米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 照明 -> 東芝ライテック株式会社

発明の名称 カラーチェンジャー及び照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−179762(P2007−179762A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−373910(P2005−373910)
出願日 平成17年12月27日(2005.12.27)
代理人 【識別番号】100101834
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 順一
発明者 井手 勝幸 / 伊藤 安雄
要約 課題
多数色の単位カラーフィルターを用いることなく、多数の光色を実現でき、かつカラーフィルターの移動量との関係で、色表現の精度を向上できるカラーチェンジャー及び照明装置を提供することを目的とする。

解決手段
本発明は、本体2aと、本体2a内に移動可能に収納され、光が照射される帯状のカラーフィルター10とを具備するカラーチェンジャー2において、カラーフィルター10は、複数色の単位カラーフィルター11を連続して設け、単位カラーフィルター11相互の境界11aを長手方向に対して非垂直線状となし、かつ光照射部6に対する単位カラーフィルター11の重合長を長くするようにしたカラーチェンジャー及びこのカラーチェンジャーを設けた照明装置である。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体と;
本体内に移動可能に収納され、光が照射される帯状のカラーフィルターと;
を具備するカラーチェンジャーにおいて、カラーフィルターは、複数色の単位カラーフィルターを連続して設け、単位カラーフィルター相互の境界を長手方向に対して非垂直線状となし、かつ光照射部に対する単位カラーフィルターの重合長を長くするようにしたことを特徴とするカラーチェンジャー。
【請求項2】
カラーフィルターは、単位カラーフィルター相互の境界を長手方向に対して傾斜線状となした請求項1記載のカラーチェンジャー。
【請求項3】
カラーフィルターは、赤色、緑色、青色及び白色の単位カラーフィルターを含む請求項1記載のカラーチェンジャー。
【請求項4】
カラーフィルターは、赤色、緑色、青色、白色、シアン色、マゼンタ色及びイエロー色の単位カラーフィルターを含む請求項1記載のカラーチェンジャー。
【請求項5】
器具本体内に配設される光源と;
光源へ電力を供給する点灯装置と;
を具備する照明器具に請求項1乃至請求項4のいずれか一記載のカラーチェンジャーを設けたことを特徴とする照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、舞台、スタジオ等に用いられるカラー照明に係り、その光色を変えることができるカラーチェンジャー及び照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カラーチェンジャー及び照明装置を図6乃至図9を参照して説明する。図6において、舞台用照明器具であるスポットライト1にカラーチェンジャー2を取付けた照明装置3の側面図を示す。スポットライト1は筐体の中に光源としてのハロゲン電球及び点灯装置等を備えている。また、1aは、スポットライト吊下げ用ハンドルである。このスポットライト1の前面には、光源から照射される光色を変える外形箱状の本体2aからなるカラーチェンジャー2が適宜手段で取付けられている。
【0003】
図7は、カラーチェンジャー2の前面蓋2aを一部切欠いて示す正面図である。カラーチェンジャー2には、前面及び後面に、光源からの光が通過する略円形の照射開口2bが形成されている。また、内部両側には回転ドラム2cが、その回転軸両端を枢支して設けられており、この回転ドラム2cはモータに連結されている。さらに、回転ドラム2cには、帯状のカラーフィルター4の両端が接続され、モータの駆動に応じてカラーフィルター4が回転ドラム2cに巻き取られ、巻き戻しされるようになっている。また、2dは、カラーフィルター4下側に対向した位置に設けられたフォトセンサーである。
【0004】
次に、図8は、カラーフィルター4の一部を取出して示す展開図である。カラーフィルター4は、長手方向に複数の色が区分けされて単位カラーフィルター5をなし、この単位カラーフィルター5が連続してつながって帯状をなしている。単位カラーフィルター5は、透過光を赤色にする赤色部(R)、緑色にする緑色部(G)、青色にする青色部(B)及び白色にする白色部(W)を含んで連結している。これら、単位カラーフィルター5相互の境界5aは、長手方向に対して垂直線状であり、単位カラーフィルター5下側には前記フォトセンサーに対向する位置にアルミ箔等の位置決めマーカ5bが貼着されている。
【0005】
このようなカラーチェンジャー及び照明装置において、光源からカラーフィルター4に光を照射し、任意の光色により被照射体を照らすことができるわけであるが、これは、カラーフィルター4をモータの駆動により長手方向に移動し、単位カラーフィルター5の位置決めマーカ5bをフォトセンサー2dで読み取り、照射開口2bに対応する単位カラーフィルター5を選択して行われる。すなわち、位置決めマーカ5b毎に番地が決められており、この番地をリモートコントロール装置で選択し、その後、モータを駆動させることによりカラーフィルター4が所定量長手方向に移動し、選択した番地の位置で止まり、結果的に選択した光色で被照射体を照らすことができるものである。
【0006】
図8においては、光源からカラーフィルター4への光の照射像をイメージで現した光照射部6が白色部(W)の単位カラーフィルター5に対応していることを示している。この場合、白色光が被照射体を照らすことになり、カラーフィルター4を長手方向に移動し、光照射部6が緑色部(G)、青色部(B)、赤色部(R)に対応することとなれば、それぞれ緑色光、青色光、赤色光が被照射体を照らすことになる。
【0007】
以上のような構成のカラーチェンジャー2においては、選択した単位カラーフィルター5の色でカラー照明を行うことができるが、より多色の光色でカラー照明を行うには所望の色の単位カラーフィルター5を多数用意しなければならなかった。
【0008】
そこで、これらの不都合を解消するため、図9に示すように、単位カラーフィルター5の下側に位置決めマーカ5bを連続して複数個設けるものが考えられた。このカラーフィルター4を用いたカラーチェンジャー2によれば、光照射部6を単位カラーフィルター5毎のみではなく、各単位カラーフィルター5の中間位置にも対応させることができ、例えば、光照射部6が白色部(W)と緑色部(G)との2色間に亘っていれば、光照射部6に対する白色部(W)と緑色部(G)との占有面積の割合に応じて白色と緑色とが混合した光色を実現することができる。したがって、単位カラーフィルター5の色を多数用意しなくても多色の光色を実現することができることとなる。
【特許文献1】特開平9−282922号公報
【特許文献2】特開平8−17208号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述のものでは、中間色を含めた多数の光色を実現することは可能ではあるが、所望の光色を実現するに際し、より精度よく光色を実現することが望まれていた。
【0010】
本発明は、多数色の単位カラーフィルターを用いることなく、多数の光色を実現でき、かつカラーフィルターの長手方向への移動量との関係で、色表現の精度を向上できるカラーチェンジャー及び照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の請求項1に記載のカラーチェンジャーは、本体と、本体内に収納され、長手方向に移動可能であって、光が照射される帯状のカラーフィルターとを具備するカラーチェンジャーにおいて、カラーフィルターは、複数色の単位カラーフィルターを連続して設け、単位カラーフィルター相互の境界を長手方向に対して非垂直線状となし、かつ光照射部に対する単位カラーフィルターの重合長を長くするようにしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項2に記載のカラーチェンジャーは、単位カラーフィルター相互の境界をカラーフィルターの長手方向に対して傾斜線状となしていることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に記載のカラーチェンジャーは、カラーフィルターが赤色、緑色、青色及び白色の単位カラーフィルターを含んでいることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項4に記載のカラーチェンジャーは、カラーフィルターが赤色、緑色、青色、白色、シアン色、マゼンタ色及びイエロー色の単位カラーフィルターを含んでいることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項5の照明装置は、器具本体内に配設される光源と、光源へ電力を供給する点灯装置とを具備する照明器具に請求項1乃至請求項4のいずれか一記載のカラーチェンジャーを設けたことを特徴とする。
【0016】
各発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は次による。
【0017】
光照射部に対する単位カラーフィルターの重合長を長くするとは、光照射部に対し移動する一つの単位カラーフィルターに注目したとき、単位カラーフィルターと光照射部の重合開始(重合面積が最小である位置)から終了(重合面積が最大になる位置)までの長さが、単位カラーフィルター相互の境界を長手方向に対して垂直線状にした従来のカラーフィルターを用いた場合に比較し長いことを意味する。
【0018】
光照射部は、光源からカラーフィルターへの光の照射像をイメージで現したものであるから、その輪郭が必ずしも明確になるとは限らないものである。
【0019】
照明器具にカラーチェンジャーを設けるとは、照明器具にカラーチェンジャーを着脱可能に取付けること、一体的に設けること又は照明器具にカラーチェンジャーを内蔵することを含むものである。照明器具にカラーチェンジャーを内蔵する場合は、カラーチェンジャーの本体は、照明器具の本体ケースを構成する部材がカラーチェンジャーの本体を兼用することもある。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、カラーフィルターの移動量との関係で、被照射体へ所望の光色を実現するに際し、色表現の精度を向上できるカラーチェンジャー及び照明装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明のカラーチェンジャー及び照明装置を図1乃至図3を参照して説明する。なお、上述の従来例と同一又は相当部分の詳細な説明は省略する。図1は、カラーフィルター10を示し、長手方向帯状に複数色の色が区分けされて単位カラーフィルター11を構成している。単位フィルター相互の境界11aは長手方向垂直線に対して約45度の傾きで傾斜線状をなしており、青色部(B)、緑色部(G)、白色部(W)、緑色部(G)、赤色部(R)、白色部(W)、赤色部(R)、青色部(B)、白色部(W)、青色部(B)、緑色部(G)、白色部(W)と順に連続してつながっている。また、単位カラーフィルター11の下側には、位置決めマーカ11bが多数連続して設けられている。
【0022】
次に、このカラーフィルター10を用いたカラーチェンジャー2の動作を説明する。光照射部6に対してカラーフィルター10は、長手方向、すなわち図中左右方向に移動するが、例えば、今、カラーフィルター10が左方に移動し、光照射部6に対して白色部(W)から緑色部(G)に移動する場合を考えると、光照射部6に占める単位カラーフィルター11の面積が白色部(W)から緑色部(G)に移り変わることになる。
【0023】
これは、光照射部6が緑色部(G)と重合する最初の位置、すなわち開始位置12から、光照射部6が緑色部(G)と完全に重合する位置、すなわち終了位置13までの距離Lを移動することを意味する。換言すれば、重合面積が最小である位置から、最大となる位置までの移動である。この場合、本実施形態による距離Lは、上述の図9のカラーフィルター4の構成の距離lよりも長いものとなる。したがって、位置決めマーカ11bを数多く設けることができることになる。これは、2色の混合色をきめ細かく、精度よく表現できることを意味し、例えば、白色と緑色の中間色を表現する場合、所望の光色に対する位置決めマーカ11bを選択すれば、白色と緑色の中間色を多段階に表現することができることとなる。
【0024】
図2は、光照射部6と単位カラーフィルター11との重合面積とカラーフィルター10の移動距離との関係を説明するためのグラフであり、グラフ中、Aは、本実施形態に対応する曲線であり、Bは、図9に対応する曲線である。これから分かるように、移動距離をL(本実施形態)、l(図9に示す実施形態)、重合面積をSとすると、ΔS/ΔLは、ΔS/Δlより小さい値となり、つまり、本実施形態においては、移動距離に対して重合面積が少なく、色変化量が少ないこととなる。したがって、きめ細かく、精度よく色表現できることとなる。
【0025】
次に、これを図3の色度図を参照して説明する。この色度図は、一般的に知られているXY座標空間で色を表したもので、図中、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、白色(W)、シアン色(C)、マゼンタ色(M)及びイエロー色(Y)の座標点をそれぞれ示している。本実施形態において、光照射部6に対してカラーフィルター10が白色部(W)から緑色部(G)移動する場合を想定すると、その移動過程で、色度図上、G点とW点とを結ぶ直線上の中間色を表現できることが理解できる。同様に、G点とR点、R点とB点、B点とG点、R点とW点、B点とW点を結ぶ直線上の中間色を表現することができる。
【0026】
次に、図4は、本発明の第2の実施形態のカラーフィルター10aを示す。なお、上述の実施形態と同一又は相当部分は、同一符号を付しその詳細な説明は省略する。このカラーフィルター10aは、色料の3原色であるシアン色(C)、マゼンタ色(M)及びイエロー色(Y)の単位カラーフィルター11を加えたものである。単位カラーフィルター11は、青色部(B)、シアン色(C)、白色部(W)、シアン色(C)、緑色部(G)、白色部(W)、緑色部(G)、イエロー色(Y)、白色部(W)、イエロー色(Y)、赤色部(R)、白色部(W)、赤色部(R)、マゼンタ色(M)、白色部(W)、マゼンタ色(M)、青色部(B)、白色部(W)と順に連続してつながっている。したがって、色度図から分かるように、上述の実施形態に加え、各C点、M点及びY点とG点、R点、B点及びW点を結ぶ直線上の中間色を表現することができ、一層多数の色を表現することが可能となる。
【0027】
図5は、本発明の第3の実施形態のカラーフィルター10bを示す。単位カラーフィルター11相互の境界11aを長手方向垂直線に対してぎざぎざ状に形成したものである。この形態によっても光照射部6に対する単位カラーフィルター11の重合長を長くすることが可能となる。
【0028】
なお、本発明においては、位置決めマーカは必ずしも必要ではなく、例えば、モータをプログラム制御し、所望のカラーフィルター位置を選択するようにして、光色を表現するようにしてもよい。さらに、カラーフィルターは、移動可能であることは要するが、その手段は、モータによる駆動に限定されず、簡易なカラーチェンジャーにあっては、手動による駆動であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施形態としてのカラーフィルターの一部を取出して示す展開図である。
【図2】同カラーフィルターの作用をグラフ化して示す説明図である。
【図3】同カラーフィルターの作用を説明するための色度図である。
【図4】同第2の実施形態としてのカラーフィルターの一部を取出して示す展開図である。
【図5】同第3の実施形態としてのカラーフィルターの一部を取出して示す展開図である。
【図6】照明器具にカラーチェンジャーを取付けた状態を示す側面図である。
【図7】カラーチェンジャーの前面蓋を一部切欠いて示す正面図である。
【図8】本発明の従来例のカラーフィルターの一部を取出して示す展開図である。
【図9】同第2の従来例のカラーフィルターの一部を取出して示す展開図である。
【符号の説明】
【0030】
2 :カラーチェンジャー
2a :カラーチェンジャー本体
3 :照明装置
6 :光照射部
10 :カラーフィルター
11 :単位カラーフィルター
11a:境界





 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013