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照明器具 - 東芝ライテック株式会社
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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−179906(P2007−179906A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−378015(P2005−378015)
出願日 平成17年12月28日(2005.12.28)
代理人 【識別番号】100083150
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻木 信義
発明者 樋口 一斎 / 橋本 純男 / 井上 優
要約 課題
放熱性に優れ、かつ操作性が良く、さらに照射方向を変えることが可能な照明器具を提供する。

解決手段
光源11と、光源が配設される光源配設部12b、この光源配設部に対向して設けられ、略球状の一部で構成された被押圧部12c及び他の部分を略球状をなす軌跡線Zより外方に突出して形成された凸部12dを有する基体12と、光源を覆う略半球状のカバー部材13と、カバー部材より小径の開口部14aを有する器具本体14と、前記カバー部材の一部が前記開口部の内周縁に当接するように前記被押圧部を押圧する弾性体15とを具備する照明器具を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
光源と;
光源が配設される光源配設部、この光源配設部に対向して設けられ、略球状の一部で構成された被押圧部及び他の部分を略球状をなす軌跡線より外方に突出して形成された凸部を有する基体と;
光源を覆う略半球状のカバー部材と;
カバー部材より小径の開口部を有する器具本体と;
前記カバー部材の一部が前記開口部の内周縁に当接するように前記被押圧部を押圧する弾性体と;
を具備することを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記基体は、熱伝導性を有する金属部材で構成し、略球状をなす軌跡線より外方に突出して複数の放熱フィンを一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記カバー部材は、合成樹脂で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記光源は、発光ダイオードで構成したことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一に記載の照明器具。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、照射方向を可変可能とした照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の照明器具として、例えば、特許文献1に示されるように、光源を有する略球状の灯具を、器具本体に対してユニバーサルに回転させて照射方向を可変可能にした照明器具がある。
【0003】
一方、特許文献1にも示されるように、フィラメント電球に代わって、寿命が長く、また消費電力の少ない発光ダイオードが、例えば天井面に設置されるダウンライトや、店舗のショーウインドウ用のスポットライトなど、各種照明器具の光源として採用されるようになってきている。
【0004】
発光ダイオードは、点灯時に発熱量が比較的多く、この温度上昇により発光効率が低下し光束の低下が生じて所定の照度が得られない問題がある。
【0005】
特に店舗のショーウインドウ等の展示物を照明するスポットライト等においては、光束の低下により初期の発光色が得られずに色ずれが生じて、展示物に対する所望の演色効果が得られなくなる。
【0006】
これを解決するために、この種の発光ダイオードを光源とする照明器具においては、発光ダイオードの放熱特性を向上させ発光効率の低下を防止することが行われている。
【特許文献1】特開2005−149790号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に示されるものは、光源としての発光ダイオードが内装された略球状の灯具と、灯具の上部に当接して押さえる弾性体を設けて、灯具の照射方向を可変自在に構成している。
【0008】
一方、発光ダイオードが発生する熱を放熱するための構成としては、略球状の灯具を構成する上部材に放熱部を形成している。
【0009】
このため、放熱部には、灯具の略球状をなす形状の範囲内でしか、放熱フィンを形成することができない。このため放熱のための面積を広くとることができず、発光ダイオードの放熱を十分に行うことができない。
【0010】
放熱効果をより効果的に行うためには、上部材と結合される光源やレンズ等を備えた下部材、さらには、器具本体もアルミダイカスト製となして放熱面積を広くし、発光ダイオードの熱を上部材から下部材さらに器具本体を介して外部に放熱する構成が必要となる。
【0011】
この結果、高価なアルミダイカストを多く用いるために材料費が高騰し、安価な照明器具を提供できない問題が生じる。
【0012】
同時に、照明器具の照射方向を変えるために、下部材を手で摘んで回動させるが、下部材の温度が高くなっており、長時間の使用時など極端な場合には、点灯中に熱くて触れない場合もあり可変のための操作に支障をきたす恐れもある。
【0013】
一方、放熱特性を良好にするために、灯具を大きく構成して放熱面積を大となすことで対応すると、小形の光源である発光ダイオードを使用しながら照明器具全体が大形化してしまう問題が生じる。
【0014】
これらの問題は、近年、発光ダイオードがますます高輝度、高出力化され、発生する熱がますます増大していることからも、重要な課題となっている。
【0015】
さらに、これらの問題は、発光源を発光ダイオードにした照明器具にかかわらず、例えば、電球形蛍光ランプを光源とした場合でも、小型高出力化のために、発光管の温度及び点灯回路の温度低減が重要な課題となっている。
【0016】
本発明は、放熱性に優れ、かつ操作性が良く、さらに照射方向を変えることが可能な照明器具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の照明器具の発明は、光源と;光源が配設される光源配設部、この光源配設部に対向して設けられ、略球状の一部で構成された被押圧部及び他の部分を略球状をなす軌跡線より外方に突出して形成された凸部を有する基体と;光源を覆う略半球状のカバー部材と;カバー部材より小径の開口部を有する器具本体と;前記カバー部材の一部が前記開口部の内周縁に当接するように前記被押圧部を押圧する弾性体と;を具備することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、基体は、光源が配設される光源配設部、この光源配設部に対向して設けられ、略球状の一部で構成された被押圧部及び他の部分を略球状をなす軌跡線より外方に突出して形成された凸部を有する構成となしたことにより、放熱性に優れ、かつ操作性が良く、さらに照射方向を変えることが可能な照明器具が実現される。
【0019】
本発明において、光源は、フィラメントを有しない半導体よりなる発光素子で、例えば発光ダイオードや半導体レーザなどを許容する。
【0020】
さらに、半導体発光素子に限らず、例えば、電球形蛍光ランプ等に用いられる小型の発光管でもよく、温度低減が必要な全ての光源が許容される。
【0021】
基体は、略球状の一部で構成された被押圧部及び他の部分を略球状をなす軌跡線より外方に突出して形成された凸部を有する構成となすことが許容されるが、被押圧部及び他の部分は、幾何学的に完全に区分けされている必要はなく、例えば、被押圧部は、実際に押圧される部分より若干広い部分を含んでいてもよく、要は実質的に支障とならない範囲で被押圧部及び他の部分が区分されていればよい。
【0022】
基体の凸部は、例えば、軌跡線より外方に一体に突出して形成した複数の放熱フィンで構成してもよい。
【0023】
基体は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成することを許容するが、合成樹脂の素材にアルミニウム等の金属膜をコーティングしたり、アルミ箔等を被覆したものなどでもよく、その材質は特定のものに限定されない。
【0024】
基体の形状は、略半球状をなし、後述する略半球状のカバー部材と組み合わせることにより、全体として略球状をなす発光体を構成することが好ましいが、ここでは特定の形状に限定することなく、例えば、円柱、三角錐、さらには直方体などの立体形状をなしていてもよい。
【0025】
光源を覆う略半球状のカバー部材は、アルミニウム等の金属に比して価格的に有利な合成樹脂が好ましいが、ここでは特定の材質に限定されず、例えば、合成樹脂の素材にアルミニウム等の金属膜をコーティングしたり、アルミ箔等を被覆したもの、さらには、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成することも許容し、基体とカバー部材の材質は同一でも、異なる材質で構成してもよい。
【0026】
カバー部材は、全体が完全な半球形状をなしてもよいが、後述する器具本体の開口部の開口内周縁に可変可能に当接する一部を少なくとも球面となし、全体として略半球状をなしたものを許容する。
【0027】
また、光源を覆う状態は、気密にしても、また放熱のための空気孔等を形成し外部と連通させたものであってもよい。
【0028】
器具本体は、開口部の内周縁にカバー部材の一部を当接するため、カバー部材より小径の開口部を有するもので、その材質は、合成樹脂でも、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成しても、さらには合成樹脂の素材にアルミニウム等の金属膜をコーティングしたり、アルミ箔等を被覆したものを許容し、カバー部材と同様の材質で構成し、可変動作を円滑にすることが好ましいが、異なる材質で構成してもよい。
【0029】
被押圧部を押圧する弾性体は、板状のバネでも線材をスパイラル状に形成したスプリング状のバネで構成してもよく、さらに弾性体を器具本体に取り付けるための機能、さらには照明器具を天井等の造営材に形成した取付孔に固定するための取付部材の機能を有していてもよい。
【0030】
本発明の照明器具は、照明の目的のために使用するすべての照明器具に適応するもので、例えば、ダウンライトやスポットライト等に用いることができる。さらに各種の表示装置に用いることもできる。
【0031】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の照明器具において、前記基体は、熱伝導性を有する金属部材で構成し、略球状をなす軌跡線より外方に突出して複数の放熱フィンを一体に形成したことを特徴とする。
【0032】
金属部材は、熱伝導性の良好なアルミニウムやニッケル等の金属が許容される。
【0033】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の照明器具において、前記カバー部材は、合成樹脂で構成したことを特徴とする。
【0034】
合成樹脂は、例えば、耐熱性、耐光性、電気絶縁性の良好なPBT(ポリブチレンテレフタレート)やPPA(ポリフタルアミド)、PC(ポリカーボネート)などの合成樹脂が許容される。
【0035】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれか一に記載の照明器具において、前記光源は、発光ダイオードで構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0036】
請求項1の発明によれば、基体は、光源が配設される光源配設部、この光源配設部に対向して設けられ、略球状の一部で構成された被押圧部及び他の部分を略球状をなす軌跡線より外方に突出して形成された凸部を有する構成となしたことにより、放熱性に優れ、かつ操作性が良く、さらに照射方向を変えることが可能な照明器具を提供することができる。
【0037】
請求項2の発明によれば、基体は、熱伝導性を有する金属部材で構成し、略球状をなす軌跡線より外方に突出して複数の放熱フィンを一体に形成したことにより、放熱性に優れ、かつ操作性が良く、さらに照射方向を変えることが可能な照明器具を提供することができる。
【0038】
請求項3の発明によれば、カバー部材は、合成樹脂で構成したことにより、点灯中も照射方向を変えることが可能な照明器具を提供することができる。
【0039】
請求項4の発明によれば、光源は、発光ダイオードで構成したことにより、放熱性に優れ、かつ操作性が良く、さらに照射方向を変えることが可能な発光ダイオードを用いた照明器具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、本発明に係る照明器具の実施形態について説明する。
【実施例1】
【0041】
図1〜図3は、本発明の実施形態の照明器具を示し、図1は照明器具の縦断面図(図2(a)A−A線に沿う縦断面図)、図2は照明器具を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、図3は照明器具をダウンライトとして用い天井面の取付孔に設置した状態を示す縦断面図である。
【0042】
本実施例の照明器具は、店舗等に用いられるダウンライトとして構成されたものである。
【0043】
図1〜図2に示すように、照明器具10は、光源11、基体12、カバー部材13、器具本体14、弾性体15及びレンズ16で構成する。
【0044】
光源11は、発光ダイオード(以下「LED」と称す)で、本実施形態ではLEDの光学軸線a−aに光線が主として放射される1個の白色LEDで構成する。
【0045】
LED11は、一次レンズを有するチップ素子を中心部にして円板状のプリント配線基板に実装したもので、プリント配線基板の裏面に重合し接して設けられたアルミニウム等の熱伝導性の良好な金属からなる放熱板11aを有する。放熱板はプリント配線基板と同形状の円板状に構成する。
【0046】
基体12は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で、肉厚な略半球状をなす形状に構成し、一端部に開口部12aを形成すると共に、この開口部の底面に光源配設部12bを形成する。
【0047】
光源配設部12bは凹部で構成され、凹部内に光源であるLED11を収納して配設する。
【0048】
光源配設部12bに対向した外面(図1中上面)に、略球状の一部で構成された被押圧部12cを形成し、被押圧部12c以外の他の部分を略球状をなす軌跡線Zより外方に突出して凸部12dを形成する。
【0049】
基体12の被押圧部12cは、照射方向の可変動作時に、後述する弾性体15と当接する部分が略球状の一部で構成された略球状面となし、他の部分に形成された凸部12dは、略球状をなす軌跡線Zより外方に一体に突出して形成した複数の放熱フィン12eで構成する。
【0050】
放熱フィン12eは、軌跡線Zより外方に突出して肉厚に形成された凸部12dの外面を、軌跡線Zより内側まで切削して、軌跡線Zより内側を基点とし、先端部が軌跡線Zより外方に突出する表面積の大きなフィンを、被押圧部12cの略球状面の中心点を基点とする放射方向に略等間隔に10枚形成する。
【0051】
上記に構成した基体12には、その開口部12aからLED11を実装した放熱板11aを挿入し、ネジ等で光源配設部12bの凹部内底面に密着して固定する。
【0052】
基体12の開口部12aには、その端部外周面に径を縮小した環状の係止段部12fを一体に形成する。
【0053】
なお、LED11には図示しない電源線が接続され、電源線は基体12を貫通して外部に導出され、別途に構成した電源部に接続される。
【0054】
図中16はレンズで、無色透明のポリカーボネート等の合成樹脂で、縦断面がすり鉢状で横断面が円形をなす形状に構成し、その一端面が平坦な光出力端で、他端面に光入力端となる凹部を形成して構成する。
【0055】
上記に構成したレンズ16は、光入力端の凹部に、上記LED11に設けられた一次レンズを挿入し、LEDの光学軸線a−aとレンズの光学軸線b−bを完全に一致させるようにして保持する。
【0056】
カバー部材13は、耐熱性、耐光性、電気絶縁性の良好なPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の合成樹脂からなり、LED11を覆い、基体12の開口部12aを閉塞するように、一端部に開口部13aを有し、内部を空間とした略半球状をなす椀体に構成する。
【0057】
開口部13aは、その内径寸法を、基体12の係止段部12fの外径寸法と略同一となし、基体12の係止段部12fがカバー部材13の開口部13aに嵌合できるように構成する。
【0058】
カバー部材13の椀体の底面となる部分に、透光部を構成する透孔13cを形成する。この透孔13cには、透明なアクリル樹脂等からなる透光板13dを嵌め込んで固定し、透孔13cの外周面には使用者が指先をかけるための環状の摘み部13eを一体に突出して形成する。
【0059】
上記に構成したカバー部材13は、その開口部13aを基体12の係止段部12fに嵌め込み、シリコン等の耐熱性の接着剤で固定することにより、光源であるLED11及びレンズ16を覆うようにして一体化され、基体12及びカバー部材13が全体としてなす形状が、直径d1が約35mmの略球状の形状をなすように構成される。
【0060】
なお、カバー部材13の開口部13aを基体12の係止段部12fに嵌め込む際に、レンズ16の光出力端とカバー部材13の内面にゴム等の弾性材からなるレンズ保持部材16aを介在させて保持し、レンズ16の平坦な光出力端を透光13に対向させると共に、LED11の光学軸線a−aとレンズの光学軸線b−b及び円形をなす透孔13cの中心が完全に一致するようにして保持する。
【0061】
これにより、直径約35mmの球体の中に、光源であるLED11及びレンズ16等が収納された、略球状のLED発光体20が構成される。
【0062】
器具本体14は、カバー部材13と同材質の、耐熱性、耐光性、電気絶縁性の良好なPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の合成樹脂で円形皿状をなす形状に構成し、皿状底面にカバー部材13の椀体底面より小径の開口部14aを形成する。
【0063】
開口部14aの開口内周縁に、カバー部材13の椀体底面の略半球状をなす外面の一部を当接し、内周縁上をカバー部材13の略半球状の外面が滑って動くように構成する。
【0064】
この際、カバー部材13の椀体底面の略半球状部分の一部分を開口部14aから外方に突出させ、透光13cに形成した摘み部13eを外側から摘んでカバー部材13全体を動かすことができるように構成する。
【0065】
弾性体15は、板状をなすバネを折り曲げて略コ字状に形成し、当接部15a及び両端に支持部15bを形成する。
【0066】
弾性体15の当接部15a内面を、基体12の被押圧部12cの略球状面に対し、弾性体の弾力に抗して当接させ、その状態で両端の支持部15bを器具本体14の外側面にネジ等を用いて固定する。
【0067】
これにより、弾性体15は器具本体14の開口部14aの開口内周縁に、カバー部材13の一部を当接するように、基体12の被押圧部12cを押圧し、その弾力により適度な摩擦を有して、略球状のLED発光体20全体が可変可能な状態で支持される。
【0068】
上記において、LED発光体20の可変可能な範囲、すなわち、照明器具の照射方向を可変するために、LED発光体20が器具本体14に対して可変する範囲は、次のように構成する。
【0069】
まず、図3に示すように、略球状のLED発光体20は、鉛直線x−xを中心線として360度の角度(全周)にわたって回転(正逆転可能)できるようにする。
【0070】
さらに、LED発光体20は、鉛直線x−xとLEDの光学軸線a−aの交点cを中心とした角度a1が約25度の角度範囲で自由に揺動できるように構成する。
【0071】
この両者の動きが組み合わされ、LED発光体20は、水平面に対して360度の角度範囲にわたって回転できると同時に、所定の角度a1(約25度)にわたって傾斜角度が自由に揺動できるよう動かすことができる。
【0072】
この可動範囲が、すなわち照明器具の照射方向をユニバーサルに可変する範囲となる。
【0073】
また、同時に、基体12における被押圧部12cの略球状面の範囲Gは、上記における照射方向の可変範囲によって決められる。
【0074】
すなわち、上記照射方向の可変動作時に、基体12の被押圧部12cが弾性体15の当接部15a内面と当接する部分が、略球状面の範囲Gとなる。
【0075】
換言すれば、略球状面の範囲G以外、若しくはこの範囲より若干広い部分以外は、全て、略球状の軌跡線Zより外方に突出させて凸部15dとなして放熱フィン12eを形成する。
【0076】
これにより、基体12は弾性体15に当接しながら、その弾力により適度な摩擦をもって、被押圧部12cの略球状面に沿いスムーズに動くことができると共に、放熱面積が広くなり効果的な放熱作用が行える。
【0077】
なお、上記において、LED発光体20は、別途のストッパー機能を設けることにより、鉛直線x−xを中心線として360度の角度以上には回転しないように構成する。
【0078】
これにより、基体12から導出されたLED11の電源線が捩れないように構成される。
【0079】
また、所定の角度a1(約25度)以上の揺動は、カバー部材13の透光13cに形成された環状の摘み部13eの先端が、器具本体14の開口部14aの開口内周縁に当接することにより規制される。
【0080】
以上により、LED11を光源とし、照射方向をユニバーサルに可変することが可能な照明器具10が構成される。
【0081】
因みに、照明器具10の寸法は、器具本体14の直径d2が約42mm、高さhが約34mmの小型のダウンライト用のLEDを用いた照明器具として構成される。
【0082】
上記に構成した照明器具10を、図3に示すように天井面Sの取付孔Hに、別個の取り付け具を用いて埋め込んで設置し、別置きの電源部から電源線を介してLED11に電源を供給する。
【0083】
これにより、LED11が点灯して発光し、LEDの光学軸線a−aに沿った光をカバー部材13の透光13cから放射して所定の照明を行う。
【0084】
照射方向を変える必要が生じた場合には、LED11を点灯したまま、カバー部材13の摘み部13eを指先で摘んで動かす。
【0085】
これにより、カバー部材13の椀体底面の略半球状をなす外面が、器具本体14の開口部14aの開口内周縁に当接しながら、内周縁上を略半球状の外面の一部が滑って動くので、LEDの光学軸線a−aを上述した可変範囲内で自由に動かし、所望の方向に向けて照明を行えばよい。
【0086】
この際、器具本体14と、器具本体の開口部14aに当接して動くカバー部材13とは、同材質の合成樹脂で構成したので円滑に動かすことができる。
【0087】
一方、点灯時にLED11から発生する熱は、LED11の放熱板11aから基体12に伝達され、基体の外面に形成した放熱フィン12eから外部に放熱される。
【0088】
基体12は、照射方向の可変動作時に弾性体15と接する被押圧部12cの略球状面以外は、全て、略球状の軌跡線Zより外方に突出させて放熱フィン12eを形成したので、放熱面積が広くなり効果的に放熱する。
【0089】
さらに、放熱フィン12eは、軌跡線Zより内側を基点とし先端部が軌跡線Zより外方に突出する表面積の大きなフィンとして構成したので、より一層効果的に放熱する。
【0090】
さらに、放熱フィン12eは、基体12の被押圧部12cの略球状面の中心点を基点とする放射方向に略等間隔に10枚形成したので、さらに一層効果的に放熱する。さらに、基体は熱伝導性の良好なアルミニウムで構成したので、より一層効果的に放熱する。
【0091】
また同時に、LED11から発生した熱は、カバー部材13にも一部伝達されるが、カバー部材13は合成樹脂で構成したので、熱の伝導が抑制され摘み部13eを手で摘んでも熱くなく、LEDの点灯中でも照射方向を変えることが可能となる。
【0092】
本実施形態によれば、基体12は、可変動作時に弾性体15と接する被押圧部12cの略球状面以外、換言すれば、照射方向を可変するために必要な球面の部分以外は、全て、略球状の軌跡線Zより外方に突出させて凸部12dとなして放熱フィン12eを形成したので、放熱面積が広くなり効果的に放熱をさせることができる。
【0093】
因みに、特許文献1に示す照明器具においては、略球状の灯具を構成する上部材に放熱部を形成し、しかも、この放熱部は灯具の略球状をなす形状の範囲内でしか、放熱フィンを形成することができない。このため放熱のための面積を広くとることができず、発光ダイオードの放熱が十分に行うことができていない。
【0094】
これに対し、本実施例では、略球状の軌跡線Zより外方に突出させて放熱フィン12eを形成したので、放熱面積を広くすることができ、効果的な放熱を行うことができる。
【0095】
さらに、放熱フィン12eは、軌跡線Zより内側を基点とし先端部が軌跡線Zより外方に突出する表面積の大きなフィンとして構成したので、より一層効果的に放熱をさせることができる。
【0096】
さらに、放熱フィン12eは、略等間隔に10枚形成し、熱伝導性の良好なアルミニウムで構成したので、より一層効果的に放熱をさせることができる。
【0097】
これらにより効果的な放熱が行われてLED11の温度上昇が抑制され、発光効率の低下を防止することができると共に、光束の減少を防ぐことができ、光りの色ずれが生じたりすることがなく、所望の演色効果をもって展示物等の照明を行うことができる。
【0098】
さらに、LED11の温度上昇が抑制されるので、結果としてLEDには、より大なる電力を投入することができ、より明るい照明を行うようにすることも可能となる。
【0099】
上述のように、基体12は放熱性が特に優れた構成となすことができたので、基体12のみを高価なアルミニウム製となし、他の主要な構成部品であるカバー部材13及び器具本体14は比較的安価な合成樹脂を採用することができ、コスト的に有利な照明器具を提供することができる。
【0100】
従来では、放熱効果をより効果的に行うためには、上部材と結合される下部材、さらには、器具本体もアルミダイカスト製となして放熱面積を広くする必要があり、高価なアルミダイカストを多く用いるために安価な照明器具が提供できていない。
【0101】
また、LED11から発生した熱は、カバー部材13にも一部伝達されるが、カバー部材13は合成樹脂で構成したので、熱の伝導が抑制され、カバー部材13の摘み部13eを手で摘んでも、従来のように熱くて触れないようなことはなく、点灯中でも照射方向を変えることができ、可変のための操作に支障をきたすことがなく操作性がよくなる。
【0102】
さらに、器具本体14と、器具本体の開口部14aに当接して動くカバー部材13とは、同材質の合成樹脂で構成したので、摩擦が発生しにくくなり、指先による小さい力でも、簡単かつ円滑に動かすことができ、さらに操作性がよくなる。
【0103】
従来では、特許文献1などに示されるように、放熱効果を高めるためには下部材をアルミニウム等の金属で構成しなければならず、器具本体は一般的には合成樹脂で構成することがほとんどで、結果として金属と合成樹脂による材質の異なる部材を接しさせて動かすことになり、摩擦が生じて円滑に動かすことができず、操作性が悪くなる問題が生じていた。
【0104】
光源としてLED11を採用したので、器具全体として小型な構成となり、設置スペースの問題やデザイン的な制約を受けず、かつ照射方向を自由に可変することが可能な小型の照明器具を提供することができる。
【0105】
本実施形態において、LED11は白色で構成したが、照明器具の用途に応じ、赤色、黄色、緑色等で構成してもよい。
【0106】
基体12及びカバー部材13の内面を、白色または鏡面等の光を反射する面となし、レンズ16から漏れる光を反射させてレンズに戻すように構成し、光ロスを低減させるようにしてもよい。
【0107】
基体12をアルミニウムで構成し、カバー部材13を合成樹脂で構成したが、両者をアルミニウムで構成し、基体12の係止段部12fをカバー部材13の開口部13aに嵌合させる構成によって、LED11からの熱を基体12からカバー部材13にも効果的に伝達するようにして、より一層効果的な放熱を行うことができるようにしてもよい。
【0108】
さらに、器具本体14もアルミニウムで構成すれば、より一層効果的な放熱を行うことができると共に、カバー部材13と器具本体14とは、同材質の金属となって摩擦が発生しにくくなり、操作性がよくなる。
【0109】
カバー部材13の透光部は、透孔13cに透明なアクリル樹脂等からなる透光板13dを嵌め込んで構成したが、透光板13dを設けずに貫通した透光13cのみで構成し、光を直接外部に放射するようにしてもよい。
【0110】
基体12とカバー部材13の結合手段は、基体の係止段部12fをカバー部材の開口部13aに嵌合させ、シリコン等の耐熱性の接着剤で固定したが、係止段部の外周に雄ネジを、開口部の内周に雌ネジを形成して両者をねじ込んで固定し、修理、点検の際等にはねじ込みを外すことができるように、着脱可能な結合手段で構成してもよい。
【0111】
電源部は、別置きに構成したが、基体12若しくはカバー部材13内に電源部を収納して構成してもよい。
【0112】
照射方向は、水平面において360度の角度範囲にわたり可変でき、同時に所定の角度範囲で傾斜角度が自由に揺動できるようしたが、360度の角度範囲、全てにわたりで可変できることが条件ではなく、一部の角度範囲において可変ができない部分があってもよく、実用的に支障とならない範囲内で、照射方向がユニバーサルに可変可能になるように構成したものでもよい。
【0113】
本実施例の照明器具は、ダウンライトとして構成したが、スポットライト等を構成してもよく、さらに家庭用、店舗、施設、業務用等の各種の室内外の照明器具として構成してもよい。
【0114】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明の実施形態に係る照明器具の縦断面図(図2(a)A−A線に沿う縦断面図)。
【図2】同じく照明器具を示し、(a)は平面図、(b)は底面図。
【図3】同じく照明器具をダウンライトとして用い天井面の取付孔に設置した状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
【0116】
10 照明器具
11 光源
12 基体
12b 光源配設部
12c 被押圧部
12d 凸部
13 カバー部材
14 器具本体
14a 開口部
15 弾性体
Z 軌跡線





 

 


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