光軸に対して少なくとも20°の範囲に発光ダイオードからの放射光を出射するように形成されていることを特徴とする。
【0016】
第1および第2の光制御体からの出射角度が60°であると、器具本体からの照明光による照明領域が広くなる。出射角度の上限値は、第1および第2の光制御体の形状や当該照明領域の照度などを考慮して、70°とする。また、第3の光制御体からの出射角度が20°であると、器具本体の直下周囲の照度(明るさ)が確保される。そして、その上限値は、30°とし、この上限値の範囲までは、前記直下周囲を所定の照度とすることが可能である。
【0017】
本発明のLED照明器具は、第1および第2の光制御体により、自身の光軸から光軸に対して少なくとも60°の範囲まで照明し、第3の光制御体により、自身の光軸から光軸に対して少なくとも20°の範囲まで照明し、照明領域が前記少なくとも60°までの広範囲となり、前記少なくとも20°の範囲までの照度が確保されて、全照明領域を略一定に照明する。
【0018】
請求項3に記載のLED非常灯の発明は、基体に少なくとも3個が直線上に配設されている複数の発光ダイオードと;それぞれ入射面および出射面を有し、入射面が両側に配設されている各発光ダイオードにそれぞれ対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光によりそれぞれ比較的広角の配光が得られるように形成されている第1および第2の光制御体と;入射面および出射面を有し、入射面が中間に配設されている発光ダイオードに対向し発光ダイオードの光軸と自身の光軸が一致するようにして配設され、出射面から出射される発光ダイオードからの放射光により第1および第2の光制御体のそれぞれの光軸の延長線間に比較的狭角の配光が得られるように形成されている第3の光制御体と;開口部を有し、この開口部に第1ないし第3の光制御体のそれぞれの出射面が露出するように第1ないし第3の光制御体および発光ダイオードを収容している器具本体と;器具本体に収容されたバッテリと;停電時に、バッテリからの直流電圧が入力されて発光ダイオードを点灯させるように構成されている点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
【0019】
本発明のLED非常灯は、停電時に、点灯装置により発光ダイオードが点灯され、第3の光制御体の出射面から比較的狭角の配光特性で出射される発光ダイオードからの光により主として光軸の延長線周りの照射面を照明し、第1および第2の光制御体の出射面から比較的広角の配光特性で出射される発光ダイオードからの光により主として光軸の延長線に対して比較的広角の位置の照射面を照明する。これにより、LED非常灯は、複数の発光ダイオードからの放射光により照明する照射面の領域を広くし、当該照射面を略一定の照度で照明する。
【発明の効果】
【0020】
請求項1の発明によれば、第1および第2の光制御体により、それぞれ比較的広角の配光で照明し、第3の光制御体により、第1および第2の光制御体のそれぞれの光軸の延長線間で比較的狭角の配光で照明するので、器具本体から出射される照明光により照明される照明領域を広くすることができ、照明領域を略一定の明るさにできる。そして、照明領域が広くなることにより、LED照明器具の設置数を少なくすることができる。また、3個の発光ダイオードおよび第1ないし第3の光制御体を有して前記比較的狭角および広角の配光特性を有するように構成できるので、器具本体およびLED照明器具を小形化することができる。
【0021】
請求項2の発明によれば、照明領域が第1および第2の光制御体の光軸に対して少なくとも60°の範囲に出射光が照射され、かつ第3の光制御体の光軸に対して少なくとも20°の範囲に出射光が照射されるので、器具本体の照射面例えば床面からの高さによらず、広い領域を略一定の照度で照明することができる。
【0022】
請求項3の発明によれば、停電時に、器具本体から出射される複数の発光ダイオードからの光により広い領域が略一定の明るさで照明されるので、器具本体の配設間隔を大きくすることができて、LED非常灯の設置数を少なくすることができる。そして、3個の発光ダイオードおよび第1ないし第3の光制御体を有して前記比較的狭角および広角の配光特性を有するように構成できるので、LED非常灯を小形化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0024】
図1ないし図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図1はLED非常灯であり、図2のX−X方向の概略縦断面図、図2はLED非常灯の概略下面図、図3はレンズの概略縦断面図、図4はLED非常灯の配光図、図5はLED非常灯の内部配線図である。
【0025】
図1において、LED非常灯1は、発光ダイオード(LED)2、第1の光制御体としてのレンズ3、第3の光制御体としてのレンズ4、第2の光制御体としてのレンズ5、点灯装置6、バッテリ7および器具本体8を有して構成されている。
【0026】
発光ダイオード2は、3個が長方形状の基体9に直線上に等間隔で配設(並設)されていて、発光(点灯)により白色光を放射するように形成されている。基体9は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなり、器具本体8の下部側の内面に設けられた支持部材10,10に載置され、支持部材10,10に図示しないねじにより固定されている。
【0027】
レンズ3,4,5は、基体9に配設された3個のそれぞれの発光ダイオード2に対応して設けられている。そして、基体9の両側に配設されている発光ダイオード2,2に対応するレンズ3,5は、同一の形状に形成され、基体9の中間(長手方向の中心)に配設されている発光ダイオード2に対応するレンズ4と形状が異なっている。
【0028】
レンズ3は、例えば強化ガラスからなり、図3(a)に示すように、入射面3a、出射面3bおよび側面3cを有する略放物体状に形成されている。そして、頂部3dに略柱状の凹部11が形成され、この凹部11に発光ダイオード2が収容されるようにしている。凹部11の底面は、入射面3aとなり、発光ダイオード2に対向している。
【0029】
そして、レンズ3は、取付部材12により基体9に固定されている。取付部材12は、上端側に鍔部12a、下端側に底面部12bを有する略円筒状に形成されている。そして、底面部12bにレンズ3の出射面3bを露出させる円状の開口13が形成されているとともに、円状の段部14が形成されている。この段部14にレンズ3の出射面3b側の側面3cが嵌め込まれて、取付部材12にレンズ3が支持されている。
【0030】
そして、取付部材12の鍔部12aは、基体9に図示しないねじにより取り付けられている。このとき、凹部11に発光ダイオード2が収容され、発光ダイオード2の光軸Aとレンズ3の光軸Bが一致(略一致)するようにしている。
【0031】
レンズ3は、頂部3dから出射面3b側に向かうにしたがい側面3cが光軸Bから大きく遠ざかるように形成されている。そして、出射面3b側の側面3cが、主として、発光ダイオード2からの放射光を光軸Bに対して略60°の方向に反射させるように形成されている。すなわち、レンズ3は、発光ダイオード2からの放射光により、図4に示すように、光軸Bに対して比較的広角の配光である配光特性Dが得られるように形成されている。
【0032】
レンズ5は、レンズ3の説明と同様であり、図4に示す配光特性Dが得られるように形成されている。
【0033】
一方、レンズ4は、例えば強化ガラスからなり、図3(b)に示すように、入射面4a、出射面4bおよび側面4cを有する略放物体状に形成されている。そして、頂部4dに略柱状の凹部11Aが形成され、この凹部11Aに発光ダイオード2が収容されるようにしている。凹部11Aの底面は、入射面4aとなり、発光ダイオード2に対向している。レンズ4は、発光ダイオード2の光軸Aと自身の光軸Cが一致(略一致)するようにして、取付部材12と同様に形成された取付部材15により基体9に固定されている。
【0034】
そして、レンズ4は、頂部4dから出射面4b側に向かうにしたがい側面4cが光軸Cから遠ざかるように形成され、レンズ3,5のそれぞれの光軸B,Bの延長線間に比較的狭角の配光が得られるように形成されている。そして、側面4cが、主として、発光ダイオード2からの放射光を光軸Cに対して略20°の方向に反射させるように形成されている。すなわち、レンズ4は、発光ダイオード2からの放射光により、図4に示すように、光軸Cに対して比較的狭角の配光である配光特性Eが得られるように形成されている。
【0035】
上述したように、第1および第2の光制御体としてのレンズ3,5と第3の光制御体としてのレンズ4は、異なる形状に形成され、それぞれ比較的広角および狭角の異形の配光特性D,Eが得られるように形成されている。
【0036】
図1において、点灯装置6は、それぞれの発光ダイオード2に所定の電流を流して点灯させるように構成されている。点灯装置6は、器具本体8の中間部の内面に設けられた支持部材16,16に載置されて固定された取付板17に配設されている。
【0037】
また、バッテリ7は、点灯装置6に直流電圧で給電する。バッテリ7は、器具本体8の上部側の内面に設けられた支持部材18,18に載置されて固定された取付板19に配設されている。
【0038】
そして、点灯装置6は、図5に示すように、点灯ユニット20内に設けられている。点灯ユニット20は、さらに充電回路21、切換回路22が設けられ、点検スイッチ23および充電用モニター24が配設されている。そして、充電回路21に接続されている電源線25,25が導出され、この電源線25,25は電源端子26,26を介して商用交流電源Vsに接続されている。また、充電回路21または点灯装置6と電気的に接続されるリード線27,27が導出され、このリード線27,27は、コネクタ28およびヒューズF1を介してバッテリ7に接続されている。さらに、点灯装置6に接続されているランプ線29,29が導出されており、このランプ線29,29は、複数の発光ダイオード2に接続されている。
【0039】
充電回路21は、バッテリ7を充電するように構成されている。そして、バッテリ7がフル充電の状態になると、充電用モニター24が点灯する。切換回路22は、停電時に、バッテリ7と点灯装置6が接続されるようにして、バッテリ電圧が点灯装置6に入力されるように構成されている。また、点検スイッチ23の引き紐30を引っ張ると、点検スイッチ23がバッテリ5と点灯装置6を接続するようにしている。これにより、停電時に、発光ダイオード2が点灯することの確認がなされる。
【0040】
図1において、器具本体8は、上面に開口部31、下面に開口部32を有し、天井33の開口34に装着し得るように略筒状の形状に形成されている。そして、器具本体8の外周面には、複数の板ばね35,35が取り付けられ、下面には、下カバー36が着脱自在に取り付けられている。下カバー36は、内面に設けられた突出部材36a,36aが互いに拡開するようにして器具本体8の内面に当接することにより、器具本体8に取り付けられている。
【0041】
そして、器具本体8が天井33の開口34に挿入された後、板バネ35,35の弾性力により、天井33が板バネ35,35と下カバー36によって挟持されることにより、器具本体8は、天井33に固定される。そして、器具本体8の上面には、開口部31を塞ぐ蓋体37が配設されている。
【0042】
また、下カバー36の外面36bには、図2に示すように、それぞれレンズ3,4,5の出射面3b,4b,5bと対向し、当該出射面3b,4b,5bと略同等の大きさであって円状の開口部38,39,40が形成されている。この開口部38,39,40を介して、レンズ3,4,5の出射面3b,4b,5bが露出している。また、下カバー36は、外周側にスリット状の開口部41および小孔42が設けられている。そして、開口部41から引き紐30が引き出され、小孔42に充電用モニター24が臨んでいる。
【0043】
下カバー36は、外面36bに形成された開口部38,39,40にそれぞれレンズ3,4,5の出射面3b,4b,5bが露出し、この出射面3b,4b,5bが主に視認されるので、見栄えや意匠性が良好となっている。そして、器具本体8は、上述したように、複数の発光ダイオード2、レンズ3,4,5、バッテリ7および点灯ユニット20を収容している。
【0044】
次に、本発明の第1の実施形態の作用について述べる。
【0045】
停電すると、点灯装置6にバッテリ7から直流電圧が入力される。点灯装置6は、動作してそれぞれの発光ダイオード2を点灯させる。
【0046】
発光ダイオード2が点灯すると、それぞれのレンズ3,4,5の入射面3a,4a,5aに発光ダイオード2からの放射光が入射される。そして、発光ダイオード2からの放射光の一部は、それぞれ側面3c,4c,5cの内表面で反射され、出射面3b,4b,5bで屈折されて出射面3b,4b,5bから出射され、残部の一部は、主としてレンズ3,4,5に吸収される。
【0047】
そして、出射面3b,4b,5bから出射されたそれぞれの出射光は、それぞれ器具本体8の開口部32を通過して下カバー36の開口部38,39,40から出射される。
【0048】
そして、下カバー36の開口部38,40から出射された光は、それぞれ図4に示す配光特性Dに示す配光で床面(照射面)を照明し、レンズ3,5の光軸Bに対して略60°の比較的広角の範囲を照明する。すなわち、器具本体8の両側から遠ざかっている床面が照明される。
【0049】
また、下カバー36の開口部39から出射された光は、図4に示す配光特性Eに示す配光で床面(照射面)を照明し、レンズ4の光軸Cに対して略20°の比較的挟角の範囲を照明する。すなわち、器具本体8の直下の床面が照明される。そして、レンズ4による配光がレンズ3,5のそれぞれの光軸B,Bの延長線間に得られることにより、器具本体8の直下の照度(明るさ)が確保される。これにより、下カバー36の開口部38,39,40から出射される光は、図4に示す配光特性Fに示す配光で床面(照射面)を照明するようになり、床面の広範囲を照明し、器具本体8の直下側の床面の照度が高くなって、全照明領域の床面が略一定の明るさとなる。
【0050】
そして、レンズ3,5の光軸Bに対して略60°の比較的広角の位置の床面においても、この位置にレンズ3,5からの出射光が照射されるので、所定の照度例えば1lx(ルクス)を確保することが可能である。これにより、天井33に配設する器具本体8の設置間隔を大きくすることができて、LED非常灯1の設置数を少なくすることができる。
【0051】
そして、器具本体8は、3個の発光ダイオードおよびそれに対応する3個のレンズ3,4,5を有して形成されているので、発光ダイオード2およびレンズ3,4,5の数量が少なく、発光ダイオード2の指向性によりレンズ3,4,5も比較的小形に形成されるので、器具本体8を小形化することができる。すなわち、LED非常灯1は、小形に形成することができる。
【0052】
なお、上記実施形態において、両側のレンズ3,5がそれぞれ広角の配光特性Dを有し、中間のレンズ4が挟角の配光特性Eを有するように構成しているが、逆に、中間のレンズが広角の配光特性Dを有し、両側のレンズがそれぞれ挟角の配光特性Eを有するように構成していても、上述と同様、床面を所定の照度例えば1lx(ルクス)以上で照明させられる。この場合、本発明のLED非常灯1よりも照明領域が狭くなり、天井33に設置される器具本体8の設置間隔が小さくなり、LED非常灯の設置数が多くなる。
【0053】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0054】
図6および図7は、本発明の第2の実施形態を示し、図6はLED照明器具であり、図7のX−X方向の概略縦断面図、図7はLED照明器具の概略下面図である。なお、図1および図2と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
【0055】
図6および図7に示すLED照明器具43は、図1に示すLED非常灯1において、バッテリ7および点灯ユニット20が取り除かれ、代わって点灯装置44が配設されたダウンライトである。器具本体45は、バッテリ7および点灯ユニット20が取り除かれた分、器具本体8よりも高さが小さくなっている。点灯装置44は、商用交流電源Vsに接続され、交流電圧を直流電圧に変換するとともに、電圧調整を行って発光ダイオード2を点灯させるように構成されている。
【0056】
LED照明器具43は、発光ダイオード2の点灯により、器具本体45の直下から器具本体45の鉛直方向に対して略60°の比較的広角の位置の床面まで、一定値以上の照度で照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すLED非常灯であり、図2のX−X方向の概略縦断面図。
【図2】同じく、LED非常灯の概略下面図。
【図3】同じく、レンズの概略縦断面図。
【図4】同じく、LED非常灯の配光図。
【図5】同じく、LED非常灯の内部配線図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すLED照明器具であり、図7のX−X方向の概略縦断面図。
【図7】同じく、LED照明器具の概略下面図
【符号の説明】
【0058】
1…LED非常灯
2…発光ダイオード
3…第1の光制御体としてのレンズ
4…第3の光制御体としてのレンズ
5…第2の光制御体としてのレンズ
6,44…点灯装置
7…バッテリ
8,45…器具本体
43…LED照明器具




 

 


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